JP2973538B2 - 穀粒乾燥機の熱風案内装置 - Google Patents

穀粒乾燥機の熱風案内装置

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JP2973538B2
JP2973538B2 JP3024468A JP2446891A JP2973538B2 JP 2973538 B2 JP2973538 B2 JP 2973538B2 JP 3024468 A JP3024468 A JP 3024468A JP 2446891 A JP2446891 A JP 2446891A JP 2973538 B2 JP2973538 B2 JP 2973538B2
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正喜 是久
仁志 上路
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀粒乾燥機の熱風案
内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、穀粒を流下させながら熱風を通
風して乾燥する乾燥室を有した穀粒乾燥機にバーナを設
け、このバーナの燃焼盤部から発生する熱風を該乾燥室
へ吹込む吹込熱風を受けて案内する熱風案内筒を有しな
い熱風案内装置であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】穀粒乾燥機内に収容し
た穀粒は、この乾燥機の乾燥室内を流下中に、バーナの
燃焼盤部から発生する熱風が、この乾燥室へ吹込まれて
通過することにより、この熱風に晒されて乾燥される。
この穀粒乾燥のときに、乾燥室内の熱風の温度分布が不
良であると、穀粒に乾燥斑が発生して、穀粒の品質が低
下することがあり、このため熱風温度の分布の向上を図
ろうとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、穀粒を流下
させながらバーナ1前部の燃焼盤2部から発生する熱風
を通風して乾燥する乾燥室3を有する穀粒乾燥機におい
て、該燃焼盤2外周部の外側には適宜の間隔を有して該
燃焼盤2から該乾燥室3内へ吹込む吹込熱風を受けて案
内する円筒状で一部を吐出方向に向けて長く形成した熱
風案内筒4を設けてなる熱風案内装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】穀粒乾燥機内に収容した穀粒は、この乾
燥機の乾燥室3内を流下中にバーナ1の燃焼盤2部から
発生する熱風が、熱風案内筒4で案内されてこの乾燥室
3へ吹込まれて通過することにより、この熱風に晒され
て乾燥される。この穀粒乾燥のときに、該バーナ1の該
燃焼盤2部から発生する熱風は、物体があると粘性によ
り、その物体に沿って流れる性質があることにより、こ
の熱風は該熱風案内筒4に沿って案内されることによ
り、該乾燥室3内の熱風温度の分布が、この熱風案内筒
4の装着方向によって均等に分布されて穀粒は乾燥され
る。
【0006】
【発明の効果】この発明により、バーナ1の燃焼盤2部
から発生して乾燥室3を通過する熱風は、熱風案内筒4
で案内されて該乾燥室3を通過することにより、この乾
燥室3を通過する熱風は、物体があると粘性により、そ
の物体に沿って流れる性質があり、これを利用して炎の
近くで熱風の方向を変える該熱風案内筒4を設けたこと
により、該乾燥室3内の熱風温度の分布が良好となり、
このため穀粒に乾燥斑が発生したり、又穀粒の品質が低
下することがなくなり、良質な乾燥済穀粒を得ることが
できるようになった。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、穀粒を乾燥する循環型の穀粒乾燥機5
に熱風が発生するバーナ1を装着した状態を示すもので
ある。この乾燥機5は、前後方向に長い長方形状で機壁
6上部には、移送螺旋を回転自在に内装した移送樋7及
び天井板8を設け、この天井板8下側には穀粒を貯留す
る貯留室9を形成している。
【0008】この貯留室9下側において左右両側及び中
央部の各送風室10と菱形状の排風室11,11との間
には各乾燥室3を傾斜状態に設け、これら中央乾燥室3
と外側乾燥室3との合流部には穀粒を繰出し流下させる
