JP2962523B2 - 狭いギャップロックアップ用の印刷ブランケット - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、一般に印刷ブランケット構造に関する。特
に、磁性体の印刷シリンダと共に用いられる印刷ブラン
ケットのための改良された端部設計に関する。ここで述
べられる印刷ブランケットのタイプは、主にオフセット
リソグラフィ印刷に用いられるが、他の印刷分野での有
効性も見い出されている。

オフセットリソグラフィの分野において、ロータリー
シリンダは、オイルベースインクを受け且つ水を忌避す
るポジティブイメージ領域と、反対が本物である（the
opposite is true）バックグランド領域と、を通常有す
る印刷板でカバーされている。印刷板が回転すること
で、該印刷板の表面が、弾性表面を有しインクを受ける
印刷ブランケットでカバーされた第２のシリンダに接触
する。印刷板のイメージ表面上のインクを存在（ink pr
esent）は、印刷ブランケットに転写即ちオフセットさ
れる。次いで、印刷されるべき連続紙ウェブもしくはシ
ートストックは、ブランケットでカバーされたシリンダ
及び硬いバックアップシリンダの間を通過し、印刷ブラ
ンケットの表面から紙へイメージ転写する。

ブランケットでカバーされたシリンダは、シリンダ表
面上に印刷ブランケットを保持すべき機構を収容する必
要がある。この機構は、典型的には、シリンダに沿っ
て、軸方向すなわち縦方向に延びるギャップ内に配置さ
れる。典型的には、これらのギャップは、少なくとも0.
18インチの円周距離（幅）を有するであろう。結果的
に、ブランケットでカバーされたシリンダの回転のたび
に、印刷シリンダギャップを通過するウェブの位置が、
印刷されないことになる。ゆえに、所望の頁長さを達成
するための大きな直径を有する印刷シリンダの必要性、
及びかようなギャップから作られる廃棄紙、を含むいく
つかのファクターに起因するであろう操作コストを増加
させる。さらに、典型的なオフセット印刷装置内のシリ
ンダは、シリンダ間で非常に圧縮されて高速度で回転す
る。こうして、印刷の質を低下させ且つ印刷装置損耗を
助長するショック及び振動ギャップにより生ずる構成的
環境に呈する。加えて、ギャップは、シリンダの対称性
を破壊するが、これは高速回転にとって望ましくない状
態である。結果的に、ブランケットでカバーされたシリ
ンダの回転速度は、制限されるべきである。したがっ
て、ブランケットでカバーされたシリンダ上の狭いギャ
ップを備える印刷装置が望まれている。

かような問題に応じて、印刷ブランケットの磁気的に
保持するシリンダが提案されている。磁性体の印刷ブラ
ンケットの組み合わされる磁性体のシリンダが、連続印
刷ブランケットに機械的にほぼ等しくなる狭いギャップ
を作ろうとして用いられている。例えば、Cliftonの米
国特許第3,616,145号は、印刷シリンダに自己当接され
るべき磁化された印刷ブランケットを提供する。またPi
ck ard et al.の米国特許第3,730,092号は、共に印刷シ
リンダのギャップに載置されている板及びトップシート
を使用する印刷シリンダ上に保持される磁性体のブラン
ケットが提供される。磁性体の印刷ブランケット及び磁
性体の印刷シリンダの組合せを有するオフセット印刷装
置は、結果的にわずかに狭いギャップを生じるけれど
も、該装置は、高速度のオフセット印刷操作における信
頼性のある操作のために十分な保持容量を呈さないし、
また連続印刷ブランケットに機能的にほぼ等しくなる狭
いギャップを達成しない。特に、高速印刷の間に印刷ブ
ランケットに負荷される遠心力は、シリンダに対するギ
ャップの位置を一方向にシフトさせるブランケットとシ
リンダとの間の磁気保持力を越えることができる。結果
として、印刷の質が低下し、操作コストは増加する。

ゆえに、連続ブランケットのギャップにほぼ等しくな
る、より狭いギャップを備えることに加えて、一定の位
置にブランケットでカバーされたシリンダのギャップを
維持することができるオフセット印刷装置が望まれてい
る。したがって、印刷シリンダ上に狭いギャップを結果
的に生じながら、且つブランケット及びギャップを一定
の位置に維持するような改良された設計を有する印刷ブ
ランケットが必要とされている。

発明の概要 本発明は、印刷シリンダ（即ちブランケットでカバー
されたシリンダ）上に狭いギャップを結果的に生じ、且
つ、高速度印刷操作の間でさえも、シリンダ表面に対す
る動きに対抗して、ギャップを一定の位置に維持するよ
うな改良された端部設計を有する印刷ブランケットを提
供することにより、上述の必要性を満たすものである。
本発明は、当該技術分野における必要性を満足するため
に設計された端部を伴う印刷ブランケットのいくつかの
実施態様を提供する。

本発明の一つの特徴にしたがって、磁性体の印刷シリ
ンダと共に用いられる磁性体の印刷ブランケットが提供
される。該印刷シリンダは、印刷シリンダの外表面に沿
って縦方向に延びる２つの縁部を有するギャップを含
む。該印刷ブランケットは、印刷ブランケットを印刷シ
リンダの外表面に磁気的に接着させるための磁性体の裏
打ち層を伴う複数の層を備える。該裏打ち層は、第１及
び第２の端部を有しており、こうして、裏打ち層の第１
の端部が１つの縁部を越えて曲げられギャップの内方に
延び、また第２の端部がギャップの対向縁部に隣接して
載置されるように、印刷ブランケットは印刷シリンダ上
に定置される。裏打ち層の第１の端部は、印刷シリンダ
の外表面に関して、０゜〜150゜の間の如何なる角度に
ても内方に曲げることができる。ここで参照される全て
の角度は、外表面を基準として測定されるが、角度は印
刷シリンダの内方に広がってもよいことが理解されるで
あろう。例えば、外表面に関して０゜の角度で曲げられ
る裏打ち層は、印刷シリンダの外表面に沿ってまっすぐ
に延びるが、一方、180゜の角度にて曲げられる裏打ち
層は、その下側表面上に裏返しに曲げられる。一つの実
施態様において、前記複数の層が、裏打ち層に固着され
た第１の繊維層と、該第１の繊維層上に配設されている
圧縮可能層と、該圧縮可能層上に載置された第２の繊維
層と、該第２の繊維層上に載置された弾性表面層と、か
らなる配列を含んでいてもよい。他の慣用的な層の配列
及び材料を用いることもできる。

本発明の他の実施態様において、本発明に従って設計
された第１及び第２の端部部分を有する磁性体の印刷ブ
ランケットが提供される。該印刷ブランケットは、印刷
ブランケットを印刷シリンダに磁気的に接着させるため
の磁性体の裏打ち層を伴う複数の層を備える。第１の端
部部分が一つの縁部の上全体に且つギャップの内方に曲
げられ、また第２の端部部分がギャップの対向縁部に隣
接して載置されるように、印刷ブランケットは印刷シリ
ンダ上に配設される。第１の端部部分は、印刷シリンダ
の外表面に関して０゜〜150゜の角度にてギャップの内
方に曲げられることができる。複数の層及び裏打ち層が
第１の端部部分にて他方から離れたまま保持される範囲
まで、両者は同一に延びることができる。印刷シリンダ
の外表面に関する第１の角度にて裏打ち層がギャップ内
に曲げられながら、一方、複数の層が印刷シリンダの外
表面に関する第２の角度にてギャップ内に曲げられるよ
うに、印刷ブランケットの第１の端部部分を内方に曲げ
ることができる。第１の角度は、第２の角度より大きく
することができ、例えば、第１の角度が100゜で第２の
角度が45゜であってもよい。

