JP2972744B1 - ノンレールゲートにおけるブレーキ機構 - Google Patents

ノンレールゲートにおけるブレーキ機構

Info

Publication number
JP2972744B1
JP2972744B1 JP26772898A JP26772898A JP2972744B1 JP 2972744 B1 JP2972744 B1 JP 2972744B1 JP 26772898 A JP26772898 A JP 26772898A JP 26772898 A JP26772898 A JP 26772898A JP 2972744 B1 JP2972744 B1 JP 2972744B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
roller
support
door device
brake mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26772898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000096964A (ja
Inventor
敏行 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIGANO KK
Original Assignee
HIGANO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HIGANO KK filed Critical HIGANO KK
Priority to JP26772898A priority Critical patent/JP2972744B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2972744B1 publication Critical patent/JP2972744B1/ja
Publication of JP2000096964A publication Critical patent/JP2000096964A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Gates (AREA)

Abstract

【要約】 【解決課題】 引き戸の出し入れ時に、引き戸の速度を
減速させることができる引き戸装置を提供する。 【解決手段】 引き戸2と、引き戸2を貫通させて支持
する支持体3とにおいて、引き戸2に設けた凸部21
と、支持体3に設けた進退自在の係合部31とを係合可
能に配設する。係合部31は、弾性手段32により、引
き戸2に近接する方向及び離隔する方向に移動可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、門扉等に用いられ
る引き戸装置に関し、特に、引き戸を出し入れする際の
速度を減速させるブレーキ機構を備える引き戸装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、種々形態の引き戸装置が用いられているが、引き戸
は通常、鉄鋼等の重い金属で作成されており、重量が重
いため、一旦スピードが乗ると減速しにくく、危険な場
合があるという問題があった。
【0003】特に、最近提案されている支持面にレール
を要しないノンレール式の引き戸装置においては、ブレ
ーキ機構を備えておらず、引き戸が戸袋より引き出され
て戸当り柱に当接する瞬間に最大速度に達するため、こ
の問題が顕著であった。
【0004】したがって、本発明の目的は、引き戸の引
き出し及び引き込みの際に、引き戸の移動速度を減速さ
せることができ、安全性がより向上された引き戸装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、引き戸と、支
持面に固定され、該引き戸を摺動自在に支持する支持部
材を有する引き戸支持体とを具備してなる引き戸装置に
おいて、上記引き戸を摺動させる際に、該引き戸の速度
を減速させるブレーキ機構が設けられていることを特徴
とする引き戸装置を提案することにより、上記目的を達
成したものである。
【0006】本発明において、上記ブレーキ機構は、
記引き戸に設けられた少なくとも一つの凸部と、上記引
き戸支持体の両側面の対応する位置に設けられた一対の
係合部と、を備え、上記係合部は、上記凸部と係合可能
なローラと、該ローラの回転軸と、該回転軸の両端部に
設けられていて上記ローラを上記引き戸に近接する方向
及び離隔する方向に移動可能とする一対の弾性手段と、
を備える。
【0007】また、上記係合部は、弾性手段により引き
戸に近接する方向及び離隔する方向に移動可能であるこ
とが好ましい。
【0008】なお、上記弾性手段は、コイルバネである
ことが好ましい。また、上記係合部は、引き戸の移動方
向に回転可能なローラであることが好ましい。
【0009】さらに、本発明の引き戸装置は、支持面に
レールを要しないノンレール式の引き戸装置であること
が好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい一実施形態について詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の引き戸装置の一実施形態
