JP5005519B2 - 道路用発光器 - Google Patents

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Description

本願発明は、道路に沿って多数設置して車両の運転者に注意を促す発光器に関するものである。
車両の運転者の注意を喚起して事故予防に資するために道路に沿って発光器が設置され、或いは提案されている。現実に設置されている発光器としては、車道の外側に設置される点滅式のものや車道のうち車線の境界部に埋設されている点滅式のものなどがあるが、これらは車道や車線の境界を明示する標識に過ぎないと言える。
他方、交通事故の多くがスピードの出し過ぎに起因しているが、スピードへの慣れによって実際の車速が体感速度よりも速くなっている場合が多々あり、このため安全速度を大きく超過して事故に至るケースが存在する。そこで、多数の点滅式発光器を道路沿いに並べて設置して、発光器を車両の前進方向に向かって順番に点灯・消灯することにより、安全速度よりも速過ぎる場合に運転者に速度超過であることを知覚させて自制を促すシステムが提案されている(例えば特許文献1〜3)。
すなわち、道路に沿って並べて設置した多数の発光器を車両の前進方向に沿って順番に点灯・消灯させると、運転者には発光器の光の群が車両と並走しているように感じられるが、発光器の点灯の移行速度が安全速度と同じであると、車両が安全速度よりも高速で走行していると発光器の光の群は相対的に車両から遠ざかって車両は光の群を追い越すことになり、そこで運転者は速度超過であることを知覚して減速に移行するというものであり、安全速度をオーバーしていることを視覚的に認識させることで減速の誘因にしようとするものである。
また、特許文献4には、発光色を赤と緑とに切り替えできる発光器と車速センサとを道路沿いに多数配置して、車速から車両が安全に停止できる適切な車間距離を演算し、実際の車間距離が適切な車間距離と同じか長い場合は各発光器を緑色に点灯し、実際の車間距離が適切な車間距離よりも短い場合は各発光器を赤色に点灯して運転者の注意を喚起する、というシステムが開示されている。
特開平7−26523号公報 特開2000−144654号公報 特開2004−192556号公報 特開平10−60834号公報
道路用の発光器については、前進走行する車両の運転者の視認性が高いことや、対向車線を走行する車両の運転者の障害にならないこと、或いは耐久性や耐候性等の条件が求められる。しかし、特許文献1〜4ではこれら視認性の向上や対向車への配慮には至っていないと言える。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、運転者の注意喚起機能(事故予防機能)に優れている等の現実性が高い発光器を提供することを第1の目的とする。また、本願は、多数の発光器を使用するにおいて、運転者へのガイド機能が高いシステム(制御方法)を開示している。
本願発明は、道路に沿って飛び飛びの状態で多数設置される発光器に係るもので、請求項1の発明は、前進する車両に対して略前方から略後ろ向きの光を照射するための第1発光面と、通過する車両に対して略横方向から略横向きの光を照射するための第2発光面と、前記第1及び第2の発光面から光を照射するための光源と、前記光源からの光が発光面を除いた部分から外部に漏れないように覆うカバー手段とを備えている。
そして、前記第1及び第2の両発光面とカバー手段とは上下に細長い形状であり、前記光源は有機EL又は上下方向に並べた多数の発光ダイオードランプから成っており、かつ、前記第1発光面と第2発光面とは、第1発光面は前進してくる車両の方に向いて第2発光面は通過する車両の方に向くように平面視で直交又は屈曲若しくは湾曲させることにより、通過してから遠ざかる車両に対して後ろから光が前向きに照射されることはなくて、前進してくる車両に対しては第1発光面から略後ろ向きに光が照射されて、通過する車両に対しては第2発光面から略横向きに光が照射されるように設定されている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記光源は、前記第1発光面から照射する光を発する第1光源と、前記第2発光面から照射する光を発する第2光源とから成っており、前記第1及び第2の光源はそれぞれ上下方向に並べた多数の発光ダイオードランプから成っており、各発光ダイオードランプは少なくとも赤と緑と黄色と無色とを自在に選択できるようになっている。
