JP3153984B2 - ソーナー映像表示回路 - Google Patents

ソーナー映像表示回路

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JP3153984B2
JP3153984B2 JP28468894A JP28468894A JP3153984B2 JP 3153984 B2 JP3153984 B2 JP 3153984B2 JP 28468894 A JP28468894 A JP 28468894A JP 28468894 A JP28468894 A JP 28468894A JP 3153984 B2 JP3153984 B2 JP 3153984B2
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克明 二木
信浩 伊藤
裕司 川本
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日本電気エンジニアリング株式会社
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中に音波をパルス発
射し、目標からの反響音を受信して目標の位置を検出す
るアクティブソーナー装置のソーナー映像表示回路に関
し、特に、目標位置となる入力データを画面上で認識す
る視認性を向上できるソーナー映像表示回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のソーナー映像表示回路は、受信
帯域に帯域制限された入力データを画面表示するための
信号処理をしている。
【0003】従来、この種のソーナー映像表示回路で
は、図2に示されるように、WINDOW回路で構成さ
れる荷重処理回路10が、入力データを、重み付け処理
した後、FFT回路で構成される周波数分析回路20に
出力する。周波数分析回路20は、入力データを分析の
ためFFT処理し、各周波数毎の信号レベルをピーク抽
出回路30に出力する。ピーク抽出回路30は、各周波
数の中から最高レベルの周波数をもつデータを抽出し、
抽出したデータの周波数と信号レベルとをビデオデータ
として出力する。
【0004】受信帯域に帯域制限された入力データに含
まれる反射パルス音は、図3(B)に示される雑音に比
較して、図3(A)に示されるように、パルス時間Tの
間の反響音として現れる。
【0005】この反響音をサンプル区間でFFT処理し
た場合の分波特性Sは、図4に示されるように、SIN
(2πfT)/(2πfT)(dB)による、中心周波
数の左右に“1/T”の周期を有する大きな波形状態で
分波する。雑音の特性Nは、サンプル区間を無限とした
場合のノイズレベル、雑音収束値Ncに雑音変動値±N
p(dB)(Np=10×LOG・SQRT(FFTポ
イント数))を有しつつ分波する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のソーナ
ー映像表示回路では、周波数分析回路のFFT処理によ
って得られた比S(信号)/Nc(雑音収束値)が、ピ
ーク抽出回路のピーク抽出処理により雑音変動値Np
(dB)分悪化する。この結果、表示される映像画面
で、反響音ではない雑音ピーク値のレベルを反響音と誤
認することがあり、反響音の視認性が低下するという問
題点がある。
【0007】本発明の課題は、反響音の可能性がある入
力データだけを取出してそのまま出力し、これ以外の入
力データは、雑音と見做すことにより、反響音の視認性
を向上できるソーナー映像表示回路を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるソーナー映
像表示回路は、アクティブソーナー装置のソーナー映像
表示回路において、受信帯域に制限された入力データを
時間軸上で重み付け処理して出力する荷重処理手段と、
該荷重処理手段の出力データを周波数分析して出力する
周波数分析手段と、該周波数分析手段の出力データから
最高ピークレベルのデータ、第2のピークレベルのデー
タ等、所定数のデータを抽出して出力するピーク抽出手
段と、前記最高ピークレベルのデータの信号レベルを入
力し、所定のレベル値だけ減衰させて出力する減衰手段
と、前記ピーク抽出手段の所定数の出力データを入力し
て前記最高ピークレベルのデータの周波数と他のピーク
レベルのデータそれぞれの周波数との差が“1/発信パ
ルス幅”(Hz)以内か否かを判断して出力する判断手
段と、前記最高ピークレベルのデータと前記減衰手段の
出力データとを入力し、前記判断手段の結果により入力
の一つを選択して出力するデータ選択手段とを備えてい
る。
【0009】
【作用】上記手段によるソーナー映像表示回路は、発信
パルス幅を基礎に安定したピークレベルのデータを、第
2、第3番目のピークレベルのデータの周波数差“1/
発信パルス幅”(Hz)以内で検出してビデオデータと
して出力し、これ以外を雑音と見做し、この雑音による
ピークデータを減衰手段によって雑音収束値Ncに近付
けて出力することにより、S/N値を改善できる。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1は本発明の一実施例を示す機能ブロッ
ク図である。図1に示されたソーナー映像表示回路で
は、図2の荷重処理回路10および周波数分析回路20
に、複数のピーク抽出回路31,32,33、および判
断回路41,42、並びに、論理積回路50、減衰回路
60、およびデータ選択回路70が加えられている。
【0012】荷重処理回路10は、入力データを、WI
NDOW回路で重み付け処理した後、FFT回路で構成
される周波数分析回路20に出力する。周波数分析回路
20は、入力データを分析のためFFT処理し、各周波
数毎の信号レベルを出力する。
【0013】ピーク抽出回路31は、周波数分析回路2
0の出力データの中から最高レベルの周波数をもつデー
タを抽出し、抽出したデータの周波数と信号レベルとを
出力する。ピーク抽出回路32は、周波数分析回路20
の出力データの中から第2番目の信号レベルの周波数を
もつデータを抽出し、抽出したデータの周波数と信号レ
ベルとを出力する。ピーク抽出回路33は、周波数分析
回路20の出力データの中から第3番目の信号レベルの
周波数をもつデータを抽出し、抽出したデータの周波数
と信号レベルとを出力する。
【0014】判断回路41は、ピーク抽出回路31,3
2の出力データを受け、ピーク抽出回路31の出力デー
タの周波数とピーク抽出回路32の出力データの周波数
との差が“1/送信パルス幅”(Hz)以内にあるかな
いかを2値符号“1/0”で判断して出力する。判断回
路42は、ピーク抽出回路31,33の出力データを受
け、ピーク抽出回路31の周波数とピーク抽出回路33
の周波数との差が“1/送信パルス幅”(Hz)以内に
あるかないかを2値符号“1/0”で判断して出力す
る。
【0015】論理積回路50は、判断回路41,42の
出力符号を入力し、両者で周波数差が“1/送信パルス
幅”(Hz)以内にあることを示す出力符号“1”の場
合だけ、2値符号“1”を出力する。減衰回路60は、
ピーク抽出回路31から出力される最高レベルのデータ
を入力して、このデータの信号レベルを雑音収束値Nc
まで減衰させて出力する。
【0016】データ選択回路70は、ピーク抽出回路3
1から出力される最高レベルのデータと、減衰回路60
から出力される雑音収束値Nc付近のレベルまで減衰さ
れたデータとを入力する。データ選択回路70は、論理
積回路50の出力符号により、符号“1”の場合にはピ
ーク抽出回路31から出力される最高レベルデータをビ
デオデータとして選択し出力する一方、符号“0”の場
合には減衰回路60から出力される雑音収束値Nc付近
の信号レベルまで減衰されたデータを選択して出力する
マルチプレクサである。
【0017】すなわち、入力データを荷重処理した後、
FFT処理した結果として出力された、最高ピークレベ
ルのデータの周波数と第2および第3それぞれのピーク
レベルのデータの周波数との差が、両者共に“1/送信
パルス幅”(Hz)以内にある場合のみ、最高ピークレ
ベルのデータがビデオデータとして出力されている。他
方、雑音レベルの最高レベル値は減衰回路の減衰量を雑
音変動値Npとほぼ同等値にすることにより、雑音ピー
ク値(=Nc+Np)を雑音収束値Ncまで近付けるこ
とができる。
【0018】上記説明では、図1に示されるように、最
適値として第3のピークレベルまで抽出したが、この抽
出数は第2まででも、また、第4以上でもよい。また、
図1に示された機能ブロックの併合、分離は自由であ
り、上記機能を満たすものであればよい。すなわち、本
発明は上記説明により限定されるものではない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力データを荷重処理した後、FFT処理した結果として
出力された、最高ピークレベルのデータの周波数と第2
および第3それぞれのピークレベルのデータの周波数と
の差が、両者共に“1/送信パルス幅”(Hz)以内に
ある場合のみ、最高ピークレベルのデータがビデオデー
タとして出力されている。他方、雑音レベルの最高レベ
ル値は減衰回路の減衰量を雑音変動値Npとほぼ同等値
にすることにより、雑音ピーク値(=Nc+Np)を雑
音収束値Ncまで近付けることができる。この構成によ
り、反響音の可能性がある入力データだけを取出してそ
のまま出力し、これ以外の入力データは、雑音と見做す
ことにより、S/N値を改善できるので、反響音の視認
性を向上できるソーナー映像表示回路を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】従来の一例を示す機能ブロック図である。
【図3】入力データの一例を示す波形図である。
【図4】入力データをFFT処理した際の、分波特性の
一例を示す波形図である。
【符号の説明】
10 荷重処理回路 20 周波数分析回路 31,32,33 ピーク抽出回路 41,42 判断回路 50 論理積回路 60 減衰回路 70 データ選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−82450(JP,A) 特開 平4−102087(JP,A) 特開 平4−254780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブソーナー装置のソーナー映像
    表示回路において、受信帯域に制限された入力データを
    時間軸上で重み付け処理して出力する荷重処理手段と、
    該荷重処理手段の出力データを周波数分析して出力する
    周波数分析手段と、該周波数分析手段の出力データから
    最高ピークレベルのデータ、第2のピークレベルのデー
    タ等、所定数のデータを抽出して出力するピーク抽出手
    段と、前記最高ピークレベルのデータの信号レベルを入
    力し、所定レベル値だけ減衰させて出力する減衰手段
    と、前記ピーク抽出手段の所定数の出力データを入力し
    て前記最高ピークレベルのデータの周波数と他のピーク
    レベルのデータそれぞれの周波数との差が“1/発信パ
    ルス幅”(Hz)以内か否かを判断して出力する判断手
    段と、前記最高ピークレベルのデータと前記減衰手段の
    出力データとを入力し、前記判断手段の結果により入力
    の一つを選択して出力するデータ選択手段とを備えるこ
    とを特徴とするソーナー映像表示回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ピーク抽出手段
    は、最高ピークレベルのデータを抽出する第1のピーク
    抽出手段と、第2番目および第3番目のピークレベルの
    データそれぞれを抽出する第2および第3のピーク抽出
    手段とを備え、前記判断手段は、前記第1および第2の
    ピーク抽出手段の出力を入力する第1の判断手段と、前
    記第1および第3のピーク抽出手段の出力を入力する第
    2の判断手段とを備えることを特徴とするソーナー映像
    表示回路。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記データ選択手段
    は、前記判断手段から出力される全てに、第2以降のピ
    ークレベルのデータの周波数と最高ピークレベルのデー
    タの周波数との差が“1/発信パルス幅”(Hz)以内
    との判断を受けた場合のみ、ピーク抽出手段から出力さ
    れる最高ピークレベルのデータを選択して出力すること
    を特徴とするソーナー映像表示回路。
JP28468894A 1994-11-18 1994-11-18 ソーナー映像表示回路 Expired - Fee Related JP3153984B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014082090A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Nippon Concrete Ind Co Ltd 競技場用照明装置

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