JP2975129B2 - アルカリ蓄電池用電極 - Google Patents
アルカリ蓄電池用電極Info
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Description
電池用電極に関する。
極についてもほぼ同様なので、以下正極について説明す
る)は、従来焼結式正極が用いられている。この焼結式
正極は、穿孔鋼板あるいはニッケル・ネット等の芯金に
ニッケル粉末を焼結し、その10数μmの孔にニッケル塩
水溶液を含浸し、ついでこれをアルカリ処理することに
よって前記含浸ニッケル塩を水酸化ニッケルに変化させ
て得ていた。しかし、この焼結式正極は製造の際にニッ
ケル塩の含浸やアルカリ処理といった複雑な操作が必要
であり、かつ所定量の活物質を含浸するためには上記操
作を通常4〜10回程度繰り返し行わなければならないの
で、製造コストが高くなってしまうという問題があっ
た。さらに、ニッケル粉末焼結体の機械的強度を維持で
きる多孔度が80%程度で限界となるため、活物質の充填
量そのものにも限界があるという問題もあった。
ッケル粉末に導電粉末、結着剤および水を混合してペー
スト状となし、平均多孔度95%以上で平均孔径が数10〜
数 100μmの3次元スポンジ状金属多孔体や金属繊維マ
ット等に直接これを充填して正極を製造する方法が提案
されている。この方法は焼結式に対して非焼結式あるい
はペースト式と呼ばれている。
び平均孔径が大きいので、活物質充填工程が容易であ
り、充填量を多くできるという点では非常に優れてい
る。しかし、金属多孔体の細孔が焼結式の場合より大き
いために、活物質と集電体バルクまでの距離が集電性を
悪くしており、活物質の利用率が、焼結式の95%に対し
て60%程度というように低く、実用化にまで至らなかっ
た。
上させる手段として、一般的には金属コバルト、コバル
ト酸化物、コバルト水酸化物の3種類のコバルト化合物
のうちの2種以上の組合せで活物質ペースト中に添加す
る方法がある。しかし、このコバルト化合物の添加によ
っても、活物質利用率は85%程度であり、しかも10%程
度のバラツキがあるので焼結式の活物質利用率のレベル
には達していない。
対処してなされたもので、アルカリ蓄電池のペースト式
電極において、活物質利用率を焼結式電極と同程度また
はそれ以上に向上させ、しかも安定性に優れたものとす
ることを目的とするものである。
金属多孔体に、正極活物質を主体としこれに酸化コバル
ト粉末を添加したペーストを充填してなるアルカリ蓄電
池用電極において、前記酸化コバルトが、化学式CoO
またはCo2 O3 で示されるものの少なくとも1種類以
上からなり、粒径が 0.5〜20μmの化学式Co(OH)
2 で示される水酸化コバルトを 300〜 600℃で5〜48時
間焼成して生成したものであることを特徴とするアルカ
リ蓄電池用電極に関する。
物を添加すれば活物質の利用率をアップできることがわ
かっているにもかかわらず、まだ85%レベルで焼結式の
それに至らない理由の一つは、コバルト化合物そのもの
が不安定で貯蔵中に酸化反応が進行して微妙に違うコバ
ルト化合物になってしまうためである。一般に、コバル
ト化合物の添加によって活物質利用率を向上させるメカ
ニズムは、アルカリ電解液中でコバルト化合物が溶解
し、2価のいわゆるbluecomplex ion(HCo
O2 - )を生成し、その後活物質表面にまとわりつくよ
うに水酸化コバルト(Co(OH)2 )として吸着し、
より貴な電位において導電性の高いオキシ水酸化コバル
ト(CoOOH)に変化し、活物質表面をコーティング
するからとされている。これに基づけば、先ずアルカリ
溶液中で速やかに溶解するようなコバルト化合物である
ことが絶対条件であるし、さらにそれ以前の活物質を主
体とするペースト調整時に、このコバルト化合物粒子が
活物質粒子によく混じるものでなければならない。
電極の活物質利用率を従来(85%程度)を超えてより向
上させ安定とするためには、コバルト化合物が主とし
て、(1) アルカリ溶液に速やかに溶解すること、(2) ペ
ースト調製時に活物質とよく混ざること、(3) 保存安定
性に優れていること、の3点を満たしていることが重要
である。
スト中に、添加する酸化コバルトを、CoOまたはCo
2 O3 で示されるものの少なくとも1種類以上と決め、
その合成は粒径が 0.5〜20μmの酸化コバルトCo(O
H)2 を 300〜 600℃、5〜48時間焼成で得たものとす
ることによって、アルカリ蓄電池ニッケル極の利用率を
焼結式のそれと同程度或いはそれ以上に向上させ、しか
もバラツキの少ないものとすることができる。
ち、粒径を規定した水酸化コバルトCo(OH)2 から
合成した酸化コバルトCoOまたはCo2 O3 の少なく
とも1種類以上と限定したのは、合成法が単純な脱水反
応であるため酸化コバルト(CoOまたはCo2 O3 )
の粒径、表面積等の物性が推測しやすいということと、
利用率向上のための添加剤としてはm−コバルトおよび
水酸化コバルトよりも酸化コバルトの方が効果的である
ということにある。また、とりわけCoOまたはCo2
O3 は、上記 (3)の(空気中での)保存安定性に優れて
いるという点で、電池製造上量産ベースにのりやすい。
子のバランスが良く、空気中における化学ポテンシャル
が低く、結晶学的には比較的安定な斜方晶系をとってい
る。したがって、例えば、空気中に放置しても酸化反応
はあまり進行しない。しかしながら、これをアルカリ溶
液に浸したときは、Co2+およびO2-の水和の化学ポテ
ンシャルの方が、CoOの格子の化学ポテンシャルより
もはるかに低いので、HCo2 - としての溶解反応が起
こる。Co2 O3 は、結晶学的には六方晶系をとってお
りCoOよりもさらに空気中では安定なので保存による
変質はほとんどない。また、アルカリ溶液ではCoOよ
りもやや溶解しにくいものの電池特性に与える影響はそ
れほど大きくない。
酸化コバルト(α、β−Co(OH)2 が一般には良い
とされている)を直接活物質を主体とするペースト中に
添加することを想定すると、水酸化コバルトの量産時に
おける保存安定性を問われたとき疑問が生じる。すなわ
ち、水酸化コバルトを空気中に保存すれば必ずその一部
は保存中に酸化コバルトに変化してしまう。しかもその
酸化コバルトは前述のCoOやCo2 O3 とは限らず保
存条件が悪ければ極めて安定で無用なCo3 O4 ができ
てしまうことも考えられる。さらに、その酸化度は、バ
ッチ・スケールで見るとCo(OH)2 からCo3 O4
まで極めて広いレンジを持つことになり、これが活物質
そのものの利用率に広いレンジをもたらすので好ましく
ない。水酸化コバルトを安定貯蔵するには、pHコント
ロールされたアルカリ溶液中に保存するという方法も考
えられるが、この場合は、アルカリ溶液の取扱いが比較
的困難であるため設備の面でコストが高くつくことにな
りやはり好ましくない。一方、活物質を主体とするペー
スト中にm−Coを添加する場合を想定しても、同様
に、不活性ガス雰囲気に保存しない限りは、酸化反応が
進行し、その酸化度の微妙な差が活物質の利用率に差を
与えるので好ましくない。
の酸化コバルトへの焼成条件の規定に関しては実施例の
ところで具体的に述べる。
コバルトCo(OH)2 は粒径5〜15μmのものに限定
し、酸化コバルトCoOに至るまでの焼成温度および焼
成時間について最適範囲を検討した。
溶液に溶解させた後、水酸化ナトリウム水溶液を徐々に
加えて中和させ、α−水酸化コバルト(α−Co(O
H)2 )の結晶を得る。さらにこれを熟成させて空気中
でも比較的安定なβ−水酸化コバルト(β−Co(O
H)2 )に変換させる。水酸化コバルトの結晶の大きさ
は、水酸化ナトリウム水溶液で中和するときに結晶核を
あまり作らないようにして、結晶成長にその成分が使わ
れるようにpHをコントロールすることにより、大きく
することができる。逆に小さな結晶を作るには水酸化コ
バルトの結晶核が沢山できるようにpHコントロールす
ればよい。
β−水酸化コバルトを、 200〜 700℃の範囲の任意の焼
成温度、3〜55時間の範囲の任意の焼成時間で、不活性
ガス雰囲気のもとで焼成させ、種々の酸化コバルト(C
oO)を得た。この場合不活性ガス雰囲気で焼成を行う
のは、酸化反応を必要以上に促進させないためである
(場合によってはさらに酸化反応の促進を抑制するため
に還元性雰囲気で焼成することも考えられる)。なお、
酸化コバルトがCoOであることの確認は、公知のX線
粉末回折法によって行った。
O)を公知の水酸化ニッケル(Ni(OH)2 )の粉末
100重量%に対して10%重量加え、カルボキシメチルセ
ルロース等の増粘剤および水と共に混練してペースト状
とし、これを多孔度95%、平均孔径 200μmのニッケル
メッキ金属多孔体に充填し、乾燥および成形することに
よってニッケル正極とした。
ト式カドミウム極、ナイロン不織布セパレータ、水酸化
カリウムを主体とする電解液、金属電池容器、金属蓋の
各パーツを組み合わせてニッケル・カドミウム電池を作
製した。なお、電池作製から初充電までのエージング条
件は、25℃、19時間とした。
で充電し、1c放電することを10サイクル繰り返して、
放電容量が十分に安定した10サイクル目の利用率を調べ
た。結果を図1に示す。
300〜 600℃、5〜48時間の範囲で、利用率が95%を超
えていることが分かる。これは、すでに述べた焼結式の
ニッケル極利用率95%に対して同程度あるいはそれ以上
