JP2968802B2 - 充当式釣銭端数処理方法 - Google Patents

充当式釣銭端数処理方法

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JP2968802B2 JP1136752A JP13675289A JP2968802B2 JP 2968802 B2 JP2968802 B2 JP 2968802B2 JP 1136752 A JP1136752 A JP 1136752A JP 13675289 A JP13675289 A JP 13675289A JP 2968802 B2 JP2968802 B2 JP 2968802B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、顧客カードを用いて商品を購入する際に、
釣銭額に端数が発生した場合の釣銭端数処理方法に関す
る。
[従来の技術] 消費税の導入に伴い、支払い金額に端数が発生するこ
とが多くなり、レジにおいて顧客との間で1円や5円の
小額硬貨を授受することが多くなっている。
顧客にとっては、商品を購入するたびに小額硬貨を釣
銭として受取るため財布の中身が価値の低い小額硬貨で
かさばり不便であるという問題がある。
また、商店にとっても、釣銭用に大量の小額硬貨を用
意しておかなければならず、大きな問題となっている。
さらに、商品購入時に商品と顧客の間で小額硬貨の授
受を行うためにレジで時間がかかり、混雑時には顧客の
待ち時間が長くなり、レジの効率が低下するという問題
が発生している。
[発明が解決しようとする課題] このように、商店にとっても顧客にとっても取引き時
の釣銭額の端数の処理は大きな問題となっており、取引
き時に釣銭額に端数が生じても実際の小額硬貨の授受を
伴わないように処理することが望まれているが、現在ま
でのところ有効な方法がなかった。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、取引き
時に釣銭額に端数が生じても顧客カードを利用して実際
の小額硬貨の授受を伴わないように処理することが可能
な釣銭端数処理方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、購入額に応じて発生するサービスポイン
トの累計ポイント値を記録する累計ポイント欄と、前記
累計ポイント欄の更新日を記録するポイント更新年月日
欄とを有する顧客カードを用いて商品を購入する際に、
釣銭額に端数が発生した場合の釣銭端数処理方法であっ
て、前記顧客カードに、顧客に貸付けた貸付け累計額を
記録する貸付け累計欄と、貸付け累計欄の更新日を記録
する貸付け更新年月日欄を設け、今日取引き時の釣銭額
の端数をなくすために充当する釣銭充当額を演算し、前
記貸付け累計欄に記録されている貸付け累計額を読取
り、読取られた貸付け累計額に前記釣銭充当額を加算
し、加算された更新貸付け累計額を前記貸付け累計欄に
書込み、前記貸付け更新年月日欄に更新年月日を書込む
ことにより、釣銭に端数がないようにした充当式釣銭端
数処理方法において、今回取引き時の釣銭額の端数をな
くすために充当する釣銭充当額を演算し、前記累計ポイ
ント欄に記録されている累計ポイント値を読取り、読取
られた累計ポイント値から前記釣銭充当額のサービスポ
イント換算値を減算し、減算された更新ポイント値を前
記累計ポイント欄に書込み、前記ポイント更新年月日欄
に更新年月日を書込むことにより、釣銭に端数がないよ
うにしたことを特徴とする充当式釣銭端数処理方法によ
って達成される。
[作用] 本発明によれば、発生した釣銭額の端数の充当分を商
店から顧客に一時的に貸付けることにより釣銭端数をな
くそうとするもので、顧客への貸付け額は顧客カードを
用いて管理する。
[実施例] (1)カードシステムの概要 本発明による釣銭端数処理方法の説明の前に、本発明
の釣銭端数処理方法が適用されるカードシステムの一例
を第1図を用いて説明する。
本カードシステムは顧客カードとして磁気カードを用
いたPOSシステムである。
各店舗には、多数のPOS端末10が設けられており、POS
端末10全体を制御するために、店舗毎にストアコンピュ
ータ18が設けられている。
POS端末10にはカードリーダライタ12が設けられ、取
引き時に顧客カードCの読み書きを行う。また、POS端
