JP2963511B2 - 船舶推進機用チルト装置 - Google Patents

船舶推進機用チルト装置

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JP2963511B2 JP2241331A JP24133190A JP2963511B2 JP 2963511 B2 JP2963511 B2 JP 2963511B2 JP 2241331 A JP2241331 A JP 2241331A JP 24133190 A JP24133190 A JP 24133190A JP 2963511 B2 JP2963511 B2 JP 2963511B2
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栄一郎 辻井
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、船外機、船内外機等のための船舶推進機用
チルト装置に関する。
[従来の技術] 船舶推進機には船尾板に固定されるクランプブラケッ
トと、クランプブラケットにチルト軸を介して傾動可能
に支持されるスイベルブラケットとの間に、トリムシリ
ンダとチルトシリンダとを並列に介装してなるチルト装
置を備えるものである。
上記チルト装置は、トリムシリンダによるトリムアッ
プ、トリムダウン操作により推進ユニットを所定のトリ
ム域内で傾動し、水面ロードの変化に対して航走姿勢を
調整し、最良の航走状態を得ることを可能とし、チルト
シリンダによるチルトアップ・チルトダウン操作により
推進ユニットを所定のチルト域内で傾動可能としてい
る。
然しながら、従来のチルト装置にあっては、クランプ
ブラケットに支持されているトリムシリンダのピストン
ロッド先端が、スイベルブラケットに摺接可能な状態で
当接しており、トリムアップ、トリムダウン操作時に、
そのピストンロッド先端とスイベルブラケットとの摺接
に基づく異音を生ずる虞れがある。
そこで本出願人は、トリムシリンダのピストンロッド
先端をクランプブラケット又はスイベルブラケットに摺
接させることなく、トリムアップ、トリムダウン可能と
すべく、「トリムシリンダとチルトシリンダとを直列配
置し、トリムシリンダのピストンロッド先端をクランプ
ブラケット又はスイベルブラケットにピン結合し、チル
トシリンダのピストンロッド先端をスイベルブラケット
又はクランプブラケットにピン結合するようにしたチル
ト装置」を提案している(特公平2−5637)。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、特公平2−5637の従来技術では、互いに
独立のトリムシリンダとチルトシリンダとを直列配置し
たものであるため、流体圧回路は、トリムシリンダの上
室と下室、チルトシリンダの上室と下室の全4室のそれ
ぞれに流体圧供給管路を接続する必要がある。そして、
各流体圧供給管路を、トリム操作、チルト操作等の各種
作動モードに応じて流体圧供給源たるポンプに適宜切換
接続可能とする複雑な作動回路が必要となる。
また、チルト装置では、チルトしたいときには素早く
チルトアップし、トリムしたいときにはゆっくりと動く
必要がある。即ち、プロペラ推力がないときには全域チ
ルト作動し、プロペラ推力が発生したときにはトリム作
動可能となる機能を備えることが要求される。
本発明は、トリム操作とチルト操作とを行なうチルト
装置を構成するに際し、該チルト装置のピストンロッド
先端をクランプブラケット又はスイベルブラケットに連
結してそれらのブラケットに摺接することなくトリム操
作可能とし、かつ流体圧供給管路数を少なくし、作動回
路を単純化することを目的とする。
また、本発明は、プロペラ推力がないときには小さい
力で素早いチルトアップ、ダウンを可能とし、プロペラ
推力が発生したときにはプロペラ推力に対抗できる大き
な力でトリム角を微調整できるようにすることを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、船体側のクランプブラケ
ットと推進ユニット側のスイベルブラケットとの間に介
装される船舶推進機用チルト装置において、小径シリン
ダ室と大径シリンダ室とを直列的に連通形成し、クラン
プブラケットとスイベルブラケットの一方に連結して用
いられるハウジングと、ハウジングの小径シリンダ室内
に往復動可能に収容される小径のチルトピストンと、チ
ルトピストンに連結されるとともにハウジングの小径シ
リンダ室から突出する端部をクランプブラケットとスイ
ベルブラケットの他方に連結して用いられるピストンロ
ッドと、ハウジングの大径シリンダ室内に往復動可能に