人が車両を運転するにおいて、運転者は顔を前方に向けつつもバックミラーを見たりサイドミラー(或いはフェンダーミラー)を見たりして車両の後方にも注意せねばならない。この場合、発光器の光がバックミラーやサイドミラーに点々と映ると、運転者の気が散って注意を前方から逸らしてしまう虞がある。これに対して本願発明の発光器は、車両の走行方向の前方に向けて後ろから光を照射することはないため、車両の後方の発光器の光がバックミラーやサイドミラーに点々と映ることは少なく、このため運転者の注意が散漫になることを防止できる。
また、例えば発光器が街路灯のように周囲に広く光を照射するものである場合は、光が拡散し過ぎることにより、発光器の列がぼんやり続く状態になって運転者の注意を喚起する機能が弱くなる虞があるが、本願発明では発光器の光が広がる範囲が限られているため、前後に隣り合った発光器の光は互いに分断された状態になって運転者の視界に入るため、メリハリが利いていて運転者からの視認性が高い。
本願発明では、車両の前方の発光器は運転者の高い視認性を実現できる一方で、車両の後方に移行した発光器は光が運転者の視界から速やかに消えることになり、その結果、運転者に対する注意喚起機能が高いと言える。
請求項のように第1及び第2の発光面を別々の光源で発光させると、第1発光面は点滅させて第2発光面は常時点灯状態にする、第1及び第2発光面を同じ状態に点灯させたり点滅させたりする、第1発光面と第2発光面とで発光する色を変える、というような様々の制御態様を採用することができるため、道路の状況に応じて臨機応変の表示態様を採ることができる利点がある。他方、請求項2の発明は発光面と光源は1つであるため構造が簡単になる利点がある。
発光器の光源は、スイッチング応答性や耐久性、消費電力、色彩変更の容易性等の様々の条件を勘案すると現状では発光ダイオードランプ(LED)を使用するのが好ましい。そして、車両は高さの異なるものが多種類あるが、本願発明のように発光器を縦長の形状にすると、車高に関係なく発光面の全体を運転者が視認できるため、スペースを有効利用することができる。
なお、本願発明の発光器を使用した発光表示システムの場合、発光器の群を順番に点灯させることによって運転者に減速させたり加速を自制させたりといった心理作用を起こさせるにおいて、各発光器について第2発光面は点灯状態を保持することによって道路の境界を表示する標識と同様に機能させつつ、第1発光面を順番に点灯・消灯させることで運転者に適切な速度を認識させることができるため、運転者に対する注意喚起機能が高くて安全運転に貢献できると期待される。
この場合、請求項のように発光色を変えることのできる光源を使用すると、例えば第2発光面は緑色(或いは黄色)として第1発光面は赤色としたり、第2発光面は無色として第1発光面は黄色にする、というように第1発光面と第2発光面との発光色を変えることで道路状況に応じた最適の表示態様を実現することができて好適である。
本願発明の発光器群を使用した表示システムにおいては、各群の発光状態を異ならせたり同じにしたりすることにより、道路状況や車両走行状況に応じたきめ細かい表示状態を実現することができる。本願発明の発光器により、使用例に示すように、様々の表示システムを実現することができる。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5では第1実施形態を示しており、図2以下では他の実施形態を示している。以下、第1実施形態から順に説明する。
(1).第1実施形態に係る発光器の構造
