JPH0560474B2 - - Google Patents

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JPH0560474B2
JPH0560474B2 JP60043970A JP4397085A JPH0560474B2 JP H0560474 B2 JPH0560474 B2 JP H0560474B2 JP 60043970 A JP60043970 A JP 60043970A JP 4397085 A JP4397085 A JP 4397085A JP H0560474 B2 JPH0560474 B2 JP H0560474B2
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JP
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acetyl
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JPS61204190A (ja
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Shohei Shibayama
Juji Matsuzaki
Shoji Yoshimura
Masayoshi Ito
Yoshasu Shidori
Tomoya Ogawa
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KANTO ISHI PHARMA CO Ltd
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KANTO ISHI PHARMA CO Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H3/00Compounds containing only hydrogen atoms and saccharide radicals having only carbon, hydrogen, and oxygen atoms
    • C07H3/06Oligosaccharides, i.e. having three to five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/26Acyclic or carbocyclic radicals, substituted by hetero rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H9/00Compounds containing a hetero ring sharing at least two hetero atoms with a saccharide radical
    • C07H9/06Compounds containing a hetero ring sharing at least two hetero atoms with a saccharide radical the hetero ring containing nitrogen as ring hetero atoms

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は免疫学的に活性なグリコシド及びその
製造方法に関する。さらに詳しくは、グリコシド
の中でも特にN−アセチルノイラミン酸誘導体及
びその製造方法に関するものである。 N−アセチルノイラミン酸等のN−置換ノイラ
ミン酸は、動物界あるいはいくつかの細菌の細胞
表面にシアロ複合体(糖蛋白、糖脂質、オリゴ
糖、および多糖)として存在することが知られて
いる。 この化合物は近年、神経機能、癌、炎症、免
疫、ウイルス感染、分化、ホルモンレセプターな
ど、医学ならびに薬学的に重要視され、細胞表面
に局在する特異な活性分子として注目されつつあ
る。しかしながらシアロ複合体においてN−置換
ノイラミン酸の演ずる役割については、いまだ推
測の域を出るものではない。 この化合物は更に、多くの天然物有機化学者に
よつて研究され、既に単純な各種誘導体に導かれ
ている。しかしながら顕著な生理活性誘導体はま
だ知られていない。 それ故本発明は、優れた生理活性を有する新規
化合物を得ることを目的とするものである。 さらに近年、造血臓器の悪性腫瘍をはじめ、各
種癌疾患、膠原病などの治療の多角化によつて、
確かに延命効果がもたらされている。しかしその
反面、使用する薬剤例えば副腎皮質ホルモン剤
