JP2970430B2 - 空気調和装置の伝送装置 - Google Patents

空気調和装置の伝送装置

Info

Publication number
JP2970430B2
JP2970430B2 JP6253138A JP25313894A JP2970430B2 JP 2970430 B2 JP2970430 B2 JP 2970430B2 JP 6253138 A JP6253138 A JP 6253138A JP 25313894 A JP25313894 A JP 25313894A JP 2970430 B2 JP2970430 B2 JP 2970430B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication path
centralized
communication
control unit
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6253138A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08121850A (ja
Inventor
貴史 岡野
耕慈 内田
功二 鎌房
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP6253138A priority Critical patent/JP2970430B2/ja
Application filed by Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Daikin Kogyo Co Ltd
Priority to DE69532759T priority patent/DE69532759T2/de
Priority to CN95195780A priority patent/CN1099006C/zh
Priority to AU37095/95A priority patent/AU694999B2/en
Priority to PCT/JP1995/002141 priority patent/WO1996012917A1/ja
Priority to US08/809,732 priority patent/US5853123A/en
Priority to ES95934838T priority patent/ES2217283T3/es
Priority to EP95934838A priority patent/EP0783091B1/en
Publication of JPH08121850A publication Critical patent/JPH08121850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2970430B2 publication Critical patent/JP2970430B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の伝送装
置に係り、特に、室外ユニットと室内ユニットとが冷媒
配管で接続されて成る冷媒循環ユニットが複数設けら
れ、各冷媒循環ユニット夫々における室外ユニットと室
内ユニットとの間での信号の授受による運転制御及び集
中コントローラによるシステム全体の集中制御が可能と
された伝送系の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置の一例として特
開昭59−210249号公報に開示されているよう
に、室外ユニットと室内ユニットとが冷媒配管によって
接続され、且つこの室外ユニットを制御する室外制御ユ
ニットと室内ユニットを制御する室内制御ユニットとが
内外通信信号線によって接続され、これにより各ユニッ
ト間において運転信号やモード信号などの各種制御信号
を授受するように構成された冷媒循環ユニットが複数設
けられたものが知られている。また、各制御ユニットは
集中制御信号線及び内外通信信号線を介して集中コント
ローラに接続されており、この集中コントローラからの
制御信号が集中制御信号線及び内外通信信号線によって
室外制御ユニット及び室内制御ユニットに送信されてシ
ステム全体が集中制御されるようになっている。
【0003】また、各制御ユニット同士及び該制御ユニ
ットと集中コントローラを接続する各信号線の配線長さ
を短くして構成の簡素化を図ることを目的として、図5
に示すように、室外ユニット(a,a, …) 及び室内ユニッ
ト(b,b, …) の夫々に備えられた制御ユニット(c,c,
…,d,d, …) と集中コントローラ(e) とを信号線(f) に
より直列に接続することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
59−210249号公報に開示されている構成や、こ
の図5に示すような構成では、信号線(f) の1箇所に短
絡や断線が生じた場合、その部分において通信が行えな
い状態になり、これによって、各制御ユニット(c,c,
…,d,d, …) 及び集中コントローラ(e) 間での通信が不
能になりシステム全体が機能しなくなる。
【0005】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、信号線の一部分において通信が不能となった場
合に、システム全体の機能が停止してしまうことを回避
してシステムの信頼性を確保することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、内外通信信号線の少なく
とも1本において通信が不能となった場合、この内外通
信信号線と集中制御ユニットとを切断して正常な信号線
のみで送信が行えるようにした。具体的には、図1に示
すように、熱源側ユニット(3) と利用側ユニット(4) と
を冷媒配管で接続して成る冷媒循環ユニット(2A,2B,2C)
が複数設けられ、各冷媒循環ユニット(2A,2B,2C)には、
熱源側ユニット(3) を制御する熱源側制御ユニット(5)
と、利用側ユニット(4) を制御する利用側制御ユニット
(6) との間で制御信号を送受信する自系統通信路(7) が
設けられ、上記各熱源側ユニット(3,3, …) 及び利用側
ユニット(4,4, …) を集中制御する集中制御ユニット
(9) と、各自系統通信路(7,7, …) との間には、この両
者間での集中制御信号による通信を可能とする集中通信
路(10)が設けられた空気調和装置の伝送装置を前提とし
ている。そして、上記各自系統通信路(7) と集中制御ユ
ニット(9) との間の集中通信路(10)を切断可能とする通
信路切断手段(28)と、上記複数の自系統通信路(7,7,
…) の通信状態を判断する通信状態判断手段(31)と、該
通信状態判断手段(31)の出力を受け、少なくとも1つの
自系統通信路(7) が通信不能であるとき、この通信不能
である自系統通信路(7) と集中制御ユニット(9) との間
の集中通信路(10)を通信路切断手段(28)により切断させ
る通信路切断指示手段(32)とを設けた構成としている。
【0007】請求項2記載の発明は、集中制御信号線に
おいて通信が不能となった場合、全ての内外通信信号線
と集中制御ユニットとを切断して内外通信信号線のみで
送信が行えるようにした。具体的には、上述した請求項
1記載の発明と前提が同じ空気調和装置の伝送装置にお
いて、各自系統通信路(7) と集中制御ユニット(9) との
間の集中通信路(10)を切断可能とする通信路切断手段(2
8)と、集中通信路(10)の通信状態を判断する通信状態判
断手段(31)と、該通信状態判断手段(31)の出力を受け、
集中通信路(10)が通信不能であるとき、全ての自系統通
信路(7,7, …)と集中制御ユニット(9) との間の集中通
信路(10)を通信路切断手段(28)により切断させる通信路
切断指示手段(32)とを設けた構成としている。
【0008】請求項3記載の発明は、内外通信信号線の
少なくとも1本において通信が不能となった場合や集中
制御信号線において通信が不能となった場合、正常な信
号線のみによって通信が行えるようにした。具体的に
は、上述した請求項1記載の発明と前提が同じ空気調和
装置の伝送装置において、各自系統通信路(7) と集中制
御ユニット(9) との間の集中通信路(10)を切断可能とす
る通信路切断手段(28)と、上記複数の自系統通信路(7,
7, …) 及び集中通信路(10)の通信状態を判断する通信
状態判断手段(31)と、該通信状態判断手段(31)の出力を
受け、少なくとも1つの自系統通信路(7) が通信不能で
あるとき、この通信不能である自系統通信路(7) と集中
制御ユニット(9) との間の集中通信路(10)を通信路切断
手段(28)により切断させると共に、集中通信路(10)が通
信不能であるとき、全ての自系統通信路(7,7, …) と集
中制御ユニット(9) との間の集中通信路(10)を通信路切
断手段(28)により切断させる通信路切断指示手段(32)と
を設けた構成としている。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1、2
または3記載の空気調和装置の伝送装置において、図3
に示すように、通信路開閉手段(28)をリレー(28a,28b)
により構成している。
【0010】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の空気調和装置の伝送装置において、集中通信路(10)
を、夫々制御信号を送信する2系統の伝送線(10a,10b)
から成し、リレー(28a,28b) を、2系統の伝送線(10a,1
0b) の夫々に同期開閉するように設けた構成としてい
る。
【0011】
【作用】上記の構成により、本発明では以下に述べるよ
うな作用が得られる。空気調和装置の運転時には、自系
統通信路(7) により熱源側制御ユニット(5) と利用側制
御ユニット(6) との間で制御信号が送受信され、また通
信路切断手段(28)が接続状態とされて各熱源側ユニット
(3,3, …)及び各利用側ユニット(4,4, …)は、集中制
御ユニット(9) から集中通信路(10)により送信される集
中制御信号により集中制御される。そして、請求項1記
載の発明では、少なくとも1つの自系統通信路(7) が通
信不能であるとき、通信路切断指示手段(32)が、この通
信不能である自系統通信路(7) と集中制御ユニット(9)
との間の集中通信路(10)を通信路切断手段(28)により切
断させる。また、請求項2記載の発明では、集中通信路
(10)が通信不能であるとき、通信路切断指示手段(32)
が、全ての自系統通信路(7,7,…) と集中制御ユニット
(9) との間の集中通信路(10)を通信路切断手段(28)によ
り切断させる。更に、請求項3記載の発明では、自系統
通信路(7) 及び集中通信路(10)の何れかにおいて通信不
能であるとき、通信路切断指示手段(32)が通信路切断手
段(28)を切断させる。これらの動作により、正常な通信
路での通信が維持され、その部分での通信による運転が
継続して行える。
【0012】請求項4記載の発明では、通信路切断手段
(28)をリレー(28a,28b) としたことで、熱源側制御ユニ
ット(5) における集中通信路(10)への接続部分であるイ
ンターフェイスが一組で済み、構成が簡素化される。ま
た、スイッチの接続時における電力の損失が少なく、ノ
イズによる外乱の影響を受け難い。
【0013】請求項5記載の発明では、集中通信路(10)
による伝送は2系統の伝送線(10a,10b) の夫々から送信
される制御信号により行われる。そして、通信路切断手
段(28)により集中通信路(10)が切断される際には、各リ
レー(28a,28b) が同期して開放されることになる。この
ため、両伝送線(10a,10b) の平衡度が維持され、システ
ムの信頼性が確保される。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図2は、本例に係る空気調和装置(1) の制御システ
ムを示している。本空気調和装置(1) は複数の冷媒循環
ユニット(2A,2B,2C)を備えており、該冷媒循環ユニット
(2A,2B,2C)は、図2においては3系統に構成され、この
3系統の冷媒循環ユニット(2A,2B,2C)のうち2つの冷媒
循環ユニット(2A,2B) は、1台の室外ユニット(3) に対
して1台の室内ユニット(4) が接続され、残りの1つの
冷媒循環ユニット(2C)は、1台の室外ユニット(3) に対
して2台の室内ユニット(4,4) が互いに並列状態で接続
されて構成されている。
【0015】上記室外ユニット(3) は、図示しない圧縮
機と四路切換弁とファンを有する室外熱交換器と室外電
動膨張弁とを備えた本発明でいう熱源側ユニットであ
り、一方、室内ユニット(4) は、室内電動膨張弁とファ
ンを有する室内熱交換器とを備えた本発明でいう利用側
ユニットであり、各冷媒循環ユニット(2A,2B,2C)は、冷
房運転モードと暖房運転モードとに冷媒流通方向が可変
に構成されている。
【0016】また、室外ユニット(3) は、本発明でいう
熱源側制御ユニットとしての室外制御ユニット(5) を備
えている一方、室内ユニット(4) は、本発明でいう利用
側制御ユニットとしての室内制御ユニット(6) を備えて
いる。そして、同一冷媒循環ユニット(2A,2B,2C)にある
各制御ユニット(5,6) は、互いに制御信号の授受可能に
本発明でいう自系統通信路を構成する内外通信信号線
(7) によって接続されて、冷媒循環ユニット(2A,2B,2C)
に対応した3系統の制御系統(8A,8B,8C)を構成してい
る。これにより、各制御系統(8A,8B,8C)毎に空調運転が
制御されるようになっている。
【0017】また、各室外制御ユニット(5,5, …) は本
発明でいう集中制御ユニットとしての集中コントローラ
(9) に集中通信路を構成する集中制御信号線(10)によっ
て接続されており、集中コントローラ(9) からの制御信
号は、この集中制御信号線(10)及び各内外通信信号線
(7,7, …) によって各室外制御ユニット(5,5, …) 及び
各室内制御ユニット(6,6, …) に送信されて、各ユニッ
ト(3,3, …,4,4, …)が統括的に制御(集中制御)され
るようになっている。
【0018】また、上記室内ユニット(4) の夫々には、
リモコン(11)が接続されており、このリモコン(11)と室
内制御ユニット(6) との間で設定温度などの制御信号が
授受されて各室内ユニット(4,4, …) が個別にリモコン
(11)により制御されるようになっている。
【0019】次に、本例の特徴とする構成として、制御
信号の授受を行うための制御ユニットについて説明す
る。上記室外制御ユニット(5) 、室内制御ユニット(6)
及び集中コントローラ(9) 間の伝送方式は、夫々AMI
通信方式で平衡通信方式が採用されており、予め設定さ
れた極性で半2重の信号伝送を行うように構成されてい
る。
【0020】上記室外制御ユニット(5) は、図3に示す
ように、送信回路(20)と受信回路(21)と極性判定回路(2
2)とを備え、該送信回路(20)、受信回路(21)及び極性判
定回路(22)はマイコン(30)に接続されている。また、上
記室内制御ユニット(6) 及び集中コントローラ(9) は、
この室外制御ユニット(5) と略同様の構成の送信回路(2
0)と受信回路(21)と極性判定回路(22)とが備えられてい
る。ここでは、特に、室外制御ユニット(5) を例に挙げ
て回路構成を説明する。また、上記内外通信信号線(7)
及び集中制御信号線(10)は、夫々伝送線としての正側信
号線(7a,10a)と負側信号線(7b,10b)とにより構成されて
いる。
【0021】上記送信回路(20)は、マイコン(30)からの
出力信号に従って情報信号を内外通信信号線(7) 及び集
中制御信号線(10)に送信するものであって、2つのドラ
イバ(20a,20b) を備え、上記内外通信信号線(7) 及び集
中制御信号線(10)の正側信号線(7a,10a)及び負側信号線
(7b,10b)に接続される共通配線(23,24) に各ドライバ(2
0a,20b) が結合配線(20c,20d) を介して接続されてい
る。更に、上記結合配線(20c,20d) には、直流分を除去
するコンデンサ(20e,20f) が接続されている。
【0022】また、上記受信回路(21)は、共通配線(23,
24) に結合配線(21a,21b) を介して接続され、内外通信
信号線(7) 及び集中制御信号線(10)上の情報信号を受信
してマイコン(30)に出力するように構成されている。
【0023】また、上記極性判定回路(22)は、共通配線
(23,24) を介して内外通信信号線(7) 及び集中制御信号
線(10)の正側信号線(7a,10a)及び負側信号線(7b,10b)に
接続されており、上記内外通信信号線(7) 及び集中制御
信号線(10)の極性を判定しており、該極性判定回路(22)
の異極性判定に基いて上記送信回路(20)のドライバ(20
a,20b) は、送信する情報信号を反転可能としている。
【0024】また、上記内外通信信号線(7) 及び集中制
御信号線(10)は、直流重畳回路(25)が開閉回路(26)を介
して接続されている。この直流重畳回路(25)は、電源線
(25a,25b) を介して各通信線(7,10)の正側信号線(7a,10
a)及び負側信号線(7b,10b)に接続される直流電源(27)を
備えており、該直流電源(27)が、上記両信号線(7,10)に
所定の直流電圧、例えば、+15Vの直流電圧を印加して
いる。
【0025】また、上記開閉回路(26)は、各電源線(25
a,25b) に設けられた2つのリレースイッチ(26a,26b)
を備え、該両リレースイッチ(26a,26b) の開閉で直流重
畳回路(25)と各通信線(7,10)との導通及び遮断を行うよ
うに構成されている。
【0026】上記両リレースイッチ(26a,26b) は、マイ
コン(30)の制御により開閉されるようになっており、予
め設定された室外制御ユニット(5) において、このリレ
ースイッチ(26a,26b) が閉状態とされて直流重畳回路(2
5)と各通信線(7,10)とが導通されると、この直流電圧が
重畳されるようになっている。つまり、例えばアドレス
[0]に設定された室外制御ユニット(5) の直流重畳回
路(25)が各信号線(7,10)に直流電圧を印加するように設
定され、他の室外制御ユニット(5) においては、リレー
スイッチ(26a,26b) が開放(OFF) されることになる。
【0027】また、上記電源線(25a,25b) には、放電抵
抗(25c,25d) が介設されると共に、両電源線(25a,25b)
の間には、直流電源(27)と並列になるようにコンデンサ
(25e) が接続されている。
【0028】上記放電抵抗(25c,25d) は、各信号線(7,1
0)の残留電荷を放電して信号波形の歪みの発生を抑制す
るものである。コンデンサ(25e) は、各信号線(7,10)の
インピーダンスを所定の低い値に保持させるものであ
る。
【0029】そして、本例の特徴とするところは、上記
集中制御信号線(10)に通信路切断手段としての開閉回路
(28)が設けられていることにある。この開閉回路(28)
は、集中制御信号線(10)に設けられた2つのリレースイ
ッチ(28a,28b) を備えており、マイコン(30)の制御によ
る該両リレースイッチ(28a,28b) の開閉で各回路(20,2
1,22)と各信号線(10a,10b) との導通及び遮断を行うよ
うに構成されている。そして、この両リレースイッチ(2
8a,28b) は、通常は閉状態とされており、内外通信信号
線(7) や集中制御信号線(10)に短絡などが発生した場合
にのみ開放されるようになっている。
【0030】次に、上記空気調和装置(1) の情報信号の
通信動作について図4のフローチャートに沿って説明す
る。電源が投入されると、ステップST1において集中制
