JP2968634B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2968634B2
JP2968634B2 JP4428492A JP4428492A JP2968634B2 JP 2968634 B2 JP2968634 B2 JP 2968634B2 JP 4428492 A JP4428492 A JP 4428492A JP 4428492 A JP4428492 A JP 4428492A JP 2968634 B2 JP2968634 B2 JP 2968634B2
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豊 平田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に基板電位置換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体集積回路のうちメモリIC
の置換回路は、ウェハー状態でアドレスデータを測定
し、動作しなかった異常アドレスに対して予備に備えら
れたアドレス回路を、ヒューズカット等を利用し、異常
アドレスから正常な予備アドレスに置換し動作させると
いうアドレス置換回路となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のアドレス置
換回路は、ウェハー状態で特定の基板電位発生時の異常
アドレスの置換のみ有効である為、基板電位を変化さ
せ、基板上の素子の特性及び電荷の容量での保持特性等
を変化させることで規格を満足する半導体集積回路を救
済することは不可能であった。
【0004】本発明の目的は、このような問題を解決
し、基板電位を変化させて素子特性を変化させ、素子の
規格を満足できるようにした半導体集積回路を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
装置の構成は、外部からの制御電圧によりオン・オフ信
号を出力する基板電位置換回路と、直列接続した偶数個
のダイオードの奇数番目の異なる接続点に発振信号を容
量を介して入力し端部のダイオードの先端からそれぞれ
異る基板電位を出力する複数の基板電位発生回路と、前
記基板電位置換回路の出力信号によって前記複数の基板
電位発生回路のうち1つに前記発振信号を選択して供給
する切換回路とを備えることを特徴とし、また抵抗を介
して接続したヒューズの接断によりオン・オフ信号を出
力する基板電位置換回路と、直列接続した偶数個のダイ
オードの奇数番目の異なる接続点に発振信号を容量を介
して入力することによりそれぞれ異る基板電位を出力す
る複数の基板電位発生回路と、前記基板電位置換回路の
出力信号によって前記複数の基板電位発生回路のうち1
つに前記発振信号を選択して供給する切換回路とを備え
ることを特徴とする。
【0006】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の回路図であ
る。図において、D1〜D6はダイオード,I1,I
2,6はインバータ、4,5はNOR回路、C1〜C3
はコンデンサ、R1は抵抗、Aはボンディングパッド、
SUB は出力基板電位、φは発振信号である。また、抵
抗R1とボンディングパッドAとで基板電位置換回路3
を、インバータI1,コンデンサC1とダイオードD
1,D2で第1の基板電位発生回路1を、インバータI
2,コンデンサC2,C3及びダイオードD3〜D6で
第2の基板電位発生回路2を構成している。
【0007】ウェハー状態で、デバイスの回路動作を測
定する場合、外部からウェハーに基板電位を印加して、
基板電位が深い時に動作が正常となる場合、ボンディン
グパッドAは電源電圧(以下VCCという)にボンディン
グ接続する。基板電位が浅い時に動作が正常となる場合
はボンディングパッドAの電圧を接地電圧(以下GND
という)とする為、ボンディングしない。
【0008】ボンディングAにボンディング接続しない
場合、NOR回路4の出力は、入力の発振信号φの逆相
の信号を出力し、NOR回路5の出力はGNDとなる
為、第1の基板電位発振回路1のみ動作し、その結果ダ
イオードのスレッショルド電圧をVT とすると、基板電
位VSUB は約−(VCC−2VT )となる。ボンディング
パッドAにVCCを印加した場合、NOR回路4の出力は
GNDとなり、NOR回路5の出力は、入力の発振信号
φの逆相の信号を出力する為、第2の基板電位発生回路
2のみ動作し、その結果、基板電位VSUB は、約−2
(VCC−2VT )となる。
【0009】すなわち、基板電位が深い時動作が正常と
なるデバイスは、組立時に、基板電位が深くなるよう
に、基板電位置換回路3のボンディングパッドAにVCC
からのボンディング接続することで回路動作を正常にす
ることができる。
【0010】図2は本発明の第2の実施例の半導体集積
回路装置に回路図である。本実施例は、図1のNOR回
路4,5の代りにNAND回路7,8が用いられ、また
基板電位置換回路3aも、電源接続の抵抗R1とヒュー
ズF1とから構成される。第1の実施例と同様、外部よ
りウェハーに基板電位を印加して基板電位が浅い時に回
路動作が正常な場合はヒューズF1をカットしない。逆
に、基板電位が深い時に動作が正常な場合、ウェハー状
態でヒューズF1をカットする。
【0011】前者の場合、NAND回路7の出力は、入
力の発振信号φの逆相の信号となり、NAND回路の出
力はVCCとなる為、第1の基板電位発生回路1のみ動作
する。後者の場合、NAND回路7の出力はVCCとな
り、NAND回路8の出力は入力の発振信号φの逆相の
信号となる為、第2の基板電位発生回路2のみ動作す
る。その結果第1の実施例と同様になる。すなわち、基
板電位が深い時動作が正常となるデバイスはウェハー状
態でヒューズF1をカットして基板電位を深くし、回路
動作を正常にすることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、製造後の
ボンディングの切換え、又はヒューズカットを行うこと
により、基板電位を変化させることが可能になり、製造
のバラツキで発生した基板上の素子の特性及び電荷の容
量での保持特性等が規格を満足しないデバイスを製造
後、基板電位を変化させて救済し、不良として廃棄する
デバイスを減らすことができ、すなわち製品の収率を向
上させ、基板上の素子の特性を向上させる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の回路図。
【図2】本発明の第2の実施例の回路図。
【符号の説明】
1,2 基板電位発生回路 4,5 NOR回路 6,I1,I2 インバータ 7,8 NAND回路 A ボンディングパッド C1〜C3 コンデンサ D1〜D6 ダイオード F1 ヒューズ R1 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの制御電圧によりオン・オフ信
    号を出力する基板電位置換回路と、直列接続した偶数個
    のダイオードの奇数番目の異なる接続点に発振信号を容
    量を介して入力し端部のダイオードの先端からそれぞれ
    異る基板電位を出力する複数の基板電位発生回路と、前
    記基板電位置換回路の出力信号によって前記複数の基板
    電位発生回路のうち1つに前記発振信号を選択して供給
    する切換回路とを備えることを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  2. 【請求項2】 抵抗を介して接続したヒューズの接断に
    よりオン・オフ信号を出力する基板電位置換回路と、直
    列接続した偶数個のダイオードの奇数番目の異なる接続
    点に発振信号を容量を介して入力することによりそれぞ
    れ異る基板電位を出力する複数の基板電位発生回路と、
    前記基板電位置換回路の出力信号によって前記複数の基
    板電位発生回路のうち1つに前記発振信号を選択して供
    給する切換回路とを備えることを特徴とする半導体集積
    回路装置
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