や、免疫抑制剤の使用の頻度の増加することがさ
けられず、その結果いわゆる免疫力の低下・減少
と共に、多くの副作用がおこりつつある。 本発明者等は、以前より生体固有成分であるシ
アル酸に注目し、その化学的修飾によつて副作用
が少なく、かつ免疫監視機構の調整作用をもつ、
免疫調整剤の研究を鋭意行なつており、その結果
抑制T細胞を活性化し、B細胞の免疫グロブリン
産生を抑制する、いわゆる免疫調整作用を持つ本
発明の新規化合物に到達した。 すなわち、本発明のグリコシドは一般式〔〕
で示される新規化合物である。 (ただし、R1
【式】基、アルコキ シカルボニル基、カルボキシル基及びカルボキシ
ル基の塩からなる群から選ばれる一員であり、 R2は、R1
【式】 基であるときにはアルコキシカルボニル基、カル
ボキシル基又はカルボキシル基の塩であり、R1
がアルコキシカルボニル基、カルボキシル基又は
カルボキシル基の塩であるときには
【式】基であり、 R3は水素原子又はアセチル基である) 本発明における「アルコキシカルボニル基」
は、例えばメトキシカルボニル基又はエトキシカ
ルボニル基等であることができる。 また、本発明における「カルボキシル基の塩」
とは、カルボキシル基のアルカリ金属塩及びアル
カリ土類金属塩であり、例えばナトリウム塩、カ
リウム塩、カルシウム塩等であることができる。 尚、本発明の化合物()は、R1
【式】基であるβ配置の誘 導体(以下β体という)及びR2
【式】基であるα配置の誘 導体(以下α体という)のいずれをも包含するも
のである。 一般式()で示される本発明の化合物は、例
えばメチル2−クロロ−4,7,8,9−テトラ
−O−アセチル−β−D−N−アセチルノイラミ
ネート(以下化合物()という)及び5−フル
オロ−1−〔(2−ヒドロキシエトキシ)メチル〕
ウラシル(以下化合物()という)を原料とし
て、例えば以下に一連の化学式で示す方法によつ
て、化合物()〜(XI)として製造することが
できる。 尚、化合物()〜(XI)は以下のように命名
されるものである。 化合物():1−O−〔メチル(5−N−アセチ
ル−3,5−ジデオキシ−4,7,8,9−テ
トラ−O−アセチル−β−D−グリセロ−D−
ガラクト−2−ノニユロピラノシル)オネー
ト〕−2−O−〔(2,4−ジオキソ−5−フル
オロ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジ
ン−1−イル)メチル〕−エタンジオール。 化合物():1−O−〔メチル(5−N−アセチ
ル−3,5−ジデオキシ−4,7,8,9−テ
トラ−O−アセチル−α−D−グリセロ−D−
ガラクト−2−ノニユロピラノシル)オネー
ト〕−2−O−〔(2,4−ジオキソ−5−フル
オロ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジ
ン−1−イル)メチル〕−エタンジオール。 化合物():1−O−〔メチル(5−N−アセチ
ル−3,5−ジデオキシ−β−D−グリセロ−
D−ガラクト−2−ノニユロピラノシル)オネ
ート〕−2−O−〔(2,4−ジオキソ−5−フ
ルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミ
ジン−1−イル)メチル〕−エタンジオール。 化合物():1−O−〔メチル(5−N−アセチ
ル−3,5−ジデオキシ−α−D−グリセロ−
D−ガラクト−2−ノニユロピラノシル)オネ
ート〕−2−O−〔(2,4−ジオキソ−5−フ
ルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミ
ジン−1−イル)メチル〕−エタンジオール。 化合物():1−O−〔ナトリウム(5−N−ア
セチル−3,5−ジデオキシ−β−D−グリセ
ロ−D−ガラクト−2−ノニユロピラノシル)
オネート〕−2−O−〔(2,4−ジオキソ−5
−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リミジン−1−イル)メチル〕−エタンジオー
ル。 化合物():1−O−〔ナトリウム(5−N−ア
セチル−3,5−ジデオキシ−α−D−グリセ
ロ−D−ガラクト−2−ノニユロピラノシル)
オネート〕−2−O−〔(2,4−ジオキソ−5
−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロピ
リミジン−1−イル)メチル〕−エタンジオー
ル。 化合物():1−O−〔(5−N−アセチル−3,
5−ジデオキシ−β−D−グリセロ−D−ガラ
クト−2−ノニユロピラノシル)オン酸〕−2
−O−〔(2,4−ジオキソ−5−フルオロ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−1
−イル)メチル〕−エタンジオール。 化合物(XI):1−O−〔(5−N−アセチル−3,
5−ジデオキシ−α−D−グリセロ−D−ガラ
クト−2−ノニユロピラノシル)オン酸〕−2
−O−〔(2,4−ジオキソ−5−フルオロ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−1
−イル)メチル〕−エタンジオール。 前記化合物()及び()は公知化合物であ
る。化合物()は例えばKuhn:Chem.Ber.,
99,611(1966)に従つて合成することができる。
一方化合物()は例えばMorris J.Robins:
Can.j.Chem.,60,547(1982)に従つて合成する
ことができる。 化合物()及び()をKoenigs Knorr反
応させることによつて、本発明の新規化合物
()(β体)と化合物()(α体)の混合物が
得られる。このKoenigs Knorr反応は、例えば
HgBr2,Hg(CN)2及びそれらの混合物の存在下、
あるいはCF3SO3Ag(トリフルオロメタンスルホ
ン酸銀)の存在下実施することができる。CF3
SO3Agの存在下の該反応は、HgBr2等の存在下
で行う他の反応に比べ、化合物()及び()
の収率の合計が高くなる傾向があることから特に
好ましい。 尚、CF3SO3Agの存在下の上記反応は、例え
ば、反応温度を室温〜−50℃とし、反応時間を約
5〜60分とし、テトラヒドロフラン、アセトニト
リル又は塩化メチレン等の溶媒中で実施すること
が好ましい。特に反応時間は約20分、溶媒はテト
ラヒドロフランとすることが好ましい。 次いで、得られた生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイー処理することによつて、本発明
の新規化合物()(β体)及び()(α体)を
完全に分離、精製することができる。 さらにメタノール中化合物()にナトリウム
メトキシドを作用させ、エステル交換反応させる
ことによつて、本発明の新規化合物()(β体)
を得ることができる。同様にして、化合物()
から本発明の新規化合物()(α体)を得るこ
とができる。 次に本発明の化合物である化合物()(β体)
及び()(α体)は、化合物()及び()
をそれぞれ例えば水酸化ナトリウム水溶液中で加
水分解させることによつて得ることができる。さ
らに本発明の化合物である遊離酸型化合物()
(β体)及び(XI)(α体)は、化合物()及び
()の水溶液をそれぞれ酸性化することにより
又、化合物()及び化合物()をそれぞれ水
酸化ナトリウム水溶液中で加水分解後、酸性化す
をことにより直接的に得ることができる。 前記一連の化学式で示した本発明の化合物の製
造方法は、後述する実施例においてさらに具体的
に示される。 また本発明の一般式()の化合物は、それぞ
れ顕著な免疫調整作用を有するものである。 該免疫調整作用は、次のような方法により確認
することができた。 ConAによるマウス脾臓リンパ球活性化に対す
る作用: T細胞は、ConA(コンカナバリンA)により
非特異的に活性化されるが、この反応系に本発明
のグリコシドを加え、その作用を検討した。即
ち、BALB/Cマウスより得た脾臓リンパ球
(SPC)にConA及び一般式〔〕の化合物を
夫々加え、ミクロプレート上で37℃で5%CO2
与えながら20数時間培養した。これに、トリチウ
ムで標識したチミジンを加え、さらに37℃で10数
時間培養後、SPCを収集し、シンチレーシヨンカ
ウンターでSPCに取り込まれた3H−チミジンの
量を測定した。 一般式〔〕で示される化合物に関し、3H−チ
ミジンの取り込み促進・増強が認められ、ConA
によるT細胞活性化に対する増強作用が認められ
た。 マウス脾臓リンパ球の免疫グロプリン産生に対
する作用: 前述の実験により、T細胞活性化作用があらわ
れた本発明のグリコシドについて、さらに免疫グ
ロブリン産生に対する作用をプラーク形成細胞数
を測定することにより検討した。 まづSPCに羊赤血球(SRBC)及び一般式
〔〕の化合物を加え、37℃で5日培養した。得
られた感作SPCに、再びSRBCおよび補体を加え
た。カニンガム・チヤンバー中で37℃、3〜12時
間培養後PFC(プラーク形成細胞)を数えた。 PFCの減少が認められ、かつ細胞生存度は対
照標準と同等であつたことから、免疫グロブリン
産生に対する抑制作用の増強を確認した。 本発明の化合物は、前述の二種の試験に於て顕
著な活性を示した。このことは抑制T細胞の活性
化により免疫グロブリン産生を抑制したものと考
えられる。 従来、例えば膠原病などの自己免疫疾患におい
ては、抑制T細胞の機能低下が認められている。
それ故、抑制T細胞活性化作用を有する本発明の
グリコシドは免疫調整剤として、臨床的応用の有
用性が期待される。 以下、本発明を実施例により説明する。 これらの実施例は、単に本発明を説明するため
のものであり、従つて勿論本発明を限定するため
のものではない。 実施例1 (化合物()および()の製造
(1)) 化合物()2.54g(12.44ミリモル)を含む
無水テトラヒドロフラン溶液120ml中に、シアン
化第二水銀1.12g(4.44ミリモル)、及び臭化第
二水銀2.24g(6.21ミリモル)の無水アセトニト
リル溶液50mlを加え、更に粉末モレキユラシーブ
ス4A7.74gを追加した後、室温で1時間攪拌し
た。 次いで化合物()4.64g(9.10ミリモル)の
無水アセトニトリル溶液35mlを加え、室温にて46
時間攪拌した。 得られた反応懸濁液をアンバーリスト A−21
にて中和し、過後、液は減圧留去した。得ら
れた残渣を酢酸エチルに溶解し、シリカゲル(ワ
コーゲルC−300)10gに吸着させ、減圧下酢酸
エチルを留去後、カラムクロマト〔固定相:シリ
カゲル(ワコーゲルC−300)100g、溶媒系:ク
ロロホルム/メタノール=30/1〕処理して分離
分画した。第一分画部からは原料を回収し、また
第二分画部からは目的物である化合物()及び
()の混合物を得た。この混合物を再度カラム
クロマト〔固定相:シリカゲル(ワコーゲルC−
300)、溶媒系:トルエン/メタノール=10/1〕
処理して分離分画後、得られた2つの分画のそれ
ぞれについて溶媒を留去し、残渣を水に溶解さ
せ、凍結乾燥に付し、化合物()(β体)1.82
g(収率29.6%)及び化合物()(α体)1.87
g(収率30.4%)を無色無定形晶の純品として得
た。化合物()及び()の収率の合計は60.0
%であつた。
【表】
【表】
【表】 実施例2 (化合物()及び()の製造(2)) 化合物()1.54g(7.55ミリモル)及び化合
物()2.96g(5.81ミリモル)を含む無水テト
ラヒドロフラン溶液70ml中に粉末モレキユラシー
ブス4A4.61gを加え、室温で30分間攪拌した。
次いでその混液を−15〜−20℃に冷却後、トリフ
ルオロメタンスルホン酸銀2.09g(8.13ミリモ
ル)の無水テトラヒドロフラン溶液8mlを加え、
20分間攪拌した。 反応懸濁液を過し、液を減圧留去後、残渣
を酢酸エチル200mlに溶解し、飽和食塩水、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液の順で洗浄後、芒硝で
乾燥した。乾燥剤を去し、溶媒を減圧留去し、
残渣4.23gを得た。得られた残渣4.23gを酢酸エ
チルに溶解し、シリカゲル(ワコーゲルC−300)
に吸着させ、減圧下酢酸エチルを留去後、カラム
クロマト〔固定相:シリカゲル(ワコーゲルC−
300)423g、溶媒系:トルエン/メタノール=
10/1〕処理して分離分画した。第一分画部(原
料と化合物()の混合系)と第二分画部(化合
物()のみを含有)を得た。 第一分画部は溶媒を留去して得た残渣を、再度
カラムクロマト〔固定相:シリカゲル(ワコーゲ
ルC−300)、溶媒系:クロロホルム/メタノール
=40/1〕処理して分離分画した。化合物()
のみを含む分画から溶媒を留去し、残渣を水に溶
解し、凍結乾燥に付し、化合物()(β体)
0.77g(収率19.6%)を純品として得た。 第二分画部は、溶媒を留去して得た残渣を水に
溶解し、凍結乾燥に付し、化合物()(α体)
2.70g(収率68.7%)を純品として得た。 化合物()及び()の収率の合計は88.3%
であつた。 実施例3 (化合物()の製造) 実施例1及び2で得られた化合物()420mg
(0.62ミリモル)を0.01Nナトリウムメトキシド−
メタノール溶液100mlに溶解し、室温で1.5時間攪
拌した。反応溶液にDowex 5 ow−x8〔H形〕
を加え、中和後、過し、液を濃縮乾固した
後、カラムクロマト〔固定相:シリカゲル(ワコ
ーゲルC−200)、溶媒系:クロロホルム/メタノ
ール=5/3〕に付した。分離分画部より溶媒を
留去し、得た残渣を水に溶解させ、凍結乾燥に付
し、無色無定形晶の化合物()(β体)270mg
(収率86%)を純品として得た。
【表】 .
〓α〓 19 〓17.9° (C〓1、DMF)

実施例4 (化合物()の製造) 化合物()に代えて、実施例1及び2で得た
化合物()を用いた他は実施例3と同様に操作
した。その結果、化合物()(α体)221mg(収
率80%)を得た。
【表】 .
