JP2968397B2 - 口腔用水性ゲル基剤 - Google Patents
口腔用水性ゲル基剤Info
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Description
関する。
口腔用組成物における非イオン性粘結剤としては、ヒド
ロキシエチルセルロース(以下、HECという)などが
あるが、ゲル化に非常に時間がかかる上、チキソトロピ
ー性が低いなど使用に適した良好な物性を得ることは難
しい。一方、特開昭60−104008号において、ゲ
ル状練歯磨における物性をコントロールするため、炭素
数8〜25の炭化水素基で疎水的に改質されたHECを
用いることが開示されているが、この物質の疎水基は均
一な鎖長のものであり、異なる鎖長の疎水基を組み合わ
せて用いることは開示しておらず、また、増粘性シリカ
などの無機系増粘剤を併用することを提案しているが、
無機系増粘剤を配合した歯磨剤は、経時的に硬化した
り、離水するなどの傾向があり、また、コストも高いと
いう問題点がある。
な事情に鑑み、無機系増粘剤を加えることなく、非イオ
ン性粘結剤により、チキソトロピー性に富んだ口腔用の
水性ゲルを得ることを目的として鋭意研究を行なった結
果、炭素数の異なる2種の置換アルキル基を導入して疎
水的改質を行ったHECを粘結剤として用い、さらに特
定の湿潤剤、および水を配合することにより、良好な物
性を持つ口腔用水性ゲル基剤が得られることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。
チル基の置換度(M.S.)が1.8〜3.5のヒドロキ
シエチルセルロースにおいて、水酸基が、(a)3−ア
ルコキシ−2−ヒドロキシプロポキシル基(ただし、ア
ルコキシの炭素数は8〜12)および(b)3−アルコ
キシ−2−ヒドロキシプロポキシル基(ただし、アルコ
キシの炭素数は14〜18)によって置換され、かつ
(a)の置換度(M.S.)が0.0005〜0.03、
(b)の置換度(M.S.)が0.0005〜0.005
であり、(a)および(b)の置換度(M.S.)の合計
が0.001〜0.03であるように疎水的に改質され
たヒドロキシエチルセルロース、 (2)グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコー
ルおよびそれらの混合物からなる群より選ばれる湿潤
剤、および (3)水からなり、無機系増粘剤を含まない口腔用水性
ゲル基剤を提供するものである。ここに、「M.S.」
は、グルコース単位当たりに結合した置換基の平均モル
数を意味する。
C(以下、HM−HECという)は、ヒドロキシエチル
基の置換度(M.S.)が1.8〜3.5であるHECの
水酸基が、
る]
る]で表される基で置換されてエーテル結合を形成した
化合物である。
るHECのヒドロキシエチル基の置換度(M.S.)は、
通常の1.8〜3.5のものが使用できる。また粘度も
特に限定されず、例えば、2%水溶液における20℃で
の粘度が100〜100,000cP程度のものまでい
ずれも使用できるが、より少ない添加量で高い粘性のも
のを得るためには10,000〜100,000cP程度
のものを用いることが望ましい。例えば、アクアロン社
のナトロゾール250NHRが使用できる。疎水基を導
入するための改質剤として、各々、炭素数8〜12およ
び14〜18のアルキル基を有する2種のアルキルグリ
シジルエーテルが使用される。本発明で用いられるHM
−HECは、中鎖(C8〜C12)および長鎖(C14〜C
18)の異なる疎水基2種を持つことが特徴である。市販
のアルキルグリシジルエーテルを用いるにあたり、必ず
しも同数の炭素原子から構成されない場合がある。例え
ば、C18の疎水基を導入する時、ステアリルグリシジル
エーテルが改質剤に使用できるが、安価に市販されてい
るステアリルグリシジルエーテルは約30%のセチルグ
リシジルエーテルを含んでいるため、実際にはこの改質
剤で、C18とC16の混合置換基が導入されることとな
る。しかし、本発明においては、このような置換基は異
なる2種の疎水基とは見なさない。
ば、HECをイソプロピルアルコールやt−ブチルアル
コールのような低級アルコールに分散させ、アルカリを
添加してアルカリセルロースとし、これにアルキルグリ
シジルエーテルを加えて、加熱することにより行なうこ
とができる。中和により反応を停止した後、有機溶媒で
洗浄して精製する。このようにして得られたHM−HE
Cは、水に対する溶解度が25℃において少なくとも
0.1重量%である。該HM−HECを口腔用水性ゲル
基剤に応用するにあたり、その含量は、通常、0.5〜
5重量%である。0.5重量%より低いと充分な粘性が
得られず、5重量%を超えると高粘度になり、ゴム様の
弾性を示すため使用に適さない。
ルビトール、プロピレングリコールおよびそれらの混合
物からなる群より選ばれ、口腔用水性ゲル基剤に1〜8
0重量%、好ましくは、10〜40重量%の割合で含有
される。通常、残部は水である。本発明の口腔用水性ゲ
ル基剤は自体公知の方法により製造することができ、口
腔用水性ゲルにおける本発明の効果を損なわない範囲
で、他の成分(例、研磨剤、界面活性剤及び香味剤)を
配合することもできる。
て、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。なお、特に断ら
ない限り、「%」は、重量%を表す。
3で、2%水溶液の20℃における粘度が、90,00
0cPであるHEC400g、イソプロピルアルコール
400g、NaOH12g、さらにアルキルグリシジル
エーテルを仕込み、窒素流入下、80℃で5時間反応さ
せた。ついで、反応スラリーを酢酸で中和し、冷却後、
ヘキサン−イソプロピルアルコール混合液(1:1 w
/w)1200gで3回洗浄し、乾燥後、粉砕してHM
−HECを得た。HM−HEC中の3−アルコキシ−2
−ヒドロキシプロポキシル基の含量は、試料をヨウ化水
素酸で分解後に生成されるヨウ化アルキルをガスクロマ
トグラフで定量することにより測定した。
0のものを使用
分間撹拌混合した後、水を加えて10分間さらに撹拌す
る。このゲルについて、以下の条件で粘度の測定と、非
ニュートン性指数の算出を行った。
ソトロピー性は高くなる。
物性を総合的に評価した。結果を表1に示す。 ○…20rpm測定時のみかけ粘度250ポアズ以上、か
つ非ニュートン性指数が0.3以下。 ×…20rpm測定時のみかけ粘度が250ポアズ未満、
または非ニュートン性指数が0.3より大きい。
く物性の違いを示す。比較例1および比較例3は単独の
疎水基で置換されたHM−HECで不溶である。しか
し、実施例1および実施例3のように、各々比較例1お
よび3と同程度の合計置換度である混合した疎水基で置
換されたHM−HECでは可溶化することがわかる。ま
た比較例4において、C6アルキル疎水基によって置換
されたHM−HECはチキソトロピー性が低く、口腔用
のゲルとしては適さないことがわかる。したがって、ア
ルキルグリシジルエーテル疎水基の炭素数はC8以上で
あるとした。また、比較例2のように混合置換基でも不
溶となる場合があるため、C8〜C12アルキル基置換度
(M.S.)は0.0005〜0.03、C14〜C18アル
キル基置換度(M.S.)は0.0005〜0.005、
かつこれらアルキル基置換度(M.S.)の合計は0.0
01〜0.03、と範囲を限定した。
HM−HECの疎水基組成は実施例1(表1)のものを
用いた。結果を表2に示す。
C(実施例1)の相容性についての評価を示す。実施例
4〜6に示されるように、HM−HECはグリセリン、
ソルビトール、プロピレングリコールに対しては相容性
が良く、チキソトロピー性の高いゲルが得られる。一
方、比較例5〜8のようにポリエチレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、マルチトールに対しては
粘度・チキソトロピー性ともに低く、相容性が悪い。
ピー性および曳糸性の物性が極めて優れ、かつ経時的に
も安定した口腔用水性ゲル基剤が得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 (1)ヒドロキシエチル基の置換度
(M.S.)が1.8〜3.5のヒドロキシエチルセルロ
ースにおいて、水酸基が、(a)3−アルコキシ−2−
ヒドロキシプロポキシル基(ただし、アルコキシの炭素
数は8〜12)および(b)3−アルコキシ−2−ヒド
ロキシプロポキシル基(ただし、アルコキシの炭素数は
14〜18)によって置換され、 かつ(a)の置換度(M.S.)が0.0005〜0.0
3、(b)の置換度(M.S.)が0.0005〜0.0
05であり、(a)および(b)の置換度(M.S.)の
合計が0.001〜0.03であるように疎水的に改質
されたヒドロキシエチルセルロース、 (2)グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコー
ルおよびそれらの混合物からなる群より選ばれる湿潤
剤、および (3)水からなり、無機系増粘剤を含まないことを特徴
とする口腔用水性ゲル基剤。 - 【請求項2】 疎水的に改質されたヒドロキシエチルセ
ルロースを0.5〜5重量%含有する請求項1記載の口
腔用水性ゲル基剤。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP25636392A JP2968397B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 口腔用水性ゲル基剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25636392A JP2968397B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 口腔用水性ゲル基剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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|---|---|---|---|
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Country Status (1)
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-
1992
- 1992-09-25 JP JP25636392A patent/JP2968397B2/ja not_active Expired - Fee Related
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