図1のうち(A)は本実施形態の発光器1の設置状態を示す概略平面図であり、本実施形態において、道路は中央分離帯Cを挟んだ両側の1車線の車道Rで構成されており、車道Rの外側には歩道Wが並設されている。そして、中央分離帯Cには、多数の発光器1が適当な間隔(例えば数m)で飛び飛びに並べて配置されている。符号Aは車両を示している。
図1において車道Rはカーブを有しており、左カーブの車道Rでは発光器1の群は車両Aの右側に配置されている。他方、右カーブの車道R1では、発光器1の群は車両Aの右側に配置する場合(白抜きの四角で表示している)と、車両Aの左側に配置する場合(黒抜き四角で表示している)とが有り得るが、運転者の視認性の点からは、黒抜き四角で表示しているように運転者の左側に配置するのが好ましいと言える。
図1(B)は発光器1の概略斜視図であり、この図に示すように発光器1は上下に細長い形態であり、平面視で略直交した第1発光面2と第2発光面3との2つの発光面を有している。以下、発光器1の構造を図2(A)(B)も参照して説明する。図2のうち(A)は図1(B)のA−A視断面図、(B)は(A)の部分的なB−B視断面図、(C)はガードレールへの取り付け状態を示す部分断面図である。
本実施形態の発光器1では、第1発光面2を有する第1ユニット4と第2発光面3を有する第2ユニット5とがセットになって使用されている。両ユニット4,5は基本的には同じ構造であり、2つのユニット4,5を道路の長手方向に並ぶように重なっており、上板6と下板7と背板8とで一体に保持されている。以下の発光器1の構造の説明で「前後」「左右」の文言を使用するが、この前後左右は車道Rに向いた面を前としており、車両の走行方向を基準にした前後左右とは異なっている。
本実施形態では、第1ユニット4と第2ユニット5とで1つの発光器1が構成されている。
両ユニット4,5は基本的には同じ構造であり、図2(A)に示すように、溝型の外ケース10、外ケース10の開口部を塞ぐように配置された樋状の第1内カバー11と、外ケース10と第1内カバー11とで囲われた空間内に配置された箱状の第2内カバー12と、第2内カバー12の内部に配置した回路基板13と、第2内カバー12と回路基板13とで囲われた閉空間に配置した第1シール材(スペーサ)14と、第2内カバー12と回路基板13とで囲われ樋状空間に充填された第2シール材15とを備えており、回路基板13の前面にはLEDランプ(発光ダイオードランプ)16が上下に適宜間隔で多数搭載されている。
ケース10はアルミの押し出加工品であり、従って不透明である(不透明な樹脂製製品を使用することも可能である。)。本実施形態ではケース10が請求項に記載したカバー手段に相当している。ケース10の開口部(側板10aの先端縁)には内向きリップ17を設けており、このため第1内カバー11は前向き抜け不能に保持されている。ケース10の前面と第1内カバー11の前面とは略同一面に形成されている。
ケース10における左右側板10aの基端寄り部位には第1内向きリブ18が形成されており、第1内カバー11は第1内向きリブ18の箇所まで延びている。また、第1内カバー11と第2内カバー12とはケース10の底板10bに向いて開口した箱状であり、互いに嵌まり合っている。更に、ケース10の左右内側面のうち底板10bのやや手前部位には第2内向きリブ19が形成されており、第2内カバー12は第2内向きリブ19の箇所まで延びている。第2内カバー12は概ね等厚であり、このため、第1内向きリブ18の箇所で段違いになっている。
そして、第2内カバー12の段部に後ろ側から回路基板13を重ねることで当該回路基板13を位置決めし、かつ、第2シール材15によって回路基板13を封止している。第1シール材14は平断面略H型になっていてLEDランプ16は第1シール材14に密着していないが、回路基板13と第1内カバー12とで囲われた空間を第1シール材14で完全にシールすることも可能である。
第1内カバー11、第2内カバー12、第1シール材14はそれぞれ透明な樹脂からなっている。素材としては、第1内カバー11は外気に晒されるのでポリカーボネイトのような耐候性と強度に優れた素材が好ましい。第2内カバー12や両シール材14,15は例えば透明なアクリル樹脂を使用できる。
ケース10における底板10bと第2内向きリブ19との間の部分は円弧状の縦溝20になっており、この縦溝20にねじ込んだビスによって上板6と底板7とをケース10に締結している。第2シール材15と底板10bとの間の部位は空間になっており、回路基板13に接続されたケーブルはこの空間を介して外部に引き出されている(ケーブルの引き出し穴は例えば下板7に設けている。)。また、LEDランプ16は、赤・青・緑の三色のダイオードチップをガラスで封止した構造になっており、このため任意の色を発色させることができる。
ケース10における左右側板10aの後端部には底板10bの後方に突出した背面リブ21を一体に設けている。背面リブ21は内向き鉤型の爪状に形成されており、左右ケース10における背面リブ21に、1枚の背板8に設けた前向き爪8aを係合させて(嵌め合わせて)いる。背面リブ21に対する前向き爪8aの係合は、背板8をケース上下方向から相対動させることで行っており、背板8は上板6と下板7とで上下動不能に保持されている。
図2(B)に示すように、上板6と下板7とには、ケース10の内部のうち底板10bを挟んだ両側の部分に嵌まる位置決め突起23を設けている。上板6と下板7とは不透明な樹脂で製造されているが、アルミダイキャスト品のような金属製品を採用することも可能である。背板8は樹脂成形品又はアルミ押し出し品としているが、板金製品なども使用できる。強度と対候性の点からは金属製品が好ましいとも言える。
発光器1の具体的な設置方法は道路の状況に応じて選択できる。中央分離帯Cにガードレールを設けている場合は、図2(B)に示すように、ガードレールGの内側面にスペーサSを介して支柱Pをファスナ(ボルト及びナット)Fで締結し、支柱Pと背面カバー22とをボルト(或いはビス)Bで締結する、という方法を採用できる。道路に沿って専用の支柱(ポール)を立設し、この支柱に発光器1を取り付けることも可能である。また、車道の片側が壁で構成されている場合は、ブラケット類を介して壁に固定したら良い。
発光器1は基本的には同じ構造の2つのユニット4,5を主要部材としているが、図1(B)及び第2(B)に示すように、第1ユニット4における左右側板10aのうち第2ユニット5と重なっていない方の側板10aを第1内向きリブ18よりも手前側において上下に大きく切欠いており(切欠き穴を符号24で示す)、これによって第1発光面2を形成している。第1ユニット4の前面は光が透過しないように遮蔽材25で覆っている。遮蔽材25の具体的な構造としては、不透明塗料を塗ること、不透明粘着(接着)テープを貼り付けること、不透明な樹脂や金属板からなるカバーを嵌め込むこと、などの様々の方法を採用できる。
多数の発光器1からなる表示システムは制御装置を備えており、制御装置により、自動的又は入力操作によって各発光器1におけるLEDランプ16の点灯・消灯と発光色を自在に設定することができる。点灯・消灯については、点灯時間や点滅の時間間隔、点灯・消灯のタイミングなどを任意に設定できる。発光器1の大きさや配置間隔は道路状況に応じて選択したら良い。大きさについては、上下長さは30cm程度でも良いと言える。
(2).発光器と運転者との関係
次に、発光器1の光が運転者にどのように見えるかを図3に基づいて説明する。図3のうち(A)は発光器1が配置されている道路を車両Aが走行する状態を模式的に描いた平面図、(B)は車両の走行と発光面2,3との関係を示す模式図、(C)はカーブ走行時における第1発光面2と運転者Dとの関係を示す図、(D)は直線路走行時における第1発光面2と運転者Dとの関係を示す図である。
発光器1は、第2発光面3が平面視で車道Rと直交するように配置されている。そして、発光器1は光の拡散を無視すると平面視で約90度の範囲でしか光を照射しておらず、このため照射光はいわば運転者Dに対して光を集中的に照射するかのような状態になっている(指向性が高い)。このため運転者Dの目には発光器1の光が断続してパッパッと入ることになり、このため運転者Dの注意を喚起する機能が高いと言える。
また、車両の後ろに位置した発光器1の光はバックミラーやサイドミラーMを介して運転者の目に入るが、光の拡散を無視すると車両後方の発光器1は第2発光面3の光がミラーMに映るのみで第1発光面2の光はMには映らず、しかも、第1発光面2が映る面積は車両から遠ざかるほど狭くなるため、車両の後方の発光器1の光がミラーMを介して運転者Dの目に入ることは非常に少なく、このため車両後方の発光器1の光によって運転者Dの注意車両の後方に引かれてしまう不具合を抑制できると言える。
他方、車両Aの前方の発光器1については、図3(B)から容易に理解できるように、基本的には遠くにある発光器1ほど第1発光面2の見える面積27が大きくて第2発光面3の見える面積は小さい。この場合、仮に第2発光面3しかないと、発光器1の列の第2発光面3は近くでないと見にくいため運転者Dに対する注意喚起機能が低く、また、第1発光面2しか存在しないと、近くの発光器1の光は視認しにくくなってこれまた運転者Dに対する注意喚起機能が低い。
これに対して本願発明では第1発光面2と第2発光面3とが存在するため、遠くの発光器1も近くの発光器1も運転者Dは光を視認しやすくて運転者Dに対する注意喚起機能が高いと言える。また、第1発光面2と第2発光面3とを除いた部分はケース10で覆われていて光が周囲に拡散しないため、指向性が高くて優れていると言える。特に、実施形態のように発光器1の列を中央分離帯Cに設けると、反対側の車線の発光器1は運転者Dの目に入らないため、紛らわしくなくて好適である。
スピードの出し過ぎによる事故はカーブで発生することが多いが、本願発明の発光器1は左カーブで車両の右側に設置すると特に好適である。すなわち、直線道路の場合は、(D)に発光器1が遠くになるほど第1発光面2が運転者Dの目に入る面積は小さくなるが、(A)や(C)から容易に理解できるように、左カーブで車両の右側に設置すると、運転者Dには前後に隣り合った発光器1の左右間隔Lが広がった状態に見えるため、発光器1における第1発光面2の列が左右方向に広がった状態に見えることになり、このため第1発光面2の視認性が高くなり、その結果、運転者Dの注意を強く喚起できるのである。なお、第2発光面3が存在するため、右カーブの車道Rで車両の右側に発光器1を配置しても運転者Dからの視認性は高いと言える。
(3).具体的な点灯制御例
図4では、発光器1を順番に点灯させることで運転者Dに速度超過を自制させる制御例を示している。すなわちこの、多数の発光器1の第1発光面2(又は第1発光面2と第2発光面3)を車両の前進方向に順番に点灯・消灯させるのであるが、点灯・消灯の移行速度を安全速度V0(例えば法定速度)に設定している。車両A2は安全速度V0で走行しているが、この場合は発光器1の光が同じ速度で並走している状態になるため、運転者Dは安全な速度で走行していることを把握することができる。
他方、車両A1は速度超過の状態にあり、この状態では、発光器1の群から発せられる光の動きを追い越すことになるため、発光器1の光は相対的に後退方向に移動することになり、これにより、運転者Dは後ろに引き戻されるような心理的な作用が生じ、その結果、運転者Dに減速の誘因が働くといえる。車両Cは安全速度よりも過度の低速で走行しているが、この車両の運転者Dに対しては、発光器1の光の動きは前に引き寄せるよう見えるため、運転者A3には加速の誘因が働く。低速すぎると後続車両の運転者Dのイライラを誘発して却って危険なことがあるので、加速させることも必要な場合がある。
車道Rは多数の車両が走行しているので、車道Rのどの場所でも運転者Dの視覚に訴えることが重要である。この点については、図5に模式的に示すように、多数の発光器1を並び順に適当な数ずつグループ分けし、各群(グループ)を個別に点灯・消灯の制御を行うのが現実的であると言える。言うまでもないが、隣り合った群は互いに関連性を持って制御されており、結果として、安全速度で走行している車両Aの運転者Dにとっては発光器1が同じ移動速度で点灯していく状態になる。
