JP3809216B2 - ネットワークインタフェースボード及びディジタル複写機及びコンピュータ可読メモリ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル複写機及びその機能をネットワークのユーザから利用するためのネットワークインタフェースボードに関する。詳細には、本発明は、ディジタル複写機の機能、例えば、スキャンニングとプリンティングの機能をネットワークのユーザから利用できるようにするために、ネットワークインタフェースボードと他のインタフェースボードのいずれも制御する多装置コントローラと協働して通信するネットワークインタフェースボードに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ化ローカルおよび広域エリアネットワーク(以降、“LAN”)の人気が高まるにつれて、工業界は、広く多様な周辺機器がLANへ直接アクセスすることに努力を集中してきた。このようにして、例えば、現在では、プリンタをネットワークに直接にインタフェースし、スキャナをネットワークに直接にインタフェースするため、ファクシミリ機(例えば、米国出願第07/978,369、1992年11月18日出願、本発明の譲受人に譲渡)に、直接的なネットワークインタフェースを提供するインタフェースボードがある。最近、複写機の機能をLANのユーザへ直接に提供するために、ディジタル複写機をLANへ直接に接続することも、考えられてきた。具体的には、ディジタル複写機は、スキャナとプリンタとを備えている。従って、ディジタル複写機に格納されたスキャナとプリンタとの機能をLANのユーザへ提供することが考慮されている。
【発明が解決しようとする課題】
これらの進歩にもかかわらず、なおも、改善の必要性がある。特に、現在考えられている装置では、一回に、一つのタスクを行うことだけが可能である。例えば、一人のネットワークユーザがディジタル複写機のスキャナ機能を利用するならば、他のネットワークユーザは、ディジタル複写機のプリンタ機能を同時に使用することはできない。従って、ディジタル複写機の機能が、複数のネットワークユーザに同時に使用可能とするマルチタスキング能力の必要が存在する。
【0003】
その上、ネットワーク化された周辺機器の他の機能、例えば、ファクシミリ機能または特殊な画像処理能力などが、相互に同時に、およびディジタル複写機のスキャナとプリンタの機能と同時にネットワークユーザに利用される必要性もある。
【0004】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、複数のネットワーク上のユーザから、ネットワークに接続された装置の有する機能を並列的に利用することを可能とするネットワークインターフェースボード及びネットワークサービス要求処理方法を提供することを目的とする。また、複数のネットワークユーザからスキャナ及びプリンタ機能を並列に利用できるディジタル複写機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のように構成される。
【0006】
上記した必要性は、ネットワークインタフェースボードが、ディジタル複写機の複数の機能をローカルエリアネットワークのユーザに利用可能にし、異なる機能が、異なるユーザに並列に利用可能である同時処理環境においてそのように可能とする本発明により満足される。
【0007】
詳細には、本発明は、多装置コントローラの他のコントローラと協働的に通信するネットワークインタフェースボードである。多装置コントローラは、ディジタル複写機のビデオバスへの直接アクセスを行うなどによりディジタル複写機の周辺能力を分解し、これにより、多装置コントローラはディジタル複写機をディジタルスキャナとディジタルプリンタとに分割することができる。多装置コントローラは、ネットワークインタフェースボードと、多装置コントローラへ接続されたファクシミリボードや画像処理ボードなどの他のボードとを制御する。ネットワークユーザに、多装置コントローラにより制御された装置へのアクセスと、ディジタル複写機のディジタルスキャナとプリンタの能力へのアクセスとを提供するために、ネットワークインタフェースボードはLANへインタフェースしている。ネットワークインタフェースボードは、マルチタスキング環境において動作し、これにより、多数のネットワークユーザは、この機能を同時にアクセスすることができる。例えば、インタフェースボードのマルチタスキング能力により、一人のネットワークユーザは、文書をディジタル複写機でプリントし、もう一人のネットワークユーザは、その文書の最初のネットワークユーザのその文書のプリントと同時に、文書をスキャンすることができ、多装置コントローラは、ファクシミリ機能を備えている場合には、第三のネットワークユーザは、第一と第二のネットワークユーザの仕事と同時にファクシミリを送ることができる。
【0008】
もうひとつの特徴は次の点にある。すなわち、本発明は、多装置コントローラ(MDC)を介してLANと複写機との間に接続されたネットワークインタフェースボードにおいて受信されたネットワークサービス要求をサービスする方法であり、ネットワークサービスの要求は、MDCを介してLANから複写機へ直接に受信される。本方法は、ネットワークインタフェースボードを動作可能状態にして、複写機をLANへインタフェースするために、ネットワークインタフェースボードのメモリに格納された構成変数により、ネットワークインタフェースボードを初期化し、複数のネットワークサーバをネットワークインタフェースボードのメモリに格納するステップから成っており、複数のネットワークサーバは、受信されたネットワークサービスの要求に応答して実行される。また、本方法には、ネットワークサービスの要求に対応するネットワークサーバを実行することにより、ネットワークサービスの要求をサービスするステップもある。ネットワークサービスの要求は、マルチタスキングオペレーティングシステムにより同時にサービスされる。
【0009】
複数のネットワークサービスを格納し、ネットワークサービスの要求に応答してマルチタスキングオペレーティングシステムによりネットワークサービスを実行することにより、前述の方法は、多数ネットワークユーザへのサービスを同時に行う。その結果、前述の方法は、ネットワークユーザがサービスされる要求を手に入れるために待たねばならない時間を短くする。
【0010】
また、本発明のネットワークインターフェースボードはつぎのような構成から成る。すなわち、コアボードに接続されたインタフェースバスを有し、複数のボードが、ビデオバスとCPUバスを介して前記コアボードへ接続されており、該コアボードが、CPUバスを介して行われるマスター/スレーブ通信により、前記コアボードに接続されたボードのそれぞれを制御する複写機において、複写機のスキャンニングとプリンティングの機能をネットワークへ提供するネットワークインターフェースボードであって、前記ネットワークからネットワークサービスの要求を受信し、要求に対して応答するネットワークインタフェースと、前記ビデオバス及びCPUバスに対してインタフェースしているインタフェースと、前記コアボードからCPUを介して送られたアクセス照会に応答し、スキャンニングとプリンティングのサービスの前記ネットワークの要求に応じてビデオデータをビデオバスへ読みとり、あるいは書き込むことにより、前記スキャンニング及びプリンティングの要求を並列に処理するマルチタスキングプロセッサとを備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明のディジタル複写機はつぎのような構成から成る。すなわち、スキャナ部とプリンタ部とを有するネットワークに接続可能なディジタル複写機であって、前記スキャナ部とプリンタ部についての画像データにアクセスするためのインタフェースバスと、前記インタフェースバスに接続され、前記スキャナ部とプリンタ部へのインタフェースを形成し、前記CPUバスとビデオバスを介して他のオプションボードへのインタフェースを形成しているコアボードと、一端が前記CPUバスとビデオバスとへ接続され、他端がネットワークへ接続され、前記スキャナ部とプリンタ部のそれぞれへ並列かつ独立したアクセスを多数のネットワークユーザへ提供するマルチタスキングオペレーティングシステムを有する前記ネットワークインタフェースボードコントローラとを備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明のネットワークサービス要求処理方法はつぎのような構成から成る。すなわち、ローカルエリアネットワークと接続され、複写機とコアボードを介して接続されたネットワークインタフェースボードにおいて、前記ローカルエリアネットワークから受信したあるいは前記複写機からコアボードを介して受信したネットワークサービスに対する要求を処理するサービス要求処理方法であって、前記ネットワークインタフェースボードを、前記複写機と前記ローカルエリアネットワークとをインタフェースするように、ネットワークインタフェースボード上のメモリに格納された構成変数により前記ネットワークインタフェースボードを初期化する工程と、受信されたネットワークサービスに対する要求に応じて実行される複数のネットワークサーバを前記ネットワークインタフェースボード上のメモリに格納する格納工程と、ネットワークサービスに対する要求を受信する工程と、ネットワークサービスに応じたネットワークサーバを、マルチタスキングオペレーティングシステムにより並列に実行することにより、ネットワークサービスに対する各要求に対して並列にサービスを行うサービス工程とを備えることを特徴とする。
