JP2966657B2 - 横型圧縮機 - Google Patents
横型圧縮機Info
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- JP2966657B2 JP2966657B2 JP20649692A JP20649692A JP2966657B2 JP 2966657 B2 JP2966657 B2 JP 2966657B2 JP 20649692 A JP20649692 A JP 20649692A JP 20649692 A JP20649692 A JP 20649692A JP 2966657 B2 JP2966657 B2 JP 2966657B2
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- Japan
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- oil
- lubricating oil
- lubricating
- oil pump
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- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は横型圧縮機に関するもの
である。
である。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の横型のスクロール圧縮機の
縦断面図である。密閉ハウジング８の内部はディスチャ
ージカバー３１によって高圧側４４と低圧側４５とに仕
切られている。低圧側４５の内部にはその前方にスクロ
ール型圧縮機構Ｃが、後方に電動モータＭが配設され、
これらは回転シャフト５を介して互いに連動連結されて
いる。電動モータＭはロータＭａとステータＭｂとから
なり、ロータＭａは回転シャフト５に固定され、ステー
タＭｂは密閉ハウジング８に固定されている。
縦断面図である。密閉ハウジング８の内部はディスチャ
ージカバー３１によって高圧側４４と低圧側４５とに仕
切られている。低圧側４５の内部にはその前方にスクロ
ール型圧縮機構Ｃが、後方に電動モータＭが配設され、
これらは回転シャフト５を介して互いに連動連結されて
いる。電動モータＭはロータＭａとステータＭｂとから
なり、ロータＭａは回転シャフト５に固定され、ステー
タＭｂは密閉ハウジング８に固定されている。
【０００３】スクロール型圧縮機構Ｃは固定スクロール
１、旋回スクロール２、旋回スクロール２の公転旋回運
動を許容するが、その自転を阻止するオルダムリンク等
の自転阻止機構３、固定スクロール１及び電動モータＭ
が締結されるフレーム６、回転シャフト５を軸支する前
部軸受７１及び後部軸受７２等からなる。
１、旋回スクロール２、旋回スクロール２の公転旋回運
動を許容するが、その自転を阻止するオルダムリンク等
の自転阻止機構３、固定スクロール１及び電動モータＭ
が締結されるフレーム６、回転シャフト５を軸支する前
部軸受７１及び後部軸受７２等からなる。
【０００４】固定スクロール１は端板１１とその内面に
立設された渦巻き状ラップ１２とを備え、この端板１１
の中央部には吐出ポート１３が設けられている。旋回ス
クロール２は端板２１とこの内面に立設された渦巻き状
ラップ２２とを備え、この端板２１の外面に立設された
ボス２３内にドライブブッシュ５４が旋回軸受７３を介
して回転自在に嵌装され、このドライブブッシュ５４に
穿設された孔５５内に回転シャフト５の端部から突出す
る偏心ピン５３が回転自在に嵌合されている。固定スク
ロール１と旋回スクロール２とを相互に所定距離だけ偏
心させ、かつ、１８０度だけ角度をずらせて噛み合わせ
ることによって複数個の密閉空間２４が形成されてい
る。
立設された渦巻き状ラップ１２とを備え、この端板１１
の中央部には吐出ポート１３が設けられている。旋回ス