〓α〓 19 〓33.4° (C〓1、DMF)

実施例5 (化合物()の製造) 実施例3で得た化合物()650mg(1.28ミリ
モル)に水2mlを加え懸濁し、1N水酸化ナトリ
ウム水溶液2mlを加え、室温で20分間攪拌した。
反応溶液がPH10〜11になるようさらに1N水酸化
ナトリウム水溶液追加後、5分間攪拌した。反応
溶液にアンバーライト IRC−50を加え、PH5〜
6とした後、過し、液を凍結乾燥に付し無色
無定形晶の化合物()636mg(収率96.1%)を
得た。
【表】
【表】 実施例6 (化合物()の製造) 化合物()に代えて、実施例4で得た化合物
()372mg(0.73ミリモル)及び1N水酸化ナト
リウム水溶液1.5mlを用いた他は、実施例5と同
様に操作した。その結果、化合物()373mg
(収率98.6%)を得た。
【表】
【表】 実施例7 (化合物()の製造(1)) 実施例5で得た化合物()100mg(1.28ミリ
モル)と蒸留水30mlとの溶液中にDowex 50W−
X8(H形)約3mlを加え、室温下、1時間攪拌し
た。溶液のPHは4であつた。 反応液を過し得られた液を凍結乾燥し、無
色無定形晶の化合物()84mg(収率89.2%)を
得た。
【表】 .
〓α〓 19 〓16.8° (C〓1、HO)

実施例8 (化合物()の製造(1)) 化合物()に代えて実施例6で得た化合物
()102mg(0.20ミリモル)を用いた他は、実施
例7と同様に操作した。 その結果化合物()90.4mg(収率92.4%)
を得た。
【表】
【表】 .
〓α〓 19 −5.8° (C=1、HO)

実施例9 (化合物()の製造(2)) 実施例3で得た化合物()100mg(0.196ミリ
モル)を水2mlに溶解し、1N−水酸化ナトリウ
ム水溶液0.2ml加えた。室温にて3時間攪拌後、
Dowex 50W−X8(H形)を加え約30分間攪拌し
た後、過し、ついで水で洗浄した。液および
洗液を合わせ凍結乾燥に付し、無色無定形晶90mg
(収率93%)た得た。 実施例10 (化合物(XI)の製造(2)) 化合物()に代えて実施例4で得た化合物
()を用いた他は、実施例9と同様に操作した。
その結果化合物(XI)88mg(収率91%)を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (ただし、R1
    【式】基、アルコキ シカルボニル基、カルボキシル基及びカルボキシ
    ル基の塩からなる群から選ばれる一員であり、 R2は、R1が【式】 基であるときにはアルコキシカルボニル基、カル
    ボキシル基又はカルボキシル基の塩であり、R1
    がアルコキシカルボニル基、カルボキシル基又は
    カルボキシル基の塩であるときには
    【式】基であり、 R3は水素原子又はアセチル基である)で表わ
    されるグリコシド。 2 とを、トリフルオロメタンスルホン酸銀の存在
    下、反応させることを特徴とする、 及び (ただし、R4はアセチル基であり、R5はメト
    キシカルボニル基であり、R6
    【式】基である)の製造方 法。
JP60043970A 1985-03-06 1985-03-06 グリコシド及びその製造方法 Granted JPS61204190A (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60043970A JPS61204190A (ja) 1985-03-06 1985-03-06 グリコシド及びその製造方法
US06/832,374 US4675391A (en) 1985-03-06 1986-02-24 Glycoside derivatives
AU54116/86A AU561320B2 (en) 1985-03-06 1986-02-26 Clycoside derivatives
FI860930A FI79543C (fi) 1985-03-06 1986-03-05 Foerfarande foer framstaellning av immunologiskt aktiva glykosider.
CN86102125A CN1018646B (zh) 1985-03-06 1986-03-05 苷的制备方法
KR1019860001555A KR880000704B1 (ko) 1985-03-06 1986-03-05 글리 코시드의 제조방법
ZA861619A ZA861619B (en) 1985-03-06 1986-03-05 Glycoside and process for preparation thereof
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