JPH10122634A - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム

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JPH10122634A
JPH10122634A JP8291057A JP29105796A JPH10122634A JP H10122634 A JPH10122634 A JP H10122634A JP 8291057 A JP8291057 A JP 8291057A JP 29105796 A JP29105796 A JP 29105796A JP H10122634 A JPH10122634 A JP H10122634A
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JP
Japan
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group
unit
signal line
indoor
signal
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JP8291057A
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Yoshinori Kawamura
佳憲 河村
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのグループの室内ユニットの制御部の故
障、又はグループの信号線の断線、或いは一つのグルー
プに無関係な信号が送信されるときなどに、一つのグル
ープを迂回して、他のグループに信号の送信を可能にす
る空気調和システムを提供するものである。 【解決手段】 室外ユニットと複数台の室内ユニットと
をグループ別にして冷媒配管で接続すると共に、室外ユ
ニットの制御部と全ての室内ユニットの制御部とを共通
の信号線50で接続した空気調和システムにおいて、グ
ループ毎に設けられ、それぞれ自己のグループを監視し
て、自己のグループの室内ユニットの制御部の故障、又
は自己のグループの信号線の断線、或いは自己のグルー
プに無関係な信号が送信されるとき、自己のグループを
迂回する第2の信号線71〜74を介して、他のグルー
プの室内ユニットの制御部に信号の送信を可能にする交
換ユニット61〜64を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、一つのグ
ループのアドレスの自動設定に不良があるときに、他の
グループにアドレス自動設定を行わせたり、自己のグル
ープの室内ユニットの制御部の故障、又は自己のグルー
プの信号線の断線、或いは自己のグループに無関係な信
号が送信されるとき、自己のグループを迂回して、他の
グループに信号の送信を可能にする交換ユニットを備え
た空気調和システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、室外ユニットと複数台の室内ユ
ニットとをグループ別に冷媒配管で接続すると共に、室
外ユニットの制御部と全ての室内ユニットの制御部とを
共通の信号線(「バスライン」)で接続した空気調和シ
ステムは知られている。この種の空気調和システムで
は、前記信号線を介して所定の信号を送受信して、各グ
ループ毎に各室内ユニットのアドレスを自動設定する方
法が提案されている(例えば、特開平6−14760号
公報参照)。
【0003】このアドレス自動設定の一例を説明する
と、一つのグループにおいてアドレスの自動設定を行う
場合、当該グループの各室内ユニットを暖房運転して各
室内ユニットに信号送受信の待機時間(室内ユニット毎
に異なる)を設定すると共に、タイマを起動する。タイ
マの計時が、第1番目の待機時間を経過すると、第1番
目の待機時間が割り当てられた室内ユニットは、室外ユ
ニットに対してアドレス設定の要求信号を出力すると共
に、室外ユニットより所定のアドレス番号が出力される
のを待つ待機状態になる。そして、その室内ユニット
が、室外ユニットより所定のアドレス番号が出力された
ことで、当該アドレス番号を室外ユニットに返信(確認
通知)すると、一つの室内ユニットのアドレス設定が終
了する。次に、タイマの計時が、第2番目の待機時間を
経過すると、第2番目の待機時間が割り当てられた室内
ユニットからアドレス設定の要求信号が出力されて、こ
の室内ユニットのアドレス設定の処理に移る。
【0004】このようにして、順次、待機時間が到来し
た室内ユニットがアドレス設定の要求信号を出力するこ
とで、各室内ユニットに対して所定のアドレス番号が与
えられる。この後、タイマの計時が、全てのアドレス設