を示す正面図であり、図2は、図1のII−II断面図であ
る。図3は、図1に示す引き戸装置において、ブレーキ
機構が作用している状態を示す平面図であり、図4は、
図1に示す引き戸装置において、ブレーキ機構が作用し
ていない状態を示す平面図である。
【0012】図1及び図2に示す実施形態の引き戸装置
1は、引き戸2と、支持面4に固定され、該引き戸2を
摺動自在に支持する支持部材5を有する引き戸支持体3
とを具備してなる。
【0013】上記引き戸装置1は、支持面4にレールを
要しないノンレール式の引き戸装置である。
【0014】図示した実施形態において、上記引き戸2
は、図1に示すように、縦格子型の戸であり、上記引き
戸支持体3は長方体形状であるが、これらの形状に限定
されるものではない。引き戸2は、その上下端部に突出
部22を備える。上記引き戸支持体3は、一対の側壁か
らなる支持体本体3aを備える。上記支持体本体3aを
構成する一対の側壁の間には、上記引き戸2を通過させ
るための貫通口36(図2参照)が形成されている。上
記支持部材5は、上記支持体3の上下端部にそれぞれ設
けられた滑車構造体51であり、上記引き戸2の突出部
22が滑車51の溝部52に係合する。上記滑車構造体
51は、引き戸2を支持すると共に、引き戸2の摺動を
案内する。このような構成は、従来の引き戸装置と同じ
であり、引き戸の支持機構も従来の引き戸装置と同じ機
構を特に制限なく採用できる。
【0015】本実施形態の引き戸装置1においては、図
2〜4に示すように、上記引き戸2を摺動させる際に、
該引き戸2の速度を減速させるブレーキ機構が設けられ
ていることを特徴とする。
【0016】更に詳述すると、上記ブレーキ機構は、図
2〜4に示すように、上記引き戸2に設けられた少なく
とも一の凸部21と、上記凸部21に係合可能に上記支
持体3に設けられている係合部31を備える係合部材3
0とにより構成されている。
【0017】上記凸部21は、上記引き戸2の下端部各
側面に各1個設けられており、上記引き戸2が上記支持
体本体3aの貫通口36を貫通して上記支持体3を通過
する際に、上記支持体3に設けられた係合部31と摩擦
係合する。この摩擦係合により、引き戸2の移動速度を
減速させるものである。なお、凸部21の両端部21a
は、図3及び4に示すように、係合部31との摩擦係合
時に急激に衝突することを防止し、引き戸2の減速を滑
らかに行い得るように、テーパー状とされている。凸部
21の寸法は、任意の大きさでよい。
【0018】上記係合部材30は、上記支持体本体3a
を構成する各側壁の内側の上記引き戸2が上記支持体3
内を通過する際に上記引き戸2に面する側に設けられて
いる。上記係合部材30は、上記引き戸2が上記支持体
3内を貫通する際に、少なくとも上記引き戸2の引き込
み時及び引き出し時の終了間際に引き戸2の移動速度を
減速し得るように、上記支持体本体3aの貫通口36に
近接して設けられている。また、上記係合部材30は、
上記引き戸2の凸部21と係合するように、支持体本体
3aの下端部に設けられている。
【0019】上記係合部材30は、上記凸部21と摩擦
係合し得る係合部31を備える。上記係合部31は、コ
イルバネ32によって、引き戸2側に付勢されたローラ
ー31である。具体的には、上記係合部材30は、引き
戸2の両側に設けられており、係合部31としての上記
ローラー31と、該ローラー31を回動自在に保持する
ローラー回転軸33と、上記ローラー回転軸33の両端
部を保持する一対のローラー保持体34と、上記ローラ
ー保持体34内に設けられ且つ上記ローラー回転軸33
に一端部が接するように配されたコイルバネ32と、に
より構成されている。上記ローラー保持体34は、ロー
ラー回転軸33を移動可能に受け入れる縦長の開口部3
5を有する。上記縦長の開口部35内にて、上記ローラ
ー回転軸33は、上記引き戸2に近接する方向及び離隔
する方向、すなわち上記凸部21の高さ方向に移動可能
である。その結果、上記ローラー回転軸33によって回
転可能に保持されている上記ローラー31は、上記引き
戸2に近接する方向又は離隔する方向、すなわち該凸部
21の高さ方向に移動できる。
【0020】なお、上記ローラー保持体34は、その基
部34aにおいて、ボルト等の係止部材(図示せず)を
介して支持体本体3aに固定されている。また、上記コ
イルバネ32は、上記ローラー保持体34内部に設けら
れた開口部34b内に収容されており、コイルバネ32
の一端は、上記ローラー回転軸33に固定されており、
他端は上記ローラー保持34の開口部34の壁面に固
定されている。
【0021】次に、本発明の引き戸装置のブレーキ機構
の作用について説明する。本実施形態の引き戸装置1
は、上述のごとく形成されているから、引き戸2を上記
支持体3に出し入れする際には、図2に示すように、引
き戸2は支持部材5により案内されて摺動する。図4に
示すように、上記引き戸2の凸部21が上記係合部31
と係合していない場合には、引き戸2に対してブレーキ
機構は作用しない。上記引き戸2の凸部21が上記係合
部材30の位置にさし掛かり、図3に示すように、凸部