各群において発光器1の点灯と消灯とを順番に行うタイミングとしては3つの基本態様があると言える。第1の態様は、1つの群においては1つの発光器1しか点灯していない状態である。すなわち、第1発光器1の点灯・消灯、第2発光器1の点灯・消灯、というように点灯と消灯とがセットで移行する態様であり、この場合は各発光器1は点灯時間より消灯時間が長い。図5はこの態様を示していると言える。
第2の態様は、いったん点灯すると最終番が消灯するまで点灯し続けている態様であり、この場合は、点灯順序が若い発光器1ほど点灯時間は長くなっている。第3の態様は、例えば、1番目は3番目が消灯するまで点灯し続け、2番目は4番目が消灯するまで点灯し続けるというように、複数の発光器1が同時に点灯している状態が移行する態様である。道路の状況に応じて最適の態様を選択したら良い。
(4).点灯・消灯の態様
図6のうち(A)(B)は個々の発光器1における点灯・消灯の態様の例を示している。点灯状態は斜線で示して消灯状態は無印で示している。(A)では第2発光面3は点灯状態のままにしておいて、第1発光面2のみを点灯・消灯させている。従って、図4や図5の例では第1発光面3だけが安全速度で点灯していくことになる。
図6(B)に示す例では、第1発光面2と第2発光面3との両方を同時に点灯・消灯させている。この場合は各発光器1と単一灯の状態になっている。図示してはいないが、第2発光面3は消灯したままで第1発光面2だけを点灯・消灯する態様や、第1発光面2は消灯したままで第2発光面3だけを点灯・消灯する態様も有り得る。
また、第1発光面2と第2発光面3との発光色を異ならせることも可能である。例えば、第2発光面3は黄色で常時点灯し、第1発光面2は赤色で順番に点灯・消灯するという態様や、第1発光面2は赤色で順番に点灯して第2発光面3は黄色で順番に点灯・消灯するといった態様、或いは、第2発光面3は黄色で小刻みに点滅して第1発光面2は青色で順番に点灯・消灯させる、といった態様である。
(5).発光器の構造の別例
図6の(C)〜(G)では発光器1の構造の別例を示している。このうち(C)では第1発光面2を上下3つのパート2a,2b,2cに分けて、各パート毎に任意の発光色を選択できるようになっている。また、(D)では、第1発光面2に加えて第2発光面3も3つのパート3a,3b,3cに分けて、各パート毎に任意の発光色を選択できるようになっている。第1実施形態の場合、上下に並べた多数のLEDランプ16を3群に分けて、各群ごとに任意に点灯・消灯を制御したら良い。従って、(C)(D)では外観は第1実施形態のままである。
(E)に示す例では、第1発光面2を3つのパート2a,2b,2cに分ける手段として、外ケース10に縦長四角形の3つの窓穴28を空けている。内蔵したLEDランプ16の群を上下3つの群に分けていることは前記したとおりである。(C)〜(E)のように発光面2,3を上下複数のパートに分けると、各パートの発光色を変えたり、各パートを上から順に(又は下から順に)点灯させたりといったきめ細かい制御を実現できる。
第1実施形態は2つのユニット4,5で1つの発光器1を構成したが、図6(F)に示す例では、平面視四角形の1つのケース10に第1発光面2と第2発光面3及び2群のLEDランプ16を設けている。ケース10の発光面2,3は、隣り合った2つの壁板に大きな切欠き穴24を空けることで構成されている。ケース10の4つのコーナー部には締結用の穴29が空いている。2枚の回路基板13は直交した姿勢になっており、透明な内カバー30に装着されている。
図6(G)に示す例ではケース10は断面略L形に形成されており、内カバー30は交叉した2つの仮想面31に向いた屈曲タイプの発光面32を有している。発光面の平断面形状は湾曲していても良いし、二点鎖線の仮想面31と同じ形状でも良い。ケース10には内カバー30の外れ防止のための内向きリップ17を設けている。(E)及び(G)においても、LEDランプ16を上下複数の群に分けて個々の群ごとに発色や点灯を制御することが可能である(各実施形態は互いに組み合わせることができる。)。
(6).他の制御例(使用例)
既に述べたように本願発明の発光器1は様々に制御することが可能である。図7では制御の別例を示している。このうち(A)に示す例では、多数の発光器1を一斉に点滅させている。例えば、事故が発生した場合、事故現場の後続に配置されている多数の発光器1を赤で点滅させることで運転者Dに注意を喚起させたり、逆に、車がスムースに流れているときに青を点滅させるといったことが可能である。
(B)の例では、点滅状態を車両の前進方向と反対方向に移行させている。例えば事故が起きた場合、事故現場から遠くに向かって赤の点滅状態を移行させることにより、運転者Dに減速のインセンティブを与えて二次被害の防止に貢献し得る。(C)の例は多数の発光器1を点灯状態に維持している例である。敢えて述べるまでもないが、発光器1は標識としても機能する。
図示してはいないが、発光器1の群と信号機とを連動させることも可能である。例えば、信号機が黄色に変わるのに先立って発光器1の群を黄色で点滅して、赤になるのに先立って赤で点滅させ、青に移行してから緑を点灯し続ける、というように制御することにより、早めのブレーキが促される。緩いカーブの先に信号機がある場所に設置すると特に効果的であると言える。道路に車両の速度を検知する車速センサを多数配置して、速度超過の車両があるとその走行位置に合わせて発光器1を赤で点滅させたり、発光器1を車両の前進方向と逆方向に順番に点灯させて運転者Dに警告を発する、といったことも可能である。昼と夜、或いは霧の有無によって発光色を変えるというように、環境に応じて発色を変えることも可能である。
(7).他の実施形態(図8)
図8では更に他の使用形態を示している。このうち(A)に示すのは、2つの発光器1′,1″を上下に高さを変えて配置して、上段の発光器1′には第2発光面3を設けて下段の発光器1″に第1発光面2を設けている。なお、上下の発光器1′,1″との間には空間が空いていても良い。
(B)に示すのは(A)の変形例であり、この例では、下段の発光器1″は第1発光面2と第2発光面3とを有している。上段の発光器1′に2つの発光面2,3を設けたり、上下の発光器1′,1″の両方に2つの発光面2,3を設けることも可能である。
(C)に示す例では、2つの発光器1′,1″を車両の走行方向に並ぶように重ねている。そして、車両の前進方向に向かって前方に位置した発光器1′には第2発光面3のみを設けて、車両の前進方向に向かって手前に位置した発光器1″には第1発光面2と第2発光面3とを設けている。手前の発光器1″に第1発光面2のみを設けることも可能である。
(D)に示す例では、第2発光面3を有する発光器ユニット1′と第1発光面2を有する発光器ユニット1″とが平面視でL形に配置されている。すなわち、同一構造の2つの発光器ユニット1′,1″が姿勢を変えて配置されることで1つの発光器が構成されている。また、(E)の例では2つの発光器ユニット1′,1″で発光器を構成した場合において、第1発光面2を有する発光器1″は道路Rに対して平面視で傾斜した姿勢になっている。
(F)に示すのは参考例であり、この例では、第1発光面2を有する発光器1″と第2発光面3を有する発光器1′とが適当な間隔を空けて車道Rに沿って交互に配置されている。すなわち、第1発光面2を有する発光器1″と第2発光面3を有する発光器1′とは異なる群を構成しており、両群は点灯・消灯が個別に制御される。
(G)に示すのは制御方法の別例であり、この例では、車道Rのうち例えばカーブの手前の適当な範囲を第1エリアE1に、カーブを含んでその前後の適当な範囲を第2エリアE2として、両エリアE1,E2に多数の発光器1を適当な間隔で多数配置している。更に、第1エリアE1の入り口部に第1車速センサS1を設けて第1エリアE1の出口部に第2車速センサS2を設けている。
