JP2969222B2 - 原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体装置および原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体工法 - Google Patents
原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体装置および原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体工法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、使用を終えた原子炉の生体遮蔽コンクリー
ト壁を解体する原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体
装置および原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体工法
に関するものである。
ト壁を解体する原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体
装置および原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体工法
に関するものである。
従来、使用を終えた原子炉の生体遮蔽コンクリート壁
の解体工法として、ウォールソーとコアーボーリング機
を組み合わせた機械的切断解体工法や、アブレーシブウ
ォータージェットを用いた流体切断解体工法等が提案さ
れている。
の解体工法として、ウォールソーとコアーボーリング機
を組み合わせた機械的切断解体工法や、アブレーシブウ
ォータージェットを用いた流体切断解体工法等が提案さ
れている。
しかしながら、上記工法はいずれも原子炉の釣鐘状の
生体遮蔽コンクリート壁の内面に３本の支持脚を押し付
けて切断装置を固定し切断するものであるから、切断の
進行に伴う移動が面倒であると共に、解体する生体遮蔽
コンクリート壁が大径であると支持脚を組み込んだ固定
装置もこれに比例して大型化し、この固定装置は解体作
業中に放射線汚染を受けることから、作業終了後汚染物
として廃棄される汚染廃棄物量が増加する、という問題
があった。
生体遮蔽コンクリート壁の内面に３本の支持脚を押し付
けて切断装置を固定し切断するものであるから、切断の
進行に伴う移動が面倒であると共に、解体する生体遮蔽
コンクリート壁が大径であると支持脚を組み込んだ固定
装置もこれに比例して大型化し、この固定装置は解体作
業中に放射線汚染を受けることから、作業終了後汚染物
として廃棄される汚染廃棄物量が増加する、という問題
があった。
本発明は上記従来の切断解体工法の問題に鑑み、これ
を改善することを課題としてなされたものであって、生
体遮蔽コンクリート壁が大型となっても解体装置が大型
化せず、従って汚染廃棄物量の増加を招かず、かつ切断
の進行に伴う装置の移動も容易で、作業能率を向上する
ことができる原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体装
置および原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体工法を
提供することを目的としている。
を改善することを課題としてなされたものであって、生
体遮蔽コンクリート壁が大型となっても解体装置が大型
化せず、従って汚染廃棄物量の増加を招かず、かつ切断
の進行に伴う装置の移動も容易で、作業能率を向上する
ことができる原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体装
置および原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体工法を
提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明は、ワイヤーソー駆動
ドラムと、ワイヤーソー長さ張力制御ドラムを備えたワ
イヤーソー駆動部と、先端にワイヤーソー支持プーリー
と、ガイドローラーを設けた一対の垂直ロッドを昇降制
御可能に、かつ両ロッドの間隔を拡縮制御可能にテーブ
ルに支持し、該テーブルを水平方向に回動制御可能に前
記ワイヤーソー駆動部の装着部に装着したコンクリート
切断部とから成るコンクリート切断装置と、前記ワイヤ
ーソー駆動部の装着部に装着可能のコアーボーリング機
と、前記コンクリート切断装置のコンクリート駆動部を
搭載する台車とから成る原子炉の生体遮蔽コンクリート
壁の解体装置と、前記台車を原子炉建屋の運転操作階に
設置し、該台車に搭載したコンクリート切断装置のワイ
ヤーソー駆動部の装着部に前記コアーボーリング機を装
着し、台車を移動しながら原子炉の生体遮蔽コンクリー
ト壁の上縁から順次所定間隔で下向きコアーボーリング
を行ってコアーを抜去し、コンクリート壁にボーリング
孔を穿削する工程と、台車に搭載したワイヤーソー駆動
部の装着部にコンクリート切断部を換装し、該ワイヤー
ソー切断部の一対の垂直ロッド先端のワイヤーソー支持
プーリー間に支持したワイヤーソーを、ワイヤーソー駆
動部によって駆動循環させると共に、台車の移動、垂直
ロッドの昇降制御、同垂直ロッドの間隔の拡縮制御、テ
ーブルの水平方向回動制御を行って、隣接する両ボーリ
ング孔間を壁周方向垂直に、ボーリング孔と遮蔽コンク
リート壁の内面および外面との間を壁厚さ方向垂直に、
遮蔽コンクリート壁の内面および外面から隣接する両ボ
ーリング孔の孔内に至る間を壁厚さ方向水平に夫々切断
し、切断したコンクリートブロックを逐次除去していく
工程とによって解体する原子炉の生体遮蔽コンクリート
壁の解体工法を特徴としている。
ドラムと、ワイヤーソー長さ張力制御ドラムを備えたワ
イヤーソー駆動部と、先端にワイヤーソー支持プーリー
と、ガイドローラーを設けた一対の垂直ロッドを昇降制
御可能に、かつ両ロッドの間隔を拡縮制御可能にテーブ
ルに支持し、該テーブルを水平方向に回動制御可能に前
記ワイヤーソー駆動部の装着部に装着したコンクリート
切断部とから成るコンクリート切断装置と、前記ワイヤ
ーソー駆動部の装着部に装着可能のコアーボーリング機
と、前記コンクリート切断装置のコンクリート駆動部を
搭載する台車とから成る原子炉の生体遮蔽コンクリート
壁の解体装置と、前記台車を原子炉建屋の運転操作階に
設置し、該台車に搭載したコンクリート切断装置のワイ
ヤーソー駆動部の装着部に前記コアーボーリング機を装
着し、台車を移動しながら原子炉の生体遮蔽コンクリー
ト壁の上縁から順次所定間隔で下向きコアーボーリング
を行ってコアーを抜去し、コンクリート壁にボーリング
孔を穿削する工程と、台車に搭載したワイヤーソー駆動
部の装着部にコンクリート切断部を換装し、該ワイヤー
ソー切断部の一対の垂直ロッド先端のワイヤーソー支持
プーリー間に支持したワイヤーソーを、ワイヤーソー駆
動部によって駆動循環させると共に、台車の移動、垂直
ロッドの昇降制御、同垂直ロッドの間隔の拡縮制御、テ
ーブルの水平方向回動制御を行って、隣接する両ボーリ
ング孔間を壁周方向垂直に、ボーリング孔と遮蔽コンク
リート壁の内面および外面との間を壁厚さ方向垂直に、
遮蔽コンクリート壁の内面および外面から隣接する両ボ
ーリング孔の孔内に至る間を壁厚さ方向水平に夫々切断
し、切断したコンクリートブロックを逐次除去していく
工程とによって解体する原子炉の生体遮蔽コンクリート
壁の解体工法を特徴としている。
叙上のごとく、ワイヤーソー切断部を取り付けたワイ
ヤーソー駆動部を搭載した台車を、原子炉建屋の運転操
作階に設置し、コアーボーリング機とワイヤーソー切断
部で生体遮蔽コンクリートを切断解体していくものであ
るから、解体の進行に伴う装置の移動も容易で作業能率
の向上が図れると共に、生体遮蔽コンクリート壁が大型
となっても解体装置が大型化しないため、作業終了後汚
染物質として廃棄される汚染廃棄物量の増加が抑えられ
る。
ヤーソー駆動部を搭載した台車を、原子炉建屋の運転操
作階に設置し、コアーボーリング機とワイヤーソー切断
部で生体遮蔽コンクリートを切断解体していくものであ
るから、解体の進行に伴う装置の移動も容易で作業能率
の向上が図れると共に、生体遮蔽コンクリート壁が大型
となっても解体装置が大型化しないため、作業終了後汚
染物質として廃棄される汚染廃棄物量の増加が抑えられ
る。
以下本発明を図示の一実施例に基いて詳細に説明す
る。
る。
第１図は本発明に係る原子炉の生体遮蔽コンクリート
壁の解体装置の側面図、第２図は同装置の平面図、第３
図は同装置のコアーボーリング機の側面図、第４図は沸
騰水型原子炉を収容した原子炉建屋の略全体立断面図で
ある。
壁の解体装置の側面図、第２図は同装置の平面図、第３
図は同装置のコアーボーリング機の側面図、第４図は沸
騰水型原子炉を収容した原子炉建屋の略全体立断面図で
ある。
まず第４図において、40は原子炉建屋で、建屋40の中
心部の炉体基礎41の上部に熱遮蔽体42で包囲された沸騰
水型原子炉43が載置され、その外側は釣鐘上の生体遮蔽
コンクリート壁44で包囲され、該生体遮蔽コンクリート
壁44の外側の多階層の原子炉棟45の最上階は原子炉43の
運転操作階となっている。
心部の炉体基礎41の上部に熱遮蔽体42で包囲された沸騰
水型原子炉43が載置され、その外側は釣鐘上の生体遮蔽
コンクリート壁44で包囲され、該生体遮蔽コンクリート
壁44の外側の多階層の原子炉棟45の最上階は原子炉43の
運転操作階となっている。
次に第１図乃至第３図において１は解体装置で、該解
体装置１はワイヤーソー駆動部２と、その側部に装着さ
れたコンクリート切断部３から成るコンクリート切断装
置４と、コアーボーリング機５および前記コンクリート
切断装置４のワイヤーソー駆動部を搭載する台車６とか
ら成る。
体装置１はワイヤーソー駆動部２と、その側部に装着さ
れたコンクリート切断部３から成るコンクリート切断装
置４と、コアーボーリング機５および前記コンクリート
切断装置４のワイヤーソー駆動部を搭載する台車６とか