末10にはガイダンスパネル14が設けられ、取引き時の内
容を顧客及び店員に表示するようにしている。さらに、
POS端末10にはレシート発券器16が設けられ、取り引き
毎にその内容を記録したレシートRを発行すると共に、
必要に応じて後述する割引券のような金券を発行する。
フロントエンドプロセッサ20は、例えば本店に設置さ
れ、ホストコンピュータ30の負担を軽減するために補助
的作業を行う。例えば、各店舗のストアコンピュータ20
から定期的に通信回線を介して送られてくるデータを必
要に応じてホストコンピュータ30に一括して送信した
り、各取引きの明細等の重要性の低いデータはホストコ
ンピュータ30によらずに、自己の有するログファイル22
に格納して管理したりする。
ホストコンピュータ30は、例えば情報センター等に設
置され、本カードシステムの全体を制御する。ホストコ
ンピュータ30には、マスターファイルとしての顧客デー
タベース32が設けられている。顧客データベース32には
種々の顧客情報が格納されているが、本発明に特に関連
するのは、顧客サービスとして、商品の購入額に応じて
発生するサービスポイントを管理するためのカードポイ
ントマスター34と、釣銭額の預り又は貸付け金額を管理
するための釣銭管理マスター36である。
なお、上述のカードシステム例では、POS端末10がオ
ンラインでストアコンピュータ20、フロントエンドプロ
セッサ20、ホストコンピュータ30に接続されていたが、
オフラインのシステムにも本発明による釣銭処理方法を
適用できる。オフラインの場合は顧客カードCの内容が
基本的なデータとなる。
顧客カード 本カードシステムにおける顧客カードCの磁気ストラ
イプに記録される内容を第2図を用いて説明する。
顧客カードCの磁気ストライプには、顧客カード番号
を示すカード番号欄C1と共に、サービスポイントシステ
ムのために累計ポイント欄C2及びポイント更新年月日欄
C3が設けられている。累計ポイント欄C2には、購入額に
応じて発生するサービスポイントの累計ポイント値が記
録される。ポイント更新年月日欄C3には、累計ポイント
欄C2の更新年月日が記録される。
さらに、釣銭端数処理のために、預り貸付けサイン欄
C4と、預り貸付け累計欄C5と、預り貸付け更新日欄C6
と、釣銭取扱いパターン欄C7が設けられている。預り貸
付けサイン欄C4は、現在顧客に預り又は貸付けを行って
いるかどうかのサインを記録する欄で、預りを「1」で
示し、貸付けを「2」で示す。預り貸付け累計欄C5に
は、現在顧客から預っている又は貸付けている預り貸付
け累計額が記録される。預り貸付け更新日欄C6には、預
り貸付け累計欄C5の更新年月日が記録される。釣銭取扱
いパターン欄C7には、釣銭処理を行う顧客であるかどう
かの情報や、複数の釣銭取扱い方式が可能な場合に顧客
が選択した釣銭取扱いパターンがどの方式なのかの情報
を記録する。
(2)第1の実施例 本発明の第1の実施例による充当式釣銭端数処理方法
を第3図のフローチャートを用いて説明する。
まず、POS端末10のカードリーダライタ12により、顧
客の持っている顧客カードCの磁気ストライプに記録さ
れた内容を読取り、読取った内容をPOS端末10のメモリ
に一時的に記憶する(ステップS10)。
次に、購入した商品及び金額をPOS端末10に入力する
(ステップS11)。
次に、購入した商品の商品合計金額に消費税率を掛け
て消費税額を求め、商品合計金額にこの消費税額を加算
し、顧客から受取るべき合計金額を求める(ステップS1
2)。このとき、商品合計金額に端数がなくても消費税
額により合計金額に端数がでることが多い。
次に、顧客からの預り金額を入力し(ステップS1
3)、預り金額から合計金額を減算して釣銭額を計算す
る(ステップS14)。
このようにして計算した釣銭額に端数が有ると、ステ
ップS16からステップS18で本実施例の特徴である釣銭端
数処理を行い、端数が無いとステップS19に進む(ステ
ップS15)。
本実施例の釣銭端数処理は、発生した釣銭額の端数分
を商店から顧客に一時的に貸付けることにより釣銭に端
数をなくそうとするものである。
まず、釣銭額の端数を無くすために充当すべき釣銭充
当額を演算して、釣銭額を更新する(ステップS16)。
例えば、釣銭額が508円であれば、2円を釣銭充当額と
して加算し、510円を新たな釣銭額として更新する。
次に、今回の取引きで発生した釣銭充当額を、顧客カ
ードCの預り貸し付け累計欄C4に記録された貸付け累計
額に加算し、新たな更新貸付け額を求める(ステップS1
7)。
次に、この更新貸付け額を顧客カードCの預り貸付け
累計欄C4に書込むと共に、取引の日付を預り貸付け更新
年月日欄C5に書込む(ステップS18)。
次に、釣銭額等をPOS端末10のガイダンスパネル14に
釣銭額等を表示し、レシート発券器16から今回の取引き
の詳細を示すレシートRを発券する(ステップS19)。
発券したレシートR及び釣銭を顧客に渡して取引きを終
了する。
取引きの具体例 本実施例の充当式釣銭端数処理方法の詳細を第4図に
示す取引きの一具体例を用いて説明する。
この取引きにおいては440円(税別)の商品Aと1980
円(税別)の商品Bとを顧客が購入し、3000円を支払っ
たものとする。なお、この顧客の今までの貸付け累計額
は顧客カードCに96円と記録されているものとする。商
品Aと商品Bの商品合計金額は2420円となり、3%の税
額は72円(少数点以下切捨て)であるので、合計金額は
商品合計額の2420円と税額の72円とを加算した2492円が
記載される。預り金額の3000円から2492円を引くと釣銭
は508円になり8円という端数が発生する。8円なる端
数に対する釣銭充当額は2円となり、この2円を本来の
釣銭の508円に加算して、釣銭額を510円に更新する。一
方、貸付け額の2円は、前回の取引までの貸付け累計額
の96円に加算され、貸付け累計額は98円に更新される。
この取引における釣銭返却時のガイダンスパネル14
は、第4図(a)に示すように、更新釣銭額である510
円と、今回貸付け額である2円と、累積貸付け額である
98円が表示される。
発券されるレシートRを第4図(b)に示す。
最上部の購入額明細欄R1には、購入された商品の商品
名、商品コード、購入額が記載される。商品Aについて
は、「商品A」「111」「440」と記載され、商品Bにつ
いては、「商品B」「222」「1980」と記載される。
購入額明細欄R1の下の小計額欄R2には、商品合計金額
の「2420」円が記載され、小計欄R2の下の税額欄R3に
は、税額の「72」円が記載され、税額欄R3の下の合計額
欄R4には、商品合計額の2420円と税額の72円とを加算し
た「2492」円が記載され、合計欄R3の下の預り額欄R5に
は、顧客から支払われた「3000」円が記載される。
預り額欄R5の下の今回貸付額欄R6には、今回取引きで
貸付けられた「2」円が記載され、今回貸付け額欄R6の
下の釣銭額欄R7には、釣銭額の「510」円が記載され、
釣銭額欄R7の下の累計貸付け額欄R8には今回取り引き後
の累計貸付け額の「98」円が記載される。これで今回取
引きが詳細に記録されたことになる。
これら取引きの詳細が記載された部分の下部には、今
回の取引きを特定するために、顧客カード番号欄R9と問
合せ番号欄R10が設けられている。第4図(b)のレシ
ートには顧客カード番号として「1111111111118」が記
載され、問合せ番号として「0101−02−9000048」が記
載されている。この問合わせ番号は商店と顧客との間の
契約(釣銭端数の預り貸付け契約)の契約番号としても
機能している。
本実施例のレシートRにおける顧客カード番号欄R9と
問合せ番号欄R10により、レシートRから商品購入時に
発生した契約を特定することができるので、預り貸付け
金額を請求する権利の発生、その権利がだれに帰属する
か等を明確にすることができる。なお、個々の取引きの
契約書としての面からレシートRにより預り貸付け金を
請求できるのであって、レシートRが一般的な貨幣とし
て機能するものではない。
問合せ番号欄R10の下部には、サービスポイントシス
テムのための記載欄が設けられている。今回の取引きに
より発生したサービスポイントを記載する当日ポイント
欄R11と、累計ポイント値を記載する累計ポイント欄R12
が設けられている。
今回取引きの購入額は2420円であったので、その1%
の「24」円が当日ポイント欄R11に記載され、前回まで
の累計ポイント値に今回取引きのポイントを加えた「82
円」が累計ポイント欄R12に記載されている。
レシートRの最下部にはレシート発券時点欄R13が設
けられ、1989年4月21日の16時49分を示す「89−04−2
1」「16:49」が記録されている。