クロール２は端板２１とこの内面に立設された渦巻き状
ラップ２２とを備え、この端板２１の外面に立設された
ボス２３内にドライブブッシュ５４が旋回軸受７３を介
して回転自在に嵌装され、このドライブブッシュ５４に
穿設された孔５５内に回転シャフト５の端部から突出す
る偏心ピン５３が回転自在に嵌合されている。固定スク
ロール１と旋回スクロール２とを相互に所定距離だけ偏
心させ、かつ、１８０度だけ角度をずらせて噛み合わせ
ることによって複数個の密閉空間２４が形成されてい
る。
【０００５】回転シャフト５の端部には油ポンプ５１が
備えられており、この油ポンプ５１の吸入管５６は密閉
ハウジング８内の下部に伸延し、同ポンプの図示しない
吐出口は回転シャフト５に穿設された給油孔５２に連通
している。
備えられており、この油ポンプ５１の吸入管５６は密閉
ハウジング８内の下部に伸延し、同ポンプの図示しない
吐出口は回転シャフト５に穿設された給油孔５２に連通
している。
【０００６】電動モータＭを駆動することによって回転
シャフト５、偏心ピン５３、ドライブブッシュ５４、ボ
ス２３等からなる公転旋回機構を介して旋回スクロール
２が駆動され、旋回スクロール２は自転阻止機構３によ
って自転を阻止されながら公転旋回半径の円軌道上を公
転旋回運動する。すると、ガスが吸入管８２を経て低圧
側４５に入り、このガスは通路６１を通って低圧室４３
を経た後密閉空間２４内に吸入される。そして、旋回ス
クロール２の公転旋回運動により密閉空間２４の容積が
減少するのに伴って、圧縮されながら中央部に至り、吐
出ポート１３より逆止弁１７を押し開いて高圧室４２か
ら高圧側４４に入り、ここから吐出管８３を経て外部に
吐出される。
シャフト５、偏心ピン５３、ドライブブッシュ５４、ボ
ス２３等からなる公転旋回機構を介して旋回スクロール
２が駆動され、旋回スクロール２は自転阻止機構３によ
って自転を阻止されながら公転旋回半径の円軌道上を公
転旋回運動する。すると、ガスが吸入管８２を経て低圧
側４５に入り、このガスは通路６１を通って低圧室４３
を経た後密閉空間２４内に吸入される。そして、旋回ス
クロール２の公転旋回運動により密閉空間２４の容積が
減少するのに伴って、圧縮されながら中央部に至り、吐
出ポート１３より逆止弁１７を押し開いて高圧室４２か
ら高圧側４４に入り、ここから吐出管８３を経て外部に
吐出される。
【０００７】これと同時に、密閉ハウジング８内下部に
貯留された潤滑油は油ポンプ５１によって吸入管５６よ
り吸い上げられ、給油孔５２を通って後部軸受７２、前
部軸受７１、偏心ピン５３、旋回軸受７３等の摺動部に
供給され、これらを潤滑した後、排油通路６２から落下
して密閉ハウジング８の下部に貯留される。
貯留された潤滑油は油ポンプ５１によって吸入管５６よ
り吸い上げられ、給油孔５２を通って後部軸受７２、前
部軸受７１、偏心ピン５３、旋回軸受７３等の摺動部に
供給され、これらを潤滑した後、排油通路６２から落下
して密閉ハウジング８の下部に貯留される。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の横型密閉圧
縮機においては、密閉ハウジング８内に十分な量の潤滑
油を封入した場合、油面が高くなってロータＭａが浸漬
し易く、この結果、ロータＭａが潤滑油を掻き揚げるた
め動力の浪費となったり、潤滑油の飛沫が密閉ハウジン
グ８内に吸入されたガスに同伴されて密閉空間２４に吸
入されるので、油上り量（吐出ガスに含まれる潤滑油の
量をいう）が増加する等の問題があった。一方、上記問
題を回避するために潤滑油の封入量を少なくすると密閉
ハウジング８内の潤滑油量が変動したとき摺動部の潤滑
不良を招くおそれがあり信頼性に欠けるという問題があ
った。
縮機においては、密閉ハウジング８内に十分な量の潤滑
油を封入した場合、油面が高くなってロータＭａが浸漬
し易く、この結果、ロータＭａが潤滑油を掻き揚げるた
め動力の浪費となったり、潤滑油の飛沫が密閉ハウジン