繰出バルブ12,12を回転自在に軸支している。この
各乾燥室3下側には穀粒が流下する左右両側の流下棚1
3と移送螺旋を回転自在に内装した集穀樋14とを設け
て連通させた構成としている。
【0009】前記機壁6正面側の該右側流下棚13下側
には前記バーナ1を着脱自在に内蔵して設け、この機壁
6正面側の外側面には、前記乾燥機5、該バーナ1及び
水分センサ15等を張込、乾燥及び排出の各作業別に始
動及び停止操作する操作装置16を着脱自在に設け、又
該バーナ1から発生する熱風を前記各送風室10に連通
しうる熱風路室17を形成した構成としている。
【0010】又前記機壁6の背面側には左右の前記排風
室11,11に連通しうる排風路室18を形成し、この
排風路室18中央後部側排風胴19には排風機20及び
この排風機20を回転駆動する排風機モータ21を設け
ている。22はバルブモータで前記繰出バルブ12,1
2を減速機構23を介して回転駆動する構成としてい
る。
【0011】前記右側機壁6部には開閉自在な穀粒を張
込するサイドホッパ24を設け、このサイドホッパ24
底部と前記集穀樋14との間には供給棚25を設けて連
通させた構成であり、このサイドホッパ24開状態操作
に連動し、正面視右側の前記送風室10底板26が開状
態になる構成としている。前記バーナ1は、前部に燃焼
熱風が発生する燃焼盤2を、後部には燃焼用空気を供給
するフアン27′を回転駆動するフアンモータ29′及
び拡散盤28を回転駆動するバーナモータ28′を内装
する送風筒27を設け、この燃焼盤2中央部には燃料を
気化する該拡散筒28を回転自在に設けると共に、外周
部の外側には所定の隙間を有して円筒状の熱風案内筒4
を支持金具48を介して設け、この熱風案内筒4は正面
視右側の一部を熱風吐出方向に向けて長く形成して延長
部4′となし、該バーナ1から発生する熱風は、これら
熱風案内筒4と延長部4′とで案内されて前記熱風路室
17から前記各送風室10を経て前記各乾燥室3を通過
する構成であり、この熱風案内筒4で案内されることに
より、熱風は均等に該各送風室10内へ供給され、該各
乾燥室3を通過することにより、この各乾燥室3内の熱
風温度の分布を良好にする構成であり、図4の如く、熱
風温度のバラツキを少なくした構成としている。
【0012】前記バーナ1の装着構成は、コ字形状の保
持板29上側に、前後方向に摺動自在なコ字形状の摺動
板30を設け、この摺動板30の後方中央部には前後方
向に切欠溝31を設け、これら保持板29と摺動板30
との前部の左右両側は固定ボルト等で固着する構成であ
り、この摺動板30上側には連結ピン34を回動中心と
して左右に回動自在にコ字形状のバーナ支持板32をこ
の連結ピン34で連接して設け、このバーナ支持板32
の後方中央部には左右に傾斜した切欠溝33を設け、又
該保持板29、該摺動板30の該切欠溝31部及び該バ
ーナ支持板32の該切欠溝33部を固着する固着用のボ
ルト35及びナット36で、これら3者を固着する構成
としている。
【0013】前記バーナ支持板32の該切欠溝33の先
部に該ボルト35が位置する状態に該ナット36で固着
すると、前記バーナ1の吐出部は前記右側機壁6方向に
向けて傾斜可能な構成であり、熱風温度のバラツキが多
いときは傾斜させてバラツキの減少をはかることのでき
る構成である。該ナット36をゆるめて該ボルト35が
該バーナ支持板32の該切欠溝33部より外れた状態に
該バーナ1を前方へ移動させると、このバーナ1は該右
側機壁6と平行状態になる構成であり、該バーナ1は通
常はスプリング37によって、該バーナ支持板32はス
トッパ38に接触する状態となり、このバーナ1は平行
状態に保持される構成としている。
【0014】前記バーナ1の近傍部には、このバーナ1
部を通過する風量によってON、又はOFFする風圧セ
ンサ39を設け、この風圧センサ39は前記サイドホッ
パ24の開状態及び前記排風機20の停止状態によりO
FF状態になり、前記操作装置16の乾燥制御装置4
0′で該バーナ1が消火制御される構成であり、又該サ
イドホッパ24の閉状態及び該排風機20の回転状態で
ON状態になり、該バーナ1は点火制御される構成であ
り、この風圧センサ39が、例えば、所定時間の3分間
を経過してもON状態にならないことを該操作装置16
の該乾燥制御装置40′で検出すると、該排風機20に
異常が発生したと、この乾燥制御装置40′で検出して
デジタル表示部40へ異常表示する構成である。又3分
以内にON状態になったことを該乾燥制御装置40′で
検出すると、該サイドホッパ24が開状態から閉状態に
操作されたと、この乾燥制御装置40′で検出する構成
であり、該バーナ1は点火制御される構成としている。
【0015】前記移送樋7底板の前後方向中央部には、
移送穀粒を前記貯留室9内へ供給する供給口を設け、こ
の供給口の下側にはこの貯留室1内へ穀粒を均等に拡散
還元する拡散盤41を設けた構成としている。昇穀機4
2は、前記機壁6前外部に設けられ、内部にはバケット
コンベア43付ベルトを張設してなり、上端部は、前記
移送樋7始端部との間において投出筒44を設けて連通
させ、下端部は、前記集穀樋14終端部との間において
供給樋45を設けて連通させた構成としている。
【0016】46は昇穀機モータで、該バケットコンベ
ア43付ベルト、前記移送樋7内の前記移送螺旋及び前
記拡散盤41等を回転駆動する構成とし、又前記集穀樋
14内の前記移送螺旋を該バケットコンベア43付ベル
トを介して回転駆動する構成としている。前記昇穀機4
2の上下方向ほぼ中央部には、穀粒水分を検出する前記
水分センサ15を設けている。この水分センサ15は前
記操作装置16からの電気的測定信号の発信により、水
分モータ47が回転してこの水分センサ15の各部が回
転駆動され、前記バケットコンベア43で上部へ搬送中
に落下する穀粒を受け、この穀粒を挟圧粉砕すると共
に、この粉砕穀粒の水分を検出する構成としている。
【0017】以下、上記実施例の作用について説明す
る。操作装置16を操作することにより、穀粒乾燥機5
の各部、バーナ1及び水分センサ15等が始動し、該バ
ーナ1の燃焼盤2部から熱風が発生し、この熱風は熱風
案内筒4と延長部4′とで案内されて熱風路室17を経
て送風室10から各乾燥室3を通過して排風室11,1
1及び排風路室18を経て該排風機20で吸引排風され
ることにより、貯留室9内へ収容された穀粒は、この貯
留室9から該各乾燥室3内を流下中にこの熱風に晒され
て乾燥され、繰出バルブ12,12で下部へと繰出され
て流下して集穀樋14から供給樋45を経て昇穀機42
内へ下部の移送螺旋で移送供給され、バケットコンベア
43で上部へ搬送されて投出筒44を経て移送樋7内へ
供給され、この移送樋7から拡散盤41上へ上部の移送
螺旋で移送供給され、この拡散盤41で該貯留室9内へ
均等に拡散還元されて循環乾燥され、該水分センサ15
が仕上目標水分と同じ穀粒水分を検出すると、該操作装
置16の乾燥制御装置40′で自動制御して該乾燥機5
を自動停止して穀粒の乾燥が停止される。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示すものである。
【図1】バーナの拡大側断面図
【図2】バーナの拡大正面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】バーナの熱風温度の比較表
【図5】フローチャート
【図6】穀粒乾燥機の一部破断せる全体側面図
【図7】図6のB−B断面図
【図8】穀粒乾燥機の一部の拡大背面図
【図9】穀粒乾燥機の一部の一部破断せる拡大正面図
【符号の説明】
1 バーナ 2 燃焼盤 3 乾燥室 4 熱風案内筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F26B 17/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒を流下させながらバーナ1前部の燃
    焼盤2部から発生する熱風を通風して乾燥する乾燥室3
    を有する穀粒乾燥機において、該燃焼盤2外周部の外側
    には適宜の間隔を有して該燃焼盤2から該乾燥室3内へ
    吹込む吹込熱風を受けて案内する円筒状で一部を吐出方
    向に向けて長く形成した熱風案内筒4を設けてなる熱風
    案内装置。
JP3024468A 1991-02-19 1991-02-19 穀粒乾燥機の熱風案内装置 Expired - Lifetime JP2973538B2 (ja)

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