JP2974571B2 - 片持梁の接合構造及びバルコニーの接合構造 - Google Patents

片持梁の接合構造及びバルコニーの接合構造

Info

Publication number
JP2974571B2
JP2974571B2 JP6077175A JP7717594A JP2974571B2 JP 2974571 B2 JP2974571 B2 JP 2974571B2 JP 6077175 A JP6077175 A JP 6077175A JP 7717594 A JP7717594 A JP 7717594A JP 2974571 B2 JP2974571 B2 JP 2974571B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balcony
cantilever
joined
web
joining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6077175A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07279238A (ja
Inventor
知香 伊理
克則 大西
直人 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP6077175A priority Critical patent/JP2974571B2/ja
Publication of JPH07279238A publication Critical patent/JPH07279238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2974571B2 publication Critical patent/JP2974571B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄骨系の建物に用い
て好適な片持梁の接合構造及びバルコニーの接合構造に
係り、詳しくは、片持梁を被接合体に接合する構造、及
びこれを用いてバルコニーを建物本体の大梁に接合する
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニット建物は、一棟の建物を予めいく
つかのユニットに分けて工場生産し、これらを建築現場
において施工・組立する方式の建物であり、図7に示す
ように、まず、建物の部屋部分を構成する建物ユニット
(部屋ユニットともいう)Ma,Mb,…を基礎の上に
水平方向及び垂直方向に据え付けて相互に連結し、次
に、上階の建物ユニットMbの隣にバルコニーBcを取
り付けるという施工手順で組み立てられる(例えば、特
開昭4−43635号公報参照)。
【0003】ところで、例えば、鉄骨系のユニット建物
等において、図8に示すように、複数本の平行に配した
片持梁21を有するバルコニー等の枠体2を、建物本体
の天井大梁1のウェブ(被接合体)11に片持式に接合
するに当たり、片持梁21の端面に取り付けた端面板2
2を、天井大梁1のウェブ11に対向させ、この状態で
ウェブ11の固定孔12と、端面板22の固定孔23に
高張力ボルト24を通して、該高張力ボルト24を締結
することにより、高張力ボルト24の引っ張り力で、片
持梁21を天井大梁1に接合する場合がある。この接合
構造は、特に高張力ボルト24を用いることにより、荷
重の大きなバルコニーに対しても対応可能となり、この
場合、高張力ボルト24の張力が、端面板22とウェブ
11の接触面に有効に伝達されることにより、所定の接
合力が得られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、被接合体で
ある天井大梁1のウェブ11が、何らかの原因で図9に
示すように湾曲していた場合、高張力ボルト24とナッ
ト25で端面板22とウェブ11とを緊結しても、端面
板22の接合面がウェブ11に対して片当たりとなっ
て、接触面積が必要なだけ確保されないことがある。同
図において、Eで示す側はウェブ11に接触しているも
のの、反対側の端部には隙間Sが生じている。このよう
に端面板22が片当たりになると、高張力ボルト24の
張力が接合面に有効に伝達されなくなるので、設計上の
接合強度を発揮できなくなる可能性がある。特に、この
接合構造の場合は、高張力ボルト24の張力が接合面に
有効に伝わらないと、接合力が大幅にダウンしてしまう
ので、これは避けなければならない。この発明は、上述
の事情に鑑みてなされたもので、接合面が片当たりしな
いようにして、所期の接合強度を確実に確保することの
できる片持梁の接合構造及びこれを用いたバルコニーの
接合構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、被接合体の接合面に対し、
片持梁の端面に設けた端面板を対向させ、該端面板と被
接合体を、これらに略垂直に通したボルトで連結するこ
とにより、片持梁を被接合体に接合する構造において、
上記端面板及び被接合体の対向面の一方に円筒凹面を有
した受け座を設けると共に、他方に接合時に上記円筒凹