とみなすことができる。このことは、この範囲での水酸
化コバルト(Co(OH)2 )の焼成条件が適切であ
り、得られた酸化コバルト(CoO)のエージング中に
おけるアルカリ電解液への溶解が十分であることを示し
ている。
軸に対するニッケル極利用率の直線の傾きをみると、い
ずれの場合も利用率85%が最大値であり、 200℃の場合
が正の傾きをもっているのに対し、 700℃の場合は負の
傾きをもっていることがわかる。すなわち、焼成温度20
0℃の方は温度が低すぎて55時間を経てもまだ焼き足り
ないことを意味し、焼成温度 700℃の方は3時間でも焼
き過ぎであることを意味している。
極利用率に及ぼす影響は、この実験でいえば、電池組立
から初充電までのエージング時間にHCoO2 - として
溶けるCoOの絶対量に依存する。すなわち、焼成条件
の違いによって、CoOの溶解速度に差を生じているの
である。例えば、 CoO+OH- →HCoO2 - (1) における反応速度定数をkとすれば、kは次のように表
わせる。 k=Aexp(−ΔE/RT) (2) A=k′S ただし、ΔEは (1)式における活性化エネルギー、Rは
気体定数、Tは絶対温度、Aは頻度因子、k′は比例定
数、SはCoOの表面積である。 (1)式におけるS以外
の変数はほとんど一定とみなしてよいはずである。
積Sが変わってくるため、反応速度定数kが変わって、
(2)式における反応速度に差を生じさせるのである。図
1における焼成温度 700℃の場合は、焼成温度が高すぎ
て、水酸化コバルトから酸化コバルトへの脱水による比
表面積が増大する反応が完結しないうちに直ぐ水酸化コ
バルト表面近傍における焼結反応が起こって、脱水、焼
結反応がほぼ同時にしかも速く起こるために、体積収縮
を起こして、時間軸はその比表面積を加速度的に減少さ
せてしまうものと思われる。また、焼結温度 200℃の場
合は、水酸化コバルトから酸化コバルトへの脱水による
比表面積が増大する反応のほうが圧倒的に優位で、水酸
化コバルト表面近傍における焼結反応にはまだ達しない
ために、体積収縮反応はほとんど起こらず、時間軸は比
表面積を増大させる方向に働いている。しかし 200℃で
ニッケル極の利用率を95%程度まで高めるには、図1の
直線の傾きからみて4日程度の時間を必要としそうなの
で、量産時のことを考慮すると、これは時間がかかり過
ぎる。
間の焼成条件で水酸化コバルトから合成された酸化コバ
ルトは、図1の直線の傾きが 200℃の場合と同様な傾き
をもつので、焼成時における反応は、脱水による比表面
積増大反応のほうが優位で、その表面近傍における焼結
反応には至らないために(あるいは後者の反応が非常に
緩やかに起こっているために)、体積収縮はほとんど起
こらず、時間軸は比表面積が増大する方向に働く領域と
いえる。逆にこの領域内でCoOを合成すれば、ニッケ
ル極利用率に影響を与えるCoO粒子の、 (1)比表面積
(電解液への溶解速度に関与)、 (2)粒径(活物質粒子
との分散性に関与)を制御しやすいというメリットがあ
る。
焼成条件は 300〜 600℃、5〜48時間が適当である。
℃、15時間と限定した上で、出発材料である水酸化コバ
ルトの粒径のニッケル極利用率に与える影響について検
討した。
0.2〜25μmの範囲の種々の値とし、焼成条件を 500℃、
15時間とした以外は、上記実験1と同様な条件で電池を
組み立て、同様な充放電条件で効果を調べた。得られた
結果を図2に示す。
成されるCoOは、実験1の結果から、Co(OH)粒
径とあまり変わらず、その比表面積がその粒径において
ほぼ最大となる。このことを前提とし、ここでは、 (1)
CoO粒子の粒径の違いによる活物質への分散性、 (2)
CoO粒子の粒径が違うことによる比表面積差、の2点
について、ニッケル極利用率への関係を検討する。
20μmのときは、ニッケル極利用率が95%以上になって
おり、 0.5μmに満たないとき( 0.2μm)は、その利用
率が85%程度になっている。また、20μmを超えると(2
5μm)同様に利用率が87%程度まで下がっている。粒径
0.5〜20μmの水酸化コバルトから合成された酸化コバ
ルトの粒子は、ペースト調製時の水酸化ニッケル粒子と
の分散性が適正で、水酸化ニッケル粒子の表面での初充
電時における酸化コバルトの溶解による導電性被膜Co
OOHの形成が速やかでかつスムーズに起こっているも
のと思われる。一方、粒径が20μmを超える(25μm)場
合は、合成された酸化コバルト粒子の粒径も比較的大き
いために、ペースト調製時における水酸化ニッケル粒子
との分散性が悪く、電池組立後のエージングから初充電
までの間に水酸化ニッケル粒子表面にCoOOHの導電
性の被膜が十分に形成されず、そのため集電効率が上が
らずに利用率が87%程度に留まったものと思われる。ま