ら成る。
ワイヤーソー駆動部２は、モーター７によって駆動さ
れるワイヤーソー駆動ドラム８、ワイヤーソー９の長さ
張力制御装置10によってワイヤーソー駆動ドラム８との
間隔を変化させ、ワイヤーソー９の繰り出し長さおよび
張力を制御するワイヤーソー長さ張力制御ドラム11、コ
ンクリート切断時過熱するワイヤーソー９を冷却する冷
却水のホースリール12等が備えられている。ワイヤーソ
ー９は、ワイヤーを通したフレキシブルチューブの外周
にダイヤモンド砥粒を接着した径10mm程の公知のエンド
レスコンクリート切断ソーである。
れるワイヤーソー駆動ドラム８、ワイヤーソー９の長さ
張力制御装置10によってワイヤーソー駆動ドラム８との
間隔を変化させ、ワイヤーソー９の繰り出し長さおよび
張力を制御するワイヤーソー長さ張力制御ドラム11、コ
ンクリート切断時過熱するワイヤーソー９を冷却する冷
却水のホースリール12等が備えられている。ワイヤーソ
ー９は、ワイヤーを通したフレキシブルチューブの外周
にダイヤモンド砥粒を接着した径10mm程の公知のエンド
レスコンクリート切断ソーである。
コンクリート切断部３は、ワイヤーソー駆動部２側部
の装着部13に嵌脱自在の縦軸13aをもって装着され、油
圧シリンダー14によって水平方向に90度回動制御可能な
テーブル15に一対の垂直ロッド16、16が取り付けられ、
該垂直ロッド16、16は、先端にワイヤーソー支持プーリ
ー17と、後述するボーリング孔挿入時ワイヤーソー支持
プーリー17が孔壁に接触するのを防止するためと、ワイ
ヤーソー９が緩んだ場合の外れ止めを兼ねた両側一対の
ガイドローラー18が設けられ、テーブル15に取り付けた
ロッド昇降用モーター19に駆動されるピニオン（図示な
し）と、垂直ロッド16に刻設されたラック（図示なし）
との噛合により昇降制御可能に、また一方の垂直ロッド
16はロッド間隔拡縮用モーター20に駆動されるねじシャ
フト21とねじスリーブ（図示なし）の嵌合により他方の
垂直ロッド16に対して間隔を拡縮制御可能になってい
る。垂直ロッド16は継ぎ足し延長できるように定尺のロ
ッド上端部にねじが切られている。また図中22はワイヤ
ーソー８に付着したコンクリートの切断層を取り払うブ
ラシ、23、24、25、26、27はワイヤーソー18の中間ガイ
ドローラーである。
の装着部13に嵌脱自在の縦軸13aをもって装着され、油
圧シリンダー14によって水平方向に90度回動制御可能な
テーブル15に一対の垂直ロッド16、16が取り付けられ、
該垂直ロッド16、16は、先端にワイヤーソー支持プーリ
ー17と、後述するボーリング孔挿入時ワイヤーソー支持
プーリー17が孔壁に接触するのを防止するためと、ワイ
ヤーソー９が緩んだ場合の外れ止めを兼ねた両側一対の
ガイドローラー18が設けられ、テーブル15に取り付けた
ロッド昇降用モーター19に駆動されるピニオン（図示な
し）と、垂直ロッド16に刻設されたラック（図示なし）
との噛合により昇降制御可能に、また一方の垂直ロッド
16はロッド間隔拡縮用モーター20に駆動されるねじシャ
フト21とねじスリーブ（図示なし）の嵌合により他方の
垂直ロッド16に対して間隔を拡縮制御可能になってい
る。垂直ロッド16は継ぎ足し延長できるように定尺のロ
ッド上端部にねじが切られている。また図中22はワイヤ
ーソー８に付着したコンクリートの切断層を取り払うブ
ラシ、23、24、25、26、27はワイヤーソー18の中間ガイ
ドローラーである。
コアーボーリング機５は、ワイヤーソー駆動部２の装
着部13に装着する装着部28を設けた垂直ベッド29に、ド
リルモーター30に連結されたコアービット31がアクチュ
エーター32によって上下摺動可能に取り付けられてな
る。
着部13に装着する装着部28を設けた垂直ベッド29に、ド
リルモーター30に連結されたコアービット31がアクチュ
エーター32によって上下摺動可能に取り付けられてな
る。
台車６はワイヤーソー駆動部２を搭載すると共に、モ
ーター33で駆動される駆動輪34と遊動輪35を備え、第10
図に示す原子炉建屋40の運転操作階46に設置したレール
47を走行される。
ーター33で駆動される駆動輪34と遊動輪35を備え、第10
図に示す原子炉建屋40の運転操作階46に設置したレール
47を走行される。
第５図乃至第９図は、本解体装置１を用いて原子炉の
生体遮蔽コンクリート壁44を解体する工法を順序を追っ
て示したものである。
生体遮蔽コンクリート壁44を解体する工法を順序を追っ
て示したものである。
図を追って本解体工法を説明すると、まず原子炉建屋
40の運転操作階46に台車を設置し、該台車６にコンクリ
ート切断装置４のワイヤーソー駆動部２を搭載し、その
装着部13にコアーボーリング機５の装着部28を係合して
コアーボーリング機５を装着する。そして台車６を移動
しながらコアーボーリング機５によって生体遮蔽コンク
リート壁44の上縁から壁周方向に順次所定間隔で下向き
コアーボーリングを行って切り取ったコアーを抜去し、
コンクリート壁44にボーリング孔36を穿削していく（第
