JP2964614B2 - 樹脂封止型半導体装置の製造装置 - Google Patents
樹脂封止型半導体装置の製造装置Info
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- JP2964614B2 JP2964614B2 JP28609990A JP28609990A JP2964614B2 JP 2964614 B2 JP2964614 B2 JP 2964614B2 JP 28609990 A JP28609990 A JP 28609990A JP 28609990 A JP28609990 A JP 28609990A JP 2964614 B2 JP2964614 B2 JP 2964614B2
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- tape
- lead frame
- mount head
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体素子搭載部を有しないリードフレーム
に、両面に接着面を有するテープを介して半導体素子を
固着させる際に使用する樹脂封止型半導体装置の製造装
置に関し、特にテープの片面をリードフレームに貼りつ
けた後、反対面の接着面に半導体素子を熱圧着する半導
体素子搭載装置(以下マウンターと称する)に関する。
に、両面に接着面を有するテープを介して半導体素子を
固着させる際に使用する樹脂封止型半導体装置の製造装
置に関し、特にテープの片面をリードフレームに貼りつ
けた後、反対面の接着面に半導体素子を熱圧着する半導
体素子搭載装置(以下マウンターと称する)に関する。
従来のCOL(チップオンリード)又はLOC構造の樹脂封
止型半導体装置のマウンターは、第5図の縦断面図のよ
うに、予めテープ1の貼り付けられたリードフレーム2
を半導体素子3の上に正確に位置決めし、ヒータープレ
ート4により半導体素子3を加熱し、半導体素子3の温
度をテープ1に貼り付け可能な温度にまで上昇させた
後、第6図の縦断面図のように、リードフレーム2の上
方より金属製のマウントヘッド5を下げ、リードフレー
ム2を介してテープ1の接着面を半導体素子3に押し付
けて半導体素子3とテープ2とを熱圧着させ、リードフ
レーム2に半導体素子3を搭載する構造となっていた。
止型半導体装置のマウンターは、第5図の縦断面図のよ
うに、予めテープ1の貼り付けられたリードフレーム2
を半導体素子3の上に正確に位置決めし、ヒータープレ
ート4により半導体素子3を加熱し、半導体素子3の温
度をテープ1に貼り付け可能な温度にまで上昇させた
後、第6図の縦断面図のように、リードフレーム2の上
方より金属製のマウントヘッド5を下げ、リードフレー
ム2を介してテープ1の接着面を半導体素子3に押し付
けて半導体素子3とテープ2とを熱圧着させ、リードフ
レーム2に半導体素子3を搭載する構造となっていた。
この従来のLOC又はCOL構造の樹脂封止型半導体装置の
マウンターは、金属からなるマウントヘッドにより、リ
ードフレームを介して軟らかいテープを半導体素子に押
し付けるため、第7図の拡大断面図のように、テープ1
のリードフレーム2と接着されている部分は半導体素子
3に十分に押し付けられるが、テープ1のリードフレー
ム2が接着されていない部分は、半導体素子3へ押し付
けられることはない。そのため、テープ1に半導体素子
3と圧着されていない部分6が発生する。
マウンターは、金属からなるマウントヘッドにより、リ
ードフレームを介して軟らかいテープを半導体素子に押
し付けるため、第7図の拡大断面図のように、テープ1
のリードフレーム2と接着されている部分は半導体素子
3に十分に押し付けられるが、テープ1のリードフレー
ム2が接着されていない部分は、半導体素子3へ押し付
けられることはない。そのため、テープ1に半導体素子
3と圧着されていない部分6が発生する。
このように、テープ1に半導体素子3に圧着されてい
ない部分が発生すると、上記半導体装置が吸湿した際
に、その部分に水分が溜ってしまう。
ない部分が発生すると、上記半導体装置が吸湿した際
に、その部分に水分が溜ってしまう。
すると、それらの水分が、半田付けの際の加熱により
テープと半導体素子の間で蒸発し、その圧力によりテー
プと半導体素子が剥離する。このような剥離は、パッケ
ージクラックの主な原因となる。また、テープと半導体
素子の接着力も、テープ全面が半導体素子に圧着されて
いる場合に比べると著しく低下する。すると、樹脂封入
の際にテープから半導体素子がはずれてしまい、封入で
きなくなってしまう。
テープと半導体素子の間で蒸発し、その圧力によりテー
プと半導体素子が剥離する。このような剥離は、パッケ
ージクラックの主な原因となる。また、テープと半導体
素子の接着力も、テープ全面が半導体素子に圧着されて
いる場合に比べると著しく低下する。すると、樹脂封入
の際にテープから半導体素子がはずれてしまい、封入で
きなくなってしまう。
さらに、リードフレームに対しての半導体素子の固定
が不十分となるため、ワイヤーボンディングの際に、半
導体素子をヒータープレートに固定してもリードフレー
ムが動いてしまう。すると、リードフレームへのワイヤ
ーボンディングが十分にできず、リードフレームとワイ
ヤーとの接合が弱くなる。また、樹脂封入の際にワイヤ
ーが樹脂により押し流されて、リードフレームから剥れ
てしまうという不具合が発生する。
が不十分となるため、ワイヤーボンディングの際に、半
導体素子をヒータープレートに固定してもリードフレー
ムが動いてしまう。すると、リードフレームへのワイヤ
ーボンディングが十分にできず、リードフレームとワイ
ヤーとの接合が弱くなる。また、樹脂封入の際にワイヤ
ーが樹脂により押し流されて、リードフレームから剥れ
てしまうという不具合が発生する。
本発明のLOC又はCOL構造の樹脂封止型半導体装置のマ
ウンターは、弾性樹脂材料からなるマウンターヘッドを
備えている。そして、リードフレームを介して両面に接
着面を有するテープを半導体素子に押さえ付ける際、マ
ウントヘッドがリードフレームの凹凸に倣って変形でき
るようになっている。その結果、テープを半導体素子に
均一に圧着することができる。
ウンターは、弾性樹脂材料からなるマウンターヘッドを
備えている。そして、リードフレームを介して両面に接
着面を有するテープを半導体素子に押さえ付ける際、マ
ウントヘッドがリードフレームの凹凸に倣って変形でき
るようになっている。その結果、テープを半導体素子に
均一に圧着することができる。
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1の実施例の縦断面図である。第
2図は第1図の部分拡大断面図である。
2図は第1図の部分拡大断面図である。
第1図のように、マウントヘッド7には金属より軟ら
かい材料である弾性樹脂材料を使用し、このマウントヘ
ッド7がリードフレーム2の上方より下降して、リード
フレーム2を介してテープ1を半導体素子3に押し付け
て圧着する。
かい材料である弾性樹脂材料を使用し、このマウントヘ
ッド7がリードフレーム2の上方より下降して、リード
フレーム2を介してテープ1を半導体素子3に押し付け
て圧着する。
その際、第2図のように、マウントヘッド7の先端が
テープ1とリードフレーム2の凹凸に沿うように変形し
て、ヒータープレート4に固定された半導体素子3にテ
ープ1を押し付け、テープ1を半導体素子3に圧着し、
リードフレーム2に半導体素子3を搭載する。この場
合、テープ1のリードフレーム2と接着されていない部
分も、変形したマウントヘッド7が半導体素子3に押し
付けるため、テープ1に半導体素子3と圧着されていな
い部分が発生することはない。
テープ1とリードフレーム2の凹凸に沿うように変形し
て、ヒータープレート4に固定された半導体素子3にテ
ープ1を押し付け、テープ1を半導体素子3に圧着し、
リードフレーム2に半導体素子3を搭載する。この場
合、テープ1のリードフレーム2と接着されていない部
分も、変形したマウントヘッド7が半導体素子3に押し
付けるため、テープ1に半導体素子3と圧着されていな
い部分が発生することはない。
第3図は本発明の第2の実施例の縦断面図である。マ
ウントヘッド7の側面に金属板8を貼り付けて、マウン
トヘッド7の横方向への変形を抑えている。そうするこ
とにより、第4図の縦断面図に示すようなマウントヘッ
ド7の横方向への変形によるテープ1と半導体素子3の
位置ずれを防ぐことができる。
ウントヘッド7の側面に金属板8を貼り付けて、マウン
トヘッド7の横方向への変形を抑えている。そうするこ
とにより、第4図の縦断面図に示すようなマウントヘッ
ド7の横方向への変形によるテープ1と半導体素子3の
位置ずれを防ぐことができる。
以上説明したように、従来の金属からなるマウントヘ
ッドの場合は、テープに半導体素子が接着される面積は
テープの全面積の10〜20%程度であったのに対し、弾性
樹脂材料として硬度50のシリコンゴムからなるマウント
ヘッドを用いた本実施例の場合は、80〜90%に向上す
る。これに伴ない、テープと半導体素子の接着強度も、
金属からなるマウントヘッドの場合は3.5kg程度である
のに対し、前記のシリコンゴムからなるマウントヘッド
の場合は10.0kgと向上する。
ッドの場合は、テープに半導体素子が接着される面積は
テープの全面積の10〜20%程度であったのに対し、弾性
樹脂材料として硬度50のシリコンゴムからなるマウント
ヘッドを用いた本実施例の場合は、80〜90%に向上す
る。これに伴ない、テープと半導体素子の接着強度も、
金属からなるマウントヘッドの場合は3.5kg程度である
のに対し、前記のシリコンゴムからなるマウントヘッド
の場合は10.0kgと向上する。
以上説明したように本発明は、弾性樹脂材料を用いた
マウントヘッドがテープとリードフレームの凹凸に沿う
ように変形するため、テープのリードフレームと接着さ
れていない部分も、変形したマウントヘッドにより半導
体素子に押し付けられるため、テープに半導体素子と圧
着されない部分は発生しない。従って、LOC又はCOL構造
の樹脂封止型半導体装置が吸湿しても、テープと半導体
素子の間に水分が溜ることはない。また、加熱してもテ
ープと半導体素子が剥離することはなくなり、テープと
半導体素子の剥離が原因のパッケージクラックの発生も
なくなる。
マウントヘッドがテープとリードフレームの凹凸に沿う
ように変形するため、テープのリードフレームと接着さ
れていない部分も、変形したマウントヘッドにより半導
体素子に押し付けられるため、テープに半導体素子と圧
着されない部分は発生しない。従って、LOC又はCOL構造
の樹脂封止型半導体装置が吸湿しても、テープと半導体
素子の間に水分が溜ることはない。また、加熱してもテ
ープと半導体素子が剥離することはなくなり、テープと
半導体素子の剥離が原因のパッケージクラックの発生も
なくなる。
更に、テープと半導体素子の接着力が向上し、リード
フレームに対して半導体素子はしっかりと固定されるた
め、樹脂封入の際にリードフレームから半導体素子が外
れることもなくなり、ワイヤーボンディングの際にリー
ドフレームが動いてしまうこともなくなるので、リード
フレームとワイヤーとの接合力が十分に強い安定したワ
イヤーボンディングができる。
フレームに対して半導体素子はしっかりと固定されるた
め、樹脂封入の際にリードフレームから半導体素子が外
れることもなくなり、ワイヤーボンディングの際にリー
ドフレームが動いてしまうこともなくなるので、リード
フレームとワイヤーとの接合力が十分に強い安定したワ
イヤーボンディングができる。
第1図は本発明の第1の実施例の縦断面図、第2図は第
1図の部分拡大断面図、第3図は本発明の第2の実施例
の縦断面図、第4図は第1の実施例において位置ずれを
起した場合の縦断面図、第5図及び第6図は従来のマウ
ンターの縦断面図、第7図は第6図の部分拡大断面図で
ある。 1……テープ、2……リードフレーム、3……半導体素
子、4……ヒータープレート、5……マウントヘッド
(金属)、6……半導体素子と圧着されない部分、7…
…マウントヘッド(弾性樹脂材料)、8……金属板。
1図の部分拡大断面図、第3図は本発明の第2の実施例
の縦断面図、第4図は第1の実施例において位置ずれを
起した場合の縦断面図、第5図及び第6図は従来のマウ
ンターの縦断面図、第7図は第6図の部分拡大断面図で
ある。 1……テープ、2……リードフレーム、3……半導体素
子、4……ヒータープレート、5……マウントヘッド
(金属)、6……半導体素子と圧着されない部分、7…
…マウントヘッド(弾性樹脂材料)、8……金属板。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/52
Claims (1)
- 【請求項1】両面に接着面を有するテープの一方の接着
面に半導体素子搭載部を有しないリードフレームを貼り
つけた後、他方の接着面にマウントヘッドを用いて半導
体素子を圧着する樹脂封止型半導体装置の製造装置にお
いて、リードフレームを介して両面に接着面を有するテ
ープを半導体素子に押し付ける際、マウントヘッドがリ
ードフレームの凹凸に倣って変形できるように弾性樹脂
材料から構成され、この弾性樹脂材料の側面に、圧着時
に横方向の変形を押さえる金属板が貼り付けられている
ことを特徴とする樹脂封止型半導体装置の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28609990A JP2964614B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 樹脂封止型半導体装置の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28609990A JP2964614B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 樹脂封止型半導体装置の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04162435A JPH04162435A (ja) | 1992-06-05 |
JP2964614B2 true JP2964614B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=17699929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28609990A Expired - Fee Related JP2964614B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 樹脂封止型半導体装置の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2964614B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP28609990A patent/JP2964614B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04162435A (ja) | 1992-06-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |