JP2972370B2 - 可変容量スクロール圧縮機 - Google Patents
可変容量スクロール圧縮機Info
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- JP2972370B2 JP2972370B2 JP3074434A JP7443491A JP2972370B2 JP 2972370 B2 JP2972370 B2 JP 2972370B2 JP 3074434 A JP3074434 A JP 3074434A JP 7443491 A JP7443491 A JP 7443491A JP 2972370 B2 JP2972370 B2 JP 2972370B2
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- JP
- Japan
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- control valve
- pressure
- bypass passage
- scroll member
- scroll
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C28/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
- F04C28/10—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber
- F04C28/12—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber using sliding valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は可変容量スクロール圧縮
機に関する。
機に関する。
【０００２】
【従来の技術】スクロール圧縮機は一般に、板体の一面
上にうず巻体を設けた第１及び第２のスクロール部材
を、両うず巻体が角度をずらせてかみ合った状態に互い
に重ね合わせた構造を有している。そして第１のスクロ
ール部材を円軌道上を運動するように第２のスクロール
部材に対して動かして両うず巻体間に閉塞された空間を
形成しつつ該空間に流体を取り込む。第１のスクロール
部材の運動に伴い、閉塞された空間は中心方向に移動す
る。その際、閉塞された空間の容積は徐々に減少する。
こうして一方向性連続流体圧縮作用を行うようになって
いる。
上にうず巻体を設けた第１及び第２のスクロール部材
を、両うず巻体が角度をずらせてかみ合った状態に互い
に重ね合わせた構造を有している。そして第１のスクロ
ール部材を円軌道上を運動するように第２のスクロール
部材に対して動かして両うず巻体間に閉塞された空間を
形成しつつ該空間に流体を取り込む。第１のスクロール
部材の運動に伴い、閉塞された空間は中心方向に移動す
る。その際、閉塞された空間の容積は徐々に減少する。
こうして一方向性連続流体圧縮作用を行うようになって
いる。
【０００３】さらに最近では、圧縮途中の流体を吸入側
に戻すためのバイパス通路と、そのバイパス通路を開閉
制御するための制御弁装置とを設け、容量を可変にした
スクロール圧縮機が提案されている（特開昭６４−８３
９１号公報、実開平１−９１０９２号公報、特開昭６２
−３８８８６号公報、及び実開昭６２−４３１８９号公
報参照）。それによるとバイパス通路を閉じた状態では
比較的大容量の圧縮機として作動するが、バイパス通路
を開くと比較的小容量の圧縮機に切替わる。
に戻すためのバイパス通路と、そのバイパス通路を開閉
制御するための制御弁装置とを設け、容量を可変にした
スクロール圧縮機が提案されている（特開昭６４−８３
９１号公報、実開平１−９１０９２号公報、特開昭６２
−３８８８６号公報、及び実開昭６２−４３１８９号公
報参照）。それによるとバイパス通路を閉じた状態では
比較的大容量の圧縮機として作動するが、バイパス通路
を開くと比較的小容量の圧縮機に切替わる。
【０００４】この種の可変容量スクロール圧縮機は、例
えば車両用空調装置等の冷凍回路に含まれる。その場
合、バイパス通路を開閉制御するための制御弁装置の動
作は、冷凍回路の状態等に基づいて圧縮機の外部にて作
られた制御信号によって電気的に制御され、これにより
容量が変更される。
えば車両用空調装置等の冷凍回路に含まれる。その場
合、バイパス通路を開閉制御するための制御弁装置の動
作は、冷凍回路の状態等に基づいて圧縮機の外部にて作
られた制御信号によって電気的に制御され、これにより
容量が変更される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の可変容量スクロール圧縮機にあっては、制御信号
を生成するための装置を必要とする上に、その制御信号
によって容量を電気的に制御するのは制御自体を複雑に
するという問題がある。また容量を制御するための制御
弁は１０数種類の構成部品からならざるを得ず、かつ高
価な電磁弁やダイヤフラム、ベローズ等が使用されてい
るため、制御弁部のコストは圧縮機を構成する部品の中
で最も大きな割合を占めているのが現状である。
従来の可変容量スクロール圧縮機にあっては、制御信号
を生成するための装置を必要とする上に、その制御信号
によって容量を電気的に制御するのは制御自体を複雑に
するという問題がある。また容量を制御するための制御
弁は１０数種類の構成部品からならざるを得ず、かつ高
価な電磁弁やダイヤフラム、ベローズ等が使用されてい
るため、制御弁部のコストは圧縮機を構成する部品の中
で最も大きな割合を占めているのが現状である。
【０００６】それ故に本発明の課題は、容量を機械的に
自動的に制御し、製造コストを大幅に低減させることが
でき、かつ応答性に優れた可変容量スクロール圧縮機を
提供することにある。
自動的に制御し、製造コストを大幅に低減させることが
でき、かつ応答性に優れた可変容量スクロール圧縮機を
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、板体の
一面上にうず巻体を設けた第１及び第２のスクロール部
材を、両うず巻体が角度をずらせてかみ合った状態に互
いに重ね合わせ、上記第１のスクロール部材を円軌道上
を運動するように上記第２のスクロール部材に対して動
かして両うず巻体間に閉塞された空間を形成しつつ該空
間に流体を取り込み、上記第１のスクロール部材の運動
に伴い該空間を中心方向に移動せしめかつ容積の減少を
伴わせて一方向性連続流体圧縮作用を行わせるようにな
し、さらに圧縮途中の流体を吸入側に戻すためのバイパ
ス通路と、該バイパス通路を制御するための制御弁装置
とを設けた可変容量スクロール圧縮機において、上記制
御弁装置は上記バイパス通路の開度を制御する可動なピ
ストン式制御弁を有し、該ピストン式制御弁を吸入圧
力、中間圧力、吐出圧力、及びスプリング力の力関係に
より作動するようになし、上記吸入圧力は上記ピストン
式制御弁に上記バイパス通路を閉じる向きに作用するも
のであることを特徴とする可変容量スクロール圧縮機が
得られる。
一面上にうず巻体を設けた第１及び第２のスクロール部
材を、両うず巻体が角度をずらせてかみ合った状態に互
いに重ね合わせ、上記第１のスクロール部材を円軌道上
を運動するように上記第２のスクロール部材に対して動
かして両うず巻体間に閉塞された空間を形成しつつ該空
間に流体を取り込み、上記第１のスクロール部材の運動
に伴い該空間を中心方向に移動せしめかつ容積の減少を
伴わせて一方向性連続流体圧縮作用を行わせるようにな
し、さらに圧縮途中の流体を吸入側に戻すためのバイパ
ス通路と、該バイパス通路を制御するための制御弁装置
とを設けた可変容量スクロール圧縮機において、上記制
御弁装置は上記バイパス通路の開度を制御する可動なピ
ストン式制御弁を有し、該ピストン式制御弁を吸入圧
力、中間圧力、吐出圧力、及びスプリング力の力関係に
より作動するようになし、上記吸入圧力は上記ピストン
式制御弁に上記バイパス通路を閉じる向きに作用するも
のであることを特徴とする可変容量スクロール圧縮機が
得られる。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の一実施例による可変容量スク
ロール圧縮機の要部を示している。
ロール圧縮機の要部を示している。
【０００９】この可変容量スクロール圧縮機は、ケーシ
ング１０と、このケーシング１０に固定された固定スク
ロール部材１１と、この固定スクロール部材１１に重ね
合わされる可動スクロール部材（図示省略）とを含んで
いる。固定スクロール部材１１は板体１２の一面上にう
ず巻体１３を設けたものである。可動スクロール部材も
同様な構成を有している。
ング１０と、このケーシング１０に固定された固定スク
ロール部材１１と、この固定スクロール部材１１に重ね
合わされる可動スクロール部材（図示省略）とを含んで
いる。固定スクロール部材１１は板体１２の一面上にう
ず巻体１３を設けたものである。可動スクロール部材も
同様な構成を有している。
【００１０】固定及び可動スクロール部材を両うず巻体
が角度をずらせてかみ合った状態に互いに重ね合わせ
る。そして可動うず巻体を円軌道上を運動するように固
定スクロール部材１１に対して動かして両うず巻体間に
閉塞された空間を形成しつつ該空間に流体を取り込む。
可動スクロール部材の運動に伴い、閉塞された空間は中
心方向に移動する。その際、閉塞された空間の容積は徐
々に減少する。こうして一方向性連続流体圧縮作用を行
った後、圧縮された流体を板体１の中央の吐出孔１４か
ら吐出室（図示せず）に吐出するようになっている。勿
論、吐出室から流体は吐出ポート（図示せず）を通して
圧縮機外部に吐出される。
が角度をずらせてかみ合った状態に互いに重ね合わせ
る。そして可動うず巻体を円軌道上を運動するように固
定スクロール部材１１に対して動かして両うず巻体間に
閉塞された空間を形成しつつ該空間に流体を取り込む。
可動スクロール部材の運動に伴い、閉塞された空間は中
心方向に移動する。その際、閉塞された空間の容積は徐
々に減少する。こうして一方向性連続流体圧縮作用を行
った後、圧縮された流体を板体１の中央の吐出孔１４か
ら吐出室（図示せず）に吐出するようになっている。勿
論、吐出室から流体は吐出ポート（図示せず）を通して
圧縮機外部に吐出される。
【００１１】ケーシング１０の端部には一軸方向に直線
的にのびた空所１５が形成されている。空所１５は比較
的小径の上下端部１６，１７と比較的大径の中間部１８
とを有している。空所１５にはピストン式制御弁２０が
一軸方向でスライド可能に配されている。ピストン式制
御弁２０は、空所１５の中間部１８に一軸方向でスライ
ド可能に嵌合した大径部２１と、この大径部２１と一体
でかつ空所１５の上端部１６にスライド可能に嵌合した
小径部２２とを有している。ピストン式制御弁２０の大
径部２１及び小径部２２にはそれぞれピストンリング２
３，２４が備えられている。ピストンリング２３，２４
は通常のピストンリングと同等な封止作用を果すもので
ある。
的にのびた空所１５が形成されている。空所１５は比較
的小径の上下端部１６，１７と比較的大径の中間部１８
とを有している。空所１５にはピストン式制御弁２０が
一軸方向でスライド可能に配されている。ピストン式制
御弁２０は、空所１５の中間部１８に一軸方向でスライ
ド可能に嵌合した大径部２１と、この大径部２１と一体
でかつ空所１５の上端部１６にスライド可能に嵌合した
小径部２２とを有している。ピストン式制御弁２０の大
径部２１及び小径部２２にはそれぞれピストンリング２
３，２４が備えられている。ピストンリング２３，２４
は通常のピストンリングと同等な封止作用を果すもので
ある。
【００１２】空所１５の下端部１７には圧縮ばね２２が
配されている。圧縮スプリング２２はそのスプリング力
でピストン式制御弁２０の大径部２１を空所１５の上端
部１６に向けて押圧している。
配されている。圧縮スプリング２２はそのスプリング力
でピストン式制御弁２０の大径部２１を空所１５の上端
部１６に向けて押圧している。
【００１３】さらに空所１５の中間部１８を固定スクロ
ール部材１１の周囲の流体取り込み空間２５に連通させ
た第１の通路３１と、空所１５の上端部１６を吐出孔１
４に連通させた第２の通路３２と、空所１５の下端部１
７を流体圧縮途中の空間、即ち、中間圧をもつ空間に連
通させる第３の通路３３と、空所１５の中間部１８のう
ち上端部１６に隣接した部分を流体取り込み空間２５に