今回取引き前の顧客カードCの内容を第4図(c)
に、今回取引き後の顧客カードCの内容を第4図(d)
に示す。
今回取引きにより、累計ポイント欄C2が「58」円から
「82」円に書換えられ、ポイント更新年月日欄C3が1989
年4月21日を示す「890421」に書換えられ、預り貸付け
累計欄C4が「96」円から「98」円に書換えられ、預り貸
付け更新日欄C5が「890421」に書換えられている。
取引きの具体例 本実施例の充当式釣銭端数処理方法における取引きの
他の具体例を説明する。
本実施例の充当式釣銭端数処理方法は基本的には発生
した釣銭額の端数分を商店から顧客に一時的に貸付ける
ものであるが、最終的には顧客から返却してもらう必要
がある。本実施例では、貸付け累計額が一定額に達した
段階で顧客から一括して返済してもらうこととし、購入
額に応じて与えられているサービスポイントで返済をす
るようにする。貸付け累計額が一定額(例えば100円)
に達すると自動的に累計ポイントから100円分を充当す
る。
なお、100円分のサービスポイントを引くと累計ポイ
ントがマイナスになる場合は現金で充当するようにして
もよい。また、サービスポイントによる返却を望まない
顧客に対して現金で返済するようなシステムにしてもよ
い。
貸付け累計額が一定額に達した場合の取引き例を第5
図を用いて説明する。
この取引きでは480円(税別)の商品Aを顧客が購入
し、1000円を支払ったものとする。なお、この顧客の今
までの貸付け累計額は99円である。商品合計金額は480
円となり、3%の税額は14円であるので、合計金額は商
品合計額480と税額14円とを加算した494円となる。預り
金額の1000円から494円を引くと釣銭は506円になり6円
という端数が発生する。端数6円に対する釣銭充当額は
4円となり、この4円を本来の釣銭の506円に加算し
て、釣銭額を510円に更新する。
一方、前回の取引までの貸付け累計額の99円に貸付け
額の4円を加算すると、103円に達するため、100円分を
累計サービスポイントから充当した。
この取引における釣銭返却時のガイダンスパネル14
は、第5図(a)に示すように、更新釣銭額である510
円と、今回貸付け額である4円と、貸付充当ポイントで
ある100円と、累積貸付け額である3円が表示される。
発券されるレシートRを第5図(b)に示す。
購入額明細欄R1には「商品A」「333」「480」円と記
載され、小計額欄R2には「480」円と記載され、税額欄R
3には480円の3%の税額「14」円が記載され、合計額欄
R4には商品合計額の480円と税額の14円とを加算した「4
94」円が記載され、預り額欄R5には顧客から支払われた
「1000」円が記載される。
今回貸付額欄R6には「4」円が記載され、釣銭額欄R7
には釣銭額の「510」円が記載され、釣銭額欄R7の下の
累計貸付け額欄R8にはポイントによる充当後の累計貸付
け額の「3」円が記載される。
顧客カード番号欄R9と問合せ番号欄R10の下部の当日
ポイント欄R11には「4」円と記載される。本取引き例
ではポイントを貸付に充当したので、当日ポイント欄R1
1の下部に貸付充当ポイント欄R14が設けられ「−100」
円と記載される。累計ポイント欄R12には、前回までの
累計ポイント値の128円に今回取引きのポイントの14円
を加算し、貸付に充当した100円を減算した「32円」が
記載される。
今回取引き前の顧客カードCの内容を第5図(c)
に、今回取引き後の顧客カードCの内容を第5図(d)
に示す。
今回取引きにより、累計ポイント欄C2が「128」円か
ら「32」円に書換えられ、ポイント更新年月日欄C3が19
89年4月21日を示す「890421」に書換えられ、預り貸付
け累計欄C4が「99」円から「3」円に書換えられ、預り
貸付け更新日欄C5が「890421」に書換えられている。
補助的処理 サービスポイントシステムにおいては、累計ポイント
が一定額(例えば500円)に達すると、500円分の割引券
を発券するようにしているが、本実施例の充当式釣銭端
数処理方法を採用した場合には、貸付け金額をサービス
ポイントで返済することを考慮して、一定額(例えば10
0円)のサービスポイントを残しておく。例えば、累計
ポイントが500円になっても直ちに割引券を発券せず、
累計ポイントが600円になった時点で500円の割引券を発
券し、常に100円分のサービスポイントを残しておく。
なお、長期間取引きが無い場合には、累計ポイントと
貸付け額とを相殺し、貸付け額を少なくするようにす
る。また、顧客からの要望がある場合に累計ポイントと
貸付け額とを相殺してもよい。
(3)第2の実施例 本発明の第2の実施例による充当式釣銭端数処理方法
を第6図及び第7図を用いて説明する。第1の実施例と
重複する部分は説明を省略する。
本実施例の充当式釣銭端数処理方法では、予め顧客か
ら所定金額に相当する価値を端数充当用補充金として預
託し、端数充当用補充金から釣銭充当額を補充するよう
にしている。以下は、端数充当用補充金を割引券レシー
トにより入金するものとして説明するが、サービスポイ
ントが一定額に達したときに、顧客の承諾を得て、割引
券の発券の代わりに預託するようにしてもよいし、顧客
からの要望があれば、現金を端数充当用補充金として預
託してもよい。
預託処理 端数充当用補充金として割引券レシート(1000円とす
る)を顧客から受取ると、顧客カードCの預り貸付けサ
イン欄C4に預りを示す「1」を書込み、預り貸付け累計
額欄C5に「1000」を書込むと共に、預り更新年月日欄C6
に更新日を書込む。
預託処理後の顧客カードCの内容を第7図(c)に示
す。預り貸付けサイン欄C4が預りを示す「1」であると
共に、預り貸付け累計欄C5が「1000」円となっている。
釣銭端数処理 本実施例の充当式釣銭端数処理方法を第6図のフロー
チャートを用いて説明する。
ステップS10からステップS16までの釣銭充当額を演算
して釣銭額を更新するところまでは同じである。ステッ
プS16の次のステップS20では、この釣銭充当額を端数充
当用補充金から減算して更新補充金額を求め、次のステ
ップS21では、この更新補充金額を顧客カードCの預り
貸付け累計欄C4に書込むと共に、取引の日付を預り貸付
け更新年月日欄C5に書込む。続いて、釣銭額等をPOS端
末10のガイダンスパネル14に釣銭額等を表示し、レシー
ト発券器16から今回の取引きの詳細を示すレシートRを
発券する(ステップS19)。
取引きの具体例 割引券で1000円を預託した後の取引き例を第7図を用
いて説明する。
この取引きでは2980円(税別)の商品Aを顧客が購入
し、3100円を支払ったものとする。商品合計金額は2980
円となり、3%の税額は89円であるので、合計金額は商
品合計額2980円と税額89円とを加算した3069円となる。
預り金額の3100円から3069円を引くと釣銭は31円になり
1円という端数が発生する。端数1円に対する釣銭充当
額は9円となり、この9円を本来の釣銭の31円に加算し
て、釣銭額を40円の更新する。
預託された補充金の1000円から釣銭充当額の9円を減
算した991円が新たな補充金銭額となる。
この取引における釣銭返却時のガイダンスパネル14
は、第7図(a)に示すように、更新釣銭額である40円
と、今回貸付け額である9円と、補充金銭である991円
が表示される。
発券されるレシートRを第7図(b)に示す。
購入額明細欄R1には「商品E」「666」「2980」円と
記載され、小計額欄R2には「2980」円と記載され、税額
欄R3には2980円の3%の税額「89」縁が記載され、合計
額欄R4には商品合計額の2980円と税額の89円とを加算し
た「3069」円が記載され、預り額欄R5には顧客から支払
われた「3100」円が記載される。
預り額欄R5の下の釣銭充当額欄R15には「9」円が記
載され、釣銭額欄R7には釣銭額の「40」円が記載され、
釣銭額欄R7の下の補充金銭額欄R16には「991」円が記載
される。
顧客カード番号欄R9と問合せ番号欄R10の下部の当日
ポイント欄R11には29」円と記載され、累計ポイント欄R
12には、前回までの累計ポイント値の200円に今回取引
きのポイントの29円を加算した「229円」が記載され
る。
今回取引き前の顧客カードCの内容を第7図(c)
に、今回取引き後の顧客カードCの内容を第7図(d)
に示す。
今回取引きにより、累計ポイント欄C2が「200」円か
ら「229」円に書換えられ、預り貸付け累計欄C4が「100
0」円から「991」円に書換えられる。
補助的処理 顧客からの要望がある場合には端数充当用補充金銭額
をサービスポイントに換算して累計ポイントに加算する
ようにしてもよい。また、長期間取引きが無い場合に
も、補充金をサービスポイントに換算してもよい。
(4)第3の実施例 本発明の第3の実施例による充当式釣銭端数処理方法
を第8図及び第9図を用いて説明する。第1及び第2の
実施例と重複する部分は説明を省略する。
本実施例の充当式釣銭端数処理方法は、顧客の有して
いるサービスポイントから充当額を補充するようにして
いるため、顧客カードCに新たに設けられた預り貸付け
サイン欄C3、預り貸付け累計欄C4、預り貸付け更新日欄
C5、釣銭取扱いパターン欄C6はまったく使用しない。し
たがって、本実施例は、従来のサービスポイントシステ
ムにおける顧客カードCを全く変更する必要がなく、シ
ステムの移行がスムーズであるという利点がある。
本実施例の充当式釣銭端数処理方法を第8図のフロー
チャートを用いて説明する。
ステップS10からステップS16までの釣銭充当額を演算
して釣銭額を更新するところまでは同じである。ステッ
プS16の次のステップS22では、この釣銭充当額を累計ポ
イントから減算して更新累計ポイント値を求め、次のス
テップS23では、この更新累計ポイント値を顧客カード
Cの累計ポイント欄C2に書込むと共に、取引の日付をポ
イント更新年月日欄C3に書込む。続いて、ステップS19
で釣銭額等をPOS端末10のガイダンスパネル14に釣銭額
等を表示し、今回の取引きの総裁を示すレシートRを発
券する。
取引きの具体例 本実施例の充当式釣銭端数処理方法の詳細を取引きの
一具体例を用いて説明する。
この取引きでは1980円(税別)の層品Cを顧客が購入
し、2100円を支払ったものとする。商品合計金額は2039
円となり、3%の税額は59円であるので、合計金額は商
品合計額1980円と税額59円とを加算した2039円となる。
預り金額の2100円から2039円を引くと釣銭は61円になり
1円という端数が発生する。端数1円に対する釣銭充当
額は9円となり、この9円を本来の釣銭の61円に加算し
て、釣銭額を70円に更新する。
今回の取引き前には累計ポイントは205円あったか
ら、この205円から釣銭充当額の9円を減算し、今回ポ
イントの19円を加えた215円が新たな累計ポイント値と
なる。
この取引における釣銭返却時のガイダンスパネル14
は、第9図(a)に示すように、更新釣銭額である70円
と、ポイント充当値である9円が表示される。
発券されるレシートRを第9図(b)に示す。
購入額明細欄R1には「商品C」「444」「1980」円と
記載され、小計額欄R2には「1980」円と記載され、税額
欄R3には1980円の3%の税額「59」円が記載され、合計
額欄4には商品合計額の1980円と税額の59円とを加算し
た「2039」円が記載され、預り額欄R5には顧客から支払
われた「2100」円が記載される。
預り額欄R5の下の釣銭充当額欄R15には「9」円が記
載され、釣銭額欄R7には釣銭額の「70」円が記載され
る。
顧客カード番号欄R9と問合せ番号欄R10の下部の当日
のポイント欄R11には「19」円と記載され、当日ポイン
ト欄R11の下の釣銭充当ポイント欄R17には充当したポイ
ントが「−9」円と記載され、累計ポイント欄R12には
釣銭充当後の取引き後の累計ポイント値の「215円」が
記載される。
今回取引き前の顧客カードCの内容を第9図(c)
に、今回取引き後の顧客カードCの内容を第9図(d)
に示す。
今回取引きにより、累計ポイント欄C2が「205」円か
ら「215」円に書換えられ、ポイント更新年月日欄C3が
「890421」に書換えられる。
補助的処理 本実施例においても、第2の実施例と同様に、釣銭充
当をサービスポイントで行うので、常に一定額(例えば
100円)のサービスポイントを残しておく。例えば、累
計ポイントが500円になっても割引券を発券せず、累計
ポイントが600円になると500円の割引券を発券し、100
円分のサービスポイントを残しておく。
本実施例の場合、累計ポイント値がマイナスになるこ
とも考えられるが、商品の購入によりサービスポンイン
トの発生が期待できるので、短期間マイナスになっても
運用できるようにすることが望ましい。
なお、累計ポイント値がマイナスになった場合又は顧
客からの要望がある場合に、現金での精算が可能なよう
にしてもよい。
(5)変形例 本発明は上記実施例に限らず種々の変形が可能であ
る。
例えば、上記実施例では端数を10円未満の金額とした
が、50円未満の金額を端数としてもよいし、100円未満
の金額を端数としてもよいし、1000円未満の金額を端数
として硬貨の授受を省略するようにしてもよい。
また、上記実施例ではサービスポイントシステムに本
発明を適用したが、第1の実施例や第2の実施例の場
合、サービスポイントを与えないシステムに本発明を適
用してもよい。
さらに、上記実施例では顧客カードとして磁気カード
を用いたが、顧客データの読み書きが可能であれば、IC
カード等の他の種類のカードでもよい。
[発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、取引き時に釣銭額の端
数が生じても顧客カードを利用して実際の小額硬貨の授
受を伴わないように処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の釣銭端数処理方法が適用されるカード
システムのブロック図、 第2図は同カードシステムにおける顧客カードの記録内
容を示す図、 第3図は本発明の第1の実施例による充当式釣銭端数処
理方法のフローチャート、 第4図は同充当式釣銭端数処理方法による取引きの一具
体例の説明図、 第5図は同充当式釣銭端数処理方法による取引きの他の
具体例の説明図、 第6図は本発明の第2の実施例による充当式釣銭数処理
方法のフローチャート、 第7図は同充当式釣銭端数処理方法による取引きの一具
体例の説明図、 第8図は本発明の第3の実施例による充当式釣銭端数処
理方法のフローチャート、 第9図は同充当式釣銭端数処理方法による取引きの一具
体例の説明図 である。 図において、 10……POS端末 12……カードリーダライタ 14……ガイダンスパネル 16……レシート発券器 18……ストアコンピュータ 20……フロントエンドプロセッサ 22……ログファイル 30……ホストコンピュータ 32……顧客データベース 34……カードポイントマスター 36……釣銭管理マスター

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】購入額に応じて発生するサービスポイント
    の累計ポイント値を記録する累計ポイント欄と、前記累
    計ポイント欄の更新日を記録するポイント更新年月日欄
    とを有する顧客カードを用いて商品を購入する際に、釣
    銭額に端数が発生した場合の釣銭端数処理方法であっ
    て、前記顧客カードに、顧客に貸付けた貸付け累計額を
    記録する貸付け累計欄と、貸付け累計欄の更新日を記録
    する貸付け更新年月日欄を設け、今日取引き時の釣銭額
    の端数をなくすために充当する釣銭充当額を演算し、前
    記貸付け累計欄に記録されている貸付け累計額を読取
    り、読取られた貸付け累計額に前記釣銭充当額を加算
    し、加算された更新貸付け累計額を前記貸付け累計欄に
    書込み、前記貸付け更新年月日欄に更新年月日を書込む
    ことにより、釣銭に端数がないようにした充当式釣銭端
    数処理方法において、今回取引き時の釣銭額の端数をな
    くすために充当する釣銭充当額を演算し、前記累計ポイ
    ント欄に記録されている累計ポイント値を読取り、読取
    られた累計ポイント値から前記釣銭充当額のサービスポ
    イント換算値を減算し、減算された更新ポイント値を前
    記累計ポイント欄に書込み、前記ポイント更新年月日欄
    に更新年月日を書込むことにより、釣銭に端数がないよ
    うにしたことを特徴とする充当式釣銭端数処理方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、予め顧客か
    ら所定金額に相当する価値を端数充当用補充金として預
    託し、前記端数充当用補充金から前記釣銭充当額を補充
    するようにしたことを特徴とする充当式釣銭端数処理方
    法。
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JPH02306398A (ja) * 1989-05-19 1990-12-19 Dainippon Printing Co Ltd Icカードの点数記録装置および読取装置

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