JP2969272B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2969272B2 JP1105587A JP10558789A JP2969272B2 JP 2969272 B2 JP2969272 B2 JP 2969272B2 JP 1105587 A JP1105587 A JP 1105587A JP 10558789 A JP10558789 A JP 10558789A JP 2969272 B2 JP2969272 B2 JP 2969272B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、CFM(カラーフローマッピング)が可能
な超音波診断装置に関し、さらに詳しくは、画面用ルッ
クアップテーブルの容量を小さくできる超音波診断装置
に関する。
[従来の技術] CFM付超音波診断装置は、第9図に示すように組織構
造等の断層像(格子領域)を表示できると共に、血流情
報像(斜線領域)の表示をも行なうことができる装置で
ある。
第7図に示す従来のCFM付超音波診断装置51では、DSC
20から出力される6ビットのイメージデータが前記組織
構造等の断層像の元になるデータであり,10ビットのカ
ラーフローデータが前記血流情報像の元になるデータで
あり、これらが画面用ルックアップテーブル52で画面の
R,G,Bデータ(各々8ビット)に変換された後、DAコン
バータ(図示省略)を介してカラーモニター(図示省
略)へと送られる。
画面用ルックアップテーブル52としては、第8図に示
すように、アドレス16ビット(6ビット+10ビット),
データ24ビット(8ビット×3)のメモリが使用されて
いる。
なお、第8図でアドレスは8進数で表現されている
が、以下も同様にアドレスは8進数で表現するものとす
る。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来装置51では、画面用ルックアップテーブル52
として192kバイトもの大きな容量のメモリが必要とな
る。また、そのメモリにデータを書き込むのに長時間を
要する問題点がある。
ところで、第9図から理解されるように、血流情報像
は、組織構造等の断層像がない領域にだけ表示されるよ
うになっている。
つまり、第8図におけるアドレスのイメージデータ部
分が00でないところではカラーフローデータ部分は無意
味であり、カラーフローデータ部分が異なっていてもイ
メージデータ部分が同じならば、記憶されているデータ
は同じになっている。例えばアドレス000001,QQQQ01,RR
RR01には同じデータが重複して記憶されている。
そこで、この発明の目的は、画面用ルックアップテー
ブルを小さな容量のメモリで足りるようにした超音波診
断装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明のCFM付超音波診断装置は、イメージデータ
とカラーフローデータをカラー画面のR,G,Bデータに変
換する画面用ルックアップテーブルを有するCFM付超音
波診断装置において、イメージデータとカラーフローデ
ータのいずれかを選択して画面用ルックアップテーブル
に入力するセレクタ手段と、イメージデータおよび/ま
たはカラーフローデータの内容に基づいて前記セレクタ
手段でいずれを選択するかの選択指令を行なう選択指令
手段とを具備したことを構成上の特徴とするものであ
る。
上記において選択指令手段は、デコーダを用いて構成
することもできるが、イメージデータとカラーフローデ
ータを選択指令データに変換する選択用ルックアップテ
ーブルにて構成するのが自由度が高くなるため好まし
い。
[作用] この発明のCFM付超音波診断装置では、画面用ルック
アップテーブルの入力は、イメージデータまたはカラー
フローデータのいずれか一方である。従って、これらの
ビット数の多い方に合わせたアドレス空間があれば足
る。
従来はイメージデータとカラーフローデータの各ビッ
ト数の和のビット数に合わせたアドレス空間になってい
るから、それに比べてメモリ容量をかなり小さくできる
こととなる。また、データの書込時間も短縮できるよう
になる。
選択指令手段は、例えばイメージデータが00でないと
きにはイメージデータを選択させ、00であるときにはカ
ラーフローデータを選択させるようにするものが挙げら
れる。イメージデータが00でないときは組織構造等の断
層像が表示され、00のときは血流情報像が表示されるこ
とになる。
[実施例] 以下、図に示す実施例によりこの発明を更に詳細に説
明する。なお、これによりこの発明が限定されるもので
はない。
第1図に示すこの発明の一実施例のCFM付超音波診断
装置1において、DSC20が出力する6ビットのイメージ
データおよび10ビットのカラーフローデータは、セレク
タ3および選択用ルックアップテーブル4に入力されて
いる。
セレクタ3は、10ビットの入力ポートa,bを有してお
り、セレクト入力sが1のときには入力ポートaの信号
を出力し、セレクト入力sが0のときには入力ポートb
の信号を出力する。カラーフローデータは10ビットある
が、イメージデータは6ビットしかないため、4ビット
分の0を追加して10ビットにしている。
選択用ルックアップテーブル4は、第2図に示すよう
に、アドレス16ビット,データ1ビットのメモリが使用
されている。イメージデータに対応する下位6ビットが
00のアドレスのデータは0であり、下位6ビットが00で
ないアドレスのデータは1になっている。この選択用ル
ックアップテーブル4の容量は8kバイトである。
前記セレクタ3の10ビットの出力と前記選択用ルック
アップテーブル4の1ビットの出力は、画面用ルックア
ップテーブル2に入力されている。
画面用ルックアップテーブル2は、アドレス11ビッ
ト,データ24ビットのメモリであるが、第3図に示すよ
うに、アドレスは2077までしかないので、容量は3k+19
2バイトである。
さて、イメージデータが00でないときは、選択用ルッ
クアップテーブル4が1を出力するので、セレクタ3は
入力ポートaの信号を選択し、イメージデータが画面用
ルックアップテーブル2に入力される。画面用ルックア
ップテーブル2の入力の1ビット目〜6ビット目はイメ
ージデータに対応するので00〜77となるが、7ビット目
〜10ビット目は常に0であり、11ビット目は常に1であ
る。従って、アドレスとしては2000〜2077となり、第3
図のイメージエリアにアクセスし、組織構造等の断層像
の表示のためのR,G,Bデータが出力される。
次に、イメージデータが00のときは、選択用ルックア
ップテーブル4が0を出力するので、セレクタ3は入力
ポートbの信号を選択し、カラーフローデータが画面用
ルックアップテーブル2に入力される。画面用ルックア
ップテーブル2の入力の1ビット目〜10ビット目はカラ
ーフローデータに対応し、11ビット目は常に0であるか
ら、アドレスとしては0000〜1777となり、第3図のカラ
ーフローエリアにアクセスし、血流情報像の表示のため
のR,G,Bデータが出力される。
以上のようにして第9図の如き画面が得られるが、上
記CFM付超音波診断装置1で必要なメモリ容量は、画面
用ルックアップテーブル2と選択用ルックアップテーブ
ル4の両方を合わせても11k+192バイトであり、従来装
置51での192kバイトに比較して大幅に小さくなってい
る。この結果、これらのルックアップテーブル2,4への
書込時間も大幅に短縮されることになる。
次に、第4図はこの発明の他の実施例のCFM付超音波
診断装置11を示すものである。
このCFM付超音波診断装置11において、画面用ルック
アップテーブル2,セレクタ3,選択用ルックアップテーブ
ル4は、上記実施例と同じものであり、同じ参照番号を
付している。
セレクタ31,32は、CPU30により画面用ルックアップテ
ーブル2および選択用ルックアップテーブル4にデータ
の書き込みを行なうときに、CPU30側のアドレスおよび
データを選択させるものである。
マルチセレクタ5は、16ビットの入出力ポートを持
ち、データセレクトdの内容によって第5図に示すよう
な出力を行なう。
すなわち、データセレクトdが「00」のときはイメー
ジデータの6ビット分を出力するがカラーフローデータ
は出力せず代りに0を出力する。これはCFM機能がオプ
ションのときにカラーフローデータのビットをマスクす
るために用いる。
データセレクトdが「01」のときはイメージデータの
6ビットとカラーフローデータの上位4ビットを出力
し、カラーフローデータの下位6ビットの代りに0を出
力する。通常、カラーフローデータの下位6ビットが速
度データ,上位4ビットが分散データになっているの
で、その速度データをマスクするときに用いる。
データセレクトdが「10」のときはイメージデータの
6ビットとカラーフローデータの下位6ビットを出力
し、カラーフローデータの上位4ビットの代りに0を出
力する。分散データをマスクするときに用いる。
データセレクトdが「11」のときはイメージデータの
6ビットとカラーフローデータの10ビットを出力する。
このときの動作は上記実施例装置1と同様になる。
さて、カラーフローデータの上位4ビットの分散デー
タは速度データを加工し得られる2次的データにすぎな
いから、セレクタ3の選択切替えの判断に際しては速度
データがあれば十分と考えられる。そこで、データセレ
クトdを「10」としてもよい。すると、選択用ルックア
ップテーブル4に入力される16ビットのうち上位4ビッ
トは常に0になるから、第6図に示すように、選択用ル
ックアップテーブル4のアドレス000000〜007777にだけ
アクセスされることになり、この領域にだけデータを書
き込んでおけば足ることになる。従って、これによれば
書込時間をさら短縮できることとなる。
[発明の効果] この発明の超音波診断装置によれば、イメージデータ
とカラーフローデータをカラー画面のR,G,Bデータに変
換する画面用ルックアップテールの容量を小さくするこ
とが出来るようになる。また、その画面用ルックアップ
テーブルにデータを書き込む所要時間を短縮できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のCFM付超音波診断装置の
ブロック図、第2図は第1図に示す装置の選択用ルック
アップテーブルの概念図、第3図は第1図に示す装置の
画面用ルックアップテーブルの概念図、第4図はこの発
明の他の実施例のCFM付超音波診断装置のブロック図、
第5図は第4図に示す装置のマルチセレクタの出力モー
ドの概念図、第6図は第4図に示す装置の選択用ルック
アップテーブルの概念図、第7図は従来のCFM付超音波
診断装置の一例のブロック図、第8図は第7図に示す装
置の画面用ルックアップテーブルの概念図、第9図は画
面表示の例示図である。 (符号の説明) 1,11……CFM付超音波診断装置 2……画面用ルックアップテーブル 3……セレクタ 4……選択用ルックアップテーブル 5……マルチセレクタ 20……DSC。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−59942(JP,A) 特開 昭57−204691(JP,A) 特開 昭64−14675(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体からの超音波を受信し、超音波画像
    において血流情報表示及び断層像表示を行う超音波診断
    装置であって、 少なくとも断層像データに基づいてデータ選択信号を出
    力する選択指令手段と、 血流情報データ及び前記断層像データを入力し、前記デ
    ータ選択信号に基づいて前記血流情報データ又は前記断
    層像データのいずれか一方を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたデータ及び前記データ選
    択信号に基づいて各々が複数ビットを有するRGB信号を
    出力するルックアップテーブルとを備えたことを特徴と
    する超音波診断装置。
  2. 【請求項2】前記血流情報データはmビット(mは自然
    数)であり、 前記断層像データはnビット(nは自然数であり、m>
    n)であり、 前記選択指令手段は、アドレスが「m+n」ビットであ
    って、1ビットの前記データ選択信号を出力する選択用
    ルックアップテーブルであり、 前記選択手段は、前記mビットの血流情報データ又は前
    記nビットの断層像データの上位「m−n」ビットにデ
    ータ値0を付した計mビットのデータのいずれか一方を
    選択する手段であり、 前記ルックアップテーブルは、アドレスが「m+1」ビ
    ットであって、各pビット(pは自然数)のRGB信号を
    出力する画面用ルックアップテーブルであることを特徴
    とする請求項1記載の超音波診断装置。
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JPS57204691A (en) * 1981-06-11 1982-12-15 Sony Corp Key signal generating method of chromakey device
JPS6359942A (ja) * 1986-08-29 1988-03-15 横河メディカルシステム株式会社 超音波診断装置

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