連通させた第４の通路３４とを備えている。なお第２の
通路３２にはフィルター３５が備えられている。
ール部材１１の周囲の流体取り込み空間２５に連通させ
た第１の通路３１と、空所１５の上端部１６を吐出孔１
４に連通させた第２の通路３２と、空所１５の下端部１
７を流体圧縮途中の空間、即ち、中間圧をもつ空間に連
通させる第３の通路３３と、空所１５の中間部１８のう
ち上端部１６に隣接した部分を流体取り込み空間２５に
連通させた第４の通路３４とを備えている。なお第２の
通路３２にはフィルター３５が備えられている。
【００１４】図１に加えて図２をも参照して、吸入圧を
Ｐｓ、吐出圧をＰｄ、及び中間圧をＰｍとする。またピ
ストン式制御弁２０の大径部２１の外径をΦ1 、小径部
２２の外径をΦ2 とする。
Ｐｓ、吐出圧をＰｄ、及び中間圧をＰｍとする。またピ
ストン式制御弁２０の大径部２１の外径をΦ1 、小径部
２２の外径をΦ2 とする。
【００１５】この結果、図２の状態ではピストン式制御
弁２０に次式(1),(2),(3),(4) で示すＦｂ、Ｆｓ、Ｆ
ｄ、及びＦｍの４つの力が作用する。但しｋは圧縮スプ
リング２２のばね定数、Δｌはその圧縮長である。 Ｆｂ＝ｋΔｌ …(1) Ｆｓ＝π/4（Φ1 2 −Φ2 2 ）×Ｐｓ…(2) Ｆｄ＝π/4・Φ2 2 ×Ｐｄ …(3) Ｆｍ＝π/4・Φ1 2 ×Ｐｍ …(4) さて始動前には、吸入圧（Ｐｓ）、中間圧力（Ｐｍ）、
吐出圧力（Ｐｄ）は互いに等しいため、ピストン式制御
弁２０は図３のようにスプリング力（Ｆｂ）により空所
１５の上部、即ち上端部１６側に押し上げられている。
この状態では、第１の通路３１と第３の通路３３とが空
所１５を介して連通している。したがってこの圧縮機は
最小容量状態にある。ここで第１の通路３１、第３の通
路３３、及び空所１５は合わせて、圧縮途中の流体を吸
入側に戻すためのバイパス通路を構成している。
弁２０に次式(1),(2),(3),(4) で示すＦｂ、Ｆｓ、Ｆ
ｄ、及びＦｍの４つの力が作用する。但しｋは圧縮スプ
リング２２のばね定数、Δｌはその圧縮長である。 Ｆｂ＝ｋΔｌ …(1) Ｆｓ＝π/4（Φ1 2 −Φ2 2 ）×Ｐｓ…(2) Ｆｄ＝π/4・Φ2 2 ×Ｐｄ …(3) Ｆｍ＝π/4・Φ1 2 ×Ｐｍ …(4) さて始動前には、吸入圧（Ｐｓ）、中間圧力（Ｐｍ）、
吐出圧力（Ｐｄ）は互いに等しいため、ピストン式制御
弁２０は図３のようにスプリング力（Ｆｂ）により空所
１５の上部、即ち上端部１６側に押し上げられている。
この状態では、第１の通路３１と第３の通路３３とが空
所１５を介して連通している。したがってこの圧縮機は
最小容量状態にある。ここで第１の通路３１、第３の通
路３３、及び空所１５は合わせて、圧縮途中の流体を吸
入側に戻すためのバイパス通路を構成している。
【００１６】圧縮機駆動時に吐出圧力が上昇すると、Ｆ
ｄ＞（Ｆｂ＋Ｆｍ）となりピストン弁が動きだし、さら
に、圧縮機の回転数に対して熱負荷が大きいと、吸入圧
及び吐出圧が高くなる。このとき、ピストン式制御弁２
０の上部に加わる力（Ｆｓ＋Ｆｄ）が下部に加わる力
（Ｆｍ＋Ｆｂ）よりも大きくなると、ピストン式制御弁
２０は図１や図２のように下部へ押し下げられ、最大容
量運転となる。
ｄ＞（Ｆｂ＋Ｆｍ）となりピストン弁が動きだし、さら
に、圧縮機の回転数に対して熱負荷が大きいと、吸入圧
及び吐出圧が高くなる。このとき、ピストン式制御弁２
０の上部に加わる力（Ｆｓ＋Ｆｄ）が下部に加わる力
（Ｆｍ＋Ｆｂ）よりも大きくなると、ピストン式制御弁
２０は図１や図２のように下部へ押し下げられ、最大容
量運転となる。
【００１７】圧縮機の回転数に対して熱負荷が小さい
と、吸入圧及び吐出圧が低下する。このとき、ピストン
式制御弁２０の上部に加わる力（Ｆｓ＋Ｆｄ）が下部に
加わる力（Ｆｍ＋Ｆｂ）よりも小さくなると、ピストン
式制御弁２０は上部へ移動し、第１の通路３１と第３の
通路３３とを空所１５を介して連通させる。こうして所
望の容量制御状態が得られる。
と、吸入圧及び吐出圧が低下する。このとき、ピストン
式制御弁２０の上部に加わる力（Ｆｓ＋Ｆｄ）が下部に
加わる力（Ｆｍ＋Ｆｂ）よりも小さくなると、ピストン
式制御弁２０は上部へ移動し、第１の通路３１と第３の
通路３３とを空所１５を介して連通させる。こうして所
望の容量制御状態が得られる。
【００１８】なお第３の通路３３に逆止弁を設けること
は好ましい。それによれば中間圧力の低下が少なくなる
より早く容量制御状態になる。
は好ましい。それによれば中間圧力の低下が少なくなる
より早く容量制御状態になる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容量を機械的に自動的に制御するようにした可変容量ス
クロール圧縮機を提供することができる。さらに容量制
御を行う制御弁を単一部品のみとすることが可能にな
り、可変容量圧縮機の製造コストを大幅に低減させるこ
とができる。また制御時のピストン弁（制御弁）の動き
の速さは、バネ定数と、ピストン弁の大径部と小径部と
の関係とにより任意に設定することが可能である。
容量を機械的に自動的に制御するようにした可変容量ス
クロール圧縮機を提供することができる。さらに容量制
御を行う制御弁を単一部品のみとすることが可能にな
り、可変容量圧縮機の製造コストを大幅に低減させるこ
とができる。また制御時のピストン弁（制御弁）の動き
の速さは、バネ定数と、ピストン弁の大径部と小径部と
の関係とにより任意に設定することが可能である。
【図１】本発明の一実施例による可変容量スクロール圧
縮機の要部のみの断面図である。
縮機の要部のみの断面図である。
【図２】図１の可変容量スクロール圧縮機の最大容量状
態を示す作用説明図である。
態を示す作用説明図である。
【図３】図１の可変容量スクロール圧縮機の最小容量状
態を示す作用説明図である。 １０ ケーシング １１ 固定スクロール部材 １２ 板体 １３ うず巻体 １４ 吐出孔 １５ 空所 １６ 上端部 １７ 下端部 １８ 中間部 ２０ ピストン式制御弁 ２１ 大径部 ２２ 小径部 ３１ 第１の通路 ３２ 第２の通路 ３３ 第３の通路 ３４ 第４の通路 ３５ フィルター
態を示す作用説明図である。 １０ ケーシング １１ 固定スクロール部材 １２ 板体 １３ うず巻体 １４ 吐出孔 １５ 空所 １６ 上端部 １７ 下端部 １８ 中間部 ２０ ピストン式制御弁 ２１ 大径部 ２２ 小径部 ３１ 第１の通路 ３２ 第２の通路 ３３ 第３の通路 ３４ 第４の通路 ３５ フィルター
Claims (3)
- 【請求項１】 板体の一面上にうず巻体を設けた第１及
び第２のスクロール部材を、両うず巻体が角度をずらせ
てかみ合った状態に互いに重ね合わせ、上記第１のスク
ロール部材を円軌道上を運動するように上記第２のスク
ロール部材に対して動かして両うず巻体間に閉塞された
空間を形成しつつ該空間に流体を取り込み、上記第１の
スクロール部材の運動に伴い該空間を中心方向に移動せ
しめかつ容積の減少を伴わせて一方向性連続流体圧縮作
用を行わせるようになし、さらに圧縮途中の流体を吸入
側に戻すためのバイパス通路と、該バイパス通路を制御
するための制御弁装置とを設けた可変容量スクロール圧
縮機において、上記制御弁装置は上記バイパス通路の開
度を制御する可動なピストン式制御弁を有し、該ピスト
ン式制御弁を吸入圧力、中間圧力、吐出圧力、及びスプ
リング力の力関係により作動するようになし、上記吸入
圧力は上記ピストン式制御弁に上記バイパス通路を閉じ
る向きに作用するものであることを特徴とする可変容量
スクロール圧縮機。 - 【請求項２】 前記ピストン式制御弁に対し、前記中間
圧力及び前記スプリング力は前記バイパス通路を開く向
きに作用し、前記吸入圧力と前記吐出圧力は前記バイパ
ス通路を閉じる向きに作用する請求項１記載の可変容量
スクロール圧縮機。 - 【請求項３】 前記ピストン式制御弁は、前記吸入圧力
及び前記吐出圧力が比較的高いときには前記バイパス通
路を閉じる向きに移動し、前記吸入圧力及び前記吐出圧
力が比較的低いときには前記バイパス通路を開く向きに
移動する請求項１又は２記載の可変容量スクロール圧縮
機。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3074434A JP2972370B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 可変容量スクロール圧縮機 |