定に要する時間として予め設定された時間を経過した時
に、グループ内の全ての室内ユニットのアドレス設定が
終了していれば、アドレス設定の処理を終了する。一つ
のグループのアドレス設定が支障なく終了すると、次の
グループにおいて上述したアドレス設定に移り、順次、
後続のグループのアドレス設定を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来装置においは、一
つのグループ内でのアドレス自動設定に際して、一つの
室内ユニットのアドレス設定に不良(例えば制御系の欠
陥等による設定不能の事態)があると、次のグループの
アドレス設定に移ることができず、アドレス設定が進行
しなくなるなどの欠点ある。
【0006】また、アドレス設定が進行しなくなった場
合には、アドレス設定が不能であった室内ユニットが、
どのグループのものであったかを識別する手だてがない
ので、アドレス設定不能な室内ユニットを捜し出すのが
困難であり、制御系が長くなればなるほど捜し出しが困
難になるという問題がある。
【0007】更に、前記信号線にはこのシステムの制御
を司るインテリジェントコントローラが接続されのが一
般的であり、このインテリジェントコントローラからの
信号は、この共通の信号線を通じて送信される。
【0008】この場合において、従来の構成によれば、
一つのグループの室内ユニットの制御部の故障、又はそ
のグループの信号線の断線等が発生すると、他のグルー
プにも信号を送信できなくなり空気調和システム全体が
ダウンするという問題がある。また、特定のグループに
無関係な信号が送信されても、信号線は共通であるの
で、特定グループを経由してから目標グループに対して
信号が送信されるので、全体の通信速度が遅くなるとい
う問題がある。
【0009】本発明の第1の目的は、一つのグループの
室内ユニットの制御部の故障、又はグループの信号線の
断線、或いは一つのグループに無関係な信号が送信され
るとき、一つのグループを迂回して、他のグループに信
号の送信を可能にする空気調和システムを提供すること
にある。
【0010】本発明の第2の目的は、一つのグループの
アドレス設定に不良があっても、他のグループにアドレ
ス設定を行わせることを可能にする空気調和システムを
提供することにある。
【0011】本発明の第3の目的は、アドレス設定が不
能であった室内ユニットがどのグループのものであった
かを識別することを可能にする空気調和システムを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、室外ユニットと複数台の室内ユニットとをグループ
別にして冷媒配管で接続すると共に、前記室外ユニット
の制御部と全ての前記室内ユニットの制御部とを共通の
信号線で接続した空気調和システムにおいて、前記グル
ープ毎に設けられ、それぞれ自己のグループを監視し、
自己のグループの室内ユニットの制御部の故障、又は自
己のグループの信号線の断線、或いは自己のグループに
無関係な信号が送信されるとき、自己のグループを迂回
する第2の信号線を介して、他のグループの室内ユニッ
トの制御部に信号の送信を可能にする交換ユニットを備
えたことを特徴とするものである。
【0013】請求項2に記載の発明は、室外ユニットと
複数台の室内ユニットとをグループ別にして冷媒配管で
接続すると共に、前記室外ユニットの制御部と全ての前
記室内ユニットの制御部とを共通の信号線で接続し、こ
の信号線にはこのシステムの制御を司るインテリジェン
トコントローラを接続した空気調和システムにおいて、
前記グループ毎に設けられ、それぞれ自己のグループを
監視し、自己のグループの室内ユニットの制御部の故
障、又は自己のグループの信号線の断線、或いは前記イ
ンテリジェントコントローラから自己のグループに無関
係な信号が送信されるとき、自己のグループを迂回する
第2の信号線を介して、他のグループの室内ユニットの
制御部に前記インテリジェントコントローラからの信号
の送信を可能にする交換ユニットを備えたことを特徴と
するものである。
【0014】請求項3に記載の発明は、室外ユニットと
複数台の室内ユニットとをグループ別にして冷媒配管で
接続すると共に、前記室外ユニットの制御部と全ての前
記室内ユニットの制御部とを共通の信号線で接続し、前
記室外ユニットの制御部と前記各室内ユニットの制御部
とは、前記信号線を介し所定の信号を送受信して、前記
室内ユニットのアドレスを順次設定する空気調和システ
ムにおいて、前記グループ毎に設けられ、それぞれ自己
のグループの前記室内ユニットに対するアドレスの設定
状況を監視し、アドレス設定に不良があるとき、自己の
グループを迂回する第2の信号線を介して、自己のグル
ープのアドレスの設定処理を中止する指令を前記室外ユ