21と係合部31とが係合すると、上記コイルバネ32
の力により引き戸2にブレーキが掛る。すなわち、上記
引き戸2が上記支持体3内を貫通する際に、上記凸部2
1が上記係合部すなわちローラー31にさしかかると、
テーパー形状の凸部の端部21aとローラー31とが摩
擦係合を始める。引き戸2の進行に伴い、ローラー31
すなわちローラー回転軸33は、コイルバネ32の付勢
力に逆らって、コイルバネ32をローラー保持体34の
基部34a方向に向かって押圧する。凸部21とローラ
ー31とが係合すると、ローラー31すなわちローラー
回転軸33はコイルバネ32の付勢力により、逆に凸部
21側に押圧されて、凸部21とローラー31との摩擦
係合を強める。こうして、引き戸2の進行速度は減速さ
れる。
【0022】以上のように、上記ブレーキ機構の作用に
より、引き戸2の出し入れを行う際に自動的に引き戸2
が減速されるので、本発明の引き戸装置によれば、従来
の引き戸装置よりも、より安全性が向上される。
【0023】尚、本発明の引き戸装置は、上述の実施形
態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能である。
【0024】たとえば、凸部21を引き戸2の上端部又
は上下端部にそれぞれ設け、係合部31を凸部21に対
応する位置に設けてもよい。このようにブレーキ機構を
複数設けることで、より安全性を高めることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の引き戸装置は、簡易な構造であ
りながら、引き戸の移動速度を減速させることができる
ブレーキ機構を有するので、製造コストを上昇させるこ
となく、引き戸の出し入れ時の安全性をより向上させる
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の引き戸装置の一実施形態を示
す正面図である。
【図2】図2は、図1のII−II断面図である。
【図3】図3は、図1に示す引き戸装置において、ブレ
ーキ機構が作用している状態を示す平面図である。
【図4】図4は、図1に示す引き戸装置において、ブレ
ーキ機構が作用していない状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 引き戸装置 2 引き戸 21 凸部 3 引き戸支持体 30 係合部材 31 係合部(ローラー) 32 コイルバネ 33 ローラー回転軸 34 ローラー保持体 35 開口部 36 貫通口 4 支持面 5 支持部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き戸と、支持面に固定され、該引き戸
    を摺動自在に支持する支持部材を有する引き戸支持体
    と、該引き戸の速度を減速させるブレーキ機構を具備し
    てなる引き戸装置において、上記ブレーキ機構は、上記
    引き戸に設けられた少なくとも一つの凸部と、上記引き
    戸支持体の両側面の対応する位置に設けられた一対の係
    合部と、を備え、上記係合部は、上記凸部と係合可能な
    ローラと、該ローラの回転軸と、該回転軸の両端部に設
    けられていて上記ローラを上記引き戸に近接する方向及
    び離隔する方向に移動可能とする一対の弾性手段と、を
    備えることを特徴とする引き戸装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の引き戸装置であって、
    上記弾性手段はコイルバネであることを特徴とする引き
    戸装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の引き戸装
    置であって、上記ローラは、上記引き戸の移動方向に回
    転可能なローラであることを特徴とする引き戸装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1に記載
    の引き戸装置であって、上記引き戸装置は、支持面にレ
    ールを要しないノンレール式の引き戸装置であることを
    特徴とする引き戸装置。
JP26772898A 1998-09-22 1998-09-22 ノンレールゲートにおけるブレーキ機構 Expired - Lifetime JP2972744B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26772898A JP2972744B1 (ja) 1998-09-22 1998-09-22 ノンレールゲートにおけるブレーキ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26772898A JP2972744B1 (ja) 1998-09-22 1998-09-22 ノンレールゲートにおけるブレーキ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2972744B1 true JP2972744B1 (ja) 1999-11-08
JP2000096964A JP2000096964A (ja) 2000-04-04

