JP2968541B2 - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP2968541B2
JP2968541B2 JP1173754A JP17375489A JP2968541B2 JP 2968541 B2 JP2968541 B2 JP 2968541B2 JP 1173754 A JP1173754 A JP 1173754A JP 17375489 A JP17375489 A JP 17375489A JP 2968541 B2 JP2968541 B2 JP 2968541B2
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英雄 丸山
理樹 松田
弓子 大橋
和也 滝
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レーザ光の照射により、情報の記録再生を
行う光ディスクに関するものである。
[従来技術] 従来、記録媒体層が略均一の厚さで平坦に設けられて
いる光ディスクでは基板上にトラッキング用金属反射
材,平坦化層,記録媒体層,保護層が順次積層されてい
る。そして、そのトラッキングはディスク基板上に一般
に渦巻状若しくは同心円状に形成された金属性反射材と
記録媒体層とからのレーザ光の反射回析を利用して行わ
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記金属性反射材は従来広く用いられ
ている溝付基板上に記録層が作成されている光ディスク
の溝の部分に対応し、単にレーザ光を反射し、トラッキ
ングを可能にする働きをしており、記録媒体層を平坦化
した光ディスクの記録容量は従来の溝付光ディスクの記
録容量と同じであった。
また、従来の溝付基板を用いた光ディスクにおいて大
容量化のため溝と溝間の両方に記録する方法では、隣り
合うビットが重なり合い、クロストークが非常に大きく
なるため実用的ではなかった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされた
ものであり、トラッキング用反射材に記録・再生が可能
な金属,金属化合物或いは有機色素を用いることによ
り、従来よりも記録容量が大きく、記録特性の優れた光
ディスクを提供することにある。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために本発明の光ディスクでは、
基板と、当該基板の上に渦巻状又は同心円状に形成され
たトラッキング用反射材と、前記基板と前記トラッキン
グ用反射材とを覆うように形成され、前記基板と平行か
つ平坦な表面を有する平坦化層と、当該平坦化層の上に
略均一の厚さで平坦に積層された記録媒体層とを備え、
前記基板は、略透明な材料により構成され、前記記録媒
体層は、光磁気記録材料により構成され、前記トラッキ
ング用反射材は、前記光磁気記録材料とは異なる材料で
あって、情報の記録・再生が可能なレーザー光の照射に
より反射率の差が生じる穴あけ型の金属材料、相変化型
金属化合物材料、又は有機色素材料から構成されている
ことを特徴とする。
[作用] 上記の構成を有する本発明の光ディスクによれば、ト
ラッキング用反射材は適度な反射率を有するため安定な
トラッキングが得られるとともに記録媒体として機能す
るのでレーザ光をトラッキング用反射材に照射すること
により情報の記録・再生ができ、記録容量が大幅に増加
する。また、記録媒体層は、略均一の厚さで平坦である
ため、段差部からの劣化は生じず、優れた記録特性が得
られる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
尚、ここでは光磁気記録媒体が略均一の厚さで平坦な
光磁気ディスクを基にしているが、記録媒体層に穴あけ
型,相変化型及び有機色素系の記録媒体を用いても同様
である。
第1図は、本発明の一実施例である光磁気ディスク10
の要部断面図であり、光磁気ディスク10は、ディスク基
板12上(図では下側)に平坦化層14,光磁気記録媒体層1
6,及び保護膜18を順次積層したものである。
ディスク基板12は、ガラス基板20にTeOx等の金属化合
物製反射材22を渦巻状若しくは同心円状に固着したもの
で、例えば第2図に示されているようにして作製され
る。即ち、先ず第2図の(a)に示されているように平
坦なガラス基板20を用意し、その一面に、(b)に示さ
れているように上記反射材22を構成する金属膜24及びSi
O2等の中間膜25をスパッタリングや蒸着等の手段で形成
する。この中間膜25は記録媒体膜24を保護する為で、必
要に応じて設ける。
更にレジスト26をその中間膜25上に塗布する。次に、
レーザ露光法等により、(c)に示されているように上
記レジスト26を渦巻状若しくは同心円状に取り除いた
後、エッチングによって(d)に示されているように金
属膜24を除去することにより、その金属膜24の一部が前
記反射材22としてガラス基板20上に残される。そして、
その反射材22上に残されたレジスト26を除去することに
より、(e)に示されているディスク基板12が作製され
る。上記反射材22は、ガラス基板20側から照射されるレ
ーザ光を反射して情報を記録すべきトラックを規定する
ものである。
また、上記ディスク基板12上に設けられる平坦化層14
は、化学変化から光磁気記録媒体層16を保護するととも
に、光磁気記録媒体層16において反射される反射光のカ
ー回転角を増大させ、且つ光の干渉により平坦化層14の
両面で反射する反射光を打ち消す作用を為すものであ
り、SiO2(二酸化硅素)等の化学的に安定な透明の酸化
物にて構成される。かかる平坦化層14は、本実施例では
その作製手段により第1膜14a及び第2膜14bから構成さ
れており、第1膜14aは、回転塗布法によりディスク基
板12の反射材22側を上向きにして回転させつつ金属アル
コキシドや金属硝酸塩等の金属化合物を供給して塗布
し、これを高温ベークを用いて固化させたものである。
これにより、反射材22間の隙間が埋められ、第1膜14a
のディスク基板12と反対側の面は、ディスク基板12の凹
凸に拘らず略平坦となる。また、第2膜14bは、スパッ
タリング,真空蒸着等の物理的薄膜作製法,或いはCVD
(Chemical Vapor Deposition)法等の化学的薄膜作製
法により、上記第1膜14aと同じ物質をその第1膜14a上
に形成したもので、平坦化層14が予め定められた所定の
厚さとなるように調整される。
光磁気記録媒体層16は、希土類と、遷移金属とを主成
分とするアモルファス金属である光磁気材料、例えばテ
ルビウム鉄コバルト(TbFeCo)等を用いて、スパッタリ
ングや真空蒸着等により0.1μm以下の厚さで上記平坦
化層14上に形成されている。本実施例では、平坦化層14
のディスク基板12と反対側の表面が略平坦に形成されて
いるところから、この光磁気記録媒体層16は、略均一な
厚さで平坦に設けられる。
保護膜18は、上記光磁気記録媒体層16を化学変化から
保護し且つカー回転角を増加させる反射効果を顕著とす
るためのもので、前記平坦化層14と同様にSiO2等の化学
的に安定な透明の酸化物にて構成される。かかる保護膜
18もその作製手段により第1膜第18a及び第2膜18bから
構成されており、第1膜18aは、スパッタリング,真空
蒸着等の物理的薄膜作製法、或いはCVD法等の化学的薄
膜作製法によって作製されている。また、第2膜18b
は、回転塗布法によって上記第1膜18aと同じ物質をそ
の第1膜18a上に上乗せし、高温ベークを用いて固化さ
せたもので、保護膜18が予め定められた所定の厚さとな
るように調整される。この膜厚は、例えば1μm以下に
定められる。
尚、前記平坦化層14の第2膜14b,光磁気記録媒体層1
6,及び保護膜18の第1膜18aは、真空中から取り出すこ
となく連続して作製される。
そして、かかる光磁気ディスク10は、そのディスク基
板12を通してレーザ光が光磁気記録媒体層16に照射され
ると、磁気光学効果により光磁気記録媒体層16における
局部磁化方向に関連して反射光のカー回転角が変化させ
られ、この反射光のカー回転角に基づいて情報が読み出
される。また、情報の書込みに際しては、レーザ光の照
射に基づいてキュリー点まで局部加熱し、この局部の冷
却時に外部磁界の方向を所望する方向へ制御することに
より磁化方向に対応した情報を記録する。
次に、反射材22に充分強いレーザ光が照射されると照
射部の温度が上昇し、反射材22のレーザ照射部に反射率
の差が生じ、情報を記録することができる。記録された
情報は反射材22に照射されたレーザ光の反射強度が反射
材22に記録されたピットに対応して変化することを利用
して再生される。このとき、光磁気記録媒体16からの反
射光を差動法によって検出することにより、反射材にお
ける反射光の強度変化はキャンセルされるためカー回転
角に応じた信号のみが得られる。また、反射材22からの
反射光を偏光子を通さずに検出することにより、光磁気
記録媒体層16の磁化方向による偏光面の回転の影響を受
けず、反射材22の穴に対応した信号のみが得られる。こ
のように反射材22と光磁気記録媒体層16において信号の
検出方法が異なり、互いに影響を受けないため、クロス
トークの小さい優れた再生特性が得られる。
ここで、本実施例の光磁気ディスク10は、光磁気記録
媒体層16が略均一の厚ささで平坦であるため、安定な磁
気特性を有する均一な垂直磁気異方性が得られ、その記
録特性が大幅に向上する。
また、本実施例の製造方法においては、光磁気記録媒
体層16,及びその両面に位置する平坦化層14の第2膜14
