JP4107259B2 - 鉄骨小梁の接合構造 - Google Patents
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Description
鉄骨造の架構には、鉄骨大梁と該鉄骨大梁と比較して梁成の小さい鉄骨小梁が備えられており、図1に示すように、前記鉄骨大梁1には、鉄骨小梁2がこれと直交する方向に延在して取り合い、該鉄骨小梁2は、鉄骨大梁1を挟んで隣り合って2体が配置され、両者は鉄骨大梁1の延在方向と直交する同一軸上に位置している。
また、前記鉄骨大梁1を挟んで隣り合う一方の鉄骨小梁2の下フランジ2cの端部に生じる圧縮力は、前記鉄骨大梁1のウェブ1a、これに当接する前記フランジ取り合い部材4及びこれらを挟んで配置されている対をなす前記圧縮材7を介してスムーズに他方の鉄骨小梁2の下フランジ2cに伝達されるものである。
これは、両者間に該圧縮材7を嵌合することにより生じる水平方向の押圧力をより効率よく発生させることができるだけでなく、例えば、前記鉄骨小梁2に活荷重が作用したり、熱応力が作用して鉄骨小梁2に伸び縮み等の現象が生じて、下フランジ2cが前記圧縮材7から作用される押圧力を回避するような方向へ挙動した際にも、圧縮材7が設置されている空間の拡大変動を小さくして前記圧縮材7が落下すること現象を抑制しようとするものである。
第1の実施の形態では、鉄骨大梁1を挟んで隣り合う鉄骨小梁2の下フランジ2cどうしを前記鉄骨大梁1のウェブ1a、これに当接する前記フランジ取り合い部材4及びこれらを挟んで配置されている対をなす前記圧縮材7を介したメタルタッチで接合する構成を示したが、メタルタッチで接合する構成は必ずしもこれにこだわるものではない。
第2の実施の形態では、フランジ取り合い部材4を用いることなく、鉄骨大梁1を挟んで隣り合う鉄骨小梁2の下フランジ2cどうしを、鉄骨大梁1のウェブ1a及びこれを挟んで配置される対をなす前記圧縮材7を介したメタルタッチで接合する構成を示す。
前記圧縮材7は、少なくとも前記鉄骨小梁2の下フランジ2cの端面及び前記鉄骨大梁1のウェブ1a各々に面どうしで当接できる側端面を有する鋼材により成形される。
ところで、これら前記鉄骨小梁2の下フランジ2cと、前記鉄骨大梁1のウェブ1aとの間に圧縮材7を設置する場合には、図3に示すように、圧縮材7を圧縮材支持部材9で支持している。
このような圧縮材支持部材9を用いる構成は、前記鉄骨小梁2にフォークリフトの繰り返し荷重等の活荷重が作用したり、熱応力が作用して鉄骨小梁2に伸び縮み等の現象が生じ、下フランジ2cが前記圧縮材7より作用される押圧力を回避する方向へ挙動した際にも前記圧縮材7が落下することが無く、安定した精度で前記鉄骨大梁1を挟んで隣り合う鉄骨小梁2を簡略な構成で連梁とすることができるものである。
2 鉄骨小梁
3 ウェブ取合い部材
4 フランジ取合い部材
5 スプライスプレート
6 締結手段
7 圧縮材
9 圧縮材支持部材
Claims (3)
- 所定の離間間隔を持って平行に配される複数の鉄骨大梁どうしを連結するように配置され、該鉄骨大梁の延在方向と直交する同一軸線上に位置する、前記大梁を挟んで隣り合う複数の鉄骨小梁どうしを連結する鉄骨小梁の連結構造であって、
前記鉄骨大梁のウェブには前記鉄骨小梁との取り合い位置に、前記鉄骨大梁の上下フランジ及びウェブで囲まれた領域を塞ぐように、板状に成形されるウェブ取り合い部材が、前記鉄骨大梁のウェブに直交して設置されるとともに、前記鉄骨小梁が、ウェブと前記ウェブ取り合い部材、及び上フランジと前記鉄骨大梁の上フランジとをそれぞれ同一平面上に位置するよう配置され、前記鉄骨小梁のウェブと前記ウェブ取り合い部材が、両者に跨って配されるスプライスプレート及び締結手段を介して締結されており、
前記鉄骨大梁を挟んで隣り合う鉄骨小梁の上フランジどうしが、両者に跨って配されるスプライスプレート及び締結手段を介して締結され、
下フランジどうしが、前記大梁のウェブ及びこれを挟んで対をなして配置され、水平方向の押圧力を生じる圧縮材を介したメタルタッチにより接合されることを特徴とする鉄骨小梁の連結構造。 - 請求項1に記載の鉄骨小梁の連結構造において、
前記ウェブ取り合い部材の両面各々に、前記鉄骨大梁のウェブと当接し、前記鉄骨小梁の下フランジと同一平面を形成する板状のフランジ取り合い部材が設置されており、
前記鉄骨小梁の下フランジどうしが、前記鉄骨大梁のウェブに加えて前記フランジ取り合い部材を挟んで配置される対をなす圧縮材を介してメタルタッチで接合されることを特徴とする梁の接合構造。 - 請求項1に記載の鉄骨小梁の接合構造において、
前記圧縮材が、前記鉄骨大梁のウェブと前記鉄骨小梁の下フランジの端面各々に面どうしで接する側端面を有する形状に成形され、
下端面を前記鉄骨大梁のウェブ及び前記鉄骨小梁の下フランジの下面の各々に両者が向かい合うように突出して設置された対をなす圧縮材支持部材に支持されることを特徴とする鉄骨小梁の接合構造。
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