JP2967820B1 - コンクリートpcバルコニーの構造 - Google Patents

コンクリートpcバルコニーの構造

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Abstract

【要約】 【目的】 コンクリートPCバルコニーの組立に際し
て、ジョイント部のレベル調整及び出入りの調整作業を
確実且つ簡単に施工実施する。 【構成】 コンクリートPCバルコニーの両端面にレベ
ル調整構造15、基端面に出入り調整構造17を構成す
る。レベル調整構造15は、、コンクリートPCバルコ
ニー1の一端において、出幅方向に複数個の嵌合ピン1
9をそれぞれ半埋設配置固着すると共に、他端において
該嵌合ピン19と同レベル対応するように、嵌合ピン1
9との嵌合幅を有し、出幅方向に長くなる向きに複数個
の嵌合長孔21を穿設する。出入り調整構造17は、コ
ンクリートPCバルコニー1の基端面8に正面幅方向に
亘って略均等に埋設配置した複数のナット部材22に対
してそれぞれ頭付ボルト23を螺合することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリートPCバ
ルコニーの改良に係り、殊にコンクリートPCバルコニ
ーの納めにおけるジョイント部のレベル調整技術、及び
出入りの調整技術を改善したコンクリートPCバルコニ
ーの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建築工事において工場で予め製造
した建築部材を現場で組み付ける工法が多用されるよう
になり、集合住宅におけるバルコニーやベランダ等にお
いてもコンクリートPCバルコニーを現場で取付施工す
る場合が殆どである。
【0003】しかし、上記従来のコンクリートPCバル
コニーは、図3に示すように、既設構造体50に溶接す
るためのマウントプレート51を該PCバルコニー52
から突出しただけの構造になっているため、組み付け施
工に際しては、既設構造体50及び隣設するPCバルコ
ニー52とのレベル調整(矢印A)、PCバルコニー5
2自体の出入りの調整(矢印B)が困難で、一般には現
場にある木片53等を隙間に挟み込んでその調整を行っ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、隙間を埋め
るためのコンクリートを充填したとき、レベル調整や出
入り調整に際して噛ませた木片53が躯体内に残ってし
まい、場合によっては構造強度に重大な影響を及ぼす等
の問題を有しており、調整作業が面倒であるだけでな
く、欠陥構造物(欠陥住宅)といった問題に発展する畏
れもある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、コンクリートPCバルコニーの組立に際して、ジ
ョイント部のレベル調整及び出入りの調整作業を確実且
つ簡単に施工実施することができるようにした新規構造
のコンクリートPCバルコニーの構造を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンクリー
トPCバルコニーの構造は、建物躯体の壁面に組み付け
るように、所定の出幅、正面幅、及び陸厚を有して配筋
し、PCバルコニー組付構造を構成してなるコンクリー
トPCバルコニーにおいて、上記コンクリートPCバル
コニーの両端面に隣設するコンクリートPCバルコニー
とのレベル調整構造、基端面にコンクリートPCバルコ
ニー自体の出入り調整構造を構成したことを要旨とする
ものである。
【0007】上記レベル調整構造は、コンクリートPC
バルコニーの一端において、出幅方向に複数個の嵌合ピ
ンをそれぞれ半埋設配置固着すると共に、他端において
該嵌合ピンと同レベル対応するように、嵌合ピンとの嵌
合幅を有し、出幅方向に長くなる向きに複数個の嵌合長
孔を穿設した構造になる。
【0008】また上記出入り調整構造は、コンクリート
PCバルコニーの基端面に正面幅方向に亘って略均等に
埋設配置した複数のナット部材に対してそれぞれ頭付ボ
ルトを螺合した構造になり、前記頭付ボルトを回動する
ことにより出幅方向に出退することを要旨とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンクリート
PCバルコニーの構造の好ましい実施の形態を図1及び
図2に従って説明する。コンクリートPCバルコニー1
は,所定の出幅W、正面幅L、及び陸厚tをもって所定
の配筋2を施した構造になり、コンクリートを型枠に打
設して成形される。
【0010】この実施例では、前側に向かって僅かに水
垂勾配θを設けた平坦な陸面3の鼻端4側に浅い水はけ
溝5を形成し、底面6の鼻端4に近接した位置に水切り
溝7を形成した構造になっており、建物躯体側と対向す
る基端面8は施工姿勢で鉛直になる構造に成形される。
【0011】符号9は、建物躯体10の側面に該コンク
リートPCバルコニー1を固定するためのPCバルコニ
ー組付構造であり、本実施例では、コンクリートPCバ
ルコニー1の陸厚t内に出幅方向に穿設した支持筋挿通
孔11に建物躯体10から突設した支持筋12を貫通
し、該支持筋12の先端に螺設した雄螺子部13に締結
ナット14を螺合緊締してコンクリートPCバルコニー
1を支承組付施工する構造になる。
【0012】本発明の隣設するコンクリートPCバルコ
ニー1とのレベル調整構造15は両端面16,16、コ
ンクリートPCバルコニー1自体の出入り調整構造17
は基端面8にそれぞれ構成してある。
【0013】上記レベル調整構造15は、コンクリート
PCバルコニー1の一端において、出幅方向に複数個
(実施例では3個)穿設配置した小孔18に対して基部
に螺子20を螺設した嵌合ピン19をそれぞれ半埋設固
着すると共に、他端において、陸面3からの位置が該嵌
合ピン19の位置と対応するように、嵌合ピン19との
嵌合幅をもった嵌合長孔21を出幅方向に長くなる向き
に穿設してなる。
【0014】また上記出入り調整構造17は、コンクリ
ートPCバルコニー1の基端面8に正面幅方向に亘って
千鳥状にまた略均等に埋設配置した複数のナット部材2
2に対してそれぞれ頭付ボルト23を螺合した構造にな
り、上記ナット部材22は、螺子孔24の孔端が袋状2
5になっており、頭付ボルト23の出退を妨げることが
ないように構成されている。
【0015】上記上記構造になるコンクリートPCバル
コニー1は、建物躯体10への組み付けに際して支持筋
12を支持筋挿通孔11に貫通した後、既に建物躯体1
0への取り付けが完了した隣設するコンクリートPCバ
ルコニー1のレベル調整構造15と嵌合する。即ち建物
躯体10へ組み付けようとするレベル調整構造15の嵌
合ピン19を嵌合長孔21に嵌入することによって、隣
設する両コンクリートPCバルコニー1の陸面3,3は
同レベル(矢印A方向)になる。
【0016】次にコンクリートPCバルコニー1自体の
出入り(矢印B)を調整する。出入り地要請構造17の
頭付ボルト23を回動すると、該頭付ボルト23とナッ
ト部材22の螺子孔24との螺合摺動作用によって頭付
ボルト23が基端面8から出退するようになる。従っ
て、該頭付ボルト23の頭頂端を建物躯体10面に出退
調整して当突させるとコンクリートPCバルコニー1の
鼻端4の位置が決定され、この状態で上記支持筋挿通孔
11から突出した支持筋12の雄螺子部13に締結ナッ
ト14を螺合し強固に緊締すると、隣設するコンクリー
トPCバルコニー1とのレベル調整とコンクリートPC
バルコニー1自体の出入りの調整を完了した状態で該コ
ンクリートPCバルコニー1の吊込固定を完了すること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るコンクリ
ートPCバルコニーの構造によれば、コンクリートPC
バルコニーの端面に、隣設するコンクリートPCバルコ
ニーとのレベル調整構造を、また基端面にコンクリート
PCバルコニー自体の出入り調整構造をそれぞれ構成し
たことにより、該レベル調整構造と出入り調整構造によ
りコンクリートPCバルコニー吊込に際して簡単且つ確
実に所定位置に吊り込み固定を完了することができる特
徴を有するものであり、本発明の実施によって得られる
効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリートPCバルコニーの構
造の好ましい実施例を示す一部分解した要部斜視図であ
る。
【図2】同コンクリートPCバルコニーの建物躯体に対
する吊り込み状態を示す一部切欠した平面図である。
【図3】従来のコンクリートPCバルコニーの建物躯体
に対する吊り込み状態を示す要部斜視図である。
【符号の説明】 1 コンクリートPCバルコニー 2 配筋 3 陸面 4 鼻端 6 底面 8 基端面 9 PCバルコニー組付構造 10 建物躯体 15 レベル調整構造 16 端面 17 出入り調整構造 18 小孔 19 嵌合ピン 21 嵌合長孔 22 ナット部材 23 頭付ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/00 501 E04B 1/343 E04B 1/348

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体の壁面に組み付けるように、所
    定の出幅、正面幅、及び陸厚を有して配筋し、PCバル
    コニー組付構造を構成してなるコンクリートPCバルコ
    ニーにおいて、 前記コンクリートPCバルコニーの両端面に隣設するコ
    ンクリートPCバルコニーとのレベル調整構造、基端面
    にコンクリートPCバルコニー自体の出入り調整構造を
    構成したことを特徴とするコンクリートPCバルコニー
    の構造。
  2. 【請求項2】 前記レベル調整構造が、コンクリートP
    Cバルコニーの一端において、出幅方向に複数個の嵌合
    ピンをそれぞれ半埋設配置固着すると共に、他端におい
    て該嵌合ピンと同レベル対応するように、嵌合ピンとの
    嵌合幅を有し、出幅方向に長くなる向きに複数個の嵌合
    長孔を穿設した構造になる請求項1記載のコンクリート
    PCバルコニーの構造。
  3. 【請求項3】 前記出入り調整構造が、コンクリートP
    Cバルコニーの基端面に正面幅方向に亘って略均等に埋
    設配置した複数のナット部材に対してそれぞれ頭付ボル
    トを螺合した構造になり、前記頭付ボルトを回動するこ
    とにより出幅方向に出退することを特徴とする請求項1
    記載のコンクリートPCバルコニーの構造。
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