御信号線(10)の開閉回路(28)における各リレースイッチ
(28a,28b) をONさせる。これにより、集中コントローラ
(9) と各制御ユニット(5,6) との送受信が可能な状態と
なる。この状態でステップST2に移り、各室外ユニット
(3,3, …) 及び室内ユニット(4,4, …) の夫々に番号を
付与する。その後、ステップST3において各リレースイ
ッチ(28a,28b) をOFF させて集中コントローラ(9) と各
制御ユニット(5,6) との送受信が不能な状態、つまり、
内外通信信号線(7) による室外制御ユニット(5) と室内
制御ユニット(6) との送受信のみが可能となるようにす
る。次に、この状態においてステップST4で、内外通信
信号線(7) による室外制御ユニット(5) と室内制御ユニ
ット(6) との送受信を行って各制御ユニット(5,5, …,
6,6, …) に自系統を認識させる。つまり、自分が内外
通信信号線(7) により接続されている相手側のユニット
(3,4) の番号を認識させる。そして、ステップST5に移
って各リレースイッチ(28a,28b) をONさせて、集中コン
トローラ(9) と各制御ユニット(5,6) との送受信が可能
な状態とすることにより、各信号線(7,10)による通信が
可能な状態となる。
【0031】次に、ステップST6において通信異常が発
生しているか否かを検出し、通信が正常であるNOの場合
にはステップST7において通常の通信が開始される。逆
に、内外通信信号線(7) や集中制御信号線(10)が短絡す
る等して通信異常の発生が検出されたYES の場合にはス
テップST8において再び各リレースイッチ(28a,28b)をO
FF させて集中コントローラ(9) と各制御ユニット(5,5,
…,6,6, …) との送受信が不能な状態として、内外通
信信号線(7) による室外制御ユニット(5) と室内制御ユ
ニット(6) との送受信のみを可能にする。この状態でス
テップST9において内外通信信号線(7) による送受信を
行って自系統の送受信状態が正常であるか否かの判断を
行う。そして、自系統の送受信状態が異常であるNOに判
断された場合には、ステップST10に移って室内ユニッ
ト(4) の異常表示ランプ等によって異常を表示する。ま
た、この場合、一時的に送受信状態が異常となっている
場合もあるので、そのことを考慮して、ステップST11
において、この異常表示のまま所定時間(例えば数分
間)だけ遅延させた後、再び上記ステップST1に戻って
上述と同様の通信開始動作を行う。この再度通信開始動
作にあっても引き続き異常が検知された場合には、内外
通信信号線(7) が短絡する等の通信異常が発生している
ことが確定されて異常表示を継続して行う。
【0032】一方、ステップST9において自系統の送受
信状態が正常であるYES に判断された場合には、ステッ
プST12に移って各リレースイッチ(28a,28b) をONさせ
て、集中コントローラ(9) と各制御ユニット(5,5, …,
6,6, …) との送受信を可能な状態とする。つまり、こ
のステップST8〜ステップST12の動作によって、自系
統の送受信状態が異常である場合にのみ各リレースイッ
チ(28a,28b) がOFF 状態のままとされ、逆に、自系統の
送受信状態が正常である場合には各リレースイッチ(28
a,28b) がON状態に復帰されることになる。
【0033】その後、ステップST13において通信が正
常であるか否かを検知し、通信が正常であるYES に判定
された場合には通常の通信動作に切換えられて各ユニッ
ト(3,4) の運転制御が開始される一方、通信異常が発生
しているNOの場合には、内外通信信号線(7) ではなく、
集中制御信号線(10)において短絡等の通信異常が発生し
ていると判断して、ステップST14において、各リレー
スイッチ(28a,28b) をOFF させて集中コントローラ(9)
と各制御ユニット(5,6) との送受信が不能な状態、つま
り、内外通信信号線(7) による室外制御ユニット(5) と
室内制御ユニット(6) との送受信のみが可能となるよう
にして、自系統内のみで送受信を行って各ユニット(3,
4) の制御を行う。このような動作により、ステップST
6,9,13によって本発明でいう通信状態判断手段(3
1)が構成され、ステップST8,12,14によって本発
明でいう通信路切断指示手段(32)が構成されている。
【0034】このような制御動作が各冷媒循環ユニット
(2A,2B,2C)の夫々において順次行われることになる。こ
のため、内外通信信号線(7) において通信異常が生じて
いる冷媒循環ユニット(2A,2B,2C)にあっては各リレース
イッチ(28a,28b) がOFF 状態のままであり、システムの
信頼性を確保できる。また、集中制御信号線(10)におい
て通信異常が生じている場合には、各リレースイッチ(2
8a,28b) をOFF させて集中コントローラ(9) と室外制御
ユニット(5) との送受信が不能な状態として自系統内の
みで送受信を行うようにすることにより、この場合にも
