JP2963883B2 - 一体化されたベルトテンショナーを備えている車両シート - Google Patents

一体化されたベルトテンショナーを備えている車両シート

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JP2963883B2
JP2963883B2 JP9104865A JP10486597A JP2963883B2 JP 2963883 B2 JP2963883 B2 JP 2963883B2 JP 9104865 A JP9104865 A JP 9104865A JP 10486597 A JP10486597 A JP 10486597A JP 2963883 B2 JP2963883 B2 JP 2963883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】シート部と、シートフレーム
と、チューブを有するベルトテンショナーと、チューブ
に配備されたピストンと、拘束の場合ピストンを変位さ
せるための駆動装置と、ピストンを安全ベルトに接続す
るよう作用する接続素子とを備えており、チューブがシ
ートフレームに取り付けられているとともにシート部が
側壁を有しており、その側壁にベルトテンショナーが隣
接するようになった車両シートに本発明は関わる。
【0002】
【従来の技術並びに発明が解決しようとする課題】今ま
で、ベルトテンショナーが固着されている車両シート
は、おきまりのように、比較的大きな構造空間を必要と
している。何故なら、チューブが、ピストン/シリンダ
ユニットの一部として、比較的長く、且つ、シートから
側方向に突出しているからである。加えて、ベルトテン
ショナーは、拘束の場合、安全ベルトからピストンへ向
かうたぶん直線的な力の伝授が達成されるよう装着され
ているべきである。この要求により、ベルトテンショナ
ーを装着する可能性が低減する。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、一体化された
ベルトテンショナーを備えており、それにより、ベルト
テンショナーを車両の様々な条件に適合させることがで
き、且つまた、ベルトテンショナーが車両シートから側
方向にわずかにしか突出しない車両シートを提供する。
このことは、チューブがそれの長手方向範囲の少なくと
も一部にわたって車両に対して横方向に湾曲し、側壁に
沿って延在しているチューブの領域における湾曲が側壁
の外形状に実質上適合されており、ピストンは、緊急時
の拘束の場合に駆動装置によってピストンがチューブ内
において変位され得るような、形状と寸法とを有してい
る、上述したごときタイプの車両シートで達成される。
チューブの湾曲により、ベルトテンショナーは車両シー
トの側壁のコースに最適に適合され得るようになってお
り、その結果、ベルトテンショナーは、これまでに知ら
れているテンショナーに比べて、短くするべき引張経路
を必要とすることなく、比較的小型である。車両シート
及びそれに取り付けられたベルトテンショナーは閉じた
統一体を構成している。チューブの最適コースを妨げる
部品は、引張経路の一部を何等消耗させる必要なく、チ
ューブを湾曲させることによりバイパスさせることがで
きる。
【0004】ドイツ特許第30 37 738号からは
ベルトリトラクタ用のテンショナーが知られており、ベ
ルトリトラクタ用のテンショナーにおいて、ピストン/
シリンダユニットは湾曲したチューブを有している。し
かしながら、湾曲したチューブは車両シートのところに
は配備されていず、近づき難い車両の場所に、例えば、
後方シートベンチの背後に配備されているとともに車両
構造体に固着されている。
【0005】好適実施例によれば、チューブは車両シー
トの下でそのチューブの長さの全体にわたって延び、そ
こでは構造のためにより多い余地が利用可能である。
【0006】加えて、より激しい曲率半径を可能にする
ために、少なくとも1つの環状ガイド面がわずかな軸線
方向範囲を有した状態で、軸線方向端部の領域における
ピストンが内方側部のチューブに接して位置すれば有利
である。反対側端部の領域では、それはチューブから半
径方向に離隔されていてピストンの長手方向変位が可能
であるべきである。わずかな軸線方向範囲を備えたガイ
ド面が備えられている場合、ピストンは、チューブの詰
まりを生じさせることなく、移動することができる。ピ
ストンが、ガイド面を囲畳している弾性的可撓性シール
を有しているという点で、ピストンの容易な移動可能性
即ち変位可能性を増大させることができる。材料の適宜
選択により(プラスチックか、軽金属かにより)及び/
またはシールの構造的実施例により可撓性を達成するこ
とができる。
【0007】好適には、接続素子は、ピストンに締着さ
れ、端面でチューブから出現している牽引ケーブルであ
る。端面でのチューブの開口は貫通穴を備えたガイド素
子によって閉じられ、その貫通開口を介して牽引ケーブ
ルが延びている。かくて、ガイド素子は、チューブの内
部を密封することと、牽引ケーブルを案内することとの
二重の機能を有している。それにより、拘束の場合に、
牽引ケーブルが貫通開口の端部のところで縁部にこすっ
て損傷されないように、貫通開口は外方に広がってい
る。
【0008】本発明の更なる特徴及び利点は、参照すべ
き以下の記載から、また、参照すべき以下の図面から明
らかである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には安全ベルトのためのベル
トテンショナー1が示されている。ベルトテンショナー
1はチューブ10と、それに配備されていて変位可能な
ピストン12と、一端でピストン12に締着され、他端
でベルトバックル(図示せず)に締着された牽引ケーブ
ル14とを有する。牽引ケーブル14はそれら2つの部
材間の接続素子として作用する。それの位置については
に関連して以下により詳細に説明される花火推進装
薬は、拘束の場合、チューブ10内で移動するピストン
12のための駆動手段として作用する。チューブ10
は、それの長手方向範囲全域において、牽引ケーブル1
4に対して且つ一つの平面内で横方向に湾曲されてい
る。ここで、Rは曲率半径を示している。しかしなが
ら、車両で利用可能な構造的空間によれば、点線で示さ
れているごとく、上方部でのみ湾曲していても良い。
の点線で示された実施例によれば、チューブ10は下方
の湾曲されていない部分と上方の湾曲された部分とを有
している。それ故、曲率半径Rはピストンの幾何学的形
状及びチューブの幾何学的形状と同等にしなければなら
ず、それにより、ピストン12はチューブ10内で移動
可能である。このためには、ピストン12が、軸線方向
で見て、余りにも長いガイド面を有していず、あるい
は、余りにも離れて位置する複数のガイド面を有してい
ないことが必要である。そうでなければ、ピストン(1
2)がチューブ10の内側に接して位置し、このこと
はチューブ10内でのピストン12の詰まりを導く。
【0010】図2は、ベルトテンショナーの別の実施例
を示しており、ベルトバックル側の端部のところでチュ
ーブ10は非湾曲部を有しており、この非湾曲部はピス
トン12とほぼ同じ長さを有している。牽引ケーブル1
4の出現領域におけるチューブ10のこの真っ直ぐな実
施例を提供することにより、牽引ケーブル14は精密に
案内され、チューブ10からの、以下でより詳細に説明
される牽引ケーブル14と出口開口との間の摩擦力を低
減することができる。
【0011】図3では、比較的小さな曲率半径でチュー
ブ内を変位し得るためにどのようにしてピストン12を
形状決めするかが、2つの変形例を参考にして説明され
ている。ピストン12はいくつかの部品で構成され、即
ち、牽引ケーブル14のためのテーパ付き保持用部16
と、その保持用部16を囲んでいる筒状部材(又は、リ
ング)18とから構成されている。筒状部材18は円錐
状外面20を有しており、その円錐状外面20に接して
ボールの形をしたいくつかの錠止用部材22が位置して
いる。図3に示されたスタート位置では、チューブ10
の内壁にも接して置かれている錠止用部材22の位置
は、可撓性リング24によって付加的に確立されてい
る。図3の左手半分に示されている実施例では、シール
26は筒状部18に隣接している。シール26は、U
字型断面を有している上方に開放された回転体である。
シール26の外方包囲部はそれの自由リム28まで円錐
状外方に延びている。自由リム28の領域では、軸線方
向に短い環状ガイド面29が備えられ、該環状ガイド面
29はチューブ10の内側に接して位置している。わず
かな厚み及び用いられる軽量金属の故に、自由リム(2
8)は弾性的に可撓性であるので、ガイド面29は、湾
曲されたチューブ10内にピストン12を詰まらせるこ
できない。
【0012】図3の右半分に示されている実施例におい
ては、ガイド面は軸線方向に長く、2つの環状接触面3
2及び34で形成されており、環状接触面32及び34
はシールを提供しており、それら環状接触面32及び3
4の間に付加的なリングシール36が存在する。
【0013】シール26及びリングシール36の反対側
に位置しているピストン12の端部はチューブ10の内
側に接して位置していず、むしろ、間隙Xで示されてい
るごとく、そのチューブ10から離隔されている。この
領域における筒状部材18の外方包囲面は、チューブ1
0内での移動時、事実上それの内壁に衝突し、かくて、
ガイド面として作用することができる。しかし、ガイド
面の最大間隔Lに対する間隙Xの関係はチューブ10の
曲率半径とつり合い、ピストン12が詰まってしまって
動かなくなることがない。
【0014】チューブ10の上端の領域に備えられてい
る室42は花火推進装薬42で充填されており、この花
火推進装薬42は電気点火器44により起動することが
できる。室に隣接しているのはガイド素子48であり、
ガイド素子48は端面でガス密態様でチューブ10を密
封している。牽引ケーブル14は、ガイド素子48の貫
通開口46を介して延在しており、貫通開口46は外部
に向かって幅広くなっていて、牽引ケーブル14が損傷
を受け得る鋭い縁部が存在しないようになっている。牽
引ケーブル14がチューブ10から斜めに延びなければ
ならない場合、貫通開口46の中心軸線も、一点鎖線で
示されているごとく、湾曲させることができる。
【0015】引張掛け工程を終えた後、円錐外方部分2
0に接して置かれている錠止部材22はピストン12が
引っ張り戻されるのを阻止する。加えて、錠止部材22
によるリング18の、あるいはチューブ10の塑性変形
が許される場合、ベルトに生ずる最大力に対する力の限
界が生じ得る。
【0016】図4において、ベルトテンショナー1は、
この場合、バックルテンショナーとして形状決めされて
いるとして図示されている。ベルトテンショナー1は本
発明による車両シート54に固着されているとともに、
その車両シート54とともにユニットを形成している。
ベルトテンショナー10により可能とされた引張用経路
は非常に長いけれども、ベルトテンショナーに必要とさ
れる構造空間は比較的小さい。加えて、ベルトテンショ
ナー1は車両シートに関してわずかにのみ突出してい
る。チューブ10は車両シート54の側壁52に正確に
適合されており、それにより、そのチューブは側壁52
の形状に従っている。チューブ10はそれの上方3分の
1において湾曲を有しており、かような湾曲はベルトバ
ックル56まで至っている。ベルトバックル56は、車
両シート54に向かってわずかに傾斜した状態で、且
つ、安全ベルト58の走行に十分適合された状態で、牽
引ケーブル14に締着されている。チューブ10の下端
では、チューブ壁が共に押圧されており、且つ、フラン
ジ60を形成している。必要に応じて枢動可能であって
も良いチューブ10は、フランジ60により、シートフ
レーム62にネジ止めされている。ベルトテンショナー
1を固着する近接可能性が制限されていなければ、車両
へのシートの設置前に、ベルトテンショナー1を車両シ
ート54のところに配備することができる。シート部5
3の側壁52の形状にベルトテンショナー1を適合させ
る結果として、ベルトテンショナー1と絡む車両占有者
の危険性及びベルトテンショナー1の意図しない変位を
減少することができる。
【0017】図5に示された実施例においては、フラン
ジ64はチューブ10の外壁に溶接されており、フラン
ジ64はチューブ10をシートフレーム62に締着する
よう作用する。側面図において、チューブ10は、一方
で、斜め上方に湾曲されているとともに、他方で、斜め
外方に湾曲されており、従って、2つの平面内で湾曲さ
れている。チューブ10は、側面図でみて、シート部5
3の下方後端から、側壁52に沿って弓形をなして、即
ち、湾曲して前方且つ上方に延在している。この実施例
は安全ベルト58のコースへのチューブ10のコースの
最適な適合を提供する。
【0018】図6に示されたベルトテンショナー1の実
施例において、側壁52の形状に適合されたチューブ1
0はシート54の下まで延在しており、そこでは、その
チューブ10はシートフレーム62に締着されている。
この実施例は、車両における収容問題に帰着することな
く、チューブ10、従って、引張掛け経路を非常に長く
することができるという利点を有している。チューブは
シート部53の下のシートフレーム62にネジ止めされ
ている。チューブ10及び牽引ケーブルの長さによって
は、チューブ10のわずかな部分のみ、あるいは、大部
分を車両シート54の下まで延在させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両シートにより提供されるベル
トテンショナーを通る長手方向断面図を示している。
【図2】別の実施例によるベルトテンショナーを通る長
手方向断面図を示している。
【図3】ピストンの領域におけるベルトテンショナーの
拡大長手方向断面図を示しており、該図の左半分及び右
半分はピストンの異なる変形例を示している図である。
【図4】本発明による車両シートの前面図を示してお
り、第1の実施例によるベルトテンショナーがその車両
シートに締着されている図である。
【図5】本発明による車両シートの側面図を示してお
り、第2の実施例によるベルトテンショナーがその車両
シートに締着されている図である。
【図6】本発明による車両シートの前面図を示してお
り、第3の実施例によるベルトテンショナーがその車両
シートに締着されている図である。
【符号の説明】
10 チューブ 12 ピストン 14 牽引ケーブル 16 テーパ付き保持用部 18 筒状部 20 円錐状外面 22 錠止用部材 24 可撓性リング 26 シール 28 自由リム 29 環状ガイド面 32 環状接触面 34 環状接触面 36 リングシール 42 室、花火推進装薬 44 電気点火器 46 貫通開口 48 ガイド素子 52 側壁 54 車両シート 56 ベルトバックル 58 安全ベルト 60 フランジ X 間隙 L 最大間隔 R 曲率半径
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−344866(JP,A) 特開 平7−315164(JP,A) 米国特許4008909(US,A) 米国特許4458921(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 22/46

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート部(53)と、シートフレーム
    (62)と、チューブ(10)を有するベルトテンショ
    ナー(1)と、該チューブ(10)に配備されたピスト
    ン(12)と、緊急時の拘束の場合該ピストン(12)
    を変位させる駆動装置と、前記ピストン(12)を安全
    ベルトに接続するよう作用する接続素子とを備えてお
    り、前記チューブ(10)が前記シートフレーム(6
    2)に取り付けられているとともに前記シート部(5
    3)が側壁(52)を有しており、該側壁(52)に前
    記ベルトテンショナー(1)が隣接するようになった車
    両シートにおいて、前記チューブ(10)はそれの長手
    方向範囲の少なくとも一部にわたって横方向に湾曲して
    おり、前記側壁(52)に沿って延在している部分の該
    チューブ(10)の湾曲を、前記側壁(52)の外形状
    に実質上適合させており、前記ピストン(12)は、緊
    急時の拘束の場合に前記駆動装置によって前記ピストン
    (12)が前記チューブ(10)内において変位され得
    るような、形状と寸法とを有していることを特徴とする
    車両シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両シートにおいて、
    前記チューブ(10)は締着用フランジ(64)を有し
    ており、該締着用フランジ(64)は該チューブから半
    径方向に突出していて該チューブ(10)を前記シート
    フレーム(62)に止めていることを特徴とする車両シ
    ート。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車両シ
    ートにおいて、前記チューブ(10)はそれが装着され
    た状態で下端を有しており、該下端は締着用フランジ
    (60)を有しており、該締着用フランジ(60)は
    記チューブ(10)を止めるために長手方向に突出して
    いることを特徴とする車両シート。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車両シートにおいて、
    前記締着用フランジ(60)はそれの下端のところで前
    記チューブ(10)を押しつぶすことにより形成されて
    いることを特徴とする車両シート。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    つに記載の車両シートにおいて、前記チューブ(10)
    は、弓形の態様で、側壁に沿って前記シート部(53)
    の下方後端から前方且つ上方に延在していることを特徴
    とする車両シート。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    つに記載の車両シートにおいて、前記ベルトテンショナ
    ー(1)はバックルテンショナーとして形状決めされて
    いることを特徴とする車両シート。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    つに記載の車両シートにおいて、前記チューブ(10)
    は前記車両シート(54)の下まで延在していることを
    特徴とする車両シート。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の車両シートにおいて、
    前記チューブ(10)は、それの長さの大部分にわたっ
    て、前記車両シート(54)の下に延在していることを
    特徴とする車両シート。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の車両シ
    ートにおいて、前記チューブ(10)は前記車両シート
    (54)の下で前記シートフレームに固着されているこ
    とを特徴とする車両シート。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9までのいずれか
    1つに記載の車両シートにおいて、前記ピストン(1
    2)の軸線方向端部の領域で、前記ピストン(12)は
    前記チューブ(10)の内側に接していて、少なくとも
    1つの環状ガイド面(29)がわずかな軸線方向範囲を
    有しており、また、前記ピストン(12)は、前記チュ
    ーブ(10)内で前記ピストン(12)長手方向
    するのを可能にするために、該ピストン(12)の軸
    線方向反対側端部の領域で前記チューブ(10)から半
    径方向に十分に離隔されていることを特徴とする車両シ
    ート。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の車両シートにおい
    て、前記ピストン(12)は弾性的に可撓性のシール
    (26)を有しており、該弾性的に可撓性のシール(2
    6)は前記ガイド面(29)を取り巻いていることを特
    徴とする車両シート。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載の
    車両シートにおいて、前記シール(26)は、前記駆動
    装置に向かって開放するU字型断面を備えた回転体であ
    り、弾性的に可撓性の包囲部分が前記駆動手段に向かっ
    て円錐状に広がっており、該包囲部分は自由リム(2
    8)を有していると共に該自由リム(28)の領域で前
    記チューブ(10)に接して位置していることを特徴と
    する車両シート。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12までのいずれ
    か1つに記載の車両シートにおいて、前記ピストン(1
    2)はそれの軸線方向両端間に円錐状外面(20)を有
    しており、錠止部材(22)が該円錐状外面(20)
    に接して置かれており、該錠止部材(22)は引張方
    とは逆方向の前記ピストン(12)の移動を阻止し
    ていることを特徴とする車両シート。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13までのいずれ
    か1つに記載の車両シートにおいて、前記接続素子は牽
    引ケーブル(14)であり、前記チューブ(10)は、
    それに固着された、前記牽引ケーブル(14)のための
    ガイド素子(48)を有しており、該ガイド素子(4
    8)は、該ガイド素子(48)の外方に幅広くなる貫通
    開口(46)を通って延在していることを特徴とする車
    両シート。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の車両シートにおい
    て、前記貫通開口(46)は湾曲した中心軸線を有して
    いることを特徴とする車両シート。
  16. 【請求項16】 請求項1から請求項15までのいずれ
    か1つに記載の車両シートにおいて、前記チューブ(1
    0)は、それの軸線方向端部の領域で湾曲されていず、
    該軸線方向端部から前記接続素子が該端面に出現してい
    ることを特徴とする車両シート。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の車両シートにおい
    て、前記チューブ(10)の湾曲されていない領域は前
    記ピストン(12)とほぼ同じ長さを有していることを
    特徴とする車両シート。
JP9104865A 1996-04-23 1997-04-22 一体化されたベルトテンショナーを備えている車両シート Expired - Lifetime JP2963883B2 (ja)

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