５図）。
40の運転操作階46に台車を設置し、該台車６にコンクリ
ート切断装置４のワイヤーソー駆動部２を搭載し、その
装着部13にコアーボーリング機５の装着部28を係合して
コアーボーリング機５を装着する。そして台車６を移動
しながらコアーボーリング機５によって生体遮蔽コンク
リート壁44の上縁から壁周方向に順次所定間隔で下向き
コアーボーリングを行って切り取ったコアーを抜去し、
コンクリート壁44にボーリング孔36を穿削していく（第
５図）。
コンクリート壁44上縁のボーリング孔36の穿削が終わ
ったら、台車６のワイヤーソー駆動部２の装着部13から
コアーボーリング機５を外し、ここへコンクリート切断
部３を換装し、ワイヤーソー駆動部２のワイヤーソー９
を引き出し、コンクリート切断部３の一対の垂直ロッド
16、16先端のワイヤーソー支持プーリー17、17までワイ
ヤーソー９を巻回する。
ったら、台車６のワイヤーソー駆動部２の装着部13から
コアーボーリング機５を外し、ここへコンクリート切断
部３を換装し、ワイヤーソー駆動部２のワイヤーソー９
を引き出し、コンクリート切断部３の一対の垂直ロッド
16、16先端のワイヤーソー支持プーリー17、17までワイ
ヤーソー９を巻回する。
次にロッド間隔拡縮用モーター20を駆動制御して垂直
ロッド16、16の間隔を隣接する２本のボーリング孔36、
36の間隔に合わせ、ワイヤーソー９をワイヤーソー駆動
ドラム８によって駆動し、垂直ロッド16、16をロッド昇
降用モーター20の駆動制御によってボーリング孔36、36
内を降下させながら垂直ロッド16、16先端の支持プーリ
ー17、17間のワイヤーソー８で隣接するボーリング孔3
6、36間のコンクリート壁44を周方向垂直に切断する
（第６図）。この時垂直ロッド36先端両側のガイドロー
ラー18ガ孔壁に接し、ワイヤーソー支持プーリー17が孔
壁に接触してワイヤーソー駆動力の損失を招いたり、ワ
イヤーソー８が弛んだ場合にワイヤーソー９が支持プー
リー17から外れたりするトラブルを防止する。
ロッド16、16の間隔を隣接する２本のボーリング孔36、
36の間隔に合わせ、ワイヤーソー９をワイヤーソー駆動
ドラム８によって駆動し、垂直ロッド16、16をロッド昇
降用モーター20の駆動制御によってボーリング孔36、36
内を降下させながら垂直ロッド16、16先端の支持プーリ
ー17、17間のワイヤーソー８で隣接するボーリング孔3
6、36間のコンクリート壁44を周方向垂直に切断する
（第６図）。この時垂直ロッド36先端両側のガイドロー
ラー18ガ孔壁に接し、ワイヤーソー支持プーリー17が孔
壁に接触してワイヤーソー駆動力の損失を招いたり、ワ
イヤーソー８が弛んだ場合にワイヤーソー９が支持プー
リー17から外れたりするトラブルを防止する。
上記コンクリート切断が終ったら垂直ロッド16を引き
上げ、油圧シリンダー14を作動させてテーブル15を90度
回動し、前回切断したコンクリート壁44の両ボーリング
孔36、36と同壁44の内側または外側との間を壁厚さ方向
垂直に前回と同様にして切断する（第７図）。
上げ、油圧シリンダー14を作動させてテーブル15を90度
回動し、前回切断したコンクリート壁44の両ボーリング
孔36、36と同壁44の内側または外側との間を壁厚さ方向
垂直に前回と同様にして切断する（第７図）。
上記コンクリート切断が終ったら垂直ロッド16を一度
引き上げ、再び油圧シリンダー14を作動させてテーブル
15を90度復位させ、隣接するボーリング孔36、36に挿入
すると共に、ワイヤーソー９を両ボーリング孔36、36か
ら前回切断した両側の壁厚さ方向垂直の切断スリット、
コンクリート壁44の内側または外側を通るループ状に回
し、垂直ロッド16、16を固定したまま、ワイヤーソー９
の張力を緊張させることによって壁厚さ方向水平にコン
クリート壁44を切断する（第８図）。この切断によりコ
ンクリート壁44は都合４面で切断されブロック状に分離
されるが、この分離時にワイヤーソー９が切断ブロック
37に挟み込まれないように、このブロック37を吊支して
おき、切断が終ったらこれを所定場所に除去する（第９
図）。
引き上げ、再び油圧シリンダー14を作動させてテーブル
15を90度復位させ、隣接するボーリング孔36、36に挿入
すると共に、ワイヤーソー９を両ボーリング孔36、36か
ら前回切断した両側の壁厚さ方向垂直の切断スリット、
コンクリート壁44の内側または外側を通るループ状に回
し、垂直ロッド16、16を固定したまま、ワイヤーソー９
の張力を緊張させることによって壁厚さ方向水平にコン
クリート壁44を切断する（第８図）。この切断によりコ
ンクリート壁44は都合４面で切断されブロック状に分離
されるが、この分離時にワイヤーソー９が切断ブロック
37に挟み込まれないように、このブロック37を吊支して
おき、切断が終ったらこれを所定場所に除去する（第９
図）。
第10図は釣鐘状の生体遮蔽コンクリート壁44のテーパ
ー部の解体方法を例示したもので、テーパー部ではワイ
ヤーソー駆動部２を搭載した台車６を設置した作業床38
