JP3010559B2 - 印刷システムならびに印刷制御方法および装置 - Google Patents

印刷システムならびに印刷制御方法および装置

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JP3010559B2
JP3010559B2 JP10246390A JP10246390A JP3010559B2 JP 3010559 B2 JP3010559 B2 JP 3010559B2 JP 10246390 A JP10246390 A JP 10246390A JP 10246390 A JP10246390 A JP 10246390A JP 3010559 B2 JP3010559 B2 JP 3010559B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パーソナルコンピュータ、ワークステーシ
ョン、ワードプロセッサ等とホストコンピュータが、印
刷制御装置を介して、両面印刷機構付きのプリンタを制
御する印刷システムに関する。
[従来の技術] 従来、中間トレイ方式を採用した両面印刷機構付きの
プリンタを用いた印刷システムでは、次のようにして印
刷を行っていた。
(1)ホストコンピュータは次のように処理する。
(i)中間トレイ格納枚数nを決めた後(例えば、n=
3)、奇数ページ用の印刷コマンドを順次作成し、第1
ページ、第3ページ、…、第2n−1ページ、についての
表面印刷をプリンタコントローラ(印刷制御装置)に指
示する。
表面印刷において、ホストコンピュータは給紙部とし
て中間トレイ以外の外部カセット、排紙部として中間ト
レイを指示する。
(ii)続いて同様に、第2ページ、第4ページ、…、第
2nページ、についての裏面印刷をプリンタコントローラ
に指示する。
裏面印刷において、ホストコンピュータは給紙部とし
て中間トレイ排紙部として中間トレイ以外の外部トレ
イ、を指示する。
(2)プリンタコントローラは、あるページについての
表面印刷および裏面印刷の双方において、共通して次の
処理を行う。
(i)改頁条件を検出するまで、描画を行う。
(ii)改頁条件を検出したら、以下の印刷処理を行う。
給紙部の部位の確認と指示 排紙部の部位の確認と指示 印刷指示 この従来技術については、特公昭61−16976号公報に
記載されている。
その他、関連する公知例として、特開昭63−247041号
公報、同63−247042号公報には、データ処理装置から転
送すべき複数頁にわたる画像データを2回プリンタ装置
へ転送するようにし、そのうち1回のデータ転送では偶
数頁、他の一回のデータ転送では奇数頁の印刷を行うよ
うにした「両面プリントシステム」が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術においては、奇数頁の描画印刷処理と偶
数頁の描画印刷処理とを別個に行うため、プリンタや両
面印刷制御に関する知識を得た上で、ホストコンピュー
タがページ切り出し、1ページ置きの奇数ページ用印刷
コマンドの作成と1ページ置きの偶数ページ用印刷コマ
ンドの作成、中間トレイの給紙部または排紙部としての
利用指示、及びプリンタ内中間トレイ容量のオーバ防止
制御、等を制御プログラムにて行う必要があり、ホスト
コンピュータ側の制御プログラムの開発負担が大きいと
いう問題があった。
また、奇数および偶数の全頁について2回のデータ転
送を行う場合には、データ転送に要する時間が倍増する
という問題がある。
さらに、上記制御プログラムはプリンタの仕様への依
存度が大きいため、複数種類のプリンタをサポートする
ためには、ホストコンピュータがプリンタ数分の制御プ
ログラムを開発し、実装しなければならず、ホストコン
ピュータ側の負担が大きかった。
なお、従来技術では、以下に示す項目について配慮が
なされておらず、ユーザにとって使い易い両面印刷機能
を提供できないという問題点もあった。
(1)1文書内で用紙毎に紙サイズや印刷部数を変える
機能。
(2)紙サイズ、印刷部数、紙縦・横方向、給紙部等を
裏面印刷において指定した場合の処理の仕様と手順。
(3)プリンタコントローラにて、中間トレイ格納紙
サイズの変化、中間トレイ満杯、文書終了、紙サ
イズ変更等を検出した場合の処理手順。
(4)印刷部数が2以上のマルチページコピーの処理手
順。特に中間トレイ格納容量を越える場合のマルチペー
ジコピーの手順。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、ホ
ストコンピュータの開発負担が少なく、スループットが
高い、両面印刷機能を有する印刷システムならびに印刷
制御方法および装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明による印刷システ
ムは、両面印刷機構付きプリンタと、印刷コマンドを発
行する上位装置と、該上位装置から受けた印刷コマンド
を解釈・実行し、前記プリンタに印刷を指示する印刷制
御装置とを備えた印刷システムにおいて、前記上位装置
内に、片面印刷/両面印刷の別を指定する片面・両面印
刷指定コマンドの発行手段と、各論理ページを印刷すべ
き紙サイズを指定する紙サイズ指定コマンドの発行手段
と、各論理ページの印刷部数を指定する印刷部数指定コ
マンドの発行手段とを設け、前記印刷制御装置内に、前
記片面・両面印刷指定コマンドを解釈する手段と、印刷
コマンド列を両面印刷モードにて解釈・実行する両面印
刷制御手段と、前記紙サイズ指定コマンドを実行する紙
サイズ指定コマンド処理手段と、前記印刷部数指定コマ
ンドを実行する印刷部数指定コマンド処理手段とを設け
たものである。
このシステムにおいて、両面印刷では好ましくは1枚
の用紙の表面および裏面に対応する2ページ単位に紙サ
イズおよび印刷部数の指定を許容する。
前記上位装置内に、各論理ページの紙縦・横方向を指
定する紙縦・横方向指定コマンドの発行手段と、各論理
ページの印字方向を指定する印字方向指定コマンドの発
行手段とを更に設け、前記印刷制御装置内に、前記紙縦
・横方向指定コマンドを実行する紙縦・横方向指令コマ
ンド処理手段と、前記印字方向指定コマンドを実行する
印字方向指定コマンド処理手段とを更に設け、両面印刷
においては、1枚の用紙の表面および裏面に対応する2
ページ単位に紙縦・横方向の指定を許容するようにして
もよい。
また、前記上位装置内に、各論理ページの給紙部を指
定する給紙部指定コマンドの発行手段と、各論理ページ
の排紙部を指定する排紙部指定コマンドの発行手段とを
更に設け、前記印刷制御装置内に、前記給紙部指定コマ
ンドを実行する給紙部指定コマンド処理手段と、前記排
紙部指定コマンドを実行する排紙部指定コマンド処理手
段とを更に設け、両面印刷においては、1枚の用紙の表
面および裏面に対応する2ページ単位に紙縦・横方向の
指定を許容するようにしてもよい。
本発明による印刷制御装置は、中間トレイを内蔵した
両面印刷機構付きプリンタを制御する印刷制御装置にお
いて、印刷すべき各論理ページの内容を描画する複数ペ
ージ分のページバッファと、前半処理部および後半処理
部からなる両面印刷制御手段とを備え、前記前半処理部
は、印刷すべき各論理ページの通し番号を更新するペー
ジ通し番号更新部と、該ページ通し番号の偶奇を判定す
る奇数ページ・偶数ページ判定部と、奇数ページについ
て、前記ページバッファへの描画および表面印刷起動を
行う奇数ページ処理部と、偶数ページについて前記ペー
ジバッファへの描画を行う偶数ページ処理部とにより構
成し、前記後半処理部は、偶数ページについて裏面印刷
処理起動を行う裏面印刷処理起動部により構成したもの
である。
好ましくは、前記前半処理部内に、印刷すべき文書の
終了を検出する第1の検出部、最終ページバッファへの
描画完了を検出する第2の検出部、前記中間トレイの満
杯を検出する第3の検出部、紙サイズの変更を検出する
第4の検出部のうちの少なくとも一つの検出部を有し、
該検出部の検出結果に応じて前半処理を終了し、後半処
理に移行する。
前記前半処理部内に、紙サイズの変更を検出する検出
部を設け、該検出部により紙サイズ変更が検出されたと
き、後半処理を行って前記中間トレイから変更前の紙サ
イズの用紙を排出し、該排出完了を待って、変更後の新
たな紙サイズについて前半処理を再開するようにするこ
ともできる。
前記印刷制御装置において、印刷データを印刷コマン
ド列として受信し、該受信したコマンド列を格納するコ
マンドバッファを設け、前記前半処理部が該コマンドバ
ッファ内の印刷コマンド列を解釈・実行して描画を行う
際に、前記コマンドバッファ内に該描画を行っているペ
ージの途中までしか印刷コマンドが存在しない場合、当
該前半処理をコマンド受信待ち状態とし、後続の印刷コ
マンドを受信後、前記コマンド受信待ち状態を解除する
こともできる。
さらに、前記印刷制御装置において、中間トレイ満杯
を検出する検出部と、少なくとも中間トレイ満杯による
印刷未完了のページ情報および印刷部数情報を格納する
制御テーブルとを設け、前記検出部により中間トレイ満
杯が検出されたとき、後半処理を行って前記中間トレイ
から用紙を排出し、該排出完了を待ち、前記制御テーブ
ルを参照して未完了の印刷処理を再開することもでき
る。
本発明による印刷制御装置は、他の見地によれば、中
間トレイを内蔵した両面印刷機構付きプリンタを制御す
る印刷制御装置において、印刷すべき各論理ページの内
容を描画する複数ページ分のページバッファと、前半処
理部および後半処理部からなる両面印刷制御手段とを備
え、前記前半処理部は、印刷すべき各論理ページが表面
か裏面かを判定する表裏判定部と、表面ページについて
前記ページバッファへの描画および表面印刷起動を行う
表面ページ処理部と、裏面ページについて前記ページバ
ッファへの描画を行う裏面ページ処理部とにより構成
し、前記後半処理部は、裏面ページについて裏面印刷処
理起動を行う裏面印刷起動部により構成したものであ
る。
本発明による両面印刷制御方法は、中間トレイを内蔵
した両面印刷機構付きプリンタを制御する両面印刷制御
方法であって、a)複数ページにわたる印刷データを受
けて、順次各ページが表面か裏面かを判断し、b)表面
であれば、当該ページの描画をページバッファに対して
行うとともに、前記中間トレイを排紙部として当該描画
内容の表面印刷を行い、c)裏面であれば、当該ページ
の描画をページバッファに対して行い、d)予め定めた
条件が満足されるまで前記処理a)〜c)を反復して実
行し、e)前記条件が満足されたとき、前記処理c)で
描画された裏面ページに対応するページバッファの描画
内容について、前記中間トレイに格納された用紙に対し
て当該中間トレイを給紙部として裏面印刷を行うように
したものである。
この両面印刷制御方法において、前記予め定めた条件
は、例えば、印刷すべき文書の終了、最終ページバッフ
ァへの描画完了、前記中間トレイの満杯、紙サイズの変
更のうちの少なくとも一つが検出されることである。
[作 用] 上位装置であるホストコンピュータが片面・両面印刷
指定コマンド発行手段を用いて、文書第1ページの先頭
にて両面印刷を指示すると、印刷制御装置は片面・両面
印刷指定コマンドの解釈・実行後、両面印刷制御手段を
用いて、以後の印刷コマンド列を両面印刷モードにて解
釈・実行する。
両面印刷制御手段は、初めに、ページ通し番号(No)
を0として、前半処理部を起動する。これに応じて前半
処理部は、ページ通しNo更新部によりページ通しNoを更
新し、それの偶奇を奇数ページ・偶数ページ判定部によ
り判定し、奇数の場合奇数ページ処理部を起動する。
奇数ページ処理部は奇数ページについての描画を、改
頁条件を検出するまで行った後、給紙部を中間トレイ以
外の外部カセット、排紙部を中間トレイとする用紙表面
への印刷を、表面印刷用印刷処理起動部を用いて起動す
る。実際の表面印刷は、表面印刷用印刷処理起動部によ
り起動された印刷処理部が行う。出来上がった用紙は、
一旦中間トレイへ格納される。
奇数ページ・偶数ページ判定部にて偶数と判定された
場合、偶数ページ処理部を起動する。これに応じて、偶
数ページ処理部は改頁条件を検出するまで偶数ページに
ついての描画を行う。偶数ページについての裏面印刷は
後半処理部にて後で行う。
前半処理部は、文書終了、最終ページバッファへの描
画完了、中間トレイ満杯、紙サイズ変更という4種類の
前半処理終了条件のいずれかが成立するまで繰り返され
る。前半処理終了条件が成立すると、前半処理を終了し
た後、後半処理部を起動する。
後半処理部は、裏面印刷処理起動部を起動することに
より、前半処理部にて描画のなされた各偶数ページに対
応するページバッファ部の描画内容を入力して、給紙部
を中間トレイ、排紙部を中間トレイ以外の外部トレイと
する用紙裏面への印刷を行う。この裏面印刷により、各
用紙の表裏への両面印刷が終わる。
後半処理部は、ページバッファに描画されているすべ
ての偶数ページ用の描画内容について、裏面印刷用印刷
処理起動部による処理を行った後、印刷未完了ページ処
理部を起動し、マルチページコピーにおける残り印刷処
理や最終ページのページ通しNoが奇数の場合に中間トレ
イに残存している用紙(表面印刷完了済み)の中間トレ
イから外部トレイへの排出処理を行う。
以上のように、ホストコンピュータが文書先頭にて両
面印刷の指定を行った後、通常の印刷コマンド列を送信
すれば、印刷制御装置が前半処理にて奇数ページについ
ては描画と表面印刷の起動、偶数ページについては描画
を行い、後半処理にて前半処理にて描画したページにつ
いての裏面印刷を行うことにより、両面印刷を行うこと
ができるので、ホストコンピュータ側の開発負担が少な
く、ホストコンピュータ上の制御プログラムのプリンタ
仕様への依存度の小さい印刷システムを実現することが
できる。
ところで、両面印刷では中間トレイを給紙部として利
用した後、排紙部として利用するよう切替る際、プリン
タ機構上処理時間が増大する。従って、中間トレイ容量
をフルに活用し、このような切替回数を少なくすること
がスループット向上のポイントである。
本印刷システムでは、中間トレイ容量をフルに活用
し、中間トレイが満杯になるまで前半処理を続けるた
め、中間トレイの前半処理での排紙部としての利用か
ら、後半処理での給紙部としての利用への切替回数を最
小にできるため、スループットを向上することができ
る。
また、本印刷システムでは、両面印刷において(a)
マルチページコピー、(b)1文書における用紙毎の紙
サイズや印刷部数の変更が可能になるとともに、(c)
紙サイズ、印刷部数、紙縦・横方向、給紙部等を裏面印
刷用に指定した場合の処理も支障なく行うことができる
ので、ユーザにとって使い易い両面印刷機能を提供する
ことができる。
[実施例] 以下、本発明の第1の実施例を第1図の構成例を用い
て説明する。
本印刷システムは、ホストコンピュータ10、プリンタ
コントローラ11、及び中間トレイ方式の両面印刷機構付
きのプリンタエンジン部1Aからなる。
プリンタコントローラ11は、コマンド受信部12と、コ
マンドバッファ部13、コマンド処理部14、ページバッフ
ァ部18(複数のページに対応)、及びプリンタ制御部19
からなる。
ホストコンピュータ10が送信した印刷コマンドはコマ
ンド受信部12が受信し、コマンドバッファ部13へ格納さ
れる。以後、印刷コマンドを単にコマンドと呼ぶことも
ある。コマンドバッファ部13内のコマンドはコマンド処
理部14により処理され、その実行結果である文字、図
形、イメージ等の描画データは、ページバッファ部18へ
格納される。ページバッファ部18内のデータは、プリン
タ制御部19が読出し、プリンタエンジン部1Aが受信でき
る形式の信号に変換して、プリンタエンジン部1Aへ出力
される。プリンタエンジン部1Aは入力された信号に従っ
て、用紙面上への印刷を電子写真印刷メカニズムやワイ
ヤドット印刷メカニズムを用いて行う。
本実施例の特徴は、ホストコンピュータ10内に、プリ
ンタコントローラに対して片面印刷/両面印刷を指定す
るための片面・両面印刷指定コマンド発行手段101を設
けるとともに、プリンタコントローラ内のコマンド処理
部14に片面・両面印刷指定コマンド処理部15、片面印刷
制御部16、及び両面印刷制御部17を設けたことである。
両面印刷を行う際、ホストコンピュータ10は、第1ペ
ージ先頭にて上記片面・両面印刷指定コマンド発行手段
101を用いて、両面印刷を指定する。
プリンタコントローラ11においては、本コマンドの実
行後、両面印刷制御部17が、以後の印刷コマンド列を両
面印刷モードにて解釈・実行し、プリンタエンジン部1A
に両面印刷を指示する。
一方、前記ホストコンピュータ10上に、各論理ページ
の紙サイズの指定するための紙サイズ指定コマンド発行
手段102と、各論理ページの印刷部数を指定するための
印刷部数指定コマンド発行手段103と、各論理ページの
紙縦・横方向を指定するための紙縦・横方向指定コマン
ド発行手段104と、各論理ページの印字方向を指定する
ための印字方向指定コマンド発行手段105と、各論理ペ
ージの給紙部を指定するための給紙部指定コマンド発行
手段106と、各論理ページの排紙部を指定するための排
紙部指定コマンド発行手段107のうちの任意のものを設
けた。
また前記プリンタコントローラ11における片面印刷制
御部16と両面印刷制御部17内の第1図(c)にて後述す
る描画部には、紙サイズ指定コマンド処理部1743と、印
刷部数指定コマンド処理部1744と、紙縦・横方向指定コ
マンド処理部1745と、印刷方向指定コマンド処理部1746
と、給紙部指定コマンド処理部1747と、排紙部指定コマ
ンド処理部1748を設けた。以上の各コマンド処理部1743
〜1748は、ホストコンピュータ10から受信した紙サイズ
指定コマンド、印刷部数指定コマンド、紙縦・横方向指
定コマンド、印字方向指定コマンド、給紙部指定コマン
ド、給紙部指定コマンドを実行するようにした。
これら6個のコマンドは、以後、印刷条件設定用の各
種コマンドと総称することにする。これらのコマンドの
仕様を第2図(a)と(b)に示す。なお、第2図にて
定めた紙サイズ指定コマンドと給紙部指定コマンドに
は、以下のような関係を持たせる。
(i)紙サイズと給紙部の両方に指定した場合 指定された給紙部に指定された紙サイズのカセット
が装着されていれば、その給紙部を指定する。
両方の指定がされていない場合、(ii)に示す方法
で指定する。
(ii)紙サイズのみ指定した場合(給紙部は指定せず任
意) 給紙部を順に調べ、指示された紙サイズのカセット
が装着されている給紙部を探す。紙サイズに対し縦方
向、横方向の両方向のカセットがサポートされている場
合、次のようにする。
例えば、紙サイズがA4と指示されると、プリンタコン
トローラはA4横、A4縦のカセットの順(印刷速度の速い
順)にカセットを調べ、給紙部を決定する。
給紙部に指定された紙サイズのカセットとがあれ
ば、そのカセットを給紙部として決定する。
なければ、カセット装着指示のためのメッセージや
ランプをパネルに表示する。
(iii)紙サイズを指定せず、給紙部のみを指定した場
合、プリンタコントローラは紙サイズとして前値又は初
期値を用いる。
ところで、ホストコンピュータ10は、第3図(a)に
示す出来上がり状態の両面印刷を指示するため、これら
のコマンドを用いて、第3図(b)に示すコマンド列を
プリンタコントローラ11へ送信する。
第3図(a)において、P1,P2,…,P10は、別々の論理
ページを示す。このうち、P1,P3,…,P9は用紙表面に印
刷され、P2,P4,…,P10は用紙裏面に印刷される。ここ
で、P1とP2、P3とP4,…、P9とP10はそれぞれ同じ用紙の
表面と裏面に印刷される。
前述した印刷条件設定用の各種コマンドは、各論理ペ
ージの紙サイズ、印刷部数、紙縦・横方向、印字方向、
給紙部、排紙部等を指定するためのものであるが、両面
印刷においては同一用紙の表面への指定と裏面への指定
が一致しないと不都合が生じることがある。例えば、紙
サイズや印刷部数の指定が表裏で一致しない場合、裏面
への印刷を指定値のまま実行しようとすると、不都合が
生じる。
そこで、上記コマンドにより用紙表面と用紙裏面に各
印刷条件を指定した場合の処理仕様を、第4図のように
定め、上記1743から1748の各コマンド処理部が本図の仕
様に従って処理するようにした。
第4図の要点は、以下の通りである。
(1)用紙毎に紙サイズと印刷部数が異なっても良い。
(2)印字方向は各論理ページ毎に異なって良い。
(3)紙サイズ、印刷部数、紙縦・横方向、印字方向、
給紙部、排紙部は、いずれの表面指定にても可能であ
る。
(4)裏面ページについては、上記指定項目のうち、印
字方向と排紙部のみが可能である。
(5)排紙部はいずれの論理ページでも指定可能である
が、表面で指定した場合その実行は裏面にのみ有効であ
る。
(6)各指定内容は、その指定が新たにあるまで、その
まま有効である。
(7)以上に合致しない条件での指定は、両面印刷指定
禁止コマンドエラーとして処理する。本エラー処理で
は、エラー内容のホストコンピュータへの報告、プリン
タコントローラ上操作パネルへの表示、及び印刷処理の
中止を行う。
第1図(b)に示すように、両面印刷制御部17は、前
半処理部171と後半処理部178と印刷処理部179により構
成する。前半処理部171はページ通しNo更新部172、奇数
ページ・偶数ページ判定部173、奇数ページ処理部174、
偶数ページ処理部175により構成する。後半処理部178は
裏面印刷用印刷処理起動部17A、印刷未完了ページ処理
部17Bにより構成する。なお、同図(b)において示し
た第2の制御テーブル177および別サイズ用紙中間トレ
イ混入防止部17Cについては、後述する他の実施例の説
明中で言及する。
両面印刷制御部17は、初めに、ページ通しNoを0とし
て、前記前半処理部171を起動する。前半処理部171は、
ページ通しNo更新部172により通しNoを更新し、それの
偶奇を奇数ページ・偶数ページ判定部173により判定
し、奇数の場合、奇数ページ処理部174を起動する。
奇数ページ処理部174は奇数ページについての描画
を、改頁条件を検出するまで描画部174−1にて行った
後、給紙部を中間トレイ以外の外部カセット、かつ排紙
部を中間トレイとする用紙表面への印刷を、表面印刷用
印刷処理起動部174−2を用いて起動する。実際の表面
印刷は、前記表面印刷用印刷処理起動部174−2により
起動された前記印刷処理部179が行う。出来上がった用
紙は、一旦中間トレイへ格納される。
前記奇数ページ・偶数ページ判定部173にて偶数と判
定された場合、偶数ページ処理部175を起動する。偶数
ページ処理部175は偶数ページについての描画を改頁条
件を検出するまで描画部175−1にて行う。偶数ページ
についての裏面印刷は後半処理部178にて後で行う。
前半処理部171は、本実施例では文書終了、最終
ページバッファへの描画完了、中間トレイ満杯、紙
サイズ変更という4種類の前半処理終了条件のいずれか
が成立するまで繰り返される。この前半処理終了条件が
成立すると、前半処理を終了した後、後半処理部179を
起動する。
後半処理部178は、裏面印刷処理起動部17Aを起動する
ことにより、前半処理部171にて描画のなされた各偶数
ページに対応するページバッファ部18の描画内容を入力
して、給紙部を中間トレイ、かつ排紙部を中間トレイ以
外の外部トレイとする用紙裏面への印刷を行う。この裏
面印刷により、各用紙の表裏への両面印刷が終わる。
後半処理部178は、前記ページバッファに描画されて
いるすべての偶数ページ用の描画内容について、裏面印
刷用印刷処理起動部17Aによる処理を行った後、印刷未
完了ページ処理部17Bを起動する。印刷未完了ページ処
理部17Bは、マルチページコピーにおける残り印刷処理
(第4実施例にて詳しく説明する)や最終ページのペー
ジ通しNoが奇数の場合に中間トレイに残存している用紙
(表面印刷完了済み)の中間トレイから外部トレイへの
排出処理を行う。
なお、前述の紙サイズ指定コマンド処理部1743、印刷
部数指定コマンド処理部1744、紙縦・横方向指定コマン
ド処理部1745、印字方向指定コマンド処理部1746、給紙
部指定コマンド処理部1747、排紙部指定コマンド処理部
1748は、奇数ページ処理部174と偶数ページ処理部175に
ある描画部174−1と175−1内に、第1図(c)に示し
たように設けた。
第1図(c)において、描画部174−1と175−1に
は、コマンドバッファ読出し部1741と改頁処理部1742を
設けた。コマンドバッファ読出し部1741は、前記コマン
ドバッファ部13からコマンド読出しを行う部分であり、
描画部174−1又は175−1がコマンド解釈を行うために
利用する。また改頁処理部1742は、描画部174−1又は1
75−1が前記コマンドバッファ部13内のコマンド列を処
理中に、ページ区切り、つまり改頁条件を検出した場合
に起動され、ページ更新処理を行う。
第1図(c)を用いて、4種類の前半処理終了条件
文書終了、最終ページバッファへの描画完了、中間
トレイ満杯、紙サイズ変更の検出とそれに伴う前半処
理から後半処理への処理の移行の仕組みを説明する。
の文書終了は、前記コマンドバッファ読出し部1741
が文書終了検出部174Aを用いて検出する。
の最終ページバッファへの描画完了は、改頁処理部
1742が複数ページからなるページバッファ部18内の最終
ページバッファへの描画アクセスを、最終ページバッフ
ァへの描画完了検出部174Bを用いて検出する。
の中間トレイ満杯は、改頁処理部1742内の中間トレ
イ満杯検出部174Cがプリンタエンジン部1Aの中間トレイ
内の用紙枚数が満杯であるか管理し、判定することによ
り検出する。
の紙サイズ変更は、紙サイズ指定コマンド処理部17
43が紙サイズ変更検出部174Dを用いて検出する。
上記四種類の前半処理終了条件のいずれかが検出され
ると、その検出内容を第1の制御テーブル176内の前半
処理終了フラグに設定するようにする。
描画部174−1又は175−1は、前半処理終了条件のい
ずれかの成立を、前半処理終了フラグを参照することに
より検出すると、前半処理部171による処理を終了し、
後半処理部178による処理へ移るようにした。
なお、第1図(b)において、描画部174−1と175−
1は別々に設けてあるものとして説明したが、1箇所に
統合し共通利用するようにしても良い。この場合も同様
に両面印刷を行うことができる。
第5図に、前半処理終了フラグの(a)定義、(b)
セット箇所(タイミング)、(c)それの参照による前
半処理の終了箇所(タイミング)、(d)前半処理終了
時のページの偶・奇の区別を示す。
第1図の各部は、マイクロプロセッサ、RAM、ROM、LS
I、論理IC、電子写真印刷メカニズム、ワイヤドット印
刷メカニズム等を用いて、実現することができることは
後で述べる。
本実施例においては、以上のようにホストコンピュー
タが文書先頭にて両面印刷の指定を行った後、通常の印
刷コマンド列を送信すれば、プリンタコントローラが前
半処理にて奇数ページについては描画と表面印刷の起
動、偶数ページについては描画を行い、後半処理にて前
記前半処理にて描画したページについての裏面印刷を行
うことにより、両面印刷を行うことができるので、ホス
トコンピュータ側の開発負担が少なく、ホストコンピュ
ータ上の制御プログラムのプリンタ仕様への依存度の小
さい印刷システムを実現することができる。
ところで、両面印刷では中間トレイを給紙部として利
用した後、排紙部として利用するよう切替る際、プリン
タ機構上処理時間が増大する。従って、中間トレイ容量
をフルに活用し、この切替回数を少なくすることがスル
ープット向上のポイントである。
本印刷システムでは、中間トレイ容量をフルに活用
し、中間トレイが満杯になるまで前半処理を続けるた
め、中間トレイの前半処理での排紙部としての利用か
ら、後半処理での給紙部としての利用への切替回数を最
少にできるため、スループットを向上させることができ
る。
また、本印刷システムでは、両面印刷において(a)
マルチページコピー、(b)一文書における用紙毎の紙
サイズや印刷部数の変更が可能になるとともに、(c)
紙サイズ、印刷部数、紙縦・横方向、給紙部等を裏面印
刷用に指定した場合の処理も支障なく行うことができる
ので、ユーザにとって使い易い両面印刷機能を提供する
ことができる。
次に本発明の第2実施例を説明する。通常、中間トレ
イに異なるサイズの用紙が混入すると、プリンタエンジ
ン部はプリンタエラー状態(以後中間トレイエラーと呼
ぶ)となり、印刷を中止する。
本実施例は、中間トレイに異なるサイズの用紙が混入
して中間トレイエラーが発生するのを防止するためのも
のである。
本実施例は、第1図(b)に示したように、前記第1
の実施例に対して、更に別サイズ用紙中間トレイ混入防
止部17Cを前記両面印刷制御部17に追加したものであ
る。
以下本実施例における処理手順を説明する。
(1)奇数ページの紙サイズ(紙サイズ1)が次の奇数
ページの紙サイズ(紙サイズ2)へと変わった場合、前
半処理部171の処理を終了する。
(2)紙サイズ1について後半処理部178による処理を
行い、紙サイズ1についての両面印刷を終える。
(3)両面印刷制御部17は別サイズ用紙中間トレイ混入
防止部17Cを起動する。この別サイズ用紙中間トレイ混
入防止部17Cは、前記第1の制御テーブル176内の前半処
理終了フラグを参照し、紙サイズ変更が検出されている
か判定する。紙サイズ変更が検出されている場合、別サ
イズ用紙中間トレイ混入防止部17Cはプリンタエンジン
部1A内に中間トレイからの紙の搬送が前記紙サイズ1に
ついて終了するのを待つ。紙の搬送状態は、該混入防止
部17Cが、プリンタ制御部19の機能を用いて、プリンタ
エンジン部1Aの紙搬送状態を間合せることにより、確認
する。
(4)両面印刷制御部17は紙サイズ2についての両面印
刷を、前半処理部171の処理から始める。
以上のように、(3)において別サイズ用紙中間トレ
イ混入防止部17Cが紙サイズ1についての中間トレイか
らの紙搬送が終了するのを待ってから、(4)において
紙サイズ2についての両面印刷を開始することにより、
前記中間トレイエラーを防止することができる。従っ
て、両面印刷において用紙毎に紙サイズを変えても支障
無く印刷を続行することができるという効果がある。
次に本発明の第3実施例を説明する。本実施例は、コ
マンドバッファ部13にページの途中までしかコマンドが
入っていない場合に両面印刷を行うためのものである。
本実施例の構成は、第1実施例又は第2実施例の場合と
同様である。次に処理手順を示す。
(1)コマンドバッファ部13に奇数ページの途中迄しか
コマンドが入っていない場合。
(a)コマンドバッファ部13の状態が第6図(a)であ
ると仮定する。前半処理部171は第1から第7ページを
順に処理する。第1ページについては、奇数ページ処理
部174内の描画部174−1による描画と表面印刷用印刷処
理起動部174−2による表面印刷処理の起動を行う。第
2ページについては、偶数ページ処理部175内の描画部1
75−1により描画のみを行う。以下同様に、第3ページ
については描画と表面印刷処理の起動を行い、第4ペー
ジについては描画のみを行うといった具合に処理を進め
る。すると、第7ページについての描画部174−1によ
る描画において、コマンドバッファ部13の終わりを検出
する。
(b)両面印刷制御部17は、以下、次のように処理を進
める。基本手順及びコマンドバッファアクセス用ポイン
タの制御は、片面印刷の場合と同じである。
(i)両面印刷制御部17の処理をコマンド受信待ち状
態である。
(ii)次のコマンド(第6図(b))を受信し、両面
印刷制御部17の処理を前記コマンド受信待ち状態から解
除する。
(iii)両面印刷制御部17は、第7ページ後半のコマ
ンドについての描画部174−1による描画処理から、前
半処理部171の処理を再開する。
(iv)前半処理部171は処理を続けながら、前記前半
処理終了条件の一つである文書終了を検出する。この検
出の後、両面印刷制御部17は、前半処理部171による処
理を終え、後半処理部178を起動する。
(v)後半処理部178は、裏面印刷用印刷処理起動部1
7Aを用いて、第2ページ、第4ページ、…、第10ページ
についての印刷処理を順に起動する。
(2)コマンドバッファ部に偶数ページの途中迄しかコ
マンドが入っていない場合。
奇数ページの途中しかコマンドが入っていない場合と
同様に処理する。コマンドバッファ部13の状態が第6図
(c)の場合の処理は、(1)における処理手順におい
て、次の3つの置き換えを行えば良い。
第7ページを第8ページに置き換える。
第6図(a)を第6図(c)に置き換える。
第6図(b)を第6図(d)に置き換える。
本実施例によれば、ホストコンピュータが印刷コマン
ド列を、ページ区切りを意識しないでプリンタコントロ
ーラへ送信し、コマンドバッファにページの途中迄しか
コマンドが入っていない場合でも、両面印刷を支障なく
行うことができるという効果がある。
次に本発明の第4実施例を説明する。本実施例は、印
刷部数が2以上のマルチページコピーを両面印刷におい
ても支障なく行うためのものである。
本実施例の構成は第1、第2、又は第3実施例の場合
と同様である。
印刷部数が複数の場合、ホストコンピュータ10からプ
リンタコントローラ11へのコマンド列の送信方法には、
第7図と第8図に示した二つの方法がある。第7図の方
法は、同一用紙の表裏である第1ページおよび第2ペー
ジを複数部数印刷した後、第3ページおよび第4ページ
を複数部数印刷する、というように、各ページごとに複
数部数を印刷していくよう送信コマンドを作成したもの
である。他方、第8図の方法は、第1ページから最終ペ
ージまでの印刷を行った後、これを複数回繰り返すよう
送信コマンドを作成したものである。後者は送信コマン
ド量が前者より多いが、出力結果がソーティングされて
いる点で優れている。但し、後者は前者よりスループッ
トが悪い。ホストコンピュータ10は両面印刷を指示する
場合、二つの方法の長所と短所を評価し、適切な方法を
選択する。
以下、第7図の方法でマルチページコピーを行う場合
の処理手順を示す。なお、第8図の方法をとる場合、プ
リンタコントローラ11の処理は印刷部数が1の場合と同
じである。
(1)中間トレイ容量を越えない場合 片面印刷におけるマルチページコピーと、同様の処理
手順を実行する。つまり、各用紙表面又は用紙裏面につ
いての印刷処理部179による印刷において、出来上がっ
たページバッファ内容の読出しによる制御を印刷部数回
繰り返す。
(2)中間トレイ容量を超える場合 同一の奇数ページ又は複数ページについてのマルチペ
ージコピー印刷を、中間トレイ容量を超えない範囲で繰
り返す。繰返し中間トレイ容量を超えないように制御す
るため、第2の制御テーブル177を両面印刷制御部17内
に設ける(第1図(b)参照))。
第2の制御テーブル177には第10図に示すように、以
下の項目を設ける。
中間トレイ残り空き枚数(Nr)1771 表面印刷用マルチページコピー未完了ページのペー
ジ通し番号(face_pageseqno)1772 表面印刷用マルチページコピー未完了ページの残り
印刷部数(face_multno)1773 裏面印刷用マルチページコピー未完了ページのペー
ジ通し番号(back_pageseqno)1774 裏面印刷用マルチページコピー未完了ページの残り
印刷部数(back_multno)1775 第9図に例を示す。第9図(a)に、ホストコンピュ
ータ10からプリンタコントローラ11への送信コマンド例
を示す。第1ページと第2ページを同一用紙の表面と裏
面に2部両面印刷し、第3ページと第4ページを同一用
紙の表面と裏面に2部両面印刷し、第5ページと第6ペ
ージを同一用紙の表面と裏面に30部両面印刷するよう、
ホストコンピュータ10からプリンタコントローラ11へ指
示がなされたとする。ここで、プリンタエンジン部1A内
の中間トレイ容量Nは24枚であると仮定して説明する。
Nの値が他の場合も同様である。
プリンタコントローラ11は第9図(b)に示すように
処理する。
初めに前半処理91を中間トレイ満杯になる前半処理終
了条件を検出するまで行い、表面印刷の終了した24枚の
用紙を中間トレイに格納する。第9図(b)のように、
P1が2枚、P3が2枚、P5が20枚格納される。次に、後半
処理92により、前半処理91で格納した24枚の用紙に裏面
印刷を行う。この結果、両面印刷の終わった24枚の用紙
が外部排紙トレイに出力される。次に再び前半処理93を
行い、前半処理91で表面印刷が未完了だったP5について
表面印刷を10部行い、中間トレイに格納する。最後に、
後半処理94を行い、前半処理93により表面印刷済みの10
枚の用紙に、裏面印刷を行う。
前半処理91の処理手順をより詳しく説明する。
第1ページについて描画と表面印刷処理の起動(2
部)を行う。
第2ページについて描画を行う。
第3ページについて描画と表面印刷処理の起動(2
部)を行う。
第4ページについて描画を行う。
第5ページについて描画の後、表面印刷処理を印刷
部数30部として起動しようとするが、30部すべてを中間
トレイに収納できない。従って、印刷部数を中間トレイ
残り空き枚数Nr(1771)=24−4=20に相当する20部と
して、表面印刷処理を起動する。
において、前半処理終了条件の一つである中間ト
レイ満杯を検出した後、前半処理部171の処理を終了
し、後半処理部178の処理を起動・終了する。
第11図に、第9図(b)の処理を両面印刷制御部17が
行う場合の、第2の制御テーブル177内の5項目の値の
推移を示す。
第2の制御テーブル177の各項目の初期値は、第11図
に示すように、Nr1771=24、face_pageseqno1772=−
1、face_multno1773=0、back_pageseqno 1774=−
1、back_multno1775=0と設定されている。前半処理9
1の終了の時点では、Nr1771=0、face_pageseqno1772
=P5、face_multno1773=10、back_pageseqno 1774=
−1、back_multno1775=0と変化している。
後半処理92の処理手順をより詳しく説明する。
第2ページについて裏面印刷処理(2部)を起動す
る。
第4ページについて裏面印刷処理(2部)を起動す
る。
第6ページについて裏面印刷処理(20部)を起動す
る。ここで、第6ページの印刷部数は24であるが、中間
トレイ内に20部しか用紙がないため、印刷部数を20部に
している。この後半処理終了時点で第2の制御テーブル
177の各項目には、第11図に示すようにNr1771=24、fac
e_pageseqno1772=P5、face_multno1773=10、back_pag
eseqno1774=P6、back_multno1775=10が設定される。
次に、前半処理93の処理手順をより詳しく説明する。
第2の制御テーブル177内のface_multno1773が0で
ないので、ページ通しNo face_pageseqno 1772につい
て、印刷部数face_multno 1773分の表面印刷を起動す
る。
文書終了を検出し、前半処理93を終え、後半処理94
を起動する。
続いて、後半処理94の処理手順をより詳しく説明す
る。
第2の制御テーブル177内のback_multno1775が0で
ないので、ページ通しNo ack_pageseqno 1774につい
て、印刷部数back_multno 1775分の裏面印刷を起動す
る。
文書終了が検出済みなので、両面印刷制御部17の処
理を終了する。
本実施例によれば、マルチページコピーを両面印刷に
おいても支障なく行うことができるという効果がある。
前述の第2実施例の効果と合わせることにより、用紙毎
に紙サイズや印刷部数を変えた場合についても両面印刷
を支障なく続行することができるようになる。
次に本発明の第5実施例を説明する。本実施例は、本
出願人が先に特願平1−164637号において提案した印刷
システムに前記両面印刷制御部17の機能を持たせたもの
であり、その構成を第12図に示す。描画処理と印刷処理
とは、タスク処理部13′によりそれぞれ描画タスクと印
刷タスクとして処理される。ページバッファ部14′は複
数のページバッファを有し、その使用状態はページバッ
ファ制御部116′内のページバッファ管理テーブル部1
8′で管理される。プリンタエンジン部16′の使用状態
はプリンタ制御部117′内のプリンタ管理テーブル部1
9′で管理される。タスクの実行状態はタスク管理テー
ブル17′により管理され、これを参照してタスク制御部
12′が各タスクの起動等を行う。すなわち、空き状態の
ページバッファは描画タスクに割り当てられ、空き状態
にあるプリンタエンジン部は印刷タスクに割り当てられ
る。空き状態のページバッファがない場合には描画タス
クはページバッファ空き待ち状態として管理され、任意
のページバッファが空き状態となったとき当該空き待ち
状態が解除される。プリンタエンジン部が空き状態でな
い場合には、印刷タスクはプリンタ空き待ち状態として
管理され、空き状態となったとき当該空き待ち状態が解
除される。このようにして、ページバッファ部およびプ
リンタエンジン部等の共有資源を有効利用し、描画タス
クおよび印刷タスクを並列実行可能とすることにより、
効率的な印刷制御が達成できる。
本実施例では、第1図の両面印刷制御部17内の各構成
要素を第12図の各構成要素に次のように対応づけ、両面
印刷制御部17の各構成要素の機能は、以下のように、第
12図の各部の一機能として実現する。
(1)前半処理部171→描画タスク処理部131′ (2)後半処理部178→描画タスク処理部131′ (3)印刷処理部179→印刷タスク処理部132′ (4)第1の制御テーブル176→ページバッファ管理テ
ーブル部18′ (5)第2の制御テーブル177→プリンタ管理テーブル
部19′ (6)片面印刷制御部16→描画タスク処理部131′と印
刷タスク処理部132′ (7)片面・両面印刷指定コマンド処理部15→描画タス
ク処理部131′ なお、第12図の構成要素の参照番号にはダッシュを付
して、特願平1−164637号との対応関係を明確にしてあ
る。
本実施例によれば、CPU、プリンタエンジン部、及び
ページバッファ部(複数ページからなる)を空き時間な
く使用することができるので、スループットを向上さ
せ、プリンタエンジン最高速度での両面印刷を実現する
ことができる。
上述した実施例におけるプリンタコントローラのハー
ドウェア構成の一具体例を第13図を用いて説明する。プ
リンタコントローラは、CPUバス111、ホスト通信コント
ローラ112、CPU113、ROMメモリ114、浮動少数点演算コ
プロセッサ115、サブCPU116、ユーザ操作パネル117、イ
メージ回転用LSI118、プリンタメモリコントローラ11
9、及びDRAMメモリ11Aからなる。
CPUバス111は、CPU113の各種入出力信号(アドレス信
号、データ信号、その他の制御信号)からなる。CPU113
は本CPUバス111を介して、112,115,116,118,119等の周
辺コントローラや114,11A等のメモリと入出力を行う。
ここで、第1図(a)の機能図との対応を考えると、第
1図のコマンド受信部はホスト通信コントローラ112とC
PU113に、コマンド処理部14はCPU113に、プリンタ制御
部19はサブCPU116とプリンタメモリコントローラ119
に、コマンドバッファ部13とページバッファ部18とはDR
AMメモリ11Aに相当する。
ホスト通信コントローラ112は、プリンタコントロー
ラ11がホストコンピュータ10と通信を行うためのコント
ローラである。本通信(ホストI/Fと呼ぶ)の物理I/Fと
してはSCSI(Small Computer Syatem Interface),RS23
2C,RS422,GP−IB(General Purpose Interface Bus)、
セントロニクス、HDLC(High−Level Data Link Contro
l)等を用い、使用する物理I/Fの種類に応じて本コント
ローラ112のハードウェア論理として適切なものを実装
する。
ROMメモリ114にはプリンタコントローラの初期化立上
げプログラム(IPL(Initial Program Loading)プログ
ラムとも呼ぶ)と文字フォントの一部を格納する。
DRAMメモリ11Aには(i)本プリンタコントローラの
制御プログラム、(ii)文字フォントの残り、(iii)
コマンドバッファ部メモリ、(iv)ページバッファ部メ
モリ、及び(v)タスク管理テーブル、ページバッファ
管理テーブル、プリンタ管理テーブル等の各種管理テー
ブル、その他を格納する。これらのうち(i)と(ii)
は前記IPLプログラムにて格納する。また(i)と(i
i)はDRAMメモリ110に格納せず、ROMメモリ114に予め格
納しておいても良い。また逆にROMメモリ114には文字フ
ォントを一切格納せず、すべてDRAMメモリ11Aに格納し
ても良い。
浮動少数点演算コプロセッサ115はCPU113の指示に従
い浮動少数点演算を行う。イメージ回転用LSI118はCPU1
13による前記ページバッファ部18への文字やイメージの
描画処理において、CPU113の指示に従い描画出力の回転
処理を行う。浮動少数点演算コプロセッサ115やイメー
ジ回転LSI118により、描画処理を高速化できる。なお、
115や118は取り除きCPUにて処理することもできるが、
この場合描画処理の速度は低下する。
サブCPU116は、CPU113の指示に従い、ユーザ操作パネ
ル117やプリンタエンジン部1Aとの間で入出力処理を行
う。
プリンタメモリコントローラ119はDRAMメモリ11Aの内
容(通常ページバッファ部の内容)のプリンタエンジン
部1Aへの読出し処理とDRAMメモリ11Aの制御(リフレッ
シュ等)を行う。本読出し処理は内蔵のDMA(Direct Me
mory Access)機能を用いて行い、紙面一ページ分のデ
ータのページバッファ部からの読出しが終了した時点
で、プリンタメモリコントローラ119がCPU113に対し割
り込み信号(CPUバス111内の信号の一部)をアサート
し、CPUによるページ読出し終了割り込み処理を起動す
る。
印刷制御装置はプリンタエンジン部1Aとの間で、サブ
CPU116が信号線11Bを介し、プリンタメモリコントロー
ラ119が信号線11Cを介して、ビデオI/Fと呼ぶI/Fに従っ
て、通信を行う。信号線11Cは、プリンタメモリコント
ローラ119が前述したようにページバッファ部18の内容
をプリンタエンジン部1Aへ読出す画像出力信号からな
る。信号線11BはサブCPU116がプリンタエンジン部1Aへ
問合せや指示のためのコマンドを送信し、プリンタエン
ジン部1Aから応答ステータスを受信するためのコマンド
ステータス送受信信号及び、前記ページバッファメモリ
内容のプリンタエンジン部1Aへの読出し手順を制御する
ための制御信号からなる。
以上の実施例の説明においては奇数のページ通しNoを
表面印刷に、偶数のページ通しNoを裏面印刷に対応させ
たが、対応関係を変えても良い。つまり、偶数のページ
通しNoを表面印刷に、奇数のページ通しNoを裏面印刷に
対応させても、同様に両面印刷を行うことができる。
[発明の効果] 本発明によれば、ホストコンピュータが文書先頭にて
両面印刷の指定を行った後、通常の印刷コマンド列を送
信すれば、プリンタコントローラが前半処理にて奇数ペ
ージについては描画と表面印刷の起動、偶数ページにつ
いては描画を行い、後半処理にて前記前半処理にて描画
したページについての裏面印刷を行うことにより、両面
印刷を行うことができるので、ホストコンピュータ側の
制御プログラムの開発負担が少なく、ホストコンピュー
タ上の制御プログラムのプリンタ仕様への依存度の小さ
い印刷システムを実現することができるという効果があ
る。
本発明による印刷システムでは、中間トレイ容量をフ
ルに活用し、中間トレイが満杯になるまで前半処理を続
けるため、中間トレイの前半処理での排紙部としての利
用から、後半処理での給紙部としての利用への切替回数
を最小にできるため、スループットを向上することがで
きるという効果もある。
また、本発明による本印刷システムでは、両面印刷に
おいて(a)マルチページコピー、(b)一文書におけ
る用紙毎の紙サイズや印刷部数の変更が可能になるとと
もに、(c)紙サイズ、印刷部数、紙縦・横方向、給紙
部等を裏面印刷用に指定した場合の処理も支障なく行う
ことができるので、ユーザにとって使い易い両面印刷機
能を提供することができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の構成例を示すブロック
図、第2図は第1実施例における各種印刷条件設定用コ
マンドの仕様の説明図、第3図は第1実施例におけるホ
ストコンピュータからプリンタコントローラへのコマン
ド送信方法の説明図、第4図は第1実施例における用紙
表面と裏面についての各種印刷条件設定用コマンドの処
理仕様の説明図、第5図は第1実施例における前半処理
終了フラグの設定とそれの参照による前半処理終了方法
の説明図、第6図は第3実施例におけるコマンドバッフ
ァ状態の説明図、第7図と第8図は第4実施例における
マルチページコピーのためのホストコンピュータからプ
リンタコントローラへのコマンド送信方法の説明図、第
9図と第11図は第4実施例における中間トレイ容量を超
える場合のマルチページコピー方法の説明図、第10図は
第4実施例における第2の制御テーブルの説明図、第12
図は第5実施例における構成例の説明図、第13図は本発
明のハードウェア構成の説明図である。 10……ホストコンピュータ、11……プリンタコントロー
ラ、12……コマンド受信部、13……コマンドバッファ
部、14……コマンド処理部、15……片面・両面印刷指定
コマンド処理部、16……片面印刷制御部、17……両面印
刷制御部、18……ページバッファ部、19……プリンタ制
御部、1A……プリンタエンジン部、171……前半処理
部、172……ページ通しNo更新部、173……奇数ページ・
偶数ページ判定部、174……奇数ページ処理部、175……
偶数ページ処理部、178……後半処理部、179……印刷処
理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上林 弘明 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社 日立製作所神奈川工場内 (56)参考文献 特開 昭63−293063(JP,A) 特開 平3−100760(JP,A) 特開 平2−196250(JP,A) 特開 平2−4558(JP,A) 特開 昭63−84954(JP,A) 特開 平3−27434(JP,A) 特開 平3−211070(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/30 B41J 21/00 B41J 13/00 G06F 3/12 B41J 3/60

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両面印刷機構付きプリンタと、 印刷コマンドを発行する上位装置と、 該上位装置から受けた印刷コマンドを解釈・実行し、前
    記プリンタに印刷を指示する印刷制御装置と を備えた印刷システムにおいて、 前記上位装置内に、 片面印刷/両面印刷の別を指定する片面・両面印刷指定
    コマンドの発行手段と、 各論理ページを印刷すべき紙サイズを指定する紙サイズ
    指定コマンドの発行手段と、 各論理ページの印刷部数を指定する印刷部数指定コマン
    ドの発行手段とを設け、 前記印刷制御装置内に、 前記片面・両面印刷指定コマンドを解釈する手段と、 印刷コマンド列を両面印刷モードにて解釈・実行する両
    面印刷制御手段と、 前記紙サイズ指定コマンドを実行する紙サイズ指定コマ
    ンド処理手段と、 前記印刷部数指定コマンドを実行する印刷部数指定コマ
    ンド処理手段と を設けたことを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】両面印刷においては、1枚の用紙の表面お
    よび裏面に対応する2ページ単位に紙サイズおよび印刷
    部数の指定を許容した ことを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 【請求項3】前記上位装置内に、 各論理ページの紙縦・横方向を指定する紙縦・横方向指
    定コマンドの発行手段と、 各論理ページの印字方向を指定する印字方向指定コマン
    ドの発行手段と を更に設け、 前記印刷制御装置内に、 前記紙縦・横方向指定コマンドを実行する紙縦・横方向
    指定コマンド処理手段と、 前記印字方向指定コマンドを実行する印字方向指定コマ
    ンド処理手段と を更に設け、 両面印刷においては、1枚の用紙の表面および裏面に対
    応する2ページ単位に紙縦・横方向の指定を許容した ことを特徴とする請求項1または2記載の印刷システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記上位装置内に、 各論理ページの給紙部を指定する給紙部指定コマンドの
    発行手段と、 各論理ページの排紙部を指定する排紙部指定コマンドの
    発行手段と を更に設け、 前記印刷制御装置内に、 前記給紙部指定コマンドを実行する給紙部指定コマンド
    処理手段と、 前記排紙部指定コマンドを実行する排紙部指定コマンド
    処理手段と を更に設け、 両面印刷においては、1枚の用紙の表面および裏面に対
    する2ページ単位に紙縦・横方向の指定を許容した ことを特徴とする請求項1または2記載の印刷システ
    ム。
  5. 【請求項5】中間トレイを内蔵した両面印刷機構付きプ
    リンタを制御する印刷制御装置において、 印刷すべき各論理ページの内容を描画する複数ページ分
    のページバッファと、 前半処理部および後半処理部からなる両面印刷制御手段
    と を備え、 前記前半処理部は、 印刷すべき各論理ページの通し番号を更新するページ通
    し番号更新部と、 該ページ通し番号の偶奇を判定する奇数ページ・偶数ペ
    ージ判定部と、 奇数ページについて、前記ページバッファへの描画およ
    び当該描画内容を、中間トレイを排紙部として用紙表面
    に印刷する表面印刷処理の起動を行う奇数ページ処理部
    と、 奇数ページについて前記ページバッファへの描画を行う
    偶数ページ処理部とにより構成し、 前記後半処理部は、 前記偶数ページ処理部による描画内容を、中間トレイを
    給紙部として用紙裏面に印刷する裏面印刷処理の起動を
    行う裏面印刷処理起動部により構成し、 予め定めた条件が成立するまで、前記前半処理部による
    処理を行い、 前記条件が成立すると、前記後半処理部による処理に移
    行する ことを特徴とする印刷制御装置。
  6. 【請求項6】前記前半処理部内に、 印刷すべき文書の終了を検出する第1の検出部、 最終ページバッファへの描画完了を検出する第2の検出
    部、 前記中間トレイの満杯を検出する第3の検出部、 紙サイズの変更を検出する第4の検出部 のうちの少なくとも一つの検出部を有し、 該検出部の検出結果に応じて前半処理を終了し、後半処
    理に移行することを特徴とする請求項5記載の印刷制御
    装置。
  7. 【請求項7】前記前半処理部内に、 紙サイズの変更を検出する検出部を有し、 該検出部により紙サイズ変更が検出されたとき、後半処
    理に行って前記中間トレイから変更前の紙サイズの用紙
    を排出し、 該排出完了を待って、変更後の新たな紙サイズについて
    前半処理を再開することを特徴とする請求項5記載の印
    刷制御装置。
  8. 【請求項8】印刷データを印刷コマンド列として受信
    し、該受信したコマンド列を格納するコマンドバッファ
    を有し、 前記前半処理部が該コマンドバッファ内の印刷コマンド
    列を解釈・実行して描画を行う際に、前記コマンドバッ
    ファ内に該描画を行っているページの途中までしか印刷
    コマンドが存在しない場合、 当該前半処理をコマンド受信待ち状態とし、 後続の印刷コマンドを受信後、前記コマンド受信待ち状
    態を解除する ことを特徴とする請求項5記載の印刷制御装置。
  9. 【請求項9】中間トレイ満杯を検出する検出部と、 少なくとも中間トレイ満杯による印刷未完了のページ情
    報および印刷部数情報を格納する制御テーブルと を設け、 前記検出部により中間トレイ満杯が検出されたとき、後
    半処理を行って前記中間トレイから用紙を排出し、 該排出完了を待ち、前記制御テーブルを参照して未完了
    の印刷処理を再開する ことを特徴とする請求項5記載の印刷制御装置。
  10. 【請求項10】中間トレイを内蔵した両面印刷機構付き
    プリンタを制御する印刷制御装置において、 印刷すべき各論理ページの内容を描画する複数ページ分
    のページバッファと、 前半処理部および後半処理部からなる両面印刷制御手段
    と を備え、 前記前半処理部は、 印刷すべき各論理ページが表面か裏面かを判定する表裏
    判定部と、 表面ページについて前記ページバッファへの描画および
    当該描画内容を、中間トレイを排紙部として用紙表面に
    印刷する表面印刷処理の起動を行う表面ページ処理部
    と、 裏面ページについて前記ページバッファへの描画を行う
    裏面ページ処理部とにより構成し、 前記後半処理部は、 前記裏面ページ処理部による描画内容を、中間トレイを
    給紙部として用紙裏面に印刷する裏面印刷処理の起動を
    行う裏面印刷起動部により構成し、 予め定めた条件が成立するまで、前記前半処理部による
    処理を行い、 前記条件が成立すると、前記後半処理部による処理に移
    行する ことを特徴とする印刷制御装置。
  11. 【請求項11】中間トレイを内蔵した両面印刷機構付き
    プリンタを制御する両面印刷制御方法であって、 a)複数ページにわたる印刷データを受けて、順次各ペ
    ージが表面か裏面かを判断し、 b)表面であれば、当該ページの描画をページバッファ
    に対して行うとともに、前記中間トレイを排紙部として
    当該描画内容の表面印刷を行い、 c)裏面であれば、当該ページの描画をページバッファ
    に対して行い、 d)予め定めた条件が満足されるまで前記処理a)〜
    c)を反復して実行し、 e)前記条件が満足されたとき、前記処理c)で描画さ
    れた裏面ページに対応するページバッファの描画内容に
    ついて、前記中間トレイに格納された用紙に対して当該
    中間トレイを給紙部として裏面印刷を行う ことを特徴とする両面印刷制御方法。
  12. 【請求項12】前記予め定めた条件は、印刷すべき文書
    の終了、最終ページバッファへの描画完了、前記中間ト
    レイの満杯、紙サイズの変更のうちの少なくとも一つが
    検出される ことである請求項11記載の両面印刷制御方法。
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