システムの信頼性が確保できる。
【0035】また、リレースイッチ(28a,28b) により集
中コントローラ(9) と室外制御ユニット(5) との接続状
態を切換えるようにしたために、室外制御ユニット(5)
における集中制御信号線(10)への接続部分であるインタ
ーフェイスが一組で済み、構成の簡素化を図ることがで
きる。また、この接続状態の切換え時における損失が少
なくノイズによる外乱の影響を受け難い構成が得られ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、少なくとも1つの自系統通信路が通信
不能であるとき、この自系統通信路と集中制御ユニット
との間の集中通信路を切断するようにし、また、請求項
2記載の発明によれば、集中通信路が通信不能であると
き、全ての自系統通信路と集中制御ユニットとの間の集
中通信路を切断するようにし、更に、請求項3記載の発
明によれば、上述した請求項1及び2記載の発明の両構
成を備えさせるようにしたために、通信路の一部分にお
いて通信が不能となった場合、正常な信号線のみによっ
て通信を行うことができ、正常な通信路での通信状態を
維持してその部分での運転を継続して行わせることがで
きて、システムの信頼性を大きく確保できる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、通信路切断
手段をリレーにより構成したために、熱源側制御ユニッ
トにおける集中通信路への接続部分であるインターフェ
イスが一組で済み、構成の簡素化を図ることができる。
また、スイッチの接続時における電力損失が少なく、ノ
イズによる外乱の影響を受け難い構成を得ることができ
る。
【0038】請求項5記載の発明によれば、集中通信路
を、夫々制御信号を送信する2系統の伝送線から成し、
リレーを2系統の伝送線の夫々に同期開閉するように設
けたために、通信路切断手段により集中通信路が切断さ
れる際には、各リレーが同期して開放されることにな
り、これによって、各伝送線の平衡度が維持されてシス
テムの信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】実施例に係る空気調和装置の制御システム図で
ある。
【図3】室外制御ユニットのブロック回路図である。
【図4】通信開始動作及び通信異常時の動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図5】従来例における図2相当図である。
【符号の説明】
(1) 空気調和装置 (2A)〜(2B)冷媒循環ユニット (3) 室外ユニット(熱源側ユニット) (4) 室内ユニット(利用側ユニット) (5) 室外制御ユニット(熱源側制御ユニット) (6) 室内制御ユニット(利用側制御ユニット) (7) 内外通信信号線(自系統通信路) (9) 集中コントローラ(集中制御ユニット) (10) 集中制御信号線(集中通信路) (10a) 正側信号線(伝送線) (10b) 負側信号線(伝送線) (28) 開閉回路(通信路切断手段) (28a,28b) リレースイッチ (31) 通信状態判断手段 (32) 通信路切断指示手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−121547(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02 103

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源側ユニット(3) と利用側ユニット
    (4) とを冷媒配管で接続して成る冷媒循環ユニット(2A,
    2B,2C)が複数設けられ、 各冷媒循環ユニット(2A,2B,2C)には、熱源側ユニット
    (3) を制御する熱源側制御ユニット(5) と、利用側ユニ
    ット(4) を制御する利用側制御ユニット(6) との間で制
    御信号を送受信する自系統通信路(7) が設けられ、 上記各熱源側ユニット(3,3, …) 及び利用側ユニット
    (4,4, …) を集中制御する集中制御ユニット(9) と、各
    自系統通信路(7,7, …) との間には、この両者間での集
    中制御信号による通信を可能とする集中通信路(10)が設
    けられた空気調和装置の伝送装置において、 上記各自系統通信路(7) と集中制御ユニット(9) との間
    の集中通信路(10)を切断可能とする通信路切断手段(28)
    と、 上記複数の自系統通信路(7,7, …) の通信状態を判断す
    る通信状態判断手段(31)と、 該通信状態判断手段(31)の出力を受け、少なくとも1つ
    の自系統通信路(7) が通信不能であるとき、この通信不
    能である自系統通信路(7) と集中制御ユニット(9) との
    間の集中通信路(10)を通信路切断手段(28)により切断さ
    せる通信路切断指示手段(32)とが設けられていることを
