JP2972764B1 - 半導体入出力回路 - Google Patents

半導体入出力回路

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JP2972764B1
JP2972764B1 JP10328607A JP32860798A JP2972764B1 JP 2972764 B1 JP2972764 B1 JP 2972764B1 JP 10328607 A JP10328607 A JP 10328607A JP 32860798 A JP32860798 A JP 32860798A JP 2972764 B1 JP2972764 B1 JP 2972764B1
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Abstract

【要約】 【課題】 内部半導体回路に電源電圧以上の電圧がかか
らないようにし、又、出力回路のリーク電流を抑制す
る。 【解決手段】 ゲート電位決定回路は、トランスファー
ゲートに電源電圧を供給するP型MOSトランジスタ
(11)と、トランスファーゲートのゲートに電源電圧
以下のゲート電圧を供給するN型MOSトランジスタ
(7)と、N型MOSトランジスタ(7)のソースにソ
ースを接続されたP型MOSトランジスタ(8)と、ゲ
ートがチャージアップされたときに電位を戻すためのN
型MOSトランジスタ(9)と、出力イネーブル信号を
逆相にするインバータ(6)と、インバータ(6)の出
力をゲートに入力するP型MOSトランジスタ(10)
と、P型MOSトランジスタ(8)を非活性化するP型
MOSトランジスタ(12)とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体入出力回路
に関し、特に、外部端子より電源電圧以上の電位が印加
された場合において、N型ノンドープトランジスタのし
きい値電圧が製造上のバラツキで設計値からはずれてい
たり、N型ノンドープトランジスタのゲート電位が変動
していても、内部に電源電圧以上の電圧がかからないよ
うにしリーク電流を抑制する半導体入出力回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年LSIの微細化による高集積化、低
電圧化が進むなかで、同一セット内での異種電源電圧を
持ったLSIの混在は避けられない状態にある。このよ
うな異種電源電圧を持ったLSI同士を直接接続できる
入出力回路として、外部端子と入力バッファ回路および
出力バッファ回路との間にN型ノンドープトランジスタ
を接続する方法がある。この方法をとれば、外部端子に
電源電圧以上の電圧が印加された場合でも、N型ノンド
ープトランジスタのしきい値電圧を0Vに合わせ込むこ
とで、内部に電源電圧以上の電圧がかからないようにす
ることができる。
【0003】図7は従来の入出力回路の回路図である。
図7に示すように、外部端子3と出力バッファ回路1の
間にN型ノンドープトランジスタ2を設けられており、
N型ノンドープトランジスタ2のゲートは電源電圧Vd
d1に接続される。N型ノンドープトランジスタ2のゲ
ートを電源電圧Vdd1にすると、N型ノンドープトラ
ンジスタ2のソース・ドレインが電源電圧と等しくなる
とオフ状態となるので、外部端子3に電源電圧より高い
電圧が印加されても電源電圧Vdd1より高くなること
はない。
【0004】ところが、N型ノンドープトランジスタの
チャネル部分にイオンを注入することによって、しきい
値電圧を制御するため、製造バラツキが生じる。この製
造バラツキによりN型ノンドープトランジスタのしきい
値電圧がマイナス方向にばらついた場合には、(−Vt
hd)には、N型ノンドープトランジスタのソース・ド
レイン接点N2には電源電圧より高いVdd1−(−V
thd)すなわちVdd1+Vthdが印加されること
になる。この場合、出力バッファ回路のP型MOSトラ
ンジスタのソースとバックゲート間の寄生ダイオードに
接点N2(Vdd1+Vthd)と電源Vdd1の電位
差によりリーク電流パスが生じる。
【0005】図8は、上述した製造バラツキがあっても
所定の電源電圧を供給することができる半導体入出力回
路の一例であり、特開平9−107034号公報(「入
出力バッファ回路及び入出力バッファ回路を備えた半導
体装置」)に開示されている。図8に示すように、出力
バッファ回路のP型MOSトランジスタのリーク電流に
対して、ゲート電位決定回路50で入出力バッファ回路
20のN型ノンドープトランジスタ2のゲート電位を調
整し、N型ノンドープトランジスタ2のしきい値電圧が
変動しても接点N3が電源電圧になるようにしている。
このゲート電位決定回路50は常に電源電圧より高い電
圧Vdd2を印加する外部端子3aを持つ入出力バッフ
ァ回路20と同じ構成のレプリカ回路20aと、差動増
幅回路30で構成されており、出力N1がレプリカ回路
20aおよび複数の入出力バッファ回路20のN型ノン
ドープトランジスタ2aならびに2のゲートに接続され
る。ここで、N型ノンドープトランジスタのしきい値電
圧がマイナス方向にばらついた場合(−Vthd)に
は、ゲート電位決定回路50からVdd1−Vthdが
出力されN型ノンドープトランジスタ2a,2のゲート
電位に供給され、接点N2およびN4は電源電圧(Vd
d1−Vthd+Vthd)となる。一方、N型ノンド
ープトランジスタのしきい値電圧がプラス方向にばらつ
いた場合(+Vthd)には、ゲート電位決定回路50
からVdd1+Vthdが出力され、N型ノンドープト
ランジスタ2aならびに2のゲート電位に供給され、接
点N2およびN2aは電源電圧(Vdd1+Vthd−
Vthd)となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゲート電位決
定回路500は複数の入出力バッファ回路へ接続される
ため配線が引き回されることになり、各種ノイズなどの
影響を受けやすくなる。また、外部端子から電源電圧よ
り高い電圧が印加されたとき、N型ノンドープトランジ
スタのゲート電位はカップリングの影響でゲート電位+
外部より印加された電圧にまでチャージアップされる
が、この配線の引き回しの影響でN型ノンドープトラン
ジスタと入出力バッファ回路との接点N2の電位がおち
つくまで時間が必要となり、その間出力バッファ回路の
P型MOSトランジスにおいてリーク電流が流れる原因
となる。
【0007】そこで、本発明は、外部端子に電源電圧以
上の電位が印加された場合において、内部半導体回路に
電源電圧以上の電圧がかからないようにし、又、半導体
入出力回路のリーク電流を抑制することを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明は、出力データ及び出力イネーブル信号を入
力して前記出力データを出力する出力バッファ回路と、
前記出力バッファ回路の出力を外部端子に伝達するトラ
ンスファーゲートとしてのN型ノンドープトランジスタ
と、前記トランスファーゲートのゲートに電源電圧以下
のゲート電圧を供給するゲート電位決定回路とを有する
半導体入出力回路であって、前記ゲート電位決定回路
は、前記ゲートに前記電源電圧を供給するP型MOSト
ランジスタ(11)と、前記ゲートに前記ゲート電圧を
供給するN型MOSトランジスタ(7)と、前記N型M
OSトランジスタ(7)のソースにソースを接続された
P型MOSトランジスタ(8)と、前記ゲートがチャー
ジアップされたときに電位を戻すためのN型MOSトラ
ンジスタ(9)と、出力イネーブル信号を逆相にするイ
ンバータ(6)と、前記インバータ(6)の出力をゲー
トに入力するP型MOSトランジスタ(10)と、前記
P型MOSトランジスタ(8)を非活性化するP型MO
Sトランジスタ(12)とを含む回路であり、前記N型
MOSトランジスタ(9)のドレイン及びゲートを、前
記P型MOSトランジスタ(8)のソースに接続すると
ともに、前記N型MOSトランジスタ(9)のソース及
び前記P型MOSトランジスタ(8)のゲートを前記P
型MOSトランジスタ(10)ソースに接続し、前記N
型MOSトランジスタ(7)のゲートに前記出力イネー
ブル信号を入力するようにしている。
【0009】又、上述したN型MOSトランジスタ
(7)を2個のN型MOSトランジスタのカスコード接
続で置き換えてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。
【0011】図1は、本発明の半導体入出力回路の回路
図である。図1に示すように、本発明の半導体入出力回
路は、出力バッファ回路1と外部端子3、この両者の間
