JPH05333138A - ソナー信号処理装置 - Google Patents

ソナー信号処理装置

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Publication number
JPH05333138A
JPH05333138A JP4135328A JP13532892A JPH05333138A JP H05333138 A JPH05333138 A JP H05333138A JP 4135328 A JP4135328 A JP 4135328A JP 13532892 A JP13532892 A JP 13532892A JP H05333138 A JPH05333138 A JP H05333138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
echo
layer
input
spectrum
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4135328A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Arinaga
真司 有永
Tsuyotoshi Yamaura
剛俊 山浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP4135328A priority Critical patent/JPH05333138A/ja
Publication of JPH05333138A publication Critical patent/JPH05333138A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、残響とエコーのスペクトルが接
近しても検出でき、しかも、しきい値の設定が不要なソ
ナー信号処理装置である。 【構成】 ソナー信号処理装置の識別手段は、学習能力
を有するニューラルネットワークで構成され、このニュ
ーラルネットワークは入力層3a、中間層3b、出力層
3cから成り、入力層3aは受信信号のスペクトルの各
周波数に対応した入力ユニットが所要数設けられ、各入
力ユニットには前記スペクトルの対応する周波数のレベ
ルが入力され、出力層3cは入力層3aの各入力ユニッ
トに対応した前記所要数の出力ユニットが設けられ、各
出力ユニットに識別結果を出力するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、単一周波数の超音波
を送信して、その反射波を受信して移動体を検知するソ
ナーのソナー信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動体を検知するソナーは従来から知ら
れている。図4は、その従来の移動体検知用ソナーの信
号処理装置の構成と処理方法の説明図である。
【0003】同図に示すように、送受波器41で受信し
た(a) で示す受信信号をFFT演算器42でフーリエ変
換を行いスペクトル (b)を求める。受信信号(a) にエコ
ーが含まれていれば、スペクトル (b)にはドップラーシ
フトにより中心周波数f0 をはずれた周波数位置に移動
体からのエコーea のスペクトルが、また中心周波数f
0 の位置を山として残響eb のスペクトルが現われる。
このスペクトル (b)をノッチフィルタ43に入力して残
響eb 部分を除けば、エコーea 部分が残ったスペクト
ル (c)が得られる。
【0004】このスペクトル (c)を識別器44に送り、
予め設定されている、しきい値45と比較して、同図
(d) に示すように、スペクトルレベルがしきい値45よ
り高ければ、移動体からのエコーが存在すると判断する
とともに、その周波数を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の信号処
理方法では、フーリエ変換後のスペクトル (b)からノッ
チフィルタ43により残響分eb を除去するとき、種々
の原因による周波数の広がりがあるので、残響部分eb
を完全に除去するためには、除去する帯域を周波数の広
がりに対応して広くする必要がある。
【0006】このため、エコーea のドップラーシフト
量が小さいとき、つまりエコーeaのスペクトルが残響
eb のスペクトルに接近しているときは、移動体からの
エコーea を検出できないという問題がある。
【0007】また、別の問題として従来の信号処理方法
は、ノッチフィルタ43により残響分eb を除去した後
で行われる、識別器44でのしきい値45との比較によ
るエコーea の検出も、比較の基本となるしきい値45
の設定にあたって、試験を繰り返し、経験的に決める必
要があり、多くの経験と知識が要求されていた。
【0008】この発明は、これらの問題を解決するため
になされたもので、両者のスペクトルが接近してもエコ
ーが検出でき、しかも、しきい値の設定が不要なソナー
信号処理装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のソナー信号処
理装置は、単一周波数の超音波を送信して、その反射波
である受信信号を目標物の移動体からの反射波(エコ
ー)か、または他からの残響波かに識別する識別手段を
有するソナー信号処理装置であって、
【0010】識別手段は、学習能力を有するニューラル
ネットワークで構成され、このニューラルネットワーク
は入力層、中間層、出力層から成り、入力層は受信信号
のスペクトルの各周波数に対応した入力ユニットが所要
数設けられ、各入力ユニットには前記スペクトルの対応
する周波数のレベルが入力され、出力層は入力層の各入
力ユニットに対応した前記所要数の出力ユニットが設け
られ、各出力ユニットに識別結果を出力することを特徴
としている。
【0011】
【作用】このように構成することで、学習能力を有する
ニューラルネットワークは入力層の各入力ユニットに与
えられる受信信号の周波数スペクトルの分布状態と教師
パターンとを比較することで、スペクトルの細部構造に
亘り比較でき精度よい識別が可能になる。また、ニュー
ラルネットワークは学習能力を有するので、経験を積む
ことで更に識別能力を向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の一実施
例を説明する。図1はこの発明の一実施例の受信回路の
構成を示すブロック構成図で、図2は同実施例における
受信信号の時間処理の説明図であり、また、図3は同じ
く同実施例の構成の中のニューラルネットワークの構成
図と入出力信号の波形図である。
【0013】この実施例は単一周波数の超音波を送信し
て、その反射音を受信して移動体を識別をするソナーシ
ステムにおける信号処理装置であって、図1に示すよう
な構成になっている。
【0014】送受波器1で受信した反射音の、同図(a)
に示すような受信信号を前処理回路2に送る。この前処
理回路2では前処理として、受信信号を図2に示すよう
に、時間長Tの受信信号波を時間τだけずらして取り出
すとともに、取り出した時間長Tの受信信号波をFFT
演算機能で順次にフーリエ変換して、同図(b) に示すよ
うなスペクトルを求め、そのピーク値が“1”になるよ
うに規格化してニューラルネットワーク3に出力する。
【0015】この前処理回路2で求められたスペクトル
(c)の中に、移動体からのエコーea が含まれていれ
ば、そのスペクトルが中心周波数f0 からドップラーシ
フト周波数だけ離れた位置に現われる。また、残響eb
は中心周波数f0 を中心として山形に比較的広く分布し
て現われる。このようなスペクトルを処理するニューラ
ルネットワーク3は、図3に示すように入力層3a、中
間層3b、出力層3cの三層構造からなっている。
【0016】入力層3aは前処理回路2の出力スペクト
ルの分布周波数に対応した必要数のユニットで形成され
ており、これらユニットには対応する周波数のスペクト
ル値が入力されるものである。中間層3bでは各入力ス
ペクトル値と重みの積和演算が行われ、さらに、しきい
値処理されて中間出力として出力層3cに送られる。
【0017】出力層3cは入力層3aと同様にスペクト
ルの分布周波数に対応した必要数のユニットで形成され
ており、この出力層3cでは、さらに、中間出力と重み
の積和演算が行われ、しきい値処理がなされて、残響成
分が除去される。
【0018】ニューラルネットワーク3は、図3の出力
信号に示すようなエコー周波数に対応するユニットのみ
に高いレベルの出力eaoを出すような受信信号パターン
を、教師パターンとして学習させるもので、この学習に
より受信信号の中に残響ebが存在していても、残響成
分eb に対応するユニットには出力を出さず、エコー
成分ea に対応するユニットのみに高いレベルの出力e
aoを出すような能力が与えられる。
【0019】また学習にあたっては、異なった多くの受
信信号に対応できるように、エコーの周波数位置が異な
る形の受信信号の周波数分布パターンを多数用意して置
き、これらの周波数分布パターンを教師として学習する
ものである。なお、この学習はバックプロパゲーション
法により行われる。
【0020】このように学習されたニューラルネットワ
ーク3は、図1(b) に示すような受信信号のスペクトル
が、図3に示す入力信号として入力層3aに入力される
と、残響成分eb に対してノッチフィルタに相当する処
理がなされて取り除かれ、出力層3cの出力信号とし
て、エコーea の周波数に対応するユニットのみに、高
いレベルの出力eaoを出力する。この出力信号により、
移動体の存在と相対速度を検出することができる。この
ようにこの発明は、ニューラルネットワークの学習能力
を利用するものであり、経験を積むことで、より高い識
別能力を付与させることができる。なお、この発明は上
記実施例に限定されるものではなく、要旨を変更しない
範囲で変形して実施できる。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、学習能力を有するニ
ューラルネッワークが、受信スペクトルの微細構造と、
与えられた数多くの教師信号と比較して判断するので、
移動体からのエコーの周波数が残響の周波数に接近して
いても、エコーを精度よく識別することができる。ま
た、しきい値の設定,変更はニューラルネッワークの学
習の過程において自動的に行われるので、人手によるし
きい値の設定,変更操作は不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック構成
図および受信信号波形とその周波数スペクトルを示す波
形図。
【図2】同実施例の受信信号の時間処理の説明図。
【図3】同実施例のニューラルネットワークの構造図と
入出力信号の波形図。
【図4】従来のソナー信号処理装置の構成を示すブロッ
ク構成図および各部の信号波形を表す波形図。
【符号の説明】
1…送受波器、2…FFT、3…ニューラルネットワー
ク、3a…入力層、3b…中間層、3c…出力層、41
…送受波器、42…FFT、43…ノッチフィルタ、4
4…識別器、45…しきい値。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一周波数の超音波を送信して、その反射
    波である受信信号を目標物の移動体からの反射波(エコ
    ー)か、または他からの残響波かに識別する識別手段を
    有するソナー信号処理装置であって、 前記識別手段は、学習能力を有するニューラルネットワ
    ークで構成され、 このニューラルネットワークは入力層、中間層、出力層
    から成り、 前記入力層は受信信号のスペクトルの各周波数に対応し
    た入力ユニットが所要数設けられ、各入力ユニットには
    前記スペクトルの対応する周波数のレベルが入力され、 前記出力層は前記入力層の各入力ユニットに対応した前
    記所要数の出力ユニットが設けられ、各出力ユニットに
    識別結果を出力する、 ことを特徴としたソナー信号処理装置。
JP4135328A 1992-05-27 1992-05-27 ソナー信号処理装置 Withdrawn JPH05333138A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4135328A JPH05333138A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 ソナー信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4135328A JPH05333138A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 ソナー信号処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH05333138A true JPH05333138A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15149199

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4135328A Withdrawn JPH05333138A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 ソナー信号処理装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001221848A (ja) * 2000-02-04 2001-08-17 Nippon Soken Inc 超音波ソナー及び超音波ソナーの超音波送信方法
WO2013183271A1 (ja) * 2012-06-05 2013-12-12 パナソニック株式会社 信号処理装置
JP2014130034A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Panasonic Corp 信号処理装置
KR20200031431A (ko) * 2018-09-14 2020-03-24 국방과학연구소 능동 펄스 식별 장치 및 방법

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19990803