    特徴とする空気調和装置の伝送装置。
  2. 【請求項2】 熱源側ユニット(3) と利用側ユニット
    (4) とを冷媒配管で接続して成る冷媒循環ユニット(2A,
    2B,2C)が複数設けられ、 各冷媒循環ユニット(2A,2B,2C)には、熱源側ユニット
    (3) を制御する熱源側制御ユニット(5) と、利用側ユニ
    ット(4) を制御する利用側制御ユニット(6) との間で制
    御信号を送受信する自系統通信路(7) が設けられ、 上記各熱源側ユニット(3,3, …) 及び利用側ユニット
    (4,4, …) を集中制御する集中制御ユニット(9) と、各
    自系統通信路(7,7, …) との間には、この両者間での集
    中制御信号による通信を可能とする集中通信路(10)が設
    けられた空気調和装置の伝送装置において、 上記各自系統通信路(7) と集中制御ユニット(9) との間
    の集中通信路(10)を切断可能とする通信路切断手段(28)
    と、 上記集中通信路(10)の通信状態を判断する通信状態判断
    手段(31)と、 該通信状態判断手段(31)の出力を受け、集中通信路(10)
    が通信不能であるとき、全ての自系統通信路(7,7, …)
    と集中制御ユニット(9) との間の集中通信路(10)を通信
    路切断手段(28)により切断させる通信路切断指示手段(3
    2)とが設けられていることを特徴とする空気調和装置の
    伝送装置。
  3. 【請求項3】 熱源側ユニット(3) と利用側ユニット
    (4) とを冷媒配管で接続して成る冷媒循環ユニット(2A,
    2B,2C)が複数設けられ、 各冷媒循環ユニット(2A,2B,2C)には、熱源側ユニット
    (3) を制御する熱源側制御ユニット(5) と、利用側ユニ
    ット(4) を制御する利用側制御ユニット(6) との間で制
    御信号を送受信する自系統通信路(7) が設けられ、 上記各熱源側ユニット(3,3, …) 及び利用側ユニット
    (4,4, …) を集中制御する集中制御ユニット(9) と、各
    自系統通信路(7,7, …) との間には、この両者間での集
    中制御信号による通信を可能とする集中通信路(10)が設
    けられた空気調和装置の伝送装置において、 上記各自系統通信路(7) と集中制御ユニット(9) との間
    の集中通信路(10)を切断可能とする通信路切断手段(28)
    と、 上記複数の自系統通信路(7,7, …) 及び集中通信路(10)
    の通信状態を判断する通信状態判断手段(31)と、 該通信状態判断手段(31)の出力を受け、少なくとも1つ
    の自系統通信路(7) が通信不能であるとき、この通信不
    能である自系統通信路(7) と集中制御ユニット(9) との
    間の集中通信路(10)を通信路切断手段(28)により切断さ
    せると共に、集中通信路(10)が通信不能であるとき、全
    ての自系統通信路(7,7, …) と集中制御ユニット(9) と
    の間の集中通信路(10)を通信路切断手段(28)により切断
    させる通信路切断指示手段(32)とが設けられていること
    を特徴とする空気調和装置の伝送装置。
  4. 【請求項4】 通信路切断手段(28)は、リレー(28a,28
    b) により構成されていることを特徴とする請求項1、
    2または3記載の空気調和装置の伝送装置。
  5. 【請求項5】 集中通信路(10)は、夫々制御信号を送信
    する2系統の伝送線(10a,10b) から成り、 リレー(28a,28b) は、2系統の伝送線(10a,10b) の夫々
    に同期開閉するように設けられていることを特徴とする
    請求項4記載の空気調和装置の伝送装置。
JP6253138A 1994-10-19 1994-10-19 空気調和装置の伝送装置 Expired - Fee Related JP2970430B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6253138A JP2970430B2 (ja) 1994-10-19 1994-10-19 空気調和装置の伝送装置
CN95195780A CN1099006C (zh) 1994-10-19 1995-10-18 空调机装置的传输装置
AU37095/95A AU694999B2 (en) 1994-10-19 1995-10-18 Transmission device for air conditioner
PCT/JP1995/002141 WO1996012917A1 (fr) 1994-10-19 1995-10-18 Dispositif de transmission pour conditionneur d'air
DE69532759T DE69532759T2 (de) 1994-10-19 1995-10-18 Übertragungsvorrichtung für klimaanlage
US08/809,732 US5853123A (en) 1994-10-19 1995-10-18 Signal transmission/reception device of air conditioner
ES95934838T ES2217283T3 (es) 1994-10-19 1995-10-18 Dispositivo de transmision para acondicionador de aire.
EP95934838A EP0783091B1 (en) 1994-10-19 1995-10-18 Transmission device for air conditioner

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6253138A JP2970430B2 (ja) 1994-10-19 1994-10-19 空気調和装置の伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08121850A JPH08121850A (ja) 1996-05-17
JP2970430B2 true JP2970430B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=17247044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6253138A Expired - Fee Related JP2970430B2 (ja) 1994-10-19 1994-10-19 空気調和装置の伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2970430B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004281A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Toho Gas Co Ltd Ghp遠隔監視装置
KR100631539B1 (ko) 2004-10-26 2006-10-09 엘지전자 주식회사 멀티형 공기조화기의 통신선 오결선 검출시스템 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08121850A (ja) 1996-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1996012917A1 (fr) Dispositif de transmission pour conditionneur d'air
JP2970430B2 (ja) 空気調和装置の伝送装置
JP2000088321A (ja) 空気調和装置の伝送装置
JP3018929B2 (ja) 空気調和装置の伝送装置
JPH0835716A (ja) 空気調和機の制御装置
JP4493123B2 (ja) 空気調和システム
JP3180592B2 (ja) 空気調和装置の伝送装置
EP3819769B1 (en) Environment control system and air conditioner or air-conditioning system
JP3198840B2 (ja) 空気調和装置の伝送装置
KR100490204B1 (ko) 다실형 공기조화기의 통신 제어장치 및 그 방법
JPH06323611A (ja) 空気調和機のアドレス設定装置
JPH0658602A (ja) 空気調和装置の制御方法及び該方法を用いる装置
CA2868746A1 (en) Mixed air temperature sensor bypass
JPH10122634A (ja) 空気調和システム
JPH0894154A (ja) 空調システム
JP4107876B2 (ja) 空気調和システム
JP2560505B2 (ja) 空気調和機の制御装置
JPH10332188A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH0712393A (ja) 空気調和装置
WO2021152761A1 (ja) 通信システム、通信システムに用いるマスター機、スレーブ機、および通信方法
JP3109233B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH076663B2 (ja) 空気調和装置
JPH09112997A (ja) 空気調和機
JPH03125841A (ja) 空気調和装置
JPH02101342A (ja) セパレート形空気調和機の室内機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990727

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees