JP2964564B2 - シャワールームユニット - Google Patents

シャワールームユニット

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JP2964564B2
JP2964564B2 JP17195390A JP17195390A JP2964564B2 JP 2964564 B2 JP2964564 B2 JP 2964564B2 JP 17195390 A JP17195390 A JP 17195390A JP 17195390 A JP17195390 A JP 17195390A JP 2964564 B2 JP2964564 B2 JP 2964564B2
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floor
shower
washing
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wall
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規子 吉井
百合子 山崎
聖美 市川
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TOTO KIKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シャワー浴を行なうシャワールームユニッ
トに関するものである。
(従来の技術) シャワールームは、一般的には床、周壁、天井及びシ
ャワー器具からなり、室内で専らシャワー浴を行なうよ
うに構成され、床はフラットに形成されている。
従って、室内で腰掛けて洗ったり、若干湯を溜めて暖
まったり、洗ったりすることができない。
(発明が解決しようとする課題) 以上に対応するには、室内に腰掛けを持込んだり、或
いは壁等を利用して腰掛けを付帯、設置したりしている
が、これによると腰掛けを一々室内に持込むのでは不便
であり、又使用しない場合には邪魔になる。一方、腰掛
けを壁等に引き出し、格納自在に設けると壁の構造が複
雑化し、又壁の腰掛け部の強度、剛性を高める補強等を
要する。
一方、シャワールームでは、実質上、専らシャワー浴
のみが行なわれるように構成され、シャワールームの床
は全面が洗い場としてのみ構成されることとなり、その
ため、シャワー浴で床面は洗剤の泡や、汚れた洗浄後の
汚水が一杯となる。従って、シャワールームは、上記し
たような事情で洗い場をなす床のみで構成されるので、
室内で洗い場的な床面の他に、清潔な床面等を確保した
り、或いは湯を若干溜めて浴びることができる床面は一
切考慮されず、改善の余地がある。
従って、シャワールームであって、従来のようにシャ
ワー浴が行なえ、しかも腰掛けて身体の洗浄作業が行な
え、更に洗い場床面と区別されたスペースがあり、腰湯
程度の若干の湯浴びが行なえれば、従来と異なり便利で
あり、寛いでシャワー浴が行なえ、心身ともにリフレッ
シュすることが可能である。
本発明は、かかる要望に応えるべくなされたもので、
その目的とする処は、シャワー浴とともに腰湯程度の若
干の湯浴びが行なえ、且つ腰掛けて身体洗浄が可能で、
便利であり、寛いでシャワー浴が行なえ、心身ともにリ
フレッシュすることが可能なシャワールームユニットを
得せしめ、又製作が容易であって、コスト上有利であ
り、施工も簡単であるシャワールームユニットを得せし
めるにある。
(課題を解決するための手段) 上記した課題を解決するための手段は、床ユニット、
周壁、天井を備え、シャワー器具を備えるシャワールー
ムにおいて、前記床ユニットは、洗い場床面と、該洗い
場床面部に連設され、洗い場床面と略同レベルの底を備
え、洗い場床面部と区画された溜め湯部とで構成し、洗
い場床面部、溜め湯部とを合成樹脂で一体成形し、前記
溜め湯部を、平面視における該溜め湯部の長軸を前記周
壁に対して斜に配置し、前記溜め湯部、腰掛け部の上方
の壁面には、横ガイドレールを設け、該横ガイドレール
には、縦向きの保持ガイドレールを、該横ガイドレール
に案内させて横方向に摺動可能に係合し、該保持ガイド
レールには、シャワーヘッドを上下動自在に係合、保持
し、シャワーヘッドを該縦横のガイドレールを介して前
記壁面において縦横に移動可能に設けたことを特徴とす
る。
(上記手段による作用) 上記手段によれば、シャワールームの床ユニットは洗
い場床面部と、これに連設された浅い溜め湯部とで構成
され、洗い場床面部で身体をシャワーで洗浄し、一方、
溜め湯部に溜まった湯で行水のように腰湯を使うことが
でき、又、溜め湯部の提部を腰掛けとして使用し、腰掛
けてシャワー浴が行え、シャワーヘッドは溜め湯部、腰
掛け部上方の壁面において、ガイドレールにより縦横に
移動可能なので、シャワーヘッドを壁面に対して縦横に
その位置を調節してシャワー浴を行うことができる。
(実施例) 次に本発明の一実施例を添付した図面に従って詳述す
る。
第1図は腰湯を利用した状態の説明的斜視図、第2図
は腰掛けてシャワー浴を行なっている状態の説明的斜視
図、第3図はシャワールームの平面図、第4図は第3図
の4−4線断面図である。
図において1はシャワールームで、シャワールーム1
は周囲の壁板2,3,4,5、天井6、床ユニット10からな
り、実施例では第3図の如く平面視長方形をなす。周囲
の壁板の長辺側の一方2には、長さ方向の半部に開閉自
在な戸7を設け、この部分に出入口8を形成し、この壁
板2の他の半部にはガラス等の窓9が形成されている。
床ユニット10は第3図、第4図に示す如くで、洗い場
床面部11、これに一体に連設され、該洗い場床面部11と
区画され、且つ、洗い場床面部11の床面12と底が略々同
レベルの溜め湯部13とからなる。従って、洗い場床面部
11の床面12の下面12と、溜め湯部13の底16の下面16aと
は同レベルである。上記溜め湯部13の周囲は、床面12上
から起立した起壁14で囲まれ、起壁14は幅を有し、起壁
14の上面の提部15は、洗い場床面部11の床面12から、35
0mm乃至400mmの高さとし、従って起壁14上面の提部15か
ら溜め湯部13の底16迄の高さ、即ち、溜め湯部13の深さ
は同様に350mm乃至400mmとし、床面12と溜め湯部13の底
16とは第4図の如く同レベルとする。そして床面12は起
壁部14bで周囲を囲まれ、起壁部14bは起壁14と連設さ
れ、これの一部をなす。
かくして床ユニット10には洗い場床面部11と溜め湯部
13が一体に連設され、夫々11,13を備える床ユニット10
は、合成樹脂等で各部全一体に成形される。溜め湯部13
は第3図で示すように平面視略卵型をなし、平面視にお
ける長軸を、周囲を囲む周壁に対して斜に配置し、床ユ
ニット10を左右に分けて第3図中右半を溜め湯部13、左
半を洗い場床面部11とした。溜め湯部13を囲む起壁14の
上面の提部15は、第3図で明示したようにかなりの面積
を有し、洗い場床面部11に面しない部分は壁板2,3,4に
接し、壁板5側には洗い場床面部11を画成する起壁14の
延長部14aにより提部15の延長部15aが連設され、これら
提部15,15aの外端縁上に壁板2,3,4,5が立設され、天井
6と併せシャワールーム1を構成する。
以上の起壁14の提部15は、洗い場床面部11に面し、出
入口8から離れた奥側の部分を平面視で洗い場床面部11
側に湾曲膨出させ、壁板4、溜め湯部13の斜の側辺部13
aで囲まれた平面視略三角形の腰掛け部17を設ける。腰
掛け部17は、湯溜め部13が前記したように平面視略卵型
をなし、平面視における長軸を、周囲を囲む周壁に対し
て斜に配置したので、第3図に示すように腰掛け部17の
面積を、狭い室内スペースでありながら大きくすること
ができ、座り易い大面積の腰掛け部17を得ることができ
る。実施例では、該腰掛け部17の下部に溜め湯部13方向
に凹出する物入れ凹部を形成し、ここに洗剤等を収納す
る。尚、図中19は洗い場床面部11に設けた排水部、20は
溜め湯部13の底16に設けた排水孔である。
天井6には照明21を設け、且つ、換気口22を設けると
ともに、壁板5には鏡23を設置した。そして、出入口8
とは反対側の壁板4にはシャワーヘッド24を配設し、シ
ャワーヘッド24はフレキシブルチューブ25の先端部に接
続され、該チューブ25は壁板4の前記湯溜め部13の上方
の部位に相当する位置に設置した給湯接続金具26に接続
され、シャワーヘッド24に温度調整された湯・水混合水
を供給する。ところで、本発明では、壁板4に、洗い場
床面部11から溜め湯部13に達するCチャンネル状の横ガ
イドレール27を溝27aが水平となるように固定横設し、
該横ガイドレール27の溝27aに、同様に縦向きのCチャ
ンネル状に形成せる保持ガイドレール28を係合し、ガイ
ドレール28はガイドレール27に案内されて横方向に摺動
自在とする。
そして、縦向きの保持ガイドレール28には、上記した
シャワーヘッド24をこれの溝28aに案内されて摺動する
ように係合し、シャワーヘッド24は保持ガイドレール28
に案内されて上下動し、任意の高さ位置で停止保持しう
るように構成する。一方、シャワーヘッド24を保持した
上記ガイドレール28は、横ガイドレール27に案内されて
横方向に壁板4の面に沿って摺動して移動することがで
きる。従って、シャワーヘッド24は縦、横のガイドレー
ル27,28によりレールの範囲内で縦横に移動できること
となる。
これにより、第1図のように、ガイドレール28を横ガ
イドレール27に案内させ、洗い場床面部11と腰掛け部17
との境界部近傍迄移動させて固定し、シャワーヘッド24
をガイドレール28の比較的高い位置で保持せしめ、腰掛
け部17に腰掛けた状態で頭部より上方からシャワー湯を
供給することができる。又、第2図のように、溜め湯部
13の上に保持ガイドレール28を移動保持させ、シャワー
ヘッド24をガイドレール28の下部に保持させて溜め湯部
13にシャワー湯を供給することができる。
ところで、シャワー器具を備える壁板4の、洗い場床
面部11、溜め湯部13双方から操作し易い部分、例えば腰
掛け部17上方の壁板面の下部には、シャワー器具の操作
パネル29を設置し、該パネル29のスイッチ類を操作して
シャワー湯の供給・停止、湯温、吐出量の調整等を行な
わせる。
以上において、第1図、第2図に基いて、本発明に係
るユニットを備えるシャワールームの使用法を説明す
る。
第1図はシャワー浴の状態を示し、腰掛け部17に腰を
掛け、上記したようにシャワーヘッド24を腰掛けた状態
で頭部上に臨むように設定し、シャワー湯を供給してシ
ャワー浴を行ない、腰掛けに腰掛けて身体洗浄作業を行
なうことができ、汚れた床面12に直接接することなく、
又、洗剤の泡等の水に接することなく、従来のシャワー
ルームでは望めなかった楽な姿勢で、且つ衛生的な環境
下でシャワー浴を行ない、身体洗浄が行なえる。そし
て、腰掛け部17は、溜め湯部13の提部15を利用している
ので、床面12に邪魔な腰掛け等が存在せず、立上がった
際等これに躓いたりすることがなく、目に洗剤等が入っ
て目が開けられない等に不意に動いたりして腰掛けに躓
いたりすることもなく、安全にシャワー浴が行なえる。
ところで、シャワー浴を行ないつつ、所謂行水程度に
湯に浸かりたい場合がある。これを第2図に示し、溜め
湯部13は上記したように極めて浅いが、しかしながら、
洗い場床面部11の床面12と起壁14で区画されており、こ
こに身体を臨ませ、シャワーヘッド24からシャワー湯を
供給し、上から溜め湯部13に湯を供給して溜め、浅く溜
まった湯で所謂腰湯を使うことができ、図は身体を屈曲
させ仰ぐ姿勢で浅い湯を利用して身体を暖めている状態
を示した。これにより、シャワールーム1内でシャワー
浴を行ないつつ腰湯相当の使用ができ、従来の如き立っ
た姿勢でシャワー浴を行なうのと異なり、落着いて、安
全に、そして清潔にシャワー浴がなされ、心身ともにリ
フレッシュされるシャワー浴を実行することができる。
ところで、床ユニット10は第4図に示すように、上記
したように洗い場床面部11の床面12の下面12aと、溜め
湯部16の下面16aとは同レベルであって、略水平に形成
されている。従って、床ユニット10の底面は床面12、溜
めゆ部13を備えつつも同一水平面にあって、底面に凹凸
がない。このため床ユニット10を建物の躯体や地面に据
え付ける場合、底面が全面的に同一レベルなので下面の
支持構造体は簡単化し、支持構造の簡素化と、据え付け
作業の簡単、容易化が図れる。従って、施工が容易であ
って、施工費も低減化できる。
又、洗い場床面部11、溜め湯部13ともに周囲の壁、起
壁14が浅く、且つ、床面12と溜め湯部13の底16が同レベ
ルに構成されるので、床ユニット10全体を一体成形する
際、成形が容易となる。即ち、バスユニットでは、浅い
洗い場床部に対し、浴槽部が極めて深く、従って、型構
造が複雑で、又、型抜き等で特別の構造等を採用する必
要があり、本発明はかかる不利が一切なく、シャワール
ームの床パン程度の型で成形ができ、床ユニット自体も
安価に得ることができ、上記施工の点と併せ従来のシャ
ワールームの床パン程度の費用で使用することができ
る。
(発明の効果) 以上で明らかなように本発明によれば、 先ず、シャワールームの床を、洗い場床面部と、これ
に連設され、区画された浅い溜め湯部とで構成したの
で、シャワー浴時にシャワー浴を行ない、併せて溜め湯
部にシャワー湯を溜め所謂腰湯を使用することができ、
洗剤の泡等で汚れた床とは区画された溜め湯部で汚れを
落としたり、暖まることができ、リラックスして有意義
にシャワー浴が行なえる。又、床ユニットには上記溜め
湯部と床面とを画成する起壁提部により腰掛け部が形成
され、従って、シャワー浴を行なうに際し、室内に腰掛
けを持ち込むことなく、又壁に出没式に椅子等を設ける
ことなく腰掛けてシャワー浴、身体洗浄ができ、汚れた
床面に座ることなく衛生的にシャワー浴、身体洗浄が行
なえ、シャワールームの使い勝手が著しく向上し、極め
て有用なシャワールームが得られ、特にシャワーヘッド
は溜め湯部、腰掛け部上方の壁面において、縦横のガイ
ドレールにより、壁面に対して縦横に移動可能なので、
シャワーヘッドを壁面に対して縦横にその位置を調節し
てシャワー浴を行うことができ、又溜め湯部に湯を溜め
ることができる。
次に、床面の底面と、溜め湯部の底面とを略同一水平
面となるように設定したので、据え付け、設置にさいし
施工が容易化し、設置床面や、底面の支持構造等に特別
の構造が必要なく、簡単に据え付け、設置することが可
能となり、又、床ユニットは洗い場床面と溜め湯部の底
部が同レベルなので全体的に深さが浅いことと併せ製作
が容易で、合成樹脂の一体成形で得るに際し、成形が容
易で、型、型抜き等の構造も簡単で済み、上記施工の容
易化と相俟ってコストを低く抑え、従来のシャワールー
ムの床パンと大差なない安価な費用で便利で、真に有用
なシャワールームを得ることができる。
又本発明は、湯溜め部の位置を、その長軸が周壁に対
して斜となるように配置したので、シャワールームを小
型化しつつ大きな湯溜め部を設けることができ、小型化
して狭いシャワールーム内のスペースを有効に利用して
大きな、使い勝手性の良い湯溜め部を設けることがで
き、又湯溜め部を前記したように斜に配置することで、
壁面と湯溜め部との間に設けた腰掛け部の面積を大きく
設定することができ、狭いスペースを有効に利用しつつ
腰掛けるに充分の大きさで、使い勝手性に優れた腰掛け
部を得ることができ、更にシャワー器具を湯溜め部、腰
掛け部近辺の上方に設けたので、湯溜め部内、腰掛け部
に腰掛けた状態でシャワーが使い易く、シャワー器具の
使い勝手性に優れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は腰湯を
利用した状態の説明的斜視図、第2図は腰掛けてシャワ
ー浴を行なっている状態の説明的斜視図、第3図はシャ
ワールームの平面図、第4図は第3図の4−4線断面図
である。 尚図面中1はシャワールーム、2,3,4,5は壁、6は天
井、10は床ユニット、11は洗い場床面部、12はこれの床
面、13は溜め湯部、16はこれの底、17は腰掛け部、24は
シャワー器具、27は横ガイドレール、28は縦向きの保持
ガイドレールである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−90949(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 1/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床ユニット、周壁、天井を備え、シャワー
    器具を備えるシャワールームにおいて、 前記床ユニットは、洗い場床面と、該洗い場床面部に連
    設され、洗い場床面と略同レベルの底を備え、洗い場床
    面部と区画された溜め湯部とで構成し、洗い場床面部、
    溜め湯部とを合成樹脂で一体成形し、 前記溜め湯部を、平面視における該溜め湯部の長軸を前
    記周壁に対して斜に配置し、 前記溜め湯部、腰掛け部の上方の壁面には、横ガイドレ
    ールを設け、該横ガイドレールには、縦向きの保持ガイ
    ドレールを、該横ガイドレールに案内させて横方向に摺
    動可能に係合し、該保持ガイドレールには、シャワーヘ
    ッドを上下動自在に係合、保持し、シャワーヘッドを該
    縦横のガイドレールを介して前記壁面において縦横に移
    動可能に設けた、 ことを特徴とするシャワールームユニット。
JP17195390A 1990-06-28 1990-06-28 シャワールームユニット Expired - Lifetime JP2964564B2 (ja)

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