本発明の別の実施態様において、印刷シリンダの外表
面に沿って縦方向に延びる２つの縁部を有するギャップ
を含む印刷シリンダと共に用いられる印刷ブランケット
が提供される。該印刷ブランケットは、複数の層と、印
刷シリンダに接着される裏打ち層と、を備える。印刷ブ
ランケットは、第１及び第２の端部部分を有し、該第１
及び第２の端部部分はそれぞれ固着しているフランジを
有する。該フランジは、ギャップ内に載置されてもよ
い。さらに、印刷ブランケットは、ギャップ内にフラン
ジを固着するための固着手段を備える。該固着手段は、
バークランプもしくは同様の固着装置を含むことができ
る。フランジは、好ましくは、個々の片として端部部分
に固着される。この実施態様のさらなる特徴として、裏
打ち層及び印刷シリンダは、印刷ブランケットを印刷シ
リンダに磁気的に接着するような磁性体であってもよ
い。

本発明のさらに別の実施態様において、狭いギャップ
を有する印刷装置が提供される。該印刷装置は、磁性体
の印刷シリンダと、第１及び第２の端部部分を有する印
刷ブランケットと、を備える。該印刷ブランケットは、
印刷ブランケットを印刷シリンダに磁気的に接着させる
ための磁性体の裏打ち層を伴う複数の層を備える。さら
に、該印刷装置は、印刷ブランケットを印刷シリンダ上
に整合させるための整合手段を備える。該整合手段は、
好ましくは、孔を有し且つロケーターピンと対応するロ
ケータータブを備え、該ロケータータブ及びロケーター
ピンは一緒に、印刷ブランケットと印刷シリンダとを正
しい整合に維持する。本発明の一つの特徴において、ロ
ケーターピンが印刷シリンダの端面の円周部に定置され
てもよく、ロケータータブが印刷ブランケットの側部縁
部に沿って定置されてもよい。他の特徴において、ロケ
ータピンが印刷シリンダの外表面上に定置されてもよ
く、ロケータータブが印刷ブランケットの側部縁部に定
置されてもよい。ロケーターピン及びロケータータブは
相互連結され、印刷シリンダ上での印刷ブランケットの
正しい整合を維持する。

したがって、本発明の目的は、印刷シリンダ上に結果
的に狭いギャップを生じる改良された端部設計を有する
印刷ブランケットであって、且つ印刷操作の間、一定の
位置にギャップを維持する印刷ブランケットを提供する
ことにある。これら及び他の目的又本発明の利点は、以
下の詳細な説明、添付図面及び請求の範囲から明かとな
ろう。

図面の簡単な説明 図１は、本発明による印刷シリンダ上に載置された印
刷ブランケットの概略図である。

図２は、図１に示された印刷シリンダ上の印刷ブラン
ケット及びギャップの拡大図である。

図３は、本発明による印刷ブランケットの図１での線
３−３に沿って切り取った破断横断面図である。

図４は、ギャップ内方に曲げられる裏打ち層を有する
印刷ブランケットの別の実施態様を示す図２と同様の拡
大図である。

図５は、ギャップ内方に曲げられる端部部分を有する
印刷ブランケットの別の実施態様の拡大図である。

図６は、印刷ブランケットの別の実施態様での図５と
同様の拡大図である。

図７は、印刷ブランケットの別の実施態様の拡大図で
あり、複数の層及び裏打ち層が異なる角度にてギャップ
内方に曲げられる状態を示す。

図８は、印刷ブランケットの別の実施態様の拡大図で
あり、複数の層がテンションロールに当接する状態を示
す。

図９は、本発明の別の実施態様の図８と同様の拡大図
であり、裏打ち層がギャップ内には延びていない状態を
示す。

図10は、印刷ブランケットの別の実施態様の図９と同
様の拡大図であり、複数の層の一部を除去した状態を示
す。

図11は、本発明の別の実施態様の拡大図であり、印刷
ブランケットがバークランプを有するギャップに固着さ
れるフランジを含む状態を示す。

図12は、印刷ブランケットの別の実施態様の破断斜視
図であり、印刷ブランケットが、それぞれロケータータ
ブ及びロケーターピンを伴って、印刷シリンダ上に整合
されている状態を示す。

図13は、本発明の別の実施態様の図12と同様の破断斜
視図であり、ロケーターピンが印刷シリンダの端面の円
周部に円周的に定置されている状態を示す。

図14は、印刷ブランケットを非磁性体の印刷シリンダ
に固着することができるように設計された両端部を有す
る印刷ブランケットの別の実施態様の破断斜視図であ
る。

図15は、本発明の別の実施態様の図14と同様の破断斜
視図であり、印刷ブランケットが非磁性体の印刷シリン
ダに固着可能である状態を示す。

好ましい実施態様の詳細な説明 図１は、磁性体の印刷シリンダ12及び磁性体の印刷ブ
ランケット15を含む典型的なオフセットリソグラフィ印
刷装置10を一般に示す。印刷シリンダ12は、第１及び第
２の縁部11及び13を有するギャップ16を含む。該縁部11
及び13はそれぞれ、印刷シリンダ12の外表面に沿って縦
方向に延びる。印刷ブランケット15は、磁性体の裏打ち
層20に固着される複数の層14（図３に最もよく示されて
いる）を備える。裏打ち層20は、印刷ブランケット15の
位置が印刷シリンダ12に関して一定であるような様態に
て、印刷シリンダ12に磁気的に接着される。以下にさら
に詳述されるように、ブランケット15の位置決めは、印
刷シリンダ12の回転方向に依存するであろう。

図２は、ギャップ16の領域内での印刷ブランケット15
の拡大図であり、印刷ブランケット15が印刷シリンダ12
上に位置されている態様をより良く示している。印刷ブ
ランケット15は、好ましくは、図３により良く示されて
いる複数の層14と、裏打ち層20、したがって印刷ブラン
ケット15を印刷シリンダ12の外表面に磁気的に接着する
ための磁気裏打ち層20と、を備える。好ましくは、裏打
ち層20は、複数の層14内に結果的に生じる鉄金属と、当
該技術分野においてひとまとめにして「金属で裏打ちさ
れた」印刷ブランケット15と称される裏打ち層20と、を
備える。しかしながら、当業者は、裏打ち層20が、発明
の範囲から逸脱しない限りにおいて、裏打ち層20に磁性
を与えるものであれば、他の材料から形成されてもよい
ことを認めるであろう。例えば、鉄金属を層20上にコー
トしてもよく、あるいは鉄金属粒子を層20の材料に含浸
させてもよい。

図２に示されるように、裏打ち層20は、第１及び第２
の端部22及び24を有し、こうして、端部22が縁部11の全
体にわたりギャップ16の内方に曲げられ、また端部24が
ギャップ16の縁部13に隣接して載置されるように、印刷
ブランケット15が印刷シリンダ12上に定置される。印刷
シリンダ12を反時計回り方向に回転させるために、第１
の端部22は図２に示される位置にあることが理解される
べきである。しかしながら、仮に印刷シリンダ12が時計
回り方向に回転させられるべく設計されていても、当業
者ならば、端部22及び24の各配置を逆転することがで
き、端部24がギャップ16の内方に曲げられ、端部22が縁
部11に隣接して載置されてもよいことを認めるであろ
う。この態様において、印刷ブランケット15の円周位置
でのシフトを排除し若しくは最少化するために、裏打ち
層20の端部22の構造的な配置によって、シリンダの回転
により生ずる円周力を釣り合わせる。

高速印刷操作の間、印刷ブランケット15の円周位置で
のいかなるシフトも、ギャップ16の印刷ギャップ幅Ｗの
位置に、望ましくないシフトを引き起こす。縁部11を越
えて曲げられギャップ16内方に延びる裏打ち層20の端部
22を有することにより、ギャップ幅Ｗでのかようなシフ
トは削除される。このために、印刷シリンダ12の外表面
に関して実質的に100゜にて、ギャップ16の内方に曲げ
られる端部22を有することが好ましく、ゆえに結果的に
生じるギャップ幅Ｗは、約0.020インチ程度である。し
たがって、印刷ブランケット15は、ギャップ幅が0.180
インチ以上であった従来の装置を越える実質的な改良を
提供する。

図３を参照すれば、印刷ブランケット15の好ましい構
成要素のより詳細な横断面図が示される。層14は、繊維
層30を含み、該繊維層30の第１の側部は、接着材料32
で、裏打ち層20に固着される。層14は、さらに任意の圧
縮可能層34を含み、該圧縮可能層34は、繊維層30の第１
の側部に対向する第２の側部上に配設され、繊維層36が
圧縮可能層34の第２の側部上に載置される。印刷ブラン
ケット15の外表面は、好ましくは、繊維層36上に載置さ
れた弾性印刷層38を備える。前述したように、裏打ち層
20及び印刷シリンダ12が共に磁性体であるので、磁力に
より互いに接着することができる。印刷ブランケット15
が、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、記載され
ている以外の配置にて種類以上の層を含んでもよいこと
は、理解されるべきである。図２に示されるように、層
14は、ギャップ16の縁部11で終了する。しかしながら、
層14は、印刷操作の間に現出する流体が、印刷ブランケ
ット15の層14内に浸潤して、層間はく離を引き起こすこ
とを防止するために、縁部11にて縁部処理を必要とする
であろう。かような縁部処理は、当該技術分野において
よく知られている慣用のブランケットシーラーを用いる
ことにより、行うことができる。

裏打ち層20は、容易に入手可能な430ステンレススチ
ールを含むことが好ましい。裏打ち層20は、好ましくは
約0.010インチ〜約0.020インチの厚みを有する。さらに
好ましくは、0.012インチの厚みを有する。好ましく
は、接着材料32は、およそ0.003インチの厚みを有し、
高められた温度にて塗布することができるポリエステル
フィルム材料を含む。接着材料32は、いかなる接着材料
をも含むことができるが、多様な方面から入手可能なポ
リエステルベースの接着剤であることが好ましい。繊維
層30は、厚さを調整するために、部分的に、あるいは全
体的に押し付けられてもよい。繊維層30は、好ましくは
約0.005インチ〜約0.020インチの厚みを有し、より好ま
しくは約0.010インチの厚みを有する。繊維層30並びに
繊維層36は、容易に入手可能な慣用のブランケット繊維
を含む。

圧縮可能層34に関して、他の層と相溶性の圧縮可能若
しくは弾力的な材料を本発明に従って用いることができ
る。しかしながら、好ましい圧縮可能層34は、適当な強
度及び圧縮可能性を備える孔密度を有するニトリル及び
クロロプレンゴムの混合物を含む。好ましくは、圧縮可
能層34は、約0.008インチ〜約0.020インチの厚みを有
し、さらに好ましくは0.014インチの厚みを有する。最
後に、弾性印刷層38は、印刷ブランケット15のための印
刷面を提供する。当業者であれば、本発明の範囲を逸脱
しない限りにおいて、好ましい材料及びそれぞれの厚さ
が変更され、置換されてもよいことを認めるであろう。

層14を裏打ち層20に固着させるための好ましい方法
は、まず、裏打ち層20の表面から油や他の汚染物質を除
去し、次いで、表面汚染物質が再度出現することを防止
するため及び接着フィルム材料32の結合能力を高めるた
めに、プライマー（下塗り）を塗布する。好ましくは、
上述のようなホットメルトポリエステル材料である接着
フィルム材料32は、繊維層30及び裏打ち層20の間にとじ
込まれる。しかしながら、ポリエステル材料の初期層を
繊維層30の側部に塗布することも可能であり、該繊維層
30の側部に裏打ち層20が接着され、「下塗り」接着フィ
ルム層が設けられることは、理解されるべきである。そ
の後、層14及び裏打ち層20は、加熱され、次いで、圧力
下で冷却され、接着フィルム材料32が固められ、ゆえ
に、好ましい印刷ブランケット15内に結果的に生じる裏
打ち層20に、層14を接着的に固着する。

本発明の別の実施態様によれば、図４に示される印刷
ブランケット40が提供される。印刷ブランケット40は、
印刷シリンダ42の外表面に沿って縦方向にそれぞれ延び
る第１及び第２の縁部54及び56を有するギャップ44を含
む磁性体の印刷シリンダ42と共に用いられるべきであ
る。印刷ブランケット40は、第１の端部及び第２の端部
50及び52を有する磁性体の裏打ち層48を伴う複数の層46
を備える。図４に示されるように、印刷ブランケット40
は、印刷シリンダ42上に定置され、印刷シリンダ42の外
表面に関して実質的に135゜にて、裏打ち層48の端部50
が縁部54の全体にわたりギャップ44の内方に曲げられ
る。本発明の範囲の逸脱しない限りにおいて、他の角度
が用いられてもよいことは、理解されるべきである。裏
打ち層48の端部52は、ギャップ44の縁部56に実質的に隣
接して載置される。図４に明りょうに示されるように、
裏打ち層48の端部50は、層46の第１の端部58を越えて延
び、また端部52は、層46の対向端部60と実質的に同一に
延びる。

本発明の印刷ブランケット40を用いることにより、印
刷ギャップ幅W₂は、図２に示されたギャップ幅Ｗと比較
すればいくらか広くなるが、ブランケット載置するため
に当該技術分野にて過去必要とされたギャップよりも狭
い。しかしながら、ギャップ幅W₂の特定の大きさは、特
定の印刷操作にて用いられる印刷ブランケット40の相対
的な厚さに依存することが、理解されるべきである。ゆ
えに、ここで記述される本発明の実施態様での印刷ギャ
ップ幅の大きさは、しかるべく変化するであろう。しか
しながら、典型的な印刷装置において、狭いギャップ幅
W₂は、約0.020インチ〜約0.180インチの範囲で変化し、
こうして実質的に従来技術を越える改良が提供される。
層46及び裏打ち層48として好ましい材料は、複数の層14
及び裏打ち層20に関して上述された材料とそれぞれ同じ
である。前述の実施態様でと同様に、端部58が印刷流体
及び他の汚染物質を浸潤にさらされるので、端部58は、
前述の端部処理を要求し、かような汚染物質が層46に浸
透し、個々の層が層間はく離を引き起こさないようにす
る。

さて図５を参照すれば、本発明の別の実施態様が示さ
れている。ここで、磁性体の印刷シリンダ64と共に用い
るための印刷ブランケット62が示される。該印刷シリン
ダ64は、印刷シリンダ64の外表面に沿って縦方向にそれ
ぞれ延びる第１及び第２の縁部76及び78を有するギャッ
プ66を含む。印刷ブランケット62は、印刷シリンダ64に
印刷ブランケット62を磁気的に接着するための磁性体を
裏打ち層70を伴う複数の層68を備える。印刷ブランケッ
ト62は、第１及び第２の端部部分72及び74を有する。図
５に示されるように、端部部分72が縁部76の全体にわた
りギャップ66の内方に曲げられ、端部部分74がギャップ
66の縁部78に隣接して載置されるように、印刷ブランケ
ット62は、印刷シリンダ64上に定置される。端部部分72
は、好ましくは、印刷シリンダ64の外表面に関して実質
的に135゜にて、ギャップ66の内方に曲げられる。本発
明の範囲を逸脱しない限りにおいて、狭いギャップ幅を
達成するために、他の角度が用いられてもよいことは、
理解されるべきである。

好ましくは、印刷ブランケット62は、印刷ブランケッ
ト15に関して上述された材料を含む。本発明による印刷
ブランケット62の使用は、前述の実施態様での幅よりは
広いが、従来技術よりは狭い印刷ギャップ幅W₃を結果的
に生じる。ギャップ幅W₃は、端部部分72にて、層68の所
定の部分を除去することにより、減少可能である。例え
ば、１以上の個々の層が削られてもよく、あるいはギャ
ップ幅W₃を狭くする端部部分72の厚みを減少すべく除去
してもよい。

図６は、本発明の別の実施態様を示し、ここで印刷ブ
ランケット80は、図５で示された印刷ブランケット62と
同様である。印刷ブランケット80は、図５に示されるギ
ャップ66と同様のギャップ84を含む磁性体の印刷シリン
ダ82と共に用いられる。図６に示されるように、印刷ブ
ランケット80は、印刷ブランケット80を印刷シリンダ82
に磁気的に接着するための磁性体の裏打ち層８を伴う複
数の層86を備える。印刷ブランケット80は、第１及び第
２の端部部分90及び92を有し、該端部部分は、複数の層
86並びに磁性体の裏打ち層88を越える。端部部分90が縁
部94の全体にわたりギャップ84の内方に曲げられ、また
端部部分92がギャップ84の縁部96に隣接して載置される
ように、印刷ブランケット80は、印刷シリンダ82上に定
置される。この実施態様において、端部部分90は、印刷
シリンダ82の外表面に関して実質的に100゜の角度に
て、ギャップ84の内方に曲げられる。他の実施態様での
ように、狭いギャップ幅を達成するために、記述から逸
脱しない限りにおいて、他の角度を用いることもでき
る。

当業者であれば、印刷ブランケット80の第１の端部90
若しくは印刷ブランケット62の第１の端部72が、本発明
の範囲を逸脱しない限りにおいて、他の角度にて、それ
ぞれのギャップ内方に曲げられてもよいことを認めるで
あろう。

印刷ブランケット62を用いることにより、印刷ギャッ
プ幅W₃よりも狭い印刷ギャップ幅W₄が結果的に生ずる。
ギャップ幅W₄を、端部部分90から層86の所定の部分を除
去することで減少することもできる。例えば、個々の層
の１以上を削るか若しくは除去することで、端部部分90
の厚さを減少させ、結果的に等しい狭さのギャップ幅W₄
を生じる。層68及び86が、それぞれのギャップ内に定置
されており、こうして個々の層への汚染物質の浸潤を防
止できるので、第１の端部部分72あるいは端部部分90の
いずれも、前述の縁部処理を要求しない。

図７は、本発明の別の実施態様を示し、ここで、印刷
ブランケット100は、前述の印刷ブランケットと同様で
ある。印刷ブランケット100もまた、印刷シリンダの外
表面上に縦方向にそれぞれ延びる第１及び第２の縁部10
1及び103を有するギャップ104を含む磁性体の印刷シリ
ンダ102と共に用いられる。図７に示されるように、印
刷ブランケット100は、磁性体の裏打ち層108を伴う複数
の層106を備える。両者は、印刷ブランケット15に関し
て前述された好ましい材料を含む。印刷ブランケット10
0は、第１及び第２の端部部分110及び112を有する。好
ましくは、層106及び裏打ち層108が、ギャップ104内
で、端部部分110内の一方から離れたまま維持されてい
る点を除いて、層106は磁性体の裏打ち層108と同一に延
びるように結合される。印刷ブランケット100の端部部
分112は、複数の層106及び縁部103に隣接して同一に延
びるように載置される裏打ち層108を備える。

さらに、裏打ち層108が印刷シリンダ102の外表面に関
する第１の角度にてギャップ104の内方に曲げられ、ま
た層106が印刷シリンダ102の外表面に関する第２の角度
にてギャップ104の内方に曲げられるように、印刷ブラ
ンケット100の端部部分110が、縁部101の全体にわたり
且つ内方に曲げられることが好ましい。裏打ち層108が
曲げられる第１の角度は、層106が曲げられる第２の角
度よりも大きい。図７に示すように、印刷シリンダ102
の外表面に関して、第１の角度が実質的に100゜であ
り、第２の角度が実質的に45゜であることが好ましい。
印刷ブランケット100は、従来よりも狭い印刷ギャップ
幅W₅を与える。典型的な印刷装置に対するギャップ幅W₅
は、約0.020インチ若しくはそれ以下〜約0.180インチの
範囲にある。図５及び図６に示される実施態様でのよう
に、ギャップ幅W₅をより狭くするために、層106の所定
の部分が除去されてもよい。

図８は、本発明の別の実施態様を示し、印刷シリンダ
の外表面上を縦方向に延びるギャップ123を含む印刷シ
リンダ121と共に用いられる印刷ブランケット120を提供
する。印刷ブランケット120は、第１及び第２の端部部
分126及び128を有し、且つ共に前述の好ましい材料から
なる複数の層122及び裏打ち層124を備える。さらに、印
刷ブランケット120は、図７に示された印刷ブランケッ
ト100と同様であり、印刷ブランケット120の端部部分12
6は、印刷シリンダ121の外表面に関する第１の角度にて
ギャップ123の内方に曲げられる裏打ち層124と、印刷シ
リンダ121の外表面に関する第２の角度にてギャップ123
の内方に曲げられる複数の層122と、を有する。印刷ブ
ランケット100と同様に、裏打ち層124が曲げられる第１
の角度は、複数の層122が曲げられる第２の角度よりも
大きい。

図８に示されるように、印刷シリンダ102の外表面に
関して、第１の角度が実質的に135゜であり、第２の角
度が実質的に100゜であることが好ましい。印刷シリン
ダ121は、ギャップ123内に載置されたテンションロール
130を備える。該テンションロール130は、複数の層122
をギャップ123内に固着するための固着手段として作用
する。本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、テンシ
ョンロール130の代わりに他の固着手段を用いてもよい
ことは、理解されるべきである。例えば、ギャップ123
内に複数の層122を固着するために、当該技術分野にお
いてリールロッド若しくはカムロックと称される装置を
用いることもできる。より狭いギャップ123を提供する
ために、端部部分126において、複数の層122の所定の部
分が除去されることが好ましい。印刷ブランケット120
は、従来の印刷装置に関するギャップ幅のどれよりも狭
いギャップ幅W₆を与える。

さて、図９及び図10を参照すれば、印刷シリンダ134
の外表面に沿って縦方向に延びる第１及び第２の縁部14
1及び143を有するギャップ136を含む磁性体の印刷シリ
ンダ134と共に用いられる印刷ブランケット132が提供さ
れる。印刷ブランケット132は、第１及び第２の端部146
及び148を有する磁性体の裏打ち層144を伴う複数の層14
2を備える。裏打ち層144の端部146がギャップ136の縁部
141に隣接し、また端部148がギャップ136の縁部143に隣
接するように、裏打ち層144は印刷シリンダ134上に定置
される。図９に示される実施態様を特に参照すれば、印
刷ブランケット132は、第１及び第２の端部部分138及び
140を有し、該端部部分138は複数の層142を備える。該
複数の層142は、テンションロール150若しくはテンショ
ンロール130に関して上述されたようなギャップ136内に
層142を固着するための他の固着手段と連結している。
図９及び図10の両者を参照すれば、印刷ブランケット13
2の端部部分140は、縁部143に隣接している。図９に示
されるように、端部部分138を有する印刷ブランケット1
32は、狭い印刷ギャップ幅W₇を結果的に生じる。特に図
10を参照すれば、印刷ブランケット132の端部部分138
は、キャップ136内でテンションロール150に連結してい
る単一の繊維層のみを備える。端部部分138は、図９に
示されたギャップ幅W₇よりも狭い印刷ギャップ幅W₈を与
える。

図11は、本発明の別の実施態様を示し、印刷ブランケ
ット152が提供される。印刷ブランケット152は、印刷シ
リンダ154の外表面に沿って縦方向に延びるギャップ156
を含む磁性体の印刷シリンダ154と共に用いられる。印
刷ブランケット152は、印刷ブランケット152を印刷シリ
ンダ154に磁気的に接着させる磁性体の裏打ち層160を伴
う複数の層158を備える。図11に示されるように、印刷
ブランケット152は、第１及び第２の端部部分162及び16
4を有し、それぞれの端部部分にはフランジ166及び168
が固着されている。フランジ166及び168は、接着手段若
しくは他の結合手段によって、それぞれ第１及び第２の
端部部分162及び164に固着されている個々の要素である
ことが、理解されるべきである。フランジ166及び168が
ギャップ156内に載置され、且つギャップ156内にフラン
ジ166及び168を固着するためのバークランプ170又は他
の固着手段によって堅固に固着されるように、印刷ブラ
ンケット152は、印刷シリンダ154の上に定置されてい
る。バークランプ170は、フランジ166及び168を一緒に
備えるように、印刷シリンダ154内に定置されるので、
結果的に印刷ブランケット152が印刷シリンダ154に堅固
に固着されることが、理解されるべきである。結果的
に、印刷ブランケット152及び印刷シリンダ154の両者と
も、相互に固着するための磁気特性を必要としない。し
かしながら、印刷ブランケット152を印刷シリンダ154
に、より堅固に固着させるために、磁性体の裏打ち層16
0及び磁性体の印刷シリンダ154を用いることが好まし
い。

印刷ブランケット152を用いることによって、従来よ
りも狭い印刷ギャップ幅W₉が提供される。事実、当業者
であれば、ギャップ幅W₉を0.020インチ等の非常に狭い
幅とすることで、連続ブランケットに機能的にほぼ等し
くすることができることを認めるであろう。好ましく
は、フランジ166及び168は、金属からなる。当業者であ
れば、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、フラン
ジ166及び168に対し、他の材料及び他の配置を用いても
よいことを認めるであろう。たとえば、フランジ166及
び168は、単一の金属であっても及び／又は異なる形状
であってもよい。本発明の前述の実施態様でのように、
複数の層158及び裏打ち層160は、印刷ブランケット15に
関して上述されたような材料を含む。

選択的に図12及び図13を参照すれば、一般に印刷装置
172として指定される別の実施態様が示されている。印
刷装置172は、磁性体の印刷シリンダ174と、印刷ブラン
ケット176と、孔を有するロケータータブ178と、対応す
るロケーターピン180と、を備える。ロケータータブ178
及びロケーターピン180は一緒に、印刷ブランケット176
を印刷シリンダ174上に整合させるための整合手段を提
供する。ロケーターピン180及びローケタータブ178は、
印刷シリンダ174上での印刷ブランケット176の整合を維
持するために相互連結できるような構造を有する。当業
者であれば、ここに記述されているタブ及びピンの代わ
りに、広範囲な代替物を用いることができることを認め
るであろう。印刷ブランケット176は、複数の層182と、
印刷シリンダ174に印刷ブランケット176を磁気的に接着
させるための磁性体の裏打ち層184と、を備える。複数
の層182及び磁性体の裏打ち層184とは共に、印刷ブラン
ケット15に関して上述された材料からなることが好まし
い。

特に図12を参照すれば、ロケーターピン180は、印刷
シリンダ174の外表面上に定置されており、ロケーター
タブ178は、印刷ブランケット176の側部縁部186に定置
されている。図12には、２つのロケータータブ178及び
対応するロケーターピン180が示されているいるが、ロ
ケータータブ178及び対応するロケーターピン180の数は
限定されず、印刷シリンダ174の周りに円周的に、及び
印刷ブランケット176の側部縁部186に、定置されてもよ
い。図12は、結果的に生じる印刷ギャップ幅W₁₀を示
し、該幅W₁₀は、非常に狭く、およそ0.020インチ程度で
ある。このことから、当業者であれば、印刷ブランケッ
ト176が、ギャップ幅W₁₀に、連続ブランケットのギャッ
プにほぼ等しい機能性を持たせることができることを認
めるであろう。

図13を参照すれば、ロケーターピン180は、印刷シリ
ンダ174の端面188の円周部に定置されており、ロケータ
ータブ178は、印刷ブランケット176の側部縁部186に定
置され、端面188の円周部を覆うように曲げられてい
る。図12及び図13の両方に示されているように、ロケー
タータブ178及びロケーターピン180は相互連結されて、
印刷シリンダ174の上での印刷ブランケット176の整合を
維持する。結果的に生じる印刷ギャップ幅W₁₀は、図12
に示されていると同様である。

図14は、本発明の別の実施態様を示し、印刷シリンダ
192の外表面上に縦方向に延びる第１及び第２の縁部195
及び197を有するギャップ194を含む印刷シリンダ192と
共に用いられる印刷ブランケット190が提供される。印
刷ブランケット190は、複数の層200と、第１及び第２の
端部196及び198を有する裏打ち層202を備える。裏打ち
層202及び複数の層200は、図３に関して上述された好ま
しい材料を含む。図14に示されるように、印刷ブランケ
ット190は、図４に説明された印刷ブランケット40と同
様であり、端部196は、縁部195全体にわたり且つギャッ
プ194の内方に、印刷シリンダ192の外表面に関して実質
的に100゜にて曲げられた裏打ち層202を有する。

印刷ブランケット190は、「磁性体」の印刷シリンダ
を必要とせずに、端部198が印刷ブランケット190を印刷
シリンダ192により堅固に固着するように設計されてい
る。特に、裏打ち層202は、縁部197の全体にわたり且つ
ギャップ194の内方に曲げられており、また裏打ち層202
は、テンションロール204若しくはギャップ194内に裏打
ち層202を固着するための他の固着手段に固着されてい
る。裏打ち層202は、０゜（すなわち縁部197にて終了し
ている）〜150゜の範囲の角度にて内方に曲げられてい
るが、裏打ち層202の印刷シリンダ192の外表面に関して
実質的に70゜にて内方に曲げられ、一方、端部196が印
刷シリンダ192の外表面に関して実質的に110゜にて曲げ
られるのが好ましい。上述の設計での端部196及び198を
設けることにより、磁性体の印刷シリンダの必要性は排
除される。よって、印刷ブランケット及び印刷シリンダ
を互いに磁気的に接着することが典型的に要求される従
来の印刷装置に比べて、実質的な利点を与える。しかし
ながら、印刷ブランケット190を印刷シリンダ192に、さ
らに堅固に固着するために、印刷シリンダ192は磁性体
とすることもできる。

テンションロール204は、図９及び図10に示されるテ
ンションロール150に関して上述された装置、すなわち
ギャップ内に印刷ブランケットの一部を固着するための
手段として利用する装置を備えてもよい。当業者であれ
ば、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、テンショ
ンロール204の代わりに、他の固着手段を用いることが
できることを認めるであろう。印刷ブランケット190
は、従来の印刷装置に関するギャップ幅よりもはるかに
狭い印刷ギャップ幅W₁₁を作る。したがって、ギャップ
幅W₁₁は、約0.020インチ〜約0.180インチの範囲にある
であろう。

本発明の別の実施態様において、非磁性体の印刷シリ
ンダ208に固着可能な印刷ブランケット206が、図15に示
されている。印刷ブランケット206は、印刷シリンダ208
の外表面上に縦方向に延びる第１及び第２の縁部211及
び213を有するギャップ210を含む。さらに、印刷ブラン
ケット206は、第１及び第２の端部部分212及び214を有
し、また前述の好ましい材料を含む複数の層216及び裏
打ち層218を備える。印刷ブランケット206の端部部分21
2は、縁部211全体にわたり、且つ印刷シリンダ208の外
表面に関して100゜の角度にてギャップ210の内方に曲げ
られている。図15に示されるように、複数の層216並び
に裏打ち層218は、端部部分212の内方に曲げられてい
る。当業者であれば、ギャップ210をさらに狭くするた
めに、複数の層216の所定の部分を除去してもよいこと
を認めるであろう。複数の層216の一部を除去する態様
は、例えば削り取り又は研削などの当業者に公知の態様
とすることができる。

印刷ブランケット206の端部部分214に関して、複数の
層216は、縁部213全体にわたり、且つ印刷シリンダ208
の外表面に関して実質的に100゜の角度にてギャップ210
の内方に曲げられている。複数の層216は、図14に示さ
れるテンションロール204と同様なテンションロール220
に固着されている。ギャップ210を狭くするために、端
部部分214での層216の所定の部分が除去されることが好
ましい。さらに、端部部分214にとって、端部部分214の
チップ224にて定置される裏打ち層218の一部を備える加
重片222を含むことが好ましく、ギャップ210内に配設さ
れる場合に、層216に追加の鋼性を与える。図14に示さ
れる実施態様でのように、印刷ブランケット206は、図1
5に示される印刷シリンダ208等の非磁性体の印刷シリン
ダに固着することができるという従来技術を越える実質
的な改良を提供する。印刷ブランケット206を用いる印
刷装置は、従来の印刷装置と比較した場合に、より狭い
ギャップ幅である印刷ギャップ幅W₁₂を結果的に生じ
る。例えば、ギャップ幅W₁₂は、約0.050インチ〜約0.18
0インチの範囲にある。

本発明の詳細な説明及び好ましい実施態様を参照する
ことにより、添付の請求の範囲に規定される本発明の範
囲を逸脱しない限りにおいて、変形及び多様化がなされ
てもよいことが明らかであろう。例えば、印刷ブランケ
ットは、ここに記載された以外の材料からなる数種以上
の層を有していてもよい。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハドック，ウイリアム・ホール アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 28715，キャンドラー，トゥイン・レイ クス・ドライブ 151 (72)発明者 アースレイ，ウェイン・ウイリアム アメリカ合衆国オハイオ州45459，セン タービル，ワシントン・コロニー・ドラ イブ 8733 (72)発明者 ピンクストン，メルビン・ダグラス アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 28739，ヘンダーソンビル，グレンヒー ス・ドライブ 429 (72)発明者 ウイルコックス，チャールズ・ローン アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 28704，アーデン，ヘイウッド・クロッ シング 15―エイ (72)発明者 メサー，ジェームズ・カルビン，ジュニ アー アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 28716，キャントン，ルート ３，ボッ クス 146 (56)参考文献 特開 昭58−118256（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−270389（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−269095（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−209199（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−163144（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−147743（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−8502（ＪＰ，Ｕ) 米国特許3730092（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B41F 27/02 B41F 27/12

Claims (29)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】印刷シリンダの外表面に沿って該印刷シリ
   ンダの長手方向に延びる第１及び第２の縁部（11、13;5
   4,56）を有するギャップ（16;44）を含む磁性体の印刷
   シリンダ（12;42）と共に用いられる印刷ブランケット
   （15;40）であって、 複数の層（14;46）と、 上記印刷ブランケット（15;40）を上記印刷シリンダ（1
   2;42）の外表面に磁気的に固着させるための磁性体の裏
   打ち層（20;48）と、を備えており、 該裏打ち層（20;48）は第１及び第２の端部（22、24;5
   0,52）を有し、該裏打ち層の第１の端部（22;50）は前
   記複数の層（14;46）を越えて延び、該裏打ち層の第２
   の端部（24;52）は前記複数の層（14;46）と同じ長さに
   延び、こうして、該裏打ち層の第１の端部（22;50）が
   上記ギャップの第１の縁部（11;54）を越えて曲げられ
   前記ギャップ（16;44）の内方に延び、また該裏打ち層
   の第２の端部（24;52）が上記ギャップの第２の縁部（1
   3;56）に隣接して載置されるように、上記印刷ブランケ
   ット（15:40）が上記印刷シリンダ（12;42）上に位置づ
   けられていることを特徴とする印刷ブランケット。
2. 【請求項２】請求項１の印刷ブランケット（15）であっ
   て、前記裏打ち層（20）の第１の端部（20）が、前記印
   刷シリンダ（12）の外表面に関して100゜に、前記ギャ
   ップ（16）の内方に曲げられていることを特徴とする印
   刷ブランケット。
3. 【請求項３】請求項１の印刷ブランケット（40）であっ
   て、前記裏打ち層（48）の第１の端部（50）が、前記印
   刷シリンダ（42）の外表面に関して135゜に、前記ギャ
   ップ（44）の内方に曲げられていることを特徴とする印
   刷ブランケット。
4. 【請求項４】請求項１〜３のいずれか１の印刷ブランケ
   ット（15;40）であって、前記複数の層（14;46）が、 第１及び第２の側部を有し、該第１の側部が前記裏打ち
   層（20;48）に固着されている第１の繊維層（30）と、 第１及び第２の側部を有し、該第１の側部が前記第１の
   繊維層（30）の第２の側部上に配設されている圧縮可能
   層（34）と、 該圧縮可能層（34）の第２の側部上に載置されている第
   ２の繊維層（36）と、 該第２の繊維層（36）の上に載置されている弾性印刷層
   （38）と、 を備えることを特徴とする印刷ブランケット。
5. 【請求項５】請求項４の印刷ブランケット（15;40）で
   あって、前記第１の繊維層（30）が、接着フィルム材料
   層（32）で前記裏打ち層（20;48）に接着的に固着され
   ることを特徴とする印刷ブランケット。
6. 【請求項６】印刷シリンダ（64;82;102;121）の外表面
   に沿って該印刷シリンダの長手方向に延びる第１及び第
   ２の縁部（76、74;94、92;101、103）を有するギャップ
   （66;84;104;123）を含む磁性体の印刷シリンダと共に
   用いられる印刷ブランケット（62;80;100;120）であっ
   て、 複数の層（68;86;106;122）と、 磁性体の裏打ち層（70;88;108;124）と、 上記複数の層（68;86;106;122）と上記磁性体の裏打ち
   層（70;88;108;121）を含む第１及び第２の端部部分（7
   2,78;90,92;110,112;126,128）と、を有しており、 上記裏打ち層（70;88;108;124）は、上記印刷ブランケ
   ット（62;80;100）を上記印刷シリンダ（64;82;102;12
   1）に磁気的に固着させ、 該印刷ブランケットの第１の端部部分（72;90;110;12
   6）は上記ギャップの第１の縁部（76;94;101）を越えて
   曲げられ該ギャップ（66;84;104;123）の内方に延び、
   また該印刷ブランケットの第２の端部部分（78;92;112;
   128）は上記ギャップの第２の縁部（74;92;110）に隣接
   して載置されるように、上記印刷ブランケット（62;80;
   100;120）が上記印刷シリンダ（64;82;102;121）上に位
   置づけられていることを特徴とする印刷ブランケット。
7. 【請求項７】請求項６の印刷ブランケット（62）であっ
   て、前記印刷ブランケット（62）の第１の端部部分（7
   2）は、前記印刷シリンダ（64）の外表面に関して135゜
   に、前記ギャップ（66）内方に曲げられ、前記裏打ち層
   （70）及び前記複数の層（68）は該印刷ブランケットの
   第１の端部部分（72）にて一緒に結合されていることを
   特徴とする印刷ブランケット。
8. 【請求項８】請求項６の印刷ブランケット（80）であっ
   て、前記印刷ブランケット（80）の第１の端部部分（9
   0）は、前記印刷シリンダ（82）の外表面に関して100゜
   に、前記ギャップ（84）内方に曲げられ、前記裏打ち層
   （88）及び前記複数の層（86）は該印刷ブランケットの
   第１の端部部分（90）にて一緒に結合されていることを
   特徴とする印刷ブランケット。
9. 【請求項９】請求項６の印刷ブランケット（100;120）
   であって、前記印刷ブランケットの第１の端部部分（11
   0;126）に至るまで、前記複数の層（106;122）及び前記
   裏打ち層（108;124）は同じ長さに延びるように互いに
   結合されており、前記印刷ブランケットの第１の端部部
   分（110;126）にて互いに分離することを特徴とする印
   刷ブランケット。
10. 【請求項１０】請求項９の印刷ブランケット（100;12
    0）であって、前記印刷ブランケットの第１の端部部分
    （110;126）は前記ギャップ（104;123）内方に曲げられ
    て、前記裏打ち層（108;124）は前記印刷シリンダ（10
    2;121）の外表面に対する第１の角度で前記ギャップ（1
    04;123）内に曲げられ、また前記複数の層（106;122）
    は前記印刷シリンダ（102;121）の外表面に対する第２
    の角度で該ギャップ（104;123）内に曲げられ、該第１
    の角度は該第２の角度よりも大きいことを特徴とする印
    刷ブランケット。
11. 【請求項１１】請求項10の印刷ブランケット（100）で
    あって、前記第１の角度が100゜であり、前記第２の角
    度が45゜であることを特徴とする印刷ブランケット。
12. 【請求項１２】請求項９の印刷ブランケット（120）で
    あって、前記ギャップ（123）内に前記複数の層（122）
    を固着させるための固着手段（130）をさらに含むこと
    を特徴とする印刷ブランケット。
13. 【請求項１３】請求項12の印刷ブランケット（120）で
    あって、前記固着手段（130）は、前記ギャップ（123）
    内に定置されており、且つ前記複数の層（122）に連結
    されているテンションロール（130）を備えることを特
    徴とする印刷ブランケット。
14. 【請求項１４】請求項６〜13のいずれか１の印刷ブラン
    ケット（62;80;100;120）であって、前記複数の層（68;
    86;106;122）が、 第１及び第２の側部を有し、該第１の側部が前記裏打ち
    層に固着されている第１の繊維層（30）と、 第１及び第２の側部を有し、該第１の側部が前記第１の
    繊維層の第２の側部上に配設されている圧縮可能層（3
    4）と、 該圧縮可能層の第２の側部上に載置されている第２の繊
    維層（36）と、 該第２の繊維層上に載置されている弾性印刷層（38）
    と、 を含むことを特徴とする印刷ブランケット。
15. 【請求項１５】印刷シリンダ（134）の外表面に沿って
    該印刷シリンダの長手方向に延びる第１及び第２の縁部
    （141;143）を有するギャップ（136）を含む磁性体の印
    刷シリンダ（134）と共に用いられる印刷ブランケット
    （132）であって、 複数の層（142）と、 磁性体の裏打ち層（144）と、 上記複数の層（142）のみを含む第１の端部部分（138）
    と、 上記複数の層（142）と上記磁性体の裏打ち層（144）と
    を含む第２の端部部分（140）と、を有しており、 上記裏打ち層（144）は、上記印刷ブランケット（132）
    を上記印刷シリンダ（134）に磁気的に固着させ、 前記印刷ブランケットの第１の端部部分（138）にて、
    前記複数の層（142）は前記ギャップ（136）内に前記複
    数の層（142）を固着する固着手段（150）に連結されて
    おり、前記裏打ち層（144）は第１及び第２の端部（14
    6,148）を有し且つ該裏打ち層の第１の端部（146）がギ
    ャップの第１の縁部（141）に隣接し、また該裏打ち層
    の第２の端部（148）がギャップの第２の縁部（143）に
    隣接するように前記印刷シリンダ（134）上に位置づけ
    られていることを特徴とする印刷ブランケット。
16. 【請求項１６】請求項15の印刷ブランケット（132）で
    あって、前記印刷ブランケットの第１の端部部分（13
    8）にて、前記複数の層（142）の所定の部分が除去され
    ることを特徴とする印刷ブランケット。
17. 【請求項１７】請求項16の印刷ブランケット（132）で
    あって、前記印刷ブランケットの第１の端部部分（13
    8）における前記複数の層（142）が前記固着手段（15
    0）に連結されていることを特徴とする印刷ブランケッ
    ト。
18. 【請求項１８】印刷シリンダ（154）の外表面に沿って
    縦方向に延びる第１及び第２の縁部を有するギャップ
    （156）を含む印刷シリンダ（154）と共に用いられる印
    刷ブランケット（152）であって、 第１及び第２の端部を有する複数の層（158）と、 前記印刷シリンダに接着されており、前記複数の層（15
    8）の第１及び第２の端部と同じ長さに延びる第１及び
    第２の端部を有する裏打ち層（160）と、 前記複数の層（158）の第１の端部及び前記裏打ち層（1
    60）の第１の端部から形成されている第１の端部部分
    （162）と、 前記複数の層（158）の第２の端部及び前記裏打ち層（1
    60）の第２の端部から形成されている第２の端部部分
    （164）と、 前記第１及び第２の端部部分（162,164）と同じ端部を
    形成し且つ前記ギャップ（156）内に位置づけられるよ
    うに、それぞれ第１及び第２の端部部分（162,164）に
    接着されたフランジ（166,168）と、 前記フランジ（166,168）を互いに近接する方向に移動
    させるようにテンションを与えて、前記ギャップ（15
    6）内で前記フランジ（166,168）を固着する固着手段
    （170）と、を備えていることを特徴とする印刷ブラン
    ケット。
19. 【請求項１９】請求項18の印刷ブランケット（152）で
    あって、前記固着手段（170）は、前記ギャップ（156）
    内に前記フランジ（166,168）を互いに近接させるべく
    テンションを与えるバークランプ（170）を備えること
    を特徴とする印刷ブランケット。
20. 【請求項２０】請求項18の印刷ブランケット（152）で
    あって、前記印刷シリンダ（154）及び前記裏打ち層（1
    60）が磁性体であり、前記印刷ブランケット（152）が
    前記印刷シリンダ（154）に磁気的に固着されることを
    特徴とする印刷ブランケット。
21. 【請求項２１】請求項18〜20のいずれか１の印刷ブラン
    ケット（152）であって、前記複数の層（158）は、 第１及び第２の側部を有し、該第１の側部が前記裏打ち
    層に固着されている第１の繊維層（30）と、 第１及び第２の側部を有し、該第１の側部が前記第１の
    繊維層の第２の側部上に配設されている圧縮可能層（3
    4）と、 該圧縮可能層の第２の側部上に載置されている第２の繊
    維層（36）と、 該第２の繊維層上に載置される弾性印刷層（38）と、 を含むことを特徴とする印刷ブランケット。
22. 【請求項２２】磁性体の印刷シリンダ（174）と、印刷
    ブランケット（176）と、該印刷シリンダ（174）上に該
    印刷ブランケット（176）を整合させる整合手段（178,1
    80）と、を備える印刷装置であって、 該印刷ブランケット（176）は、 複数の層（182）と、 該印刷ブランケット（176）を前記印刷シリンダ（174）
    に磁気的に固着させる磁性体の裏打ち層（184）と、 ほぼ隣接するように前記印刷シリンダ（174）上に位置
    づけられている第１及び第２の端部部分と、を備えてお
    り、 前記整合手段（178,180）は、相互連結されているロケ
    ータータブ（178）とロケーターピン（180）と、を備
    え、前記印刷シリンダ（174）上に前記印刷ブランケッ
    ト（176）を整合したまま維持することを特徴とする印
    刷装置。
23. 【請求項２３】請求項22の印刷装置であって、前記整合
    手段（178、180）は、前記印刷シリンダ（174）の端面
    （188）上に且つ印刷ブランケットの側部縁部に沿って
    位置づけられていることを特徴とする印刷装置。
24. 【請求項２４】請求項22の印刷装置であって、前記整合
    手段（178,180）は、前記印刷シリンダ（174）の外表面
    上に且つ印刷ブランケットの側部縁部に沿って位置づけ
    られていることを特徴とする印刷装置。
25. 【請求項２５】請求項22〜24のいずれか１の印刷装置で
    あって、前記複数の層（182）が、 第１及び第２の側部を有し、該第１の側部が前記裏打ち
    層に固着されている第１の繊維層（30）と、 第１及び第２の側部を有し、該第１の側部が前記第１の
    繊維層の第２の側部上に配設されている圧縮可能層（3
    4）と、 該圧縮可能層の第２の側部上に載置された第２の繊維層
    （36）と、 該第２の繊維層上に載置された弾性印刷層（38）と、 を含むことを特徴とする印刷装置。
26. 【請求項２６】印刷シリンダ（208）の外表面に沿って
    該印刷シリンダの長手方向に延びる第１及び第２の縁部
    （211,213）を有するギャップ（210）を含む印刷シリン
    ダと共に用いられる印刷ブランケット（206）であっ
    て、 第１及び第２の端部部分（212,214）と、 複数の層（216）と、 前記印刷シリンダ（208）に接着され、第１及び第２の
    端部を有する裏打ち層（218）と、 前記ギャップ内にて前記印刷ブランケットの第２の端部
    部分（214）における前記複数の層（216）に接着されて
    いる荷重片（222）を有し、前記ギャップ（210）内に前
    記複数の層（216）を固着させる固着手段（220）と、を
    備えており、 前記印刷ブランケット（206）の第１の端部部分（212）
    は、ほぼ同一長さに延びるように互いに結合されている
    複数の層（216）及び裏打ち層（218）を備え、前記印刷
    ブランケット（206）の第２の端部部分（214）は、前記
    複数の層（216）を備え、こうして、該印刷ブランケッ
    トの第１の端部部分（212）が前記ギャップの第１の縁
    部（211）を越えて曲げられギャップ内方に延び、また
    該印刷ブランケットの第２の端部部分（214）が前記ギ
    ャップの第２の縁部（213）を越えて曲げられギャップ
    （210）の内方に延びるように、前記印刷シリンダ上に
    位置づけられていることを特徴とする印刷ブランケッ
    ト。
27. 【請求項２７】請求項26の印刷ブランケットであって、
    前記固着手段（220）が、前記ギャップ（210）内に位置
    づけられており且つ前記複数の層（216）に連結されて
    いるテンションロール（220）を備えることを特徴とす
    る印刷ブランケット。
28. 【請求項２８】請求項27の印刷ブランケットであって、 前記印刷ブランケットの前記第１の端部部分（212）
    が、前記印刷シリンダ（208）の外表面に関して100゜に
    て内方に曲げられており、前記印刷シリンダの第２の端
    部部分（214）が前記印刷シリンダ（208）の外表面に関
    して100゜にて内方に曲げられていることを特徴とする
    印刷ブランケット。
29. 【請求項２９】請求項26の印刷ブランケットであって、 前記印刷ブランケットの第１の端部部分（212）が、前
    記ギャップ（210）内に第１の角度にて曲げられ、また
    前記印刷ブランケットの第２の端部部分（214）が前記
    ギャップ（210）内に第２の角度で曲げられ、該第２の
    角度は印刷シリンダの外表面に関する前記第１の角度よ
    りも小さいことを特徴とする印刷ブランケット。