に設けたN型ノンドープトランジスタ2、および外部端
子3から電位が供給される間、すなわち出力バッファ回
路1がハイインピーダンス(以下Hi−Zとする)であ
る期間にN型ノンドープトランジスタ2のゲートN1に
電源電圧より低い電圧を供給するゲート電位決定回路5
とで構成される。
【0012】ゲート電位決定回路5には、出力バッファ
回路1よりデータが出力される期間にN型ノンドープト
ランジスタ2のゲートに電源電位を供給するP型MOS
トランジスタ11、出力バッファ回路1がHi−Z期間
にN型ノンドープトランジスタ2のゲートに電源電位よ
り低い電位を供給するN型MOSトランジスタ7、およ
びN型ノンドープトランジスタのゲート電位がチャージ
アップされたときに電位を戻すためのN型MOSトラン
ジスタ9とP型MOSトランジスタ8ならびに10、お
よび出力バッファ回路1よりデータが出力される期間に
前述のチャージアップ対策用回路55を非活性にするP
型MOSトランジスタ12、さらに出力イネーブル信号
ENを逆相とするインバータ6で構成される。
【0013】インバータ6には出力イネーブル信号EN
を入力し、出力をP型MOSトランジスタ10のゲート
に接続する。
【0014】P型MOSトランジスタ10のドレインは
グランドへ、ソースはP型MOSトランジスタ8のゲー
トとN型MOSトランジスタ9のソース、およびP型M
OSトランジスタ12のドレインに接続する。
【0015】N型MOSトランジスタ7とP型MOSト
ランジスタ11はソースを電源Vdd1に、ドレインを
N型ノンドープトランジスタ2のゲートに接続し、ゲー
トは出力イネーブル信号ENに接続する。
【0016】P型MOSトランジスタ12は、ゲートを
出力イネーブル信号ENに接続し、ソースを電源Vdd
1に、ドレインをP型MOSトランジスタ8のゲートと
N型MOSトランジスタ9のソース、およびP型MOS
トランジスタ10のドレインに接続する。
【0017】N型MOSトランジスタ9はゲート・ドレ
インを接続したダイオード構成とし、このゲート・ドレ
インはN型ノンドープトランジスタ2のゲートに接続さ
れ、ソースはP型MOSトランジスタ8のゲートと、P
型MOSトランジスタ12のドレインおよびP型MOS
トランジスタ10のドレインに接続する。P型MOSト
ランジスタ8は、ソースをグランドに、ドレインをN型
ノンドープトランジスタ2のゲートに接続し、ゲートを
N型ノンドープトランジスタ2のゲートとダイオード接
続したN型MOSトランジスタ9のソースとP型MOS
トランジスタ10ならびに12のドレインに接続する。
【0018】P型MOSトランジスタのバックゲートは
全てグランドへ、N型MOSトランジスタのバックゲー
トは全て電源Vdd1へ接続する。
【0019】図2は、本発明の半導体入出力回路の出力
バッファ回路1の回路図である。
【0020】出力バッファ回路1は、出力データDAT
Aと出力イネーブル信号ENが入力され、接点OUTよ
りN型ノンドープトランジスタ2へ出力データを伝え
る。
【0021】出力イネーブル信号ENは、ゲート電位決
定回路5に入力される出力イネーブル信号ENと同じ信
号を用いる。
【0022】次に、本発明の半導体入出力回路の動作に
ついて説明する。
【0023】まず、出力バッファ回路1よりデータが出
力される期間の動作について説明する。出力バッファ回
路1よりデータが出力される期間は、出力イネーブル信
号ENが0Vとなるので、P型MOSトランジスタ1
1,12がオン状態になり、接点N1およびN3は電源
電圧Vdd1に充電される。
【0024】このとき他のP型MOSトランジスタ8,
10とN型トランジスタ7,9は、出力イネーブル信号
が0Vで接点N1、N3、N4の電位を電源電圧Vdd
1とするため全てオフ状態になるので、N型ノンドープ
トランジスタのゲートN1は電源電位Vdd1となる。
【0025】外部端子3には、N型ノンドープトランジ
スタのしきい値電圧は0Vであるため、出力バッファ回
路側の接点N2と外部端子3が電源電圧Vdd1である
ゲート電位と等しくなるまではオン状態であるので、出
力バッファ回路1の出力レベルが0VからVdd1へ、
あるいはVdd1から0Vへ変動するのがそのまま出力
される。
【0026】次に出力バッファ回路1よりHi−Z出力
される期間について説明する。出力バッファ回路1より
Hi−Z出力される期間は出力イネーブル信号ENがV
dd1となるので、N型MOSトランジスタ7がオン状
態になり、接点N1に電源電圧よりN型MOSトランジ
スタ7のしきい値電圧Vthn分低い(Vdd1−Vt
hn)を充電する。このとき、P型MOSトランジスタ
11、12は出力イネーブル信号ENによってオフ状態
になり、P型MOSトランジスタ8は接点N1がVdd
1−VthnのときはP型MOSトランジスタ10と接
点N1とダイオード接続されたN型MOSトランジスタ
9によって接点N3がVdd1−Vthn−Vthp
(VthpはP型MOSトランジスタ8のしきい値電圧
を示す)となりオフ状態となるので、N型ノンドープト
ランジスタのゲートN1はN型MOSトランジスタ7よ
り供給されたVdd1−Vthnとなる。
【0027】このため、出力バッファ回路側の接点N2
は、外部端子3に電源電圧以上の電圧Vdd2が印加さ
れた場合でも、N型ノンドープトランジスタのしきい値
電圧は0Vであるため、出力バッファ回路側の接点N2
がゲート電位と等しくなったところでオフ状態になるの
で、ゲート電位決定回路より供給された電源電位以下の
Vdd1−Vthnに落ち着く。
【0028】また、出力バッファ回路よりHi−Z出力
される期間に接点N1が外部端子に電源電圧以上の電圧
が印加されたときに起こるチャージアップなどにより電
位上昇すると(以下、電位上昇分をαで表現する)、接
点N3は接点N1とダイオード接続されたN型MOSト
ランジスタ9によって接点N1の電位よりダイオード順
方向電圧Vf分低いVdd1−Vthn+α−Vfへ変
化する。
【0029】通常Vf>Vthpの関係にあるので、P
型MOSトランジスタ8がオン状態になり電位上昇した
接点N1の電位を抜き始め、接点N1の電位は降下す
る。接点N3がVdd1−Vthn−Vthpまで下が
ったところで、P型MOSトランジスタ8はオフ状態と
なるので、接点N1の電位はVdd1−Vthnに落ち
着く。
【0030】図3は、N型MOSトランジスタ7a,7
bを縦積みにし、N型ノンドープトランジスタ2のゲー
トN1に実施形態1よりさらに低い電圧を供給する回路
図である。これは、N型ノンドープトランジスタ2のゲ
ートが所望の電位を得られる段数であれば何段でもよい
ことを示す。また図3は、P型トランジスタ8のゲート
電位をN型MOSトランジスタ9,10で決定する構成
になっている。N型MOSトランジスタ10は接点N2
がチャージアップされたとき接点N3が追従して電位上
昇しないようにするためなのでトランジスタの種類によ
らず構成可能である。
【0031】また、本発明の半導体入出力回路は外部端
子に電源電圧以上の電圧が印加された場合に内部に電源
電圧以上の電位が供給されないように、外部端子と入力
バッファ回路との間にN型ノンドープトランジスタを接
続した回路との組みあわせが可能である。
【0032】図4、5、6は出力バッファ回路1と入力
バッファ回路100、101を組み合わた場合の回路図
である。
【0033】図4では、図1の外部端子3に2つのN型
ノンドープトランジスタ2ならびに2’を接続し、出力
バッファ回路1と外部端子3との間および入力バッファ
回路100と外部端子3との間にそれぞれN型ノンドー
プトランジスタを介在させている。入力バッファ回路1
00と外部端子3との間に接続されたN型ノンドープト
ランジスタ2’のゲートはVdd1に接続される。
【0034】図5では、図1の外部端子3に2つのN型
ノンドープトランジスタ2ならびに2’を接続し、出力
バッファ回路1と外部端子3との間および入力バッファ
回路101と外部端子3との間にそれぞれN型ノンドー
プトランジスタを介在させている。入力バッファ回路1
01と外部端子3との間に接続されたN型ノンドープト
ランジスタ2’のゲートはゲート電位決定回路50の出
力接点N1に接続される。
【0035】外部端子3に電源電圧以上の電圧が印加さ
れた場合に、N型ノンドープトランジスタ2’と入力バ
ッファ回路101の間の接点は0VからN型ノンドープ
トランジスタ2’のゲート電位Vdd1−Vthnまで
しか変動しないため、入力バッファ回路101の電源は
ゲート電位決定回路50の出力接点N1に接続する。
【0036】図6では、図1の出力バッファ回路1とN
型ノンドープトランジスタ2の接点に入力バッファ回路
101を接続する。外部端子3に電源電圧以上の電圧が
印加された場合に、N型ノンドープトランジスタ2と入
力バッファ回路101の間の接点N2は0VからN型ノ
ンドープトランジスタ2のゲート電位Vdd1−Vth
nまでしか変動しないため、入力バッファ回路101の
電源はゲート電位決定回路50の出力接点N1に接続す
る。
【0037】もし製造バラツキによりN型ノンドープト
ランジスタのしきい値電圧がマイナス方向にばらついた
場合(−Vthd)、出力バッファ回路1の出力接点N
2にはN型ノンドープトランジスタのゲート電位+Vt
hdが印加されることになる。
【0038】N型ノンドープトランジスタのゲート電位
決定回路で供給される電位と電源電位の差がN型ノンド
ープトランジスタのしきい値電圧の製造バラツキより大
きくなるように設定することで、外部端子に電源電圧よ
り高い電圧が印加されてもN型ノンドープトランジスタ
の出力バッファ回路側の接点は電源電圧より高くなるこ
とはなく、P型MOSトランジスタのリーク電流は流れ
ない。
【0039】逆にN型ノンドープトランジスタのしきい
値電圧がプラス方向にばらついた場合(+Vthd)
は、出力バッファ回路1の出力接点N2にはN型ノンド
ープトランジスタのゲート電位−Vthdが印加される
ことになる。もともとN型ノンドープトランジスタのゲ
ート電位は電源電圧より低いので電源電圧より高くなる
ことはなく、P型MOSトランジスタのリーク電流は流
れない。
【0040】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、チャージ
アップされたトランスファーゲートのゲートの電位を高
速に元の電位に戻すことが可能である。
【0041】又、本発明によれば、製造バラツキの影響
を受けず安定したN型ノンドープトランジスタのゲート
電位を供給することである。具体的には、もし、製造バ
ラツキによりトランジスタのしきい値電圧が低くなった
場合、ダイオード順方向電圧Vfは低くなるためダイオ
ード接続されたN型MOSトランジスタ9を使って電位
を下げている接点N3は電位降下速度が遅くなる。これ
により本来P型MOSトランジスタ8はオンしづらくな
るはずであるが、一方P型MOSトランジスタのしきい
値電圧|Vthp|が低くなっているためP型MOSト
ランジスタ8はオンしやすい状況にあるので、結果相殺
されてチャージアップ対策の回路としては製造バラツキ
のない状態と同等の能力を持つことになる。一方、製造
バラツキによりトランジスタのしきい値電圧が高くなっ
た場合、ダイオード順方向電圧Vfは高くなるためダイ
オード接続されたN型MOSトランジスタ9を使って電
位を下げている接点N3の電位降下速度が速くなる。こ
れにより本来P型MOSトランジスタ8はオンしやすく
なるはずであるが、一方P型MOSトランジスタのしき
い値電圧|Vthp|も高くなっているためP型MOS
トランジスタ8はオンしにくい状況にあるので、結果相
殺されてチャージアップ対策の回路としては製造バラツ
キのない状態と同等の能力を持つことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体入出力回路の回路図
【図2】出力バッファ回路の回路図r
【図3】本発明の他の半導体入出力回路の回路図
【図4】入力バッファと出力バッファの組み合わせ例1
の回路図
【図5】入力バッファと出力バッファの組み合わせ例2
の回路図
【図6】入力バッファと出力バッファの組み合わせ例3
の回路図
【図7】従来の入出力回路の回路図
【図8】従来の他の入出力回路の回路図
【符号の説明】
1 出力バッファ回路 2 N型ノンドープトランジスタ 3 外部端子 4 半導体内部回路 5 ゲート電位決定回路 6 インバータ 7、9 N型MOSトランジスタ 8、10、12 P型MOSトランジスタ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力データ及び出力イネーブル信号を入
    力して前記出力データを出力する出力バッファ回路と、
    前記出力バッファ回路の出力を外部端子に伝達するトラ
    ンスファーゲートとしてのN型ノンドープトランジスタ
    と、前記トランスファーゲートのゲートに電源電圧以下
    のゲート電圧を供給するゲート電位決定回路とを有する
    半導体入出力回路であって、 前記ゲート電位決定回路は、前記ゲートに前記電源電圧
    を供給するP型MOSトランジスタ(11)と、前記ゲ
    ートに前記ゲート電圧を供給するN型MOSトランジス
    タ(7)と、前記N型MOSトランジスタ(7)のソー
    スにソースを接続されたP型MOSトランジスタ(8)
    と、前記ゲートがチャージアップされたときに電位を戻
    すためのN型MOSトランジスタ(9)と、出力イネー
    ブル信号を逆相にするインバータ(6)と、前記インバ
    ータ(6)の出力をゲートに入力するP型MOSトラン
    ジスタ(10)と、前記P型MOSトランジスタ(8)
    を非活性化するP型MOSトランジスタ(12)とを含
    む回路であり、 前記N型MOSトランジスタ(9)のドレイン及びゲー
    トを、前記P型MOSトランジスタ(8)のソースに接
    続するとともに、前記N型MOSトランジスタ(9)の
    ソース及び前記P型MOSトランジスタ(8)のゲート
    を前記P型MOSトランジスタ(10)ソースに接続
    し、 前記N型MOSトランジスタ(7)のゲートに前記出力
    イネーブル信号を入力することを特徴とする半導体入出
    力回路。
  2. 【請求項2】 出力データ及び出力イネーブル信号を入
    力して前記出力データを出力する出力バッファ回路と、
    前記出力バッファ回路の出力を外部端子に伝達するトラ
    ンスファーゲートとしてのN型ノンドープトランジスタ
    と、前記トランスファーゲートのゲートに電源電圧以下
    のゲート電圧を供給するゲート電位決定回路とを有する
    半導体入出力回路であって、 前記ゲート電位決定回路は、前記ゲートに前記電源電圧
    を供給するP型MOSトランジスタ(11)と、前記ゲ
    ートに前記ゲート電圧を供給する一対のN型MOSトラ
    ンジスタ(7a,7b)と、前記N型MOSトランジス
    タ(7b)のソースにソースを接続されたP型MOSト
    ランジスタ(8)と、前記ゲートがチャージアップされ
    たときに電位を戻すためのN型MOSトランジスタ
    (9)と、出力イネーブル信号を逆相にするインバータ
    (6)と、前記インバータ(6)の出力をゲートに入力
    するP型MOSトランジスタ(10)と、前記P型MO
    Sトランジスタ(8)を非活性化するP型MOSトラン
    ジスタ(12)とを含む回路であり、 前記N型MOSトランジスタ(7b)のドレイン及びゲ
    ートを、前記N型MOSトランジスタ(7a)のソース
    に接続し、 前記N型MOSトランジスタ(9)のドレイン及びゲー
    トを、前記P型MOSトランジスタ(8)のソースに接
    続するとともに、前記N型MOSトランジスタ(9)の
    ソース及び前記P型MOSトランジスタ(8)のゲート
    を前記P型MOSトランジスタ(10)ソースに接続
    し、 前記N型MOSトランジスタ(7a)のゲートに前記出
    力イネーブル信号を入力することを特徴とする半導体入
    出力回路。
  3. 【請求項3】 前記外部端子の入力端子に、他のトラン
    スファーゲートを介して入力バッファを接続し、前記ト
    ランスファーゲートのゲートに前記電源電圧を供給する
    ことを特徴とする請求項1,2のいずれかに記載された
    半導体入出力回路。
  4. 【請求項4】 前記外部端子の入力端子に、他のトラン
    スファーゲートを介して入力バッファを接続し、前記ト
    ランスファーゲートのゲート及び前記入力バッファの電
    源端子を、前記N型MOSトランジスタ(11)のソー
    スに接続することを特徴とする請求項1,2のいずれか
    に記載された半導体入出力回路。
  5. 【請求項5】 前記出力バッファの出力端子に入力バッ
    ファを接続し、前記入力バッファの電源端子を前記N型
    MOSトランジスタ(11)のソースに接続することを
    特徴とする請求項1,2のいずれかに記載された半導体
    入出力回路。
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