JP2964573B2 - コスタスループ搬送波再生回路 - Google Patents

コスタスループ搬送波再生回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、四相位相変調波の復調装置に関し、特にコ
スタスループの搬送波再生回路に関する。
〔従来の技術〕
一般に、PSK方式と呼ばれる搬送波のディジタル位相
変調方式は、所要帯域特性および符号誤り率特性が、振
幅変調,周波数変調,パルス変調、その他の変調方式よ
り優れているので、マイクロ波パルス符号変調通信,衛
星放送通信,データ伝送モデムなどに広く用いられる変
調方式である。
この位相変調方式には、二相,四相,八相などのPSK
方式があり、1サンプル当り送れる情報量はそれぞれ1,
2,3ビットとなるが、四相以上では識別特性が厳しく復
調装置の構成が難しいので、現実に用いられるものは四
相PSK方式が多い。
この四相PSK方式では、伝送すべき信号のディジタル
・コードは2ビット毎に区切られ、搬送波はこの4つの
組合せに対応する位相変化量で変調される。現在、実用
される四相PSK方式の多くは、(0,0),(0,1),(1,
0)および(1,1)の4個の組合せに対し、0,π/2,πお
よび2/3πの位相変化量をそれぞれ対応させたものであ
る。従って、2ビットの信号成分は、搬送波の同相成分
P coswctおよびその直交成分Q sinwctにそれぞれ含まれ
るので、この復調に当っては搬送波の同相および直交成
分をそれぞれ検波し、正負の識別を行なう。
この場合の検波方式として同期検波方式は、雑音が少
なく、符号誤り率特性が優れているので通常よく用いら
れるが、他の遅延検波方式とは異なり、受信側に搬送波
再生回路を準備し、正しい位相をもつ搬送波を発生させ
る必要がある。
この搬送波再生回路は、入力搬送波から符号成分を除
去した信号で位相同相回路(PLL)を制御するよう構成
した回路である。
ここで従来のコスタスループ搬送波再生回路について
説明する。
第2図は従来のコスタスループ搬送波再生回路の回路
図である。この回路は、トランジスタQ23〜Q28、定電流
源I8による双差動増幅回路で構成される第1段目の乗算
回路と、このコレクタ電流をそれぞれ共通エミッタ電流
とするトランジスタQ29〜Q32の双差動増幅回路で構成さ
れる第2段目の乗算回路と、このコレクタ電流をそれぞ
れ共通エミッタ電流とするトランジスタQ33〜Q36の双差
動増幅回路で構成される第3段目の乗算回路と、このコ
レクタ電流を出力端子A,Bに出力電圧として与える負荷
抵抗R11,R12と、復調信号PおよびQの入力電圧、この
和および差信号の発生にかかるトランジスタQ1,Q2,Q21,
Q22,Q27,Q38,定電流源I1,I7,I8および負荷抵抗R13〜R16
からなる3個の差動増幅回路と、これらをバイアスする
直流電源V1,V2,抵抗R9,R10からなるバイアス回路と、直
流電源V3,V4,V5とからなる周辺回路により構成されてい
る。
同相の復調信号Pが結合コンデンサC1を介して入力し
た場合を考えると、トランジスタQ1,Q37の各ベースは、
バイアス抵抗R9を介し、またトランジスタQ1,Q38の各ベ
ースは、直接にそれぞれバイアス電源V1でバイアスされ
ているので、負荷抵抗R13,R14には同相の復調信号Pと
同相の信号が現われる。一方、直交の復調信号Qが結合
コンデンサC2を介して、入力した場合には、トランジス
タQ21,Q22で構成される差動増幅器の負荷抵抗R15,R16
は同様に復調信号Qと同相および逆相の信号が現われ
る。
第1段目の乗算回路のトランジスタQ23のベースに
は、同相の復調信号Pが入力され、トランジスタQ24
ベースは直流電源V1でバイアスされ、共通接続されたエ
ミッタは定電流源I8によって一定電流I0が流れているの
で、コレクタには復調信号Pと同相および逆相の電流I
C0および▲▼がそれぞれ流れる。また、双差動増
幅回路のトランジスタQ25,Q28のベースは直流電源V2
よりバイアスされ、トランジスタQ26,Q27のベースには
直交の復調信号Qがそれぞれ入力され、共通接続された
エミッタは復調信号Pと同相および逆相の電流IC0およ
び▲▼でそれぞれ制御されるので、トランジスタ
