JP2966080B2 - 前置絞りトリプレット型レンズ - Google Patents

前置絞りトリプレット型レンズ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、固体撮像素子等を用いたビデオカメラ等に
最適なトリプレット型レンズに関し、特に、レンズ系の
前側に絞りを配置した前置絞り形式のトリプレット型レ
ンズに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、銀塩フィルムを用いた小型カメラ用レンズを
画面サイズの小さい固体撮像素子等を用いたビデオカメ
ラに適用する場合、レンズ系の寸法の単に比例係数倍し
ただけでは凸レンズの縁肉厚や凹レンズの中肉厚が薄く
なりすぎ、加工上の問題が生じる。したがって、専用の
レンズ系を構成する必要がある。
従来、ビデオカメラ用のレンズとしては、特開平2−
191907号公報等のものがあるが、近年、撮影素子サイズ
が対角線長8mm程度の1/2インチサイズから6mm程度の1/3
インチサイズ、4mm程度の1/4インチサイズへとより小型
になる傾向があり、上記先行例の場合でも、レンズの縁
肉厚や中肉厚が充分とはいえない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、従来技術の上記したような問題点を解
決して、わずか3群3枚の構成でありながらF2.8と明る
く、ビデオカメラ用として凸レンズの縁肉厚や凹レンズ
の中肉厚を十分に確保し、しかも、収差が良好に補正さ
れたレンズを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の前置絞りトリプレット型レンズは、物体側よ
り順に、絞り、両凸レンズの第1レンズ、両凹レンズの
第2レンズ、像側に凸面を向けた正レンズの第3レンズ
からなり、fを全系の焦点距離、f12を第1レンズと第
2レンズの合成焦点距離、r1、r2、r3をそれぞれ物体側
より第1、2、3番目のレンズ面の曲率半径とすると
き、以下の条件(1)〜(3)を満足することを特徴と
するものである。
(1)0.25<f/f12<1 (2)0.4<|r2|/r1<1.1 (3)0.7<|r2|/|r3|<1.5 この場合、全てのレンズ厚の和をΣdとするとき、以
下の条件を満足することが望ましい。
(4)0.6<Σd/f<1.5 〔作用〕 従来のトリプレット型レンズをビデオ用の小さい撮像
素子のために用いた場合、凸レンズの縁肉厚、凹レンズ
の中肉厚を確保しようとすると、諸収差、特に、軸外収
差を良好に補正することが困難となる。本発明において
は、上記の条件(1)〜(3)を満足するように構成す
ることにより、上記縁肉厚、中肉厚を十分確保しつつ
も、諸収差を良好に補正することが可能となる。
以下、これら条件について説明する。
条件(1)は、第1レンズと第2レンズの合成焦点距
離に関するものである。すなわち、第1、第2レンズの
合成系を正とし、条件(1)の範囲内に定めることによ
り、画面周辺でのメリディオナル像面の正側への湾曲を
防ぎ、画面周辺までコメントラストの良い像が得られる
が、その上限を越えると、ペッツバール和が増大し、画
面周辺での像面の負側への湾曲が大きくなりすぎ、ま
た、その下限を越えると、メリディオル像面の正側への
急激な湾曲をまねき、好ましくない。
条件(2)は、第1レンズの曲率半径について定めた
ものであり、第1面の曲率半径に対して第2面の曲率半
径を比較的小さな値にすることにより、画面周辺部での
メリディオル像面の正側への湾曲及びコフマレアの増大
を防ぐことができるが、条件(2)の下限を越えると、
ペッツバール和が増大し、また、その上限を越えると、
上記収差の増大をまねくことになり、好ましくない。
条件(3)は、相互に向かい合う第1レンズの像側の
面と第2レンズの物体側の面に関するものであり、この
2つの面の曲率半径を比較的近い値にすることによっ
て、それぞれの面で発生する高次収差を相殺することが
できる。条件(3)の上下限を越えると、特に高次の球
面収差、コマ収差を打ち消し合うことが困難となり、ま
た、一方の曲率半径が小さくなりすぎ、全反射を起こす
ことになるので好ましくない。
さらに、レンズ厚に関して、全レンズのレンズ厚の和
をΣdとするとき、副次的に次の条件を満足することが
望ましい。
(4)0.6<Σd/f<1.5 この条件(4)の下限を越えると、レンズの縁肉厚、
中肉厚を確保することが困難になり、また、その上限を
越えると、諸収差、特にペッツバール和が大きくなりす
ぎ、良好な像面が得られくなくなる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を示す。実施例1〜7のレン
ズのレンズデータは後記するが、その中の実施例1、
2、6のみのレンズ断面を第1図、第2図、第3図に示
す。第3レンズの後に配置された平行平面板は固体撮像
素子等のカバーガラスを示す。そして、実施例1〜7の
レンズの収差曲線図をそれぞれ第4図〜第10図に示す。
なお、実施例5、6、7においては、次の式で示される
非球面を用い、これによりさらに良好な収差補正を行っ
ている。
x=(y2/r)/[1+{1−P(y2/r2)}1/2] +A4y4+A6y6+A8y8 ただし、光軸方向をx、光軸に直交する方向をyとし、
rは近軸曲率半径、Pは円錐係数、A4、A6、A8は非球面
係数である。
なお、レンズデータにおいて、記号は、上記の外、F
xOはFナンバー、2ωは画角、r1、r2…は各レンズ面の
曲率半径、d1、d2…は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2
は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズの
アッベ数を表す(カバーガラスもレンズとして取り扱っ
ている。)。
実施例1 f=7 FNO=2.8 2ω=48゜ r0=∞(絞り) d0=0.8684 r1=4.5998 d1=2.0198 nd1=1.83481 νd1=42.72 r2=−3.2686 d2=0.0531 r3=−2.8653 d3=0.801 nd2=1.69895 νd2=30.12 r4=3.5059 d4=0.4665 r5=353.6973 d5=1.9501 nd3=1.78590 νd3=44.18 r6=−5.6441 d6=2.5946 r7=∞ d7=0.86 nd4=1.51633 νd4=64.15 r8=∞ f/f12=0.41 |r2|/r1=0.71 |r2|/|r3|=1.14 Σd/f=0.68 実施例2 f=7 FNO=2.8 2ω=48゜ r0=∞(絞り) d0=1.4827 r1=4.2576 d1=2.2572 nd1=1.81600 νd1=46.62 r2=−4.429 d2=0.0762 r3=−3.6764 d3=0.7819 nd2=1.68893 νd2=31.08 r4=3.2309 d4=0.5767 r5=10.3387 d5=2.0432 nd3=1.72600 νd3=53.56 r6=−8.2704 d6=1.9106 r7=∞ d7=0.86 nd4=1.51633 νd4=64.15 r8=∞ f/f12=0.39 |r2|/r1=1.04 |r2|/|r3|=1.2 Σd/f=0.72 実施例3 f=7 FNO=2.8 2ω=48゜ r0=∞(絞り) d0=0.7146 r1=5.1841 d1=2.1483 nd1=1.81600 νd1=46.62 r2=−3.7541 d2=0.1774 r3=−2.8636 d3=0.8895 nd2=1.68893 νd2=31.08 r4=4.2148 d4=0.4541 r5=−38.8412 d5=1.81 nd3=1.74400 νd3=44.72 r6=−4.1126 d6=2.797 r7=∞ d7=0.86 nd4=1.51633 νd4=64.15 r8=∞ f/f12=0.30 |r2|/r1=0.72 |r2|/|r3|=1.31 Σd/f=0.69 実施例4 f=7 FNO=2.8 2ω=48゜ r0=∞(絞り) d0=0.7934 r1=4.6562 d1=2.0064 nd1=1.81600 νd1=46.62 r2=−3.6913 d2=0.0755 r3=−3.1070 d3=0.8033 nd2=1.68893 νd2=31.08 r4=3.6849 d4=0.4146 r5=−119.5271 d5=1.8001 nd3=1.74400 νd3=44.73 r6=−4.8330 d6=2.8038 r7=∞ d7=0.86 nd4=1.51633 νd4=64.15 r8=∞ f/f12=0.36 |r2|/r1=0.79 |r2|/|r3|=1.19 Σd/f=0.66 実施例5 f=7 FNO=2.8 2ω=48゜ r0=∞(絞り) d0=1.26 r1=4.6746 d1=2.0928 nd1=1.81600 νd1=46.62 r2=−4.9477(非球面) d2=0.1916 r3=−4.0153 d3=0.8803 nd2=1.68893 νd2=31.08 r4=3.6981 d4=0.7057 r5=16.8483 d5=1.8495 nd3=1.74400 νd3=44.73 r6=−6.6807 d6=2.0337 r7=∞ d7=0.86 nd4=1.51633 νd4=64.15 r8=∞ 非球面係数 第2面 P=1 A4=0.13694×10-2 A6=−0.76395×10-8 A8=−0.48798×10-14 f/f12=0.41 |r2|/r1=1.06 |r2|/|r3|=1.23 Σd/f=0.69 実施例6 f=7 FNO=2.8 2ω=48゜ r0=∞(絞り) d0=1.0801 r1=4.6468 d1=3.5 nd1=1.81600 νd1=46.62 r2=−4.887 d2=0.1953 r3=−4.0847(非球面) d3=0.7024 nd2=1.68893 νd2=31.08 r4=8.6563 d4=0.902 r5=6.6738 d5=2.4975 nd3=1.7400 νd3=44.73 r6=−23.8175 d6=0.2552 r7=∞ d7=0.86 nd4=1.51633 νd4=64.15 r8=∞ 非球面係数 第3面 P=1 A4=−0.39117×10-2 A6=−0.14326×10-6 A8=−0.43579×10-12 f/f12=0.59 |r2|/r1=1.05 |r2|/|r3|=1.12 Σd/f=0.95 実施例7 f=7 FNO=2.8 2ω=48゜ r0=∞(絞り) d0=0.9138 r1=5.1914 d1=2.8398 nd1=1.81600 νd1=46.62 r2=−4.8601 d2=0.2763 r3=−3.3869 d3=0.8041 nd2=1.68893 νd2=31.08 r4=3.8545 d4=0.5172 r5=15.7666 d5=2.7 nd3=1.77250 νd3=49.66 r6=−4.9205(非球面) d6=1.8262 r7=∞ d7=0.86 nd4=1.51633 νd4=64.15 r8=∞ 非球面係数 第6面 P=1 A4=0.94342×10-3 A6=−0.89955×10-4 A8=−0.75598×10-5 f/f12=0.27 |r2|/r1=0.94 |r2|/|r3|=1.43 Σd/f=0.91 〔発明の効果〕 本発明による前置絞りトリプレット型レンズにおいて
は、わずか3群3枚の構成でありながらFナンバー2.8
と明るく、特にビデオカメラ用として凸レンズの縁肉厚
や凹レンズの中肉厚が十分に確保され、収差も良好に補
正されたレンズが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図はそれぞれ本発明の実施例1、
実施例2、実施例6のレンズ断面図、第4図から第10図
はそれぞれ実施例1から実施例7の収差曲線図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、絞り、両凸レンズの第1
    レンズ、両凹レンズの第2レンズ、像側に凸面を向けた
    正レンズの第3レンズからなり、以下の条件を満足する
    ことを特徴とする前置絞りトリプレット型レンズ: (1)0.25<f/f12<1 (2)0.4<|r2|/r1<1.1 (3)0.7<|r2|/|r3|<1.5 ただし、fは全系の焦点距離、f12は第1レンズと第2
    レンズの合成焦点距離、r1、r2、r3はそれぞれ物体側よ
    り第1、2、3番目のレンズ面の曲率半径である。
  2. 【請求項2】全てのレンズのレンズ厚の和をΣdとする
    とき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1
    記載の前置絞りトリプレット型レンズ。 (4)0.6<Σd/f<1.5
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