面に摺接する円筒凸面を有した接合突起を設けたことを
特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、上記円筒凹
面及び円筒凸面の軸線方向を上下に向け、かつ上記受け
座及び接合突起を、上記端面板の上下に各一対設けたこ
とを特徴としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、複数本の片
持梁を略平行に配置してなるバルコニーを、建物本体の
大梁のウェブに略垂直に接合するバルコニーの接合構造
において、上記被接合体としての大梁のウェブに対し、
上記バルコニーの各片持梁を、請求項1又は2記載の片
持梁の接合構造を用いて接合したことを特徴としてい
る。ここで、バルコニーとは、外廊下等を含む広義の概
念である。
【0008】さらにまた、請求項4記載の発明は、上記
大梁の上記バルコニーと反対側に、上記バルコニーの各
片持梁と同一直線上に位置するように補助梁を配置し、
該補助梁の一端部に設けた端面板と、上記バルコニーの
片持梁の端面板とを、上記大梁のウェブを間に挟んで対
向させて、これら端面板同士を上記ウェブに形成した通
孔を通して上記ボルトで締結することにより、上記バル
コニーの片持梁を上記大梁に接合したことを特徴として
いる。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、片持梁の端面に設け
た端面板が被接合体の接合面に対して傾いた状態にある
場合、つまり片持梁の長手方向に対して被接合体の接合
面が垂直な面とならない場合でも、受け座の円筒凹面と
接合突起の円筒凸面が相対的に摺動しながら均一に面接
触する。そして、端面板と被接合体を非接触の状態に保
つ。したがって、被接合体側の接合面の誤差やばらつき
が確実に吸収され、端面板と被接合体を連結するボルト
の張力が、確実に接合突起と受け座の接触面に伝わる。
【0010】請求項2記載の発明では、円筒凹面と円筒
凸面の軸線を上下に向けたので、被接合体の接合面が片
持梁に対して水平方向に曲がっていたり傾斜していたり
しても、ボルトを締め込んだ際に、接合突起の円筒凸面
と受け座の円筒凹面が被接合体に追従して摺動し、円筒
凹面と円筒凸面が、片当たりせずに、均一に密着する。
したがって、端面板と被接合体を連結するボルトの張力
が、確実に接合突起と受け座の接触面に伝わる。
【0011】請求項3記載の発明では、バルコニーの片
持梁を、請求項2記載の片持梁の接合構造を用いて建物
本体の梁に対して接合したので、建物本体の梁が若干水
平方向に傾斜あるいは湾曲していても、バルコニーの片
持梁と建物本体の梁の接合力が高くなる。請求項4記載
の発明では、大梁のウェブの通孔を通して片持梁と補助
梁を連結したので、あたかも1本の梁が建物本体の大梁
の通孔を貫通しているようになり、大梁に作用するバル
コニー側の荷重による剪断曲げモーメントが減少する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 ◇第1実施例 図1はこの発明の第1実施例の接合構造の分解斜視図、
図2は同接合構造の平面図である。この片持梁31は、
例えばC形鋼からなり、その端面には端面板32が溶接
により接合されている。端面板32には、ボルトの固定
孔33が縦に並んで2つ形成されている。上側の固定孔
33には、施工上の制約等の理由により、予め高張力ボ
ルト34(図2のみ図示)が通されている。この高張力
ボルト34は、必要に応じて、抜け止め及び回り止めの
ため溶接固定されている。下側の固定孔33は、外から
補助ボルトをネジ込めるようネジ孔になっている。
【0013】被接合体としてのC形鋼からなる天井大梁
41のウェブ42には、上記端面板32と結合するため
のボルトの固定孔43が縦に並んで2つ形成されてい
る。また天井大梁41のウェブ42と、片持梁31の端
面板32の対向面には、それぞれ円筒凹面51aを有す
る受け座51と、円筒凸面52aを有する接合突起52
が各一対ずつ設けられている。受け座51及び接合突起
52は上下に離間して配置され、これらの間に上記固定
孔33、43が位置している。受け座51と接合突起5
2の円筒凹面51a及び円筒凸面52aは軸線を上下に
向けたもので、上下の円筒凹面51a及び円筒凸面52
aは同軸に形成されている。円筒凹面51aと円筒凸面
52aは、接合時に互いに摺動自在に密着するもので、
ほとんど同曲率の円筒面で構成されている。
【0014】そして、図2に示すように、端面板32を
被接合体である天井大梁41のウェブ42に対向させた
姿勢で、高張力ボルト34によって端面板32とウェブ
42とを緊結することにより、片持梁31がウェブ42
に接合されている。この場合、天井大梁41が、片持梁
31に対して水平面内で傾斜していたり、湾曲していた
りした場合でも、受け座51の円筒凹面51aと接合突
起52の円筒凸面52aが相対的に摺動しながら均一に
面接触し、端面板32とウェブ42を非接触の状態に保
つ。したがって、ウェブ42に誤差やばらつきがあって
も、それが確実に吸収され、端面板32とウェブを連結
する高張力ボルト34の張力が、確実に接合突起52と
受け座51の接触面(円筒凸面52a、円筒凹面51
a)に伝わる。この結果、強固な面接触状態が得られ
て、高い片持梁31の支持強度が得られる。特に、この
構造の場合、単にウェブ42と端面板32に、受け座5
1と接合突起52を設けただけの単純な構成であるか
ら、コスト面で有利な上、強度的な欠陥が発生しにく
く、信頼性が高まる。
【0015】◇第2実施例 次に、この発明の第2実施例としてバルコニーの接合構
造について説明する。この第2実施例は、上述の第1実
施例を適用してバルコニーを建物本体の天井大梁に接合
したものである。ただし、ここでは天井大梁がI形鋼か
ら構成されている。図3は工場でユニットとして生産さ
れたバルコニーユニット70の斜視図、図4は該バルコ
ニーユニット70を建物本体M側の天井大梁61に接合
した状態を示す斜視図、図5は図4のA−A矢視断面の
分解図、図6は図4のA−A矢視断面の要部拡大図であ
る。
【0016】このバルコニーユニット70には、建物本
体Mの天井大梁61に略直交するバルコニー床梁(片持
梁)71が平行に複数本設けられている。また、バルコ
ニースラブ72、手摺73、胴縁、小梁、軒天井(いず
れも図示略)等が取り付けられ、ユニット化されてい
る。バルコニー床梁71の建物本体M側の端部は、外部
に突出しており、その端部には、図1に示すように、端
面板32と接合突起52が設けられている。また、I形
鋼からなる天井大梁61のウェブ62には、上記接合突
起52と対応するように、図1に示す受け座51が設け
られている。また、バルコニー床梁71と同一直線上に
位置するように、建物本体M側の天井大梁61と、この
さらに奥側の天井大梁63との間には、補助梁66が配
置されている。そしてこの補助梁66の一端面と、バル
コニー床梁71の建物本体M側の端面とが、図9に示す
ように、天井大梁61を間に挟んで対向させられ、これ
ら端面に設けた端面板67、32同士が、I形鋼からな
る天井大梁61のウェブ62に形成した通孔68を通し
て、高張力ボルト34により相互に連結されている。下
側のボルト34aは補助ボルトである。
【0017】このように端面板67、32同士を高張力
ボルト34で連結した場合、バルコニー床梁71の端面
板32に設けた接合突起52の円筒凸面52aが、天井
大梁61のウェブ62に設けた受け座51の円筒凹面5
1aに摺動しながら密着し、端面板32自体はウェブ6
2に密着しない。したがって、天井大梁61のウェブ6
2が若干水平方向に傾斜あるいは湾曲していても、バル
コニー床梁71と天井大梁61の接合力が高くなる。ま
た、この接合構造では、バルコニー床梁71の端部を補
助梁66の端部に、天井大梁61の通孔68を通して連
結しているので、バルコニー床梁71と補助梁66と
が、あたかも天井大梁61のウェブ62を貫通した1本
の梁のようになる。したがって、バルコニーユニット7
0を取り付けたことで天井大梁61に働く剪断曲げモー
メントが小さくなり、天井大梁61に大きな捩じりが発
生する虞がなくなる。また、1本の梁のようになること
で、補助梁66の他端部側には、天井大梁61を支点と
した上向きの力が作用することになる。そこで、図5に
示すように、バルコニー床梁71と連結した補助梁66
の他端部には、上階の床スラブ69の荷重が下向きにか
かるようにしてある。具体的には、補助梁66の他端部
上面に受金物66aを突設し、そこを床スラブ69で下
向きに押さえるようにして、床スラブ69を支持してい
る。
【0018】このような構成にすることにより、補助梁
66の他端部側に働く上向きの力を、床スラブ69の下
向き荷重(自重)で打ち消すことができ、補助梁66の
他端部側の支持を奥側の天井大梁63等に頼る必要がな
く、特に補助梁66の他端部を支える部材を設置しなく
ても、補助梁66を介してバルコニーユニット70を安
定的に支持することができる。ただし、この場合は、天
井大梁61に下向き荷重(バルコニーユニット70の重
量と床スラブ69の重量)が多くかかってくる。しか
し、外壁に近い位置にある天井大梁61にかかる下向き
荷重は、小柱等を設けることで容易に支えることができ
るので、部屋の中に柱を設ける場合と違って全く問題な
い。
【0019】なお、この二階建の建物本体Mは、予め工
場で生産された複数の鉄骨系の建物ユニットを建築現場
において水平方向及び上下方向に連結して組み立てたも
ので、各建物ユニットは、I形鋼からなる床大梁と、角
型鋼管等からなる4本の柱と、I形鋼からなる4本の天
井大梁(図の天井大梁61,63がこれに相当)と、A
LC版からなる床スラブと、複数の天井小梁とから箱形
の架構から構成されている。それ故、バルコニーユニッ
ト70を取り付ける段階では、既に天井大梁61,63
が下階の対応する2本の柱間に架設固定されている。天
井大梁61は外壁に近い梁である。
【0020】このバルコニーユニット70を建物本体M
に組み付ける場合は、予め下階の建物ユニットを組み立
てた段階で、補助梁66を天井大梁61,63間に配置
し、補助梁66の一端部を外壁寄りの天井大梁61のウ
ェブ62の内側に仮止めし、他端部を奥側の天井大梁6
3等の部材に仮止めする。次に、バルコニーユニット7
0を吊り下ろし、水平に建物本体M側に移動し、バルコ
ニー床梁71の端面板32と補助梁66の端面板67を
位置合わせし、位置合せが終わったら、高張力ボルト3
4により、補助梁66とバルコニー床梁71とを上記通
孔68を通して連結する。次に、バルコニーユニット7
0の組み付けが終了したら、上階の建物ユニットを載置
して連結し、順次これを繰り返すことで、建物を完成す
る。
【0021】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上記実施
例では、受け座51を天井大梁側に設け、接合突起を片
持梁側に設けているが、逆に設けても良い。また、上側
と下側の受け座51、接合突起52を、交互を設けても
良い。また、天井大梁61,63の鋼材は、I形鋼に限
らず、H形鋼あるいはC形鋼であっても良い。また、建
物本体Mは、ユニット建物に限らず、現場施工のもので
あっても良い。同様に、バルコニーは、工場生産のバル
コニーユニットに限らず、現地組立のバルコニーであっ
ても良い。また、建物本体Mの外側に取り付けられる対
象(ユニット)は、バルコニーユニット(狭義)に限ら
ず、外廊下ユニットでも良い。また、バルコニーユニッ
ト70が、下階の天井大梁に接合される場合に限らず、
上階の床大梁に接合される場合でも良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ボルトを締め込んだ際に、接合突起と受け
座の円筒凸面と円筒凹面が摺動しながら均一に接触する
ので、強固な面接触状態が得られ、ボルトの張力が有効
に接合力に変換され、高い片持梁の支持強度が得られ
る。また、円筒凹面を有する受け座と、円筒凸面を有す
る接合突起を、単に端面板と被接合体の対向面に設ける
だけで構成できるから、構造が簡単でコスト安であり、
しかも強度も容易に高くすることができて、信頼性の高
い接合構造を提供できる。
【0023】また、請求項2記載の発明によれば、被接
合体の接合面が片持梁に対して垂直な状態から水平方向
に曲がっていても、例えば被接合体の接合面が水平方向
に曲がった曲面で構成されていても、接合突起の円筒凸
面と受け座の円筒凹面とが片当たりせずに均一に密着す
る。したがって、ボルトの張力が有効に接合力に変換さ
れ、高い片持梁の支持強度が得られる。また、請求項3
記載の発明によれば、バルコニーを、建物本体の大梁の
状態によらず、高い強度で確実に接合することができ
る。
【0024】また、請求項4記載の発明によれば、建物
本体の大梁に形成した通孔を通してバルコニー側の片持
梁と補助梁をボルトで結合し、これにより片持梁を大梁
に対して接合したので、バルコニーを片持支持するもの
の、大梁に生じる剪断曲げモーメントを小さくすること
ができ、大梁の捩じれを防止することができる。また、
請求項3記載の発明と同様に、バルコニーを、建物本体
の大梁の状態によらず、高い強度で確実に接合すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である接合構造の分解斜
視図である。
【図2】同実施例の接合構造の平面図である。
【図3】この発明の第2実施例におけるバルコニーユニ
ットの斜視図である。
【図4】同バルコニーの接合構造を示す全体斜視図であ
る。
【図5】図4のA−A矢視断面の分解図である。
【図6】図4のA−A矢視断面の要部拡大図である。
【図7】バルコニー付きのユニット建物の構成を示す側
面図である。
【図8】従来の片持梁の接合構造の一例を示す分解斜視
図である。
【図9】従来の片持梁の接合構造の他の例を示す平面図
である。
【符号の説明】
31 片持梁 32 端面板 34 高張力ボルト 41,61 天井大梁 42,62 ウェブ(被接合体) 51 受け座 51a 円筒凹面 52 接合突起 52a 円筒凸面 66 補助梁 67 端面板 68 通孔 70 バルコニーユニット(バルコニー) 71 バルコニー床梁(片持梁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/00 501 E04B 1/348

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被接合体の接合面に対し、片持梁の端面
    に設けた端面板を対向させ、該端面板と被接合体を、こ
    れらに略垂直に通したボルトで連結することにより、片
    持梁を被接合体に接合する構造において、前記端面板及
    び被接合体の対向面の一方に円筒凹面を有した受け座を
    設けると共に、他方に接合時に前記円筒凹面に摺接する
    円筒凸面を有した接合突起を設けたことを特徴とする片
    持梁の接合構造。
  2. 【請求項2】 前記円筒凹面及び円筒凸面の軸線方向を
    上下に向け、かつ前記受け座及び接合突起を、前記端面
    板の上下に各一対設けたことを特徴とする請求項1記載
    の片持梁の接合構造。
  3. 【請求項3】 複数本の片持梁を略平行に配置してなる
    バルコニーを、建物本体の大梁のウェブに略垂直に接合
    するバルコニーの接合構造において、前記被接合体とし
    ての前記大梁のウェブに対し、前記バルコニーの各片持
    梁を、請求項1又は2記載の片持梁の接合構造を用いて
