JP2960870B2 - 浴室用暖房乾燥機 - Google Patents

浴室用暖房乾燥機

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JP2960870B2
JP2960870B2 JP7222916A JP22291695A JP2960870B2 JP 2960870 B2 JP2960870 B2 JP 2960870B2 JP 7222916 A JP7222916 A JP 7222916A JP 22291695 A JP22291695 A JP 22291695A JP 2960870 B2 JP2960870 B2 JP 2960870B2
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和幸 森本
格 木村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシングが、そ
の開口部を浴室内に臨ませた状態で設けられ、前記開口
部を開閉する蓋体が、着脱自在に設けられ、浴室内の空
気を吸い込む吸い込み口、及び、浴室内に空気を吹き出
す吹き出し口が前記蓋体に設けられ、浴室内の空気を浴
室外に排出する排出口が前記ケーシングに設けられ、前
記ケーシング内に、前記吸い込み口から浴室内の空気を
吸い込む通風手段と、その通風手段からの空気の全部又
は大部分を、前記吹き出し口に供給する状態と前記排出
口に供給する状態とに切り換える通風状態切り換え手段
と、前記通風状態切り換え手段を駆動する駆動部を内装
した箱状体が設けられた浴室用暖房乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる浴室用暖房乾燥機では、駆動部を
構成する部品には、電動モータや電子部品等のような、
浴室内の高湿雰囲気に晒されると好ましくない部品が含
まれるため、駆動部を箱状体に内装して、高湿雰囲気か
ら隔離するようにしている。従来では、箱状体及び通風
状態切り換え手段夫々を、開口部を通して挿脱自在な状
態で、ケーシング内に着脱自在に設け、駆動部と通風状
態切り換え手段とを、互いに分離不可能な状態で連結し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来では、駆
動部の点検や修理等のメンテナンス作業を行うときに
は、駆動部と通風状態切り換え手段とが互いに分離不可
能な状態で連結されているため、駆動部のメンテナンス
作業を行うのにもかかわらず、箱状体及び通風状態切り
換え手段の両方をケーシングから取り外して、それらを
開口部を通してケーシングから取り出し、再び、箱状体
及び通風状態切り換え手段の両方をケーシングに入れて
取り付けなければならず、メンテナンス作業が煩雑なも
のとなり改善が望まれていた。本発明は、かかる実情に
鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動部のメン
テナンス作業の簡略化を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の構成に
よれば、箱状体をケーシングから取り外し、連結手段を
前記解除状態に切り換えると、箱状体と通風状態切り換
え手段とが分離して、箱状体のみを開口部を通してケー
シング内から取り出すことができ、続いて、箱状体を開
口部から入れてケーシング内に取り付け、連結手段を前
記連結状態に切り換えると、駆動部と通風状態切り換え
手段とを連結することができる。従って、メンテナンス
作業を行うときには、箱状体のみを着脱するだけでよ
く、箱状体及び通風状態切り換え手段の両方を着脱しな
ければならない従来と比較して、メンテナンス作業を簡
略化することができるようになった。
【0005】請求項2に記載の構成によれば、駆動部の
駆動力を出力する出力部と通風状態切り換え手段の入力
部とに各別に取り付けられた一対の係合部を、前記連結
状態及び前記解除状態の相互間の切り換え方向に対して
相対移動させて、係合させたり係合を解除させたりする
だけで、前記連結状態や前記解除状態に切り換えること
ができる。従って、前記連結状態及び前記解除状態の相
互間の切り換えが、一対の係合部の係合や係合解除だけ
の作業で可能であるので、請求項1に記載の構成による
よりも更に、メンテナンス作業を簡略化することができ
るようになった。
【0006】請求項3に記載の構成によれば、一対の係
合部を係合解除させるときは、付勢手段の付勢力に抗し
て、一対の係合部を前記解除状態への切り換え方向に離
間させればよく、一対の係合部を係合させるときには、
付勢手段の付勢力により、一対の係合部が前記連結状態
への切り換え方向に自動的に近接して係合するととも
に、その付勢力によって、一対の係合部が係合した状態
が維持される。従って、一対の係合部の係合状態を維持
させるための手段を設けなくても、一対の係合部の係合
状態を確実に維持させることができるとともに、ネジ式
やピン式等の係合状態を維持させるための手段を設ける
場合に比べて、前記連結状態及び前記解除状態の相互間
の切り換えが極めて簡単であるので、請求項2に記載の
構成により得られる効果に加えて、一対の係合部の係合
状態を確実に維持させることができながら、メンテナン
ス作業を更に簡略化することができるという効果を奏す
る。
【0007】請求項4に記載の構成によれば、一方の係
合部の先細り状凸部の先端部を、他方の係合部の先拡が
り状凹部に入れた状態で、一対の係合部を回動軸芯方向
に互いに近接させると、先細り状凸部の傾斜状外周面と
先拡がり状凹部の傾斜状内周面との摺動によって、駆動
部の出力部及び通風状態切り換え手段の入力部夫々の軸
芯が同一軸芯状になった状態で、一対の係合部が係合す
る。従って、箱状体をケーシング内に取り付ける際に
は、それほど高い位置精度で取り付ける必要がないの
で、請求項2又は3に記載の構成によるよりも更に、メ
ンテナンス作業を簡略化することができるようになっ
た。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。先ず、図1及び図2に基づい
て、浴室用暖房乾燥機の全体構成について説明する。ケ
ーシング1を、その開口部1aを浴室内に臨ませた状態
で、浴室の天井に設け、ケーシング1の開口部1aを開
閉する蓋体としてのグリル板2を、ケーシング1に対し
て着脱自在に設け、浴室内の空気を吸い込む吸い込み口
2a、浴室内に空気を吹き出す吹き出し口2bをグリル
板2に設け、浴室内の空気を浴室外に排出する排出口1
bをケーシング1の側壁部に設けてある。吸い込み口2
aには吸い込みグリル3を、吹き出し口2bには可動ル
ーバ4を夫々備えつけてある。ケーシング1内に、吸い
込み口2aから浴室内の空気を吸い込む通風手段として
の横流ファン5と、その横流ファン5からの空気の大部
分を吹き出し口2bに供給し且つ残部を排出口1bに供
給する循環状態と横流ファン5からの空気の全部を排出
口1bに供給する換気状態とに切り換える通風状態切り
換え手段としてのダンパ6と、横流ファン5から吹き出
し口2bに供給される空気を加熱する熱交換器7と、ダ
ンパ6を駆動する駆動部D及び浴室用暖房乾燥機の各種
制御を司る制御部C等を内装した箱状体としての制御ボ
ックス8を設けてある。
【0009】更に、吸い込み口2aの近傍には、浴室の
空気の温度を検出する温度センサ11を設けてある。浴
室用暖房乾燥機とは別置きの熱源機(図示せず、例え
ば、浴槽へ給湯するための給湯器等)から温水を熱交換
器7に循環供給するように、熱交換器7に温水循環路1
2を接続し、温水循環路12には、熱交換器7への温水
供給を断続する熱動弁13を介装してある。
【0010】詳細は後述するが、制御ボックス8は、開
口部1aを通して挿脱自在な状態で、ケーシング1内に
着脱自在な状態で設けてある。
【0011】次に、図1ないし図4に基づいて、横流フ
ァン5、ダンパ6、熱交換器7及び制御ボックス8の設
置構造について説明する。図2に示すように、ケーシン
グ1内に、横流ファン5からの空気を吹き出し口2b及
び排出口1bへ導くための通風路Tを形成してあり、そ
の通風路Tに、ダンパ6及び熱交換器7を、記載順に、
横流ファン5からの空気の通風方向の下手側から上手側
に向かって並べて配置してある。横流ファン5を、吸い
込み口2aの上方に位置させて設け、熱交換器7を、吹
き出し口2bの上方に位置させて設け、ダンパ6を、熱
交換器7の上方に位置させて設け、制御ボックス8を、
熱交換器7の側方に位置させて設けてある。ケーシング
1内における、制御ボックス8よりも開口部1a側の空
間には、何も設けていない。
【0012】図3及び図4に示すように、ケーシング1
内に、制御ボックス8取り付け用の一対の取り付け部1
c、及び、ダンパ6軸支用の軸支部1dを形成してあ
る。取り付け部1c及び軸支部1dには、ネジ止め用の
孔をケーシング1の開口部1a側に向けて開けた状態で
形成してあり、又、軸支部1dには、円弧状の切り欠き
をケーシング1の開口部1a側に向けて開けた状態で形
成してある。
【0013】制御ボックス8の側壁部に、取り付け部1
cのネジ止め用の孔に位置合わせした状態でネジ止め用
の切り欠きを形成した一対の鍔部8aを設けてある。そ
して、制御ボックス8を、ネジ14により着脱自在に設
けてあり、しかも、開口部1aを通して挿脱自在なよう
に設けてある。
【0014】ダンパ6は、その軸部6aの一端部を軸支
部1dに回動自在に支持し、且つ、他端部を連結手段R
により駆動部Dに連結して設けてある。ダンパ6の軸部
6aの一端部を、軸支部1dの円弧状の切り欠きに嵌め
込み、軸押さえ具15を軸部6aの一端部に当付けた状
態でネジ14により軸支部1dに取り付けることによ
り、軸部6aの一端部を軸支部1dに回動自在に支持し
てある。詳細は後述するが、駆動部Dはその出力部Oを
回動させるように構成してあり、ダンパ6の軸部6a
は、出力部Oの回動軸芯Pと略同軸状になるように支持
してある。連結手段Rは、駆動部Dとダンパ6とを連結
した連結状態と、駆動部Dとダンパ6との連結が解除し
た解除状態とに切り換え自在に構成してある。ケーシン
グ1内における、連結手段Rよりも開口部1a側の空間
には、何も設けないようにして、連結手段Rを手指にて
操作可能なように構成してある。
【0015】次に、図4及び図5に基づいて、制御ボッ
クス8及び駆動部Dについて、説明を加える。制御ボッ
クス8は、着脱自在に設けた蓋部8bにより開口部8c
を開口自在に構成してあり、その開口部8cを利用し
て、内部に設けた駆動部D及び回路基板16等の点検修
理ができるように構成してある。回路基板16には、駆
動部Dを構成する駆動回路、及び、制御部C等を搭載し
てある。
【0016】駆動部Dは、電動モータ17、その電動モ
ータ17の出力軸に取り付けたカム18、そのカム18
のピン18aを長孔19aに入れることによりカム18
に連結したカムレバー19、一端部をカムレバー19に
対して垂直に取り付け、他端部を制御ボックス8に形成
した軸支用の孔8dに挿入して制御ボックス8に突出さ
せた出力軸20、及び、回路基板16に搭載した電動モ
ータ17の前記駆動回路から構成してある。つまり、駆
動部Dは、電動モータ17を回転駆動させて、カムレバ
ー19を出力軸20を支点として揺動させることによ
り、駆動力を出力する出力部Oとして機能させる出力軸
20を軸芯P周りに回動させるように構成してある。
【0017】次に、図4及び図6に基づいて、連結手段
Rについて説明を加える。連結手段Rは、駆動部Dの駆
動力を出力する出力部O(出力軸20に相当する)とダ
ンパ6の入力部I(ダンパ6の軸部6aの端部に相当す
る)とに各別に取り付けられて、前記連結状態及び前記
解除状態の相互間の切り換え方向(つまり、軸芯P方向
に相当する)に対して相対移動自在で、且つ、前記駆動
力の伝動方向(つまり、出力軸20の回動方向に相当す
る)に対して相対移動が不可能な状態で係合する一対の
係合部K1,K2、及び、一対の係合部K1,K2を前
記連結状態になるように付勢する付勢手段Hとしてのコ
イルスプリング21を備えて構成してある。
【0018】更に、説明を加えると、出力軸20の先端
部を軸芯P方向の先方ほど細くなる截頭円錐台形状に形
成して、出力軸20の先端部に先細り状凸部20aを設
けてある。先細り状凸部20aの外周部には、軸芯Pの
方向視において十字状になるように長尺状の突起部20
bを形成してある。つまり、出力軸20の先端部そのも
のを一方の係合部K1として機能させるように構成して
あり、その係合部K1に先細り状凸部20aを設けてあ
る。
【0019】図中の22は、他方の係合部K2として機
能させるカプラであり、そのカプラ22には、先細り状
凸部20aの傾斜状外周面に合った傾斜状内周面を備え
た先拡がり状凹部22aと、その先拡がり状凹部22a
と同軸状の支持用の筒状部22cと、抜け止め用の鍔部
22dを設けてある。更に、先拡がり状凹部22aの内
周部には、先細り状凸部20aの突起部20bを嵌め込
ませるための長尺状の溝部22bを軸芯Pの方向視にお
いて十字状になるように形成してある。ダンパ6の入力
部Iとして機能させる軸部6aの端部には、カプラ22
支持用の棒状部6bと、カプラ22抜け止め用の一対の
鉤部6cを設けてある。そして、カプラ22の筒状部2
2cを、コイルスプリング21を遊嵌した棒状部6bに
挿入して鉤部6cを鍔部22dに係合させることによ
り、カプラ22を、軸芯P方向に対して移動自在で、コ
イルスプリング21により軸芯P方向の先方に付勢され
た状態で支持して設けてある。又、コイルスプリング2
1の内周部と棒状部6bとの間に、間隙が形成されるよ
うにしてあり、このことによって、カプラ22を、先拡
がり状凹部22aの径方向にも若干ではあるが移動自在
に支持して設けてある。尚、鉤部6cは合成樹脂等の弾
性を備えた材料で形成してあり、その弾性によって、鉤
部6cと鍔部22dとを係合させたり、係合解除させた
りすることが可能なように構成してある。
【0020】そして、カプラ22をコイルスプリング2
1の付勢力に抗して軸芯P方向の後方に引っ込めた状態
に保持する保持力を作用させた状態で、先拡がり状凹部
22aに出力軸20の先端の先細り状凸部20aを入れ
て、前記保持力を解除すると、突起部20bが溝部22
bに嵌まり込んだ状態で、先細り状凸部20aの傾斜状
外周面と先拡がり状凹部22aの傾斜状内周面とが摺動
して、カプラ22が出力軸20側に移動し、先拡がり状
凹部22aと先細り状凸部20aとが、軸芯Pにて同軸
状になった状態で、且つ、出力軸20の回動方向に対し
て相対移動が不可能な状態で係合する。この状態が、連
結手段Rを前記連結状態に切り換えた状態となる。又、
上述のように先拡がり状凹部22aと先細り状凸部20
aとが係合した状態で、カプラ22をコイルスプリング
21の付勢力に抗して軸芯P方向の後方に引っ込めて、
出力軸20とカプラ22とが離間した状態とすると、こ
の状態が、連結手段Rを前記解除状態に切り換えた状態
となる。
【0021】従って、メンテナンス作業のときには、ネ
ジ14を外して、手指でカプラ22をコイルスプリング
21の付勢力に抗して軸芯P方向の後方に引っ込めた状
態とすると、制御ボックス8だけをケーシング1内から
取り出すことができる。又、制御ボックス8をケーシン
グ1内に取り付けるときは、カプラ22を軸芯P方向の
後方に引っ込めた状態で、制御ボックス8を所定の位置
に配置して、カプラ22を保持する状態を解除すると、
自動的にダンパ6と駆動部Dが連結される。
【0022】連結手段Rを前記連結状態に切り換えた状
態で、電動モータ17を回転駆動させると、ダンパ6が
軸芯P周りに揺動するが、この場合、ダンパ6が、図2
の(イ)に示すように、通風路Tにおける、横流ファン
5からの空気を吹き出し口2bへ導く経路を閉塞する状
態(前記換気状態に相当する)と、図2の(ロ)に示す
ように、通風路Tにおける、横流ファン5からの空気を
排出口1bへ導く経路の大部分を閉塞する状態(前記循
環状態に相当する)との間で揺動するように、駆動手段
Dとダンパ6とを連係させてある。尚、前記循環状態に
おいては、ダンパ6とケーシング1の内面部との間に間
隙が形成されるようにして、横流ファン5からの空気の
大部分を吹き出し口2bに供給し且つ残部を排出口1b
に供給するように構成してある。
【0023】次に、制御部Cの制御構成について説明す
る。この浴室用暖房乾燥機は、乾燥モード、予備暖房モ
ード、涼風モード及び換気モードの各モードでの運転が
可能なように構成してあり、リモートコントローラ(図
示せず)には、前記各モードの運転スイッチ、運転停止
スイッチ、及び、運転時間を設定するタイマ等を備えて
ある。
【0024】温度センサ11の検出情報は、制御部Cに
入力されるように構成してあり、制御部Cは、前記リモ
ートコントローラからの各種指令、及び、温度センサ1
1の検出情報に基づいて、横流ファン5、電動モータ1
7、及び、熱動弁13夫々の作動の制御を行う。
【0025】前記リモートコントローラの乾燥モード運
転スイッチ又は予備暖房モード運転スイッチがオンされ
ると、電動モータ17を作動させてダンパ6を前記循環
状態に切り換え、横流ファン5を作動させるとともに、
温度センサ11の検出温度が設定範囲(例えば、40〜
50°C)に維持されるように、熱動弁13を開閉制御
する。従って、浴室の空気が吸い込み口2aから吸い込
まれ、その吸い込み空気の大部分が熱交換器7によって
加熱されて吹き出し口2bから浴室に再び供給されて、
浴室内が暖房されるとともに、吸い込み空気の残部が排
出口1bを通じて屋外に排出されて、洗濯物の乾燥によ
って生じた水蒸気が屋外に排出される。前記リモートコ
ントローラの運転停止スイッチが押されるか、又は、タ
イマにて設定された時間が経過すると、横流ファン5を
停止させるとともに、熱動弁13を閉じ作動させて、乾
燥モード運転又は予備暖房モード運転を終了する。尚、
排出口1bからの逆風防止のため、ダンパ6は前記循環
状態に切り換えた状態に維持させておく。
【0026】前記リモートコントローラの涼風モード運
転スイッチがオンされると、熱動弁13を閉じた状態
で、電動モータ17を作動させてダンパ6を前記循環状
態に切り換え、横流ファン5を作動させる。従って、浴
室の空気が吸い込み口2aから吸い込まれ、その吸い込
み空気の大部分が加熱されることなくそのまま吹き出し
口2bから浴室に再び供給されて、吸い込み空気の残部
が排出口1bを通じて屋外に排出される。前記リモート
コントローラの運転停止スイッチが押されるか、又は、
タイマにて設定された時間が経過すると、横流ファン5
を停止させて、涼風モード運転を終了する。尚、排出口
1bからの逆風防止のため、ダンパ6は前記循環状態に
切り換えた状態に維持させておく。
【0027】前記リモートコントローラの換気モード運
転スイッチがオンされると、熱動弁13を閉じた状態
で、電動モータ17を作動させてダンパ6を前記換気状
態に切り換え、横流ファン5を作動させる。従って、浴
室の空気が吸い込み口2aから吸い込まれ、その吸い込
み空気が排出口1bを通じて屋外に排出されて浴室の換
気が行われる。前記リモートコントローラの運転停止ス
イッチが押されるか、又は、タイマにて設定された時間
が経過すると、横流ファン5を停止させるとともに、電
動モータ17を作動させてダンパ6を前記循環状態に切
り換えて、換気モード運転を終了する。尚、換気モード
運転の終了時に、ダンパ6を前記循環状態に切り換える
のは、排出口1bからの逆風防止のためである。
【0028】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 一対の係合部K1,K2の具体構成は、上記の実施
の形態において示した構成以外に、種々の構成が可能で
あり、例えば、図7に示すように構成してもよい。即
ち、一方の係合部K1として機能させる出力軸20の先
端部を、軸芯P方向の先方ほど細くなる截頭四角錐台形
状に形成して、出力軸20の先端部に先細り状凸部20
cを設けてある。
【0029】他方の係合部K2として機能させるカプラ
23に、先細り状凸部20cの傾斜状外周面に合った傾
斜状内周面を備えた先拡がり状凹部23aと、その先拡
がり状凹部23aと同軸状の支持用の筒状部23cを設
ける。ダンパ6の入力部Iとして機能させる軸部6aの
端部には、カプラ23支持用の棒状部6dと、その先端
部に位置させたカプラ23抜け止め用の鉤部6eを設け
てある。尚、図示しないが、筒状部23cの内周部に
は、鉤部6eを係合させるための凹部を形成してある。
そして、カプラ23の筒状部23cを、付勢手段Hとし
てのコイルスプリング21を遊嵌した棒状部6dに挿入
して鉤部6eを前記凹部に係合させることにより、カプ
ラ23を、軸芯P方向に対して移動自在で、コイルスプ
リング21により軸芯P方向の先方に付勢された状態で
支持して設けてある。
【0030】この場合は、先細り状凸部20cの外周部
には、上記の実施の形態における突起部20bに相当す
るものは形成する必要がなく、又、先拡がり状凹部23
aの内周部にも、上記の実施の形態における溝部22b
に相当するものは形成する必要がないので、一対の係合
部K1,K2の構成を簡略化することができる。
【0031】 上記の実施の形態では、一対の係合部
K1,K2の係合状態を維持させるために、コイルスプ
リング21を設けたが、これに代えて、ネジ式やピン式
等により前記係合状態を維持させるようにしてもよい。
【0032】 上記の実施の形態では、出力軸20に
先細り状凸部20aを設け、カプラ22に先拡がり状凹
部22aを設ける場合について例示したが、これに代え
て、出力軸20に先拡がり状凹部を設け、カプラ22に
先細り状凸部を設けてもよい。
【0033】 上記の実施の形態では、出力軸20側
に係合部K1を設け、ダンパ6側に係合部K2を設ける
場合について例示したが、これに代えて、出力軸20側
に係合部K2を設け、ダンパ6側に係合部K1を設けて
もよい。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】浴室用暖房機の全体構成を示す分解斜視図
【図2】浴室用暖房機の全体構成を示す縦断側面図
【図3】制御ボックス及びダンパの設置構造を説明する
分解斜視図
【図4】駆動部及び連結手段の構成を示す横断底面図
【図5】駆動部の構成を示す縦断側面図
【図6】連結手段の構成を示す分解斜視図
【図7】別実施形態における連結手段の構成を示す分解
斜視図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 蓋体 5 通風手段 6 通風状態切り換え手段 8 箱状体 1a 開口部 1b 排出口 2a 吸い込み口 2b 吹き出し口 20a,20c 先細り状凸部 22a,23a 先拡がり状凹部 D 駆動部 H 付勢手段 I 入力部 K1,K2 係合部 O 出力部 R 連結手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1)が、その開口部(1
    a)を浴室内に臨ませた状態で設けられ、 前記開口部(1a)を開閉する蓋体(2)が、着脱自在
    に設けられ、 浴室内の空気を吸い込む吸い込み口(2a)、及び、浴
    室内に空気を吹き出す吹き出し口(2b)が前記蓋体
    (2)に設けられ、浴室内の空気を浴室外に排出する排
    出口(1b)が前記ケーシング(1)に設けられ、 前記ケーシング(1)内に、 前記吸い込み口(2a)から浴室内の空気を吸い込む通
    風手段(5)と、 その通風手段(5)からの空気の全部又は大部分を、前
    記吹き出し口(2b)に供給する状態と前記排出口(1
    b)に供給する状態とに切り換える通風状態切り換え手
    段(6)と、 前記通風状態切り換え手段(6)を駆動する駆動部
    (D)を内装した箱状体(8)が設けられた浴室用暖房
    乾燥機であって、 前記箱状体(8)が、前記開口部(1a)を通して挿脱
    自在な状態で、前記ケーシング(1)内に着脱自在に設
    けられ、 前記駆動部(D)と前記通風状態切り換え手段(6)と
    を連結する連結手段(R)が、前記駆動部(D)と前記
    通風状態切り換え手段(6)とを連結した連結状態と、
    前記駆動部(D)と前記通風状態切り換え手段(6)と
    の連結が解除した解除状態とに切り換え自在に構成され
    ている浴室用暖房乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記連結手段(R)は、前記駆動部
    (D)の駆動力を出力する出力部(O)と前記通風状態
    切り換え手段(6)の入力部(I)とに各別に取り付け
    られて、前記連結状態及び前記解除状態の相互間の切り
    換え方向に対して相対移動自在で、且つ、前記駆動力の
    伝動方向に対して相対移動が不可能な状態で係合する一
    対の係合部(K1),(K2)を備えて構成されている
    請求項1記載の浴室用暖房乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記連結手段(R)は、前記一対の係合
    部(K1),(K2)を前記連結状態になるように付勢
    する付勢手段(H)を備えて構成されている請求項2記
    載の浴室用暖房乾燥機。
  4. 【請求項4】 前記駆動部(D)は、前記出力部(O)
    を回動させるように構成され、 前記一対の係合部(K1),(K2)は、前記出力部
    (O)の回動軸芯方向に対して相対移動自在で、且つ、
    前記出力部(O)の回動方向に対して相対移動が不可能
    な状態で係合するように構成され、 一方の係合部(K1)に、前記回動軸芯方向の先方ほど
    細くなる先細り状凸部(20a),(20c)が設けら
    れ、 他方の係合部(K2)に、前記先細り状凸部(20
    a),(20c)の傾斜状外周面に合った傾斜状内周面
    を備えた先拡がり状凹部(22a),(23a)が設け
    られている請求項2又は3記載の浴室用暖房乾燥機。
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