この例における発光器1の群の制御例は次のとおりである。すなわち、第1エリアE1に配置された発光器1は第1及び第2発光面2,3とも常に黄色を点滅することで注意を喚起し、第1車速センサS1と第2車速センサS2による検出結果に基づいて、1)車両Aが第1エリアE1に安全速度で進入して安全速度で出て行く場合、又は、車両Aが第1エリアE1に危険速度で進入したが安全速度で出て行く場合は、第2エリアE2の各発光器1は黄色又は青(緑)を点滅させるか、又は黄色(又は青)を点灯したままとするか、若しくは、消灯させたままにしておくか、更には、黄色または青を安全速度と同じ移行速度で順番に点灯・消灯させる、2)車両Aが第1エリアE1に危険速度で進入して危険速度で出て行く場合、又は、車両Aが第1エリアE1に安全速度で進入したが危険速度で出て行く場合は、第2エリアE2における各発光器1は赤で点滅させるか、又は、車両の前進方向と逆方向に順番に点灯・消灯させる、というように制御する。
第1エリアE1に多数の車速センサを設置するか、又は、車道Bの上方に配置したカメラで車両(或いは車両群)を動画として撮影して画像の移動距離を時間で除する処理を行うことで第2エリアE2への車両Aの進入速度を演算し、その演算値に基づいて第2エリアE2における発光器1の点灯・消灯を制御することも可能である(速度違反取締用撮影装置に連動させることも可能である。)。この(F)は、例えば事故が多発するような危険な第2エリアE2がある場合、その手前の第1エリアE1を車速の検知及び減速慫慂エリアとするものであるが、この場合は、発光器1はランプが単に点灯するだけのものも使用できる。
(8).その他
本願発明は、発光器の構造と制御方法との両方において上記の実施形態の他に様々に具体化できる。例えばケースは平断面で角形である必要はなく、例えば円形や楕円形とすることも可能である。光源としてはLEDランプが好適であるが、有機ELなども採用可能である。なお、本願発明の発光器は車両の進行方向に向かって左側の路側帯に配置することも可能である。
(A)は本実施形態の発光器の設置状態を示す概略平面図、(B)は発光器の概略斜視図である。 (A)は図1(B)の IIA-IIA視断面図、(B)は(A)のB−B視部分断面図、(C)はガードレールへの取り付け状態を示す図である。 運転者と発光面との関係を示す図である。 制御の一例を示す模式図である。 制御の一例を示す模式図である。 点滅の制御と構造との別例を示す図である。 制御の別例を示す図である。 他の実施形態及び参考例を示す図である。
R 車道
C 中央分離帯
1 発光器
1′,1″ 発光器を構成する発光器ユニット
2 第1発光面
3 第2発光面
4,5 ユニット
10 保護手段の一例としての外ケース
13 回路基板
16 光源としてのLEDランプ
11,12 内カバー
14,15 シール材

Claims (2)

  1. 道路に沿って飛び飛びの状態で多数設置される発光器であって、
    前進する車両に対して略前方から略後ろ向きの光を照射するための第1発光面と、通過する車両に対して略横方向から略横向きの光を照射するための第2発光面と、前記第1及び第2の発光面から光を照射するための光源と、前記光源からの光が発光面を除いた部分から外部に漏れないように覆うカバー手段とを備えており、
    前記第1及び第2の両発光面とカバー手段とは上下に細長い形状であり、前記光源は有機EL又は上下方向に並べた多数の発光ダイオードランプから成っており、
    かつ、前記第1発光面と第2発光面とは、第1発光面は前進してくる車両の方に向いて第2発光面は通過する車両の方に向くように平面視で直交又は屈曲若しくは湾曲させることにより、通過してから遠ざかる車両に対して後ろから光が前向きに照射されることはなくて、前進してくる車両に対しては第1発光面から略後ろ向きに光が照射されて、通過する車両に対しては第2発光面から略横向きに光が照射されるように設定されている、
    道路用発光器。
  2. 前記光源は、前記第1発光面から照射する光を発する第1光源と、前記第2発光面から照射する光を発する第2光源とから成っており、前記第1及び第2の光源はそれぞれ上下方向に並べた多数の発光ダイオードランプから成っており、各発光ダイオードランプは少なくとも赤と緑と黄色と無色とを自在に選択できるようになっている、
    請求項1に記載した道路用発光器。
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