た、CoOOHの導電性の被膜が均一でないために、充
電時に水酸化ニッケルの一部に電流が集中してしまい、
放電しにくいとされているγ−オキシ水酸化ニッケル
(γ−NiOOH)を形成してしまったので、利用率が
低くなっているとも考えられる。さらに、粒径0.5μmに
満たない水酸化コバルトから合成された酸化コバルトを
用いた場合に利用率が85%程度に落ちたのは、粒径減少
に伴う比表面積の減少によるものである。つまり、実験
1の (2)式の酸化コバルトの表面積Sの減少に伴う溶解
速度kの減少によるものである。
バルトの粒径は、 0.5〜20μmの範囲が適当といえる。
バルトから合成された酸化コバルトがCoOの場合を説
明したが、CoOの代わりにCo2 O3 またはこれとC
oOとの混合物であっても同様な結果が得られることが
確認された。
コバルトの粒径を 0.5〜20μmとし、焼成条件を 300〜
600℃、5〜48時間の範囲として得られた酸化コバルト
を、水酸化ニッケル 100重量%に対して10重量%添加し
て実験したときもニッケル極利用率は95%以上となっ
た。
の添加を水酸化ニッケルに 100重量%に対して10重量%
としたが、この重量比に限定されるものではない。ま
た、活物質は水酸化ニッケルについて説明したが、これ
に限定されるものではなく、例えば、負極活物質のCd
(OH)2 、金属Cd、CdO等があげられる。さらに
活物質ペーストを充填する耐アルカリ性金属多孔体もニ
ッケル・メッキ金属多孔体に限定されるものではない。
ペースト式のアルカリ蓄電池用電極の利用率を焼結式の
それと同程度またはそれ以上に向上させることができ
る。
の粒径を一定にした場合の焼成温度および焼成時間とニ
ッケル極利用率の関係を示す図。
粒径とニッケル極利用率の関係を示す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 耐アルカリ性金属多孔体に、正極活物質
を主体としこれに酸化コバルト粉末を添加したペースト
を充填してなるアルカリ蓄電池用電極において、前記酸
化コバルトが、化学式CoOまたはCo2 O3 で示され
るものの少なくとも1種類以上からなり、粒径が 0.5〜
20μmの化学式Co(OH)2 で示される水酸化コバル
トを 300〜 600℃で5〜48時間焼成して生成したもので
あることを特徴とするアルカリ蓄電池用電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3006953A JP2975129B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | アルカリ蓄電池用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3006953A JP2975129B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | アルカリ蓄電池用電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04248262A JPH04248262A (ja) | 1992-09-03 |
JP2975129B2 true JP2975129B2 (ja) | 1999-11-10 |
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ID=11652593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3006953A Expired - Fee Related JP2975129B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | アルカリ蓄電池用電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2975129B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3232990B2 (ja) * | 1994-12-19 | 2001-11-26 | 松下電器産業株式会社 | アルカリ蓄電池およびその製造方法 |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP3006953A patent/JP2975129B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04248262A (ja) | 1992-09-03 |
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