Family

ID=17448752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26772898A Expired - Lifetime JP2972744B1 (ja) 1998-09-22 1998-09-22 ノンレールゲートにおけるブレーキ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2972744B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102561930A (zh) * 2010-12-07 2012-07-11 欧姆龙株式会社 门装置
CN111021931A (zh) * 2020-01-21 2020-04-17 江西百胜智能科技股份有限公司 一种摆动屏蔽门

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4741409B2 (ja) * 2006-04-27 2011-08-03 日本発條株式会社 自動車のフードを持ち上げるためのアクチュエータ及びフード持ち上げ構造を有する自動車
KR100846747B1 (ko) 2007-05-28 2008-07-17 김동규 안전 게이트 유닛
JP4533949B2 (ja) * 2008-10-30 2010-09-01 ナブテスコ株式会社 プラットホームドア装置
JP4536811B2 (ja) * 2008-12-19 2010-09-01 ナブテスコ株式会社 プラットホームドア装置
JP4536820B2 (ja) * 2009-08-24 2010-09-01 ナブテスコ株式会社 プラットホームドア装置
JP4533966B2 (ja) * 2009-08-24 2010-09-01 ナブテスコ株式会社 プラットホームドア装置
KR101056827B1 (ko) * 2009-09-15 2011-08-12 한국과학기술원 가압롤러를 이용한 미닫이문의 밀폐구조 및 가압롤러 밀폐구조를 가지는 미닫이문짝

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102561930A (zh) * 2010-12-07 2012-07-11 欧姆龙株式会社 门装置
CN102561930B (zh) * 2010-12-07 2014-06-04 高见泽电脑科技股份有限公司 门装置
CN111021931A (zh) * 2020-01-21 2020-04-17 江西百胜智能科技股份有限公司 一种摆动屏蔽门

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000096964A (ja) 2000-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2972744B1 (ja) ノンレールゲートにおけるブレーキ機構
KR100905374B1 (ko) 엘리베이터 도어행거의 슬라이드장치
JP4913145B2 (ja) エレベータのドア装置
JP2002104758A (ja) エレベータ乗場のドア装置
JPH0640835Y2 (ja) 引戸の開放状態保持装置
KR20140006130U (ko) 자동방제용 레일대차
CN213175249U (zh) 一种移门缓冲器和移门装置
JPS61205514A (ja) スライデイングル−フの開閉装置
JP3919558B2 (ja) ウインドレギュレータ
JPH0664862A (ja) 昇降機の昇降装置
JP4285922B2 (ja) 可動ホーム柵装置
CN218202049U (zh) 一种夹持装置及物流仓储机器人
KR100415805B1 (ko) 미닫이문 프리스톱 장치
JPH0335162Y2 (ja)
JP2014129644A (ja) 引戸装置
JP2014210555A (ja) 可動ステップ装置
JP2606537B2 (ja) エレベーターの両引き戸装置
JPH028114B2 (ja)
JP3233385B2 (ja) 扉体の支持装置
JP3921028B2 (ja) エレベーターの可動式ドア係合装置
JP2001227233A (ja) 冷蔵庫等におけるスライド扉の脱輪防止装置
JP2001171959A (ja) エレベーター引き戸の仮保持装置
JP3017198U (ja) 展示ケースの扉開閉装置
JP2702891B2 (ja) 自動二輪車の駐車装置
JP3866382B2 (ja) 引戸用の上部案内装置