を吊りワイヤー39で吊り下げ、ワイヤーソー駆動部２の
装着部13にコアーボーリング機５またはコンクリート切
断部３をコンクリート壁44のテーパー方向に傾斜させて
換装装着し、前記と同様にコンクリート壁44の穿孔、切
断、切断ブロックの除去を行う。
ー部の解体方法を例示したもので、テーパー部ではワイ
ヤーソー駆動部２を搭載した台車６を設置した作業床38
を吊りワイヤー39で吊り下げ、ワイヤーソー駆動部２の
装着部13にコアーボーリング機５またはコンクリート切
断部３をコンクリート壁44のテーパー方向に傾斜させて
換装装着し、前記と同様にコンクリート壁44の穿孔、切
断、切断ブロックの除去を行う。
以下上記工程をコンクリート壁44の全周から下部に及
ぼして解体を進めていく。
ぼして解体を進めていく。
なお生体遮蔽コンクリート壁44の内面にはステンレス
板等のライニングが施されているため、ワイヤーソーに
よるコンクリート切断に際し、ワイヤーソーの消耗を早
めないように、事前にガウジング等によりコンクリート
壁の切断線に沿ってライニングを切除しておく。
板等のライニングが施されているため、ワイヤーソーに
よるコンクリート切断に際し、ワイヤーソーの消耗を早
めないように、事前にガウジング等によりコンクリート
壁の切断線に沿ってライニングを切除しておく。
上述の方法は、コンクリート壁44を４面で１ブロック
ずつ切断し、除去解体していくものであるが、第６図、
第７図、第８図、に示す各面の切断を夫々連続して壁全
周に亘って行なって解体していってもよく、この方法に
よればテーブル15の角度変換の手間が少なくて能率的で
ある。
ずつ切断し、除去解体していくものであるが、第６図、
第７図、第８図、に示す各面の切断を夫々連続して壁全
周に亘って行なって解体していってもよく、この方法に
よればテーブル15の角度変換の手間が少なくて能率的で
ある。
上記切断作業に伴うワイヤーソー９の繰り出し、引き
込みおよび張力の調整は、ワイヤーソー長さ張力制御装
置10によって制御されるワイヤーソー長さ張力制御ドラ
ム11のワイヤーソー駆動ドラム８に対する間隔の拡縮に
よって行われ、コンクリート切断時過熱するワイヤーソ
ー９はホースリール12から引き出されたホースから切断
部に噴射される冷却水によって冷却される。
込みおよび張力の調整は、ワイヤーソー長さ張力制御装
置10によって制御されるワイヤーソー長さ張力制御ドラ
ム11のワイヤーソー駆動ドラム８に対する間隔の拡縮に
よって行われ、コンクリート切断時過熱するワイヤーソ
ー９はホースリール12から引き出されたホースから切断
部に噴射される冷却水によって冷却される。
叙上のごとく本発明では、ワイヤーソー切断部を取り
付けたワイヤーソー駆動部を搭載した台車を、原子炉建
屋の運転操作階に設置し、コアーボーリング機とワイヤ
ーソー切断部で生体遮蔽コンクリート壁を切断解体して
いくものであるから、３本の支持脚を生体遮蔽コンクリ
ート壁の内面に押し付けて切断装置を固定してコンクリ
ート壁を切断していく従来の機械的切断解体工法や流体
切断解体工法に比べて、解体の進行に伴う装置の移動が
容易で作業能率の向上が図れると共に、生体遮蔽コンク
リート壁が大型となっても解体装置が大型化しないた
め、作業終了後汚染物質として廃棄される汚染廃棄物量
の増加が抑えられ、また流体切断解体工法のごとく大量
の汚染流体の飛散に対する処置が不要、等の効果を奏す
るものである。
付けたワイヤーソー駆動部を搭載した台車を、原子炉建
屋の運転操作階に設置し、コアーボーリング機とワイヤ
ーソー切断部で生体遮蔽コンクリート壁を切断解体して
いくものであるから、３本の支持脚を生体遮蔽コンクリ
ート壁の内面に押し付けて切断装置を固定してコンクリ
ート壁を切断していく従来の機械的切断解体工法や流体
切断解体工法に比べて、解体の進行に伴う装置の移動が
容易で作業能率の向上が図れると共に、生体遮蔽コンク
リート壁が大型となっても解体装置が大型化しないた
め、作業終了後汚染物質として廃棄される汚染廃棄物量
の増加が抑えられ、また流体切断解体工法のごとく大量
の汚染流体の飛散に対する処置が不要、等の効果を奏す
るものである。
図面は本発明装置および工法の一実施例を示すもので、
第１図は本発明に係る原子炉の生体遮蔽コンクリート壁
の解体装置の側面図、第２図は同装置の平面図、第３図
は同装置のコアーボーリング機の側面図、第４図は沸騰
水型原子炉を収容した原子力建屋の略全体立断面図、第
５図乃至第９図は本解体装置を用いて原子炉の生体遮蔽
コンクリート壁を解体する工法を順序を追って示した斜
視図、第10図は生体遮蔽コンクリート壁のテーパー部の
解体方法を示した断面図である。 １……解体装置、２ワイヤーソー駆動部、３……コンク
リート切断部、４……コンクリート切断装置、５……コ
アーボーリング機、６……台車、８……ワイヤーソー駆
動ドラム、９……ワイヤーソー、10……ワイヤーソー長
さ張力制御装置、11……ワイヤーソー長さ張力制御ドラ
ム、13……装着部、15……テーブル、16……垂直ロッ