Q25,Q27のコレクタ電流の和およびトランジスタQ26,Q28
のコレクタ電流の和は、それぞれ2つの復調信号の乗算
出力P×Qおよびその逆相出力に相当する電流IC1およ
びIC2となる。
次いでこの復調信号P,Qの乗算出力電流IC1,IC2は、第
2段目の乗算回路を構成する双差動増幅回路のそれぞれ
の共通エミッタ電流となる。第2段目の乗算回路の双差
動増幅回路のトランジスタQ29,Q32の各ベースには負荷
抵抗R13を介して復調信号Pの同相信号が、またトラン
ジスタQ30、Q31の各ベースには負荷抵抗R15を介して同
じく復調信号Qの同相信号がそれぞれ差動的に与えられ
るので、そのコレクタ出力電流IC3およびIC4はそれぞれ
2つの復調信号P,Qの乗算出力P×Qにその信号(P−
Q)を乗じたものに比例したものとなる。
全く同様にして、これら2つのコレクタ出力電流IC3,
IO4は第3段目の乗算回路を構成する双差動増幅回路の
共通エミッタ電流となる。第3段目乗算回路の双差動増
幅回路のトランジスタQ33〜Q36の各ベースには、負荷抵
抗R14,R16を介し、復調信号Pと同相および復調信号Q
と逆相の各信号が差動的に与えられているので、そのコ
レクタ出力電流IC5およびIC6はそれぞれ第2段目乗算回
路の出力に信号{P−(−Q)}、すなわち和信号(P
+Q)を乗じたものに相当する電流となる。
従って、負荷抵抗R1,R2の両端には、第1段目から第
3段目までの乗算結果として、復調信号P,Q,その和信号
(P+Q)および差信号(P−Q)の4信号を全て乗算
した電圧に比例した電圧が出力端子a,bに出力される。
次に、コスタスループ搬送波再生回路の必要性及び、
四相位相復調について第3図を用いて説明する。図中、
1,2,7は乗算器、3,4,8はLPF(ローパスフィルタ)、5
は加算器、6は減算器、9はVCMO、10は移相器を示す。
四相位送変調波の信号Sは、wtを搬送波の周波数、θ
を0,90゜,180゜,270゜の位相変化とした時、次式で表わ
される。
S=E cos(wt+θ) ……(1) また、VCXO(電圧制御水晶発振器)9からの2つの出
力(一方は2/π遅相した出力)をA,Bとおくと、次式が
成立つ。
A=E1 sin(wt+θ) ……(2) B=E1 cos(wt+θ) ……(3) 四相位相変調波Sと発振器出力A,Bとを乗算回路1,2に
より復調し、LPF(ローパスフィルタ)3,4を通すと、
(1)×(2)式は次のようになる。
この式にLPFを通すと次のようになる。
同様に(1)×(3)式は次のようになる。
LPF出力後の演算がコスタスループ搬送波再生回路
で、入力の四相位相変調波がどの位相状態(0,90゜,180
゜,270゜)でもVCXOの出力信号の位相を一定に保つため
の回路である。
復調された(4)式の信号をP、(5)式の信号をQ
とおくと、加算回路5の出力E点はP+Q,減算回路6の
出力F点はP−Q,乗算回路7の出力GはP×Q×(P+
Q)×(P−Q)が出力される。また、E点では次式と
なる。
従って、出力G点では、(6)×(7)式から次式が
得られる。
これは四相位相変調波と、VCXOの出力信号の位相誤差
(θ−θ)がnπ/4で出力電圧は相対的に0となり
(nは整数)、この状態でPLLがロックしていることに
なる。
従って、この出力をローパスフィルタ8を介してVCXO
9に帰還させれば、P,Qのデータが復調されることにな
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来のコスタスループ搬送波再生回路では、P×
Q×(P+Q)×(P−Q)の演算をするため、双差動
増幅回路を三段縦に積に重ねる構成を有している。従っ
てこの回路をリニアに動作させる為には、電源電圧とし
ては4×(VBE+振幅)+負荷抵抗による電圧降下+定
電流源が正常に動作する電圧が必要である、実際にはVB
E=0.75V,振増0.5VPP.負荷抵抗による電圧降下=1V、定
電流源にかかる電圧=1VとするとVCC>(0.75+0.5)×
4+1+1=7Vが必要である為に電源電圧5Vで動作させ
ることは困難であるという問題点があった。
本発明の目的は、このような問題を解決し、電源電圧
を低くすることができるコスタスループ搬送波再生回路
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のコスタスループ搬送波再生回路の構成は、四
相位相変調波の同相および直交の各成分を基準位相搬送
波信号で同期検波して2つの同相および直交の復調信号
を出力する同期検波手段と、前記同相および直交の復調
信号からこれら各同相および逆相出力を得るトランジス
タの差動回路からなる第1および第2の差動増幅回路
と、前記同相および直交の復調信号の各同相および逆相
の信号を入力してこれらの乗算出力を得るトランジスタ
の差動回路からなる乗算回路と、前記同相の復調信号の
同相および逆相の信号をそれぞれ両入力端に接続してそ
の二乗出力を共通接続点から出力する差動トランジスタ
からなる第1の二乗回路と、前記直交の復調信号の同相
および逆相の信号をそれぞれ両入力端に接続してその二
乗出力を共通接続点から出力する差動トランジスタから
なる第2の二乗回路と、これら第1,第2の二乗回路の出
力差をとると共にこの出力差と前記乗算回路の出力との
積を出力する二段の差動トランジスタからなる二重平衡
形差動増幅回路と、この二乗平衡形差動増幅回路の出力
の低域成分を抽出するローバスフィルタと、このローバ
スフィルタの出力電圧により出力周波数が制御され前記
同期検波手段に同相および直交の各基準位相搬送波信号
を帰還させる電圧制御発振器とを含むことを特徴とす
る。
本発明において、乗算回路は、その第1の入力が、コ
レクタ,ベース,エミッタがそれぞれ共通に接続された
第1の組トランジスタのベースに入力され、前記第1の
入力と逆相の第2の入力が、コレクタ,ベース,エミッ
タがそれぞれ共通に接続された第2の組トランジスタの
ベースに入力され、第3の入力が、双差動接続された第
3の組トランジスタの一方の共通接続ベースに入力さ
れ、前記第3の入力と逆相の第4の入力が前記双差動接
続された第3の組トランジスタの他方の共通接続ベース
に入力され、前記第1の組トランジスタのエミッタと前
記第3の組トランジスタの一方の共通エミッタと共通接
続して第1の定電流源に接続され、前記第2の組トラン
ジスタのエミッタと前記第3の組トランジスタの他方の
共通エミッタと共通接続して第2の定電流源に接続さ
れ、前記双差動接続された第3の組トランジスタの共通
コレクタに負荷抵抗が接続され、この負荷抵抗が電源電
圧よりも低い電圧源共通接続され、かつ次段の二重平衡
形差動増幅回路にレベルシフトして接続されたものであ
ることができ、また第1,第2の差動増幅回路は、その負
荷抵抗が電源電圧よりも低い任意の直流電圧源に接続さ
れ、かつ次段の乗算回路及び二乗回路にレベルシフトし
て接続されたものであることもできる。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の回路図である。この回路
は、トランジスタQ1,Q2と定電流源I1と負荷抵抗R1,R2
によって構成される第1の差動増幅回路と、トランジス
タQ3〜Q10と定電流源I2,I3と負荷抵抗R3,R4とによって
構成される乗算回路と、トランジスタQ11,Q12と定電流
源I4とによって構成される第1の2乗回路と、トランジ
スタQ19,Q20と定電流源I6とによって構成される第2の
2乗回路と、トランジスタQ21,Q22と定電流源I7と、負
荷抵抗R7,R8とによって構成される第2の差動増幅回路
と、トランジスタQ13〜Q18と定電流源I5と負荷抵抗R5,R
6とによって構成される二重平衡形差動増幅回路とによ
って構成されている。
同相の復調信号Pが結合コンデンサC1を介して入力し
た場合を考えると、トランジスタQ1のベースはバイアス
抵抗R9を介し、またトランジスタQ2のベースは直接にそ
れぞれバイアス電源V1でバイアスされているので、負荷
抵抗R1,R2には復調信号Pと逆相の信号と同相の信号が
現われる。
一方、直交の復調信号Qが結合コンデンサC2を介して
入力した場合には、トランジスタQ21,Q22で構成される
差動増幅回路の負荷抵抗R7,R8には同様に復調信号Qの
同相の信号と逆相の信号が現われる。トランジスタQ3
Q10によって構成される乗算回路には、トランジスタQ3,
Q4の共通ベースに負荷抵抗R2の両端に発生した復調信号
Pの同相の信号が入力され、トランジスタQ9,Q10の共通
ベースに負荷抵抗R1の両端に発生した復調信号Pの逆相
の信号が入力され、トランジスタQ5,Q8の共通ベースに
は、負荷抵抗R7の両端に発生した復調信号Qの同相の信
号が入力され、トランジスタQ6,Q7の共通ベースは負荷
抵抗R8の両端に発生した復調信号Qの逆相の信号が入力
されており、出力は負荷抵抗R3,R4に復調信号Pと復調
信号Qを乗算した結果が現われる。
また、トランジスタQ11,Q12によって構成される第1
の二乗回路には、トランジスタQ11のベースに負荷抵抗R
2の両端に発生した復調信号Pの同相の信号が入力さ
れ、トランジスタQ12のベースに負荷抵抗R1の両端に発
生した復調信号Pの逆相の信号が入力されており、出力
はトランジスタQ11,Q12の共通エミッタから取り出さ
れ、復調信号Pを二乗した結果が現われる。
同様にトランジスタQ19,Q20によって構成される二乗
回路には、トランジスタQ19のベースに負荷抵抗R8の両
端に発生する復調信号Qと逆相の信号が入力され、トラ
ンジスタQ20のベースに負荷抵抗R7の両端に発生する復
調信号Qと同相の信号が入力されており、出力はトラン
ジスタQ19,Q20の共通エミッタから取り出され、復調信
号Qを二乗した結果が現われる。
また、トランジスタQ13〜Q18によって構成される二重
平衡形差動増幅回路には、トランジスタQ13のベース
に、復調信号Pを二乗した出力が入力され、同様にトラ
ンジスタQ14のベースに復調信号Qを二乗した出力が入
力されるため、トランジスタQ13,Q14のコレクタには、
復調信号P2と復調信号Q2の差の電流が流れる。一方、二
重平衡形差動増幅回路を構成するトランジスタQ15とQ18
のベースには、復調信号Pと復調信号Qの乗算を行った
出力を負荷抵抗R3を介して入力され、同様にトランジス
タQ16とQ17のベースにも負荷抵抗R4を介して入力され
る。従って、この二重平衡形差動増幅回路には、復調信
号Pと復調信号QをP×Q×(P2−Q2)という演算をし
た結果が負荷抵抗R5,R6に出力される。
ここでトランジスタQ11,Q12とQ19,Q20とによって構成
される二乗回路について詳しく説明する。
今、トランジスタQ11,Q12の共通エミッタ電圧をVE
し、トランジスタQ11,Q12のコレクタ電流をそれぞれ
IC1,IC2とし、vTをトランジスタのサーマル電圧、IS
逆方向飽和電流、VAをQ11,Q12のベースバイアス電圧と
すると、次の式が得られる。
これら(1),(2)式を加算すると、次式となる。
差動回路の相互コンダクタンスをgm,定電流源I4の電
流を2IOとすると(IO≫P×gmとして)、次式が得られ
る。
IC1≒IO+2×P×gm IC2≒IO−2×P×gm 従って、(3)式は次のようになる。
ここでIO≫P×gmであるので、次式となる さらに、gmをVTとIOで表わすと、 従ってVEは次式となる。
従って、入力信号Pの二乗に比例した出力を得ること
ができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、2個の差動増幅回路2
つと、乗算回路を構成するトランジスタのエミッタを共
通に接続することによって低電源電圧で動作が可能な1
つの乗算回路と、二乗回路を構成する一組の差動形トラ
ンジスタ対の共通エミッタから出力を取り出すことによ
ってできる2つの二乗回路と、1つの二重平衡形差動増
幅回路とで構成されているので、実用可能な電源電圧を
従来例と比較して明らかに低くすることができるという
効果がある。
今、トランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEを0.7
5V,振幅を0.5VPP,出力の負荷抵抗での電圧降下を1V,定
電流源に与える電圧を1Vと仮定すると、電源電圧として
は、VBE+0.5V×2+1V+1V=3.75Vとなる。従って、電
源電圧を5Vにしても動作させることが容易であり、MOS
トランジスタでも使用することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図は従来例の
コスタスループ搬送波再生回路の回路図、第3図は四相
位相復調回路のブロック図である。 Q1〜Q38……トランジスタ、R1〜R16……抵抗、C1,C2
…結合コンデンサ、I1〜I9……定電流源、V1〜V5……直
流電圧源、a,b……出力端子、1,2,7……掛算器、3,4,8
……ローパスフィルタ、5……加算回路、6……減算回
路、9……電圧制御水晶発振器、10……2/π移相器。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四相位相変調波の同相および直交の各成分
    を基準位相搬送波信号で同期検波して2つの同相および
    直交の復調信号を出力する同期検波手段と、前記同相お
    よび直交の復調信号からこれら各同相および逆相出力を
    得るトランジスタの差動回路からなる第1および第2の
    差動増幅回路と、前記同相および直交の復調信号の各同
    相および逆相の信号を入力してこれらの乗算出力を得る
    トランジスタの差動回路からなる乗算回路と、前記同相
    の復調信号の同相および逆相の信号をそれぞれ両入力端
    に接続してその二乗出力を共通接続点から出力する差動
    トランジスタからなる第1の二乗回路と、前記直交の復
    調信号の同相および逆相の信号をそれぞれ両入力端に接
    続してその二乗出力を共通接続点から出力する差動トラ
    ンジスタからなる第2の二乗回路と、これら第1,第2の
    二乗回路の出力差をとると共にこの出力差と前記乗算回
    路の出力との積を出力する二段の差動トランジスタから
    なる二重平衡形差動増幅回路と、この二乗平衡形差動増
    幅回路の出力の低域成分を抽出するローバスフィルタ
    と、このローバスフィルタの出力電圧により出力周波数
    が制御され前記同期検波手段に同相および直交の各基準
    位相搬送波信号を帰還させる電圧制御発振器とを含むこ
    とを特徴とするコスタスループ搬送波再生回路。
  2. 【請求項2】乗算回路は、その第1の入力が、コレク
    タ、ベース、エミッタがそれぞれ共通に接続された第1
    の組トランジスタのベースに入力され、前記第1の入力
    と逆相の第2の入力が、コレクタ、ベース、エミッタが
    それぞれ共通に接続された第2の組トランジスタのベー
    スに入力され、第3の入力が、双差動接続された第3の
    組トランジスタの一方の共通接続ベースに入力され、前
    記第3の入力と逆相の第4の入力が前記双差動接続され
    た第3の組トランジスタの他方の共通接続ベースに入力
    され、前記第1の組トランジスタのエミッタと前記第3
    の組トランジスタの一方の共通エミッタと共通接続して
    第1の定電流源に接続され、前記第2の組トランジスタ
    のエミッタと前記第3の組トランジスタの他方の共通エ
    ミッタと共通接続して第2の定電流源に接続され、前記
    双差動接続された第3の組トランジスタの共通コレクタ
    に負荷抵抗が接続され、この負荷抵抗が電源電圧よりも
    低い電圧源に共通接続され、かつ次段の二重平衡形差動
    増幅回路にレベルシフトして接続されたものである請求
    項1記載のコスタスループ搬送波再生回路。
  3. 【請求項3】第1の二乗回路が、同相の復調信号の同相
    および逆相の信号をそれぞれベースに入力してその二乗
    出力を共通接続したエミッタから出力する差動トランジ
    スタからなり、第2の二乗回路が、直交の復調信号の同
    相および逆相の信号をそれぞれベースに入力してその二
    乗出力を共通接続したエミッタから出力する差動トラン
    ジスタからなる請求項1記載のコスタスループ搬送波再
    生回路。
  4. 【請求項4】第1,第2の差動増幅回路は、その負荷抵抗
    が電源電圧よりも低い任意の直流電圧源に接続され、か
    つ次段の乗算回路及び二乗回路にレベルシフトして接続
    されたものである請求項1記載のコスタスループ搬送波
    再生回路。
JP2191742A 1990-07-19 1990-07-19 コスタスループ搬送波再生回路 Expired - Lifetime JP2964573B2 (ja)

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