グ８内に吸入されたガスに同伴されて密閉空間２４に吸
入されるので、油上り量（吐出ガスに含まれる潤滑油の
量をいう）が増加する等の問題があった。一方、上記問
題を回避するために潤滑油の封入量を少なくすると密閉
ハウジング８内の潤滑油量が変動したとき摺動部の潤滑
不良を招くおそれがあり信頼性に欠けるという問題があ
った。
【０００９】本発明は電動モータロータが潤滑油に浸漬
しないようにして、かつ摺動部へ給油する潤滑油量を十
分に貯留し給油することのできる横型密閉圧縮機を提供
しようとするものである。
しないようにして、かつ摺動部へ給油する潤滑油量を十
分に貯留し給油することのできる横型密閉圧縮機を提供
しようとするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、油ポンプによって密閉ハウジング内
の下部に伸延する同油ポンプの吸入管を介して同ハウジ
ング内底部に貯留される潤滑油を吸入し、その潤滑油を
回転シャフトに穿設された給油孔を経由して同ハウジン
グに内蔵された圧縮機構等の摺動部へ送給するよう構成
された横型圧縮機において、上記油ポンプの吸入管の下
端開口を上記密閉ハウジング内底部の潤滑油の上限油面
高さ以下の位置に設け、上記油ポンプから吐出される潤
滑油を収容する油溜め器を設け、かつ同油溜め器と上記
回転シャフトの給油孔とを連通する給油管を設け、さら
に上記摺動部の無給油許容時間をＴ、上記油ポンプの吐
出流量をＱとした時、上記油溜め器のデッドボリューム
Ｄを、Ｄ≦Ｔ×Ｑなる条件を満足するよう設定したこと
を特徴とする横型圧縮機に関するものである。
したものであって、油ポンプによって密閉ハウジング内
の下部に伸延する同油ポンプの吸入管を介して同ハウジ
ング内底部に貯留される潤滑油を吸入し、その潤滑油を
回転シャフトに穿設された給油孔を経由して同ハウジン
グに内蔵された圧縮機構等の摺動部へ送給するよう構成
された横型圧縮機において、上記油ポンプの吸入管の下
端開口を上記密閉ハウジング内底部の潤滑油の上限油面
高さ以下の位置に設け、上記油ポンプから吐出される潤
滑油を収容する油溜め器を設け、かつ同油溜め器と上記
回転シャフトの給油孔とを連通する給油管を設け、さら
に上記摺動部の無給油許容時間をＴ、上記油ポンプの吐
出流量をＱとした時、上記油溜め器のデッドボリューム
Ｄを、Ｄ≦Ｔ×Ｑなる条件を満足するよう設定したこと
を特徴とする横型圧縮機に関するものである。
【００１１】
【作用】本発明は上記手段を講じた結果、次のような作
用を生ずる。即ち、密閉ハウジング内の下部に貯留され
ている潤滑油はその上限油面高さを超えると油ポンプに
よって吸入管の開口より吸上げられ、油溜め器内に送ら
れてここに収容される。油溜め器に収容された潤滑油は
ヘッド差に基づいて給油管を経て給油孔を通り圧縮機構
等の摺動部に供給される。この結果、油溜め器内に十分
な量の潤滑油を収容することができ、摺動部への給油量
を確保できるとともに密閉ハウジング内下部の油面を常
時、吸入口の下端開口近傍、即ち、上限油面高さ以下に
維持でき、電動モータのロータが潤滑油に浸漬する事態
を回避できる。
用を生ずる。即ち、密閉ハウジング内の下部に貯留され
ている潤滑油はその上限油面高さを超えると油ポンプに
よって吸入管の開口より吸上げられ、油溜め器内に送ら
れてここに収容される。油溜め器に収容された潤滑油は
ヘッド差に基づいて給油管を経て給油孔を通り圧縮機構
等の摺動部に供給される。この結果、油溜め器内に十分
な量の潤滑油を収容することができ、摺動部への給油量
を確保できるとともに密閉ハウジング内下部の油面を常
時、吸入口の下端開口近傍、即ち、上限油面高さ以下に
維持でき、電動モータのロータが潤滑油に浸漬する事態
を回避できる。
【００１２】また、起動時等のように油溜め器内に潤滑
油が無かったり、少なかったりした場合にも、油溜め器
の油面は無給油許容時間以内にデッドボリュームを超え
て上昇するので、摺動部に迅速に給油することができ
る。