    接合したことを特徴とするバルコニーの接合構造。
  4. 【請求項4】 前記大梁の前記バルコニーと反対側に、
    前記バルコニーの各片持梁と同一直線上に位置するよう
    に補助梁を配置し、該補助梁の一端部に設けた端面板
    と、前記バルコニーの片持梁の端面板とを、前記大梁の
    ウェブを間に挟んで対向させて、これら端面板同士を前
    記ウェブに形成した通孔を通して前記ボルトで締結する
    ことにより、前記バルコニーの片持梁を前記大梁に接合
    したことを特徴とする請求項3記載のバルコニーの接合
    構造。
JP6077175A 1994-04-15 1994-04-15 片持梁の接合構造及びバルコニーの接合構造 Expired - Lifetime JP2974571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6077175A JP2974571B2 (ja) 1994-04-15 1994-04-15 片持梁の接合構造及びバルコニーの接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6077175A JP2974571B2 (ja) 1994-04-15 1994-04-15 片持梁の接合構造及びバルコニーの接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07279238A JPH07279238A (ja) 1995-10-24
JP2974571B2 true JP2974571B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=13626469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6077175A Expired - Lifetime JP2974571B2 (ja) 1994-04-15 1994-04-15 片持梁の接合構造及びバルコニーの接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2974571B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015081441A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 大和ハウス工業株式会社 屋根固定構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015081441A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 大和ハウス工業株式会社 屋根固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07279238A (ja) 1995-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1144766B1 (en) Connecting apparatus
US20090060642A1 (en) Joint connection
JPH10280542A (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造
JP2974571B2 (ja) 片持梁の接合構造及びバルコニーの接合構造
JP4107259B2 (ja) 鉄骨小梁の接合構造
JP5767538B2 (ja) 鋼材の連結構造、付帯構造物及びユニット建物
JPH09256473A (ja) ユニット式建物およびその建築方法
JP3208682B2 (ja) コアウォールと鉄骨梁との接合構造
JP2974570B2 (ja) 片持梁の接合構造及びバルコニーの接合構造
JP3431755B2 (ja) スチールハウスにおける筋違いの接合構造
JP2883655B2 (ja) 建築用水平耐力部材
JP3129682B2 (ja) 開放形断面柱と梁の接合装置
JP2003176570A (ja) 免震を利用した柱・梁接合構造
JP5004434B2 (ja) スチールハウス
JPH11323839A (ja) 吊構造物の桁連結方法
JP2753947B2 (ja) 鉄骨構造の柱とはりの接合方法および接合金物
JPH0621475B2 (ja) 複合建築構造物の構格
JP2607596B2 (ja) 建物ユニット
JPH11193571A (ja) 鉄骨柱と梁との接合構造
JP4449891B2 (ja) ユニット建物
JPH10176369A (ja) バルコニーの支持構造
JP2000509778A (ja) 建築物の屋根材とその改良
KR20170126685A (ko) 외부 프리스트레싱 방식을 이용한 철골부재의 보강장치를 구비한 철골 구조물
JPH02167940A (ja) 建物ユニットの補強構造
JP3186916B2 (ja) バルコニーの支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term