【0013】
また、本発明のコンピュータ可読メモリはつぎのような構成から成る。すなわち、ローカルエリアネットワークと接続され、コアボードを介して複写機と接続されたネットワークインタフェースボードにおいて、ローカルエリアネットワークから受信されたあるいはコアボードを介して複写機から受信されたネットワークサービスに対する要求にサービスを行うコンピュータ実行可能な処理ステップを格納するコンピュータ可読メモリであって、ネットワークインタフェースボードを、前記複写機をローカルエリアネットワークへインタフェースするように、ネットワークインタフェースボードのメモリに格納された構成変数によりネットワークインタフェースボードを構成する初期化工程のコードと、前記ネットワークインタフェースボードのメモリに、受信されたネットワークサービスに対する要求に応じて実行される複数のネットワークサーバを格納する格納工程のコードと、ネットワークサービスに対する要求を受信する受信工程のコードと、ネットワークサービスに対する要求に応答するネットワークサーバを実行し、ネットワークサービスに対する要求に対してマルチタスキングオペレーティングシステムにより並列にサービスを行うサービス工程のコードとを備えていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な一実施形態を説明する。
[1.システムの説明]
図1は、ディジタル複写機10も制御可能な多装置コントローラ20に装着されたネットワークインタフェースボード(以降、NIBという)50からなるシステムの全体図である。
【0015】
図1で分かるように、ディジタル複写機10は、文書送り部11、用紙供給格部12、およびソーター/スタッカー14を有する。本実施形態の使用に適したディジタル複写機は、キャノンGP55Fディジタル複写機(商品名)である。知られているように、この種のディジタル複写機は、走査された文書の画像を得るように、文書送り部11内の文書をディジタルスキャナーへ送るように動作する。不図示の内部のプリンターは、走査入力されたディジタル画像を用紙格納部12から送られた用紙にプリントして、プリントされた画像をソーター/スタッカー14へ排出する。
【0016】
多装置コントローラ(以降、MDCという)20は、スキャナー部とプリンター部の機能を分割するべく、ディジタル複写機のインタフェースバス13をアクセスする。図2と図3に関して後述するように、MDC20は、コアボードを有している。コアボードは、ディジタル複写機10のインタフェースバスをアクセスし、コアボードへ接続される複数のオプションボードに対するインタフェースバスへのアクセスを提供する。オプションボードは、各オプションボード上のデュアルポートRAMを経てマスター/スレーブ通信によりコアボードと通信する。その典型として、オプションボードの一つには、コンピュータ21などのスタンドアロンコンピュータによりMDC20へ接続するインタフェースボードがある。また、オプションボードには、電話22へ接続するファクシミリボード、PCL5、LIPS、Postscriptなどのページ記述言語コマンドをラスタ化するラスタライザーボード、および1993年12月22日に米国出願されたNo.08/171,720「文書に格納されたテキストおよび/または非テキストブロックを選択する方法と装置」に記載されたブロック選択とページ分析機能などの先端的な画像処理を行う画像処理ボードを備えている。
【0017】
特に顕著なことは、本実施形態によれば、オプションボードの一つが、MDC20のコアボードへ接続可能なNIB50であり、ローカルエリアネットワークヘアクセスすることを可能とすることである。
【0018】
動作状態において、ディジタル複写機10は、標準のディジタル複写機として独立して動作するスタンドアロンモードを有する。さらに、ディジタル複写機は、パーソナルコンピュータ21を介してローカルユーザーに対し、スキャナーとして、または、プリンターとして動作する。最も典型的には、NIB50を介し、MDC20と共動して、ディジタル複写機10は、複写機10内のスキャナー、複写機10内のプリンター、または、前述のファクシミリオプションボード、ラスタライザオプションボード、あるいは画像処理オプションボードなどのMDC20のオプションボードの一つを並行して使用することを望んでいる多数のネットワークユーザーの誰からもアクセス可能な多機能ネットワーク装置として動作する。
【0019】
図2は、MDC20の破断斜視図である。上述のように、MDC20は、コアボード24、インタフェースボード26、ファクシミリまたはラスタライザまたは画像処理オプションボードなどのオプションボード27、及びNIBボード50を備えている。
【0020】
図3はMDC20の構成図である。図3から分かるように、コアボード24、インタフェースボード26、オプションボード27、およびNIB50は、CPUバス29とビデオバス30とにより、すべてマザーボード28へ接続されている。コアボード24は、ディジタル複写機10からのインタフェースバス13をビデオバス30で使用できるようにするため、高速処理回路を備えている。詳細に言えば、コネクター31とFIFO32とを介して、セレクター33の制御の下に、コアボード24は、フィルター処理部34、密度処理部35、ディジタル処理部36、回転処理部37、拡大処理部38および平滑化処理部39を、ビデオバス30を経てNIB50などの接続されたボードのすべてから使用可能にしている。コアボード24はインターフェースボード26や接続されたオプションボードを制御するCPU41を含む。CPU41は、CPUバス40へも接続されており、バス40へは、RAMメモリ42、RSー232シリアルコントローラ43、および40MBのハードディスク45を制御するSCSIコントローラ44も接続されている。コアボードは、デュアルポートRAMを経てオプションボードのそれぞれへ通じているマスター/スレーブ通信により、すべての接続されたオプションボードを制御する。後述のセクション1.1において説明されているこのマスター/スレーブ通信において、オプションボードは、コアボードからのアクセス照会コマンドに対して応答を返す。この過程を繰り返すことにより、実行されるボード間の通信の衝突は防止される。
【0021】
インタフェースボード26は、コアボード24のCPUバス40とマザーボード28のCPUバス29とを経て、CPU41から直接に制御されて、動作する。詳細には、インタフェースボード26は、メモリ46と、セントロニクス・コントローラなどによるコンピュータ21との並列通信、SCSIコントローラによるSCSI通信、RS−232コントローラによるシリアル通信を制御する各種コントローラ47とを備えている。
[1.1マスター/スレーブ通信]
MDC内のすべての通信は、コアボード24を経て中継される。例えば、ディジタル複写機10のインタフェースバス13への画像データの受信または送信は、コアボード24を介してオプションボードまたはNIBボードを経由して中継される。さらに、ボード間通信は、コアボードを経て中継される。例えば、オプションボード27がファクシミリ機能を備えている場合、ネットワークユーザーは、コアボード24を介したオプションボード27への通信を中継するNIBボード50を経由して、そのファクシミリ機能をアクセスする。これは、コアボード24が各オプションボードのデュアルポートRAMへのアクセス照会コマンドを巡回伝送することにより行われる。各オプションボードは、応答を発行することにより、コアボード24からのアクセス照会コマンドに応答する。応答には、オプションボードへの更なるコマンドの発行をコアボードに要求するものが含まれ得る。この更なるコマンドとしては、コアボードへのデータの送信、または、ビデオデータのビデオバス30への伝送等がある。コアボードは、オプションボードのデュアルポートRAMから応答を読み、その応答を適切に処理する。例えば、ファクシミリデータをネットワークからNIB50を経由して送る場合に、NIBボード50がコアボード24からのその旨のアクセス照会コマンドをNIB50のデュアルポートRAMから読むと、NIB50はファクシミリデータがオプションボードへ伝送されることを示す応答をコアボードへ送る。次に、コアボード24は、ファクシミリデータを出力するようNIBボード50へコマンドを送る。NIBボード50は、ファクシミリデータを自身のデュアルポートRAMへ書き込むことにより、このコマンドへ応答する。コアボード24は、ファクシミリデータを獲得して、次のサイクルでアクセス照会コマンドをファクシミリオプションボード27のデュアルポートRAMへ送る。このアクセス照会コマンドには、データを受信するコマンドが含まれている。このように、コアボード24は、その制御の下でアクセス照会コマンドを周期的にボードと装置とへ送ることにより、ボードと装置のアクセスを管理する。