b,保護膜18の第1膜18aが真空中から取り出すことなく
連続して作製されるため、光磁気記録媒体層16の化学変
化が良好に防止されるとともに、光磁気ディスク10を能
率的に製造できる利点がある。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
したが、本発明は他の態様で実施することもできる。
例えば、前記実施例ではディスク基板12がガラス基板
20と反射材22とから構成されているが、ガラス基板20の
替わりにアクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリオ
レフィン樹脂等の合成樹脂などを用いたりすることも可
能である。
また、前記平坦化層14,保護膜18は、その作製手段に
よりそれぞれ第1膜14a,18a及び第2膜14b,18bとから構
成されているが、それぞれ単一の薄膜作製法により1回
で平坦化層14,保護膜18を作製するようにしても、或い
は複数の薄膜作製法により3層以上に分けて作製するよ
うにしても差支えない。
また、上記平坦化層14,保護膜18の材質は必要に応じ
て適宜変更され得る。
また、前述した光磁気ディスク10の製造方法はあくま
でも一例であり、他の種々の製造方法を採用することが
できる。要するに、平坦化層14の光磁気記録媒体層16側
の表面に急峻な凹凸がなく、光磁気記録媒体層16が略均
一の厚さで平坦に設けられれば良いのである。
反射材22は、穴あけ型の金属材料だけでなく相変化型
金属化合物材料、或いは有機色素を用いてもよい。いず
れも、反射光量の変化により情報の再生を行うため、前
述した実施例と同様クロストークの少ない優れた記録・
再生が得られる。また、反射材22に光磁気記録材料を用
いても同等の効果がある。
ここでは、略均一の厚みのみで平坦な記録媒体として
光磁気記録媒体を用いて説明したが、相変化型記録媒体
や有機色素系記録媒体を用いても同等の効果である。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれ
ば、トラッキング用反射材に、光磁気記録材料とは異な
る材料であって、レーザー光の照射により反射率の差が
生じる穴あけ型の金属材料、相変化型金属化合物材料、
又は有機色素材料を用いることでクロストークの小さな
優れた記録特性が得られると共に記録容量が大幅に増加
する。さらに略均一の厚みで平坦な記録媒体層が光磁気
媒体であれば安定な磁気特性を有する垂直磁気異方性が
得られ、また、相変化型記録媒体であれば安定な光反射
率,光透過率が得られ、その結果記録特性が大幅に向上
すると共に経年変化の少い信頼性の高い光ディスクが得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明を具体化した一実施例を示す
もので、第1図は光磁気ディスクの要部断面図、第2図
は光磁気ディスクにおけるディスク基板の作製方法の一
例を説明する説明図である。 図中、10は光ディスク、16は記録媒体層、22はトラッキ
ング用反射材、20は基板である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 弓子 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通9丁目35番 地 ブラザー工業株式会社内 (72)発明者 滝 和也 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通9丁目35番 地 ブラザー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−127245(JP,A) 特開 昭63−146244(JP,A) 特開 昭63−188090(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当該基板の上に渦巻状又は同心円状に形成
    されたトラッキング用反射材と、 前記基板と前記トラッキング用反射材とを覆うように形
    成され、前記基板と平行かつ平坦な表面を有する平坦化
    層と、 当該平坦化層の上に略均一の厚さで平坦に積層された記
    録媒体層とを備えた光ディスクにおいて、 前記基板は、略透明な材料により構成され、 前記記録媒体層は、光磁気記録材料により構成され、 前記トラッキング用反射材は、前記光磁気記録材料とは
    異なる材料であって、情報の記録・再生が可能なレーザ
    ー光の照射により反射率の差が生じる穴あけ型の金属材
    料、相変化型金属化合物材料、又は有機色素材料から構
    成されていることを特徴とする光ディスク。
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