JP2964309B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2964309B2
JP2964309B2 JP7129851A JP12985195A JP2964309B2 JP 2964309 B2 JP2964309 B2 JP 2964309B2 JP 7129851 A JP7129851 A JP 7129851A JP 12985195 A JP12985195 A JP 12985195A JP 2964309 B2 JP2964309 B2 JP 2964309B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の図柄の組合わせ
により大当たり作動を生じさせる可変図柄表示装置を備
えたパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め定められた種々の図柄を変動表示す
る複数の図柄表示部からなる可変図柄表示装置と、球検
知装置を備えた始動口を遊技球が通過すると、球検知装
置からの球検知信号に基づいて図柄表示部の表示図柄が
変動を開始し、停止して図柄を確定する図柄制御手段と
を備え、各図柄表示部の停止図柄が所定の組み合わせで
あると、特別入賞口を開放作動させる等の大当たり作動
を発生させるようにしたパチンコ機は、種々提案されて
いる。尚、ここで始動口としては、入賞の伴わないゲー
ト型のものや、機裏に流下させて入賞球とするものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上述のパチンコ機にあ
って、リーチ状態の場合に、その最後の図柄表示部の表
示図柄を低速スクロールさせたり、さらにはスピーカ及
びランプを駆動開始して、効果音,効果光を発生させる
等、種々の当たり予告作動を生じさせて、大当りへの期
待感を高めるようにしたパチンコ機は種々提案されてい
る。また、図柄表示部の表示図柄としてキャラクタ図柄
等を用いて、リーチ状態のときには、特別の作動を生じ
させたものもある。ここでリーチ状態とは、最後に停止
する図柄表示部以外の各図柄表示部が、大当たりとなる
ための条件を満足している場合をいう。これは、同一図
柄のみではなく、オールマイティ図柄を含んでいるよう
な大当り状態の直前の図柄組み合わせも含むものであ
る。
【0004】ところで、上述の図柄表示部で実行される
リーチ作動の態様は、いずれも、大当たりとハズレを峻
別するための表示図柄自体を変化させるものである。従
って、そのリーチ時の変化の態様も、限られたものとな
らざるを得ない。
【0005】本発明は、このリーチ作動をさらに興趣溢
れる変化に富んだものとすることを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の可変図
柄表示装置を備えたパチンコ機において、前記複数の図
柄表示部のうち、表示図柄が最後に確定される図柄表示
部に、頭部xと,表示図柄を示す変動表示領域を備えた
胴体部yと,足部zとを有する図形からなるキャラクタ
動画を表出すると共に、リーチ状態のときに、常に又は
選択的に、キャラクタ動画が、非リーチ状態のときと異
なる複数種類の特殊動作形態で動作するように図柄制御
し、大当たり時における遊技者に供与される利得内容
を、リーチ状態のときに選択された特殊動作形態の種類
により、異ならせたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】最後に停止する図柄表示部以外の各図柄表示部
が、大当たりとなるための条件を満足してリーチ状態と
なると、キャラクタ動画の変動表示領域て表示図柄が変
動しながら、キャラクタ動画自体が、常に、非リーチ状
態のときの動作形態と異なった複数の特殊動作形態で変
化したり、または乱数値から抽選された場合にのみ選択
的に、複数の特殊動作形態で変化することとなる。この
場合に、変動表示領域内の表示図柄の表示態様として、
従来のように、低速スクロール等の、リーチ作動を併せ
て与えることができる。
【0008】このように、表示図柄のみによらず、キャ
ラクタ動画を変化させて、リーチ状態を表現し得るもの
であるため、表示図柄の作動に拘束されない、特異な作
動を表現でき、多様で、しかも変化に富んだリーチ作動
が可能となって、リーチ状態への期待感を高揚させるこ
とができる。
【0009】しかも、キャラクタ動画を、頭部xと、胴
体部yと、足部xとを備えた図形とし、胴体部yに、変
動表示領域を備えているから、変動表示領域を、全体図
形に違和感を生じさせることなく確保できる。
【0010】また、このキャラクタ動画のリーチ状態に
おける、特殊動作形態の種類を複数発生させ、大当たり
時における遊技者に供与される利得内容を複数種類用意
して、選択された特殊動作形態と関係付けて、その利得
内容を選定するようにしているから、かつ利得内容の差
別化により、変化に富んだパチンコ遊技が可能となる。
【0011】
【実施例】添付図面について本発明の一実施例を説明す
る。
【0012】図1は、パチンコ機1の遊技盤3の正面図
であって、その遊技盤3の盤面中央には、図2で拡大し
て示すように装着ケース(図示せず)の前部に固定され
たセンターケース4が配設され、該センターケース4内
に可変図柄表示装置6が設けられる。この可変図柄表示
装置6は液晶表示器、ドットマトリックス表示器又はC
RT等のキャラクタ図柄を表示可能な表示器により構成
され、その画面を区画することにより、三つの図柄表示
部A,B,Cが設けられる。この図柄表示部A,B,C
の表示形態については、後に詳述する。
【0013】またセンターケース4の窓孔上部には四個
のパイロットランプからなる待機記憶ランプ列11が設
けられ、さらに待機記憶ランプ列11上には、三つのL
EDによって構成される普通図柄表示部10が配設され
る。
【0014】センターケース4の下方には入賞器12が
設けられる。この入賞器12は、その中央に始動口14
が設けられ、その少し下がった左右両側には、普通始動
ゲート13,13が設けられる。この普通始動ゲート1
3,13及び始動口14内には、光電スイッチ、リミッ
トスイッチ等により構成される球検知装置が設けられ、
玉通過を検知する。そして、普通始動ゲート13,13
への遊技球の通過により、球検知装置から球検知信号が
発生すると、普通図柄表示部10が変動し、その停止状
態が全点灯のとき、次記する幅広の特別入賞口23の直
下位置に配設した電動役物15を開放する。
【0015】この普通図柄表示部10は、確率変動させ
るようにしても良く、例えば低確率のときには、1/12の
確率とし、高確率のときには1/1.2 とする。そして、こ
の確率選択を、後述するように可変図柄表示装置6の図
柄表示態様と関係付けるようにしても良い。
【0016】始動口14に玉が入ると、球検知スイッチ
による玉通過検知に伴って、可変図柄表示装置6が駆動
して表示部A,B,Cが、図柄変動表示すると共に、連
続的に通過した場合には、待機記憶ランプ列11が順次
点灯し最高四回まで保留される。またこの作動と共に、
遊技球の通過に伴って所定数の景品球が提供される。
【0017】前記入賞器12のさらに下方には、幅広の
特別入賞口23を備えた入賞装置22が配設されてい
る。この入賞装置22は、蓋体24をソレノイドで前後
方向に開放することにより、該蓋体24の案内作用によ
って、特別入賞口23に遊技球を案内する公知構成から
なり、前記特別入賞口23の中央部を特定領域23aと
して、該特定領域23aに遊技球が入ると、連続開放作
動を生ずるようにしている。
【0018】次に可変図柄表示装置6の作動につき説明
する。
【0019】前記始動口14に遊技球が流入すると、景
品球の供給と共に可変図柄表示装置6が駆動する。そし
て可変図柄表示装置6が駆動すると、図柄表示部A,