| AU11440/92A AU645397B2 (en) | 1991-03-15 | 1992-03-04 | Scroll type compressor with variable displacement mechanism |
| DE69202371T DE69202371T2 (de) | 1991-03-15 | 1992-03-12 | Spiralverdichter mit Einrichtung zur Veränderung der Verdrängung. |
| EP92104291A EP0503629B1 (en) | 1991-03-15 | 1992-03-12 | Scroll type compressor with variable displacement mechanism |
| KR1019920004203A KR100192694B1 (ko) | 1991-03-15 | 1992-03-14 | 가변성 변위기구가 있는 스크롤형 압축기 |
| US07/852,766 US5240388A (en) | 1991-03-15 | 1992-03-16 | Scroll type compressor with variable displacement mechanism |
| CA002063148A CA2063148A1 (en) | 1991-03-15 | 1992-03-16 | Scroll type compressor with variable displacement mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3074434A JP2972370B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 可変容量スクロール圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04287888A JPH04287888A (ja) | 1992-10-13 |
| JP2972370B2 true JP2972370B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=13547112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3074434A Expired - Lifetime JP2972370B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 可変容量スクロール圧縮機 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5240388A (ja) |
| EP (1) | EP0503629B1 (ja) |
| JP (1) | JP2972370B2 (ja) |
| KR (1) | KR100192694B1 (ja) |
| AU (1) | AU645397B2 (ja) |
| CA (1) | CA2063148A1 (ja) |
| DE (1) | DE69202371T2 (ja) |
Families Citing this family (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5362210A (en) * | 1993-02-26 | 1994-11-08 | Tecumseh Products Company | Scroll compressor unloader valve |
| JPH08151991A (ja) * | 1994-11-29 | 1996-06-11 | Sanden Corp | 可変容量型スクロール圧縮機 |
| JP3549631B2 (ja) * | 1995-06-26 | 2004-08-04 | サンデン株式会社 | 可変容量型スクロール圧縮機 |
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