JP2965686B2 - 印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御装置

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JP2965686B2
JP2965686B2 JP2340493A JP34049390A JP2965686B2 JP 2965686 B2 JP2965686 B2 JP 2965686B2 JP 2340493 A JP2340493 A JP 2340493A JP 34049390 A JP34049390 A JP 34049390A JP 2965686 B2 JP2965686 B2 JP 2965686B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シャトルプリンタ、レーザプリンタ等のプ
リンタエンジン部を制御する印刷制御装置に関する。
[従来の技術] 従来の印刷制御方式においては、特開昭63−11378号
に記載されているように、プリンタコントローラが印刷
データの受信・展開等の印刷データ処理に時間を要して
いた。そのため、プリンタエンジン部が最高速度で印刷
を行うことのできる時間内に印刷データをプリンタコン
トローラからプリンタエンジン部に対して送信すること
が出来なかった。このためプリンタコントローラが印刷
データ処理を完了し、プリンタエンジン部に対して送出
可能となるまで、プリンタエンジン部を待たせるための
プリンタエンジン部制御を行う必要があった。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術において、プリンタエンジン部の印刷速
度が向上しても、プリンタエンジン部の制御を行うため
のプリンタコントローラのデータ処理が遅いため、プリ
ンタコントローラ込みでの実行印刷速度が速くならない
という問題があった。
一方、特開昭63−49824号公報および特開昭63−75827
号公報には、用紙1ページ単位に連続印刷を行うために
従来少なくとも2ページ分相当の印刷データを格納する
画情報メモリが必要であったところ、1ページ分の画情
報メモリを複数の領域に分割して用いることにより、1
ページ分の画情報メモリで連続印刷を行えるようにする
技術が開示されている。
この従来技術によれば、実効印刷速度の向上が望める
が、なお、1ページ分のフレームメモリを必要とする。
また、描画処理と印刷処理との間の良好なインタフェー
スには改良の余地がある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題を解消し、プリ
ンタエンジン部の印刷性能の向上に伴いそれに対応する
高速の実効印刷速度を達成することができる印刷制御装
置を提供することにある。
本発明の他の目的はフレームメモリのメモリ容量を最
低限に抑えることができる印刷制御装置を提供すること
にある。
本発明のさらに他の目的は、印刷時間を短縮すること
ができる、印刷スループットの高い印刷制御装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明による印刷制御装
置は、描画データを格納するフレームメモリと、印刷コ
マンド列を解釈して前記フレームメモリ上に描画を行う
印刷データ制御部と、前記フレームメモリに描画された
描画データを読みだしてプリンタエンジン部へ送信する
プリンタ制御部とを備えた印刷制御装置において、前記
フレームメモリの一定数のラスタからなる部分ページ単
位に分割し、前記印刷データ制御部によるフレームメモ
リの獲得・解放を部分ページ単位に行わせるフレームメ
モリ管理手段を設けるとともに、前記フレームメモリ上
に、描画データの他の描画データの有効性を示す有効フ
ラグを格納する制御情報エリアを少なくとも前記部分ペ
ージ単位に設け、前記印刷データ制御部は、印刷コマン
ド列を受信するとともに、前記フレームメモリ管理手段
を用いて描画エリアを部分ページ単位で獲得し、該獲得
した描画エリア上に前記印刷コマンドに基づく描画を行
い、該描画した部分ページ分の描画エリアに対応する前
記制御情報エリアの有効フラグをオンに設定した後、次
の描画処理に移り、前記プリンタ制御部は、前記制御情
報エリアの有効フラグがオンである描画データを読出し
て前記プリンタエンジン部に送出し、描画データの送出
が終了した部分ページに対応する前記制御情報エリアの
有効フラグをオフに設定して当該フレームメモリの部分
ページを解放し、前記フレームメモリ上の制御情報エリ
アの有効フラグがオンの描画データがなくなるまで当該
処理を繰り返して行うようにしたものである。
前記フレームメモリの容量は1ページ分に満たない場
合であってもよく、その場合、前記部分ページ単位のフ
レームメモリをリング形式に用いることができる。
前記部分ページは、例えば、テキストの1行に相当す
る大きさである。
前記制御情報エリアは、例えば、ラスタ単位に設け
る。
前記制御情報エリアに、部分ページ内の最後のラスタ
についてその旨を表わす情報を記載する領域を設けても
よい。
また、前記制御情報エリアに、当該部分ページ内の最
後のラスタについて、当該部分ページが現ページ内の何
番目の部分ページに該当するかの情報を表わす情報を格
納する領域を設けてもよい。
前記制御情報エリアに、印刷中断時に中断を許容する
旨の情報を格納する領域をラスタ単位に設けてもよく、
この場合、前記プリンタ制御部は該情報の格納されたラ
スタまで印刷を続行した後、印刷を中断する。
前記制御情報エリアに、部分ページの使用状態を記述
する使用状態フラグを格納する領域を設け、前記フレー
ムメモリ管理手段は前記部分ページ単位のフレームメモ
リの獲得および解放を、前記使用状態フラグを参照、更
新しながら行うようにすることもできる。
さらに、改行および改頁等の印刷制御情報を格納する
印刷制御情報エリアをラスタ単位に前記フレームメモリ
上に設け、前記プリンタ制御部は前記描画データととも
に、前記印刷制御情報を読みだして印刷制御を行うよう
にしてもよい。この場合、前記印刷データ制御部は、一
つの部分ページの描画に伴い当該印刷制御情報エリアに
書込みを行い、前記プリンタ制御部は前記印刷制御情報
エリアの内容に対応する制御コードと描画データの組み
合わせとしての1ラスタのデータを生成して前記プリン
タエンジン部へ送出する。
印刷を中断する際に、行の途中での中断を抑止する中
断制御手段を設けてもよい。
印刷中断状態におけるテスト印刷を行うためのテスト
印刷用フレームメモリを設け、テスト印刷を行うとき
に、中断している印刷の各種情報を退避することなしに
テスト印刷が行えるようにすることも可能である。
好ましくは、前記印刷データ制御部は、前記第1の部
分ページへの描画に伴い、該部分ページの直前の第2の
部分ページへの描画が生じた場合、該第2の部分ページ
の前記有効フラグをオンにするが、前記第1の部分ペー
ジの有効フラグは未だオンにしないようにする。
[作用] ホストコンピュータは、印刷を行うため、プリンタコ
ントローラに対し印刷内容を指示するためのコマンドの
集まりである印刷コマンド列を送信する。
プリンタコントローラ内の印刷データ制御部は、印刷
コマンド列の受信を行なった後、印刷データを描画する
ためのフレームメモリをフレームメモリ管理手段を用い
て獲得する。該フレームメモリ管理手段は、部分ページ
分の描画の対象となるメモリ量を一単位としてフレーム
メモリの獲得・解放を行なう。印刷データ制御部は、印
刷コマンド列に従って、獲得した部分ページ分のフレー
ムメモリ(以下、部分ページバッファともいう)に描画
を行なう。印刷データ制御部は、部分ページバッファを
獲得できない場合、部分ページバッファの獲得が行なえ
るまで待つ。部分ページバッファの獲得と描画が完了し
た時点で、描画が完了したエリアに対応する部分ページ
バッファ上の制御情報エリアに当該描画データが有効で
あることを設定(有効フラグをオンに)し、プリンタ制
御部に対して、読出し開始を指示する。印刷データ制御
部は、有効な印刷コマンドがなくなるまで上記処理を繰
返す。
読出し開始の指示を受けたプリンタ制御部は、部分ペ
ージバッファ上の前記制御情報エリアを監視し、描画デ
ータが有効に設定されていた場合は、有効に設定されて
いる制御情報エリアに対応する部分ページバッファから
描画データを読出し、プリンタエンジン部に送出する。
プリンタエンジン部は、受信した描画データを印刷す
る。
部分ページ分の描画データのプリンタエンジン部への
送信が終了した時点で制御情報エリアのデータの有効設
定を無効に再設定(有効フラグをオフに)した後、部分
ページバッファ管理手段を用いて、獲得していた前記フ
レームメモリのうち前記描画データに対応する部分ペー
ジバッファを解放する。
部分ページバッファの獲得と、獲得した部分ページバ
ッファ解放は、一巡したらまた最初に戻るリング形式で
行う。
プリンタ制御部は、部分ページバッファ上の描画デー
タの有効設定がなされている全ての描画データのプリン
タエンジン部への送出が終了した時点で印刷データ制御
部に対し、送出すべき描画データがないことを示すため
のアイドル状態の通知を行なう。その後、制御情報エリ
アの監視状態となり、描画データが有効に設定された時
点で、プリンタエンジン部に対する描画データの送出処
理を再び行なう。
印刷データ制御部は、前記アイドル状態の通知を受け
た時点で、受信済みのすべての印刷コマンド列について
の描画処理を完了していたならば、プリンタ制御部に対
して読出し終了を通知し、印刷コマンドの受信待ちとな
る。プリンタ制御部は読出し終了を受信した時点で処理
を終了する。
また、改行、改頁等の印刷制御情報は、印刷データ制
御部からコマンドとしてプリンタ制御部へ送出するので
はなく、部分ページバッファ上に当該印刷制御情報を格
納する印刷制御情報格納エリアをラスタ単位に設けてプ
リンタ制御部がこのエリアを参照することにより印刷制
御を行う。
以上の手順により一連の印刷処理を終了する。
従って、メモリの使用量と使用コストを下げ、使用効
率を高めることができる。また、並行処理の実現によ
り、プリンタエンジン部を空き時間なく動作させ、実効
印刷速度および印刷スループットを向上させることが可
能になる [実施例] まず、本発明の第1実施例を第1図の構成例を用いて
説明する。
本印刷装置は、プリンタコントローラ100とプリンタ
エンジン部102からなる。
プリンタコントローラ100は、印刷データ制御部103、
フレームメモリ104、プリンタ制御部105からなる。
印刷データ制御部103は、ホスト通信制御部106、コマ
ンド制御部112、描画制御部108、フレームメモリ管理部
118、通信コマンド制御部109、中断制御部130、テスト
印刷制御部131、及びコマンドバッファ107からなる。
本印刷データ制御部103は、ホストコンピュータ101と
の通信及び印刷内容を指示する印刷コマンドの解釈と実
行(解釈した結果に基づく描画等)を行なう。
ホスト通信制御部106は、印刷コマンド受信等のホス
トコンピュータ101との通信制御を行なう。
コマンド制御部112は、ホスト通信制御部106により受
信したコマンドの解析と印刷コマンドのコマンドバッフ
ァ107への格納、及びコマンドの解析結果にしたがった
各種制御を行なう。
描画制御部108は、コマンドバッファ107に格納され
ている印刷コマンド読出し、読出した印刷コマンドの
解釈、解釈した結果に従って文字・図形等のドットイ
メージデータとしてのフレームメモリ104上への生成、
及びプリンタ制御部105に対する印刷開始の指示とプ
リンタ制御部105からの通知に対する処理等を行なう。
フレームメモリ管理部118は、フレームメモリ104をプ
リンタエンジン部102の印字最小単位であるラスタ単位
に区切り、さらに印字単位である行単位(24ドットサイ
ズのフォントで印刷を行なう場合、24ラスタが1行とな
る。)で、描画制御部108やプリンタ制御部105からのフ
レームメモリ104の獲得や解放の要求に従って、フレー
ムメモリ104の使用状態の割当等の管理を行なう。
通信コマンド制御部109は、プリンタ制御部105への印
刷開始の送信やプリンタ制御部105からの印刷終了の受
信等の通信制御を行なう。
中断制御部130は、印刷の中断を行なうための制御を
行ない、テスト印刷制御部131は、テスト印刷を行なう
ための制御を行なう。これらの中断制御部130とテスト
印刷制御部131については、第2実施例と第3実施例に
おいて、詳述する。
プリンタ制御部105は、データリード部114、プリンタ
エンジン制御部115、プリンタコマンド制御部116、及び
通信制御部117からなる。
データリード部114は、描画制御部108が描画したフレ
ームメモリ104上の描画データを印刷データ制御部103の
印刷開始等の指示に従って読出す。
プリンタエンジン制御部115は、データリード部114
が、フレームメモリ上から読出した描画データのプリン
タエンジン部102に対する送出、及び改頁・改行等の印
刷を行なうための用紙制御等の印刷制御を行なう。
プリンタコマンド制御部116は、印刷データ制御部103
からの印刷開始等の指示を解析し、実行する。
通信制御部117は、印刷データ制御部103との通信制御
を行なう。
プリンタエンジン部102は、入力された信号に従っ
て、連続用紙上にシャトルプリンタ印刷メカニズム、ワ
イヤドット印刷メカニズムや、電子写真印刷メカニズム
等を用いて、印刷を行なう。
フレームメモリ104は、第10図に示すように、描画制
御部108が、印刷コマンドに従って描画したデータであ
る描画データを格納する描画エリア121と、この描画エ
リア121上に描画された描画データがプリンタエンジン
部102に送出可能か否かを「有効」または「無効」状態
で表わす描画データ有効設定141、フレームメモリ104が
獲得可能か否かを「使用」または「未使用」状態で表わ
す使用状態設定140等の制御情報を格納する制御情報エ
リア120、及びプリンタエンジン部102による印刷の制御
を行なうための情報を格納する印刷制御エリア122から
なる。前記フレームメモリ104は、プリンタエンジン部1
02の印字最小単位であるラスタ単位(1ドット単位)に
区切られ、さらに印刷単位である行単位で、フレームメ
モリ管理部118により管理されている。
前記描画データ有効設定141が「有効」とは対応する
1ラスタ分のフレームメモリへの描画が完了しているが
まだプリンタエンジン部102への読出しが終わっていな
いことを示す。一方、前記設定141が「無効」とは、対
応する1ラスタ分のフレームメモリへの描画が未完了で
あることを示す。
文字を行単位にフレームメモリ上に描画する場合、前
記設定141への有効設定は1行分の描画が完了した時点
で1行を構成する全ラスタについて行い、前記設定141
への無効設定は、プリンタ制御部105が1行分の描画デ
ータのフレームメモリからの読出しを完了した時点で1
行を構成する全ラスタについて行う。
また、前記使用状態設定140が「使用」状態とは、対
応する1ラスタ分のフレームメモリが描画制御部108に
より使用中(獲得してから解放するまで)であることを
示し、前記設定140が「未使用」状態とは、対応する1
ラスタ分のフレームメモリが使用されておらず、獲得す
れば描画できることを示す。
文字を行単位にフレームメモリ上に描画する場合、前
記設定140への使用状態の設定は、1行分の描画を行た
めの前処理として、描画制御部108がフレームメモリ管
理部118を用いて、1行を構成する全ラスタについて行
う。また、前記設定140への未使用状態の設定は、1行
分の描画データのフレームメモリからの読出しが完了し
たことを、印刷制御部103がプリンタ制御部105から受信
したとき、印刷制御部103がフレームメモリ管理部118を
用いて行う。
フレームメモリ管理部118は、描画制御部108からの獲
得・解放要求に従い、フレームメモリ104内の1行分の
未使用エリアをシーケンシャルに、行単位で獲得または
解放する。
以下、本発明の動作手順を、全体の動作シーケンスを
示す第2図、印刷データ制御部103の動作フローを示す
第3図、及びプリンタ制御部105の動作フローを示す第
4図を用いて説明する。なお、参照番号の百の位の数字
を図番に反応させてある。
ホストコンピュータ101は、印刷を行なうため、プリ
ンタコントローラ100に印刷コマンド列を送出する(20
4)。
印刷データ制御部103は、ホスト通信制御部106により
印刷コマンド列を受信し(301)、コマンド印刷部112に
印刷コマンド列を受信したことを通知する。通知を受け
たコマンド制御部112は、印刷コマンド列をコマンドバ
ッファ107に格納し(310)、描画制御部108に印刷コマ
ンド列を受信したことを通知する。通知を受けた描画制
御部108は、フレームメモリ管理部118に対し、フレーム
メモリ104を使用するためフレームメモリ104の獲得要求
を行なう(205、302)。フレームメモリ管理部118は、
連続した1行分のフレームメモリ104にある描画エリア1
20上の使用状態設定140が「未使用」状態に設定されて
いるフレームメモリ104があるならば、1行分の使用状
態設定140を「使用」状態に設定して確保した後、描画
制御部104に対しフレームメモリ104が獲得できたことを
描画制御部108に報告する(303)。1行分の使用状態設
定のいずれかに「使用」状態が設定されているフレーム
メモリ104があるならば、フレームメモリ獲得待ち状態
となる。フレームメモリ104の獲得は、フレームメモリ1
04の先頭から順次行なわれ、フレームメモリ104の最後
まで獲得したならば、先頭に戻って獲得を行なう。
描画制御部108は、コマンドバッファ107から印刷コマ
ンドを読出し、解析を行なった後、解析結果に従って、
獲得したフレームメモリ104上の描画エリア121に描画を
行なう(206、304)。1行分の描画が完了した時点で
(305)、描画の終了した1行分の該当描画エリア121に
対応する制御情報エリア120上の描画データ有効設定141
に該描画データが有効である旨設定を行なう(306)。
プリンタ制御部105が動作中でない場合(307)、通信コ
マンド制御部109に対して、読出し開始をプリンタ制御
部105に指示するように指示する(207、308)。動作中
である場合は、プリンタ制御部105がフレームメモリ104
上の制御情報エリア120にある該描画データ有効設定141
を監視しているため、描画データ有効設定141に描画デ
ータが有効である設定も行なうのみで良い。プリンタ制
御部105は、動作中であり、「有効」と設定された当該
描画エリア121から描画データを読出し、プリンタエン
ジン部に送信する等の処理を行なうので、前記読出し開
始の要求を行なわない。描画制御部108は、以上の描画
処理をコマンドバッファ107上に印刷コマンドが無くな
るまで行なう(309)。
印刷データ制御部103からの読出し開始の指示をプリ
ンタ制御部150は、通信制御部117で受付け、プリンタコ
マンド制御部116に指示の内容を報告する(400)。プリ
ンタコマンド制御部116は、「動作中」であることを印
刷データ制御部103に通知して(401)、プリンタエンジ
ン制御部115に印刷開始を示す読出し開始を指示し、指
示を受けたプリンタエンジン制御部115は、データリー
ド部114にフレームメモリ104の読出し指示を行なう。
プリンタ制御部105の「動作中」通知を受けた印刷デ
ータ制御部103は(324、325)、読出し開始の指示をプ
リンタ制御部105に対して行なわないようにする(30
7)。
フレームメモリ104の読出し指示を受けたデータリー
ド部114は、フレームメモリ104上の制御情報エリア120
を監視し、描画データが「有効」状態に設定されている
ならば、該当する描画エリア121から描画データを読出
す(210、402、403)。プリンタエンジン制御部115は、
プリンタエンジン部102に対して、読出した描画データ
を送出する(214、405)。プリンタエンジン部102は、
受信が正常に行なわれた場合、「受信完了」を送信し
(215)、印刷を行なう(216)。
プリンタエンジン制御部115は、前記「受信完了」を
受けた後(406)、1行分(24ドットサイズのフォント
についての印刷の場合、24ドットライン分)の描画デー
タの転送が終了したならば(407)、転送が終了した1
行分の描画エリア121に対応する制御情報エリア120上の
描画データ有効設定141に「無効」を設定する(411)。
本「無効」の設定は、1行を構成する全てのラスタにつ
いて行なう。その後、1行分のフレームメモリ104が空
いたことを印刷データ制御部103に通知し、次の描画デ
ータの読出しをデータリード部114に対して指示する。
通信コマンド制御部109は、フレームメモリ104が空いた
ことを、フレームメモリ管理部118に通知する(211、40
8)。フレームメモリ管理部118は本通知に従って、該当
フレームメモリ104の制御情報エリア120にある1行分の
使用状態設定140を「未使用」状態に設定することによ
り該当フレームメモリ104の解放を行なう(320、32
1)。データリード部114は、制御情報エリア120に描画
データが「有効」である設定がなく、印刷終了を示す読
出し終了の指示が印刷データ制御部103から通知されて
いないならば(217、404)、プリンタエンジン制御部11
5に対して、描画データが無いことを通知し、制御情報
エリア120の監視を行なう状態となる。通知を受けたプ
リンタエンジン制御部115は、本制御部が、読出すべき
描画データが無いことを示すアイドル状態を印刷データ
制御部103へ通知するようにプリンタコマンド制御部116
へ指示する。プリンタエンジン制御部115は、データ
リード部114からの描画データの読出し、又は印刷デ
ータ制御部103からの読出し終了指示の待ち状態とな
る。アイドル状態送信の指示を受けたプリンタコマンド
制御部116は、通信制御部117を通して印刷データ制御部
103に通知する(218、413)。制御情報エリア120上の描
画データ有効設定141に「有効」が設定されている描画
データがあるならば、プリンタ制御部150は、以上の処
理を繰り返す。
描画制御部108は、プリンタ制御部105からのアイドル
状態の通知を通信コマンド制御部109を通して受信する
(322)。受信時、コマンドバッファ107に印刷コマンド
がなく、印刷コマンド列全ての描画が完了しているなら
ば(212、326)、印刷を終了するために読出し終了を通
信コマンド制御部109を用いて、プリンタ制御部105内の
通信制御部117へ送信する(219、323)。プリンタ制御
部105は、通信制御部117を介して読出し終了を受信する
と(404)、プリンタコマンド制御部116より、プリンタ
エンジン部115に対して、印刷処理の停止を指示する(4
04)。指示を受けたプリンタエンジン制御部115は、デ
ータリード部114に対しフレームバッファ104の制御情報
エリア120にやる描画データ有効設定141の監視を終了さ
せることにより、プリンタ制御部105の処理自体を停止
し、印刷処理を終了する(410)。
以上の手順により印刷が完了する。
本実施例によれば、描画制御部トプリンタ制御部が同
期をとりながら並行処理を行なうことができるのでプリ
ンタエンジン部のの性能をフルに活かし、実効印刷速度
を高速にできるという効果がある。
次に本発明の第2実施例を説明する。
本実施例は、第1実施例で示した制御情報エリア、描
画エリアの他にフレームメモリ104上にプリンタエンジ
ン部102による印刷を制御するための印刷制御情報を格
納する印刷制御エリア122を設け、プリンタ制御部105
は、前記情報のみで、プリンタエンジン部102の制御が
行なえるようにしたものである。前記印刷制御エリア12
2には、改行、改頁、印刷ヘッド移動等を指示するため
の印刷制御情報(制御コード)が各ラスタ毎に格納す
る。具体的な印刷制御情報の例を第1表に示す。
印刷データ制御部103は、描画制御部108によりフレー
ムメモリ104に対し描画を行なった時点で、前記印刷制
御情報を描画の対象である前記描画エリア121に対応す
る印刷制御エリア122に設定する。プリンタエンジン制
御部105は、データリード部114において、描画データに
加えて印刷制御情報もフレームメモリ104から読出し、
プリンタエンジン制御部115に送出する。プリンタエン
ジン制御部115は描画データをプリンタエンジン部102に
送出後、印刷情報エリア122に設定されていた情報を用
いてプリンタエンジン部102の印刷関係の制御を行な
う。つまり、プリンタエンジン部102が、各ラスタにつ
いて描画データの印刷をした後、そのラスタ用の印刷制
御エリア122内の制御コードに従って、改行・改頁、ヘ
ッドの移動等を行なう。
本実施例によれば、描画データと印刷制御データを同
時にプリンタ制御部105に渡せるため、描画データと印
刷制御データの同期をとる必要がないので印刷速度を低
下させることなく、細かい印刷制御を行なうことができ
るという効果がある。
次に本発明の第3実施例を全体の動作シーケンスを示
す第5図、印刷データ制御部103の動作フローを示す第
6図、及びプリンタ制御部105の動作フローを示す第7
図を用いて説明する。本実施例は、印刷を中断または停
止した場合に、印刷状態との同期をとることができる中
断制御部130を設けることにより、行の途中で印字が途
切れないようにしたものである。なお、第5〜第7図
中、先に説明した図と同一の要素には同一の参照番号を
付し、新たに追加した要素には図番と同じ数を百の位に
持つ参照番号を付してある。
ホストコンピュータ101から印刷中断の指示が送信さ
れる(501)。印刷データ制御部103は、通信制御部106
により、前記指示を受信する(610)。通信制御部106
は、コマンド制御部112に通知する。コマンド制御部112
は、前記中断制御部130に中断処理を指示する。中断制
御部130は、描画制御部108に対して、処理の中断を指示
し(611)、通信コマンド制御部109を通じて、プリンタ
制御部105に印刷中断を通知する(503、612)描画制御
部108では、中断の指示を受信後(601)、描画処理を中
断し(504、602)、再開の指示待ちとなる(504)。プ
リンタ制御部105では、中断通知を通信制御部117により
受信し、プリンタコマンド制御部116により中断処理を
行なう(713、714)。
中断処理は、次のように行なう。
(i)プリンタコマンド制御部116が、プリンタエンジ
ン制御部115に印字の中断を指示する。
(ii)プリンタエンジン制御部115が、中断の指示を受
けた時点で、プリンタエンジン部102に1行の描画デー
タを送出中、及びフレームメモリからデータ読出し中な
ら、処理中の描画データがプリンタエンジン部102に送
出終了するまで処理を続行する。
(iii)前記フレームメモリ104からのデータ読出しが終
了したならば、印字を中断し、その旨プリンタコマンド
制御部116に通知する。
(iv)通知を受けたプリンタコマンド制御部116は、印
刷データ制御部103からの印刷再開の指示待ちとなり、
印刷が中断される(506、701)。
ホストコンピュータ101からの印刷再開の指示は(50
2)、印刷データ制御部103のホスト通信制御部106、及
びコマンド制御部112を通じて中断制御部130に通知され
る(613)。中断制御部130、プリンタコントローラ100
が、前記中断状態であるならば(614)、印刷を再開す
るため、描画制御部に描画の再開を指示する(615)。
続いて、通信コマンド制御部109を通して、プリンタ制
御部150に印刷再開を通知する(505、616)。中断状態
でないならば、印刷再開の処理はしない。描画制御部10
8は、再開指示により描画を開始する。プリンタ制御部1
05は、通信制御部117からプリンタコマンド制御部116に
印刷再開が通知される(710)。プリンタコマンド制御
部116は、プリンタエンジン制御部115に印刷再開を指示
する(712)。プリンタエンジン制御部115が指示に従っ
て印刷を開始することで、印刷が再開される。
以上の処理手順により行単位の印刷中断と再開を行な
うことができる。
印刷のキャンセルにおいても、初めに印刷を中断する
ため前記処理を行ない、中断後キャンセル処理(フレー
ムメモリや各種制御テーブルの初期化とプリンタエンジ
ン部の初期化)を実行することで行単位に印刷を止める
ことができる。
次に本発明の第4実施例を全体の動作シーケンスを示
す第8図を用いて説明する。本実施例は、第1実施例、
第2実施例、及び第3実施例で示したフレームメモリ10
4以外にテスト印刷用のフレームメモリ123と、テスト印
刷を行なうためのテスト印刷制御部131を設け、テスト
印刷時にテスト印刷制御部131が、テスト印刷用フレー
ムメモリ123を用いることにより中断状態の描画データ
を退避することなしにテスト印刷が行なえるようにした
ものである。
印刷中断状態においてテスト印刷が指示された場合
(801)、コマンド制御部112がテスト印刷制御部131に
テスト印刷指示を行なう。指示を受けたテスト印刷制御
部131は、テスト印刷用フレームメモリ123に描画を行な
う(802、803)。描画するデータは、テスト印刷制御部
131に予め用意しておく。通信コマンド制御部109により
描画の出来上がっているテスト印刷用フレームメモリ12
3についてのテスト印刷開始指示をプリンタ制御部105に
対して行なう(803)。プリンタ制御部105において、通
信制御部117からプリンタコマンド制御部116に対しテス
ト印刷が指示される。プリンタコマンド制御部116は、
プリンタエンジン制御部115にテスト印刷を指示する。
プリンタエンジン制御部115は、データリード部114にテ
スト印刷用フレームメモリ123からデータを読出すよう
に指示を行なう。本データリード部114が、読出した描
画データは(807)、プリンタエンジン部102に送出され
る。プリンタエンジン部102は、受信した描画データに
従って、印刷を行なう。全ての描画データの送出を完了
した時点で、プリンタ制御部105は、アイドル状態とな
ったことをテスト印刷制御部131に通知する(805)。通
知を受けたテスト印刷制御部131は、テストデータを全
てテスト用フレームメモリ123に描画完了していた場
合、テスト印刷を終了するためプリンタ制御部105に印
刷終了を通知し(806)、印刷を終了する。以上のよう
に処理することにより中断中の描画データを退避するこ
となしにテスト印刷を行なうことができる。
テスト印刷時のための前記描画データはテスト印刷制
御部131の内部に持たせたが、テスト印刷用のコマンド
バッファやコマンドを用意して、ホストコンピュータか
ら与えてもよい。
上記説明では、テスト印刷の指示をホストコンピュー
タから行なっているが、プリンタのユーザ操作パネル等
からの指示でも同様に実現することが出来る。また中断
状態でのテスト印刷を説明したが、印刷実行状態でも、
テスト印刷指示を受けた時点で印刷を中断し、上記処理
を行なってもよい。
上記各実施例は、連続用紙を用いて印刷するプリンタ
について説明したが、カットシート用紙についてページ
単位で印刷を行なうプリンタにおいてもフレームメモリ
の管理を行単位からページ単位とすることにより同様に
実現することが出来る。
プリンタコントローラ100は、RAM、ROM、LSI、理論IC
等を用いて実施し、プリンタエンジン部102は、シャト
ルプリンタ印刷メカニズム、ワイヤドットプリンタ印刷
メカニズム、電子写真印刷メカニズム等で構成する。
第9図を用いてプリンタコントローラ100のハードウ
ェア構成を説明する。
プリンタコントローラ100は、CPUバス904、ホスト通
信コントローラ902、CPU903、ROM906、イメージ回転用L
SI905、RAM908、サブCPU918、ユーザ操作パネル917、サ
ブCPU用ROM916、及びプリンタエンジンコントローラ909
からなる。
CPUバス904は、CPU904の各種入出力信号(アドレス信
号、データ信号、その他の制御信号)からなる。
CPU903は本CPUバス904を介して、902、905、906、90
8、909等の周辺コントローラや906、908等のメモリと入
出力を行なう。
ホスト通信コントローラ902は、プリンタコントロー
ラ100がホストコンピュータ901と通信を行なうためのコ
ントローラである。本通信(ホストI/Fと呼ぶ)の物理I
/Fとしては、SCSI(Small computer System Interfac
e)、RS232C、RS422、GP−IB(General Pupose Interfa
ce Bus)、セントロニクス、HDLC(High−Level Data L
ink Control)等を用い、使用する物理I/Fの種類に応じ
て適切なものを実装する。
ROM906には、プリンタコントローラの初期化立上げプ
ログラム(IPL(Initial Program Loading)プログラム
とも呼ぶ)を格納する。
RAM908には、(i)本プリンタコントローラの制御プ
ログラム、(ii)文字フォント、(iii)コマンドバッ
ファ部メモリ、(iv)フレームメモリ部メモリ、(v)
タスク管理テーブル、フレームメモリ管理テーブル、プ
リンタ管理テーブル等の各種管理テーブル、その他を格
納する。これらのうち(i)と(ii)は前記IPLプログ
ラムにてホストコンピュータ901からダウンロードする
ことにより、格納する。また(i)と(ii)はRAM908に
格納せず、ROM906に予め格納しておいても良い。
イメージ回転用LSI905はCPU903による前記フレームメ
モリ部メモリへの文字やイメージの描画処理において、
CPU903の指示に従い描画出力の回転処理を行なう。
なお、描画処理を高速にするため、浮動小数点演算を
行なう浮動小数点演算プロセッサを搭載しても良いし、
イメージ回転用LSI905を省略して、CPU903により処理を
行なわせることもできる。
サブCPU918は、CPU903の指示に従い、ユーザ操作パネ
ル917やプリンタエンジン部102にあるLED表示の制御等
を行なう。
サブCPU用ROM916には、サブCPUが前記処理を行なうた
めの制御プログラムを格納する。プリンタエンジンコン
トローラ909は、ROM908の内容(通常フレームメモリ部
の内容)のプリンタエンジン部102への読出し処理や制
御(印刷が可能になったことの検出、問い合わせ、印刷
指示等)とRAM908の制御(リフレッシュ等)を行なう。
プリンタコントローラ100は、プリンタエンジン部102
との間で、プリンタエンジンコントローラ909が信号線9
15を介し、サブCPU912は信号線914を介し、プリンタエ
ンジンI/Fにより通信を行なう。プリンタエンジン部102
に対して、RAM908のフレームメモリ部から読出した内容
の送信、及びプリンタエンジン部102に対する問い合わ
せや印刷を行なうための指示、プリンタエンジン部102
からの状態受信等の送受信は、前記信号線915を介して
行なう。信号線914、サブCPU912からプリンタエンジン
部102に対してのLED表示指示等の送受信を行なう。
次に第1図の構成例と前記ハードウェア構成の対応と
して、CPU903は印刷データ制御部103の機能を実行し、
プリンタエンジンコントローラ909とサブCPU918はプリ
ンタ制御部105の機能を実行する。
以上のハードウェアを用いることにより、プリンタコ
ントローラ100を実現することが出来る。
以上説明した各実施例においては、紙面1面分に相当
するフルページバッファを想定して印刷制御を行った。
しかし、ラインモード制御(行、桁単位の座標系を用
いて、文字、図形、イメージを紙面の上から下の方向へ
描画、印刷するモード)において、ページバッファへの
文字等の描画書込みよりページバッファからプリンタエ
ンジンへの読出しが十分速いため、フルページバッファ
のうち数行分以外は空きとなっている。従って、メモリ
コストが高いのに、フルページバッファッモリの使用効
率歯必ずしも高くなかった。
また、倍角印字の場合、第12図に示すように印刷制御
情報エリア(各行の描画データエリアの内容を反映した
プリンタヘッドスキップ命令等のプリンタエンジンの制
御コードを記入)への書込み方法について十分考慮して
いないため、誤った印刷結果が得られるおそれがあっ
た。つまり、第12図において、第n行への倍角描画(2
1)の結果、第n−1行用の印刷制御情報エリア22を更
新すべきなのにしていないため、第12図の第n−1行の
部分には何も印刷されないという問題が生じていた。
第13図を参照しながら、本実施例による印刷制御装置
の動作の概要を説明する。印刷制御装置は以下のように
動作する。
(1)描画処理部から部分ページバッファ制御部内の獲
得/開放手段に対し、部分ページバッファを獲得要求。
(2)部分ページバッファ制御内の獲得/解放手段によ
る、空いているある一つの部分ページバッファの獲得。
(3)描画処理部による、獲得した該部分ページバッフ
ァへ書込み。本書込みでは、前記描画データエリアとと
もに、前記制御情報エリア及び前記印刷制御情報エリア
への書込みも行う。
(4)前記部分プリンタ制御部内の部分ページバッファ
読出し手段による、部分ページバッファ内データの読出
し。
(5)前記プリンタ制御部による部分ページバッファの
読出し終了検出。続いて、部分ページバッファ内の獲得
/解放手段に対し、部分ページバッファを解放要求。
(6)部分ページバッファ制御部内の獲得/解放手段に
よる、読出しの終了した該部分ページバッファの解放。
以上の動作により、小容量の部分ページバッファを用
いて、前記部分ページバッファ部に対する、描画処理部
による描画書込み処理とプリンタ制御部による印刷読出
し処理を並行処理することができる。
従って、メモリの使用量と使用コストを下げ、使用効
率を高めることができる。また前記並行処理の実現によ
り、印刷スループットを高めることができる。
また、部分ページバッファ内の前記制御情報エリア
に、前述の描画データ有効フラグを設けた場合、描画処
理部とプリンタ制御部は次のように動作させる。
(3)′[描画処理部の動作] 前記部分ページバッファ内描画データエリアへの描画
書込みの後、該部分ページバッファを構成する全ラスタ
について前記描画データ有効フラグを有効(ON)に設定
する。
続いて、前記プリンタ制御部によるプリンタエンジン
部への読出しが停止状態であれば、本読出しを起動す
る。なお、本読出しは実施例にて後述するプリンタエン
ジンコントローラと呼ぶ周辺コントローラにより実行す
る。
(4)′「プリンタ制御部の動作] プリンタ制御部は読出し対象の部分ページバッファを
構成する各ラスタについて、前記描画データ有効フラグ
がONか判定する。ONであれば、該ラスタ内の描画データ
をプリンタエンジン部へ読出した後、該描画データ有効
フラグを無効(OFF)に設定する。
また、前記描画データ有効フラグがOFFであれば本プ
リンタ制御部によるプリンタエンジン部への読出し(プ
リンタエンジンコントローラにより実行)を停止状態に
する。
以上のように描画データ有効フラグを用いることによ
り、部分ページバッファについての描画描込みと印刷読
出しを、同期をとりながら並行処理することができる。
また前述のように、前記第1の部分ページバッファへ
の倍角描画に伴ない、前記第2の部分ページバッファ上
の印刷制御情報エリアを再生成するようにした。なお、
元の印刷制御情報においては、描画データがない旨記述
されているので、印刷が行われていなかった部分(空白
エリア、第12図の22)について、印刷制御情報エリアを
再生成するようにした。従って、再生成した印刷制御情
報エリアには描画テータがある旨記述されているので、
23の部分を印刷可能となる。つまり、倍角印字を支障な
く行える。
以下、具体的に本発明の第5実施例を説明する。初め
に第14図を用いて、印刷制御装置100のハードウェア構
成を説明する。この構成は、前述した第9図の構成と同
様である。
印刷制御装置100は、CPUバス904,ホスト通信コントロ
ーラ902,CPU903,ROM906,サブCPU918,ユーザ操作パネル8
17,プリンタエンジンコントローラ909,及びRAM908から
なる。
CPUバス904は、CPU903の各種入出力信号(アドレス信
号、データ信号、その他の制御信号)からなる。
CPU903は本CPUバス904を介して、902,918,909等の周
辺コントローラや906,908等のメモリと入出力を行う。
ホスト通信コントローラ902は、印刷制御装置100がホ
ストコンピュータ101と通信を行うためのコントローラ
である。本通信(ホストI/Eと呼ぶ)の物理I/Eとしては
SCSI(Small Computer System Interface)、RS232C,RS
422,GP−IB(General Purpose Interface Bus)、セン
トロニクス、HDLC(High Level Data Link Control)等
を用い、使用する物理I/Fの種類に応じて本コントロー
ラ902のハードウェア論理として適切なものを実装す
る。
ROM906には印刷制御装置100の初期化立上げプログラ
ム(IPL(Initial Program Loading)プログラムと呼
ぶ)と文字フォントの一部を格納する。
RAM908には(i)本印刷制御装置100の制御プログラ
ム、(ii)文字フォントの残り、(iii)コマンドバッ
ファ部メモリ、(iv)ページバッファ部メモリ、及び
(v)ページバッファ管理テーブル、タスク管理テーブ
ル等の各種管理テーブル、その他を格納する。これらの
うち(i)と(ii)は前記IPLプログラムにてホストコ
ンピュータ101からダウンロードすることにより、格納
する。また、(i)と(ii)はRAM908に格納せず、ROM9
06に予め格納しておいてもよい。
また逆にROM906には文字フォントを一切格納せず、す
べてRAM908に格納してもよい。
サブCPU918は、CPU903の指示に従い、ユーザ操作パネ
ル917やプリンタエンジン部102との間で入出力処理を行
う。
プリンタエンジンコントローラ909はRAM908の内容
(通常後述する部分ページバッファ部の内容)の後述す
る形式変換とプリンタエンジン部102への読出し処理を
行う。本読出し処理は内蔵のDMA(Direct Memory Acces
s)機能を用いて行う。紙面の一部分に相当する一定量
分のデータの該部分ページバッファからの読出しが終了
した時点で、プリンタエンジンコントローラ909がCPU90
3に対し割込み信号(CPUバス904内の信号の一部)をア
サートし、CPUによる部分ページバッファ読出し終了割
込み処理を起動する。
印刷制御装置100はプリンタエンジン部102との間で、
サブCPU918が信号線914を介し、プリンタエンジンコン
トローラ909が信号線915を介して、プリンタエンジンI/
Fと呼ぶI/Fに従って、通信を行う。
プリンタエンジンコントローラ909は、信号線915を用
いて、プリンタエンジン部102がシャトルプリンタの場
合には、部分ページバッファ部の内容を後述する形式変
換を行った後、プリンタエンジン部102へ出力する。ま
たプリンタエンジン部102がレーザプリンタの場合に
は、プリンタエンジンコントローラ909は、信号線915を
用いて、部分ページバッファ部の内容をパラレルシリア
ル変換した後、プリンタエンジン部102へ出力する。
信号線914は、プリンタエンジン部がシャトルプリン
タの場合には、プリンタエンジン部からページ先頭位置
を示すための信号等を受信するために用いる。またプリ
ンタエンジン部102がレーザプリンタの場合には、本信
号線914は、サブCPU918がプリンタエンジン部102へ問い
合せや指示のためのコマンドを送信し、プリンタエンジ
ン部102から応答ステータスを受信するためのコマン
ド、ステース送受信信号及び、前記部分ページバッファ
部の内容のプリンタエンジン部への読出し手順を制御す
るための制御信号を搬送するために用いる。
なお、プリンタエンジン部102がレーザプリンタの場
合、サブCPU918はプリンタエンジン部102への印刷指示
が可能になったことを検出するとともに、検出した時点
でCPU903に対し割込み信号をアサートし、COU903による
印刷指示許可割込み処理を起動する。
次に本発明による印刷制御装置100の機能を第11図を
用いて説明する。本印刷制御装置100は、第14図のCPU90
3をその機能ブロックとして表わしたものであり、カー
ネル部113と各種デバイスドライバ、つまりページバッ
ファ制御部118,プリンタ制御部105,ホスト通信制御部10
6b,パネル制御部119及びコマンドバッファ部107,部分ペ
ージバッファ部14,タスク処理部13を有する。
カーネル部113は各種SVC(スーパバイザコールの略)
処理のメインルーチン、各種割込み処理のメインルーチ
ン、タスク制御部12,及びタイマ制御部125からなる。こ
こで、各種SVCとはタスク制御、タイマ制御、ページバ
ッファ制御、プリンタ制御、ホスト通信制御、パネル制
御のためのサービス機能のことである。カーネル部はSV
C命令をCPU命令として受付けると、その要因をSVCの入
力パラメータに基づき解析、識別した後、個々のSVC処
理を各制御部12,125,118,105,106b,119内の個別SVC処理
ルーチンを起動して実行させる。
また、各種割込みは、タイマーハードウェア124から
のタイマ割込み、プリンタエンジンコントローラ115か
らの部分ページバッファ制御用割込み、プリンタエンジ
ンコントローラ115及びサブCPUからのプリンタ制御用割
込み、ホスト通信コントローラ106aからのホスト通信制
御用割込み、サブCPU918からのパネル制御用割込みのこ
とであり、カーネル部113は割込み要因を解析、識別し
た後、個々の割込み処理を各制御部125,118,105,106b,1
19内の個別割込み処理ルーチンを起動して実行させる。
タスク制御部12はタスク管理テーブル部17を参照しな
がら、タスク制御用マクロ機能を本装置の各部分の起動
要求(発行)に応じて実行する。起動要求はタスク処理
部13内の描画タスク処理部131と各種デバイスドライバ
(118,105,106b,119等)が発行する。
タイマ制御部125は、タイマハードウェア124を用い
て、各種事象の終了監視を行なう。例えば、排紙完了
(カットシートタイプの印刷用紙の排紙終了)を監視す
る。タイマ制御部125による終了監視は、そのためのマ
クロを本装置の各部分131,132,118,105,106b,119が発行
し、起動要求することにより行なう。
各種デバイスドライバ118,105,106b,119は以下の機能
を持つ。
部分ページバッファ制御部118は、後で説明する部分
ページバッファリザーブ、部分ページバッファフリー等
のSVCを用意して、部分ページバッファ管理テーブル部1
8を参照しながら、Nページからなる部分ページバッフ
ァの資源管理、つまり空き状態の管理を行う。
プリンタ制御部105は、印刷指示等のSVCを用意して、
プリンタエンジン部102の資源管理(空き状態管理)と
プリンタエンジン部102との入出力制御を行う。
タスク処理部113内のタスクは、プリンタ制御用SVCを
発行することにより、プリンタエンジン部102に対し、
資源管理機能又は入出力制御機能の処理を依頼する。
また、プリンタ制御部105は、プリンタエンジンコン
トローラ115からの割込みに従って、部分ページバッフ
ァ読出し終了割込み処理と呼ぶ個別割込み処理を行う。
タスク処理部13内のタスクは上記部分ページバッファ
制御用SVCを発行することにより、部分ページバッファ
部14の制御を本部分ページバッファ制御部118に依頼す
る。
ホスト通信制御部106bはホスト通信コントローラ106a
を制御するための個別SVC処理と個別割込み処理とから
なる。
パネル制御部119はサブCPU918を介してユーザ操作パ
ネル121を制御するための個別SVC処理と個別割込み処理
とからなる。
部分ページバッファ制御部118およびプリンタ制御部1
05を設けた効果は以下の3項目である。
(1)部分ページバッファ部14とプリンタエンジン部10
2の資源管理機能、それらとの入出力制御機能をタスク
処理部13と独立させることができる。つまり、部分ペー
ジバッファ部14とプリンタ(102と918と115)との管理
用にページバッファ制御部118と部分ページバッファ管
理テーブル部18とプリンタ部105とを用意したので、部
分ページバッファ部とプリンタをCPUやタスクの管理と
独立して木目細かく管理することができる。
(2)(1)により、異機種のプリンタエンジン部102
を接続したり、部分ページバッファ部14の容量、各部分
ページバッファのサイズ、部分ページバッファ総面数N
等の仕様を変える場合、タスク処理部13の内容は変えず
に、部分ページバッファ制御部118やプリンタ制御部105
の必要箇所のみを変更すればよい。
(3)タスク処理部13の処理はCPUをタスクレベル(割
込みレベルは最低値1)かつシステムモードで行い、カ
ーネル部113と各種デバイスドライバ118,105,106b,119
の処理はCPUをタスクレベルより上位の割込みレベルm
(m>1)かつユーザモードで行っている。
従って、各種制御テーブル17,18等の操作はタスク処
理部13が操作できないように排他制御することができ、
本印刷制御装置100を制御する制御プログラムの信頼性
を向上させることができる。次に本発明の特徴の一つで
ある部分ページバッファ部14の構成を説明する。部分ペ
ージバッファ部14は通常の紙サイズA4,B4等の1ページ
の一部分に相当する小容量メモリ(部分ページバッファ
と呼ぶ)の複数個の集りとして、第15図(a)のように
構成する。すべての部分ページバッファ(1)141,
(n)142,…,(N)143の容量の合計が、前述の通常
紙サイズA4,B4等より小さくても、印刷処理を高スルー
プットで行える。
次に、前記部分ページバッファ部14を管理するための
部分ページバッファ管理テーブル部18の内容を説明す
る。
第16図(a)に本部分ページバッファ管理テーブル部
18の全体構成を示す。本構成のように、全ページバッフ
ァ用共通情報61により、次に描画タスクが書き込むべき
部分ページバッファNo.(次順描画部分ページバッファN
o.61aと呼ぶ)、現在印刷出力中の部分ページバッファN
o.61b,部分ページバッファ1の先頭アドレス61c,1つの
部分ページバッファサイズ(バイト単位)61d,部分ペー
ジバッファ総面数N61e等を記述する。
また、部分ページバッファ1用情報62,部分ページバ
ッファ2用情報63,・・・,部分ページバッファN用情
報64を設け、62から64では各部分ページバッファに関す
るタスク関連情報621を記述した。本タスク関連情報621
の内容を、第16図(b)に示す。タスク関連情報621で
は、まず各部分ページバッファの描画・印刷状態621−
aを、第16図(c)に示す空き(描画可能)、描画中、
印刷可能(有効)、印刷中のいずれかとして記述する。
さらに、部分ページバッファ使用状態621−b(本部分
ページバッファを使用中のタスク番号)と各部分ページ
バッファ用空き待ち行列の根のポインタ621−cもここ
に用意した。
次に第17図等を用いて、本印刷制御装置の動作を説明
する。なお、以下の実施例の説明においては、プリンタ
エンジン部102としてシャトルプリンタを想定するが、
レーザプリンタやLEDプリンタの場合も、同様にして実
現することができる。
初めにホストコンピュータ101が印刷制御装置に印刷
コマンド列を送信する(721)。印刷制御装置は本印刷
コマンド列をコマンドバッフ部107へ格納する。なお、
印刷コマンド列は1ページ以上の論理ページとして構成
される文書を記述するためのものであり、各論理ページ
は1個以上の印刷コマンド列として定義される。
コマンドバッファ部107に格納されている印刷コマン
ドは、タスク処理部13内の描画タスク処理部131により
処理される。
描画タスク処理部131においては、部分ページバッフ
ァ制御部の一機能である部分ページバッファリザーブSV
Cを、順番の次に描画すべき部分ページバッファNo.(次
順描画部分ページバッファNo.61a)を入力として発行す
る(722)。
部分ページバッファリザーブSVCは入力にて指定され
た部分ページバッファを獲得する。
描画タスクは部分ページバッファを獲得できたなら
ば、コマンドバッファ部107内の印刷コマンド列を受信
順に解釈、実行する。その結果、文字、図形、イメージ
等が、獲得した当該部分ページバッファ(例えば部分ペ
ージバッファ142)上に、ドットイメージ形式にて描画
され、書込まれる(723)。
描画タスクは当該描画部分ページバッファへの描画を
終えると、印刷指示を行うため、印刷指示SVCをプリン
タ制御部105に対し発行する(724)。
プリンタ制御部105は、描画タスクの指示に従い、印
刷指示SVCを実行する。印刷指示SVCは、第19図(a)に
示した手順の処理を行い、プリンタエンジンコントロー
ラ115が停止状態にあれば、本プリンタエンジンコント
ローラ115を起動する(728)。
描画タスク処理部131は、以下同様に次の部分ページ
バッファ(更新された次順描画部分ページバッファ)に
ついて、部分ページバッファリザーブ725と描画処理726
と印刷指示727を行う。
以上の描画タスクの処理手順をまとめると、第18図の
ようになる。本第18図において、各種描画、印刷パラメ
ータの初期化81は、描画タスクが初期起動された時に行
う。本初期化時に、当該描画部分ページバッファNo.61a
は‘1'に設定される。
第17図に戻り、印刷指示SVCによりプリンタエンジン
コントローラ起動728を行と、プリンタエンジンコント
ローラ115は部分ページバッファを構成するデータを、
各ラスタについて順次読出す(729)。プリンタエンジ
ン部102は、読出した本データに従って、1ラスタ分の
印刷を行う(730)。本1ラスタ読出しが終了する度
に、プリンタエンジンコントローラ115は、1ラスタ読
出し終了731を、プリンタエンジンコントローラ115の内
部機構又はプリンタエンジン部102からの割込み信号を
用いて、検出する。プリンタエンジンコントローラ115
は、部分ページバッファを構成するすべてのラスタにつ
いて前記1ラスタ読出しが終了したことを検出し(732
〜734)、その時点でプリンタ制御部105に対し、部分ペ
ージバッファ読出し終了割込み735を発生する。
プリンタ制御部105は、該部分ページバッファ読出し
終了割込み735に対する部分ページバッファ読出し終了
割込み処理において、前述の部分ページバッファフリー
マクロを発行し(736)、読出しの終了した部分ページ
バッファを解放する。
次に部分ページバッファリザーブと部分ページバッフ
ァフリーの処理手順を、第20図のPAD(Problem Analysi
s Diagram)に示す。
以上のように本実施例においては、小容量の部分ペー
ジバッファを用いて、前記部分ページバッファ部に対す
る、描画処理部による描画書込み処理とプリンタ制御部
による印刷読出し処理を並行処理することができる。従
って、メモリの使用量と使用コストを下げ、使用効率を
高めることができる。また前記並行処理の実現により、
印刷スループットを高めることができる。
次に本発明の第6実施例を説明する。本実施例におい
ては、第15図(b)に示すように、第5実施例における
部分ページバッファ部14に描画データエリア51に加え、
描画データの制御情報を格納するための制御情報エリア
52を、印刷の最小単位である各ラスタ単位に設けた。本
制御情報エリア52には描画データの有効性を示すための
描画データ有効フラグ521をラスタ単位に設ける。本描
画データ有効フラグ521を用いて、前記描画タスク処理
部131が前記部分ページバッファ内描画データエリア51
への描画書込みの後、該部分ページバッファを構成する
全ラスタについて前記描画データ有効フラグを有効(O
N)に設定する。前記プリンタ制御部105によるプリンタ
エンジン部102への読出しが停止状態であれば、本読出
しを起動する。起動されたプリンタ制御部105は読出し
対象の部分ページバッファを構成する各ラスタについ
て、前記描画データ有効フラグ521がONであれば、該ラ
スタ内の描画データをプリンタエンジン部102へ読出し
た後、該描画データ有効フラグ521を無効(OFF)に設定
する。
また前記描画データ有効フラグがOFFあれば本プリン
タ制御部105によるプリンタエンジン部102への読出しを
停止状態にする。
以上のように描画データ有効フラグ521を活用するこ
とにより、前記部分ページバッファ部に対する、描画処
理部による描画書込み処理と、プリンタ制御部による読
出し処理とを並行処理できる。
第21図に、本実施例における描画タスクの処理手順を
示す。第5実施例における手順(第18図)との違いは、
制御情報エリア内描画データ有効フラグ設定83の処理を
加えた点にある。
本制御情報エリア内描画データ有効フラグ設定83によ
り、当該部分ページバッファを構成する全ラスタについ
て、描画データ有効フラグ521をONに設定する。
なお本第21図における84の処理は、後述の第7実施例
にて追従する処理であり、本実施例では存在しないもの
とする。
第22図にプリンタエンジンコントローラ115の処理手
順を示す。プリンタエンジンコントローラ115は、前述
の印刷指示SVCにより起動されると、以下のように処理
を行う。
(1)初めに、プリンタエンジンコントローラ115のパ
ラメータを次の3項目について設定する(1210)。
読み出しラスタアドレスを読出し対象の部分ページ
バッファの先頭アドレスに設定する(1211)。
読み出し総ラスタ数を前記読出し対象の部分ページ
バッファのサイズに対応する総ラスタ数に設定する(12
12)。
読み出しラスタカウンタを0に設定する(1213)。
(2)続いて、プリンタエンジンコントローラ115は、
前記読出し対象の部分ページバッファを構成する全ラス
タについての読出しを終了するまで、1220に示す読出し
ラスタカウンタ≧読出し総ラスタ数なる終了条件にて判
定し、次の処理を行う。
(2−1)各ラスタについて、描画データ有効フラグ52
1がONか判定する(1230)。
(2−2)ONならば、以下の処理を行う。
読み出しラスタアドレスから始まる1ラスタデータ
の読出し(1240)。
1ラスタデータのゼロクリア(1241)。ここで、1
ラスタデータとは描画データエリア51を指す。次の第7
実施例では、さらに印刷制御情報エリア53も含むものと
する。
描画データ有効フラグ521をOFFにする(1242)。
読み出しラスタアドレスの更新(1243)。
(2−3)ONでないならば、プリンタエンジンコントロ
ーラ115を停止状態にする(1244)。
なお、処理1246については、第9実施例について後述
する。
(3)前述の1220の判定にて、読出し終了を検出する
と、部分ページバッファ読出し終了割込みを、CPU103上
のプログラムであるプリンタ制御部105に対し発行する
(1245)。
本部分ページバッファ読出し終了割込み1245は、次の
ようにして実現する。
(i)第15図(b)に示すように、前記制御情報エリア
52内に、CPU同期フラグ523とCPU同期報告番号524を設け
る。
(ii)CPU同期フラグ523とCPU同期報告番号524には、本
印刷制御装置における部分ページバッファ関係のパラメ
ータ初期化処理において、第15図(e)に示すように値
を設定する。
(iii)プリンタエンジンコントローラ115は、部分ペー
ジバッファから各ラスタデータを読出す際に、前記CPU
同期フラグ523を参照する。
(iii−a)該CPU同期フラグ523がON(1)ならば、
前記1ラスタデータをプリンタエンジン部102へ読み出
す。その後、プリンタエンジンコントローラ115は、CPU
103へ割込みを発生した後、本ラスタに含まれる前記CPU
同期報告番号524を、CPU103へ送信する。
(iii−b)該CPU同期フラグ523がOFF(0)ならば、
前記1ラスタデータをプリンタエンジン部102へ単へ読
み出す。
(iv)CPU103は、前記プリンタエンジンコントローラ11
5からの割込みを部分ページバッファ読出し終了割込み
として検出するとともに、受信した前記CPU同期報告番
号524を用いて、どの部分ページバッファの読出しが終
了したのかを識別する。
なお、CPU同期フラグ523を省略し、CPU同期報告番号5
24が‘0'か否かを調べ、‘0'以外ならば同期フラグ523
がONの場合の動作を行うようにしてもよい。
また、第15図(e)に示すように、制御情報エリア52
に、ホールド同期フラグ525をラスタ単位に格納する領
域を設けてもよい。ホールド同期フラグは、ホストある
いは操作パネル上のキー入力により印刷制御装置へ印刷
の中断指示があった場合に、印刷制御装置、直ちに印刷
を中断するのではなく、ホールド同期フラグ525がON
(1)のラスタまで印刷を続行し、当該ラスタで印刷を
中断する。ホールド同期フラグ525は、例えば、1行の
最後のラスタについて予めONとしておく。
また前述の制御情報エリア52に、部分ページバッファ
を構成する各ラスタ毎の使用状態を記述するための使用
フラグ522を各ラスタ単位に設けてもよい。この場合、
前記部分ページバッファ制御部118は前記部分ページバ
ッファの獲得と解放を、該部分ページバッファを構成す
る全ラスタについての前記使用状態フラグを参照、更新
しながら行うことができる。
第23図(a)と(b)に、使用状態フラグ522を用い
た部分ページバッファリザーブ/フリーの処理手順を示
す。本手順は、第20図(a)と(b)における1001,100
3,1010の処理を1001′,1003′,1010′のように変えたも
のである。変更の要点は、部分ページバッファの使用状
態を、前述の部分ページバッファごとに設けた部分ペー
ジバッファ使用状態621−bでなく、部分ページバッフ
ァを構成する全ラスタについての使用状態フラグ522を
用いて記述するようにした点にある。
本実施例によれば、描画データ有効フラグを用いるこ
とにより、部分ページバッファについての描画書込みと
印刷読出しを、同期をとりながら並行処理することがで
きる。
次に本発明の第7実施例を説明する。本実施例におい
ては、第15図(c)と(d)に示すように、第5実施例
又は第6実施例における部分ページバッファ部14上に、
描画データエリア51に加え、プリンタエンジン部102の
制御情報を格納するための印刷制御情報エリア53を、印
刷の最小単位である各ラスタ単位に設けた。
前記描画ラスタ処理部131はある一つの部分ページバ
ッファ内の描画データエリア全体についての描画書き込
みが終わった時点で、該部分ページバッファ内の印刷制
御情報エリア53への書込みを行う。
また、各部分ページバッファを構成する各ラスタにつ
いて、前記印刷制御情報エリア53の内容を変換した制御
コードと前記描画データの組合せである1ラスタ読出し
形式に編集するための1ラスタ読出し形式変換部を前記
プリンタ制御部105に設ける。プリンタ制御部105は、読
出し対象の部分ページバッファを構成する各ラスタの内
容を、前記1ラスタ読出し形式変換部により前記1ラス
タ読出し形式に変換した後、プリンタエンジン部102へ
読み出す。
第21図に、本実施例における描画タスクの処理手順を
示す。第5実施例や第6実施例における手順(第18図、
第21図参照)の違いは、印刷制御情報エリア書込み84の
処理を加えた点にある。当該部分ページバッファを構成
するすべてのラスタの印刷制御情報エリア53について、
第24図(a)に示した形式のデータを、必要に応じて書
込む。
なお、第24図(c)に示すように、あるラスタ141よ
り下側の複数ラスタに渡って描画データが何もない場合
(142の空白エリアに相当)、本印刷制御情報エリア書
込み84は、エスケープシーケンス536に、空白エリアの
ラスタ数mに相当する紙送りピッチコマンドを書込む。
プリンタエンジン部102は、ラスタ141の印刷後、本紙
送りピッチコマンドを実行するので、mラスタ分印刷ヘ
ッドをスキップすることになり、印刷時間を短縮し、印
刷スループットを向上することができる。
第22図に本実施例におけるプリンタエンジンコントロ
ーラ115の処理手順を示す。第6実施例における手順と
違って、読出しラスタアドレスから始まる1ラスタデー
タの読出し1240において、本ラスタ内の描画データ51を
単にプリンタエンジン部102へ読出すものではない。す
なわち、本実施例では、プリンタエンジンコントローラ
115内の前記1ラスタ読出し形式変換部(図示せず)を
用いて、各ラスタを構成する印刷制御情報をエリア53と
描画データエリア51を、第24図(b)に示す1ラスタ読
出し形式に変換してから(12401)、本1ラスタ読出し
形式データをプリンタエンジン部102へ読出す(1240
2)。
なお第24図(b)において、描画データ以外は制御コ
マンドであり、第24図(d)に示す制御コードの形式
で、プリンタエンジン部102へ送信される。また、これ
らの制御コマンドは省略可能である。
また第24図(a)におけるベル送信回数N533は、ベル
コマンドの送信回数を示し、ベル送信の有無532が有の
場合、第24図(b)のように、その回数N個分のベルコ
マンドがプリンタエンジン部102へ送信される。
本実施例によれば、描画タスク処理部131が単に簡潔
な印刷制御情報53を記入すれば、前記プリンタエンジン
コントローラ115が本印刷制御情報53を1ラスタ読出し
形式に編集してプリンタエンジン部102へ読出すので、
描画タスク処理部131の処理を簡単にできるという効果
がある。
また印刷制御情報を用いることにより、部分ページバ
ッファ上に空白エリアが有る場合、その部分については
印刷ヘッドをスキップして印刷を進めることができるの
で、印刷時間を短縮し、印刷スループットを向上するこ
とができる。
次に本発明の第8実施例を説明する。本実施例は、前
述した先行の技術における倍角印字不良の問題点を解決
するためのものである。そのため、本実施例では第7実
施例における描画タスクやプリンタ制御部関係の処理手
順を以下のように変更する。
(1)第21図における印刷制御情報エリア書込み84にお
いて、以下のように処理する。
(a)ある第1の部分ページバッファnについて、第
7実施例の場合と同様にして、印刷制御情報を書込む。
(b)前記第1の部分ページバッファnへの描画処理
723において、倍角描画のような、該部分ページバッフ
ァnの上方の隣接する第2の部分ページバッファn−1
への描画書込みを伴う描画を行ったか判定する。
(c)上記判定にてyesと判定された場合、前記部分
ページバッファn−1の下からlラスタ分の印刷制御情
報を再生成し、書込みし直す。ここで、‘l'は倍角描画
等に伴い前記第2の部分ページバッファn−1にはみだ
して描画されうる最大ラスタ数を、本印刷制御装置につ
いて定めたものであり、本装置の初期化時に設定するよ
うにした。
(2)制御情報エリア内描画データ有効フラグ設定83
は、次のように処理する。
(a)前記部分ページバッファn−1を構成する全ラ
スタについて、描画データ有効フラグをONにする。第6
実施例と違って、部分ページバッファnについては、描
画データ有効フラグをまだONにしない。
(b)但し、N=1の場合、部分ページバッファn−
1ついても、描画データ有効フラグをONにしない。
(c)以上制御情報エリア内描画データ有効フラグ設
定83の処理において、描画データ有効フラグを一つでも
ONにしたならば、描画データ有効設定実行フラグと呼ぶ
フラグ(プリンタ制御部105内のフラグ)をONに設定す
る。
(3)印刷指示SVCにおいては、第19図(b)に示した
ように、プリンタエンジンコントローラ115が停止状態
かつ前記描画データ有効設定実行フラグがONの場合に、
プリンタエンジンコントローラ115を起動するようにす
る。
(4)またプリンタエンジンコントローラの処理手順に
は、第22図のように1246の処理を追加する。本1246の処
理では、描画データ有効設定実行フラグをOFFにする。
なお、(2)において描画データ有効フラグを、部分
ページバッファn−1の下からlラスタ分の下部エリア
と部分ページバッファnの下からlラスタ以外の上部エ
リアとについて、ONに設定するようにしてもよい。
本実施例によれば、倍角印刷を支障なく行うことがで
きるという効果がある。
次に本発明の第9実施例を説明する。本実施例は、第
5実施例から第8実施例に記載した印刷制御装置とホス
トコンピュータ101とからなる印刷システムに関するも
のである。
本実施例においては、前記ホストコンピュータ101上
に印刷制御装置による描画モードをラインモードとペー
ジモードのいずれかとして指定するための描画モード指
定部を設けた。ここで、ラインモードとは、前述のよう
に行、桁単位の座標系を用いて、文字、図形、イメージ
を紙面の上から下の方向へ描画、印刷するモードのこと
である。一方、ページモードとは、ドット単位(プリン
タエンジン部の印刷分解能に相当)の座標系を用いて、
各ページ内では文字、図形、イメージを紙面内で任意方
向に描画、印刷できるモードのことである。
また印刷制御装置内の前記描画タスク処理部131内
に、ホストコンピュータ101により設定された前記描画
モードを検出し、前記部分ページバッファ部と前記部分
ページバッファ管理テーブル部の構成を、検出した該描
画モードに従って切替えるための部分ページバッファ構
成切替え部を設けた。
部分ページバッファ構成切替え部は、部分ページバッ
ファ管理テーブル部18内の1つの部分ページバッファサ
イズ61dと部分ページバッファ総面数61eを、前記描画モ
ードに応じて切替える。この結果、部分ページバッファ
部141を、第15図(a)から第15(e)に示す部分ペー
ジバッファN枚からなる構成と第15図(f)に示すフル
ページバッファM枚からなる構成の間で切替えることが
できる。ここで、N≧M,N≧1,M≧1である。
本実施例によれば、描画モードを切替えて印刷するこ
とができるので、ラインモードでの高速印刷とページモ
ードでの美しい印刷(ラインモードよりは低速)の両者
を、1つの印刷システムにおいて実現することができる
という効果がある。
本発明は以下の場合についても同様にして実現するこ
とができる。
(1)部分ページバッファ総面数を1とする。
(2)以上の説明では部分ページバッファを複数面設け
る場合、各部分ページバッファのサイズを同一とした
が、異なるサイズの部分ページバッファを用いて構成し
てもよい。なおこの場合、部分ページバッファ管理テー
ブル部18には個々の部分ページバッファのサイズを記入
するものとする。
(3)部分ページバッファサイズを文字1行単位にす
る。なお、180ドット/インチのプリンタエンジン部102
を用いる場合、通常1行は24ラスタとして構成する。
[発明の効果] 本発明によれば、メモリの使用量と使用コストを下
げ、その使用効率を高めることができる。
また、部分ページバッファ部に対する、描画タスク処
理部による描画書込み処理とプリンタ制御部による印刷
読出し処理を並行処理することができるので、印刷スル
ープットを高めることができる。
また印刷制御情報を用いることにより、部分ページバ
ッファ上に空白にエリアが有る場合、その部分について
は印刷ヘッドをスキップして印刷を進めることができる
ので、印刷時間を短縮し、印刷スループットをさらに向
上することができる。
また印刷制御情報エリアの作成を倍角描画を考慮して
行っているので、倍角印字も高速で支障なく行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置構成例を示すシステム構成図、第
2図は印刷手順を示すシーケンス図、第3図は印刷デー
タ制御部の処理手順を示すフローチャート、第4図はプ
リンタ制御部の処理手順を示すフローチャート、第5図
は第3実施例の印刷中断手順を示すシーケンス図、第6
図は第3実施例における印刷データ制御部の処理手順を
示すフローチャート、第7図は第3実施例におけるプリ
ンタ制御部の処理手順を示すフローチャート、第8図は
第4実施例におけるテスト印刷手順を示すシーケンス
図、第9図は本発明のハードウェア構成を示すシステム
構成図、及び第10図はフレームメモリの構成を示す構成
図、第11図は本発明の第5の実施例の構成を示すブロッ
ク図、第12図は先行技術の問題点の説明図図、第13図は
第5の実施例の基本原理の説明図、第14図は第5の実施
例のハードウェア構成を示す図、第15図は部分ページバ
ッファ部の構成の説明図、第16図は本発明における部分
ページバッファ管理テーブル部の構成の説明図、第17図
は第5の実施例における印刷制御装置の動作を示すフロ
ーチャート、第18図は第1実施例における描画タスクの
処理手順を示すフローチャート、第19図は本発明におけ
る印刷指示SVCの処理手順を示すフローチャート、第20
図は第5実施例における部分ページバッファリザーブ/
フリーの処理手順を示すフローチャート、第21図は第6
実施例と第7実施例と第8実施例における描画タスクの
処理手順を示すフローチャート、第22図は第6実施例と
第7実施例におけるプリンタエンジンコントローラの処
理手順を示すフローチャート、第23図は第6実施例にお
ける部分ページバッファリザーブ/フリーの処理手順を
示すフローチャート、第24図は第7実施例における印刷
制御情報エリアの内容と1ラスタ読出し形式とプリンタ
エンジン制御コマンド等を示す図である。 100……プリンタコントローラ、101……ホストコンピュ
ータ、102……プリンタエンジン部、103……印刷データ
制御部、104……フレームメモリ、105……プリンタ制御
部、106……ホスト通信制御部、107……コマンドバッフ
ァ部、108……描画制御部、109……通信コマンド制御
部、112……コマンド制御部、114……データリード部、
115……プリンタエンジン制御部、116……プリンタコマ
ンド制御部、117……通信制御部、118……フレームメモ
リ管理部、120……制御情報エリア、121……描画エリ
ア、122……印刷制御エリア、123……テスト印刷用フレ
ームメモリ、130……中断制御部、131……テスト印刷制
御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 俊幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立マイクロソフトウェアシス テムズ内 (72)発明者 麻生 忠彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立マイクロソフトウェアシス テムズ内 (72)発明者 中根 啓一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 金澤 龍樹 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社 日立製作所神奈川工場内 (56)参考文献 特開 昭60−49974(JP,A) 特開 昭63−59575(JP,A) 実開 平2−96829(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 5/30 B41J 29/38 B41J 21/00 G06F 3/12

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】描画データを格納するフレームメモリと、
    印刷コマンド列を解釈して前記フレームメモリ上に描画
    を行う印刷データ制御部と、前記フレームメモリに描画
    された描画データを読みだしてプリンタエンジン部へ送
    信するプリンタ制御部とを備えた印刷制御装置におい
    て、 前記フレームメモリを一定数のスラタからなる部分ペー
    ジ単位に分割し、当該フレームメモリ上に、描画データ
    の他に描画データの有効性を示す有効フラグ及び部分ペ
    ージの使用状態を記述する使用状態フラグを格納する制
    御情報エリアを少なくとも前記部分ページ単位に設ける
    とともに、 前記印刷データ制御部によるフレームメモリの獲得・解
    放を、前記使用状態フラグを参照、更新しながら部分ペ
    ージ単位に行わせるフレームメモリ管理手段を設け、 前記印刷データ制御部は、印刷コマンド列を受信する
    と、前記フレームメモリ管理手段を用いて描画エリアを
    部分ページ単位で獲得し、該獲得した部分ページの描画
    エリア上に前記印刷コマンドに基づく描画を行い、当該
    描画が完了した時点で該描画した部分ページに対応する
    前記制御情報エリアの有効フラグをオンに設定した後、
    次の描画処理に移り、 前記プリンタ制御部は、前記制御情報エリアの有効フラ
    グがオンである描画データを読出して前記プリンタエン
    ジン部に送出し、当該送出が終了した時点で送出が終了
    した部分ページに対応する前記制御情報エリアの有効フ
    ラグをオフに設定する処理を、前記フレームメモリ上の
    制御情報エリアの有効フラグがオンの描画データがなく
    なるまで繰り返して行う ことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】前記部分ページは、テキストの1行に相当
    する大きさであることを特徴とする請求項1記載の印刷
    制御装置。
  3. 【請求項3】前記制御情報エリアをラスタ単位に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】前記制御情報エリアに、部分ページ内の最
    後のラスタについてその旨を表わす情報を記載する領域
    を設けたことを特徴とする請求項3記載の印刷制御装
    置。
  5. 【請求項5】前記制御情報エリアに、当該部分ページ内
    の最後のラスタについて、当該部分ページが現ページ内
    の何番目の部分ページに該当するかの情報を表わす情報
    を格納する領域を設けたことを特徴とする請求項3また
    は4記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】前記制御情報エリアに、印刷中断時に中断
    を許容する旨の情報を格納する領域をラスタ単位に設
    け、前記プリンタ制御部は該情報の格納されたラスタま
    で印刷を続行した後、印刷を中断することを特徴とする
    請求項3記載の印刷制御装置。
  7. 【請求項7】改行および改頁等の印刷制御情報を格納す
    る印刷制御情報エリアをラスタ単位に前記フレームメモ
    リ上に設け、前記プリンタ制御部は前記描画データとと
    もに前記印刷制御情報を読みだして印刷制御を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  8. 【請求項8】前記印刷データ制御部は、一つの部分ペー
    ジの描画に伴い当該印刷制御情報エリアに書込みを行
    い、前記プリンタ制御部は前記印刷制御情報エリアの内
    容に対応する制御コードと描画データの組み合わせとし
    ての1ラスタのデータを生成して前記プリンタエンジン
    部へ送出することを特徴とする請求項7記載の印刷制御
    装置。
  9. 【請求項9】前記印刷データ制御部は、前記第1の部分
    ページへの描画に伴い、該部分ページの直前の第2の部
    分ページへの描画が生じた場合、該第2の部分ページの
    前記有効フラグをオンにするが、前記第1の部分ページ
    の有効フラグは未だオンにしないようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の印刷制御装置。
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