油が無かったり、少なかったりした場合にも、油溜め器
の油面は無給油許容時間以内にデッドボリュームを超え
て上昇するので、摺動部に迅速に給油することができ
る。
【００１３】
【実施例】図１は本発明の一実施例に係るスクロール型
圧縮機の縦断面図である。図において、９は横置きに設
置された密閉ハウジング８の内部に設けられた油溜め
器、５７は油ポンプ５１の吐出口であり、上記油溜め器
内に開口している。９１は回転シャフト５の給油孔５２
に連通する給油管であり、これも上記油溜め器内に開口
している。５６は油ポンプ５１の吸入管であり、密閉ハ
ウジング内の下部に伸延しているが、その先端の開口
は、ロータＭａが潤滑油に浸漬される事態を回避するた
めの許容限度となる上限油面高さＨ1 以下に位置してい
る。本例では上限油面高さＨ1 に一致して位置するよう
設けられている。上記以外の構成は従来技術（図２）と
同じであり、対応する部分には同じ符号が付してあるの
で説明を省略する。
圧縮機の縦断面図である。図において、９は横置きに設
置された密閉ハウジング８の内部に設けられた油溜め
器、５７は油ポンプ５１の吐出口であり、上記油溜め器
内に開口している。９１は回転シャフト５の給油孔５２
に連通する給油管であり、これも上記油溜め器内に開口
している。５６は油ポンプ５１の吸入管であり、密閉ハ
ウジング内の下部に伸延しているが、その先端の開口
は、ロータＭａが潤滑油に浸漬される事態を回避するた
めの許容限度となる上限油面高さＨ1 以下に位置してい
る。本例では上限油面高さＨ1 に一致して位置するよう
設けられている。上記以外の構成は従来技術（図２）と
同じであり、対応する部分には同じ符号が付してあるの
で説明を省略する。
【００１４】油溜め器９はその油面が回転シャフト５の
給油孔５２との関係で所定のヘッド差Δｈを有するよう
に高さ方向の位置が設定される他、油溜め器９の容量Ｖ
は次のようにして決められる。即ち、圧縮機内への潤滑
油の初期封入量をＶ0 、上限油面高さＨ1 にあるときの
密閉ハウジング８内の潤滑油の貯留量をＶ1 としたと
き、容量ＶはＶ≧Ｖ0 −Ｖ1 の条件を満たすように設定
されている。さらに、油溜め器９は下部が幅狭に形成さ
れ、そのデッドボリュームＤ、即ち、給油孔５２よりも
下方に該当する容量は、摺動部の無給油許容時間をＴ、
油ポンプ５１の単位時間当たりの吐出流量をＱとしたと
き、Ｄ≦Ｔ×Ｑなる条件を満たすように設定されてい
る。
給油孔５２との関係で所定のヘッド差Δｈを有するよう
に高さ方向の位置が設定される他、油溜め器９の容量Ｖ
は次のようにして決められる。即ち、圧縮機内への潤滑
油の初期封入量をＶ0 、上限油面高さＨ1 にあるときの
密閉ハウジング８内の潤滑油の貯留量をＶ1 としたと
き、容量ＶはＶ≧Ｖ0 −Ｖ1 の条件を満たすように設定
されている。さらに、油溜め器９は下部が幅狭に形成さ
れ、そのデッドボリュームＤ、即ち、給油孔５２よりも
下方に該当する容量は、摺動部の無給油許容時間をＴ、
油ポンプ５１の単位時間当たりの吐出流量をＱとしたと
き、Ｄ≦Ｔ×Ｑなる条件を満たすように設定されてい
る。
【００１５】こゝに摺動部の無給油許容時間とは、摺動
部が給油停止による焼付き等の事態を回避するのに限度
となる時間をいい、圧縮機の容量や摺動部の形態によっ
ても異るが、起動後に高低圧の圧力差がつき、軸受に負
荷がかかり始める時間であり、およそ１分程度である。
部が給油停止による焼付き等の事態を回避するのに限度
となる時間をいい、圧縮機の容量や摺動部の形態によっ
ても異るが、起動後に高低圧の圧力差がつき、軸受に負
荷がかかり始める時間であり、およそ１分程度である。
【００１６】本装置において、密閉ハウジング８内の下
部に貯留されている潤滑油はその上限油面高さＨ1 を超
えると油ポンプ５１によって吸入口５６より吸上げら
れ、吐出口５７より油溜め器９内に送られる。油溜め器
９内に収容された潤滑油はヘッド差Δｈによって給油管
