JP2967721B2 - 目標信号検出方法 - Google Patents
目標信号検出方法Info
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Description
信し、その発信信号に対する目標からの反響信号を検出
する方法に属し、特に反響信号の中から目標らしき反響
信号を自動検出し、更にこの反響信号がどのような物体
から反射されたものであるかを判別する目標信号検出方
法に属する。
作員が反響信号の表示画面を見て判断したり、反響信号
を直接耳で聞いたりして、操作員の経験や勘により判断
していた作業を支援する目的として用いられる。
願平6−296479号に開示されている。特願平6−
296179号には、反響信号を含む受信信号に整相処
理を施し、A/D変換して、時系列信号を出力する第1
のステップと、時系列信号に対し周波数分析を行い、ス
ペクトルの時系列データに変換した後、このスペクトル
の時系列データから目標反響信号の長さに相当する区間
を切り出して、検出用パターンを生成する第2のステッ
プと構成した装置により、目標か否かの判定を行い、こ
の結果を表示する技術が開示されている。
法の第1の問題点は、実時間で処理を行うことが難しい
という点である。
のまま使用して処理するために判定処理に入力するデー
タ量が多いためである。
は、目標からの反響信号に似通った残響などの信号も誤
って目標信号として検出してしまう。つまり、誤警報率
も高いという点である。
に、常に一定の前処理を行っていたため、目標信号の特
徴が現れないためである。
特徴を損なわないようにデータを圧縮することで判定処
理に入力するデータ量を減少させることにより、計算時
間を単色し高速化を図る目標信号検出方法を提供するこ
とにある。
徴を強化する前処理を行うことにより誤警報率の低下を
図る目標信号検出方式を提供することにある。
電磁波を発信し、その発信信号に対する目標からの反響
信号を検出する方法において、前記反響信号を含む受信
信号に整相処理を施し、A/D変換して、時系列信号を
出力する第1のステップと、前記時系列信号に対し周波
数分析を行い、スペクトルの時系列データに変換した
後、このスペクトルの時系列データから目標反響信号の
長さに相当する区間を切り出し、周波数パターンを作成
した後、この周波数パターンを方形の小領域に分割し、
各小領域に含まれるスペクトルの平均値を算出して、こ
の平均値を小領域のスペクトルレベルとした後、このス
ペクトルレベルを正規化して検出用パターンを生成する
第2のステップと、前記検出用パターンを入力として、
目標反響信号であるか否かを判断する第3のステップと
を含むことを特徴とし、さらに前記第3のステップは前
記第2のステップで出力される検出用パターンを、事前
に所望とする目標反響信号とそれ以外の信号により学習
させたニューラルネットワークに入力し、入力パターン
が目標反響信号であるか否かを判定するステップを含む
目標信号検出方法が得られる。
一実施の形態例について図面を参照して説明する。本発
明の目標信号検出方法は、音波や電磁波を発信し、その
発信信号に対する目標からの反響信号を検出する装置に
用いる。この目標信号検出方法では、反響信号を含む受
信信号に整相処理を施し、A/D変換して、時系列信号
を出力する第1のステップと、時系列信号に対し周波数
分析を行い、スペクトルの時系列データに変換した後、
このスペクトルの時系列データから目標反響信号の長さ
に相当する区間を切り出して、検出用パターンを生成す
る第2のステップと、検出用パターンを入力として、目
標反響信号であるか否かを判断する第3のステップとを
含む。
発信し、この反響音を受信して目標を検出する装置にお
いて、受信信号を周波数パターンに変換し、この周波数
パターンから目標が存在するか否かを判定するものであ
る。
ック図である。図1を参照して、送受波器1は、複数個
の電気音響変換素子が配列された構成を備えており、水
中に音波を発信するとともに、目標からの反響音を受信
する。
れた信号を入力して任意の方位に対して受信ビームを形
成するビーム形成処理を行った後、A/D変換器によっ
てディジタル値に変換された振幅値の時系列信号を出力
する。
る振幅値の時系列信号をNサンプル毎の短時間区間デー
タに分割して、周波数分析を行い、スペクトルの時系列
データに変換する。そしてこのスペクトル時系列データ
から目標反響信号の長さに相当する区間のデータを切り
出して、これを検出用データとして前処理部4にて前処
理を施した後、ニューラルネットワークへ入力し、図1
の丸Aによる接続で示すように、目標か否かを判定部5
にて判断し、この結果を表示部6に出力する。
て説明する。図2は、図1に示した送受波器1と入力処
理部2の具体的な構成を示している。入力処理部2は、
受信ビーム形成21と、帯域通過フィルタ22と、A/
D変換器23とを有している。受信ビーム形成21は、
送受波器1の複数個の電気音響変換素子の出力信号を整
相して、任意の方向に対して受波指向性を有する受信ビ
ームを形成する。帯域通過フィルタ22は、受信ビーム
形成21により得られた受信ビーム出力から、受信周波
数帯域の信号を取り出す。A/D変換器23は、受信ビ
ーム出力をディジタル値に変換し、振幅値の時系列デー
タを出力する。
て説明する。図3は、図1に示した信号処理部3の構成
を示している。信号処理部3は、周波数変換処理部31
と、切り出し処理部32とを有している。周波数変換処
理部31は、入力処理部2から出力される、振幅値の時
系列信号をNサンプル毎の短時間区間データに分割し、
この短時間区間データをFFT手法により周波数変換
し、目標反響信号のスペクトルを求める。この際、受信
帯域内の雑音成分は、周波数分析されることにより帯域
エルネギーが各スペクトルに分散され、その結果、信号
対雑音比が改善される。切り出し処理部32は、周波数
変換処理部31から出力される時系列のスペクトルデー
タを、目標の反響信号長に相当する区間で切り出し、周
波数パターンを生成する。
理部4について説明する。図4は前処理部4の構成を示
している。前処理部4は、圧縮部41と、正規化処理部
42と、特徴強化処理部43とを有している。圧縮部4
1は信号処理部3で生成された周波数のパターンを周波
数軸方向にn、時間(目標エコー長)軸方向にmに分割
し、全部でn×mの小領域に分割し、各小領域に含まれ
るスペクトルの平均値を算出し、この値を各小領域のス
ペクトルレベルとし、周波数パターンのデータ量をn×
m(<元のデータ量)に圧縮した検出用パターンを生成
する。正規化処理部42は圧縮部41で生成された検出
パターン内のn×m個のスペクトルレベル中の最小値m
in、及びn×m個のスペクトルレベルから求めた平均
値meanを検出し、これらの値にて各スペクトルレベ
ルを次のように変換する。
トルレベルであり、これにより各スペクトルレベルは−
1〜+Aの範囲に正規化される。特徴強化処理部43で
はこの正規化データを更にシグモイド関数により0〜
1.0の範囲に変換する。この非線形変換により、検出
用パターンに含まれている目標の特徴パターンと、それ
以外の特徴バターンが平均値を中心に各々分離される特
徴強化が行われる。
は3層(入力層、中間層、出力層)の階層型のニューラ
ルネットワークで構成され、各層間のユニットは相互に
すべて結合されている。勿論、ニューラルネットワーク
の構成は、これに限定されたものではない。ニューラル
ネットワークを判定回路として使用するためには事前に
既知の学習パターンによるニューラルネットワークの学
習が必要である。
る複数のデータを使用して、前述の入力処理部2、信号
処理部3及び前処理部4までの処理を通して得られる検
出用パターンを、目標と雑音の2つのパターンに分類し
て作成する。そしてこの学習用パターンを使用して、判
定部5に目標が入力された場合、出力層の目標に割り当
てたユニットに1、雑音に割り当てたユニットに0を、
また雑音が入力された場合、出力層の目標に割り当てた
ユニットに0、雑音に割り当てたユニットに1が出力さ
れるよう学習する。ニューラルネットワークの学習手法
には、学習手法としては公知の事実であるバックプロパ
ゲーション手法を使用する。判定部5は、前述の学習方
法により学習済みのニューラルネットワークに対し、前
処理部4の出力する検出用パターンを入力し、入力パタ
ーンが目標であるか雑音であるかを判定し出力する。
各ユニットの出力は、0〜1のアナログ量となるため以
下の判定条件を使用する。 A>B かつ A−B>0.5 なら 目標 B>A かつ B−A>0.5 なら 雑音 上記条件以外 なら 不明 ここでAは、ニューラルネットワーク出力層の目標に割
り当てたユニットの出力、Bはニューラルネットワーク
出力層の雑音に割り当てたユニットの出力とする。
定部へ入力する検出用パターンを実データのままで入力
するのではなく、小領域に分割し、その小領域内の平均
値を使用することで、データ量を減少させるため、計算
時間が減少し実時間処理を可能となるという効果を奏す
る。
対し、特徴強化のためのシグモイド関数による非線形変
換をすることにより目標信号の持つ特徴が強化されるた
め、検出率を向上させ、誤警報率を低減させることがで
きるという効果を奏する。
示すブロック構成図である。
細を示すブロック構成図、及び振幅値の時系列データを
示すグラフである。
細を示すブロック構成図、及びスペクトルレベルと周波
数と時間との関係を示す説明図である。
を示すブロック構成図、周波数と検出パターンとの関係
を示すグラフ、及びシグモイド関数を示すグラフであ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 音波や電磁波を発信し、その発信信号に
対する目標からの反響信号を検出する方法において、前
記反響信号を含む受信信号に整相処理を施し、A/D変
換して、時系列信号を出力する第1のステップと、前記
時系列信号に対し周波数分析を行い、スペクトルの時系
列データに変換した後、このスペクトルの時系列データ
から目標反響信号の長さに相当する区間を切り出し、周
波数パターンを作成した後、この周波数パターンを方形
の小領域に分割し、各小領域に含まれるスペクトルの平
均値を算出して、この平均値を小領域のスペクトルレベ
ルとした後、このスペクトルレベルを正規化して検出用
パターンを生成する第2のステップと、前記検出用パタ
ーンを入力として、目標反響信号であるか否かを判断す
る第3のステップとを含むことを特徴とする目標信号検
出方法。 - 【請求項2】 前記第3のステップは前記第2のステッ
プで出力される検出用パターンを、事前に所望とする目
標反響信号とそれ以外の信号により学習させたニューラ
ルネットワークに入力し、入力パターンが目標反響信号
であるか否かを判定するステップを含むことを特徴とす
る請求項1記載の目標信号検出方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP8087845A JP2967721B2 (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 目標信号検出方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087845A JP2967721B2 (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 目標信号検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09281223A JPH09281223A (ja) | 1997-10-31 |
JP2967721B2 true JP2967721B2 (ja) | 1999-10-25 |
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ID=13926238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8087845A Expired - Fee Related JP2967721B2 (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 目標信号検出方法 |
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Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007017309A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Hitachi Ltd | 目標検出装置 |
KR102298985B1 (ko) * | 2014-12-18 | 2021-09-09 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 데이터의 정보량 패턴 추출 장치 및 방법 |
-
1996
- 1996-04-10 JP JP8087845A patent/JP2967721B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09281223A (ja) | 1997-10-31 |
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