JP3555127B2 - 浴室暖房乾燥装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、換気機能を備えた浴室暖房乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴室の湿気を除くものとして温風暖房すると共に換気を行うようにしたものがある。これにより単に換気を行う場合に較べてより効果的に浴室の乾燥を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来のものでは、換気用送風機の排気路が温風吹出用ファンの送風路の近傍にある場合には、温風吹出用ファンの送風空気の一部が換気用送風機の送風能力により排気路に導かれてしまい温風吹出用ファンの送風能力が幾分低下してしまう。そのため、温風吹出用ファンの作動時等のファンの送風能力の低いときには、吹き出した温風が直ちに吸い込まれるというショートサーキット等の問題を生じてしまう。しいては乾燥能力が低下するという問題を生じる。
【0004】
そこで、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、乾燥能力の低下を防止し効果的な作動を行い得る浴室暖房乾燥装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、浴室内に温風を供給すると共に浴室内の空気を換気することによって浴室の換気乾燥を行う浴室暖房乾燥装置であって、熱媒と熱交換させて温風を供給するための熱交換器と、前記熱交換器により暖められた温風を浴室に送り出すための温風吹出用ファンと、浴室内の空気を排気路から排出するための換気用送風機とを備え、前記温風吹出用ファンと前記換気用送風機とを同時に作動させるときには、前記温風吹出用ファンにより温風の吹き出し風速を高めた後に前記換気用送風機を動作させる送風ファン制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、温風吹出用ファンと換気用送風機を同時に動作させるような場合には、温風吹出用ファンが動作し始めて吹き出し風速を高めた後に換気用送風機を動作させるようにしたので、吹き出した温風が直接換気の方に吸い込まれる現象が生じず、効果的に動作を行う。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態による浴室暖房乾燥装置11を示す正面図、図2はその内部構造図、図3はその背面図である。まず、この浴室暖房乾燥装置11の構造を主として図2により説明する。この浴室暖房乾燥装置11にあっては、本体ケース12内部の向かって中央部から右側にかけて、配管(コイル)13内を循環する湯などの熱媒と空気を熱交換させて空気を加熱するための熱交換器14を配設している。本体ケース12内部の、熱交換器14の背後空間の上部には、温風吹出用ファン15を納めている。温風吹出用ファン15は、例えば、モータ16によってフロースルー(横流)ファン17を回転させることにより、熱交換器14で加熱された空気を下方から吸引し、上方から温風として浴室内へ吹き出すものである。また、本体ケース12の前面に着脱自在に取り付けられている正面カバー18の上部には、図3に示すように、温風吹出用ファン15による温風吹出し位置に対応させて温風吹出口19を開口してあり、温風吹出口19の前面上部には上下の風向調整を行なうためのルーバー翼20を設け、温風吹出口19内には左右の風向調整を行なうための複数枚のルーバー羽根21を設けている。さらに、正面カバー18の、熱交換器14と対向する部分には、空気吸込口22が設けられており、空気吸込口22の背面には下方から防塵用のフィルタ23を着脱自在に差し込めるようになっている。
【0008】
本体ケース12の向かって左側の上部には、換気用送風機24を横向き姿勢で取り付けている。換気用送風機24は、例えば、薄型モータ25でシロッコファン(図示せず)を回転させるものであって、上面に位置するモータ25でシロッコファンを回転させると、下面に位置する吸込み口26から浴室内の空気(湿気)を吸引し、背面のダクト27を通して屋外へ排気する。なお、図3に示すように、ダクト27内には、逆風防止用のシャッター28が垂下され上縁が回動自在に枢支されている。このシャッター28は自重で閉じ、換気用送風機24の風力によって屋外側へ開く。換気用送風機24は、背面に設けられた取付プレート29を本体ケース12の背面にビス30で止めることにより固定されている。また、取付プレート29の裏面には、ダクト27の下部周囲に複数個の突起34が突設されている。
【0009】
また、本体ケース12の左側上部には、図4に示すような開口32があけられている。この開口32は、換気用送風機24のダクト27の外径よりも十分に大きな開口径(例えば、ダクト27の直径を80mmとすると、開口32は直径120mm程度になる)を有するものであって、換気用送風機24は、ダクト27を開口32から背面側へ突出させるようにして本体ケース12に取り付けられる。しかも、開口32は、換気用送風機24によって上部だけが塞がれており、取付プレート29の下側では換気用送風機24に塞がれることなく開放されている。
【0010】
さらに、図4に示すように、本体ケース12の、開口32よりも右側下方には、開口32よりも小さな開口35があいている。この開口35は配管と配線が通る程度の大きさがあればよい。
【0011】
熱交換器14に配設された配管13の両端は、図4に示すように、開口35の近傍へ導かれている。配管13の一端には、袋ナット等の接続手段により継手管36の一端が接続され、配管13の他端には、熱動弁33を介して継手管36が接続されており、両継手管36の他端は、取付プレート29の下の開口32へ導かれている。
【0012】
また、本体ケース12内の換気用送風機24前方には、リモートコントローラ(図示せず)からの赤外線信号を受信する受光部41(この受光部41は、運転中や受信確認等の表示を行なう表示機能も備えている)が設けられており、受光部41は正面カバー18の窓42から露出している。本体ケース12の開口32下方には、コントローラ43が設けられている。
【0013】
図3に示すように、本体ケース12の背面には、金属製の支持プレート44を着脱自在に取り付けられるようになっている。すなわち、支持プレート44の上縁から突出した爪部45を本体ケース12の背面に設けられた差込み口46に下方から差し入れ、本体ケース12の凹部48の天井面に突出した突起49を、支持プレート44の水平に屈曲された部分に開口された貫通孔47に上方から差込むことによって本体ケースが支持プレート44に取り付けられている。なお、50は支持プレートを壁にネジ止めするための通孔である。
【0014】
次に使用状態の一例を説明すると、上記浴室暖房乾燥装置11は、図5に示すように、浴室壁51に取り付けられる壁掛け型となっており、例えば浴槽53の上方の天井面付近において、支持プレート44によって浴室壁(外壁)51に取り付けられる。しかして、熱源機(図示せず)から熱交換器14の配管13へ高温の熱媒を循環させるとともに、温風吹出用ファン15を運転し、比較的低温の温風を浴室暖房乾燥装置11の温風吹出口19から吐出させることにより、浴室内の暖房を行なえる。また、浴室内に衣類52を吊り下げた状態で、浴室暖房乾燥装置11の温風吹出口19から高温の温風を吐出させれば、衣類を乾燥させることができ、浴室を衣類乾燥室に転用することが可能になる。さらに、換気用送風機24を運転することにより、浴室内の湿気を含んだ空気を屋外に排出して浴室内の換気をすることができる。
【0015】
次に、図6、図7に基づいて浴室暖房乾燥装置11の動作について説明する。図6が浴室暖房乾燥装置11の制御ブロック図であり、制御部60には操作手段64、温風吹出用ファン15のモータ16、換気用送風機24のモータ25、熱動弁33や、図示はしないがその他の駆動部が接続されている。そして、制御部60は、温水制御手段61、送風ファン制御手段62、その他の制御手段63を有しており、温水制御手段61は熱動弁33を開閉制御してたり、図外のポンプを制御して配管(コイル)13に流れる熱媒体を制御することにより暖房加熱能力を調整制御したりする。送風ファン制御手段62は温風吹出用ファン15、換気用送風機24の駆動制御するものであり、その他の制御手段63は上述以外の動作を制御する。
【0016】
操作手段64は、浴室暖房乾燥装置11の各種操作入力を行う手段であり、図示はしないが例えば換気スイッチ、暖房スイッチ、乾燥スイッチ等のスイッチを有している。操作手段64の換気スイッチが操作されると、送風ファン制御手段62が換気用送風機24を駆動して浴室内の湿度の高い空気を排気ダクト27から浴室外へ出す。このとき温風吹出用ファン15は停止している。操作手段64の暖房スイッチが操作されると、温水制御手段61が熱動弁33を開けて図外のポンプを駆動させて配管(コイル)13に温水を流すと共に、送風ファン制御手段62が温風吹出用ファン15を駆動して、浴室内の空気を空気吸込口22より吸い込み、熱交換器14を通すことにより加熱して温風を吹き出す。このとき換気用送風機24は停止している。操作手段64の乾燥スイッチが操作されると、温水制御手段61が熱動弁33を開けて図外のポンプを駆動させて配管(コイル)13に温水を流すと共に、送風ファン制御手段62が温風吹出用ファン15を駆動して浴室内の空気を熱交換器14を通すことにより加熱して温風を吹き出し浴室内の温度を上昇させる。また、このとき送風ファン制御手段62が換気用送風機24を駆動して浴室内の湿度の高い空気を排気ダクト27から浴室外へ出して浴室内の湿度を下げる。このように、浴室の暖房と換気を同時に行うため高い乾燥の効果をを得ることができる。
【0017】
図7は、このような場合の各部の駆動タイミングを示したタイミングチャートである。すなわち、このタイミングチャートに示すように、例えば乾燥動作のように温風吹出用ファンモータ16と換気用送風機のモータ25を同時に作動させるような場合には、温風吹出用ファンモータ16を作動後、遅延時間(T秒)経過させてから換気用送風機を作動させる。そうすることで温風吹出用ファン15により温風が十分な吹き出し力をもって吹き出された後に換気用送風機24が作動されるようにしているので温風が直接換気の方に吸い込まれてショートサーキットされることがない。
【0018】
なお、このとき暖房能力を調整するために熱動弁を断続的にオン・オフを繰り返し暖房能力を調整している。また、配管(コイル)13上に比例弁を用いて温水流量を調整するようにしてもよいことはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の浴室暖房乾燥装置では、温風吹出用ファンと換気用送風機を同時に動作させるような場合には、温風吹出用ファンが動作し始めて吹き出し風速を高めた後に換気用送風機を動作させるようにしたので、吹き出した温風が直接換気の方に吸い込まれる現象が生じず、ショートサーキット現象を回避しつつ効果的に温風動作等を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による浴室暖房乾燥装置の正面図である。
【図2】同上の浴室暖房乾燥装置の内部構造を示す正面図である。
【図3】同上の浴室暖房乾燥装置の背面図である。
【図4】同上の浴室暖房乾燥装置の本体ケースの背面部分を示す一部破断した正面図である。
【図5】同上の浴室暖房乾燥装置の浴室への施工状態を示す概略図である。
【図6】同上の浴室暖房乾燥装置の制御ブロック図である。
【図7】本発明の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
12 本体ケース
13 配管
14 熱交換器
15 温風吹出用ファン
24 換気用送風機
27 ダクト
32 本体ケースの開口(第1の開口)
60 制御部
61 温水制御手段
62 送風制御手段
63 その他の制御手段
64 操作手段

Claims (1)

  1. 浴室内に温風を供給すると共に浴室内の空気を換気することによって浴室の換気乾燥を行う浴室暖房乾燥装置であって、
    熱媒と熱交換させて温風を供給するための熱交換器と、前記熱交換器により暖められた温風を浴室に送り出すための温風吹出用ファンと、浴室内の空気を排気路から排出するための換気用送風機とを備え、
    前記温風吹出用ファンと前記換気用送風機とを同時に作動させるときには、前記温風吹出用ファンにより温風の吹き出し風速を高めた後に前記換気用送風機を動作させる送風ファン制御手段と、
    を具備したことを特徴とする浴室暖房乾燥装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019001117A1 (zh) * 2017-06-29 2019-01-03 广东美的环境电器制造有限公司 暖风机控制方法、装置、暖风机及存储介质

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