９１を経て給油孔５２に供給され、この給油孔５２を通
って後部軸受７２、前部軸受７１、偏心ピン５３、旋回
軸受７３等の摺動部に供給され、これらを潤滑した後、
排油通路６２から落下して密閉ハウジング８内下部に戻
る。
部に貯留されている潤滑油はその上限油面高さＨ1 を超
えると油ポンプ５１によって吸入口５６より吸上げら
れ、吐出口５７より油溜め器９内に送られる。油溜め器
９内に収容された潤滑油はヘッド差Δｈによって給油管
９１を経て給油孔５２に供給され、この給油孔５２を通
って後部軸受７２、前部軸受７１、偏心ピン５３、旋回
軸受７３等の摺動部に供給され、これらを潤滑した後、
排油通路６２から落下して密閉ハウジング８内下部に戻
る。
【００１７】このようにして、油ポンプ５１にその吐出
流量が油溜め器９から摺動部への給油量以上の性能を有
するものを選定することによって油溜め器９内に十分な
量の潤滑油を収容することができ、この結果、摺動部へ
の給油量を確保でき、摺動部の潤滑不良を防止できると
ともに、密閉ハウジング８内下部の油面を常時、吸入口
５６の先端近傍、即ち、上限油面高さＨ1 に維持でき、
電動モータＭのロータＭａが潤滑油に浸漬する事態を回
避することができ、動力の浪費を防止できるとともに、
油上がり量を低下できる。
流量が油溜め器９から摺動部への給油量以上の性能を有
するものを選定することによって油溜め器９内に十分な
量の潤滑油を収容することができ、この結果、摺動部へ
の給油量を確保でき、摺動部の潤滑不良を防止できると
ともに、密閉ハウジング８内下部の油面を常時、吸入口
５６の先端近傍、即ち、上限油面高さＨ1 に維持でき、
電動モータＭのロータＭａが潤滑油に浸漬する事態を回
避することができ、動力の浪費を防止できるとともに、
油上がり量を低下できる。
【００１８】また、油溜め器９のデッドボリュームＤを
摺動部の無給油許容時間Ｔ及び油ポンプの吐出流量Ｑを
勘案して、Ｄ≦Ｔ×Ｑとなるよう設定したため、起動時
等のように油溜め器９内に潤滑油が無かったり、少なか
ったりした場合にも、油溜め器９の油面は無給油許容時
間Ｔ以内にデッドボリュームＤを超えて上昇するので、
摺動部に迅速に給油することができ、起動時の潤滑不良
を防止できる。
摺動部の無給油許容時間Ｔ及び油ポンプの吐出流量Ｑを
勘案して、Ｄ≦Ｔ×Ｑとなるよう設定したため、起動時
等のように油溜め器９内に潤滑油が無かったり、少なか
ったりした場合にも、油溜め器９の油面は無給油許容時
間Ｔ以内にデッドボリュームＤを超えて上昇するので、
摺動部に迅速に給油することができ、起動時の潤滑不良
を防止できる。
【００１９】
【発明の効果】本発明の横型圧縮機においては、油ポン
プの吸入管の下端開口を密閉ハウジング内底部の潤滑油
の上限油面高さ以下の位置に設け、上記油ポンプから吐
出される潤滑油を収容する油溜め器を設け、かつ同油溜
め器と上記回転シャフトの給油孔とを連通する給油管を
設け、さらに上記摺動部の無給油許容時間をＴ、上記油
ポンプの吐出流量をＱとした時、上記油溜め器のデッド
ボリュームＤを、Ｄ≦Ｔ×Ｑなる条件を満足するよう設
定してあるので、電動モータロータが潤滑油に浸漬しな
いようにして、かつ摺動部へ給油する潤滑油量を十分に
貯留し給油することができる。
プの吸入管の下端開口を密閉ハウジング内底部の潤滑油
の上限油面高さ以下の位置に設け、上記油ポンプから吐
出される潤滑油を収容する油溜め器を設け、かつ同油溜
め器と上記回転シャフトの給油孔とを連通する給油管を
設け、さらに上記摺動部の無給油許容時間をＴ、上記油
ポンプの吐出流量をＱとした時、上記油溜め器のデッド
ボリュームＤを、Ｄ≦Ｔ×Ｑなる条件を満足するよう設
定してあるので、電動モータロータが潤滑油に浸漬しな
いようにして、かつ摺動部へ給油する潤滑油量を十分に
貯留し給油することができる。
【図１】本発明の一実施例に係る横型圧縮機の縦断面
図。
図。
【図２】従来の横型圧縮機の縦断面図。
５ 回転シャフト ８ 密閉ハウジング ９ 油溜め器 ５１ 油ポンプ ５２ 給油孔 ５６ 吸入管 ５７ 吐出口 ５３ 偏心ピン ７１ 前部軸受 ７２ 後部軸受 ７３ 旋回軸受 ９１ 給油管 Ｃ 圧縮機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F04C 23/00 - 29/10 331 F04C 18/02 311
Claims (1)
- 【請求項１】 油ポンプによって密閉ハウジング内の下
部に伸延する同油ポンプの吸入管を介して同ハウジング
内底部に貯留される潤滑油を吸入し、その潤滑油を回転
シャフトに穿設された給油孔を経由して同ハウジングに
内蔵された圧縮機構等の摺動部へ送給するよう構成され
た横型圧縮機において、上記油ポンプの吸入管の下端開
口を上記密閉ハウジング内底部の潤滑油の上限油面高さ
以下の位置に設け、上記油ポンプから吐出される潤滑油
を収容する油溜め器を設け、かつ同油溜め器と上記回転
シャフトの給油孔とを連通する給油管を設け、さらに上
記摺動部の無給油許容時間をＴ、上記油ポンプの吐出流
量をＱとした時、上記油溜め器のデッドボリュームＤ
を、Ｄ≦Ｔ×Ｑなる条件を満足するよう設定したことを
特徴とする横型圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20649692A JP2966657B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 横型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20649692A JP2966657B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 横型圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0658282A JPH0658282A (ja) | 1994-03-01 |
| JP2966657B2 true JP2966657B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=16524338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20649692A Expired - Fee Related JP2966657B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 横型圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2966657B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6086343A (en) * | 1998-06-29 | 2000-07-11 | Scroll Technologies | Sealed compressor mounted between horizontal and vertical |
| KR100425740B1 (ko) * | 2002-02-09 | 2004-04-01 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기의 마찰손실 저감장치 |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP20649692A patent/JP2966657B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0658282A (ja) | 1994-03-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990713 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |