JP2963866B2 - 電動工具のバッテリ取付構造 - Google Patents
電動工具のバッテリ取付構造Info
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Description
動工具のバッテリ取付構造に関する。
発生する中で使用されることが多い。そして、近年で
は、充電式バッテリの能力が向上したことから、電動工
具においてもバッテリ駆動式のものが多数見られるよう
になってきた。
ており、充電のために工具から取り外しができるように
なっている。そして、例えば、実開平5−48214号
公報、実公平3−21906号公報に示す様に、ハンド
ルハウジングの下端開口縁にバッテリパッケージのフッ
クを掛け止めて固定される方式が多い。
に、こうした電動工具は塵埃の多い環境下で使用される
ため、ハンドルハウジングとバッテリパッケージの隙間
から塵埃が侵入してフックの内部に侵入し、フックを押
し縮めることができなくなることがある。このため、バ
ッテリパッケージを取り外せなくなるおそれがあった。
また、屋外での作業の場合、雨水がバッテリとハウジン
グとの間の隙間から侵入するおそれがあり、電動工具内
部に収納されている電気部品に悪影響をもたらすといっ
た問題があった。
において、屋外作業や塵埃の多い作業環境の悪いところ
でも、バッテリパッケージを簡単に工具から脱着できる
と共に、外部からの雨水や塵埃の工具内部への侵入を容
易に防ぐことができるバッテリ取付構造を提供すること
を目的とする。
明の効果】かかる課題を解決するため、本発明の電動工
具のバッテリ取付構造は、バッテリ駆動式の電動工具に
おいて、バッテリパッケージをハウジングの開口部から
挿入した上、さらにバッテリパッケージを覆い隠す様に
前記開口部にカバーを装着することを特徴とする。この
場合、前記カバーの開口端縁と前記ハウジングの開口端
縁とを突き合わせる様にし、該突合せ面にシール部材を
介装するとよい。
グの開口部にカバーを装着しているので、外部の塵埃等
がハウジング内に侵入しない。よって、塵埃が詰まって
バッテリパッケージを外せなくなるといったことがな
い。ここで、前記カバーは、前記ハウジングに対して回
動支持されるように取り付けられ、回動支点の反対側に
おいて、前記ハウジングから外へ突出する鍔部に対して
外から掛け止めるように構成されているとよい。こうし
ておけば、カバーを開くに当たっても、内側へ部材を押
し込む必要がなく、掛け止め部分に塵埃等が詰まって
も、開けなくなることがない。
面の一部をも覆う様にカバーの端縁に取り付けておくと
よい。こうしておけば、電動工具が横倒しになった場合
にもクッションとなり、電動工具内部の電気部品を振動
から保護することができる。
バッテリ式コンクリートバイブレータに基づいて説明す
る。実施例のコンクリートバイブレータ10は、図1に
示す様に、モータハウジング11内の直流モータ13に
て長い振動棒15を振動させ、生コンのしめ固め等を行
えるように構成されている。直流モータ13の電源は、
ハンドルハウジング17の下部に収納される充電式のバ
ッテリパッケージ19により供給されるようになってい
る。なお、モータハウジング11及びハンドルハウジン
グ17は半割構造となっており実際には端面として表す
べきであるが、見やすくするため、図1ではハッチング
を施してある。
にフレキシブルシャフト23を通し、フレキシブルシャ
フト23の先端に、このフレキシブルシャフト23に連
結されたジョイント23aを介して、重心が偏ったアン
バランサ25を取り付け、先端キャップ27を被せたも
のである。アンバランサ25にネジ固定されたジョイン
ト23aの先端部分は、図2に拡大して示す様に、リン
グ状のシール部材30でシールされている。このシール
部材30は、断面四角形のフェルト製リング31の外側
に断面断面コ字状のゴム製リング33をはめ込んだもの
である。ゴム製リング33は、フェルト製リング31の
補強等の役割を果たしている。このシール部材30によ
り、フレキシブルホース21の内面とフレキシブルシャ
フト23の外面とが接触して発生する金属粉等が、アン
バランサ25の後方側を支持しているボールベアリング
35に噛み込んでしまわないようになされているのであ
る。本実施例のコンクリートバイブレータ10は電池式
で大負荷には不向きであるから、こうした異物噛み込に
よってボールベアリング35の耐久性の劣化を防いでい
る。
図3に拡大して示す様に、冷却用空気の吸気口41,4
2が開口している。そして、ハンドルハウジング17の
下支え17aの前面には、冷却用空気の排気口43〜4
5が開口している。吸気口41,42の内側にはラビリ
ンス構造を形成するための邪魔板47,48が取り付け
られている。この邪魔板47,48によるラビリンス構
造によって、異物がモータハウジング11内に侵入でき
ないようになっている。
モータ13の後端を支持するリング状のプレート51,
52が設けられている。そして、これらリング状プレー
ト51,52によりモータ13の後部を取り巻く様にル
ープ状通路53が形成され、さらに、このループ状通路
53の下端から排気口43〜45へと連続する排気通路
55も形成されている。排気通路55には、ハンドルハ
ウジング下支え17aの付け根から伸びる邪魔板57が
設けられ、下向きに使用しているとき、排気口43〜4
5から異物や水滴が飛び込んで内部に侵入せずにハンド
ルハウジング下支え17aの付け根の排気口43へとこ
れら異物等が落ちていくようになされている。
前方側のプレート51は、モータハウジング11内を前
方空間11bと後方空間11cとに仕切る役割も果たし
ている。そして、前方空間11bは、モータハウジング
11の前端開口11dに取り付けられるカップリング金
具60により閉じられている。
の前端を嵌合する第1のカップリング金具61と、振動
棒15のフレキシブルシャフト23を固定するスピンド
ルシャフト23bを軸受するボールベアリング63が内
蔵された第2のカップリング金具65とを印籠結合して
組み立てられる様になっている。この様に、印籠結合に
よってカップリング金具60を組み立てる様にしてある
ので、次のような利点がある。
ャフト23bとは、軸心を一致させて連結する必要があ
る。この点、第1のカップリング金具61を精度よく製
造しておけば、モータ13の出力シャフト軸心を第1の
カップリング金具61によって精度よく出すことができ
る。一方、スピンドルシャフト23bの軸心について
も、第2のカップリング金具65を精度よく加工してお
けば、こちらも精度よく出すことができる。そして、第
1のカップリング金具61と第2のカップリング金具6
5との印籠結合部分を精度よく加工しておけばモータ1
3の出力シャフトとスピンドルシャフト23bとを軸心
が一致するように連結することができるのである。こう
することで、モータ13の出力シャフトとスピンドルシ
ャフト23bとを精度よく軸心合わせを行うことができ
ている。こうした軸心合わせの精度向上もまた、本実施
例がバッテリ式で大負荷には不向きなものであることか
らやはり製造上配慮の必要なところである。
10における空冷機構について説明することとする。ま
ず、第1のカップリング金具61に対するモータ13の
取付状態を説明する。第1のカップリング金具61に
は、図4に示す様に、上下に2個の鍔状突起61aが設
けられ、ここに形成されたネジ孔61bにて第2のカッ
プリング金具65と締結されるようになっている。ま
た、第1のカップリング金具61には、モータ13の前
端開口13aと同じ位置になるように、4個の切欠61
cが設けられている。そして、第1のカップリング金具
61は、図示左右のバカ孔61dにネジを挿通してモー
タ13と締結されるようになっている。
レータ10によると、モータ13が回転すると、図3,
図4に示す様に、モータ13内に取り付けられているフ
ァンによって吸気口41,42から空気が吸い込まれ、
ハンジング前方空間11b内を前方へ進み、第1のカッ
プリング金具61の切欠61c及びモータ13の前端開
口13aを介してモータ13のケース13b内に吸い込
まれる。
方へ移動し、モータ後部の上下に設けられている開口1
3cから排出され、ループ状通路53に放出される。こ
こで、ループ状通路53を前方から見ると、図5に示す
様に、一方側にだけ水平な仕切り板53aが設けられて
ループを途中で閉鎖している。このため、同図に矢印で
示す様に、排気はループ状通路53内を一方向へだけ旋
回し、スムーズに排気通路55へと流れ出す。後は、こ
の排気通路55から排気口43〜45へと進み、外部へ
排出される。
について説明する。実施例のコンクリートバイブレータ
10は、図1に示した様に、ハンドルハウジング17の
下部に充電式のバッテリパッケージ19を装着するよう
になっている。バッテリパッケージ19は、図6に示す
様に、内部にバッテリセル71を多数収納しており、ハ
ンドルハウジング17内において本体側の端子73によ
りモータ13と電気的に接続される。また、図6に示す
様に、ハンドルハウジング17の下端の内側への張り出
し17bにフック75を引っかけて取り付けられる様に
なっている。このフック75は、内部に板バネ77を備
えており、外から指で押すと縮んで張り出し17bをか
わし、指を離すと板バネ77の作用によって広がって張
り出し17bに引っかかるようになっている。
9の外側に、さらに、バッテリカバー80を取り付けて
いる。バッテリカバー80は、図7に示す様に、ハンド
ルハウジング下支え17aの下端の回動支点81によっ
て回動自在に支持されている。そして、その反対側のハ
ンドルハウジング17下端の鍔部17cに引っかける爪
83を備えている。この爪83は、引掛け部83aの上
部に斜面83bを有し、それ自体が弾性を有する。従っ
て、カバー80を閉じるときには斜面83bが鍔部17
cに接触して自然に爪83を外へ倒し、引掛け部83a
が鍔部17cをかわす位置まで回動すると自身の弾性に
よって直立状態に復帰して鍔部17cに引っ掛かる。そ
して、カバー80を開くときには、爪83を指で外に倒
して鍔部17cから外し、カバー80を回動させてやれ
ばよい。
ム製のシール部材85が装着されている。シール部材8
5は、図6に示す様に、断面L字状で、カバー80の上
端縁及びそのすぐ外側所定範囲を覆っている。これによ
り、カバー80とハンドルハウジング17との密閉性を
高めている。
に、回動支点側にリブ87を設けている。このリブ87
は、フック式でないバッテリパッケージを装着できるよ
うにするためのものである。バッテリパッケージには、
実施例で採用した様なフック式の係脱機構を採用したも
のの他に、バッテリパッケージ側の凸部に本体側のセッ
トプレートを引っかけて固定する様にしたものもある。
こうしたタイプのパッケージでは、図7(A)に点線で
示す様な位置に凸部91が設けられているので、これを
下から支えてやるために、リブ87を設けてある。これ
により、どのようなタイプのバッテリパッケージであっ
ても使用することができる。
な構造を採用したので次の様な効果を発揮する。まず、
コンクリートバイブレータ10を使用しているときに雨
が降って来ても、吸気口41,42や排気口43〜45
が上に向いて開いておらず、モータハウジング11内に
雨水が侵入するといったことがない。また、吸気口4
1,42及び排気口43〜45をハンドルハウジング1
7の付け根近傍に設けてあるので、誤ってモータハウジ
ング前端を生コンに接触させてしまっても空冷不能にな
らない。加えて、ラビリンス構造によって異物の吸い込
みを防止しているので、生コン表面から飛散する水滴や
生コンの粒がハウジング内に留まらず、これによっても
空冷不能の事態を防止している。
造部分の最下端になる位置に開口させているので誤って
侵入した水滴等を外部へ排出し易い。同様のことは、排
気口43についてもいえる。即ち、排気口43を邪魔板
の57の付け根部分に設けることで排気口43〜45か
ら内部に飛び込み、邪魔板57を伝わって落ちて来る水
滴等を確実に排出することができるようになっているの
である。
で、図8(A)に示す様に、コンクリートバイブレータ
10を地面GLにおいた場合には本体が横倒しとなり、
吸気口41,42や排気口43〜45は横を向いた状態
となる。よって、このまま忘れていて雨が降って来ても
モータハウジング11内に入り込むことがない。また、
図8(B)に示す様に、型枠95の上に置いた場合に
も、バッテリパッケージ19が重いが故に、吸気口4
1,42及び排気口43〜45が上を向いた状態で放置
されることがなく、やはり、雨水が内部に入り込まな
い。図8(C)に示す様に、使用中においても雨水が入
り込むことがない。こうして、使用中も、放置されてい
るときも、いずれの場合にも雨水の侵入のおそれがない
から、吸気口41,42及び排気口43〜45の外に覆
いなどをする必要がなく、部品増につながらないという
効果もある。
がハンドルハウジング17の前方を向いているので使用
中に作業者の手に熱い空気がかかることがなく、作業が
やり易い。作業のやり易さという点では、バッテリ式と
なったことでコードレスとなり、どこでも使える様にな
った点も見逃すことができない。
り、軸心合わせの精度を高める工夫をしているので、バ
ッテリ式故の弱点である容量不足による動作不能といっ
た状態を回避している点でも実施例は有利なものであ
る。また、実施例においては、バッテリカバー80にて
バッテリパッケージ19を完全に覆う様にしているの
で、生コンの飛沫などがフック75の内側に侵入してフ
ック75を押せなくしてしまうといったことがない。ま
た、バッテリパッケージ19とハンドルハウジング17
の隙間に生コンが詰まってしまうといったこともない。
そして、カバー80は、爪83を外へ倒す方式であるか
ら、爪83とハンドルハウジング17の隙間に生コンな
どが詰まっても開けなくならない。また、シール部材8
5は図6に示す様に外側に飛び出しているので、本体が
横倒しになるときにこれがクッションの役割をして損傷
を防止する効果もある。
明は、上記実施例に限定されるものではなく、さらに種
々なる形態にて実施することが可能である。例えば、コ
ンクリートバイブレータ以外の電動工具に対しても本発
明をそのまま適用できることはいうまでもない。
である。
の要部の拡大断面図である。
ハウジング部分の要部の拡大断面図である。
ハウジング部分の要部の拡大断面図である。
ハウジング部分の要部の拡大断面図である。
ルハウジング部分の要部の拡大断面図である。
ルハウジング部分の要部の拡大断面図である。
態の説明図である。
タハウジング、13・・・直流モータ、15・・・振動
棒、17・・・ハンドルハウジング、17c・・・鍔
部、19・・・バッテリパッケージ、75・・・フッ
ク、77・・・板バネ、80・・・バッテリカバー、8
3・・・爪、85・・・シール部材。
Claims (2)
- 【請求項1】 バッテリ駆動式の電動工具において、バ
ッテリパッケージをハウジングの開口部から挿入した
上、さらにバッテリパッケージを覆い隠す様に前記開口
部にカバーを装着し、 前記カバーの開口端縁と前記ハウジングの開口端縁とを
突き合わせる様にし、該突合せ面にシール部材を介装
し、 前記シール部材は、前記カバーの外面の一部をも覆う様
にカバーの端縁に取り付けられることを特徴とする電動
工具のバッテリ取付構造。 - 【請求項2】 バッテリ駆動式の電動工具において、バ
ッテリパッケージをハウジングの開口部から挿入した
上、さらにバッテリパッケージを覆い隠す様に前記開口
部にカバーが装着される電動工具のバッテリ取付構造で
あって、 前記カバーの外面には、先端に引掛け部を有する爪が突
出して設けられ、 前記引掛け部を、前記ハウジングから外へ突出する鍔部
に対して外側から掛け止めることにより、前記カバーが
前記ハウジングに固定されるように構成され、 前記カバーの開口端縁と前記ハウジングの開口端縁とが
突き合わせる様にされ、 該突合せ面にシール部材が介
装され、 該シール部材は、前記カバーの外面の一部をも覆う様に
該カバーの端縁に取り付けられた ことを特徴とする電動
工具のバッテリ取付構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7324853A JP2963866B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 電動工具のバッテリ取付構造 |
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DE19651723A DE19651723C2 (de) | 1995-12-13 | 1996-12-12 | Batteriebetonrüttler |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7324853A JP2963866B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 電動工具のバッテリ取付構造 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11124249A Division JP3032529B2 (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 電動工具のバッテリ取付構造 |
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Family
ID=18170390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7324853A Expired - Lifetime JP2963866B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 電動工具のバッテリ取付構造 |
Country Status (1)
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JP5068725B2 (ja) * | 2008-10-17 | 2012-11-07 | 株式会社マキタ | ヘッジトリマ |
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WO2024162302A1 (ja) * | 2023-01-31 | 2024-08-08 | 工機ホールディングス株式会社 | 作業機 |
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JP3286460B2 (ja) * | 1994-04-07 | 2002-05-27 | 三洋電機株式会社 | バッテリパック |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP7324853A patent/JP2963866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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