収納され、大径シリンダ室内の流体圧力をチルトピスト
ンの反ピストンロッド側端面に及ぼすための貫通路を備
え、かつ上記貫通路まわりにてチルトピストンの反ピス
トンロッド側端面相当部分と密接するシール面を備え、
更に常時小径シリンダ室の側に向かう作用力を付与され
ている大径のトリムピストンとを有し、小径シリンダ室
と大径シリンダ室のそれぞれに流体圧回路を接続できる
ように構成したものである。
請求項2に記載の本発明は、前記ハウジングには、チ
ルトピストンがトリムピストンから離隔するときに、ト
リムピストンの貫通路と、両ピストンの離隔間隙を介し
て大径シリンダ室に連通する解放室を備え、解放室には
連通路を介して流体リザーバが連通可能とされ、連通路
には弁装置が配置され、弁装置は、解放室の圧力が流
体リザーバの圧力より小なるときには、流体リザーバか
ら解放室への流体の流れを許容し、解放室の圧力が流
体リザーバの圧力より大なるときには、大径シリンダ室
の圧力が予め定めた値より大なるときのみ、解放室から
流体リザーバへの流体の流れを許容するように構成され
たものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、チルト装置は、チ
ルトダウン状態から下記(1)、(2)の如くにより、
トリムアップ、チルトアップ動作する。
(1)トリムアップ 流体圧供給源(ポンプ)にて加圧された流体が流体圧
回路から大径シリンダ室に流れ込むと、トリムピストン
とシール面とチルトピストンの反ピストンロッド側端面
相当部分とが密接しているため、上記流体はトリムピス
トンを小径シリンダ室の側へと押し上げようとする。こ
の時、小径シリンダ室内の流体が流体圧回路へ流出する
ため、トリムピストンの移動とともに、チルトピストン
が移動し、ピストンロッドを小径シリンダ室の外方へ突
出し、トリムアップする。そして、トリムピストンが大
径シリンダ室内のトリムアップ方向のストロークエンド
に衝合するに至り、最大トリムアップとなる。
(2)チルトアップ 上記(1)において、トリムピストンが最大トリムア
ップまで移動した後、更に、流体が大径シリンダ室に供
給されると、大径シリンダ室内の流体圧がトリムピスト
ンに設けてある貫通路からチルトピストンの反ピストン
ロッド側端面に及ぶ。これにより、大径シリンダ室に供
給される流体は、トリムピストンとチルトピストンとの
間に次第に拡張形成される中間室に充填され、小径シリ
ンダ室内の流体は流体回路へ流出するため、チルトピス
トンのみが移動することとなる。これにより、ピストン
ロッドは小径シリンダ室の外方へ更に突出し、チルトア
ップする。そして、チルトピストンが小径シリンダ室内
のチルトアップ方向のストロークエンドに衝合するに至
り、最大チルトアップとなる。
尚、チルトアップ終了時に、トリムピストンは、該ピ
ストンを小径シリンダ室の側へ押し上げようとする流体
圧を受けないが、常時小径シリンダ室の側へ向かうばね
力、重力等の作用力を受けており、大径シリンダ室内の
トリムアップ方向のストロークエンドに停留する。
又、チルト装置は、チルトアップ状態から下記
(3)、(4)の如くにより、チルトダウン、トリムダ
ウン動作する。
(3)チルトダウン 流体圧供給源にて加圧された流体が流体圧回路から小
径シリンダ室に流れ込むと、上記流体はチルトピストン
を大径シリンダ室の側へ押し下げる。これにより、ピス
トンロッドは小径シリンダ室の内方へ没入しチルトダウ
ンする。この時、トリムピストンとチルトピストンとの
間の中間室内の流体がトリムピストンの貫通路から大径
シリンダ室を経て流体圧回路へ流出する。そして、チル
トピストンの反ピストンロッド側端面相当部分が大径シ
リンダ室内のトリムアップ方向のストロークエンドに停
留しているトリムピストンに衝合するに至り、チルトダ
ウンを終了する。
(4)トリムダウン 上記(3)のチルトダウン終了後、更に、流体が小径
シリンダ室に供給されると、チルトピストンはトリムピ
ストンと一体となって大径シリンダ室内の側へ押し下げ
られ、大径シリンダ室内の流体は流体圧回路へ流出する
ため、ピストンロッドは小径シリンダ室の内方へ更に没
入し、トリムダウンする。そして、トリムピストンが大
径シリンダ室内にトリムダウン方向のストロークエンド
に衝合するに至り、トリムダウンを終了する。
ここで、請求項1に記載の本発明にあっては、(1)
〜(2)のトリムアップからチルトアップへの移行過
程、及び(3)〜(4)のチルトダウンからトリムダウ
ンへの移行過程で、ピストンの有効面積が大径トリムピ
ストンと小径チルトピストンとの間で変化する。このた
め、ピストンロッドの移動速度は[トリム域<チルト
域]であり、ピストンロッドに作用する力は[トリム域
>チルト域]である。即ち、本発明では、トリム域に
おいては、プロペラ推力に対抗してトリム角の微調整が
できるとともに、浅瀬航行も可能となり、チルト域に
おいては推進ユニット自重を支えるに必要な比較的小さ
な力で、迅速にチルトアップ/ダウンできる。
然るに、請求項1に記載の本発明にあっては、上述の
如くのトリム操作とチルト操作とを構成するに際し、下
記、の作用がある。
単一化されたハウジング内にチルトピストンのため
の小径シリンダ室とトリムピストンのための大径シリン
ダ室とを直列形成し、該ハウジングにクランプブラケッ
トとスイベルブラケットの一方を連結し、チルトピスト
ンに一体のピストンロッドをクランプブラケットとスイ
ベルブラケットの他方に連結した。即ち、チルト装置の
ピストンロッド先端をクランプブラケット又はスイベル
ブラケットに連結してそれらのブラケットに摺接するこ
となくトリム操作できる。
流体圧回路は、小径シリンダ室と大径シリンダ室の
全2室のそれぞれに流体圧供給管路を接続すれば足り、
流体圧供給管路数を少なくできる。従って又、各流体圧
供給管路を、トリム操作、チルト操作等の各種作動モー
ドに応じて流体圧供給源たるポンプに適宜切換接続可能
とする作動回路も、だだ2つの流体圧供給管路について
構築すれば足り、単純となる。
請求項2に記載の本発明によれば、チルト装置は、下
記(A)、(B)の如くにより、チルト動作、トリム動
作する。
(A)チルト動作 推進ユニットが停止もしくはニュートラルでプロペラ
推力のない場合、チルト装置にかかる力は推進ユニット
自重のみなので、大径シリンダ室及び解放室の圧力は小
さい。即ち、解放室の圧力が流体リザーバの圧力より小
であるため、流体リザーバ内の流体が解放室へ流入で
き、その逆方向である解放室から流体リザーバへの流体
の流れは許容されない。このため、トリムピストンは移
動することができない。
従って、この場合には、小径シリンダ室の流体の排出
が可能なチルトピストンのみアップ〜ダウン方向に移動
でき、チルトアップ〜チルトダウンのチルト作動のみ行
なう。
即ち、プロペラ推力がないときには、ピストンの有効
面積の小さい小径チルトピストンのみの移動により、小
さな力で素早いチルトアップ、ダウンを実現できる。
(B)トリム動作 プロペラ推力が発生した場合、大径シリンダ室及び解
放室には大きな力がかかる。即ち、解放室の圧力が流体
リザーバの圧力より大で、大径シリンダ室の圧力が予め
定めた値より大きいので、解放室の流体は流体リザーバ
へ排出可能となり、トリムピストンが移動を始める。
従って、この場合には、解放室の流体の排出が可能と
なったトリムピストンがアップ〜ダウン方向に移動で
き、トリムアップ〜トリムダウンのトリム動作を行な
う。
即ち、プロペラ推力が発生したときには、ピストンの
有効面積の大きい大径トリムピストンの移動により、プ
ロペラ推力に対抗できる大きな力でトリム角を微調整で
きる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例が適用されてなる船外機を
示す側面図、第2図は第1図のチルト装置を示す断面
図、第3図(A)はトリムアップ説明図、第3図(B)
はチルトアップ説明図、第4図(A)はチルトダウン説
明図、第4図(B)はトリムダウン説明図、第5図
(A)は流木衝突時の作動説明図、第5図(B)は流木
衝突後の復元説明図、第6図(A)は本発明の他の実施
例のチルト装置を示す断面図、第6図(B)は流木衝突
時の作動説明図である。
船体11の船尾板11Aにはクランプブラケット12が固定
され、クランプブラケット12にはチルト軸13を介してス
イベルブラケット14が略水平軸まわりに回動可能に枢着
されている。スイベルブラケット14には、図示されない
略鉛直配置される操舵軸を介して、推進ユニット15が操
舵軸まわりに回動可能に枢着されている。推進ユニット
15の上部にはエンジンユニット16が搭載され、推進ユニ
ット15の下部にはプロペラ17が備えられている。即ち、
船外機10は、以下に述べるチルト装置18によって、第1
図に実線で示すダウン位置から、2点鎖線で示すように
トリム範囲ないしはチルト範囲を傾動可能とされてい
る。尚、船外機10は、推進ユニット15をトリム範囲内の
比較的緩傾斜状態に保持することにより、水面ロードの
変化に対して最適な航走姿勢を得ることを可能としてい
る。
クランプブラケット12とスイベルブラケット14の間に
は、第2図に示す如くのチルト装置18が介装されてい
る。チルト装置18は、キャップ19Aと本体19Bよりなるハ
ウジング19と、チルトピストン20と、ピストンロッド21
と、トリムピストン22とを有して構成されている。ハウ
ジング19は、小径シリンダ室23と大径シリンダ室24とを
直列的に連通形成し、クランプブラケット12にピン結合
される。尚、ハウジング19は、小径シリンダ室23と大径
シリンダ室24の他に、チルトピストン20とトリムピスト
ン22との間に大径シリンダ室24と連通する中間室25を形
成可能とし、かつ最大トリムアップに位置するトリムピ
ストン22の外周端面により大径シリンダ室24と中間室25
の両者と隔絶される解放室26を形成可能としている。
尚、解放室26は、チルトピストン20がトリムピストン22
から離隔するときに、トリムピストン22の貫通路28と、
両ピストン20、22の離隔間隙を介して大径シリンダ室24
に連通する。解放室26には接続口26aを介して後述する
リザーバ32が連通している。
チルトピストン20は、小径であり、ハウジング19の小
径シリンダ室23内に往復動可能に収容されている。チル
トピストン20は、アブソーバ弁27を有している。アブソ
ーバ弁27は、流木衝突時に、小径シリンダ室23の圧力が
異常に上昇し、その上昇圧力が所定の圧力値以上に達し
た時点で開介し、小径シリンダ室23の作動油を中間室25
に移送可能とする。
ピストンロッド21は、チルトピストン20に連結される
とともにハウジング19の小径シリンダ室23から突出する
端部をスイベルブラケット14にピン結合される。
トリムピストン22は、大径であり、ハウジング19の大
径シリンダ室24内に往復動可能に収容され、大径シリン
ダ室24内の作動油圧力をチルトピストン20の反ピストン
ロッド21側端面(中間室25を形成する端面)に及ぼすた
めの貫通路28を備える。又、トリムピストン22は、上記
貫通路28まわりにてチルトピストン20の反ピストンロッ
ド21側端面と密接するシール部材29を備える。更に、ト
リムピストン22は、大径シリンダ室24の端面との間にば
ね30を介装され、これによって、常時、小径シリンダ室
23の側に向かう作用力を付与されている。そして、チル
ト装置18は、小径シリンダ室23と大径シリンダ室24のそ
れぞれ接続口23a、24aに、以下に述べる油圧回路を接続
している。
32は作動油を貯溜可能とする水密のリザーバであり、
リザーバ32には管路33、34を介して、可逆式ギヤポンプ
35が接続され、ポンプ35は可逆式直流モータ36によって
選択的に正転もしくは逆転可能とされている。
37は開閉装置であり、シャトルピストン38、シャトル
ピストン38の両側に位置する第1チェック弁39及び第2
チェック弁40を有し、シャトルピストン38の第1チェッ
ク弁39側に第1シャトル室41を画成し、シャトルピスト
ン38の第2チェック弁40側に第2シャトル室42を画成
し、第1チェック弁39の弁体まわりに第1チェック室43
を画成し、第2チェック弁40の弁体まわりに第2チェッ
ク室44を画成している。第1チェック弁39は、ポンプ35
の正転によって管路45を介して第1シャトル室41に加え
られる送油圧力によって開作動され、第2チェック弁40
は、ポンプ35の逆転によって管路46を介して第2シャト
ル室42に加えられる送油圧力によって開作動可能とされ
ている。又、シャトルピストン38は、ポンプ35の正転に
よる送油圧力によって第2チェック弁40を開作動し、ポ
ンプ35の逆転による送油圧力によって第1チェック弁39
を開作動可能としている。
開閉装置37の第1チェック室43には管路47及び接続口
24aを介して大径シリンダ室24が連通されている。又、
開閉装置37の第2チェック室44には管路48及び接続口23
aを介して小径シリンダ室23が連結されている。
管路33の中間部には逆止弁57が介装されている。即
ち、船外機10のチルトダウン−トリムダウン操作時にピ
ストンロッド21が最大収縮位置に達し、大径シリンダ室
24からポンプ35への返油がなくなった時点で、尚ポンプ
35が作動する場合に、上記逆止弁57が開作動し、リザー
バ32からポンプ35に作動油を供給可能としている。
又、管路34の中間部には逆止弁58が介装されている。
即ち、船外機10のトリムアップ−チルトアップ操作時
に、小径シリンダ室23の内容積は、ピストンロッド21の
退出容積だけ増加することとなり作動油の循環油量が不
足することから、上記逆止弁58が開作動し、リザーバ32
からポンプ35に循環油量の不足分を補償可能としてい
る。
又、管路47の中間部にはアップリリーフ弁59が接続さ
れている。即ち、船外機10のトリムアップ−チルトアッ
プ操作時に、ピストンロッド21が最大伸長位置に達する
と、上記アップリーフ弁59が開作動し、ポンプ35から吐
出油をリザーバ32に戻すことを可能としている。
更に、管路46には、ダウンリリーフ弁60が接続されて
いる。即ち、船外機10のチルトダウン−トリムダウン操
作時に、小径シリンダ室23の容積はピストンロッド21の
進入容積だけ減少することとなり、作動油の循環油量に
余りを生ずると、上記ダウンリリーフ弁60が開作動し
て、ポンプ35の吐出油をリザーバ32に戻すことを可能と
している。
又、管路47と、管路48との間には手動弁61が介装され
ている。即ち、手動弁61を開操作することにより、小径
シリンダ室23と大径シリンダ室24とが連通可能とされ、
ピストンロッド21を手動操作によって伸縮せしめ、推進
ユニット15をそのダウン位置と最大チルトアップ位置と
の間で揺動自在としている。
次に、上記チルト装置18の作動について説明する。
(1)トリムアップ(第3図(A)参照) モータ36及びポンプ35を正転すると、ポンプ35の吐出
油は、管路45から開閉装置37の第1シャトル室41へ流
れ、シャトルピストン38は第3図で右側に移動し、第2
チェック弁40を押し開く。又、開閉装置37の第1シャト
ル室41に流入した作動油は自らの圧力で第1チェック弁
39を押し開き、実線矢印で示すように、管路47を介して
大径シリンダ室24に送られる。このようにして、作動油
が大径シリンダ室24に流れ込むと、トリムピストン22の
シール部材29とチルトピストン20の反ピストンロッド21
側端面とが密接しているため、上記作動油はトリムピス
トン22を小径シリンダ室23の側へと押し上げようとうす
る。この時、小径シリンダ室23内の作動油が管路48へ流
出し、かつ中間室25内の作動油がリザーバ32へ流出する
ため、トリムピストン22の移動とともに、チルトピスト
ン20が移動し、ピストンロッド21を小径シリンダ室23の
外方へ突出し、トリムアップする。そして、トリムピス
トン22が大径シリンダ室24内のトリムアップ方向のスト
ロークエンドに衝合するに至り、最大トリムアップとな
る。
(2)チルトアップ(第3図(B)参照) 上記(1)において、トリムピストン22が最大トリム
アップまで移動した後、更に、作動油が大径シリンダ室
24に供給されると、大径シリンダ室24内の作動油圧力が
トリムピストン22に設けてある貫通路28からチルトピス
トン20の反ピストンロッド21側端面に及ぶ。これによ
り、大径シリンダ室24に供給される作動油は、トリムピ
ストン22とチルトピストン20との間に次第に拡張形成さ
れる中間室25に充填され、小径シリンダ室23内の作動油
は管路48へ流出するため、チルトピストン20のみが移動
することとなる。尚、この時、トリムピストン22のシー
ル部材29とチルトピストンロッド21側端面は遊離するこ
ととなるが、トリムピストン22がキャップ19Aに設けら
れたシール部材19Cと密接するため、中間室25から解放
室26へ作動油が洩れることはない。これにより、ピスト
ンロッド21は小径シリンダ室23の外方へ更に突出し、チ
ルトアップする。そして、チルトピストン20が小径シリ
ンダ室23内のチルトアップ方向のストロークエンドに衝
合するに至り、最大チルトアップとなる。
尚、チルトアップ終了時に、トリムピストン22は、該
ピストン22を小径シリンダ室23の側へ押し上げようとす
る作動油圧力を受けないが、常時小径シリンダ室23の側
へ向かうばね30のばね力の作用を受けており、大径シリ
ンダ室24内のトリムアップ方向のストロークエンドに停
留する。
(3)チルトダウン(第4図(A)参照) モータ36及びポンプ35が逆転すると、ポンプ35からの
吐出油は管路46から開閉装置37の第3シャトル室42へ流
れ、シャトルピストン38は第4図で左側へ移動し、第1
チェック弁39を押し開く。又、開閉装置37の第2シャト
ル室42に流入した作動油は、自らの圧力で第2チェック
弁40を押し開き、実線矢印で示すように、管路48を介し
て小径シリンダ室23に送られる。このようにして、作動
油が小径シリンダ室23に流れ込むと、上記作動油はチル
トピストン20を大径シリンダ室24の側へと押し下げる。
これにより、ピストンロッド21は小径シリンダ室23の内
方へ没入し、チルトダウンする。この時、トリムピスト
ン22とチルトピストン20との間の中間室25内の作動油が
トリムピストン22の貫通路28から大径シリンダ室24を経
て管路47へ流出する。そして、チルトピストン20の反ピ
ストンロッド21側端面が大径シリンダ室24内のトリムア
ップ方向のストロークエンドに停留しているトリムピス
トン22に衝合するに至り、チルトダウンを終了する。
(4)トリムダウン(第4図(B)参照) 上記(3)のチルトダウン終了後、更に、作動油が小
径シリンダ室23に供給されると、チルトピストン20はト
リムピストン22と一体となって大径シリンダ室24の側へ
押し下げられ、大径シリンダ室24内の作動油は管路47へ
流出するため、ピストンロッド21は小径シリンダ室23の
内方へ更に没入し、トリムダウンする。そして、トリム
ピストン22が大径シリンダ室24内のトリムダウン方向の
ストロークエンドに衝合するに至り、トリムダウンを終
了する。
ここで、チルト装置18にあっては、上記(1)〜
(2)のトリムアップからチルトアップへの移行過程、
及び(3)〜(4)のチルトダウンからトリムダウンへ
の移行過程で、ピストン20、22の有効面積が大径トリム
ピストン22と小径チルトピストン20との間で変化する。
このため、ピストンロッド21の移行速度は[トリム域<
チルト域]であり、ピストンロッド21に作用する力は
[トリム域>チルト域]である。即ち、上記実施例で
は、トリム域においては、プロペラ推力に対抗してト
リム角の微調整ができるとともに、浅瀬航行も可能とな
り、チルト域においては、推進ユニット自重を支える
に必要な比較的小さな力で、迅速にチルトアップ/ダウ
ンできる。
(5)流木衝突(第5図(A)、(B)参照) 流木衝突により、ピストンロッド21が急激に引出さ
れようとすると、小径シリンダ室23内の作動油が圧力上
昇してアブソーバ弁27が開き、小径シリンダ室23内の作
動油は、チルトピストン20とトリムピストン22との間に
生ずる中間室25に移動する。流木衝突の衝撃力はアブソ
ーバ弁27の管路抵抗により吸収される。
この時、トリムピストン22はばね30の力で上昇する
が、チルトピストン20の上昇スピードには追従できない
ので、チルトピストン20とトリムピストン22が遊離し、
大径シリンダ室24、中間室25及び解放室26が連通する。
尚、ピストンロッド21がハウジング19の外へ移動するこ
とにより、ピストンロッド21の体積分だけ連通する3つ
の室の圧力が負圧となるが、リザーバ32より油が解放室
26へ供給される。
チルトピストン20は衝撃力を吸収しきった時、或い
は小径シリンダ室23のストロークエンドに突き当った時
停止する。
流木衝突終了後、推進ユニット15の自重、或いは小
径シリンダ室23のストロークエンドに突き当った時の跳
返り力がピストンロッド21に作用すると、小径シリンダ
室23は密閉されており負圧となる。
この時、手動弁61を開くことにより、リザーバ32に
より小径シリンダ室23へ作動油が供給されて上記負圧が
解消され、チルトピストン20及びピストンロッド21は大
径シリンダ室24の側へ移動する。チルトピストン20がト
リムピストン22に当接し、更にチルトピストン20とトリ
ムピストン22が一体となって大径シリンダ室24のストロ
ークエンドまで下降できる。この段階では、ピストンロ
ッド21の容積分の油が手動弁61よりリザーバ32に戻され
る。もしくは、可逆ポンプをチルトダウンの方向に回転
させることによって、ピストンロッドをダウン側に復元
できる。
尚、チルトピストン20内のアブソーバ弁27を撤去し、
チルト装置18の外側の管路47と管路48とを連通する管路
にアブソーバ弁27Aを配置しても良い(第5図(A)参
照)。この時も、手動61を開くことにより、流木衝突に
より引出されたピストンロッド21をダウン側に復元でき
る。
然るに、チルト装置18にあっては、下記、の作用
がある。
単一化されたハウジング19内にチルトピストン20の
ための小径シリンダ室23とトリムピストン22のための大
径シリンダ室24とを直列形成し、該ハウジング19にクラ
ンプブラケット12を連結し、チルトピストン20に一体の
ピストンロッド21をスイベルブラケット14に連結した。
即ち、チルト装置18のピストンロッド21先端をクランプ
ブラケット12又はスイベルブラケット14に連結してそれ
らのブラケット12、14に摺接することなくトリム操作で
きる。
油圧回路は、小径シリンダ室23と大径シリンダ室24
の全2室のそれぞれに流体圧供給管路47、48を接続すれ
ば足り、流体圧供給管路数を少なくできる。従って又、
各流体圧供給管路47、48を、トリム操作、チルト操作等
の各種作動モードに応じてポンプ35に適宜切換接続可能
とする作動回路も、ただ2つの流体圧供給管路47、48に
ついて構築すれば足り、単純となる。尚、第2図のチル
ト装置を天地を逆にして取付ける時には、ばね30を省略
可能である。
第6図(A)、(B)のチルト装置118が上記チルト
装置18と異なる点は、下記(a)〜(d)の如くであ
る。
(a)チルト装置18と天地を逆にして取付けることと
し、ハウジング19をスイベルブラケット14にピン結合
し、ピストンロッド21をクランプブラケット12にピン結
合した。
(b)上記(a)に伴い、トリムピストン22を常時小径
シリンダ室23の側に移動させようとする作用力として重
力を用い、チルト装置18におけるばね30は撤去した。
(c)流木衝突時の衝撃吸収のためのアブソーバ弁27を
チルトピストン20に設けることに加え、衝突後の復元の
ため、チェック弁100をチルトピストン20に設け、かつ
チルトピストン20とトリムピストン22との間にフリーピ
ストン101を介装した。これにより、流木衝突により引
出されたピストンロッド21は、チルト装置18における手
動弁61の開操作を待つことなく、チェック弁100の存在
により自動的に戻り動作し、かつフリーピストン101の
存在により自動的に流木衝突前の原位置に戻って停止で
きることとなる。
(d)尚、チルト装置118にあっては、チルト装置18と
異なり、流木衝突によりピストンロッド21が引出された
時(第6図(B)参照)、解放室26が大径シリンダ室24
と中間室25の両者に連通することがないように構成でき
るため、解放室26をリザーバ32に連通する作動油充填室
とすることなく大気解放できる。尚、第6図のチルト装
置においては、ピストンロッド21をスイベルブラケット
14にピン結合し、ハウジング19をクランプブラケット12
にピン結合することも可能である。
第7図は本発明の他の実施例のチルト装置のチルト動
作を示す説明図、第8図はチルトアップ説明図、第9図
はチルトダウン説明図、第10図は第7図のチルト装置の
トリム動作を示す説明図、第11図はトリムアップ説明
図、第12図はトリムアップに続くチルトアップ説明図で
ある。
第7図〜第12図のチルト装置218が上記各チルト装置1
8、118と異なる点は、以下の如くである。尚、チルト装
置218において、上記各チルト装置18、118と実質的に同
一機能部分は同一の符号を付してある。
チルト装置218にあっては、中間室25と解放室26の接
続口26aに連通路219を介してリザーバ32を連通可能と
し、連通路219に弁装置220を配置した。弁装置220は、
逆止弁221とアンロード弁222とから構成されている。逆
止弁221はリザーバ32から接続口26aへ向かう流れのみを
許容する。アンロード弁222は通常閉状態になってお
り、大径シリンダ室24につながるパイロット圧力が、予
め定めてある設定値を超えるときに初めて開く。
従って、チルト装置218は、下記(A)、(B)の如
くにより、チルト動作、トリム動作する。
(A)チルト動作(第7図〜第9図参照) 推進ユニット15が停止もしくはニュートラルでプロペ
ラ推力のない場合、チルト装置218にかかる力は推進ユ
ニット自重のみなので、大径シリンダ室24及び解放水26
の圧力は小さく、アンロード弁222は開かない。即ち、
解放室26の圧力がリザーバ32の圧力より小であるため、
リザーバ32内の作動油が解放室26へ流入でき、その逆方
向である解放室26からリザーバ32への作動油の流れは逆
止弁221、閉じ状態のアンロード弁222の存在により許容
されない。このため、トリムピストン22は移動すること
ができない。
従って、この場合には、第7図(白矢印はチルトダウ
ン、黒矢印はチルトアップ)に示す如く、小径シリンダ
室23の作動油の排出が可能なチルトピストン20のみアッ
プ〜ダウン方向に移動でき、チルトアップ〜チルトダウ
ンのチルト作動のみ行なう。第8図はチルトアップ状
態、第9図はチルトダウン状態である。
即ち、プロペラ推力がないときには、ピストン有効面
積の小さい小径チルトピストン20のみの移動により、小
さな力で素早いチルトアップ、ダウンを実現できる。
(B)トリム動作(第10図〜第12図参照) プロペラ推力が発生した場合、大径シリンダ室24及び
解放室26には大きな力がかかる。即ち、解放室26の圧力
がリザーバ32の圧力より大で、大径シリンダ室24の圧力
が予め定めた設定値より大となるので、アンロード弁22
2が開き、解放室26の作動油は開き状態のアンロード弁2
22を介してリザーバ32へ排出可能となり、トリムピスト
ン22は移動を始める。
従って、この場合には、第10図(白矢印はトリムダウ
ン、黒矢印はトリムアップ)に示す如く、解放室26の作
動油の排出が可能となったトリムピストン22がアップ〜
ダウン方向に移動でき、トリムアップ〜トリムダウンの
トリム動作を行なう。そして、チルト装置218にあって
は、トリムピストン22が最大トリムアップまで移動した
後、更に作動油が供給されると、チルトピストン20のみ
が移動でき、チルトアップ〜チルトダウンのチルト作動
を行なうことができる。第11図はトリムアップ状態、第
12図はトリムアップに続くチルトアップ状態である。
尚、トリムダウン動作時、解放室26の作動油は逆止弁22
1を介してリザーバ32から補充される。
即ち、プロペラ推力が発生したときには、ピストンの
有効面積の大きい大径トリムピストン22の移動により、
プロペラ推力に対応できる大きな力でトリム角を微調整
できる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、トリム操作とチルト操
作とを行なうチルト装置を構成するに際し、該チルト装
置のピストンロッド先端をクランプブラケット又はスイ
ベルブラケットに連結してそれらのブラケットに摺接す
ることなくトリム操作可能とし、かつ流体圧供給管路数
を少なくし、作動回路を単純化できる。
また、本発明によれば、プロペラ推力がないときには
小さい力で素早いチルトアップ、ダウンを可能とし、プ
ロペラ推力が発生したときにはプロペラ推力に対抗でき
る大きな力でトリム角を微調整できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例が適用されてなる船外機を示
す側面図、第2図は第1図のチルト装置を示す断面図、
第3図(A)はトリムアップ説明図、第3図(B)はチ
ルトアップ説明図、第4図(A)はチルトダウン説明
図、第4図(B)はトリムダウン説明図、第5図(A)
は流木衝突時の作動説明図、第5図(B)は流木衝突後
の復元説明図、第6図(A)は本発明の他の実施例のチ
ルト装置を示す断面図、第6図(B)は流木衝突時の作
動説明図、第7図は本発明の他の実施例のチルト装置の
チルト動作を示す説明図、第8図はチルトアップ説明
図、第9図はチルトダウン説明図、第10図は第7図のチ
ルト装置のトリム動作を示す説明図、第11図はトリムア
ップ説明図、第12図はトリムアップに続くチルトアップ
説明図である。 11……船体、 12……クランプブラケット、 14……スイベルブラケット、 18……チルト装置、 19……ハウジング、 20……チルトピストン、 21……ピストンロッド、 22……トリムピストン、 23……小径シリンダ室、 24……大径シリンダ室、 26……解放室、 28……貫通路、 29……シール面、 30……ばね、 218……チルト装置、 219……連通路、 220……弁装置、 221……逆止弁、 222……アンロード弁。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体側のクランプブラケットと推進ユニッ
    ト側のスイベルブラケットとの間に介装される船舶推進
    機用チルト装置において、小径シリンダ室と大径シリン
    ダ室とを直列的に連通形成し、クランプブラケットとス
    イベルブラケットの一方に連結して用いられるハウジン
    グと、ハウジングの小径シリンダ室内に往復動可能に収
    容される小径のチルトピストンと、チルトピストンに連
    結されるとともにハウジングの小径シリンダ室から突出
    する端部をクランプブラケットとスイベルブラケットの
    他方に連結して用いられるピストンロッドと、ハウジン
    グの大径シリンダ室内に往復動可能に収納され、大径シ
    リンダ室内の流体圧力をチルトピストンの反ピストンロ
    ッド側端面に及ぼすための貫通路を備え、かつ上記貫通
    路まわりにてチルトピストンの反ピストンロッド側端面
    相当部分と密接するシール面を備え、更に常時小径シリ
    ンダ室の側に向かう作用力を付与されている大径のトリ
    ムピストンとを有し、小径シリンダ室と大径シリンダ室
    のそれぞれに流体圧回路を接続できるように構成したこ
    とを特徴とする船舶推進機用チルト装置。
  2. 【請求項2】前記ハウジングには、チルトピストンがト
    リムピストンから離隔するときに、トリムピストンの貫
    通路と、両ピストンの離隔間隙を介して大径シリンダ室
    に連通する解放室を備え、解放室には連通路を介して流
    体リザーバが連通可能とされ、連通路には弁装置が配置
    され、弁装置は、解放室の圧力が流体リザーバの圧力
    より小なるときには、流体リザーバから解放室への流体
    の流れを許容し、解放室の圧力が流体リザーバの圧力
    より大なるときには、大径シリンダ室の圧力が予め定め
    た値より大なるときのみ、解放室から流体リザーバへの
    流体の流れを許容するように構成された請求項1記載の
    船舶推進機用チルト装置。
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