ニットの制御部に送信すると共に、前記第2の信号線を
介して前記室外ユニットの制御部と他のグループの室内
ユニットの制御部とでアドレス設定のための信号の送受
信を可能にする交換ユニットを備えたものであり、これ
によれば、一つのグループのアドレス設定に不良があっ
たとしても、他のグループにアドレス設定を行わせるこ
とが可能となる。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に
記載の発明において、前記交換ユニットが作動して、自
己のグループを迂回する第2の信号線を介して、他のグ
ループに信号の送受信が行われるとき、当該迂回された
グループを表示する表示手段を備えたものであり、これ
によれば、トラブルのある室内ユニット等がどのグルー
プのものであるかを識別することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施の形態を示してお
り、3台の室外ユニットから導出された冷媒配管にそれ
ぞれ複数台の室内ユニットを接続して複数のグループを
構成し、かつ、各室外ユニットの制御部と複数のグルー
プの各室内ユニットの制御部とを共通の信号線で接続す
る場合を例示している。
【0018】第1の室外ユニット1には、ビルの1階に
配管される冷媒配管10が接続されており、この冷媒配
管10に室内ユニット11,12,13が接続されてい
る。そして、第1の室外ユニット1と室内ユニット1
1,12,13とで第1のグループが構成される。第2
の室外ユニット2には、ビルの2階に配管される冷媒配
管20が接続されており、この冷媒配管20に室内ユニ
ット21,22,23が接続される。この第2の室外ユ
ニット2と室内ユニット21,22,23とで第2のグ
ループが構成される。第3の室外ユニット3には、二つ
に分岐されて、ビルの例えば3階と4階に配管される冷
媒配管30,40が接続され、3階の冷媒配管30には
室内ユニット31,32,33が接続され、4階の冷媒
配管40には室内ユニット41,42,43が接続され
ている。
【0019】この第3の室外ユニット3と3階の室内ユ
ニット31,32,33とで、第3のグループが構成さ
れ、第3の室外ユニット3と4階の室内ユニット41,
42,43とで第4のグループが構成されている。
【0020】第1、第2、第3の室外ユニット1,2,
3は、それぞれ同様の構成であり、各々の内部に圧縮
機、室外熱交換器及び四方弁等を備えている。
【0021】そして、暖房運転時には、高温、高圧のガ
ス冷媒を接続関係のある室内ユニット11〜13、21
〜23、31〜33、41〜43に対して供給し、冷房
運転時には、液冷媒を接続関係のある室内ユニット11
〜13、21〜23、31〜33、41〜43に対して
供給している。
【0022】室内ユニット11〜13、21〜23、3
1〜33、41〜43は同様に構成され、各々の内部に
電動膨脹弁、室内熱交換器等を備えている。そして、暖
房運転時には、接続関係のある第1、第2、第3の室外
ユニット1,2,3から供給されたガス冷媒を室内熱交
換器で凝縮して室内を暖房し、冷房運転時には、接続関
係のある第1、第2、第3の室外ユニット1,2,3か
ら供給された液冷媒を室内熱交換器で蒸発させて室内を
冷房する。
【0023】第1、第2、第3の室外ユニット1,2,
3、並びに室内ユニット11〜13、21〜23、31
〜33、41〜43には、図示は省略するが、アドレス
設定や、暖房運転または冷房運転時の各種の制御を行
う、マイクロコンピュータを含む制御部が設けられてお
り、これら全ての制御部は共通の信号線(二芯)50に
よって接続されている。この場合、第1、第2、第3の
室外ユニット1,2,3に接続された信号線50に対し
て、先ず、4階の室内ユニット41,42,43が接続
され、次に、3階の室内ユニット33,32,31が接
続され、続いて、2階の室内ユニット21,22,23
と、1階の室内ユニット13,12,11とが順に接続
され、最後には、詳細を後述するような、インテリジェ
ントコントローラ4が接続されている。
【0024】1階の室内ユニット11,12,13を含
む第1のグループとインテリジェントコントローラ4と
を接続する信号線50の経路には交換ユニット61が設
けられ、2階の室内ユニット21,22,23を含む第
2のグループと、1階の室内ユニット11,12,13
を含む第1のグループとを接続する信号線50の経路に
は交換ユニット62が設けられている。また、3階の室
内ユニット31,32,33を含む第3のグループと、
2階の室内ユニット21,22,23を含む第2のグル
ープとを接続する信号線50の経路には交換ユニット6
3が設けられ、4階の室内ユニット41,42,43を
含む第3のグループと、3階の室内ユニット31,3
