JP2972060B2 - 糖類の分離、分析に用いることができるコレステリックボロン酸 - Google Patents

糖類の分離、分析に用いることができるコレステリックボロン酸

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のボロン酸系化合
物を用いて糖類を分離したり分析する技術に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】糖類は、自然界に広く分布し
て生物学的に重要な役割を果たすとともに、工業上の主
要な基礎物質の一つとなっている。糖類の特徴は、その
構造の複雑さ又は多様性にある。特に、糖類にはD−体
とL−体とから成る光学異性体があり、その分離(光学
分割)は、薬剤の合成などにおいてきわめて重要であ
る。不要な光学異性体の混入は、薬剤としての効果を減
少させるだけでなく、人体に深刻な影響を与え得る。光
学異性体は、沸点や融点など物性が同じであるために分
離が非常に困難である。光学分割に従来より主として用
いられてきた方法は、キラルな化合物を担体(固定相)
とするクロマトグラフィであるが、この方法は、取扱え
る量が少なく時間がかかることが難点であった。この他
に、異なる種類の糖を効果的に互いに分離することがで
きれば、学問上あるいは産業上きわめて意義があるが、
この目的に特に適う手法は見当たらない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、糖類に関する
研究を重ねた結果、特定のボロン酸系化合物を用いるこ
とにより、糖類の分離や分析を効果的に行うことができ
ることを見出した。
【0004】すなわち、本発明は、次式〔化1〕で表さ
れるコレステリックボロン酸を提供する。
【0005】
【化1】
【0006】式中、Xは、−(CH2nNHCO−、−
(CH2nCO−、または、−(CH2nOCO−で示
される官能基であり、ここで、nは0〜5の整数であ
る。
【0007】糖類のOH基とボロン酸基B(OH)2
共有結合的に反応することは知られている。本発明者
は、非水溶媒の存在下に各種糖類と前記〔化1〕で表さ
れるコレステリックボロン酸を反応させてコンプレック
ス(複合体)の形成を試みたところ、特定の非水溶媒中
において、糖の光学異性の違い(D−体かL−体か)、
あるいは糖の種類に応じて、生成物の形態が異なり、溶
液、結晶またはゲルなど各種の状態を呈することが見出
された。これは、得られるコンプレックスと非水溶媒と
の相互作用が、糖の構造に応じて異なるためと理解され
る。
【0008】例えば、同一種の糖に本発明のコレステリ
ックボロン酸を添加したとき、特定の溶媒中において、
D−体の場合はゲル化するのに対してL−体は良好な溶
解性を示して溶液を呈するものがある。別の例として、
適当な溶媒を選ぶことにより、D−体およびL−体のい
ずれか一方が良好な溶解性を示すのに対し、他方が溶解
せず結晶化するような糖類もある。さらには、同一の溶
媒に対して、本発明のコレステリックボロン酸と糖のコ
ンプレックスが、糖の種類によって、溶液を呈する場合
もあれば、溶解性がなくゲル化したり結晶化する場合も
ある。
【0009】かくして、本発明に従えば、適当な非水溶
媒の存在下に、複数の糖類の混合物に前記〔化1〕で表
されるコレステリックボロン酸を添加して、当該糖とコ
レステリックボロン酸のコンプレックスを形成し、それ
ぞれのコンプレックスと非水溶媒との相互作用の違いを
利用して糖類を互いに分離することから成る糖類の分離
法が提供される。すなわち、本発明に従えば、前述した
ように、糖類/コレステリックボロン酸のコンプレック
スは、適当な溶媒を用いることにより、糖の違いに応じ
て溶液、結晶、ゲルなどの状態を呈するので、糖類の混
合物から目的の特定の糖を濾過、再結晶などの簡単な方
法により分割、分離することができる。
【0010】本発明が対象とする糖類の混合物として
は、ラセミ混合物など同一種の糖のD−体とL−体を含
有する混合物が挙げられ、本発明の方法はD−体とL−
体の分離・回収(光学分割)に好適である。この他の例
として、異なる種類の複数の糖を含有する混合物から、
それぞれの糖を互いに分離するにも適用できる。
【0011】なお、非水溶媒により糖/コレステリック
ボロン酸コンプレックスがゲル化する系においては、同
一種の糖においてもゲル−ゾル転移温度(ゲル状態から
ゾル状態に転移する温度)がD−体とL−体とでは著し
く異なることがあるので、これを利用して、D−体であ
るかL−体であるかの判定(定性分析)を行うことがで
きる。さらにこのような系においては、ゲル−ゾル転移
温度は糖の濃度に応じて変化するので、この現象を基礎
にして糖の定量分析も可能である。
【0012】本発明に従い、〔化1〕で表されるコレス
テリックボロン酸を糖と反応させたとき、糖の構造や種
類に応じて、溶媒によって異なる形態を呈する詳細な理
由は明かでないが、キラリティを有する糖と本発明のコ
レステリックボロン酸との間に形成されるコンプレック
スはジアステロオマーとなり、同じ溶媒中においても異
なる凝集構造を呈する結果、D−体とL−体の分離など
が可能になるものと考えられる。
【0013】本発明に従えば、式〔化1〕で示されるフ
ェニルボロン酸を用いて、単糖、二糖、およびオリゴ糖
の分離、分析が可能(それらの糖の誘導体を含む)であ
るが、好適な対象は、単糖類および二糖類であり、特に
単糖およびその各種誘導体に効果的である。好適な糖類
の例としては、D−およびL−(以下、D,L−)アロ
ース、D,L−アルトロース、D,L−グルコース、
D,L−マンノース、D,L−グロース、D,L−イド
ース、D,L−ガラクトース、D,L−タロース、D,
L−リボース、D,L−アラビノース、D,L−キシロ
ース、D,L−リキソース、D,L−フルクトース、
D,L−フコース、D,L−ラムノース、マルトース、
セロビオース、ラクトース、サッカロース、イソマルト
ース、ゲンチオビオースおよびそれらの誘導体などが挙
げられる。
【0014】本発明に従えば、上述したような糖類と式
〔化1〕のコレステリックボロン酸を適当な非水溶媒中
で混合するだけで、溶媒に対する相互作用の違いに応じ
て、溶液、ゲル、結晶など異なる状態が得られるので、
濾過や再結晶化等の簡単な操作を行うだけで、D−体と
L−体の分離などの糖の分離が可能となる。このような
効果を奏するには、式〔化1〕のコレステリックボロン
酸の(CH2nにおけるnは5以下、好ましくは0〜2
である。これは、エチレン鎖が長すぎると得られるコレ
ステリックボロン酸がリジッド(剛性)でなくなるため
と考えられる。
【0015】本発明において用いる〔化1〕のコレステ
リックボロン酸は、既知の方法を工夫することによって
合成できるが、代表的な合成法を図1および図2に示
す。すなわち、一般的には、フェニルボロン酸誘導体
(IまたはI’)とコレステロール化合物(IIまたはI
I')を等モル比で溶媒(例えばクロロホルム/ピリジン
混合溶媒)中において還流条件下に所定時間反応させた
後、冷却し、適当な溶媒(例えば、酢酸エチル)を用い
て目的化合物を沈澱物として得ることができる。
【0016】本発明に従い、糖類の分離または分析を行
うにあたっては、一般に、糖類の混合物1重量部に対し
て、式〔化1〕のコレステリックボロン酸を0.01〜
10重量部、好ましくは0.05〜7重量部の割合で加
え、また、非水溶媒を、10〜500重量部の割合で加
える。
【0017】ゲルまたは再結晶の形態で分離する場合、
ゲルまたは再結晶の形成を促進するために、混合液をゆ
るやかに加熱した後、所定のゲル化温度または再結晶化
温度まで冷却し、その後、濾過すればよい。濾過は濾紙
を用いて行われるが大量の場合はフィルタープレスのよ
うな手段を用いてもよい。
【0018】以上の説明から理解されるように本発明に
よりコレステリックボロン酸を用いる糖類の分離、分析
は、操作がきわめて簡単であり、用いた試薬(コレステ
リックボロン酸)の回収も容易である−ボロン酸部位は
容易に加水分解される。かくして、本発明は、D−体と
L−体の光学分割など、糖類の分離、分析のために従来
方法に見られない利点を有する新しい技術を提供する。
【0019】以下実施例に沿って本発明をさらに説明す
る。
【0020】
【実施例】実施例1:コレステリックボロン酸の調製 1モルの3−アミノフェニルボロン酸と1モルのコレス
テロールクロロホルメートをクロロホルム:ピリジン混
合溶媒(1:1)中で約3時間還流する。冷却後、反応
液中にエチルアセテートを加えることによって、次式
〔化2〕で表されるコレステリックボロン酸を得た。
【0021】
【化2】
【0022】実施例2:ラセミ体の光学分割(リボース) 実施例1で調製した〔化2〕のコレステリックボロン酸
を用いて、D−リボースとL−リボースの光学分割を行
った。
【0023】〔化2〕のコレステリックボロン酸300
mg、リボースのラセミ混合物100mg、およびクロ
ロホルム10mlを20mlの丸底フラスコに入れ、6
0℃に加熱しながら48時間攪拌した。反応液を室温ま
で冷却したところ、無色半透明状のスラリーが得られ
た。このスラリーを濾紙を用いて、濾過およびゲル状物
に分けた。濾液およびゲル状物に含まれる反応物を回収
した後、加水分解し、水抽出によってリボースを回収し
た。濾液より回収したリボースは、その旋光度の測定に
よりL−体であることが確認され、また、ゲル状物より
回収されたリボースはD−体であることが確認された。
【0024】実施例3:ラセミ体の光学分割(グルコース) 〔化2〕のコレステリックボロン酸100mgとグルコ
ースのラセミ体1gをクロロホルム500mlに溶解
し、室温で40時間攪拌した。反応物を濾過し、濾液を
濃縮したところ、沈澱物が得られた。濾紙を用いて、沈
澱物と濾液に分け、それぞれに含まれる反応物を回収し
た後、加水分解と水抽出によりグルコースを回収した。
旋光度の測定より、濾液より回収したグルコースはD−
体、沈澱物より得られたグルコースはL−体であること
が確認された。
【0025】実施例4:ラセミ体の光学分割(フコース) 上述の〔化2〕のコレステリックボロン酸とフコースの
ラセミ混合物を実施例2と同様な配合比で混ぜ、実施例
3と同様な条件で処理を行った。反応液から溶媒を減圧
留去し、生成物を得た。生成物にアセトン2gを入れ、
50℃で約1時間攪拌し、濾紙により、すばやく溶解物
(濾液)と非溶解物に分けた。溶解物を室温まで冷却し
たところ、再結晶物が得られた。非溶解物と再結晶物か
ら、加水分解と水抽出によりフコースを回収した。旋光
度の測定より、非溶解物より得られたフコースはL−体
であり、再結晶物より得られたフコースはD−体である
ことが確認された。
【0026】実施例5:ラセミ体の光学分割(リキソース) 上記の式〔化1〕のコレステリックボロン酸300mg
とリキソースのラセミ体100mgをクロロホルム20
0mlに溶解し、実施例4と同様な条件で処理を行い、
生成物を得た。生成物にアセトン2gを入れ、50℃で
約1時間攪拌し、すばやく、溶解物を濾別した。濾液を
室温まで冷却したところ、再結晶が析出した。溶解物と
再結晶物を濾別し、加水分解と水抽出によりリキソース
を回収した。旋光度の測定より、再結晶物より得られた
リキソースはD−体であり、他方、溶解物より得られた
リキソースはL−体であることが確認された。
【0027】実施例6:ラセミ体の光学分割(ザイロース) クロロホルムの代わりに、1−4,ジオキサンを用い
て、ザイロースのラセミ体を実施例2と同様な方法で分
離した。旋光度の測定より、溶解物より回収したザイロ
ースはD−体であり、ゲル状物より回収されたザイロー
スはL−体であることが確認された。
【0028】実施例7:ラセミ体の光学分割(マンノース) クロロホルムの代わりに、テトラヒドロフランを用いて
マンノースのラセミ体を実施例3と同様な方法で分離し
た。但し、〔化2〕のコレステリックボロン酸300m
g、ラセミ体100mg,テトラヒドロフラン200m
lを用いた。旋光度の測定より、沈澱物より回収したマ
ンノースはD−体、溶解物より回収したマンノースはL
−体であることが確認された。
【0029】実施例8:ラセミ体の光学分割(ガラクトース) ガラクトースのラセミ体を実施例4と同じ手法により分
離した。旋光度の測定より、非溶解物より得られたガラ
クトースはD−体、再結晶物より回収したガラクトース
はL−体であることが確認された。
【0030】実施例9:ラセミ体の光学分割(フルクトース) アセトンの代わりにジエチルエーテルを用いて、フルク
トースのラセミ体を実施例5と同様な方法で分離した。
但し、ジエチルエーテルの攪拌温度は30℃、再結晶化
温度は2℃とした。旋光度の測定より、再結晶物より得
られたフルクトースはL−体、溶解物より得られたフル
クトースはD−体であることが確認された。
【0031】実施例10:コンプレックスと溶媒の相互作用観察 単糖類のD−体またはL−体と〔化1〕のコレステリッ
クボロン酸から得られるコンプレックスの各種溶媒に対
する相互作用を調べた。すなわち、所定の溶媒中におい
て、〔化2〕コレステリックボロン酸:糖のD−体また
はL−体をモル比2:1(但し、リボースの場合1:
1)で反応させ、温湯で50℃にあたためた後、冷却し
て溶解性等を観察した。溶媒の量はコンプレックスと溶
媒の全量を基準として5重量%とした。その結果を表
1、表2に示す。表中において、Sは、溶解性が良く溶
液状を呈したもの、他方、Iは非溶解の場合を示す。G
は室温(23℃)にまで冷却したときにゲル化したも
の、Gcは−7℃まで冷却した時にゲル化したものを示
す。また、Rは0℃に冷却したときに結晶を析出(再結
晶)したものを示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】表1、表2に示されるように、本発明に従
うコレステリックボロン酸/糖のコンプレックスは、各
種溶媒に対して異なる状態を発現するので、この性質を
利用して、異種の糖の分離、あるいは、同種の糖の光学
分割を行うことができる。
【0035】実施例11:糖のD,L分析への応用 表1、表2に示すようにD−体およびL−体のいずれも
がゲル状態を呈する糖/コレステリックボロン酸コンプ
レックス系(糖:リキソース、ザイロース、溶媒:クロ
ロホルム)について、コンプレックスの濃度とゲル−ゾ
ル転移温度(Tg)の関係を調べた。その結果は図3の
グラフに示されている。
【0036】同様にして、マンノース/コレステリック
ボロン酸のコンプレックスについても、コンプレックス
の濃度とゲル−ゾル転移温度の関係を調べた。但し、溶
媒として、1,2−ジクロロエタンを用いた。その結果
は図4に示す。
【0037】図に示されるように、これらの系において
は同一種の糖のD−体とL−体のTgが著しく異なって
いる。このことは、Tgを測定することにより、未知サ
ンプル中の糖がD−体かL−体かを判定できることを示
している。また、別の態様として、予め図に示すような
関係を求めておくことにより、糖の定量分析を行うこと
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において用いるコレステリックボロン酸
の合成法を概示する。
【図2】本発明において用いるコレステリックボロン酸
の合成法の別の例を概示する。
【図3】本発明に従う糖/コレステリックボロン酸コン
プレックスの濃度とゲル−ゾル転移温度の関係を示す。
【図4】本発明に従う別の糖/コレステリックボロン酸
コンプレックスの濃度とゲル−ゾル転移温度の関係を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 正義 福岡県筑紫野市大字針摺222−57コーポ タイニイII207号 (72)発明者 新海 征治 福岡県福岡市東区三苫2丁目13番17号 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07J 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式〔化1〕で表され、糖類の分離、分
    析に用いることができるコレステリックボロン酸 【化1】 (但し、式中Xは、−(CH2nNHCO−、−(CH
    2nCO−、または−(CH2nOCO−であり、nは
    0〜5の整数である。)
  2. 【請求項2】 非水溶媒の存在下に複数の糖類の混合物
    に、上記式〔化1〕で表されるコレステリックボロン酸
    を添加して糖とコレステリックボロン酸のコンプレック
    スを形成させ、それぞれのコンプレックスと非水溶媒と
    の相互作用の違いを利用して前記糖類を互いに分離する
    ことを特徴とする糖類の分離法。
  3. 【請求項3】 糖類の混合物が、同一種の糖のD−体お
    よびL−体を含有する請求項2に記載の糖類の分離法。
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