JP2964877B2 - 燃焼機の電磁ポンプ制御装置 - Google Patents
燃焼機の電磁ポンプ制御装置Info
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- JP2964877B2 JP2964877B2 JP18474894A JP18474894A JP2964877B2 JP 2964877 B2 JP2964877 B2 JP 2964877B2 JP 18474894 A JP18474894 A JP 18474894A JP 18474894 A JP18474894 A JP 18474894A JP 2964877 B2 JP2964877 B2 JP 2964877B2
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- electromagnetic pump
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液体燃料を燃焼させ
る燃焼機の電磁ポンプ制御装置に関するものである。
る燃焼機の電磁ポンプ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば特開平1−184324号
公報に示された従来の電磁ポンプ制御装置の構成を示す
ブロック図である。図において、1は燃焼機の燃料供給
制御を行う燃焼制御装置で、この燃焼制御装置はマイク
ロコンピュータ2,電源電圧検出部4,電磁ポンプ電源
部5,駆動部6よりなる。
公報に示された従来の電磁ポンプ制御装置の構成を示す
ブロック図である。図において、1は燃焼機の燃料供給
制御を行う燃焼制御装置で、この燃焼制御装置はマイク
ロコンピュータ2,電源電圧検出部4,電磁ポンプ電源
部5,駆動部6よりなる。
【0003】マイクロコンピュータ2は図示しない温度
設定器からの設定信号と室温を検知する図示しないルー
ムサーモメータの検出信号を比較し、室温が設定温度に
保たれるような吐出流量を得ることのできる制御信号を
発生する機能を有するとともに、この制御信号をその値
に対応したパルス幅にパルス幅変調(PWM)し、これ
を駆動パルスとして出力するパルス幅変調回路部3を内
蔵する。パルス幅変調回路部3からの駆動パルスは駆動
部6に与えられ、電磁ポンプ電源部5の出力する電源出
力の電磁ポンプ7への印加をこの駆動部6によりスイッ
チング制御して電磁ポンプ7を駆動する。
設定器からの設定信号と室温を検知する図示しないルー
ムサーモメータの検出信号を比較し、室温が設定温度に
保たれるような吐出流量を得ることのできる制御信号を
発生する機能を有するとともに、この制御信号をその値
に対応したパルス幅にパルス幅変調(PWM)し、これ
を駆動パルスとして出力するパルス幅変調回路部3を内
蔵する。パルス幅変調回路部3からの駆動パルスは駆動
部6に与えられ、電磁ポンプ電源部5の出力する電源出
力の電磁ポンプ7への印加をこの駆動部6によりスイッ
チング制御して電磁ポンプ7を駆動する。
【0004】また、電磁ンプ電源部5は商用電源等の外
部電源を整流し、電磁ポンプ駆動用に最適な電圧に定電
圧化して出力するものであり、この電圧値は電源検出部
4により検出してマイクロコンピュータ2に電源電圧情
報として入力する。マイクロコンピュータ2はこの電源
電圧情報をもとにパルス幅変調回路部3に設定する周期
とパルス幅を演算し更新する機能をも有している。
部電源を整流し、電磁ポンプ駆動用に最適な電圧に定電
圧化して出力するものであり、この電圧値は電源検出部
4により検出してマイクロコンピュータ2に電源電圧情
報として入力する。マイクロコンピュータ2はこの電源
電圧情報をもとにパルス幅変調回路部3に設定する周期
とパルス幅を演算し更新する機能をも有している。
【0005】このような構成の燃焼制御装置1は、電源
電圧検出部4の検出電圧と設定温度値およびルームサー
モメータによる室温検出値をもとに、マイクロコンピュ
ータ2は電磁ポンプ5の液体燃料吐出流量が設定室温を
維持するに最適な量となるようなパルス周期およびパル
ス幅の駆動パルスを、内蔵のパルス幅変調回路部3を介
して発生し、駆動部6に与える。すると、この駆動部6
は電磁ポンプ電源部5の出力する電源出力の電磁ポンプ
7への印加をこの駆動パルスに従って、スイッチング制
御して電磁ポンプ7に与え、この電磁ポンプ7を駆動す
る。
電圧検出部4の検出電圧と設定温度値およびルームサー
モメータによる室温検出値をもとに、マイクロコンピュ
ータ2は電磁ポンプ5の液体燃料吐出流量が設定室温を
維持するに最適な量となるようなパルス周期およびパル
ス幅の駆動パルスを、内蔵のパルス幅変調回路部3を介
して発生し、駆動部6に与える。すると、この駆動部6
は電磁ポンプ電源部5の出力する電源出力の電磁ポンプ
7への印加をこの駆動パルスに従って、スイッチング制
御して電磁ポンプ7に与え、この電磁ポンプ7を駆動す
る。
【0006】電磁ポンプ電源部5は商用電源を整流し、
電磁ポンプ駆動用に最適な電圧に定電圧化して出力する
ものであり安定度は良いので、通常は電磁ポンプ電源出
力一定電圧下における最適パルス周期とし、室温と設定
温度の差に応じたパルス幅の駆動パルスが出力されて、
電磁ポンプ7は駆動されることになり、これによって、
設定温度を維持するような燃焼制御が成されることにな
る。
電磁ポンプ駆動用に最適な電圧に定電圧化して出力する
ものであり安定度は良いので、通常は電磁ポンプ電源出
力一定電圧下における最適パルス周期とし、室温と設定
温度の差に応じたパルス幅の駆動パルスが出力されて、
電磁ポンプ7は駆動されることになり、これによって、
設定温度を維持するような燃焼制御が成されることにな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この燃
焼制御装置1は、電磁ポンプ7の駆動パルスをマイクロ
コンピュータ2に内蔵されたパルス幅変調回路部3によ
つて与えるため、マイクロコンピュータ2のクロックが
変化すると、駆動パルスの周期も変化してしまう。マイ
クロコンピュータ2のクロックは通常セラミック発振子
を用いていることが多く、セラミック発振子は衝撃等で
クラックが発生したり、割れたりすることがある。セラ
ミック発振子が割れると、発振周波数が高くなり、これ
に合わせて電磁ポンプ7の駆動パルスも周期が短くな
る。電磁ポンプの駆動パルスの周期が短くなると、電磁
ポンプ7内にあるプランジャー(図示せず)のストロー
クが早くなり、燃料供給量が多くなる。このため、バー
ナ内で火炎の長さが伸び、赤火発生の原因になるなどの
不具合を招き、このような場合には、炎検知器で異常を
検出することは難しく、実際には品質の向上に頼らざる
を得ない状態であった。
焼制御装置1は、電磁ポンプ7の駆動パルスをマイクロ
コンピュータ2に内蔵されたパルス幅変調回路部3によ
つて与えるため、マイクロコンピュータ2のクロックが
変化すると、駆動パルスの周期も変化してしまう。マイ
クロコンピュータ2のクロックは通常セラミック発振子
を用いていることが多く、セラミック発振子は衝撃等で
クラックが発生したり、割れたりすることがある。セラ
ミック発振子が割れると、発振周波数が高くなり、これ
に合わせて電磁ポンプ7の駆動パルスも周期が短くな
る。電磁ポンプの駆動パルスの周期が短くなると、電磁
ポンプ7内にあるプランジャー(図示せず)のストロー
クが早くなり、燃料供給量が多くなる。このため、バー
ナ内で火炎の長さが伸び、赤火発生の原因になるなどの
不具合を招き、このような場合には、炎検知器で異常を
検出することは難しく、実際には品質の向上に頼らざる
を得ない状態であった。
【0008】また、商用電源の零クロスポイントで生成
された電源パルスの周期は50Hzと60Hzでは異な
るため、電磁ポンプ駆動パルスの仕様を商用電源の周波
数を基準にした場合に発生する各周波数毎に定格の異な
るいわゆる二重定格にしなければならず、製品を開発あ
るいは製造するときの試験項目が増えて、コストが高く
なるという問題点があった。
された電源パルスの周期は50Hzと60Hzでは異な
るため、電磁ポンプ駆動パルスの仕様を商用電源の周波
数を基準にした場合に発生する各周波数毎に定格の異な
るいわゆる二重定格にしなければならず、製品を開発あ
るいは製造するときの試験項目が増えて、コストが高く
なるという問題点があった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、機器の品質向上を図るととも
に、製品を開発製造する際の試験項目を減らし、コスト
の低減を図ることを目的としたものである。
るためになされたもので、機器の品質向上を図るととも
に、製品を開発製造する際の試験項目を減らし、コスト
の低減を図ることを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る燃焼機の
電磁ポンプ制御装置は、燃焼制御部と、この燃焼制御部
からの出力に基づいてパルスを発生させるパルス発生部
と、このパルス発生部からのパルスに基づいて電磁ポン
プを駆動する電磁ポンプ駆動回路と、商用電源に同期し
た電源パルスを作る電源パルス発生回路とを備え、前記
パルス発生部は電源パルス発生回路からの出力パルスの
周期を基準とし、50Hzと60Hzの電源から生成さ
れるパルスの周期の公倍数の周期のパルスを発生させる
ようにしたものである。
電磁ポンプ制御装置は、燃焼制御部と、この燃焼制御部
からの出力に基づいてパルスを発生させるパルス発生部
と、このパルス発生部からのパルスに基づいて電磁ポン
プを駆動する電磁ポンプ駆動回路と、商用電源に同期し
た電源パルスを作る電源パルス発生回路とを備え、前記
パルス発生部は電源パルス発生回路からの出力パルスの
周期を基準とし、50Hzと60Hzの電源から生成さ
れるパルスの周期の公倍数の周期のパルスを発生させる
ようにしたものである。
【0011】
【作用】この発明においては、電源パルスの周期を基準
にして電磁ポンプが駆動されるので、マイクロコンピュ
ータのクロック周波数が高くなっても、電磁ポンプ駆動
パルスの周期が変わらないので、燃料供給量が多くなる
ことがない。また、電磁ポンプ駆動パルスの周期を50
Hzと60Hzの電源パルスの周期の公倍数に設定する
ことにより、商用電源の周波数が異なっても同じパルス
の設定値になり、燃料供給量が変わることがない。
にして電磁ポンプが駆動されるので、マイクロコンピュ
ータのクロック周波数が高くなっても、電磁ポンプ駆動
パルスの周期が変わらないので、燃料供給量が多くなる
ことがない。また、電磁ポンプ駆動パルスの周期を50
Hzと60Hzの電源パルスの周期の公倍数に設定する
ことにより、商用電源の周波数が異なっても同じパルス
の設定値になり、燃料供給量が変わることがない。
【0012】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明する。図
1は本制御装置の構成を示すブロック図で、10は燃焼
機による暖房装置等において、設定室温を入力するため
の温度設定部、11はこの温度設定部10からの設定温
度に基づいて燃焼を制御する燃焼制御部、12はこの燃
焼制御部12によって決めた燃焼量で燃焼させるため、
電磁ポンプ7を駆動するパルスを発生させるパルス発生
部、13は商用電源の零クロスポイントでパルスを発生
させるための電源パルス発生回路で、マイクロコンピュ
ータ2に入力される。電磁ポンプ7は、電磁ポンプ電源
部5から定電圧が供給され、パルス発生部12からの信
号を受けた電磁ポンプ駆動回路6によって駆動される。
1は本制御装置の構成を示すブロック図で、10は燃焼
機による暖房装置等において、設定室温を入力するため
の温度設定部、11はこの温度設定部10からの設定温
度に基づいて燃焼を制御する燃焼制御部、12はこの燃
焼制御部12によって決めた燃焼量で燃焼させるため、
電磁ポンプ7を駆動するパルスを発生させるパルス発生
部、13は商用電源の零クロスポイントでパルスを発生
させるための電源パルス発生回路で、マイクロコンピュ
ータ2に入力される。電磁ポンプ7は、電磁ポンプ電源
部5から定電圧が供給され、パルス発生部12からの信
号を受けた電磁ポンプ駆動回路6によって駆動される。
【0013】図2は、上記構成のブロック図を電気回路
図にしたものである。図2において、14は商用電源、
15は降圧トランス、16は商用電源14の交流を全波
整流するダイオードブリッジ、17,18,19,20
は全波整流された電圧から零クロスパルスを発生させる
抵抗とトランジスタであり、電源パルス発生回路13と
して動作し、その出力はマイクロコンピュータ2に入力
される。
図にしたものである。図2において、14は商用電源、
15は降圧トランス、16は商用電源14の交流を全波
整流するダイオードブリッジ、17,18,19,20
は全波整流された電圧から零クロスパルスを発生させる
抵抗とトランジスタであり、電源パルス発生回路13と
して動作し、その出力はマイクロコンピュータ2に入力
される。
【0014】21は電流ブロック用のダイオード、22
は平滑用のコンデンサ、23は電磁ポンプ用の定電圧電
源を作る3端子レギュレータ、24,25はマイクロコ
ンピュータ2用の電源VDDを作るための抵抗とツェナ
ーダイオード、26,27はマイクロコンピュータ2か
らの信号により電磁ポンプ7をパルス駆動する抵抗とト
ランジスタである。マイクロコンピュータ2にはクロッ
ク回路として動作するセラミック発振子28とコンデン
サ29,30が接続され、セラミック発振子28の共振
周波数に基づいたクロックパルスを発生させマイクロコ
ンピュータ2の基準時間を作る。
は平滑用のコンデンサ、23は電磁ポンプ用の定電圧電
源を作る3端子レギュレータ、24,25はマイクロコ
ンピュータ2用の電源VDDを作るための抵抗とツェナ
ーダイオード、26,27はマイクロコンピュータ2か
らの信号により電磁ポンプ7をパルス駆動する抵抗とト
ランジスタである。マイクロコンピュータ2にはクロッ
ク回路として動作するセラミック発振子28とコンデン
サ29,30が接続され、セラミック発振子28の共振
周波数に基づいたクロックパルスを発生させマイクロコ
ンピュータ2の基準時間を作る。
【0015】さらに、31,32は温度設定スイッチと
抵抗であり、マイクロコンピュータ2に設定温度を入力
し、マイクロコンピュータ2はこの温度になるように電
磁ポンプ7と負荷群33を制御する。
抵抗であり、マイクロコンピュータ2に設定温度を入力
し、マイクロコンピュータ2はこの温度になるように電
磁ポンプ7と負荷群33を制御する。
【0016】次に、図3のフローチャートを併用しなが
ら動作について説明する。まず、温度設定スイッチ31
により温度が設定されると(ステップ40)、マイクロ
コンピュータ2は、その設定された温度になるように最
適な燃焼量を決定し(ステップ41)、そして、この燃
焼量に対応した電磁ポンプ駆動パルスの周期とパルス幅
を設定する(ステップ42)。
ら動作について説明する。まず、温度設定スイッチ31
により温度が設定されると(ステップ40)、マイクロ
コンピュータ2は、その設定された温度になるように最
適な燃焼量を決定し(ステップ41)、そして、この燃
焼量に対応した電磁ポンプ駆動パルスの周期とパルス幅
を設定する(ステップ42)。
【0017】マイクロコンピュータ2内のパルス発生部
12では、電源パルス発生回路13の出力を監視し、電
源パルスがオンになったかを判定する(ステップ4
3)。電源パルスがオンになると、電磁ポンプ駆動パル
スを出力し(ステップ44)、トランジスタ27をオン
させて電磁ポンプ7に通電する。同時に、マイクロコン
ピュータ2のメモリ内にある電源パルスをカウントする
カウンタをクリアし(ステップ45)、パルス幅設定タ
イマーをスタートさせる(ステップ46)。パルス幅設
定タイマーはマイクロコンピュータ2のクロックを分周
した時間を基準にして時間をカウントするものであり、
ステップ42で設定されたパルス幅の時間、例えばtm
s経過すると、オーバーフロー信号を出力し(ステップ
47)、この信号によりマイクロコンピュータ2は電磁
ポンプ7の駆動パルスをオフして電磁ポンプ7への通電
を停止させる(ステップ48)。
12では、電源パルス発生回路13の出力を監視し、電
源パルスがオンになったかを判定する(ステップ4
3)。電源パルスがオンになると、電磁ポンプ駆動パル
スを出力し(ステップ44)、トランジスタ27をオン
させて電磁ポンプ7に通電する。同時に、マイクロコン
ピュータ2のメモリ内にある電源パルスをカウントする
カウンタをクリアし(ステップ45)、パルス幅設定タ
イマーをスタートさせる(ステップ46)。パルス幅設
定タイマーはマイクロコンピュータ2のクロックを分周
した時間を基準にして時間をカウントするものであり、
ステップ42で設定されたパルス幅の時間、例えばtm
s経過すると、オーバーフロー信号を出力し(ステップ
47)、この信号によりマイクロコンピュータ2は電磁
ポンプ7の駆動パルスをオフして電磁ポンプ7への通電
を停止させる(ステップ48)。
【0018】その後、マイクロコンピュータ2は電源パ
ルスがオンになるたびに(ステップ49)、電源パルス
カウンタに1を加算する(ステップ50)。そして、商
用電源の周波数が50Hzかどうかを判定し(ステップ
51)、50Hzの場合は電源パルスカウンタが5かど
うかを判定する(ステップ52)。50Hzでない場合
は60Hz電源とみなし、電源パルスカウンタが6かど
うかを判定する(ステップ53)。NOの場合はステッ
プ48に戻り、電磁ポンプ駆動パルスオフの状態を継続
する。一方、YESの場合はステップ44に戻り、再度
電磁ポンプ駆動パルスをオンし、以下、同じ動作を繰り
返して周期的にパルスを出力して電磁ポンプ7を動作さ
せる。
ルスがオンになるたびに(ステップ49)、電源パルス
カウンタに1を加算する(ステップ50)。そして、商
用電源の周波数が50Hzかどうかを判定し(ステップ
51)、50Hzの場合は電源パルスカウンタが5かど
うかを判定する(ステップ52)。50Hzでない場合
は60Hz電源とみなし、電源パルスカウンタが6かど
うかを判定する(ステップ53)。NOの場合はステッ
プ48に戻り、電磁ポンプ駆動パルスオフの状態を継続
する。一方、YESの場合はステップ44に戻り、再度
電磁ポンプ駆動パルスをオンし、以下、同じ動作を繰り
返して周期的にパルスを出力して電磁ポンプ7を動作さ
せる。
【0019】図4は、上記の動作を波形で示したもので
ある。商用電源14の零クロスポイントで生成された電
源パルスの周期は、60Hzでは8.33ms、50H
zでは10msであるため、電磁ポンプ駆動パルスの周
期は50msになる。このように電磁ポンプ駆動パルス
の周期を50Hzと60Hzの電源パルスの周期の公倍
数(50ms,100ms,150ms・・・)にする
ことにより、駆動パルスが同一仕様になり、商用電源1
4の周波数を基準にした場合に発生する各周波数ごとに
定格の異なるいわゆる二重定格にしないでも済み、製品
を開発あるいは製造するときの試験項目を減らすことが
できるため、コストが安くできる。
ある。商用電源14の零クロスポイントで生成された電
源パルスの周期は、60Hzでは8.33ms、50H
zでは10msであるため、電磁ポンプ駆動パルスの周
期は50msになる。このように電磁ポンプ駆動パルス
の周期を50Hzと60Hzの電源パルスの周期の公倍
数(50ms,100ms,150ms・・・)にする
ことにより、駆動パルスが同一仕様になり、商用電源1
4の周波数を基準にした場合に発生する各周波数ごとに
定格の異なるいわゆる二重定格にしないでも済み、製品
を開発あるいは製造するときの試験項目を減らすことが
できるため、コストが安くできる。
【0020】電磁ポンプ駆動パルスの周期を50msに
固定してもパルス幅設定タイマーのtを変更することに
より、いくらでも細かく多段に燃焼量の制御ができる。
また、例えば周期を50ms,100ms,150ms
とし、この間をパルス幅tを変更して設定すれば、燃焼
幅をいくらでも広く設定できる。
固定してもパルス幅設定タイマーのtを変更することに
より、いくらでも細かく多段に燃焼量の制御ができる。
また、例えば周期を50ms,100ms,150ms
とし、この間をパルス幅tを変更して設定すれば、燃焼
幅をいくらでも広く設定できる。
【0021】また、電磁ポンプ駆動パルスの周期は電源
パルスを基準にし、パルス幅はマイクロコンピュータ2
のクロックを基準にしているため、例えば、マイクロコ
ンピュータ2のクロックの基準になるセラミック発振子
28が割れて発振周波数が高くなったとしても、図5に
示すように周期は変わらずに、パルス幅がtからt’に
狭くなるだけのため、燃焼量が増えて本体から出炎する
ことがなく、たとえ故障しても本質的に装置の安全を保
つことができる。
パルスを基準にし、パルス幅はマイクロコンピュータ2
のクロックを基準にしているため、例えば、マイクロコ
ンピュータ2のクロックの基準になるセラミック発振子
28が割れて発振周波数が高くなったとしても、図5に
示すように周期は変わらずに、パルス幅がtからt’に
狭くなるだけのため、燃焼量が増えて本体から出炎する
ことがなく、たとえ故障しても本質的に装置の安全を保
つことができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、燃焼
制御部と、この燃焼制御部からの出力に基づいてパルス
を発生させるパルス発生部と、このパルス発生部からの
パルスに基づいて電磁ポンプを駆動する電磁ポンプ駆動
回路と、商用電源に同期した電源パルスを作る電源パル
ス発生回路とを備え、前記パルス発生部は電源パルス発
生回路からの出力パルスの周期を基準とし、50Hzと
60Hzの電源かれ生成されるパルスの周期の公倍数の
周期のパルスを発生させるようにしたので、故障等によ
りマイクロコンピュータ2のクロック周波数が高くなっ
ても、電磁ポンプ駆動パルスの周期が変わらないので、
燃料供給量が多くなることがなく、火炎の長さが伸びて
赤火が発生するなどの不具合を解消できる。また、前記
パルス発生部で発生させるパルスの周期は、50Hzと
60Hzの電源パルスの周期の公倍数に設定したので、
商用電源が異なっても定格を変える必要がなく、製品を
開発製造するときの試験項目を減らすことができるた
め、コストを安くできる。
制御部と、この燃焼制御部からの出力に基づいてパルス
を発生させるパルス発生部と、このパルス発生部からの
パルスに基づいて電磁ポンプを駆動する電磁ポンプ駆動
回路と、商用電源に同期した電源パルスを作る電源パル
ス発生回路とを備え、前記パルス発生部は電源パルス発
生回路からの出力パルスの周期を基準とし、50Hzと
60Hzの電源かれ生成されるパルスの周期の公倍数の
周期のパルスを発生させるようにしたので、故障等によ
りマイクロコンピュータ2のクロック周波数が高くなっ
ても、電磁ポンプ駆動パルスの周期が変わらないので、
燃料供給量が多くなることがなく、火炎の長さが伸びて
赤火が発生するなどの不具合を解消できる。また、前記
パルス発生部で発生させるパルスの周期は、50Hzと
60Hzの電源パルスの周期の公倍数に設定したので、
商用電源が異なっても定格を変える必要がなく、製品を
開発製造するときの試験項目を減らすことができるた
め、コストを安くできる。
【図1】本発明の電磁ポンプ制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す電磁ポンプ制御装置の
電気回路図である。
電気回路図である。
【図3】本発明の一実施例を示す電磁ポンプ制御装置の
動作を示す制御フローチャートである。
動作を示す制御フローチャートである。
【図4】本発明の一実施例を示す電磁ポンプ制御装置の
動作を説明するパルス波形図である。
動作を説明するパルス波形図である。
【図5】本発明の一実施例を示す電磁ポンプ制御装置の
故障時のパルス波形図である。
故障時のパルス波形図である。
【図6】従来の電磁ポンプ制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
2 マイクロコンピュータ 6 電磁ポンプ駆動回路 7 電磁ポンプ 11 燃焼制御部 12 パルス発生部 13 電源パルス発生回路 14 商用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−58529(JP,A) 特開 平4−171275(JP,A) 実開 昭56−63299(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23N 1/00 105
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼制御部と、この燃焼制御部からの出
力に基づいてパルスを発生させるパルス発生部と、この
パルス発生部からのパルスに基づいて電磁ポンプを駆動
する電磁ポンプ駆動回路と、商用電源に同期した電源パ
ルスを作る電源パルス発生回路とを備え、前記パルス発
生部は電源パルス発生回路からの出力パルスの周期を基
準とし、50Hzと60Hzの電源から生成されるパル
スの周期の公倍数の周期のパルスを発生させることを特
徴とする燃焼機の電磁ポンプ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18474894A JP2964877B2 (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 燃焼機の電磁ポンプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18474894A JP2964877B2 (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 燃焼機の電磁ポンプ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0849839A JPH0849839A (ja) | 1996-02-20 |
JP2964877B2 true JP2964877B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=16158660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18474894A Expired - Fee Related JP2964877B2 (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 燃焼機の電磁ポンプ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2964877B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7004749B2 (en) | 2002-08-29 | 2006-02-28 | Noritz Corporation | Combustion apparatus |
US6908299B2 (en) | 2002-08-29 | 2005-06-21 | Noritz Corporation | Combustion apparatus |
-
1994
- 1994-08-05 JP JP18474894A patent/JP2964877B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0849839A (ja) | 1996-02-20 |
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