ド、17……ワイヤーソー支持プーリー、18……ガイドロ
ーラー、36……ボーリング孔、37……コンクリートブロ
ック、40……原子炉建屋、44……生体遮蔽コンクリート
壁、46……運転操作階。
第１図は本発明に係る原子炉の生体遮蔽コンクリート壁
の解体装置の側面図、第２図は同装置の平面図、第３図
は同装置のコアーボーリング機の側面図、第４図は沸騰
水型原子炉を収容した原子力建屋の略全体立断面図、第
５図乃至第９図は本解体装置を用いて原子炉の生体遮蔽
コンクリート壁を解体する工法を順序を追って示した斜
視図、第10図は生体遮蔽コンクリート壁のテーパー部の
解体方法を示した断面図である。 １……解体装置、２ワイヤーソー駆動部、３……コンク
リート切断部、４……コンクリート切断装置、５……コ
アーボーリング機、６……台車、８……ワイヤーソー駆
動ドラム、９……ワイヤーソー、10……ワイヤーソー長
さ張力制御装置、11……ワイヤーソー長さ張力制御ドラ
ム、13……装着部、15……テーブル、16……垂直ロッ
ド、17……ワイヤーソー支持プーリー、18……ガイドロ
ーラー、36……ボーリング孔、37……コンクリートブロ
ック、40……原子炉建屋、44……生体遮蔽コンクリート
壁、46……運転操作階。
Claims (2)
- 【請求項１】ワイヤーソー駆動ドラムと、ワイヤーソー
長さ張力制御ドラムを備えたワイヤーソー駆動部と、先
端にワイヤーソー支持プーリーと、ガイドローラーを設
けた一対の垂直ロッドを昇降制御可能に、かつ両ロッド
の間隔を拡縮制御可能にテーブルに支持し、該テーブル
を水平方向に回動制御可能に前記ワイヤーソー駆動部の
装着部に装着したコンクリート切断部とから成るコンク
リート切断装置と、前記ワイヤーソー駆動部の装着部に
装着可能のコアーボーリング機と、前記コンクリート切
断装置のワイヤーソー駆動部を搭載する台車とから成る
ことを特徴とする原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解
体装置。 - 【請求項２】ワイヤーソー駆動ドラムと、ワイヤーソー
長さ張力制御ドラムを備えたワイヤーソー駆動部と、先
端にワイヤーソー支持プーリーと、ガイドローラーを設
けた一対の垂直ロッドを昇降制御可能に、かつ両ロッド
の間隔を拡縮制御可能にテーブルに支持し、該テーブル
を水平方向に回動制御可能に前記ワイヤーソー駆動部の
装着部に装着したコンクリート切断部とから成るコンク
リート切断装置と、前記ワイヤーソー駆動部の装着部に
装着可能のコアーボーリング機と、前記コンクリート切
断装置のワイヤーソー駆動部を搭載する台車とから成る
原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体装置の、前記台
車を原子炉建屋の運転操作階に設置し、該台車に搭載し
たコンクリート切断装置のワイヤーソー駆動部の装着部
に前記コアーボーリング機を装着し、台車を移動しなが
ら原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の上縁から順次所定
間隔で下向きコアーボーリングを行ってコアーを抜去
し、コンクリート壁にボーリング孔を穿削する工程と、
台車に搭載したワイヤーソー駆動部の装着部にコンクリ
ート切断部を換装し、該ワイヤーソー切断部の一対の垂
直ロッド先端のワイヤーソー支持プーリー間に支持した
ワイヤーソーを、ワイヤーソー駆動部によって駆動循環
させると共に、台車の移動、垂直ロッドの昇降制御、同
垂直ロッドの間隔の拡縮制御、テーブルの水平方向回動
制御を行って、隣接する両ボーリング孔間を壁周方向垂
直に、ボーリング孔と遮蔽コンクリート壁の内面および
外面との間を壁厚さ方向垂直に、遮蔽コンクリート壁の
内面および外面から隣接する両ボーリング孔の孔内に至
る間を壁厚さ方向水平に夫々切断し、切断したコンクリ
ートブロックを逐次除去していく工程とによって解体す
ることを特徴とする原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の
解体工法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2150394A JP2969222B2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体装置および原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体工法 |
| US07/710,185 US5173250A (en) | 1990-06-07 | 1991-06-04 | Apparatus for demolishing biological shield wall of a nuclear reactor and a method of demolishing the same |
