JP2968102B2 - 住宅の基礎工事用型枠 - Google Patents

住宅の基礎工事用型枠

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅を据え付けるべ
く、その建造地盤に埋設される基礎を、コンクリートを
注入して構築するための基礎工事用型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅建築工事などに際しては、
その住宅の基礎をコンクリートにより構築している(例
えば特開昭61−78957号公報等参照)。このよう
な基礎の構築に際しては、従来、住宅の建築現場におい
て、鉄筋工が鉄筋材の配材(配筋)を行なった後、型枠大
工が木製材により鉄筋材の外周に型枠を組み立てから、
その型枠内にコンクリートを注入・打設する。そして、
養生後、型枠を取り外して、土の埋め戻しを行ない、基
礎下部を埋設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基礎工事では、建築現場において配筋,枠組,脱枠等の
各種作業を行なう必要があり、建築現場での基礎構築工
数が多く工期が長くなるなどの課題があった。
【0004】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、建築現場における配筋,枠組,脱枠の作業
を一切不要として、現場工数の削減,工期短縮をはかっ
た住宅の基礎工事用型枠を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の住宅の基礎工事用型枠は、住宅の建造地盤
に埋設され前記住宅が据え付られる基礎を、コンクリー
トを注入することにより構築するためのものであって、
その型枠をコンクリート製型枠材により形成するとと
もに、立上り部を構築する第1の型枠部分と、底盤部を
構築する第2の型枠部分との2部分に予め分割・形成
し、この第1の型枠部分と第2の型枠部分の内部に鉄筋
材を予め配材したことを特徴としている。
【0006】
【0007】
【作用】上述した本発明の住宅の基礎工事用型枠では、
コンクリート製型枠材により形成され内部に鉄筋材を予
め配材された型枠を、工場等において作成しておき、こ
のような型枠を基礎工事現場へ搬送し所定位置に配設し
た後、型枠内にコンクリートを注入することで、基礎の
構築が行なわれる。注入されたコンクリートが凝固すれ
ば、型枠自体がコンクリート製であるので、脱枠を行な
う必要もなく、そのまま埋め戻しを行なうことで、基礎
の構築が完了する。
【0008】そして、型枠を、立上り部を構築する第1
の型枠部分と、底盤部を構築する第2の型枠部分との2
部分に予め分割・形成することにより、工場等での型枠
の生産や、工場から現場への搬送を容易に行なえるよう
になる。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
住宅の基礎工事用型枠について説明すると、図1(a)は
その第1の型枠部分を示す斜視図、図1(b)はその第2
の型枠部分を示す斜視図、図2は本実施例において構築
される基礎を示す斜視図である。
【0010】本実施例では、図2に示すような断面逆T
字形状の基礎1を構築する場合について説明する。この
基礎1は、図2に示すように、建造地盤に埋設される底
盤部1bと、この底盤部1bから立ち上げ形成された立
上り部1aとを有して構成されるようになっている。
【0011】そこで、本実施例では、図2に示すような
基礎1を構築すべく、図1(a)に示すような立上り部1
aを構築する第1の型枠部分2と、図1(b)に示すよう
な底盤部1bを構築する第2の型枠部分3との2部分に
分割されたコンクリート製の型枠を用いている。
【0012】つまり、図1(a)に示すように、立上り部
1aを構築する第1の型枠部分2は、2枚の板状のコン
クリート製型枠材2a,2aを、適当な間隔をあけて対
向配置し、複数のつなぎ部材2bにより相互に連結する
とともに、これらのコンクリート製型枠材2a,2aの
相互間に鉄筋材(主筋,スターラップ)4を配材して構成
されている。なお、各コンクリート製型枠材2a,2a
の下縁外側部には、後述する第2の型枠部分3の嵌合縁
部3c,3cにそれぞれ係合する切欠き嵌合部2c,2
cが形成されている。
【0013】また、図1(b)に示すように、底盤部1b
を構築する第2の型枠部分3は、矩形管状のコンクリー
ト製型枠材3aに、第1の型枠部分2のコンクリート製
型枠材2a,2a相互の空間に連通させるための連通部
3bを形成して構成されるとともに、その内部に鉄筋材
(ベース筋)5を配材されている。
【0014】そして、コンクリート製型枠材3aの連通
部3bにおける対向する嵌合縁部3c,3cに、第1の
型枠部分2の嵌合部2c,2cを嵌合させることで、コ
ンクリート製型枠材2a,2a相互の空間とコンクリー
ト製型枠材3a内の空間とが連通されて、基礎1を構築
するための型枠が形成されるようになっている。
【0015】上述の構成により、本実施例では、2種類
の型枠部分2,3を、工場等において、コンクリート製
型枠材2a,3aにより形成するとともに内部に鉄筋材
4,5を配材して予め作成し、これらの型枠部分2,3
を基礎工事現場へ搬送する。
【0016】そして、基礎工事現場においては、まず、
第2の型枠部分3を所定位置に配設するとともに、その
第2の型枠部分3の嵌合縁部3c,3cに第1の型枠部
分2の嵌合部2c,2cを嵌め込むことにより、基礎1
用の型枠を組み立てる。
【0017】この後、型枠内の空洞部分に生コンクリー
トを注入・打設することで、基礎の構築が行なわれる。
注入されたコンクリートが凝固すれば、型枠材2a,3
a自体がコンクリート製であるので、その型枠材2a,
3aがそのまま基礎1の外殻となり、脱枠を行なう必要
がなくそのまま埋め戻せば基礎1の構築が完了する。
【0018】このように、本実施例の基礎工事用型枠に
よれば、建築現場における配筋,枠組,脱枠の作業が一
切不要となり、現場工数を大幅に削減できるとともに工
期も大きく短縮できる。また、その型枠を、立上り部1
aを構築する第1の型枠部分2と、底盤部1bを構築す
る第2の型枠部分3との2部分に分割・形成することに
で、工場等での型枠の生産や、工場から現場への搬送が
極めて容易に行なわれる利点もある。
【0019】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更
等があっても、本発明の範囲に含まれる。例えば、上記
実施例では、図2に示すような断面逆T字形状の基礎1
を構築するために本発明の型枠を適用した場合について
説明したが、本発明は、これに限定されるものではな
く、その他種々の形状の基礎の構築にも同様に適用さ
れ、上記実施例と同様の作用効果が得られる。
【0020】以上詳述したように、本発明の住宅の基礎
工事用型枠においては、コンクリート製型枠材により形
成された型枠が、立上り部を構築する第1の型枠部分
と、底盤部を構築する第2の型枠部分との2部分に予め
分割・形成され、該第1の型枠部分と第2の型枠部分の
内部に鉄筋材が予め配材されているので、工場等での型
枠の生産や、工場から現場への搬送が容易に行なえ、
礎工事現場へ搬送し所定位置に配設し、この型枠内にコ
ンクリートを注入することで、基礎の構築を行なえるよ
うになり、建築現場における配筋,枠組,脱枠の作業が
一切不要となり、現場工数を大幅に削減できるとともに
工期も大きく短縮できる効果がある。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての住宅の基礎工事用型
枠を示すもので、(a)はその第1の型枠部分を示す斜視
図、(b)はその第2の型枠部分を示す斜視図である。
【図2】本実施例において構築される基礎を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 基礎 1a 立上り部 1b 底盤部 2 第1の型枠部分 2a コンクリート製型枠材 2b つなぎ部材 2c 切欠き嵌合部 3 第2の型枠部分 3a コンクリート製型枠材 3b 連通部 3c 嵌合縁部 4 鉄筋材(主筋,スターラップ) 5 鉄筋材(ベース筋)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の建造地盤に埋設され前記住宅が
    え付られる基礎を、コンクリートを注入することにより
    構築するための基礎工事用型枠であって、該型枠が、コ
    ンクリート製型枠材により形成されるとともに、立上り
    部を構築する第1の型枠部分と、底盤部を構築する第2
    の型枠部分との2部分に予め分割・形成され、該第1の
    型枠部分と第2の型枠部分の内部に鉄筋材が予め配材さ
    れていることを特徴とする住宅の基礎工事用型枠。
JP30351291A 1991-11-19 1991-11-19 住宅の基礎工事用型枠 Expired - Fee Related JP2968102B2 (ja)

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