JP2972275B2 - メッセージ表示機能付き無線選択呼び出し受信機 - Google Patents

メッセージ表示機能付き無線選択呼び出し受信機

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はメッセージ表示機能付き無線選択呼び出し受
信機に関する。
〔従来の技術〕
この種の無線選択呼び出し受信機は、基地局等より受
信した無線信号中に予め自己に割り当てられた呼び出し
符号が含まれている場合に呼び出し報知を行うと共に、
その符号に続くメッセージを検出してLCD等の表示器に
表示する機能を有する受信機であり、その従来の構成は
第6図に示すようになっている。
同図に示すように、従来のメッセージ表示機能付き無
線選択呼び出し受信機は、無線部1と信号処理部2′と
第1局部発振器3とで構成される。
無線部1は基地局等からの無線信号を受信,復調する
部分であり、アンテナ4で受信された無線信号を高周波
増幅器5,フイルタ6,ミキサ7,フイルタ8,ミキサ9,フイル
タ11,IF増幅器12,リミッタ13および検波器14を通すこと
により復調する。なお、10は第2局部発振器であり、そ
の出力はミキサ9に加えられる。第7図に示す受信デー
タは受信機で受信されるPOCSAG方式の代表的なもので、
前置信号PA,同期信号SC,グループ信号G1,G2,G3およびメ
ッセージMで構成されている。
第1局部発振器3は、周波数f1の信号を発生するクリ
スタル発振器27とその出力を逓倍する逓倍器28とで構成
され、逓倍器28の周波数2f1の信号が無線部1ミキサ7
に与えられている。
信号処理部2′は、無線部1の間欠的な動作を制御す
ると共にその出力から自己の呼び出し符号,メッセージ
の検出を行い且つ呼び出し報知およびメッセージ表示を
行う部分である。この信号処理部2′は、無線部1の検
波器14から出力されるアナログ信号をディジタル信号に
変換するA/D変換器15,その出力を入力して自己の呼び出
し符号およびメッセージの検出を行うと共に信号処理部
2′内の各部を制御するデコーダ16′,このデコーダ1
6′によって参照される自己の呼び出し符号を記憶するR
OM17,デコーダ16′からの指示に従ってスピーカ19を駆
動することにより呼び出し報知を行うスピーカ駆動回路
18,デコーダ16′に同期用クロックCLK1を供給する同期
用クロック源20,無線部1をオン,オフする無線部オン
オフ器21,主としてメッセージ表示にかかる処理を行うC
PU22,このCPU22の制御の下にメッセージを表示するLCD
およびLCDドライバ等で構成される表示器23,CPU用クロ
ックCLK2を発生するCPU用クロック源24を有している。
ここで、同期用クロックCLK1は無線部1から送り込まれ
た符号と同期をとる為にデコーダ16′が使用するクロッ
クであり、第7図に示すように当該受信機の電源がオン
されている期間中常時出力されている。他方、CPU用ク
ロックCLK2はCPU22の動作用クロックであり、このクロ
ックも第7図に示すように当該受信機の電源がオンされ
ている期間中常時出力されている。
次に第6図に示した従来のメッセージ表示機能付き無
線選択呼び出し受信機の動作を第7図のタイムチャート
を参照して説明する。
受信機の電源がオンされると、信号処理部2′のデコ
ーダ16′が動作を開始し、無線部オンオフ器21によって
無線部1が所定のタイミングでオンにされる。なお、無
線部オンオフ器21は、無線部1の高周波増幅器5,ミキサ
7,9,第2局部発振器10およびIF増幅器12と第1局部発振
器3とを制御することにより、無線部1をオン状態ある
いはオフ状態とするものである。また、第7図に示した
前置信号PAの期間に必ず1回は無線部1がオン状態とな
るように無線部1の間欠的な動作が制御されるものであ
る。
無線部1がオン状態になると、アンテナ4で受信され
た無線信号が増幅,復調されて信号処理部2′に加えら
れ、A/D変換器15でディジタルな信号に変換されてデコ
ーダ16′に与えられる。デコーダ16′は同期用クロック
源20からの同期用クロックCLK1に従ってA/D変換器15か
ら与えられるディジタルな信号を識別し、前置信号PAを
検出しなければ無線部オンオフ器21により無線部1をオ
フ状態にする。第7図のタイミングT11,T12はこのとき
の様子を示している。
他方、第7図のタイミングT13の如く前置信号PAを検
出すると、デコーダ16′はその後も無線部1をオン状態
にして前置信号PAに続く同期信号SCを識別して同期をと
る。そして、同期が合えば、自己の呼び出し符号が入っ
ているグループ例えばG3が現れる直前まで無線部オンオ
フ器21によって無線部1をオフ状態とし、グループG3の
直前のタイミングで再び無線部1をオン状態としてグル
ープG3中にROM17に記憶された自己の呼び出し符号と同
一の呼び出し符号が存在するか否かを検出する。グルー
プG3中に自己の呼び出し符号が存在しなければ、無線部
オンオフ器21により第7図の破線で示すように無線部1
をオフ状態とする。他方、自己の呼び出し符号が存在す
れば、続くメッセージMを検出し、CPU22にメッセージ
Mを渡して処理を依頼すると共に、スピーカ駆動回路18
を起動してスピーカ19を鳴動させ一定時間の呼び出し報
知を行う。CPU22では直ちにメッセージMを表示器23に
表示するのに必要な処理を開始し、これによってメッセ
ージMの内容が表示器23に表示される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のメッセージ表示機能付き無線選択呼び出し受信
機は上述したように構成され且つ動作するものであり、
単なる呼び出し報知だけでなくメッセージの伝達も行
え、然も無線部1の間欠動作制御によってバッテリーの
寿命を長いものとすることができたが、以下に述べるよ
うな問題点を有している。
一般に信号処理部2′内に設けられる同期用クロック
源20としては時計用の標準品である周波数32.768KHzの
発振器が使用され、1.4V系という比較的電圧の低い電源
で駆動している。従って、その発振レベルは低く高調波
のパワーも小さいので無線部1には余り影響を与えな
い。しかし、もう一方のCPU用クロック源24は、CPU22が
3V系もしくは5V系の電源で駆動されていることから、同
クロック源24も当然3V系もしくは5V系の電源で駆動され
ており、発振レベルは高くその高調波のパワーも大き
い。このため、CPU用クロック源24自体で発生する高調
波成分やその出力クロックを分周して使用している回路
からの高調波成分が無線部1のアンテナ4や高周波回路
に飛び込み、感度低下や感度不安定もしくは感度抑圧を
起こすという問題点がある。例えば、基地局と受信機と
の間の回線周波数を153MHz,チャンネル間隔を25KHzと
し、CPU用クロック源24の発振周波数が2MHzで分周後の
高調波が回線に影響するのは1/23即ち1/8までとする
と、2MHzの1/8すなわち250KHzの高調波が回線に影響す
る。この結果、第8図に示すように、153MHzの回線周波
数に現れる目的信号成分41に612倍のクロック高調波成
分53が重畳し、その両側に250KHz間隔でクロック高調波
成分51,52,54等が現れ、結局、153MHzを中心に±250KHz
毎に受信特性を劣化させるチャンネルが存在することに
なる。
なお、この種の無線選択呼び出し受信機は年々小型化
の傾向をたどっており、従ってCPU用クロック源24と無
線部1のアンテナ4や高周波回路は非常に接近したレイ
アウトになっているので、CPU用クロック源24の影響を
より一層受け易くなっている。勿論、両者間を物理的に
完全にシールドすることも考えられるが、製造作業工程
が複雑化する他、物理的なスペースが余分に必要となり
受信機の小型化を進める上での大きな制約となる。ま
た、設計段階で回線周波数やチャンネル間隔を考慮して
CPU用クロック源24の発振周波数を決定し無線部1に悪
影響を与えないようにすることも考えられるが、設計時
の制約事項がその分増加する上、回線周波数を変更した
場合には無線部1の局部発振周波数だけでなくCPU用ク
ロック源24の発振周波数も変更する必要があり、柔軟性
に欠ける。
本発明はこのような事情に鑑みて為されたもので、そ
の目的は、物理的なシールドや発振周波数の調整等の手
段に依らずにクロック源による無線部への悪影響を除去
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するために、 アンテナで受信した無線信号の増幅,復調を行う無線
部と、この無線部の間欠的な動作を制御すると共にその
出力から自己の呼び出し符号,メッセージの検出を行い
且つ呼び出し報知およびメッセージ表示を行う信号処理
部とを有するメッセージ表示機能付き無線選択呼び出し
受信機において、 前記信号処理部でメッセージの表示にかかる処理を行
うCPU等のメッセージ処理手段に動作用クロックを供給
するクロック源の起動,停止を制御するクロック制御手
段を設け、 前記信号処理部は、このクロック制御手段により、前
記無線部が動作している期間中は前記クロック源を停止
させるようにしたものである。
また、前記信号処理部は、自己の呼び出し符号および
それに続くメッセージを検出したとき、その後の無線部
の動作停止期間に前記クロック制御手段により前記クロ
ック源を起動するようにしている。
更に、前記信号処理部は、前記メッセージ処理手段に
よるメッセージの表示時期に合わせて呼び出し報知を行
うようにしている。
〔作用〕
本発明のメッセージ表示機能付き無線選択呼び出し受
信機においては、無線部が動作している期間中、信号処
理部でメッセージの表示にかかる処理を行うCPU等のメ
ッセージ処理手段に動作用クロックを供給するクロック
源がクロック制御手段によってその動作を停止する。よ
って、CPU等のメッセージ処理手段の動作も停止する。
信号処理部で自己の呼び出し符号とそれに続くメッセ
ージが検出された場合には、その後の無線部の動作停止
期間中にクロック制御手段によって前記クロック源が起
動されてメッセージ処理手段が動作可能となり、受信し
たメッセージの表示器への表示が行われる。また、メッ
セージ処理手段によるメッセージの表示時期に合わせて
呼び出し報知が行われる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は本発明のメッセージ表示機能付き無線選択呼
び出し受信機の一実施例のブロック図であり、第6図と
同一符号は同一部分を示し、2は信号処理部、16はデコ
ーダ、25はクロック源オンオフ器、26はメモリである。
同図のメッセージ表示機能付き無線選択呼び出し受信機
が第6図に示した従来の受信機と相違するところは、信
号処理部2内にデコーダ16からの指示に応じてCPU用ク
ロック源24をオン,オフするクロック源オンオフ器25と
受信したメッセージを一時的に記憶するメモリ26とを設
けた点にある。また、デコーダ16は第2図に示すような
処理を行うよう構成されている。第3図は第1図の受信
機のタイムチャートであり、以下、第1図乃至第3図を
参照して、本実施例のより詳しい構成および動作を説明
する。
第1図において受信機の電源がオンされると、信号処
理部2のデコーダ16が第2図に示す流れに沿って動作を
開始する。なお、このとき同期用クロック源20は第3図
に示すように電源オン中は同期用クロックCLK1を常時出
力するが、CPU用クロック源24はクロック源オンオフ器2
5によってオンされるまで発振動作は行わない。
デコーダ16は動作を開始すると、無線部1の間欠的な
動作を制御するためのタイマTM0をスタートさせる(S
1)。なお、このタイマTM0はスタート後所定の時間が経
過するごとにタイムアウトし再び計時を再開するもので
ある。次に、デコーダ16はタイマTM0がタイムアウトし
たタイミングで(S2でYES)、無線部オンオフ器21によ
り無線部1をオン状態にし且つ無線部1のオン状態の期
間を規定するタイマTM1をスタートさせる(S3)。
無線部1はオン状態になると、アンテナ4で受信した
無線信号を増幅,復調して信号処理部2に加え、信号処
理部2内のA/D変換器15はそれをディジタルな信号に変
換してデコーダ16に加える。
デコーダ16は同期用クロック源20からの同期用クロッ
クCLK1に従ってA/D変換器15から与えられるディジタル
な信号中からタイマTM1がタイムアウトするまでの期間
にわたって前置信号PAの検出を試みる(S4)。このとき
第3図のタイミングT1の如く前置信号PAが不検出となる
場合には、無線部オンオフ器21によって無線部1をオフ
状態にし且つ無線部1の間欠的な動作のオフ期間に見合
った時間後にタイムアウトするタイマTM2をスタートさ
せる(S10)。そして、メモリ26に未処理のメッセージ
があるか否かを調べ(S11)、あれば処理S12へ進むが、
第3図の例では無い場合を想定しているので、処理S2に
戻る。この結果、次にタイマTM0がタイムアウトするま
では無線部1はオフ状態のままにされ、タイムアウトし
た第3図のタイミングT2で再び無線部1がオン状態にさ
れる(S3)。
第3図のタイミングT2では受信データ中の前置信号PA
が現れているので、デコーダ16はそれを検出することに
より処理S4から処理S5へ進み、そこで同期信号SCが検出
される。そして、同期信号SCを検出して同期が合えば
(S5でYES)、自己の呼び出し符号が入っているグルー
プG3が現れる直前まで無線部オンオフ器21によって無線
部1をオフ状態とし、グループG3の直前のタイミングで
再び無線部1をオン状態とし(S6)、グループG3にROM1
7に記憶された自己の呼び出し符号と同一の呼び出し符
号が存在するか否かを検出する(S7)。なお、同期信号
SCが検出できなかった場合およびグループG3中に自己の
呼び出し符号が存在しなかった場合は、処理S9で無線部
1をオフ状態にして処理S2に戻る。
デコーダ16は、処理S7で自己の呼び出し符号を検出す
ると、呼び出し符号に続くメッセージMを全てメモリ26
に記憶する(S8)。そして、処理S9において無線部1を
オフ状態にして処理S2に戻る。このタイミングが第3図
のT3である。
次にデコーダ16は、再びタイマTM0がタイムアウトし
た第3図のタイミングT4で無線部1をオン状態にし(S
3)、前置信号PAの検出を試みるが(S4)、第3図の場
合は前置信号PAを検出し得ないので、処理S10に進み、
無線部1を第3図のT5のタイミングでオフ状態にすると
共にタイマTM2をスタートさせ、処理S11においてメモリ
26に未処理のメッセージがあるか否かを判定する(S1
1)。今の場合、先に受信したメッセージが存在してい
るので、デコーダ16は処理S12に進み、タイマTM3がタイ
ムアウトしているか否かを判定する。ここで、タイマTM
3は呼び出し報知およびメッセージ表示時に処理S19にお
いてスタートされ呼び出し報知およびメッセージ表示を
行う時間経過後にタイムアウトするタイマである。従っ
て、このタイマTM3がタイムアウトしていなければ、前
回の呼び出しにかかる報知および表示が継続中なので、
今回の無線部1のオフ期間ではメッセージ表示や呼び出
し報知にかかる処理は行わずに処理S2に戻るようにして
いる。
第3図は前回の呼び出しが無い場合を想定しており、
従ってデコーダ16は処理S12から処理S13へ進み、クロッ
ク源オンオフ器25によりCPU用クロック源24を起動してC
PU用クロックCLK2を第3図のタイミングT6で発振させ
る。これによってCPU22は動作可能な状態となる。次
に、デコーダ16はフラグFGが「1」でないことを確認後
(S14)、メモリ26に記憶された最も古い未処理のメッ
セージをCPU22に渡して処理を依頼する(S15)。
これに応答してCPU22は受け取ったメッセージに対し
所定の処理を実施し、処理終了後にその旨をデコーダ16
に通知すると共に表示器23中のLCDドライバ等のコント
ローラにデータを渡して一定時間の表示を開始させる。
他方、デコーダ16はCPU22から処理終了の通知を処理S
18で受け取ると、タイマTM3をスタートさせ(S19)、ス
ピーカ駆動回路18を起動することによりスピーカ19から
一定時間にわたり呼び出し報知を行う(S20)。これに
よって、メッセージの表示と同時期に呼び出し報知が行
われることになる。その後、デコーダ16はフラグFGを
「0」にすると共にメモリ26中の今回処理したメッセー
ジを処理済みにし(S21)、クロック源オンオフ器25に
よってCPU用クロック源24を停止させる(S24)。これに
よって、CPU用クロックCLK2は第3図のタイミングT7で
発振を停止する。
なお、以上の動作はCPU22によるメッセージ処理が無
線部1の1回のオフ期間内で終了した場合であるが、終
了しない場合には、次のような動作が行われる。
デコーダ16は、処理S10でスタートさせたタイマTM2が
タイムアウトするまでにCPU22から処理終了通知が受信
できなかったことを処理S17で判別すると、フラグFGを
「1」にしてその旨記憶し(S22)、CPU22に対し処理の
中断を指示した後(S23)、CPU用クロックCLK2の発振を
停止させて(S24)、処理S2に戻る。そして、その後の
前置信号不検出による無線部1のオフ期間において、メ
ッセージ処理の中断が生じていたことを処理S14で判別
すると、処理S16においてCPU22の処理を再開させるもの
である。なお、設計上、CPU22によるメッセージ処理が
1回のオフ期間内で必ず終了する場合には上述した対策
は不要であることは勿論のことである。
このように本実施例では無線部1の動作期間中はCPU
用クロック源24は発振を停止する為、CPU22も完全にそ
の動作を停止している。従って、CPU用クロックCLK2に
起因するクロック高調波成分による無線部1への悪影響
は全く無くなる。即ち、無線部1が動作しているときの
信号状態は第8図から各クロック高調波成分51〜54を取
り除いた第4図に示すような状態になる。なお、CPU用
クロック源24が発振しているときは第5図に示すような
各高調波成分51〜54が観測されるが、そのときは無線部
1は動作していないので何の影響もない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のメッセージ表示機能付
き無線選択呼び出し受信機においては、無線部の動作期
間中はCPU等のメッセージ処理手段に動作用クロックを
供給するクロック源の発振を停止するので、 無線部の動作中にクロック高調波成分が無線部のア
ンテナや高周波回路に飛び込んで感度低下や感度不安定
もしくは感度抑圧を起こすことが無くなる。
無線部とクロック源とを物理的にシールドする方法
に比べ、シールドに要するスペース分だけ無線機の小型
化が可能となり、コスト的にも有利になる。
回線周波数やチャンネル間隔を考慮して動作用クロ
ック源の発振周波数を決定する方法に比べ、設計時の制
約が低減し、また回線周波数を変更する毎に動作用クロ
ック源の発振周波数を変更する必要がない。
動作用クロックの無線部に与える影響が無くなった
ことから、クリスタル発振器等の製作偏差および温度偏
差等の少ない高価な発振器で動作用クロック源を構成す
ることが必ずしも必要では無くなり、セラミック発振器
やCR発振器等の安価な発振器の使用が可能となる。
自己の呼び出し符号検出時に呼び出し報知を行わ
ず、メッセージが表示される時期に合わせて呼び出し報
知を行うので、受信機携帯者に対するアクションが一時
期に行われることになり、メッセージの見落とし等が無
くなる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例のブロック図、 第2図はデコーダ16の動作例を示す流れ図、 第3図は第1図の実施例のタイムチャート、 第4図はクロック高調波成分の影響が除去された無線部
1の動作期間の信号状態図、 第5図は無線部1の停止中に現れるクロック高調波成分
の状態を示す図、 第6図は従来例のブロック図、 第7図は従来例のタイムチャートおよび、 第8図はクロック高調波成分の影響を受けている無線部
1の動作期間の信号状態図である。 図において、 1……無線部 2,2′……信号処理部 3……第1局部発振器 4……アンテナ 5……高周波増幅器 6,8,11……フイルタ 7,9……ミキサ 10……第2局部発振器 12……IF増幅器 13……リミッタ 14……検波器 15……A/D変換器 16,16′……デコーダ 17……自己の呼び出し符号を記憶するROM 18……スピーカ駆動回路 19……スピーカ 20……同期用クロック源 21……無線部オンオフ器 22……CPU 23……表示器 24……CPU用クロック源 25……クロック源オンオフ器 26……メモリ 27……クリスタル発振器 28……逓倍器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナで受信した無線信号の増幅,復調
    を行う無線部と、該無線部の間欠的な動作を制御すると
    共にその出力から自己の呼び出し符号,メッセージの検
    出を行い且つ呼び出し報知およびメッセージ表示を行う
    信号処理部とを有するメッセージ表示機能付き無線選択
    呼び出し受信機において、 前記信号処理部でメッセージの表示にかかる処理を行う
    メッセージ処理手段に動作用クロックを供給するクロッ
    ク源の起動,停止を制御するクロック制御手段を備え、 前記信号処理部は、前記クロック制御手段により、前記
    無線部が動作している期間中は前記クロック源を停止さ
    せる構成を有することを特徴とするメッセージ表示機能
    付き無線選択呼び出し受信機。
  2. 【請求項2】前記信号処理部は、自己の呼び出し符号お
    よびそれに続くメッセージを検出したとき、その後の前
    記無線部の動作停止期間に前記クロック制御手段により
    前記クロック源を起動する構成を有する請求項1記載の
    メッセージ表示機能付き無線選択呼び出し受信機。
  3. 【請求項3】前記動作停止期間は、前記信号処理部にお
    いて受信信号中より前置信号が検出されなかった為に前
    記無線部の動作を停止させた期間である請求項2記載の
    メッセージ表示機能付き無線選択呼び出し受信機。
  4. 【請求項4】前記信号処理部は、前記メッセージ処理手
    段によるメッセージの表示時期に合わせて呼び出し報知
    を行う構成を有する請求項3記載のメッセージ表示機能
    付き無線選択呼び出し受信機。
  5. 【請求項5】前記メッセージ処理手段は、前記クロック
    源からの動作クロックで動作するCPUである請求項4記
    載のメッセージ表示機能付き無線選択呼び出し受信機。
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