JP2963170B2 - 油性透明化粧料 - Google Patents
油性透明化粧料Info
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Description
粧料に関し、さらに詳しくは、マスカラ、液状アイブロ
ウ等のメーキャップ化粧料、頭髪化粧料、クリーム、乳
液等の基礎化粧料、サンタンゲル、サンスクリーンゲル
等の日焼け用化粧料等に於いて、カチオン界面活性剤で
変性された合成スメクタイトと、非イオン界面活性剤を
含むことを特徴とする油性透明化粧料に関する。
あり清涼感が感じられる等の理由から用いられるように
なってきているが、水溶性カルボキシビニルポリマーを
塩基性の物質で中和した水性基剤が大部分であり、これ
らは耐水性がないため化粧くずれし易く、化粧効果が持
続しないという欠点がある。
対する付着力や化粧膜の耐水性等により化粧くずれしに
くく化粧効果が持続するといった品質特性に対する長所
を有し、しかも透明性の高い化粧料を得るべく鋭意研究
を重ねた結果、油性基剤に特定の物質を配合することに
より目的とした化粧料が得られることを見出し本発明を
完成させるに至った。
合成スメクタイトと、非イオン界面活性剤を含み、L値
が30以上であることを特徴とする油性透明化粧料であ
る。
イザーを用いて厚さ0.2cmのガラスセルに試料をとり、3
80〜780nmの光を透過させ、セルの後に置いた標準白色
板のL値が30以上のものである。
合成スメクタイトは、一般に、モンモリロナイト、サポ
ナイト、ヘクトライト等の合成によって得られるスメク
タイト属に属する層状ケイ酸塩鉱物の結晶層間に介在す
る交換性カチオンをカチオン界面活性剤で置換したもの
であり、例えばイオン交換水にカチオン界面活性剤を溶
解させその水溶液に合成スメクタイトを加え分散後濾過
および乾燥させるというような方法で製造される。
(1)(2)(3)で表されるものが挙げられる。
基、R2はメチル基または炭素数10〜22のアルキル基、R3
とR4は炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアル
キル基、Xはハロゲン原子またはメチルサルフェート残
基等を表す。) (式中、Xは窒素またはリン、Yは硫黄、M-は塩素イオ
ン、臭素イオン、ヨウ素イオン、亜硝酸イオン、ヒドロ
キシルイオン、酢酸イオン、メチル硫酸イオンまたはこ
れらの組合せであり、R1は置換基を有し、または有しな
い炭素数1〜30の炭化水素基、R2、R3、R4は少なくとも
1個がプロピレンオキサイド鎖(以下PO鎖と省略する)
および/またはエチレンオキサイド鎖(以下EO鎖と省略
する)を有し、末端に水素または置換基を有し、または
有しない炭素数1〜30の炭化水素基をもち、残りのRは
同一または異なった置換基を有し、または有しない炭素
数1〜30の炭化水素基である。) 一般式(1)で表されるものとしては、例えば、ドデ
シルトリメチルアンモニウムクロリド、テトラデシルト
リメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチ
ルアンモニウムクロリド、オクタデシルトリメチルアン
モニウムクロリド、アラキルトリメチルアンモニウムク
ロリド、テトラデシルジメチルエチルアンモニウムクロ
リド、ヘキサデシルジメチルエチルアンモニウムクロリ
ド、オクタデシルジメチルエチルアンモニウムクロリ
ド、アラキルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ジ
テトラデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジヘキサ
デシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシル
ジメチルアンモニウムクロリド、ベンジルテトラデシル
ジメチルアンモニウムクロリド、ベンジルヘキサデシル
ジメチルアンモニウムクロリド、ベンジルオクタデシル
ジメチルアンモニウムクロリド、および相当するブロミ
ド等、さらにジヘキサデシルプロピルエチルアンモニウ
ムメチルサルフェート等が挙げられる。
ば、次の(A)(B)(C)(D)(E)等が挙げられ
る。
ば市販品ではスメクトン(クニミネ工業社製)、ラポナ
イト(ラポテル社製)、フッ素四ケイ素雲母(トピー工
業社製)等がある。
いが、合成スメクタイトに対してカチオン界面活性剤を
90〜110ミリ当量用いるのが好ましい。
合成スメクタイトの配合量は本発明の油性透明化粧料全
量中0.5〜20重量%が好ましく、更に好ましくは2〜15
重量%である。0.5重量%未満では保存安定性が悪く、2
0重量%を超えるとべたつき、使用感が悪くなる。
1)が1〜16の範囲内のものが良く、2〜12のものが更
に好適である。例示すれば、ポリオキシエチレン付加
(以下POEと略す。)オレイルエーテル、POEステアリル
エーテル、POEラウリルエーテル、POEアルキルフェニル
エーテル、POEベヘニルエーテル、POEデシルペンタデシ
ルエーテル、POE2−オクチルデシルエーテル等のエーテ
ル型活性剤、およびPOE硬化ヒマシ油、POE脂肪酸モノエ
ステル、POE脂肪酸ジエステル、POEソルビタン脂肪酸エ
ステル等のエステル型活性剤、更にPOEグリセリルモノ
イソステアレート、POEグリセリルトリイソステアレー
ト、POEグリセリルトリイソステアレート、POE硬化ヒマ
シ油トリイソステアレート等のエーテルエステル型活性
剤等のエチレンエキシド付加型界面活性剤、およびデカ
グリセリルテトラオレート、ヘキサグリセリルトリイソ
ステアレート、テトラグリセリルジイソステアレート、
ジグリセリルジイソステアレート、等のポリグリセリン
脂肪酸エステル、グリセリルモノステアレート、グリセ
リルモノイソステアレート、グリセリルリモノオレート
等のグリセリン脂肪酸エステル、等の多価アルコール脂
肪酸エステル型界面活性剤、ポリエキシアルキレン変性
オルガノポリシロキサン、ラウロイルグルタミン酸POE
オクチルドデシルエーテルジエステル等が挙げられる。
これらの中で、POE(2〜10モル付加)オレイルエーテ
ル、POE(10〜25モル付加)硬化ヒマシ油トリイソステ
アレート、POE(6〜20モル付加)オレイン酸ジエステ
ル、POE(3〜15モル付加)硬化ヒマシ油モノイソステ
アレート、ラウロイルグルタミン酸POE(2〜10モル付
加)オクチルドデシルエーテルジエステル、POE変性オ
ルガノポリシロキサン等が特に好ましい。非イオン界面
活性剤の配合量はカチオン界面活性剤で変性されたスメ
クタイトに対し、重量比で0.1倍〜5倍が好ましく0.1倍
未満では透明性が充分でなく、5倍を超えると保存安定
性が悪くなる。
により算出される。
続させるためには油性基剤を用いることが必要である。
分が用いることができ、その範囲も極性油から非極性油
まで幅広く用いることができる。例えば、流動パラフィ
ン、スクワラン、イソパラフィン、分岐鎖状軽パラフィ
ン等の炭化水素油、イソプロピルミリステート、セチル
イソオクタノエート、グリセリルトリオクタノエート等
のエステル油、デカメチルペンタシロキサン、ジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシ
リコーン油、ワセリン、マイクロクリスタリンワック
ス、ラノリン、ラノリン誘導体等のワックス等が挙げら
れる。
コーン樹脂、デキストリン脂肪酸エステル、アルミニウ
ムステアレート、庶糖脂肪酸エステル等のゲル化剤、
水、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコー
ル、1,3プチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等
の多価アルコール、紫外線吸収剤、防腐剤、薬剤、香
料、色素、陰イオン界面活性剤等を配合することもでき
る。
量的な条件下で使用されなければならない。
発明はこれにより限定されるものではない。配合量は重
量%である。実施例に先立ち、効果、試験方法および評
価方法について延べる。
アナライザーを用いて380〜780nmの光りを透過させ、セ
ルの後に置いた標準白色板のL値を測定した。
後、化粧効果の持続性について官能評価した。
りさについて官能評価した。
の分離について評価した。
スルクタイト 6 (合成スメクタイトの商品名:スメクタイトSA:クニミ
ネ工業社製) POE(5モル)ラウリルエーテル (商品名:エマレックス705:日本エマルジョンKK社製) 3 (合成スメクタイトの変性方法) 合成スメクタイトは以下の方法によりカチオン変性さ
せた。
温にて分散させた(ホモミキサー6000rpm,10分間)。
を80〜90℃にて加熱、溶解させた。
カチオン交換した(ホモミキサー6000rpm,10分間)。
て2回洗浄した。
剤で変性した合成スメクタイトを得た。
拌し睫用化粧料を得た。
拌し睫用化粧料を得た。
−1に示す。
明性に優れ、かつ化粧効果の持続する睫用化粧料である
ことが確認された。
れについて評価した。
方法によりカチオン変性させた。
温にて分散させた(ホモミキサー6000rpm,10分間)。
を80〜90℃にて加熱、溶解させた。
カチオン交換した(ホモミキサー6000rpm,10分間)。
て2回洗浄した。
剤で変性した合成スメクタイトを得た。
拌し睫用化粧料を得た。
は透明性に優れ、さっぱリとした使用感触で保存安定性
の良い睫用化粧料であることが確認された。
れについて評価した。
例1で用いたものと同様の方法によりカチオン変性させ
た。
解したものを加えホモディスパーにて均一に攪拌した後
冷却して頭髪化粧料を得た。
は透明性に優れ、さっぱりした使用感触で保存安定性の
良い頭髪化粧料であることが確認された。
した。
せた。
温にて分散させた(ホモミキサー6000rpm,10分間)。
を80〜90℃にて加熱溶解させた。
せカチオン交換した(ホモミキサー6000rpm,10分間)。
て2回洗浄した。
させ、入口温度を250℃、出口温度を100℃に設定したス
プレードライを用いて乾燥して、カチオン界面活性剤で
変性した合成スメクタイトを得た。
解したものを加えホモディスパーにて攪拌した後冷却し
てサンタンゲルを得た。
透明性に優れ、さっぱりした使用感触で保存安定性の良
いサンタンゲルであることが確認された。
明感があり、見た目の清涼感が感じられるものである。
また、使用性、温度安定性といった品質特性も良好であ
り、油性基剤なため皮膚に対する付着力があり耐水性が
あるので、化粧くずれしにくく化粧効果が持続するとい
う効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】カチオン界面活性剤で変性された合成スメ
クタイトと、非イオン界面活性剤を含み、L値が30以上
あることを特徴とする油性透明化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21933990A JP2963170B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 油性透明化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21933990A JP2963170B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 油性透明化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103508A JPH04103508A (ja) | 1992-04-06 |
JP2963170B2 true JP2963170B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=16733908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21933990A Expired - Fee Related JP2963170B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 油性透明化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2963170B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5882662A (en) * | 1997-05-09 | 1999-03-16 | Avon Products, Inc. | Cosmetic compositions containing smectite gels |
JP4953287B2 (ja) * | 2006-08-11 | 2012-06-13 | 株式会社 資生堂 | ゲル状組成物 |
-
1990
- 1990-08-21 JP JP21933990A patent/JP2963170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04103508A (ja) | 1992-04-06 |
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