2,33を含む第3のグループとを接続する信号線50
の経路には交換ユニット64が設けられている。
【0025】この実施の形態によれば、交換ユニット6
1〜64には自己のグループを迂回可能な第2の信号線
71〜74がそれぞれ接続される。
【0026】即ち、各交換ユニット61〜64は、各グ
ループ毎に設けられ、それぞれ自己のグループを監視し
ており、例えば自己のグループの室内ユニットの制御部
に故障が発生したり、自己のグループの信号線に断線が
発生したり、或いはインテリジェントコントローラ4か
ら自己のグループに無関係なシステム制御用の信号が送
信されるとき等には、第2の信号線71〜74を介し
て、自己のグループを迂回して、他のグループの室内ユ
ニットの制御部に対してインテリジェントコントローラ
4からの信号を直接送信可能になっている。
【0027】前述したインテリジェントコントローラ4
は、第1、第2、第3の室外ユニット1,2,3、及び
室内ユニット11〜13、21〜23、31〜33、4
1〜43に対して、運転/停止や、運転モード切換や、
温度設定や、風速切換や、風向切換等を指令するもので
ある。また、各グループにリモコンを備えている場合に
は、各リモコンの手元操作の禁止等を行うことができ、
更に制御の状態等を表示することができる。
【0028】図2は、交換ユニット64の構成を示すブ
ロック図である。各交換ユニット61〜64は、全て同
じ構成である。この交換ユニット64は第4のグループ
と第3のグループとを接続する信号線50の信号を取込
んで信号を処理するマイクロコンピュータ100と、こ
のマイクロコンピュータ100によって切換制御される
切換スイッチ101とを備える。この切換スイッチ10
1は室内ユニット43が含まれる第4のグループと、室
内ユニット33が含まれる第3のグループとを接続する
信号線50の経路に挿入され、マイクロコンピュータ1
00が切換指令を出力したときには、第3のグループに
接続された信号線50と第2の信号線74とを接続する
ように切り換えられる。
【0029】つぎに、アドレスの設定時を例にとって動
作を説明する。
【0030】上記のように構成された実施の形態のう
ち、アドレス設定については、上述した特開平6−14
760号公報等によって公知であるのでその説明を省略
し、ここでは、特に、室内ユニットの制御部の故障、又
は、信号線の断線等によって、アドレス設定が不良にな
ったことに対処するために設けた交換ユニット61〜6
4の動作について以下に説明する。
【0031】第1、第2、第3の各室外ユニット1,
2,3の制御部と、第1、第2、第3、第4の各グルー
プの室内ユニット11〜13、21〜23、31〜3
3、41〜43の制御部とは、信号線50を介して、所
定の手順にてそれぞれ室外ユニット1,2,3が制御対
象とする室内ユニットのアドレス設定処理を実行する。
このアドレス設定処理に際して、室内ユニットの制御部
の故障、又は、信号線の断線等によって、アドレス設定
が不良であるとき、交換ユニット61〜64は自己のグ
ループの信号線に対する迂回路を形成し、自己のグルー
プのアドレス設定処理を中止すると共に、他のグループ
に対するアドレス設定を可能にする。
【0032】尚、交換ユニット61〜64のハードウェ
ア構成は同一であるため、交換ユニット64の動作につ
いて、以下に説明する。
【0033】図3に示したフローチャートに従って、交
換ユニット64は、電源が投入されると、ステップ11
1にて、第4のグループの室内ユニット41〜43に対
するアドレス設定処理が開始されたか否かを判定する。
【0034】そして、アドレス設定処理が開始された場
合には、ステップ112にて、3台の室内ユニットに対
する所定のアドレス設定時間に設定されたタイマを起動
させる。次に、ステップ113にて、第4のグループの
室内ユニット41〜43に対するアドレス設定処理が終
了したか否かを判定する。
【0035】このステップ113にて、第4のグループ
の室内ユニット41〜43に対するアドレス設定処理が
終了していないと判定した場合には、ステップ114で
タイマの設定時間が経過したか否かを判定する。
【0036】設定時間を経過しないときには、ステップ
113の処理に戻り、続いてステップ114の処理を実
行して、両処理を繰り返す。そして、ステップ113に
て第4のグループの室内ユニット41〜43に対するア
ドレス設定処理が終了したと判定した場合には、その時
点で処理を停止する。
【0037】一方、第4のグループの室内ユニット41
〜43に対するアドレス設定処理が終了しないまま、ス
テップ114にてタイマの設定時間が経過した場合に
は、ステップ115にて切換スイッチ101を切換え
て、第4のグループの信号線50を切り離し、信号線7
4を第3のグループの信号線50に接続する。即ち、第
4のグループの信号線の迂回路を形成し、後続のグルー
プに対するアドレス設定のた信号の送受信と空調制御に
必要な信号の送受信とを可能にする。
【0038】次に、ステップ116にて、第4のグルー
プの室内ユニット41〜43に対するアドレス設定処理
を中止する指令を出力して、第3のグループに対するア
ドレス設定処理を実行させる。続いて、ステップ117
では、第4のグループの室内ユニット41〜43に対す
るアドレス設定が不良である旨の信号をインテリジェン
トコントローラ4に送信し、ステップ118にて、その
受信応答があったことを確認して処理を終了する。
【0039】尚、インテリジェントコントローラ4は第
4のグループの室内ユニット41〜43に対するアドレ
ス設定が不良である旨の信号を受信したとき、これを図
示省略の表示装置に表示して、作業者等に認知させる。
【0040】以上、第4のグループに対応して設けられ
た交換ユニット64の処理について説明したが、他の交
換ユニット63,62、61もこれと同様な処理を行う
ことによって、それぞれ自己のグループの室内ユニット
に対するアドレスの設定状況を監視し、アドレス設定に
不良があるときには、自己のグループを迂回する第2の
信号線を介して、自己のグループのアドレスの設定処理
を中止する指令を室外ユニットの制御部に送信すると共
に、第2の信号線を介して室外ユニットの制御部と他の
グループの室内ユニットの制御部とでアドレス設定のた
めの信号の送受信を可能にする。
【0041】以上は、アドレスの設定時について説明し
たが、アドレス設定が終了した後、インテリジェントコ
ントローラ4から室内ユニットに向けて空調制御用信号
が送信される場合にも交換ユニット61〜64は動作す
る。
【0042】例えば、自己のグループの室内ユニットの
制御部に故障が発生したり、自己のグループの信号線に
断線が発生した場合には、第2の信号線71〜74を介
して、自己のグループを迂回し、他のグループの室内ユ
ニットの制御部に対してコントローラ4からの信号を送
信する。この場合、トラブル発生のない室内ユニットに
は制御信号が送信されるので、システム全体のダウンは
防止される。
【0043】また、インテリジェントコントローラ4か
ら空調用制御信号を各室内ユニットに送信する場合、交
換ユニット61〜64によって、制御対象とならない途
中の室内ユニットをバイパスして、目標室内ユニットに
対して制御信号を直接送信することが可能になる。即
ち、インテリジェントコントローラ4から自己のグルー
プに無関係なシステム制御用の信号が送信される時に
は、第2の信号線71〜74を介して、自己のグループ
を迂回して、他のグループの目標室内ユニットの制御部
に対してインテリジェントコントローラ4からの信号を
直接送信できる。これによれば、従来のものに比べ、通
信速度を向上させることができる。
【0044】尚、上記実施の形態においては、交換ユニ
ット61.62,63,64として、切換スイッチ10
1とこれを切換制御するマイクロコンピュータ100と
で構成したが、切換スイッチ101の機能をマイクロコ
ンピュータ100自体に持たせるようにしてもよい。ま
た、アドレス設定に不良があったグループをインテリジ
ェントコントローラ4の表示装置に表示するようにした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、アドレス
設定に不良があったグループを表示する表示手段とし
て、別個に設けるようにしてもよい。
【0045】前記グループ分けは、ビルの階毎に限定さ
れるものではなく、例えば室内ユニットの台数に対応さ
せるなど、適宜設定が可能である。
【0046】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1〜3に記載の空気調和システムによれば、交換ユ
ニットを設けているので、自己のグループの室内ユニッ
トの制御部に故障が発生したり、自己のグループの信号
線に断線が発生したり、或いはインテリジェントコント
ローラから自己のグループに無関係なシステム制御用の
信号が送信されるときなどに、第2の信号線を介して自
己のグループを迂回し、他のグループの室内ユニットの
制御部に対してコントローラからの信号を直接送信でき
るので、システム全体のダウンを防止できると共に、通
信速度を向上させることができる等の効果を奏する。
【0047】請求項4に記載の空気調和システムによれ
ば、トラブルのあるグループが表示手段によって表示さ
れるので、どのグループにトラブルがあったかを、迅
速、正確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した実施の形態の主要素の詳細な構成
を示すブロック図。
【図3】図2に示した主要素の動作を説明するために、
この主要素を構成するマイクロコンピュータの処理手順
を示したフローチャート。
【符号の説明】
1,2,3 室外ユニット 4 インテリジェントコントローラ 10,20,30,40 冷媒配管 11〜13,21〜23,31〜33,41〜43 室
内ユニット 50,71〜74 信号線 61〜64 交換ユニット 100 マイクロコンピュータ 101 切換スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ユニットと複数台の室内ユニットと
    をグループ別にして冷媒配管で接続すると共に、前記室
    外ユニットの制御部と全ての前記室内ユニットの制御部
    とを共通の信号線で接続した空気調和システムにおい
    て、 前記グループ毎に設けられ、それぞれ自己のグループを
    監視し、自己のグループの室内ユニットの制御部の故
    障、又は自己のグループの信号線の断線、或いは自己の
    グループに無関係な信号が送信されるとき、自己のグル
    ープを迂回する第2の信号線を介して、他のグループの
    室内ユニットの制御部に信号の送信を可能にする交換ユ
    ニットを備えたことを特徴とする空気調和システム。
  2. 【請求項2】 室外ユニットと複数台の室内ユニットと
    をグループ別にして冷媒配管で接続すると共に、前記室
    外ユニットの制御部と全ての前記室内ユニットの制御部
    とを共通の信号線で接続し、この信号線にはこのシステ
    ムの制御を司るインテリジェントコントローラを接続し
    た空気調和システムにおいて、 前記グループ毎に設けられ、それぞれ自己のグループを
    監視し、自己のグループの室内ユニットの制御部の故
    障、又は自己のグループの信号線の断線、或いは前記イ
    ンテリジェントコントローラから自己のグループに無関
    係な信号が送信されるとき、自己のグループを迂回する
    第2の信号線を介して、他のグループの室内ユニットの
    制御部に前記インテリジェントコントローラからの信号
    の送信を可能にする交換ユニットを備えたことを特徴と
    する空気調和システム。
  3. 【請求項3】 室外ユニットと複数台の室内ユニットと
    をグループ別にして冷媒配管で接続すると共に、前記室
    外ユニットの制御部と全ての前記室内ユニットの制御部
    とを共通の信号線で接続し、前記室外ユニットの制御部
    と前記各室内ユニットの制御部とは、前記信号線を介し
    所定の信号を送受信して、前記室内ユニットのアドレス
    を順次設定する空気調和システムにおいて、 前記グループ毎に設けられ、それぞれ自己のグループの
    前記室内ユニットに対するアドレスの設定状況を監視
    し、アドレス設定に不良があるとき、自己のグループを
    迂回する第2の信号線を介して、自己のグループのアド
    レスの設定処理を中止する指令を前記室外ユニットの制
    御部に送信すると共に、前記第2の信号線を介して前記
    室外ユニットの制御部と他のグループの室内ユニットの
    制御部とでアドレス設定のための信号の送受信を可能に
    する交換ユニットを備えたことを特徴とする空気調和シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記交換ユニットが作動して、自己のグ
    ループを迂回する第2の信号線を介して、他のグループ
    に信号の送受信が行われるとき、当該迂回されたグルー
    プを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の空気調和システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100672503B1 (ko) 2004-12-14 2007-01-24 엘지전자 주식회사 멀티 공기조화기의 제어방법
WO2008026515A1 (fr) * 2006-08-31 2008-03-06 Daikin Industries, Ltd. Procédé de câblage de climatiseur et climatiseur
US7634547B2 (en) 2004-01-13 2009-12-15 Denso Corporation Communication network system, and ID allocating method and ID setting method for communication network system

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