B,Cは図4の図柄順列に従って図柄変動を開始し、図
柄表示部A,B,Cの順番に図柄変動が停止する。
【0020】この図柄の態様を図10に従って説明する
と、両側の図柄表示部A,Bは、上下方向で三つの表示
図柄を表示可能となっており、各表示図柄は、図4で示
すように、数字及びアルファベットからなり、所定順列
に従って、上下方向にスクロールする。そして、その停
止状態で、3つの表示図柄を上中下三領域に表示するこ
ととなる。
【0021】一方、真ん中の図柄表示部Cには、図6〜
10で示すようにキャラクタ動画30が表示される。こ
のキャラクタ動画30は、頭部xと、胴体部yと、足部
zとを備えた宇宙人又はロボット風の図形からなり、胴
体部yに表示図柄を示す矩形状の変動表示領域31を備
えている。この変動表示領域31は、中央位置となり、
図柄表示部A,Bの中央の表示領域に、左右方向で整一
に一致するように配置される。前記変動表示領域31内
の表示図柄は、図4で示すように、数字及びアルファベ
ットからなり、所定順列を表示されることとなる。また
頭部x,胴体部y,足部zは後述するように種々の形態
で変動し、キャラクタ動画30が回転したり、飛び跳ね
たりする動きを生じさせている。そして、各図柄表示部
A,B,Cが全停止した状態で、前記変動表示領域31
の表示図柄を中心として、斜め及び左右方向の三つの組
み合わせライン〜(図5右上参照)が形成されるこ
ととなる。
【0022】前記キャラクタ動画30の動作を説明する
と、図6イで示す、頭部x,胴体部y,足部zが定常位
置となった直立位置がキャラクタ動画30の停止位置と
なり、この位置で、変動表示領域31内の表示図柄が確
定される。従って、可変図柄表示装置6が作動していな
い状態では、キャラクタ動画30はこの位置に保持され
る。尚、可変図柄表示装置6が作動していない状態で
も、キャラクタ動画30に種々のパターンの作動を行な
わせても良い。
【0023】このようにキャラクタ動画30を、頭部x
と、胴体部yと、足部xとで構成し、胴体部yに、変動
表示領域31を形成した図形とした場合には、変動表示
領域31を、全体図形に違和感を生じさせることなく確
保でき、興趣ある形態となる。
【0024】図6は、可変図柄表示装置6が駆動した状
態における通常動作形態を示す。ここで、ロはキャラク
タ動画30の頭部xが右向き途中であり、ハは右向いた
状態である。またニは左向き途中であり、ホは左向いた
状態である。またロ,ハのとき足部zは、右足が浮き上
がり、ニ,ホでは左足が浮き上がる。そして、可変図柄
表示装置6が作動すると、キャラクタ動画30は、イ〜
ホを繰り返し、左向いたり右向いたりしたながら、歩行
する作動を交互に繰り返すこととなる。この状態は、図
柄表示部A,Bがいずれかのラインで一致して、リーチ
状態となると、次の特殊動作形態に変化する。またリー
チとならない場合には、この作動が継続されて、変動表
示領域31内の表示図柄の確定により、図6イの直立位
置で停止するか、または記憶消化にともない、次回の可
変図柄表示装置6の変動に移行する。
【0025】次に、リーチ状態に伴って生ずる次の三種
類の特殊動作形態を説明する。
【0026】第一形態(I);図7イの通常位置から、
図7ロの位置へ反復変動する。この図7ロの位置は、前
記頭部x,足部zが、上下方向に伸縮した状態を示し、
図7イの通常位置から変動することにより、笑った表情
でジャンプしているようにみえる態様をとる。そして、
跳びはねて、元の直立位置に戻るたびに、変動表示領域
31の表示図柄に変化を生じさせる。
【0027】第二形態(II);図8イ〜リは、頭部xの
みが一方向に回転する図柄変動を順次示すものである。
そして、一回転するたびに、前記変動表示領域31の表
示図柄が3回程度変化する。
【0028】第三形態(III );図9イ〜リは、胴体部
yのみが一方向に反復繰り返し回転する図柄変動を順次
示すものである。そして、一回転するたびに、前記変動
表示領域31の表示図柄が変化する。このときに変動表
示領域31は一旦隠れてから、徐々に表出するため、大
当り図柄と思わせるような、近似した図柄が表われ出す
と、期待感が高揚することとなり、遊技者の注目度を増
大させる効果を奏する。
【0029】このようにリーチ状態となると、三種類の
特殊動作形態のうち、いずれかでリーチ作動がなされ
る。このとき変動表示領域31内の表示図柄は、上述の
ようにキャラクタ動画30の変動リズムに対応して変化
させても良いが、これとは異なる変動タイミング又は変
動速度で変化するようにしても良い。
【0030】また、リーチ状態のときに、上述の三種類
の態様が組合わさって順次実行されるようにしても良
い。例えば、ジャンプしてから、頭部xが回り、その次
に胴体部yが回るような特殊動作形態としても良い。
【0031】このほか、リーチ状態のときに、左右の図
柄表示部A,Bの数字,文字又は図形を伸縮させて表示
させ、これにより躍動感を持たせるようにしても良い。
また、リーチ状態となると、図3で示す報知装置によ
り、スピーカ及びランプを駆動開始して、効果音,効果
光を発生させるようにしても良く、さらには、変動表示
領域31内の表示図柄を低速スクロールさせても良い。
すなわち、従来のリーチ状態のときの報知作動をキャラ
クタ動画30の特殊駆動態様の実行と共に、併せて発生
させるようにすることができる。
【0032】この図柄表示部A,B,Cの図柄変動は、
図3で示す中央制御装置CPU等からなるマイクロコン
ピュータにより構成される図柄制御手段で制御される。
かかる図柄制御につき説明する。
【0033】図柄表示部A,B,Cは、上述した始動口
14への遊技球の流入に起因して、記憶消化とともに変
動する。すなわち、図柄表示部A,Bは表示図柄が下方
へスクロールし、図柄表示部Cは、キャラクタ動画30
が上述の首振歩行作動すると共に、変動表示領域31内
の表示図柄が縦又は横方向へスクロールする。そして次
の経緯により図柄表示部A,B,Cの順次で図柄が確定
表示される。
【0034】ここで図3で示すように、中央制御装置C
PUに接続された記憶装置ROMには、0〜209のコ
マからなり、その内容が例えば「60」を大当たりとす
る大当たり特別乱数Kと、該大当たり特別乱数Kの結果
により選定される大当たり特別図柄乱数L(図5)と、
ハズレ特別図柄乱数M ,M ,M と、リーチ乱
数Nを格納しておく。ここで、図5の各乱数図表は、上
段に乱数値、下段にその乱数値に対応して実際に表出す
る図柄を、当たりライン〜とともに表示している。
【0035】そして、始動口14を玉が通過すると同時
に特別乱数Kを選定する。この値がK=60の場合に
は、図柄表示部A,B,Cが変動すると同時に、図5で
示す特別図柄乱数Lから値を選出して、大当たり図柄を
決定し、かつリーチ乱数Nを抽選する。この特別図柄乱
数Lは大当たり図柄と共に、上述のように当たりライン
〜が指定されており、その決定により、指定された
ラインで、指定された図柄により大当たりとなるよう
に、図柄表示制御がなされる。
【0036】また、リーチ乱数Nの抽選により、上述の
三種類の特殊動作形態,または、その組合わせからなる
特殊動作形態等のうちから、キャラクタ動画30の実行
形態が決定される。例えば、リーチ乱数Nの抽選で、
「0」を引いたときには通常リーチ、「1」を引いたと
きには第一形態Iの実行による特殊動作形態、「2」を
引いたときには第二形態IIの実行による特殊動作形態、
「3」を引いたときには、第三形態III の実行による特
殊動作形態を決定する。さらには、後述する各形態の組
み合わせにより種々の特殊動作形態を構成するようにし
た場合には、その種類に対応する値数をあらかじめ用意
し、その選択値と関係付けて、特殊動作形態を決定する
こととなる。
【0037】尚、図柄表示部Cの変動態様と関係付け
た、リーチ乱数を別途設け、前記キャラクタ動画30の
特殊動作形態とは別個に、図柄表示部Cの変動に変化を
生じさせるようにしても良い。例えば、低速スクロー
ル,逆走行等の、種々のリーチ変動態様を、前記リーチ
乱数により選定し、上述のキャラクタ動画30の特殊動
作とあわせて、作動させるようにしても良い。このほ
か、リーチ状態での変動時間を決定する乱数値を設けて
も良い。
【0038】そして、図柄表示部A,Bを順次循環変動
して停止させ、指定されたいずれかの組み合わせライン
で同一図柄となるようにしてリーチ状態とし、リーチ乱
数Nにより指定された所定の特殊動作形態を実行した後
に、図柄表示部Cが図柄停止して図柄表示部A,B,C
が例えば「1,1,1」、「2,2,2」、「3,3,
3」、「4,4,4」等、数字又はアルファベットから
なる同一図柄の組み合わせを、いずれかの組み合わせラ
インに表出する。
【0039】そして、「大当り」となって報知装置(図
3参照)がファンファーレを発すると共に、入賞装置2
2のソレノイドが駆動して、蓋体24が前方に傾動して
特別入賞口23が開放し、約10個の遊技球が入賞する
か、所定時間が経過するまで開放を行う。この特別入賞
口23にあっては、特定領域23aを通過した時は、連
続駆動し、その開放動作終了後に再び特別入賞口23が
解放する。この連続作動の回数は、初回開放を含め最高
16回までとする。
【0040】一方、K≠60の場合には、ハズレ特別図
柄乱数M ,M ,M を順次選出し、図柄表示部
A,B,Cをハズレ表示する。この時、ハズレ特別図柄
乱数M,M から選出された図柄が、いずれかの組
み合わせラインで図柄表示部A=Bとなった場合には、
リーチ乱数Nを抽選する。尚、たまたま図柄表示部A=
B=Cとなった場合には、ハズレ特別図柄乱数M
再抽選して図柄表示部A,B,Cが必ずハズレとなるよ
うにする。
【0041】そして、上述のように、リーチ状態のとき
には、リーチ乱数Nにより指定された図7〜9等からな
る特殊動作形態のいずれかを実行して、遊技者の期待感
を高揚させた後に、図柄表示部Cの変動表示領域31内
の表示図柄を停止させて、ハズレを確定する。すなわ
ち、例えば図柄表示部A,Bがいずれかのラインで
「7,7」を表出した場合に、リーチ乱数Nを抽選し
て、上述したリーチ作動を実行させた後に、必ずこれと
異なった図柄を図柄表示部Cに表出させるようにしてハ
ズレを確定することとなる。
【0042】このような、表示過程により、リーチ状態
となると、通常とは異なった作動がキャラクタ動画30
等で実行されるため、大当りの可能性が高いと、遊技者
は認識することとなり、図柄表示部Cの確定により、一
喜一憂することとなる。
【0043】上述の構成では、大当りでないときにおけ
るリーチ状態では、常に上述の非リーチ状態の作動とは
異なった特殊作動形態を実行するようにしているが、図
柄表示部Cの表示態様が、図柄表示部A=Bで示された
表示図柄よりも、その順列が離間した状態にあるときに
は、リーチ作動を生じないようにしても良い。すなわ
ち、図柄表示部Cの順列が、図柄表示部A=Bに対して
±1の関係,または±2以内の関係等、近似した状態の
ときにのみ、リーチ作動を生じさせるようにしても良
い。この場合には例えば、図柄表示部A=Bの表示図柄
が、いずれかのラインで「5」で揃った場合には、図柄
表示部Cの表示図柄が、「4」又は「6」で停止する場
合にのみ、リーチ作動を生じさせるようにすることとな
る。これにより、リーチにともない特殊動作形態が発生
した場合には、ハズレであっても、大当りに近い組み合
わせとなり、この特殊動作形態の実行により、大当りへ
の期待感がますます高揚されることとなる。
【0044】一方、上述したように、リーチ状態のとき
の特殊動作形態を複数種類具備すると共に、大当たり時
における遊技者の利得内容を、リーチ状態のときに選択
された特殊動作形態の種類により、異ならせるようにし
ている。この特殊動作形態としては、上述したように、
三種類の特殊動作形態(I,II,III )のほかに、その
パターンの組み合わせによる特殊動作形態、又は、組み
合わせ順序が異なる特殊動作形態等、多様な特殊動作形
態の選択肢が設定され得ることとなる。そして、この多
様な特殊動作形態により、種々の利得内容を発生させる
ようにしている。これにより、遊技者は、リーチ状態の
ときの特殊動作形態に大きな関心を抱き、リーチ状態
が、単に大当たりを予感させるだけではなく、利得内容
自体の選定機能を果たすこととなり、遊技中におけるリ
ーチ作動の意義が一層増すこととなる。
【0045】この利得内容を異ならせる手段としては、
特別入賞口23の開放時間を変えたり、特定領域23a
に入ることにより更新される開放継続回数を変えたり、
さらには、一回当たりの賞球数に差を付ける等がある。
また、可変図柄表示装置6又は普通図柄表示部10の大
当たり確率に変化を生じさせても良い。この利得内容の
選択は、リーチ乱数Nと関係付けることにより容易に実
行できる。
【0046】この特殊動作形態と利得内容との関係例
を、具体的に述べる。上述した形態I,II,III からな
る三種類の特殊動作形態を用いた場合にあって、例えば
図7で示すジャンプ形態となった場合には、特定領域2
3aに入ることにより更新される開放継続回数を5回程
度とし、図8のように頭部xが回転する形態となった場
合には開放継続回数を10回程度とし、図9のように胴
体yの回転にともない表示図形が異なる形態となった場
合にあっては、開放継続回数を10回程度とすると共
に、次に大当たりとなる確率を10倍程度に向上させる
等、各表示形態に利得順位を付与する。
【0047】また、この利得順位を生じさせる他の手段
として、三種類の表示形態が組み合わされてなる特殊動
作形態を具備するようにした場合にあっては、例えば、
図7のジャンプ形態でリーチ状態が完了する場合(Iの
み)、ジャンプ形態に続いて図8の首振形態が実施され
てリーチ状態が完了する場合(I→II)、さらにはジャ
ンプ、首振に続いて、図9の胴体が回転する形態が続い
てから状態が完了する場合(I→II→III )を生じさ
せ、後者になるほど(表示形態が複雑化すればするほ
ど)、利得内容が大きくなるようにする。これにより、
リーチ状態となると、遊技者は、リーチ状態が完了する
前に、次の表示態様に移行することを期待し、リーチ状
態の面白さが向上することとなる。
【0048】さらには、第一形態Iから第三形態III に
順次至る場合のみではなく、I→II,II→I,II→III
,III →I,III →II,I→II→III ,II→I→III
,III→I→II,III →II→I等の変換順序,変換形態
数を種々設定して、特殊動作形態の種類を増加させ、そ
の態様により、利得の差別化を図るようにすることがで
きる。この場合に、リーチ状態にならずに大当たりとな
る場合も、選択肢として包含することができる。
【0049】そして、さらには、利得だけではなく、リ
ーチ時に形態数が増えれば増える程、大当たりの出現率
が高くなるようにしても良い。この場合に、I→II→II
I 等、形態が三つ続いたときには、必ず大当たりが発生
するようにしたり、このとき、ハズレとなると、普通図
柄の確率を、次の大当りが発生するまで、高確率とした
りするようにしても良い。これにより、遊技者は、形態
数が増えれば増えるほど、大当りに近付いてゆく感覚を
抱くこととなる。尚、この利得序列を全く逆として、形
態数が増えれば増えるほど、大当りの可能性を低下させ
るようにしても良い。
【0050】このように、リーチ態様の組み合わせ,特
殊動作形態に関係付けられた利得の態様は種々考えられ
る。尚、上述の多様な特殊動作形態は単なる例示に過ぎ
ず、ゲームの繁雑化を避けるために、その一部のみを採
用するようにしても良い。
【0051】
【発明の効果】本発明は、上述したように、リーチ状態
となると、キャラクタ動画30の変動表示領域31で表
示図柄が変動しながら、キャラクタ動画30自体が、非
リーチ状態のときの動作形態と異なった特殊動作形態で
変化することとなる。このため、従来に比較すると、表
示図柄によらず、キャラクタ動画30を変化させて、リ
ーチ状態を表現し得るものであるため、表示図柄の作動
に拘束されない、特異な作動を表現でき、多様で、しか
も変化に富んだリーチ作動が可能となって、リーチ状態
への期待感を高揚させることができる。
【0052】また、このキャラクタ動画30のリーチ状
態における、特殊動作形態の種類を複数発生させ、大当
たり時における遊技者に供与される利得内容を複数種類
用意して、選択された特殊動作形態と関係付けて、その
利得内容を選定するようにしているから、遊技者は、キ
ャラクタ動画30の作動にさらに注目することとなり、
かつ利得内容の差別化により、変化に富んだパチンコ遊
技が可能となる。この場合に、組み合わせラインで、利
得内容を関係付けた場合にも、同様にパチンコ遊技を変
化に富んだものとし得る。
【0053】さらにまた、キャラクタ動画30を、頭部
xと、胴体部yと、足部xとを備えた図形とし、胴体部
yに、変動表示領域31を備えているから、変動表示領
域31を、全体図形に違和感を生じさせることなく確保
でき、興趣ある形態となる。
【0054】而して、可変図柄表示装置の有用性をさら
に高め、パチンコ遊技の興趣を増大し得ることとなる等
の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技盤3を示す正面図である。
【図2】本発明の可変図柄表示装置6の拡大正面図であ
る。
【図3】マイクロコンピュータを示すブロック回路図で
ある。
【図4】図柄表示部A,B,Cの図柄順列を示す絵図で
ある。
【図5】大当たり図柄の乱数図表である。
【図6】キャラクタ動画30の通常動作形態を示す図柄
順列図である。
【図7】キャラクタ動画30のリーチ状態に伴う第一の
特殊動作形態を示す図柄順列図である。
【図8】キャラクタ動画30のリーチ状態に伴う第二の
特殊動作形態を示す図柄順列図である。
【図9】キャラクタ動画30のリーチ状態に伴う第三の
特殊動作形態を示す図柄順列図である。
【図10】可変図柄表示装置6の図柄を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 パチンコ機 6 可変図柄表示装置 A,B,C 図柄表示部 14 始動口 15 入賞口開閉装置 22 入賞装置 23 特別入賞口 30 キャラクタ動画 31 変動表示領域 x 頭部 y 胴体部 z 足部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定められた種々の表示図柄を変動表示
    する複数の図柄表示部からなる可変図柄表示装置と、球
    検知装置を備えた始動口を遊技球が通過すると、球検知
    装置からの球検知信号に基づいて図柄表示部の表示図柄
    が変動を開始し、停止して図柄を確定する図柄制御手段
    とを備え、各図柄表示部の停止図柄が所定の組み合わせ
    であると、大当たり作動を発生させるパチンコ機におい
    て、 前記複数の図柄表示部のうち、表示図柄が最後に確定さ
    れる図柄表示部に、頭部xと,表示図柄を示す変動表示
    領域を備えた胴体部yと,足部zとを有する図形からな
    るキャラクタ動画を表出すると共に、リーチ状態のとき
    に、常に又は選択的に、キャラクタ動画が、非リーチ状
    態のときと異なる複数種類の特殊動作形態で動作するよ
    うに図柄制御し、 大当たり時における遊技者に供与される利得内容を、リ
    ーチ状態のときに選択された特殊動作形態の種類によ
    り、異ならせた ことを特徴とするパチンコ機。
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