【0022】
このようにして、インタフェース13を介しての複写機10からの或いは複写機10への通信と、オプションボードまたはNIB50からの或いはそれらへの通信とを含むMDC内のすべての通信は、すべての接続された装置にコアボード24のアクセスを巡回させ、アクセス照会コマンドをそれぞれの装置へ周期的に送ることにより、コアボード24を経て中継される。コアボード24は、各オプションボードからの応答を待ち、その応答は、更なるコマンドの発行要求を含み得る。この場合、コアボード24は、各接続した装置とのマスター/スレーブ通信におけるマスター装置として働く。
【0023】
図4A〜図4Dは、NIB50がコアボード24により中継されたディジタル複写機10へプリントジョブシーケンスを送る場合のマスター/スレーブ通信過程を示している。図4Aに示されているように、コアボード24は、それに接続したすべてのオプションボードを巡回し、(1)においてアクセス照会コマンドをオプションボード27へ送る。オプションボード27は、(2)において、アクセスが必要ないことを示しす応答を行う。
【0024】
コアボード24は、それに接続した装置への巡回アクセスを続け、アクセス照会コマンド(3)をNIB50へ送る。NIB50は、ディジタル複写機10へ送るべく準備されたプリントジョブを有しており、(4)において、プリントジョブをNIB50から引き出すことを指示する更なるコマンドの発行をコアボード24へ要求することで応答する。
【0025】
図4Cに示されているように、コアボード24は、PCLデータ入力コマンド(5)を発行し、これに対して、NIB50は、(6)においてカウントとPCLデータを送ることにより応答する。NIB50が応答するべきコマンドを発行するコアボード24のこのシーケンスは、NIB50が、プリントジョブに関するすべてのセットアップ情報(宛先、ページカウント、用紙源など)をコアボード24へ送ってしまうまで続く。
【0026】
次に、図4Dに示されているように、コアボード24は、画像データを送るように、コマンド(7)をNIB50へ発行する。NIB50は、(8)において、伝送コマンドを受信したことを示すアクノリッジを返すとともに、(9)において、画像データをビデオバス30へ送ることにより応答する。コアボード24は、(10)において、その画像データを、ジョブを順次プリントするディジタル複写機へ中継、伝送する。
【0027】
同様な形態で、コアボード24は、それへ接続されたほかの装置への通信を中継する。例えば、スキャンジョブをディジタル複写機10からNIB50へ中継したり、或いは、ファクシミリジョブをNIB50からファクシミリオプションボード27へ中継する。
[2.ネットワーク・インタフェース・ボード]
図5は、ネットワークインタフェースボード50の構成要素の物理的配置を示す図である。図5に示されているように、NIB50は、構成要素がすべてPWB(プリント配線板)に取り付けられており、NIB50のすべての機能を制御するインテル80486−DX2マイクロプロセッサ(商標)などのマイクロプロセッサ52、アドレス/データバスをモニターし、チップ選択コマンドを送るNIB50の各種機能を制御/モニターするNIBに特有の論理回路を有するPC−ATチップセット54、ローカルエリアネットワークへのアクセスを管理するイーサネットコントローラなどのネットワークコントローラ55、および10BaseT、10Base2、およびAUIなどの標準ネットワーク配線に接続する3つのネットワークコネクター56から構成している。マイクロプロセッサ52には、最小4MBのダイナミックRAM(DRAM)がSIMM(シングル・インライン・メモリ・モジュール)形ソケット57により装着されており、これは64MBのDRAMを受け入れることが出来る。デュアルポートRAM59は、MDC・CPUバス29上のMDCコアボード24とコネクター60を経て通信するために設けられている。
【0028】
マイクロプロセッサ52は、また、不揮発性メモリとしてのPCMCIAサイズのハードディスクドライブ61(本例では、131MBのハードディスクドライブ)へのアクセスを備えている。PCMCIAインタフェースコントローラ64により制御される二つのオプションスロットは、それぞれ、PCMCIAタイプ2の拡張部を備えており、NIB50に多様な周辺機器、例えば、モデム、ArcNet(アークネットワーク)インタフェースなどを追加することが可能である。
【0029】
MDCのビデオバス30へのアクセスは、ビデオバスゲートアレイ66により制御されるビデオバスコネクター65を経て行われる。ゲートアレイ66は、SIMMソケット67により32MBのDRAMまで拡張可能な、最小1MBのRAM(VRAM)へのアクセスを行う。
【0030】
状態灯68が、ユーザーがNIB50の内部状態フラグをモニターするために備えられている。そのほかに、2つのデータインタフェースポートが設けられている。即ち、スタンドアロンコンピュータなどの双方向データ装置への接続のための双方向並列ポート69aと、デバッグなどのためにシリアル通信をサポートするためのRS−232シリアルポート69bである。
[2.1 ネットワーク・インタフェース・ボードの構造]
図6は、NIB50における相互連結性を示す高レベル構成図である。図示のように、マイクロプロセッサ52は、アドレスバス70及びデータバス71へ接続されている。チップセット54も、アドレスバス70及びとデータバス71へ接続されている。チップセット54は、アドレス及びデータバスとビデオバスゲートアレイ66との間に配置されるインタフェース54aと、イーサネットコントローラ55とネットワークコネクターとの間に配置されるインタフェース54bとを有する。更に、アドレス及びデータバス70,71は、イーサネットコントローラ55、4MBのDRAM57を含むDRAM用SIMMソケット57a、デュアルポートRAM59(上述のように、コネクター60を経てMDC・CPUバス29へインタフェースしている)、不揮発性メモリ61(ここでは131MBのハードディスクドライブ)、およびPCMCIAオプションカード用のスロット62,63をアドレスとデータバス70,71へインタフェースするPCMCIAインタフェース64を接続している。
【0031】
インタフェース54aは、ビデオバスゲートアレイ66をアドレス及びデータバス70,71へインタフェースしている。ビデオバスゲートアレイ66は、1MBのVRAM67を有するメモリSIMMCソケット67aへ接続されているそれ専用のアドレス及びデータバス72,74を有する。上述のように、ビデオバスゲートアレイ66は、コネクター65を経てビデオバス30へインタフェースしている。
【0032】
図7は、マイクロプロセッサ52によるアクセスと処理とのために、ディスクドライブ61上の不揮発性メモリに格納されている処理ステップ(または、プログラム)の構成例を示す。図7に示されているように、ディスクドライブ61は、電源投入時或いはブートアップ・コマンドの受信時にマイクロプロセッサ52により処理される構成ファイル75を有する。構成ファイルは、通常、マイクロプロセッサ52へ、メモリをどのように分割するか、どのメモリ常駐プログラムがメモリのどの領域にロードされるか、どのアプリケーションプログラムが並列に実行されるタスクとして始動するか、などに関して指示する。例えば、構成ファイル75は、ネットワーク通信プロトコルのためにDRAM57の幾つかの領域を専用化するマイクロプロセッサ52への命令を有する。
【0033】
ディスクドライブ61は、また、マルチタスキング・オペレーティング・システム76を含む。マルチタスキング・オペレーティング・システム76は、マイクロプロセッサ52がマルチタスキング環境において動作できるようにするものであり、これにより、ネットワーク処理は、異なるネットワークユーザーに対して同時に実行される。詳細には、マルチタスキング・オペレーティング・システム76により、マイクロプロセッサ52は、プリントサービスの要求などの第一のネットワークユーザーからのネットワーク要求を、第一のネットワークユーザー関係の処理が完了するまで待つ必要もなく、走査サービスなどの第二のユーザーからのネットワーク要求の処理と同時に処理する。
【0034】
マルチタスキング・オペレーション・システム76のカーネルは、タスク管理、タスク間通信、メモリ管理およびほかの数種類の資源管理を可能にする。具体的には、カーネルは、次のことを行う。
【0035】
(1)マルチタスキング:カーネルは、V86モードで実行する16ビットアプリケーションを協働させ、保護モードで実行する32ビットアプリケーションを協働させる非先取り(non-preemptive)マルチタスキングをサポートする。さらに、カーネルは、非協働の常備された(off-the-shelf)DOSアプリケーションを、それらのアプリケーションをマイクロプロセッサ52のV86モードにおいて実行することにより、先取り的に(preemptively)マルチタスキングする(V86モードは、リアルモード実効モジュールが物理的アドレス空間のどこに配置されてもよく、リアルモードのように物理メモリの低位の1MBに制限されない)。
【0036】
(2)DOSサポート:カーネルは、複数のDOSタスクを実行可能にする。これらのタスクは、それぞれがV86モードにおいて、それ自身の仮想計算機で実行する。提供されるDOSサポートのレベルは、DOSファイルシステムのサポートを含んでいるが、一般的には、ビデオ、キーボードまたはマウス機器のサポートを含んでいない。好適には、DOS自体は、カーネルの内部では実行されない。むしろ、カーネルは、DOSが異なるDOSタスクの間で共有されることを可能にする。
【0037】
(3)タスク間通信:タスク間の通信のためにメッセージング機構が設けられている。IPCを行うAPIは存在するが、これはカーネルの外で実行される。
【0038】
(4)共有ライブラリ:このカーネルは、ライブラリが異なるタスクの間で共有されることを可能にする。このため、ライブラリルーチンのただ一つのコピーがタスクの数に関係なく存在するようになる。
【0039】
(5)メモリ管理:割り当てるインタフェースとフリーメモリとが備えられている。これは、1MBより大きいメモリへのアクセスを必要するアプリケーションをサポートすることを可能にする。DOSエクステンダは、DOSサービスを32ビットアプリケーションへ提供することが必要であるが、これらのアプリケーションは、32ビットDOSアプリケーションとして開発することができる。このように、カーネルは、DPMIを実行して、いかなるDPMIにも互換可能なDOSエクステンダが、32ビックアクセスを行うのに使用されることを可能にする。
【0040】
(6)割り込みハンドラー:DOSスタイル装置のドライバーはサポートされる。
【0041】
(7)フラットアドレス指定モデル:カーネルは、インテル80486のフラット32ビットアドレス指定モデルをサポートする。
【0042】
(8)ホストPCサポート:カーネルは、80486/80386装備のPCワークステーションで動作する。従って、ワークステーションは、標準で備えられた(off-the-shelf)DOSのPCツールを用いて、開発環境として、およびNIBアプリケーションソフトウェアの(限定された)テスト環境として使用することができる。
【0043】
さらに、ディスク61は、ノーベルタイプのプロトコルスタックであるIPX/SPXとUNIXタイプのプロトコルスタックであるTCP/IPとを含むネットワークプロトコルスタックモジュールは勿論のこと、ネットワークドライバーとマルチプレクサのソフトウェアを含む。
【0044】
詳細には、MLID(マルチリンク・インタフェース・ドライバー)は、最低位レベルのネットワーク接続ソフトウェアを備え、HSM(ハードウェアサポートモジュール)と共にリンクされたMSM(媒体サポートモジュール)を有する。LSL(リンクサポートレイヤ)は、上記の、最低位MLID機能とネットワークプロトコルスタックとの間でマルチプレクサとして働くネットワークコードである。これらのプロトコルスタックは、UNIXスベースのプロトコルスタックであるTCP/IPはもちろん、ノーベルタイプのプロトコルであるIPX/SPXプロトコルスタックを含む。
【0045】
ディスク61は、プリントサーバー処理ステップ79とスキャンサーバー処理ステップ80とを有する。プリントサーバーとスキャンサーバーとは、ディジタル複写機10内のプリンターとスキャナーとの機能を、ローカルエリアネットワークへ提供する。詳細には、プリントとスキャンサービスについてのネットワークの要求に応答して、プリントサーバー79とスキャンサーバー80とは、CPUバス29とコネクター60とを経てコアボード24とマスター/スレーブ通信を行うことによりこれらの要求にサービスし、コネクター65を経てビデオバス30よりのビデオ情報の読みとり、ビデオバス30へのビデオ情報の書き込みを行うように機能する。その上、マルチタスキング・オペレーション・システム76により、プリントサーバーの機能とスキャンサーバーの機能は、ほかのサービスが始まる前に、一つのサービスが完了することを待つ必要がなく、同時に実行され得る。
【0046】
ディスク61は、ファクシミリサーバー81と画像処理サーバー82などのほかのサーバーを有する。これらのサーバーは、MDC20へ接続されたほかのオプションボード27の機能を引き出すべく動作をする。例えば、ファクシミリオプションボードがMDC20へ接続されている場合、ファクシミリサーバー81は、ファクシミリオプションボードの機能をローカルエリアネットワークへ送る。ほかの例として、上述の米国出願08/171,720号によるブロック選択を行う画像処理ボードなどの特殊目的画像処理ボードがMDC20へ接続されている場合、画像処理サーバー82は、その特殊目的ボードの機能をローカルエリアネットワークへ送るように動作する。その上に、上述のように、マルチタスキングオペレーションシステム76により、その機能はマルチタスキング環境に送られ、これにより、それ以前に発行されたネットワーク要求の完了を待つ必要もなく、すべての必要なサーバーは、データを同時に処理する。
【0047】
ディスク61に格納されたほかのプログラムは、フレームタイプのプリスキャンニングプログラムを含む。フレームタイプのプリスキャンニングプログラムは、どのフレームタイプ(例えば、802.2、802.3、イーサネットII、またはイーサネットスナップ)がどのプロトコルスタック(例えば、IPX/SPXまたはTCP/IP)に関連しているかを識別することを担う。適切なプリスキャン動作は、係属中の米国出願80/336,062(1994年11月4日出願、名称「ネットワークプロトコルセンサー(Network Protocol Sensor)」)に記載されている。DOSトランスレータは、ローカルのDOS系機能呼び出しをネットワーク機能呼び出しへ翻訳するコードを有する。これにより、DOSトランスレータ85は、開く、読みとる、書き込む、閉じるなどのネットワークファイル機能を備えている。サービス広告プロトコル86は、ネットワーク装置がそれ自身をネットワークのファイルサーバーへ登録することが出来る普通のノベルオペレーションシステムの概念である。ファイルサーバーは、プリントサーバー、スキャンサーバー、ファクシミリサーバー、などのアクティブな、および非アクティブなネットワークエンティティのリストを維持する。ソケットモニタ87は、すべてのプロトコルスタックのNIB間の協調を行うように設けられている。ソケットモニタ87は、典型的には、ネットワークボードとMDCとの間のステータスと制御のチャンネルを有しており、この理由から、プリンターステータスを獲得することのできる唯一のタスクである。ソケットモニター87は、NIBへのプロセス間の通信を経てほかのタスクへステータスと制御を提供する。ソケットモニタ87はまた、すべてのノベル指向のステータスと制御ユーティリティ間のネットワーク接続とパケットの内容とに関連している。最後に、常駐サービスユーティリティ89は、不揮発性RAMの読み出しと書き込み、デバッガー、タイマークリック、およびほかの基本的機能などの包括的サービスを行う多様なユーティリティを有する。
【0048】
図8は、図6に示された構成要素の、アドレスバス及びデータバス70,71への接続を示す詳細な構成図である。図8に示されているように、マイクロプロセッサ52が、アドレス及びデータバス70,71へ直接に接続されている。また、PC−ATチップセット54、イーサネットコントローラ55、DRAM57と拡張スロット57a、デュアルポートRAM59、不揮発性の記憶装置61用のディスクインタフェース61a、PCMCIAインタフェース64、および並列インタフェース69が、アドレスとデータのバス70,71へ直接に接続されている。また、ビデオバス・ゲートアレイ66は、アドレスバッファ90とデータバッファ95とを経て、アドレスとデータのバスへ間接的に接続されている。アドレスバッファ90とデータバッファ95は、ビデオバス・ゲートアレイ66へ提供される結合ビデオ・アドレス・データ・バス91を形成している。上述のように、ビデオバス・ゲートアレイ66は、それ専用のビデオアドレス及びデータバス72,74を有し、これらを介してゲートアレイ66は、ビデオRAM67と、拡張スロット67aへ挿入されたすべてのRAMとをアドレス指定する。
【0049】
データまたはアドレスバス70,71へ直接または間接的に接続された装置のそれぞれ(すなわち、イーサネットコントローラ55、DRAM57、デュアルポートRAM59、ディスクインタフェース61a、PCMCIAインタフェース64、並列インタフェース69、アドレスバッファ90、データバッファ95、およびビデオバス・ゲートアレイ66)は、チップイネーブル入力を有する。チップイネーブル入力がアクティブでなければ、装置は、アドレスとデータのバスの通信量を無視し、アドレスまたはデータのバスへの書き込みが禁止される。チップ選択ロジック100は、アドレスとデータの70,71へ直接に接続された各種装置のどれが、これらのバスへデータを読みとりまたは書き込みことが許可されるかを決定する。詳細には、チップセットロジック100は、バスの競合状態を調停するために、バスの活動を調整する。この調整は、アドレスバス70に出現しているアドレス信号をモニターし、これらのアドレス信号を復号化することにより、どの装置がアドレスされているかを決定することにより行われる。アドレス信号を復号化した後、チップセットロジック100は、複数のチップ選択信号の一つを発行し、これが指定された装置のチップイネーブル入力で受信される。
[2.2チップセット論理]
図9A〜図9Cは、チップ選択ロジック100の可能な実施形態を示す。これらの形態は、復号化されたアドレスに応答して一つ以上の信号を出力するようにアドレスバス70上のアドレスを復号化すべくプログラムすることができる一般的なプログラマブルなアレイ論理(PAL)を使用する。
【0050】
図9Aは、一般的なチップ選択論理を示す。図9Aに示されているように、2つのPAL101,102は、複数のチップセット信号01〜13の一つを正確に出力するために、アドレスバス70のアドレス信号を復号化する。具体的には、通常のPALチップは、一般的に8個の出力だけを有する。従って、アドレスとデータのバス70,71へ接続された多数の装置に対応するために、これら2つのPALが、必要な数のチップ選択信号を供給するのに必要となる。このような形態は、2つのかなり高価なPALが装備されなければならないので、コスト効果はない。
【0051】
図9Bは、単一のPALを使用するチップセレクトロジック100のほかの実施を示す。詳細には、図9Bに示された構成には、チッブイネーブル信号を出力するだけでなく、符号化信号をも出力するPALが含まれている。この符号化信号は、必要なチップ選択信号を出力するために、別のデコーダにより復号化される。この構成には利点がある。その理由は、もう一つのPALを必要としないこともあるが、むしろ、標準の3ビット2進デコーダ(one-of-eight binary decoder)などの安価なデコーダを使用するからである。
【0052】
具体的には、図9Bに示されているように、チップ選択ロジック100は、アドレスバス70からのアドレス信号を受信し、チップ選択信号01〜05の少なくとる一つを出力するようにプログラムされたPAL104を有する。PAL104は、また、符号化信号105(ここでは3つの2進符号化信号)を出力するようにプログラムされている。符号化された信号は、そのまま用いられるチップ選択信号ではなく、次の表に示されているように、チップ選択番号06〜13に対する符号化されたチップ選択信号である。
【0053】
【表1】
【0054】
一般的なの3ビット2進デコーダであるデコーダ106は、符号化された信号105を受信し、それらを必要なチップ選択信号、すなわち、チップ選択信号06〜13へ復号化する。
【0055】
希望するならば、図9Cに示された構成を使用することもできる。図9Cは、バッファ107をPAL104からのチップ選択出力へ加えた点において図9Bと異なる。バッファ107は、デコーダ106により誘起された僅かな遅れを補償し、チップ選択信号01〜13の有効となるタイミングをすべて同時とする。
【0056】
図12は、本実施形態による、チップ選択信号を発生するプロセス段階を示すフローチャートである。図12に示されているように、ステップS1201において、PAL104はアドレスバス70からアドレス信号を受信する。上述のように、これらのアドレス信号は、マイクロプロセッサ52により発生し、NIB50のチップに対応する。次に、ステップS1202において、PAL104は、受信されたアドレス信号を解釈して、受信されたアドレス信号がPAL104の既知のアドレスと一致しているかどうかを決定する。これらの既知のアドレスは、チップ選択信号、または上記の符号化信号に対応する。受信されたアドレス信号が既知のアドレスと一致しない場合、処理はステップS1203からステップS1201へ戻り、新しいアドレス信号がアドレスバス70から受信される。一方、ステップS1203において、受信されたアドレス信号が既知のアドレスと一致するならば、処理はステップS1204へ進む。
【0057】
ステップS1204は、上記の符号化信号と反対に、受信されたアドレス信号が、既知のチップ選択信号と一致するかどうかを決定する。すなわち、PAL104は、受信されたアドレス信号が既知のチップ選択信号と一致するか、どうかを決定するために、受信されたアドレス信号を既知のチップ選択信号と比較する。PAL104が、受信されたアドレス信号が既知のチップ選択信号と一致すると決定した場合、処理はステップS1207へ進む。
【0058】
ステップS1207において、受信されたアドレス信号と一致するチップイネーブル信号が出力される。例えば、図9Bに示されているように、ステップS1207において、PAL104は、チップ選択01〜05の一つを出力する。図9Bに示されているように、これらのチップ選択信号は、PAL104により出力される前にデコーダ106により復号化される必要はなく、上記のように、これらのチップ選択信号のそれぞれは、NIB50の一つのチップを使用可能にするために使用される。例えば、図8に示されているように、チップ選択信号92は、データバッファ95を使用可能にするために使用される。
【0059】
しかし、ステップS1204において、PAL104が、受信されたアドレス信号が既知のチップ選択信号と一致しないと決定すると、処理はステップS1205へ進む。詳細には、受信されたアドレス信号が既知のチップ選択信号と一致しない場合は、受信されたアドレス信号は処理され、上記の表に示される如く符号化された信号がPAL104により出力される。その後、デコーダ106等のデコーダによって符号化された信号が復号化され、チップ選択信号として生成される(ステップS1206)。図9Bの実施例の場合、デコーダ106は、チップ選択06〜13を生成してステップS1207において出力するために、PAL104により出力された符号化された信号を復号化する。チップ選択01〜05と同様に、チップ選択06〜13のそれぞれは、NIB50の一つのチップと対応し、一つのチップを使用可能にするため、一つのチップへ与えられる。ステップS1207を経て本処理を終了する。
[2.3 ビデオバス通信]
ビデオバスゲートアレイ66は、ビデオRAM(VRAM)67へのアクセスを統合する。具体的には、ビデオバスゲートアレイ66は、コアボード24がビデオデータをビデオバス30を経てVRAM67に対して読みとり、書き込みを行うこと、マイクロプロセッサ52がビデオデータをアドレス及びデータバス70,71を経てVRAM67に対して読みとり、書き込みを行うことを可能とする。ビデオバスゲートアレイ66は、適切な調停サービスを行って、各時点において、コアボード24或いはマイクロプロセッサ52のいずれか一方のみがVRAMへアクセスすることを補償している。
【0060】
ビデオバスゲートアレイ66は、16ビット幅のデータパスを有しており、ゲートアレイがマイクロプロセッサ52によりアクセスされるとき、PC−ATチップセット54により設定された16MHzのクロックの下で動作する。コアボード24とVRAM67との間のデータ転送はビデオバス30を経て行われるので、VRAM67へのアクセスがビデオバスを経て行われるに際して特別な処理が行われる必要はない。読みとりと書き込みのこれらのアクセスは、セクション1.1において上述されているように進行する。
【0061】
一方で、ビデオバスゲートアレイ66の16ビットフォーマットは、マイクロプロセッサ52の32ビットフォーマットと整合せず、16ビットMHzのクロック速度は、マイクロプロセッサ52の25MHzの速度と整合しない。特に、ここで使用されているマイクロプロセッサ(インテル486マイクロプロセッサ)は、DRAM57とデュアルポートRAM59に32ビットでアクセスする32ビットマイクロプロセッサである。32ビット、25MHzマイクロプロセッサによる16ビット、16MHzビデオバスゲートアレイへのアクセスを可能にするため、特殊なインタフェースが必要である。インタフェース54aは、VRAM67、ビデオバスゲートアレイ66、およびマイクロプロセッサ52の間で、必要な調停、タイミング、同期化、および信号の整列を行う。
【0062】
インタフェース54aには、アドレスバッファ90とデータバッファ95とを含む。アドレスバッファ90は、アドレスバス70とアドレス/データバス91との間に接続されており、アドレス/データバス91は、順次、ビデオバスゲートアレイ66へ接続されている。アドレスバッファ90はチップ選択ロジック100からのチップ選択信号94に応答する。即ち、選択信号94の活性化に応答して、アドレスバッファ90がアドレスバス70のアドレス情報をアドレス/データバス91へバッファリングする。
【0063】
データバッファ95は、データバス71とアドレス/データバス91との間に接続されている。データバッファ95は、データバッファ選択信号92に応答する。即ち、データバッファ95は、選択信号92の活性化に応答して、(読みとりまたは書き込みのいずれかが望まれるかに従って)データバス91のデータ情報をアドレス/データバス91から、またはそれへとバッファリングする。
【0064】
アドレスバッファ選択信号とデータバッファ選択信号92とのタイミングは、チップ選択ロジック100により調整される。即ち、チップ選択ロジック100は、ビデオゲートアレイ66のアドレスに対応するアドレスバス70上のアドレス情報に応答して、アドレスバッファ選択信号94を活性化し、これによりアドレスバッファがアドレスバス70からのアドレス情報をアドレス/データバス91へバッファリングする。その後、アドレスバッファ選択信号94は非活性化され、データバッファ選択信号92が活性化される。これにより、データバッファ95が、データバスのデータ情報をアドレス/データバス91から、またはそれへとバッファリングする。チップ選択ロジック100は、非レディ信号を活性化し、マイクロプロセッサ52によるビデオゲートアレイ66への読みとりと書き込みの動作中において、必要に応じて、マイクロプロセッサ52にウエイトを挿入させる、。
【0065】
図10は、上述の動作を示すタイミング図である。図10において、(a)は、マイクロプロセッサのクロック信号で、この実施形態では25MHzである。(b)はバスクロック信号であり、ビデオバスゲートアレイ66に関するビデオバスを制御する。このバスクロック信号はクロック信号aを16MHz分割することにより得られる。(c)はストローブ信号であり、アドレス/データバス91のストローブを示す。(d)は、ビデオストローブ信号である。(e)はアドレスバス70のアドレス情報を示し、(f)はデータバス71のデータ情報を示し、(g)はデータバッファ選択信号92の状態を示し、(h)はアドレスバッファ選択信号94の状態を示し、(i)はアドレス/データバス91のアドレス情報とデータ情報の状態を示す。(j)は、読みとり/書き込み信号であり、(k)は、マイクロプロセッサ52へ送られる非レディ信号96の状態を示している。
【0066】
図10に示されているように、アドレスバッファ70のアドレス情報がVRAM67内のメモリロケーションに対応する場合、アドレスストローブdの受信に応答して、チップ選択ロジック100は、3つの信号を発生する。すなわち、アドレスバッファ選択信号94、非レディ信号96、およびビデオバスゲートアレイ66のチップ選択信号である。非レディ信号96により、マイクロプロセッサ52は、メモリアクセス動作中にウエイトを生成する。一方、アドレスバッファ選択信号94により、アドレスバッファ90は、アドレスバス70上のアドレス情報をアドレス/データバス91へバッファリングする。
【0067】
アドレス/データバス91の有効なアドレス情報に応答して、またそのチップ選択信号がチップ選択ロジック100により活性化された場合、ビデオバスゲートアレイ66は、ビデオデータバス72とビデオアドレスバス74とを経て、VRAM67をアクセスする。VRAM67からの読み出しの場合、ビデオバスゲートアレイ66は、VRAM67からのデータをアドレス/データバス91へ送り返す。VRAM67への書き込みの場合、ビデオバスゲートアレイ66は、有効なデータ情報がアドレス/データバス91に現れるのを待ち、後述のように、その後、それをVRAM67へ書き込む。
【0068】
クロックサイクルが終わると、チップ選択ロジック100はアドレスバッファ選択信号94を非活性化し、データバッファ選択信号92を活性化する。これにより、順次、データバッファ95は、(読みとりまたは書き込みのいずれかが要求されるかに従って)データバス71のデータ情報をアドレス/データバス91から、またはそれへバッファリングする。詳細には、VRAM67への書き込みの場合、データバス71のデータ情報は、データバッファ95によりアドレス/データバス91へバッファリングされ、ビデオバスゲートアレイ66は、それをビデオデータバス72を経てVRAM67へ送る。VRAM67からの読みとりの場合、上述のように、ビデオバスゲートアレイ66は、ビデオデータバス72を経てVRAM67のデータを引き出し、データをアドレス/データバス91へ送り、そこで、データバッファ95は、そのデータをデータバス71へバッファリングして返す。
【0069】
データバッファ選択信号92が、少なくとも一つの完全なクロック信号の間、活性状態であった後、非レディ信号96が不活性化され、現在のVRAMアクセスサイクルが完了していることを、マイクロプロセッサ52へ信号で知らせる。マイクロプロセッサ52がVRAM67へ書き込んだならば、動作はここで完了する。同様に、マイクロプロセッサ52がVRAM67から読み込んだならば、マイクロプロセッサ52は、ここで要求したデータ情報をデータバス71から得ることができる。
【0070】
図13は、本実施形態による高速アドレスバスと高速データバスとを低速アドレス/データバスへインタフェースする処理ステップを示すフローチャートである。ステップS1301において、チップ選択ロジック100は、アドレス情報をアドレスバス70から、データ情報をデータバス71から受信する。上記のように、アドレスとデータの情報は、マイクロプロセッサ52によりアドレスバス70へ出力される。ステップS1302において、チップ選択ロジック100は、受信したアドレス情報を解釈して、アドレス情報がVRAM67のメモリロケーションに対応するかどうかを決定する。受信されたアドレス情報が、VRAM67のメモリロケーションに対応しないならば、処理はステップS1303からステップS1301へ戻り、その後、新しいアドレス情報とデータ情報とが、それぞれ、アドレスバス70とデータバス71から受信される。受信されたアドレス情報が、VRAM67のメモリロケーションに対応する場合は、処理はステップS1304へ進む。
【0071】
ステップS1304において、図8に示されているように、ビデオバスゲートアレイ66は、チップ選択ロジック100から出力されたビデオバスゲートアレイ信号92aにより動作状態になる。より詳細には、上記のように、チップ選択ロジック100は、受信されたアドレス情報を解釈し、チップ選択信号を発生する。ここでは、チップ選択信号92aが生成される。その後、処理はステップS1305へ進む。
【0072】
ステップS1305は、ビデオバスゲートアレイ66が、VRAM67にアクセス可能であるかどうかを決定する。ビデオバスゲートアレイ66が、VRAM67にアクセス可能でないならば、処理はステップS1306へ進み、そこで、処理は、ビデオバスゲートアレイ66がVRAM67にアクセス可能となるまで停止する。ビデオバスゲートアレイ66がVRAM67にアクセス可能になると、ステップS1307において、アドレスバッファ90とデータバッファ95は、それぞれ、アドレスバッファ選択信号94とデータバッファ選択信号92とにより動作状態とされる。図8に示されているように、これらの信号は、アドレスバス70から受信されたアドレス情報に応答してチップ選択ロジック100により出力される。
【0073】
上述のように、アドレスバッファ90は、アドレス情報をアドレスバス70とアドレス/データバス91との間でバッファリングし、データバッファ95は、データ情報をデータバス71とアドレス/データバス91との間でバッファリングする。このようにして、アドレスバッファ90とデータバッファ95とが動作状態になると、アドレス情報とデータ情報とは、それぞれ、アドレスバス70とデータバス71とから、アドレス/データバス91を経てビデオバスゲートアレイ66へ送られる。
【0074】
次に、ステップS1308において、ビデオバスゲートアレイ66は、VRAMへアクセスするために、アドレスバッファ90を経て送信されたアドレス情報を使用する。上述のように、この情報は、データ情報をVRAM67へ書き込むか、またはデータ情報をVRAM67から読みとるために、ビデオバスゲートアレイ66により使用される。ステップS1308の完了により、本処理は終了する。
[3.動作]
ネットワークインタフェースボードの動作を、図11に示されたフローチャートを参照して説明する。図11に示された処理手順は、記憶装置61(図7)内のプログラムをDRAM57へロードし、マイクロプロセッサ52によって各処理をDRAMから実行することにより、実施される。
【0075】
図11の処理手順は、多装置コントローラ20へ接続されたインタフェースバスを有する複写機のネットワークインタフェースボードの動作を示しており、多装置コントローラ20は、複数のほかのボードがビデオバス29とCPUバス30とを経て接続されているコアボード24を備えている。上述のように、多装置コントローラ20は、CPUバス24を経て実行されるマスター/スレーブ通信によりコントローラ20へ接続された各ボードを制御する。以下に説明する形態において、NIB50は、ビデオバス30を経て送られる画像データを用いて、複写機のスキャンとプリントの機能をコンピュータ化されたローカルエリアネットワークへ送る動作を行う。特に、以降に詳細に説明するように、ネットワークインタフェース56を経てLANからのネットワークサービスに対する要求が発行あるいは応答され、更にMDCコネクター60,65を介してNIB50はビデオバス及びCPUバスとインターフェースしている。プロセッサー52は、マルチタスキング環境において動作して、コアボード24からのCPUバスを経たマスター/スレーブアクセス照会コマンドに応答し、画像データをビデオバスへ読みとり、あるいは書き込む。マルチタスキングプロセッサーも、スキャニングとプリンティングサービスについてのLANの要求に応答し、これらのスキャンニングとプリンティングの要求を同時に処理する。ほかのサービスも、MDC20へ接続されているほかのオプションボードにより、NIB50を経て行われる。
【0076】
ステップS1101において、電力の投入または適切な論理リセットが行われると、CPU52は、ディスクドライブ61の構成ファイル75を参照してブートアップ処理を始動する。上述のように、構成ファイルは、メモリ割り付け、オペレーションシステムなどのNIB50の構成を決定する各種オプションを有することができる。通常、構成ファイル75は、ネットワークとMDC20との間をインタフェースするネットワークインタフェースボードとして、NIB50を構成する。その場合、上述のように、構成ファイル75は、メモリの構成、ネットワーク通信スタックなどの各種メモリ常駐プログラムのメモリスペースの割り付け、およびマルチタスキングオペレーションシステム76の開始とローディングから成っている。特に、上述のように、マルチタスキングオペレーションシステム76の作用により、多様なネットワークユーザーへの同時ネットワークサービスが可能である。
【0077】
図11へ戻り、ステップS1102において、マイクロプロセッサ52は、そのネットワーク通信ソフトウェアをロードする。詳細には、マイクロプロセッサ52は、ネットワークドライバーとマルチプレクサとをそれらに割り付けられたメモリ(一般に、高位メモリ)へロードし、さらに、NIB50が装着されているネットワーク環境におけるネットワーク通信に関係するために必要とされるネットワーク通信スタックはすべてロードする。例えば、ノベル・ネットウェア・ネットワーク環境が設定されている状態において、マイクロプロセッサ52は、IPX/SPXネットワーク通信スタックをメモリへロードする。同様に、UNIXネットワークオペレーションシステムが設定されている状態において、マイクロプロセッサ52は、TCP/IPネットワーク通信スタックをメモリへロードする。IPX/SPXまたはTCP/IP、またはいずれも、スタートアップ・スクリプト(構成ファイル75)の一部として格納されている。
【0078】
ステップS1103とS1104において、マルチタスクオペレーティングシステム76と必要なネットワークサーバ(例えば、プリントサーバ79、スキャンサーバ80、ファクシミリサーバ81、画像処理サーバ82)が全てロードされる。そして、マルチタスクオペレーティングシステム76が起動される。その後、ステップS1105において、NIB50はネットワークサービスに関する要求を待つ。ネットワークサービスに関する要求が受信されるまで、NIB50はアイドル状態で待機し、コアボード24からのアクセス要求コマンドに対しては単なるアクノリッジ(ACK)で応答する。一方、ネットワークサービスに関する要求が受信されるやいなや、処理はステップS1106へ進む。ここで、ネットワークサービスに関する要求は、ネットワークユーザからのものでも、ディジタル複写機10を操作するローカルユーザからのものでもよい。
【0079】
ネットワークサービスに対する要求が受信されると、ステップS1106とS1107において、その要求はサービスを受ける。詳しくいうと、ステップS1106において、マイクロプロセッサ52は、適切なネットワークサーバーの実行を開始する。例えば、プリントサービスが要求される場合、マイクロプロセッサ52は、プリントサーバー79の実行を開始する。同様に、スキャンサービスが要求された場合、マイクロプロセッサ52は、スキャンサーバー80の実行を開始する。ファクシミリサーバー81と画像処理サーバー82は、ファクシミリサービスまたは画像処理サービスが要求される場合に提供される。
【0080】
ステップS1107において、マイクロプロセッサ52は、要求に対するサービスを行うために、必要なサーバの実行を継続する。次に、オペレーティングシステム76により提供されるマルチタスキングオペレーションによって、ステップS1105へ戻り、ネットワークサービスに対するほかの要求を待つ。一方で、ステップS1107においてすでに処理されているサービスは、完了するまで続く。ほかの要求が受信されると、マルチタスキングオペレーションにより、マイクロプロセッサ52は、適切なサーバーの実行を開始し(ステップS1106)、その要求に対するサービスを始める(ステップS1107)。このようにして、並列ネットワーク処理が、NIB50により制御された装置によって物理的にサポートされる範囲で実行されている。
【0081】
本実施形態は、特定の呈示実施形態に関して説明されている。本実施形態は、上述の実施形態に限定されず、また、多様な変更と修正が、本実施形態の精神と範囲を逸脱することなく行われ得る。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、複数のネットワーク上のユーザから、ネットワークに接続された装置の有する機能を並列的に利用することを可能とする。このため、複数のネットワークユーザが同時に同一装置の有する機能を利用でき、ネットワーク上の資源の利用効率を向上させることができる。
【0083】
上記ネットワークに接続された装置として、ディジタル複写機を用いれば、その有するスキャナ機能とプリンタ機能とをネットワークユーザは並列的に利用することができる。
【0084】
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル複写機を制御するコアボードを有する多装置コントローラ(MDC)に装着されたネットワークインタフェースボードを示す図である。
【図2】MDCに取り付けられた個々のボードを示すMDCの破断斜視図である。
【図3】MDCの機能構成を示す図である。
【図4A】MDCのコアボードとMDCのほかのボードとの間のマスター/スレーブ通信を説明する図である。
【図4B】MDCのコアボードとMDCのほかのボードとの間のマスター/スレーブ通信を説明する図である。
【図4C】MDCのコアボードとMDCのほかのボードとの間のマスター/スレーブ通信を説明する図である。
【図4D】MDCのコアボードとMDCのほかのボードとの間のマスター/スレーブ通信を説明する図である。
【図5】ネットワークインタフェースボードの構成要素の物理的配置を示す図である。
【図6】ネットワークインタフェースボードの構成を示すブロック図である。
【図7】ネットワークインタフェースボードの不揮発性メモリに格納されたプログラムの構成例を示す図である。
【図8】ネットワークインタフェースボードの詳細なブロック図である。
【図9A】一般的な8チップ選択論理の実施例を示す図である。
【図9B】本実施形態に使用されているチップ選択論理を示す図である。
【図9C】本実施形態に使用されているチップ選択論理を示す図である。
【図10】共用RAMのインタフェースを説明するタイミング図である。
【図11】ネットワークインタフェースボードのマルチタスキング動作を説明するフローチャートである。
【図12】本実施形態によるチップ選択信号を発生する処理手順を示すフローチャートである。
【図13】本実施形態による、速いアドレスバスと速いデータバスとを遅いアドレス/データバスへインタフェースする処理手順を示すフローチャートである。
Claims (20)
- コアボードに接続されたインタフェースバスを有し、複数のボードが、ビデオバスとCPUバスを介して前記コアボードへ接続されており、該コアボードが、CPUバスを介して行われるマスター/スレーブ通信により、前記コアボードに接続されたボードのそれぞれを制御する複写機において、複写機のスキャンニングとプリンティングの機能をネットワークへ提供するネットワークインターフェースボードであって、
前記ネットワークからネットワークサービスの要求を受信し、要求に対して応答するネットワークインタフェースと、
前記ビデオバス及びCPUバスに対してインタフェースしているインタフェースと、
前記コアボードからCPUを介して送られたアクセス照会に応答し、スキャンニングとプリンティングのサービスの前記ネットワークの要求に応じてビデオデータをビデオバスへ読みとり、あるいは書き込むことにより、前記スキャンニング及びプリンティングの要求を並列に処理するマルチタスキングプロセッサと、を備えることを特徴とするネットワークインタフェースボード。 - マルチタスキングオペレーティングシステムとネットワーク通信ソフトウェアを格納しているメモリと、プリントサーバ、およびスキャンサーバとを更に備え、前記マルチタスキングプロセッサはネットワーク通信を前記ネットワーク通信ソフトウェアにより処理し、プリントサーバによりプリントサービスの要求を処理し、スキャンサーバによりスキャンサービスの要求を処理するように、前記マルチタスキングオペレーティングシステムに従って動作することを特徴とする請求項1に記載のネットワークインタフェースボード。
- 前記メモリは、少なくとも一つの他のサーバも格納し、前記マルチタスキングプロセッサは、前記プリンティングサーバ及びスキャニングサーバのサービス要求を他のサーバと並列に処理し、前記コアボードは、前記メモリ上の他の周辺サーバにより前記ネットワークへその機能が提供される周辺ボードへ接続されていることを特徴とする請求項2に記載のネットワークインタフェースボード。
- 前記ネットワークインタフェースボードは、前記コアボードにより調整されたマスター/スレーブ通信により前記周辺ボードへ通信することを特徴とする請求項3に記載のネットワークインタフェースボード。
- 前記ネットワークインタフェースボードは、前記CPUバスを介して前記コアボードへ応答を送ることにより、前記CPUバスを介した前記コアボードからのアクセス照会に応答することを特徴とする請求項1に記載のネットワークインタフェースボード。
- 前記コアボードは、ビデオデータが続いていることを示すネットワークインタフェースボードからの応答の受信に応じて、ビデオデータをビデオバスへ書き込むコマンドを前記ネットワークインタフェースボードへ送ることを特徴とする請求項5に記載のネットワークインタフェースボード。
- 前記ネットワークインタフェースボードは、ビデオデータをビデオバスへ書き込むコマンドの受信に応じて、ビデオデータを前記ビデオバスへ書き込むことを特徴とする請求項6に記載のネットワークインタフェースボード。
- スキャナ部とプリンタ部とを有するネットワークに接続可能なディジタル複写機であって、
前記スキャナ部とプリンタ部についての画像データにアクセスするためのインタフェースバスと、
前記インタフェースバスに接続され、前記スキャナ部とプリンタ部へのインタフェースを形成し、前記CPUバスとビデオバスを介して他のオプションボードへのインタフェースを形成しているコアボードと、
一端が前記CPUバスとビデオバスとへ接続され、他端がネットワークへ接続され、前記スキャナ部とプリンタ部のそれぞれへ並列かつ独立したアクセスを多数のネットワークユーザへ提供するマルチタスキングオペレーティングシステムを有する前記ネットワークインタフェースボードコントローラと、を備えることを特徴とするディジタル複写機。 - 前記ネットワークインタフェースボードコントローラは、前記コアボードへ接続されたその他のオプションボードのそれぞれへの並列かつ独立したアクセスを提供することを特徴とする請求項8に記載のディジタル複写機。
- 前記ネットワークインタフェースボードコントローラは、前記コアボードを通じて行われるマスター/スレーブ通信を介して、他のオプションボードをアクセスすることを特徴とする請求項9に記載のディジタル複写機。
- 前記ネットワークインタフェースボードコントローラは、前記CPUバスを通じて行われるコアボードとのマスター/スレーブ通信を介して、プリンタ部及びスキャナ部とインタフェースすることを特徴とする請求項8に記載のディジタル複写機。
- マルチタスキングオペレーティングシステムとネットワーク通信ソフトウエアとを格納しているメモリと、プリントサーバと、スキャンサーバとを更に備え、前記マルチタスキングプロセサは、ネットワーク通信をネットワーク通信スタックにより処理し、プリントサーバによりプリントサービスの要求を処理し、スキャンサーバによりスキャンサービスの要求を処理するように、前記マルチタスキングオペレーティングシステムに従って動作することを特徴とする請求項8に記載のディジタル複写機。
- 前記メモリは、少なくとも一つの他のサーバも格納し、前記マルチタスキングプロセッサは、前記プリントサーバ及びスキャンサーバのサービス要求を他のサーバと並列に処理し、前記コアボードは、前記他の周辺サーバにより前記ネットワークへその機能が提供される周辺ボードへ接続されていることを特徴とする請求項12に記載のディジタル複写機。
- 前記ネットワークインタフェースボードコントローラは、前記コアボードにより統合されたマスター/スレーブ通信を介して前記周辺ボードへ通信することを特徴とする請求項13に記載のディジタル複写機。
- 前記ネットワークインタフェースボードコントローラは、前記CPUバスを介して前記コアボードへ応答を送ることにより、前記CPUバスを介した前記コアボードからのアクセス照会へ応答することを特徴とする請求項8に記載のディジタル複写機。
- 前記コアボードは、ビデオデータが続いていることを示す前記ネットワークインタフェースボードコントローラからの応答の受信に応じて、ビデオデータをビデオバスへ書き込むコマンドを前記ネットワークインタフェースボードコントローラへ送ることを特徴とする請求項15に記載のディジタル複写機。
- 前記ネットワークインタフェースボードコントローラは、ビデオデータをビデオバスへ書き込むコマンドの受信に応じて、ビデオデータを前記ビデオバスへ書き込むことを特徴とする請求項16に記載のディジタル複写機。
- ローカルエリアネットワークと接続され、複写機とコアボードを介して接続されたネットワークインタフェースボードにおいて、前記ローカルエリアネットワークから受信したあるいは前記複写機からコアボードを介して受信したネットワークサービスに対する要求を処理するサービス要求処理方法であって、
前記ネットワークインタフェースボードを、前記複写機と前記ローカルエリアネットワークとをインタフェースするように、ネットワークインタフェースボード上のメモリに格納された構成変数により前記ネットワークインタフェースボードを初期化する工程と、
受信されたネットワークサービスに対する要求に応じて実行される複数のネットワークサーバを前記ネットワークインタフェースボード上のメモリに格納する格納工程と、
ネットワークサービスに対する要求を受信する工程と、
ネットワークサービスに応じたネットワークサーバを、マルチタスキングオペレーティングシステムにより並列に実行することにより、ネットワークサービスに対する各要求に対して並列にサービスを行うサービス工程とを備えることを特徴とするネットワークサービス要求処理方法。 - CPUバスを介して前記コアボードから受信したアクセス照会に応じて、ビデオバスを介したビデオデータの読みとりまたは書き込みを指示するコマンドを求める要求を前記CPUバスを介して前記コアボードに発行する工程と、
前記ビデオバスを介したビデオデータの読みとりまたは書き込みを指示するコマンドを前記CPUバスを介して前記コアボードから受信する工程と、
前記CPUバスを介して前記コアボードから受信した前記コマンドに従って、前記ビデオバスを介したビデオデータの読みとりまたは書き込みを行う工程とを有することを特徴とする請求項18に記載のネットワークサービス要求処理方法。 - ローカルエリアネットワークと接続され、コアボードを介して複写機と接続されたネットワークインタフェースボードにおいて、ローカルエリアネットワークから受信されたあるいはコアボードを介して複写機から受信されたネットワークサービスに対する要求にサービスを行うコンピュータ実行可能な処理ステップを格納するコンピュータ可読メモリであって、
ネットワークインタフェースボードを、前記複写機をローカルエリアネットワークへインタフェースするように、ネットワークインタフェースボードのメモリに格納された構成変数によりネットワークインタフェースボードを構成する初期化工程のコードと、
前記ネットワークインタフェースボードのメモリに、受信されたネットワークサービスに対する要求に応じて実行される複数のネットワークサーバを格納する格納工程のコードと、
ネットワークサービスに対する要求を受信する受信工程のコードと、
ネットワークサービスに対する要求に応答するネットワークサーバを実行し、ネットワークサービスに対する要求に対してマルチタスキングオペレーティングシステムにより並列にサービスを行うサービス工程のコードとを備えていることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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