| GB9111944A GB2245214B (en) | 1990-06-07 | 1991-06-04 | An apparatus for demolishing biological shield wall of a nuclear reactor and a method of demolishing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2150394A JP2969222B2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体装置および原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0442100A JPH0442100A (ja) | 1992-02-12 |
| JP2969222B2 true JP2969222B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15496029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2150394A Expired - Lifetime JP2969222B2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体装置および原子炉の生体遮蔽コンクリート壁の解体工法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5173250A (ja) |
| JP (1) | JP2969222B2 (ja) |
| GB (1) | GB2245214B (ja) |
Families Citing this family (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69108123T2 (de) * | 1990-06-27 | 1995-07-20 | Framatome Sa | Verfahren und Vorrichtung zur Zerlegung eines bestrahlten Bestandteiles eines Kernreaktors durch Ausschneidung seiner Wandung. |
| US5285706A (en) * | 1992-03-11 | 1994-02-15 | Wellcutter Inc. | Pipe threading apparatus |
| US5705366A (en) | 1994-09-15 | 1998-01-06 | Johnson & Johnson Clinical Diagnostics, Inc. | Coamplification of target nucleic acids using volume exclusion agent in reaction composition, test kit and test device useful therefor |
| US6311598B1 (en) | 2000-02-18 | 2001-11-06 | Blount, Inc. | Guide for concrete cutting chain saw |
| JP4158657B2 (ja) * | 2003-09-09 | 2008-10-01 | 株式会社大林組 | 生体遮蔽壁の解体方法 |
| ATE329738T1 (de) * | 2004-04-29 | 2006-07-15 | Pellegrini Meccanica Spa | Maschine zum schneiden von steinblöcken oder betonteilen |
| JP3104959U (ja) * | 2004-04-30 | 2004-10-21 | 慎吾 大給 | ワイヤソー加工機 |
| US7281536B1 (en) * | 2006-03-29 | 2007-10-16 | Shibushou Construction Co., Ltd. | Cutting machine using wire saw, cutting method using wire saw, and mobile machine having wire saw cutting machine |
| ITGE20090048A1 (it) * | 2009-07-08 | 2011-01-09 | Benetti Macchine Spa | Macchina a filo diamantato per il taglio di blocchi di pietra |
| JP5365877B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2013-12-11 | 清水建設株式会社 | コンクリート構造物の解体方法 |
| JP5536583B2 (ja) * | 2010-07-30 | 2014-07-02 | 日本原子力発電株式会社 | 壁構造体の切断装置及び切断・解体方法 |
| JP2012230084A (ja) * | 2011-04-27 | 2012-11-22 | Shimizu Corp | 原子力発電所建屋の解体方法 |
| JP5975268B2 (ja) * | 2012-05-30 | 2016-08-23 | 清水建設株式会社 | 原子炉格納容器内コンクリート構造物の解体方法及び原子炉格納容器内コンクリート構造物の解体装置 |
| AT513116B1 (de) * | 2012-06-28 | 2016-04-15 | Markus Hatzer | Seilsäge |
| US9068454B1 (en) * | 2013-12-12 | 2015-06-30 | King Fahd University Of Petroleum And Minerals | Method for wire saw excavation |
| CN105822316B (zh) * | 2016-03-18 | 2019-06-18 | 张清林 | 一体式坑隧道掘进机 |
| CN105880663A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-08-24 | 上海振华重工集团（南通）有限公司 | 一种轨道吊小车架镗孔工艺 |
| KR102061286B1 (ko) | 2018-04-17 | 2019-12-31 | 한국수력원자력 주식회사 | 가압 경수로형 원자력 발전소의 생체 보호 콘크리트의 해체 방법 |
| CN108643598A (zh) * | 2018-05-25 | 2018-10-12 | 石梦成 | 一种房屋建筑装饰装修墙面高效破除机构 |
| KR101942997B1 (ko) * | 2018-07-27 | 2019-01-28 | 한국원자력연구원 | 원전 방사화 구조물 제거 방법 |
| KR102159782B1 (ko) * | 2019-03-08 | 2020-09-24 | 한국수력원자력 주식회사 | 원자력 시설의 복합 해체 방법 |
| CN110524725B (zh) * | 2019-09-02 | 2021-06-15 | 郴州德瑞福机械设备有限公司 | 石材巷道开采设备 |
| CN112031462A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-12-04 | 上海建工四建集团有限公司 | 一种水平结构的拆除清运方法 |
| CN112031461A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-12-04 | 上海建工四建集团有限公司 | 一种水平结构的拆除清运装置 |
| CN113183327B (zh) * | 2021-05-18 | 2022-07-19 | 河南中孚技术中心有限公司 | 坩埚取料设备及施工方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59194805A (ja) * | 1983-04-18 | 1984-11-05 | 工業技術院長 | レ−ザによるコンクリ−ト材の切断方法及びその装置 |
| EP0247205B1 (en) * | 1985-11-25 | 1991-10-16 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | Reactor shielding wall dismantling apparatus |
| JPH0635107B2 (ja) * | 1987-12-26 | 1994-05-11 | 株式会社タカトリハイテック | ワイヤソー |
| GB8824111D0 (en) * | 1988-10-14 | 1988-11-23 | Nashcliffe Ltd | Shaft excavation system |
-
1990
- 1990-06-07 JP JP2150394A patent/JP2969222B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-06-04 US US07/710,185 patent/US5173250A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-06-04 GB GB9111944A patent/GB2245214B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2245214A (en) | 1992-01-02 |
| JPH0442100A (ja) | 1992-02-12 |
| GB2245214B (en) | 1994-01-19 |
| GB9111944D0 (en) | 1991-07-24 |
| US5173250A (en) | 1992-12-22 |
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