JP4352440B2 - 浴室衣類乾燥装置 - Google Patents

浴室衣類乾燥装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4352440B2
JP4352440B2 JP27465099A JP27465099A JP4352440B2 JP 4352440 B2 JP4352440 B2 JP 4352440B2 JP 27465099 A JP27465099 A JP 27465099A JP 27465099 A JP27465099 A JP 27465099A JP 4352440 B2 JP4352440 B2 JP 4352440B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathroom
ventilation fan
hot air
circulation device
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27465099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000167297A (ja
JP2000167297A5 (ja
Inventor
哲次郎 戸村
一博 原賀
達也 吉田
創 山本
邦英 重松
辰夫 司城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP27465099A priority Critical patent/JP4352440B2/ja
Publication of JP2000167297A publication Critical patent/JP2000167297A/ja
Publication of JP2000167297A5 publication Critical patent/JP2000167297A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4352440B2 publication Critical patent/JP4352440B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内の既設の換気扇に、温風循環装置を後付け可能又は独立して取付けることにより、浴室内の換気、暖房、乾燥等を行う浴室衣類乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴室衣類乾燥装置を設置するには、浴室の天井等に開口を新たに設け、その開口を通して天井裏に本体を取付けるようにしていた。
【0003】
また、既に換気扇が設置されている現場においては、温風循環装置のみを設置するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、前者の場合、浴室の天井に開口を新設する必要があり、また、ダクトの配管や配線工事をしなければならず、設置工事が大掛かりで大変な時間を要していた。
【0005】
また、後者の場合では、既設の換気扇の換気風量が新設の温風循環装置の動作に連動されていないので、衣類等の被乾燥物の乾燥効率が悪く、乾燥時間が長くかかるという問題があった。
【0006】
また、設置現場が賃貸物件の場合、転居後に現場を元どおりに復帰させなければならないので、浴室衣類乾燥装置の設置は不可能であった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、設置工事の簡略化を図るとともに原状復帰が可能で、且つ乾燥効率の向上を図ることができる浴室衣類乾燥装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】
本発明は、浴室の天井に設置される浴室衣類乾燥装置において、浴室内の空気を吸引し、空気を加熱して浴室内へ戻す温風循環装置と、浴室の天井に設けられた開口部内に配設され、開口部の周縁に浴室内から当接するフランジ部が形成されたケーシングを有し、開口部から浴室内の空気を吸引し屋外へ排出する換気扇と、を備え、温風循環装置は、浴室内から空気を吸引し浴室内へ空気を吹き出す循環用送風機と、循環用送風機が吹き出す空気を加熱するヒーターと、循環用送風機及びヒーターが固定されるベース板とを有し、ベース板は、開口部を開放させた状態で浴室内からフランジ部に対し固定され、循環用送風機及びヒーターが浴室内に位置するよう固定することを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、既に天井の開口部に換気扇が設けられている浴室に温風循環装置を設置する際に、別個の開口を浴室の天井に設ける必要がなく、温風循環装置を取り外した後の原状復帰も容易となる。また、既設の換気扇の換気機能を阻害することもない。
【0010】
また、換気扇及び温風循環装置を、いずれもフランジ部に挿通される共通のビスにて浴室の天井に対し固定すれば、既に天井の開口部に換気扇が設けられている浴室に温風循環装置を設置する際に、別個のビスを挿通させる穴を天井に開ける必要が無く、施工が容易となるとともに、温風循環装置を取り外した後の原状復帰も容易となる。
【0011】
また、ベース板を浴室内から覆いベース板に固定される外郭体を有し外郭体がベース板に対し垂直方向の固定位置を調節可能に構成することで、フランジ部の厚みが異なる換気扇であっても、外郭体の固定位置を調節することで、天井と外郭体との間に隙間を生じさせることなく取り付けることが可能となる。
【0062】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る浴室衣類乾燥装置の設置例を示す全体構成図であり、図2は、本発明の一実施形態に係る浴室衣類乾燥装置の断面図、図3は、図2のX−X線断面図である。
【0063】
図1に示すように、浴室衣類乾燥装置Aは、浴室Bの天井50に取付けられている既設の換気扇Cと、天井50を一部切り欠きして示すように、浴室B内側から換気扇Cとともに天井50に取付けられる温風循環装置Dとから構成されている。
【0064】
既設の換気扇Cは、浴室Bと脱衣所Eとトイレ(図示せず)の3室を換気するタイプのものであり、脱衣所Eに設けられている既設の操作スイッチ60の操作により、または、トイレ側に設けられているトイレ用の既設の操作スイッチ70の操作により換気運転されるとともに、後述するように、各既設の操作スイッチ60、70の操作により温風循環装置Dを運転するように構成されている。
【0065】
また、天井50裏には、既設の換気扇Cと温風循環装置Dに給電するためのジョイントボックス61を設けて、このジョイントボックス61に、既設の換気扇Cに接続されていた分電盤(図示せず)からの電源線62を結線するとともに、脱衣所Eの操作スイッチ60からの電線62aとトイレ用の操作スイッチ70からの電線62bをジョイントボックス61に結線している。
【0066】
そして、ジョイントボックス61から新たな電線63、64を既設の換気扇Cと温風循環装置Dに接続している。
【0067】
尚、51は各浴室B、脱衣所E、トイレ内の空気を屋外に排出するための排気ダクト、52は脱衣所E内に臨んで設けられた空気吸込口(図示せず)に接続して換気扇Cに連絡された吸引ダクト、53はトイレ内に臨んで設けられた空気吸込口(図示せず)に接続して換気扇Cに連絡された吸引ダクト、62cは脱衣所Eの操作スイッチ60からトイレ用の操作スイッチ70に配線された電線、Fは浴室B内に吊るされた衣類である。
【0068】
図2に示すように、既設の換気扇Cは、本体ケース1内に備えた羽根車3と、羽根車3を回転駆動する換気用モーター2と、本体ケース1の一側面に設けた吸引口4と、他側面に設けた排気口5とから構成されており、吸引口4には、前述した吸引ダクト52が、排気口5には排気ダクト51が、また、図示していないが、もう一方の他側面に設けた吸引口には吸引ダクト53が、各々接続されるようになっている。
【0069】
一方、温風循環装置Dは、図2及び図3に示すように、本体ケース15内に備えた循環用送風機用ケーシング12と、このケーシング12に内蔵した羽根車11と、羽根車11を回転駆動する循環用モーター10と、ケーシング12の吹出風路18に配設した加熱手段としてのヒーター17と、ヒーター17の下流側の空気の吹出口20に設けた空気の吹出方向を調節する風向案内板16と、浴室B内の吸い込んだ空気を既設の換気扇Cの本体ケース1内に連通させる吸込風路9と、この吸込風路9を遮蔽する遮蔽手段としてのダンパー13と、既設の換気扇Cに取付けるための取付基板8と、ダンパー13や各モーター2、10、ヒーター17等を制御する制御装置30とから構成されている。
【0070】
尚、8aは、浴室B内の吸い込んだ空気を既設の換気扇Cの本体ケース1内に連通させるために取付基板8に設けた開口であり、12aは、循環用送風機用ケーシング12の側板を延出させた延出部で、その延出部12aに、取付基板8に設けた開口8aと同様の目的で開口12bを設けている。
【0071】
以上の構成において、既設の換気扇Cへの温風循環装置Dの取付方法について、以下に詳述する。
【0072】
既設の換気扇Cへの温風循環装置Dの取付けは、まず、既設の換気扇Cに取付けられている化粧板(図示せず)を取り外して、本体ケース1に一体形成されているフランジ部1aが、浴室B側から天井50と補強のための補強木7に対して固定されている固定部材としてのビス6等の1個所を取り外し、取り外した後のビス6穴を利用して、温風循環装置Dの取付基板8をフランジ部1a、天井50、補強木7とともに、ビス6により、仮固定する。
【0073】
このようにして、順次、ビス6を取り外しながら取付基板8を仮固定していき、
仮固定が全部終了した時点で、本固定を行い、取付基板8に対して温風循環装置Dの本体ケース15を取付けて、既設の換気扇Cへの温風循環装置Dの取付けが完了する。
【0074】
このように、温風循環装置Dを既設の換気扇Cに対して取付けることにより、既設の換気扇Cを天井50から取り外すことなく、既設の換気扇Cに温風循環装置Dを容易に、且つ、楽に取付けることができ、また、既設の換気扇Cの固定のためのビス6を取り外した後のビス6穴及びビス6を利用して温風循環装置Dを取付けるので、別途に固定のための固定具を用意する必要がなく、部品点数を削減することができる。
【0075】
また、温風循環装置Dは、吹出口20の吹出位置変更手段として、既設の換気扇Cに対してビス6により着脱自在に取付けられるようになっているので、既設の換気扇Cの位置が浴室B天井50面のどの位置にあっても、温風循環装置Dの設置時に、浴室B内に吊るされた衣類Fの方向に合わせて取付基板8を本体ケース1のフランジ部1aに対して取付けるようにすれば、温風循環装置Dの本体ケース15の下面部に設けた吹出口20を吊るされた衣類Fに近付けることができるので、衣類F対して適切に温風を当てることができ、乾燥効率を向上させることができる。
【0076】
一方、既設の換気扇Cと温風循環装置Dに給電するための配線は、既設の換気扇Cに接続されていた分電盤(図示せず)からの電源線62、62及び脱衣所Eの操作スイッチ60からの電線62aとトイレ用の操作スイッチ70からの電線62bを、換気扇Cから取り外すとともにジョイントボックス61に接続し、ジョイントボックス61から新たな電線63、63を既設の換気扇Cの換気用モーター2に接続するとともに、ジョイントボックス61からの新たな電線64、64を、本体ケース1のフランジ部1aに設けられている既設の換気扇C固定用のビス6取付穴のうち、図3に示すように、固定のために利用されていない取付穴6a(現場によっては補強木7の取付方向が違うので、フランジ部1aに固定のために利用しない取付穴6aを設けている)と、その取付穴6aに対応する部分の天井50及び補強木7にドリル等の穴開け工具により電線64、64が挿通する程度に開けた穴(図示せず)とを挿通させて、温風循環装置Dの制御装置30に接続している。
【0077】
したがって、既設の取付穴6aを利用して新たな電線64、64を温風循環装置Dに接続できるので、温風循環装置Dへの配線工事が更に容易にできる。
【0078】
尚、ジョイントボックス61からの新たな電線64、64を挿通するための固定のために利用されていない取付穴6aを利用せずに、本体ケース1のフランジ部1aに新たな挿通孔を開けて、電線64、64を挿通するようにしてもよく、このように、新たな孔を開けた場合であっても、原状復帰をする時には既設の換気扇Cの化粧板に覆われるので、原状復帰が可能である。
【0079】
また、図4に示すように、吹出位置変更手段として、吹出口20Aに形成した係合凸部32を、本体ケース15の吹出口20A収納部33に形成した被係合凹部31に係合させるようにして、吹出口20Aが本体ケース15に着脱自在に構成されているので、温風循環装置Dの設置後であっても衣類Fに対する適切な温風の吹出方向を選択することができ、乾燥効率を向上させることができる。
【0080】
例えば、図3に示すように、吹出口20に配設した風向案内板16は、縦方向に配列しているので、風向案内板16の向きを調節することによって温風が左右方向に吹き出すが、吊るされた衣類Fの位置によって、風向案内板16が横列になるように吹出口20Aを取り外して90°向きを変えて取付けることにより、今度は温風が前後方向に吹き出すようになり、吊るされた衣類Fに対して適切に温風を当てることができる。
【0081】
また、吹出口20は、図5に示すように、吹出位置変更手段として、本体ケース15から引き出して移動自在に構成することもできる。
【0082】
即ち、本体ケース15部に収納部37を形成し、収納部37の収納段部40に一方を固定するとともに、他方を吹出口20Bに連設した硬質の塩化ビニールで形成した伸縮自在の可撓部材36を設けている。
【0083】
また、吹出口20Bには係合凸部39を設け、収納部37には被係合凹部38を設けて、図5(A)に示すように、通常時は、可撓部材36を収縮させて被係合凹部38に係合凸部39を係合させることにより、吹出口20Bが本体ケース15表面から手掛用として少し突出するように収納部37内に収納させている。
【0084】
このように構成することにより、温風循環装置Dを設置した後でも、図5(B)に示すように、吹出口20Bを収納部37から引き出して容易に衣類Fに近付けることができ、乾燥効率を更に向上させることができる。尚、可撓部材36としては、伸縮自在、変形自在で、吹出口20Bを移動させた後、その形態を保つことができるものであれば、硬質の塩化ビニールでなくてもよい。
【0085】
次に、以上の構成における換気風量の制御動作について、以下に詳述する。
【0086】
温風循環装置Dの本体ケース15内に備えた吸込風路9を遮蔽する遮蔽手段としてのダンパー13は、吸込風路9の開度を可変する可変手段としての機能も備えており、ダンパー13によって吸込風路9の開度を可変することにより、既設の換気扇Cの運転による換気風量を制御することができる。
【0087】
即ち、ダンパー13は、ダンパー13駆動用のダンパー用モーター21と、ダンパー用モーター21に連結した駆動プーリー22と、駆動プーリー22に連動する従動プーリー23、24と、各プーリー22、23、24にかけられたベルト25と、ベルト25に連設したアーム26と、アーム26とダンパー13との間に収縮状態で介装したばね27と、ばね27の収縮状態を保つようにアーム26とダンパー13に連結した温度ヒューズ28と、から構成されたダンパー駆動手段Gにより駆動されるようになっている。
【0088】
而して、制御装置30から換気扇Cに対して運転指令が出力されると、換気扇Cの換気用モーター2が駆動して羽根車3を回転させ、羽根車3の回転により、温風循環装置Dの本体ケース15の下面部に設けた吸込口14から浴室B内の空気を吸い込み、吸い込まれた空気は吸込風路9を通って換気扇Cの本体ケース1内へと入り、排気口5から排気ダクト51を通って屋外に排気される。
【0089】
また、同時に他室であるトイレ及び脱衣所E内の空気も吸引ダクト53、52を通って換気扇Cの本体ケース1内へと入り、排気口5から排気ダクト51を通って屋外に排気される。
【0090】
一方、ダンパー駆動手段Gが制御装置30からの制御信号を受けると、ダンパー用モーター21が駆動して駆動プーリー22が回転し、駆動プーリー22の回転に伴ってベルト25が移動し、ベルト25の移動に伴ってアーム26とダンパー13が上下方向に移動することにより、吸込風路9の開度を小さくしたり、大きくしたりして、換気する風量を小さくしたり、大きくしたりして、瞬間風量を変化させる。
【0091】
したがって、衣類Fの乾燥運転を行う場合は、制御装置30から温風循環装置Dに運転指令を出し、循環用モーター10が駆動して羽根車11が回転することで、浴室B内の空気が本体ケース15の下面部に設けた吸込口14からケーシング12の吹出風路18を通り、ヒーター17により加熱されて温風として吹出口20から浴室B内に吹き出される。
【0092】
この時、乾燥運転の乾燥時間の前半は、浴室B内が干したばかりの衣類Fで湿潤状態であるので、ダンパー13は吸込風路9を全開として換気風量を大きくし、乾燥時間の後半は、浴室B内の高温空気を排出しないように、ダンパー13は中間位置に移動させて換気風量を小さくする。尚、乾燥時間の後半において、ダンパー13は吸込風路9を全閉としてもよく、また、乾燥終了までに徐々に閉じるようにしてもよい。
【0093】
このように、既設の換気扇Cを使用するものでありながら換気風量を制御することができるので、乾燥効率の向上及び乾燥時間の短縮を図ることができる。
【0094】
また、暖房運転時に、ダンパー13により吸込風路9を全閉するようにすると、浴室B内空間を密閉状態にすることができるので、浴室B内の熱を排気ダクト51から浴室B外へ逃がすことがなく、浴室B内を早く暖めることができる。
【0095】
また、ダンパー13の遮断動作は、火災等の熱で温度ヒューズ28が溶断することにより、ばね27が収縮状態から拡張して吸込風路9を遮蔽するように動作する。このダンパー13の吸込風路9の遮蔽により、火災等が既設の換気扇Cと吸引ダクト52、53及び排気ダクト51を通じて家屋へ延焼することを防止することができる。
【0096】
尚、ダンパー駆動手段Gには、ダンパー13の全開位置を検出するリミットスイッチ等の位置検出手段29を備えており、電源投入時にダンパー13が全開位置までリセットされて、その全開位置から動作されるように制御されている。
【0097】
このようにすれば、ダンパー13の動作の正確な制御が可能になるとともに、所定時間内にダンパー13の全開位置を検出しなければ、異常と判断し、運転を停止させたり、異常を報知したりすることができるので、信頼性の高い装置を提供することができる。
【0098】
尚、既設の換気扇Cの瞬間風量を変化させる手段として、制御装置30からの制御信号を受けて既設の換気扇Cへの供給電圧または周波数を可変して、既設の換気扇Cの羽根車3の回転数を変化させるようにすることもできる。
【0099】
また、制御装置30からの制御信号を受けて既設の換気扇Cの換気用モーター2をオン・オフして、所定時間内の総風量を変化させるようにしてもよい。
【0100】
図6は、換気風量を制御する別の実施例を示す要部の部分断面図であり、上述した実施例と同様の構成は同一の符号にて示し、その説明は省略する。
【0101】
この実施例は、吸込風路9の開度を可変して換気風量を制御する機能と、吸込風路9を遮蔽して家屋への延焼を防止する機能とを別構成としたものであり、換気風量の制御は、循環用送風機用ケーシング12の延出部12aに設けた開口12b部の中心に支軸74を設け、その支軸74を中心として揺動する2部材で構成したいわゆるバタフライ式のダンパー71と、2部材のダンパー71間に配設した形状記憶合金製ばね73及び引張りコイルばね72とにより制御されるように構成されている。
【0102】
即ち、形状記憶合金製ばね73は、正のばね定数を持ち、浴室B内から排出される空気の温度によりその形状が変化するように構成しているので、乾燥時間の後半において、浴室B内の空気の排出温度が所定の温度に達すると、引張りコイルばね72に抗してダンパー71、71間を広げるように延びて、吸込風路9の開度を小さくするように動作する。
【0103】
したがって、温風循環装置Dの運転による浴室B内への温風の吹出により浴室B内の温度が高くなる乾燥時間の後半は、吸込風路9の開度を絞って浴室B内の高温空気の排出を抑えるので、簡単な構造で乾燥効率を向上させることができる。
【0104】
尚、引張りコイルばね72は、乾燥運転が終了して浴室B内の温度が下がっても、形状記憶合金製ばね73は延びたままの状態で縮まない性質をもつので、ダンパー71、71間を縮めて吸込風路9を元の全開状態に戻す役目を果たす。また、ダンパー71の構造は、バタフライ式の形態に限らず、片方をヒンジとした蓋構造のものやスライド構造のものとしてもよく、任意である。また、75は、上述したダンパー13と同様に、吸込風路9を遮蔽して家屋への延焼を防止する機能としての防火用ダンパーであり、循環用送風機用ケーシング12の延出部12aに固定した支持杆76により支持されている。
【0105】
図7は、既設の換気扇C用の操作スイッチ60または操作スイッチ70により、既設の換気扇Cと温風循環装置Dを作動させる説明図である。
【0106】
操作スイッチ60または操作スイッチ70がオンされると、制御装置30の中央演算処理部80から強制的に換気扇Cの出力制御部81に運転指令の信号が送られ、換気扇出力制御部81からの出力により既設の換気扇Cが運転を開始する。
【0107】
そして、使用者の必要に応じて温風循環装置Dの運転のための操作がなされると、制御装置30の中央演算処理部80からヒーター17の出力制御部82及び循環用モーター10の出力制御部83に運転指令の信号が送られ、ヒーター17の出力制御部82及び循環用モーター10の出力制御部83からの出力により、温風循環装置Dのヒーター17に通電されるとともに循環用モーター10が作動する。
【0108】
このように、操作スイッチ60または操作スイッチ70がオンされると、まずは既設の換気扇Cを運転させるようにしているので、現場が多室換気である場合、例えばトイレの換気をしようとしても換気ができないといった問題を生じることがなく、使用者の不信感を払拭することができる。
【0109】
また、制御装置30は、換気運転モード、乾燥運転モード、暖房運転モード、涼風運転モード等の複数の運転モード出力部(図示せず)と、運転モードに対応した運転モード表示出力部(図示せず)を有しており、前述した既設の換気扇C用の操作スイッチ60または操作スイッチ70の操作により、各運転モードを切り替えられるようになっている。
【0110】
即ち、制御装置30には、操作スイッチ60または操作スイッチ70のオフ操作からオン操作までの時間を検出する検出手段87と、中央演算処理部80に備えた前記検出手段87により検出した時間と予め設定した設定時間(例えば、1秒)とを比較する比較手段(図示せず)とを有しており、その比較手段に基づいて各運転モードを切り替えている。その運転モードの切り替え動作を、図8乃至図11を用いて説明する。図8乃至図11は、運転モードの切り替え動作を示す動作フローチャートである。
【0111】
図8に示すように、操作スイッチ60または操作スイッチ70(以下、操作スイッチ70で説明する)をオンすると(S1)、上述したように、まず換気運転を開始する(S2)とともに換気運転の表示ランプを点灯する(S3)。尚、各運転モードの表示ランプ(図示せず)は、本体ケース15の前面部に設けている。
【0112】
そして、換気運転継続中に操作スイッチ70をオフして(S4)、そのオフから1秒以内に再度オンされると(S5)、図9に示すように、運転モードが切り替えられ、乾燥運転を開始する(S6)とともに乾燥運転の表示ランプを点灯する(S7)。
【0113】
そして、操作スイッチ70をオフして(S8)、そのオフから1秒以内に再度オンされると(S9)、図10に示すように、運転モードが切り替えられ、暖房運転を開始する(S10)とともに暖房運転の表示ランプを点灯する(S11)。
【0114】
そして、操作スイッチ70をオフして(S12)、そのオフから1秒以内に再度オンされると(S13)、図11に示すように、運転モードが切り替えられ、涼風運転を開始する(S14)とともに涼風運転の表示ランプを点灯する(S15)。
【0115】
そして、操作スイッチ70をオフして(S16)、そのオフから1秒以内に再度オンされると(S17)、図8に示すように、運転モードが切り替えられ、再度、換気運転を開始する(S2)とともに換気運転の表示ランプを点灯する(S3)。
【0116】
このように、操作スイッチ70をオフしてから1秒以内に再度オンされる度に、次の運転モードに順次切り替えることができる。
【0117】
また、図8乃至図11に示すように、操作スイッチ70をオフしてから1秒以内に再度オンされなかった場合は、そのステップにおける運転は停止する(S18〜S21)ことになり、図8に示すスタートに戻ることになる。
【0118】
また、次の運転モードが、使用者の運転したい運転モードではない場合(例えば、換気運転から乾燥運転ではなく、暖房運転を行いたい場合など)は、操作スイッチ70のオン操作からオフ操作の間の時間を短くすれば、使用者の希望する運転モードに早く切り替えることができる。
【0119】
尚、換気運転の次から始まる運転モードの順序は、上述した実施例に限定されるものではなく、また、換気運転から始まる運転モードの順序のパターンをいくつか設定してシーケンスに組み込み、使用者が希望するパターンを選定できるようにしてもよい。
【0120】
上述した構成によれば、制御装置30に回路を追加するだけで、且つ、既設の操作スイッチ70のオン・オフ操作を繰り返すだけという簡単な操作で換気・暖房・乾燥等の複数の運転を行うことができる。また、簡単な運転切替えができるので、ワイヤレスリモコン等の操作部を新たに設置する必要がない。
【0121】
図12は、上述した既設の換気扇C用の操作スイッチ60、70に代えて、人体検出手段により、既設の換気扇Cと温風循環装置Dを作動させる説明図である。
【0122】
温風循環装置Dには、人体検出手段としての赤外投受光センサ84を備えており、操作スイッチ60または操作スイッチ70をオンして待機状態とし、既設の換気扇Cの運転のために赤外投受光センサ84に手をかざすと、その手の検出信号が制御装置130の中央演算処理部180に入力されて既設の換気扇Cの出力制御部81に運転指令の信号が送られ、換気扇Cの出力制御部81からの出力により、既設の換気扇Cが作動する。温風循環装置Dの運転を行う場合も同様に赤外投受光センサ84に手をかざすと、その手の検出信号が制御装置130の中央演算処理部180に入力されてヒーター17の出力制御部82及び循環用モーター10の出力制御部83に運転指令の信号が送られ、ヒーター17の出力制御部82及び循環用モーター10の出力制御部83からの出力により、温風循環装置Dのヒーター17に通電されるとともに循環用モーター10が作動する。
【0123】
また、赤外投受光センサ84の検知距離は、検知距離調整部85により調整可能になっており、使用者が手をかざす動作を行いやすいように、または使用者以外の物体を検知しないように、使用者が検知距離調整操作部86を操作して自由に検知距離を設定できるようにしている。尚、赤外投受光センサ84の検知距離は、制御装置130に内蔵した可変抵抗器により変更できるようにしてもよく任意である。
【0124】
また、制御装置130は、上述した実施例と同様に、換気運転モード、乾燥運転モード、暖房運転モード、涼風運転モード等の複数の運転モード出力部(図示せず)と、運転モードに対応した運転モード表示出力部(図示せず)を有しており、赤外投受光センサ84の検出信号により、各運転モードを切り替えられるようになっている。その運転モードの切り替え動作を、図13乃至図17を用いて説明する。図13乃至図17は、運転モードの切り替え動作を示す動作フローチャートである。
【0125】
図13に示すように、操作スイッチ60または操作スイッチ70をオンした待機状態から、赤外投受光センサ84に手をかざしてその手を5秒間検知すると(S100)、まず換気運転を開始する(S101)とともに換気運転の表示ランプを点灯する(S102)。尚、各運転モードの表示ランプ(図示せず)は、本体ケース15の前面部に設けている。
【0126】
そして、最初の手の5秒間検知(S100)から連続して10秒間の検出信号が入力されると(S103)、手以外の壁や衣類等を誤検知していると判断して強制的に運転を停止させたり、異常を報知する等の処置を行う(S104)。
【0127】
ここで、10秒間継続して検出信号が入力されなければ(S103)、そのまま換気運転を継続して行うが、図14に示すように、手の検出信号がオフしてそのオフから3秒以内に再度手の検出信号が入力されると(S105)、運転モードが切り替えられ、乾燥運転を開始する(S106)とともに乾燥運転の表示ランプを点灯する(S107)。また、3秒以内に再度手の検出信号が入力されなくても(S105)、5秒間手を検知すれば(S108)、同様に運転モードが切り替えられ、乾燥運転が開始する(S106)とともに乾燥運転の表示ランプが点灯される(S107)。
【0128】
そして、手の検知から(S105、S108)10秒間継続して検出信号が入力されると(S109)、上述したと同様に手以外の壁や衣類等を誤検知していると判断して強制的に運転を停止させたり、異常を報知する等の処置を行う(S110)。
【0129】
ここでも、10秒間継続して検出信号が入力されなければ(S109)、そのまま乾燥運転を継続して行うが、図15に示すように、手の検出信号がオフしてそのオフから3秒以内に再度手の検出信号が入力されると(S111)、運転モードが切り替えられ、暖房運転を開始する(S112)とともに暖房運転の表示ランプを点灯する(S113)。また、3秒以内に再度手の検出信号が入力されなくても(S111)、5秒間手を検知すれば(S114)、同様に運転モードが切り替えられ、暖房運転が開始する(S112)とともに暖房運転の表示ランプが点灯される(S113)。
【0130】
そして、手の検知から(S111、S114)10秒間継続して検出信号が入力されると(S115)、上述したと同様に手以外の壁や衣類等を誤検知していると判断して強制的に運転を停止させたり、異常を報知する等の処置を行う(S116)。
【0131】
ここでも上述したと同様に、10秒間継続して検出信号が入力されなければ(S115)、そのまま暖房運転を継続して行うが、図16に示すように、手の検出信号がオフしてそのオフから3秒以内に再度手の検出信号が入力されると(S117)、運転モードが切り替えられ、涼風運転を開始する(S118)とともに涼風運転の表示ランプを点灯する(S119)。また、3秒以内に再度手の検出信号が入力されなくても(S117)、5秒間手を検知すれば(S120)、同様に運転モードが切り替えられ、涼風運転が開始する(S118)とともに涼風運転の表示ランプが点灯される(S119)。
【0132】
そして、手の検知から(S117、S120)10秒間継続して検出信号が入力されると(S121)、上述したと同様に手以外の壁や衣類等を誤検知していると判断して強制的に運転を停止させたり、異常を報知する等の処置を行う(S122)。
【0133】
そして、ここでも上述したと同様に、10秒間継続して検出信号が入力されなければ(S121)、そのまま涼風運転を継続して行うが、図17に示すように、手の検出信号がオフしてそのオフから3秒以内に再度手の検出信号が入力されると(S123)、その他の運転モードがなければ運転を停止して待機状態とする(S124)とともに全ての運転の表示ランプを消灯する(S125)。また、3秒以内に再度手の検出信号が入力されなくても(S123)、5秒間手を検知すれば(S126)、運転を停止して待機状態とする(S124)とともに全ての運転の表示ランプを消灯する(S125)。
【0134】
そして、手の検知から(S123、S126)10秒間継続して検出信号が入力されると(S127)、手以外の壁や衣類等を誤検知していると判断して異常を報知する等の処置を行う(S128)。
【0135】
ここで、10秒間継続して検出信号が入力されないと(S127)、図13に示すように、手の検出信号がオフしてそのオフから3秒以内に再度手の検出信号が入力されると(S129)、換気運転を開始する(S101)とともに換気運転の表示ランプを点灯する(S102)という動作フローを繰り返すが、3秒以内に手の検出信号が入力されない場合は(S129)、最初の全ての運転が停止された待機状態に戻る。
【0136】
このように、赤外投受光センサ84に5秒間手をかざすか、または、赤外投受光センサ84の検知範囲から手を外して3秒以内に再度手をかざす度に、次の運転モードに順次切り替えることができる。
【0137】
また、次の運転モードが、使用者の運転したい運転モードではない場合(例えば、換気運転から乾燥運転ではなく、暖房運転を行いたい場合など)は、赤外投受光センサ84に5秒間手をかざしてからすぐに手を外して3秒以内に再度手をかざすようにすれば、使用者の希望する運転モードに早く切り替えることができる。
【0138】
尚、換気運転の次から始まる運転モードの順序は、上述した実施例に限定されるものではなく、また、換気運転から始まる運転モードの順序のパターンをいくつか設定してシーケンスに組み込み、使用者が希望するパターンを選定できるようにすることもできる。
【0139】
上述した構成によれば、制御装置130に指令を送るためにリモコン等の新たな操作部を設けなくてよく、部品点数が削減できるとともに施工が簡略化でき、且つ、本発明の浴室衣類乾燥装置が天井等の高所に設置される場合であっても、非接触で簡単に換気・暖房・乾燥等の複数の運転を行うことができる。
【0140】
図18は、制御装置の他の制御形態を示す説明図である。
【0141】
既設の換気扇Cの電路95には、屋内の他の電気機器が接続されることが十分予想される。したがって、本発明の衣類乾燥装置と同時に前記電気機器が使用されると、屋内分電盤の分岐ブレーカが電気容量の超過により遮断する不具合が生じる。この不具合を回避するために、図18に示すように、制御装置230には、電路の遮断を検出する回路94と既設の換気扇C及び温風循環装置Dが使用できる所定の許容電力を記憶する記憶部90とを備えている。尚、記憶部90は、所定の許容電力の設定を変更可能に構成されている。
【0142】
而して、電路の遮断を検出する回路94により既設の換気扇C及び温風循環装置Dへの電力供給の遮断を検出すると、その遮断時の既設の換気扇C及び温風循環装置Dの許容電力が中央演算処理部280から記憶部90に書き込まれ記憶される。そして、次回の電源復帰時からは、記憶部90に記憶された許容電力を中央演算処理部280に読み込んで、中央演算処理部280はその許容電力よりも上記の所定の許容電力を小さく設定する。
【0143】
そして、中央演算処理部280から、小さく設定された許容電力にて出力するように既設の換気扇Cの出力制御部81、ヒーター17の出力制御部82、循環用モーター10の出力制御部83に運転指令の信号が送られ、既設の換気扇Cの出力制御部81からの出力により、既設の換気扇Cが作動され、また、ヒーター17の出力制御部82及び循環用モーター10の出力制御部83からの出力により、温風循環装置Dのヒーター17に通電されるとともに循環用モーター10が作動される。尚、中央演算処理部280は、電路の遮断時の許容電力よりも所定の許容電力を小さく設定して記憶部90に書き込んで記憶させるようにして、次回の電源復帰時からは、その小さく設定されて記憶された許容電力を記憶部90から中央演算処理部280に読み込むようにして、既設の換気扇C及び温風循環装置Dを制御するようにしてもよい。
【0144】
また、制御装置230には時刻計時部91を備えており、電路の遮断を検出する回路94にて電路95の遮断を検出すると、その遮断時の時間帯またはその時間帯前後の時間帯と許容電力を時刻計時部91により中央演算処理部280から記憶部90に書き込まれて記憶されるようになっている。そして、次回の電源復帰時からは、記憶部90に記憶された時間帯と許容電力を中央演算処理部280に読み込んで、中央演算処理部280はその時間帯において、その許容電力よりも所定の許容電力を小さく設定し、上述したと同様に、既設の換気扇C及び温風循環装置Dを制御するようにすることもできる。尚、遮断時の時間帯またはその時間帯前後の時間帯以外の時間帯においては、大きな許容電力にて出力するようにして既設の換気扇C及び温風循環装置Dを制御するとよい。また、中央演算処理部280は、電路の遮断時の許容電力よりも所定の許容電力を小さく設定して記憶部90に書き込んで記憶させるようにして、次回の電源復帰時からは、その小さく設定されて記憶された許容電力と時間帯を記憶部90から中央演算処理部280に読み込むようにして、既設の換気扇C及び温風循環装置Dを制御するようにしてもよい。
【0145】
また、リモコン等の操作部93を用いて電路95に接続された他の電気機器が使用される時間帯を任意に設定するようにしてもよく、例えば、12時から19時までを電路95に他の電気機器が使用される時間帯として操作部93の時刻表示部により設定すると、入出力インターフェイス部92にその情報が送られ、中央演算処理部280から記憶部90に書き込まれて記憶される。そして、中央演算処理部280では、次回からは記憶部90から読み込まれた時間帯における所定の許容電力を小さく設定して、上述したと同様に、既設の換気扇C及び温風循環装置Dを制御するようにし、その時間帯以外の時間帯においては、大きな許容電力にて出力するようにして既設の換気扇C及び温風循環装置Dを制御するようにする。
【0146】
尚、記憶部90は、電源が遮断しても記憶を保持する不揮発性メモリである。また、電路の遮断を検出する回路94は、瞬時停電サイクル40msec以内を検出しない回路である。
【0147】
また、電路95の遮断時の時間帯またはその時間帯前後の時間帯や、使用者が任意に設定する時間帯においては、操作部93で衣類Fの乾燥時間が設定されていても、その設定された乾燥時間を自動的に延長させる(例えば、乾燥時間が3時間で設定されていれば、乾燥時間を4時間又は5時間に自動的に延長する)ようにすることもできる。このようにすれば、その時間帯において許容電力を小さく設定しても乾燥時間を自動的に延長するので、衣類Fが乾かないという問題を生じることがない。
【0148】
更に、温風循環装置Dのヒーター17の許容出力値のみを記憶部90で記憶し、この許容出力値以下になるように、ヒーター17の出力を制御するようにしてもよく、このような制御をすれば、簡単で且つ確実な制御が行える。
【0149】
図19は、本発明の浴室衣類乾燥装置の他の実施形態を示す断面図、図20は、図19のY−Y線断面図であり、上述した実施形態と同様の構成は同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0150】
図19及び図20に示すように、温風循環装置Hは、調節部材41を有する取付部材42と、羽根車11と羽根車11を回転駆動する循環用モーター10と羽根車11及び循環用モーター10を覆うケーシング45とからなる循環用送風機46と、ケーシング45の吹出風路18に配設したヒーター17と、浴室B内の吸い込んだ空気を既設の換気扇Cの本体ケース1内に連通させる吸込風路47と、この吸込風路47を遮蔽するダンパー装置48と、各モーター2、10、ヒーター17等を制御する制御装置49と、これら循環用送風機46、ヒーター17、吸込風路47、ダンパー装置48、制御装置49を配設したベース板44と、取付部材42及びベース板44を覆うように設けられる枠体54及び化粧板55からなる外郭体56とから構成されている。
【0151】
ダンパー装置48は、ベース板44に開設した浴室B内の吸い込んだ空気を既設の換気扇Cの本体ケース1内に連通させるための開口44aと連通する吸込風路47を形成する枠体47a内に設けられ、支軸48aと、支軸48aに設けられて支軸48a周りに回動する2つのダンパー48b、48bと、支軸48aに設けられて2つのダンパー48b、48bを開いて吸込風路47を遮蔽するように付勢するスプリング48c、スプリング48cの付勢に抗して2つのダンパー48b、48bを吸込風路47が開放するように重ね合わせて保持するように2つのダンパー48b、48bの先端部に設けた温度ヒューズ57とから構成されている。
【0152】
また、温度ヒューズ57は、図20に示すように、2つの部材57a、57aを接合材57bにより接合して構成している。従って、ダンパー装置48の遮蔽動作は、火災等の熱で温度ヒューズ57の接合材57bが溶融して2つのダンパー48b、48bから2つの部材57a、57aが左右方向にはずれると、スプリング48cの付勢力により2つのダンパー48b、48bが開いて吸込風路47を遮蔽するように動作する。このダンパー装置48の吸込風路47の遮蔽により、火災等が既設の換気扇Cと吸引ダクト52、53及び排気ダクト51を通じて家屋へ延焼することを防止することができる。
【0153】
尚、58は、メンテナンス時に手指等が温度ヒューズ57に当たって、温度ヒューズ57がはずれることにより2つのダンパー48b、48bが開いてしまうのを防止する網目状の異物侵入防止部材である。
【0154】
また、ベース板44に、本体ケース1のフランジ部1aに対応する大きさの逆コの字状の切り欠き部66を設けており、ジョイントボックス61からの新たな電線64、64をフランジ部1aに開けた新たな挿通孔(図示せず)に挿通させて、この切り欠き部66を通して制御装置49に接続するようにしている。更に、電線64、64の収まりをよくするため及び既設の換気扇Cの駆動時に切り欠き部66からの空気の吸込を防止して吸込風路47から効率良く換気させるために、切り欠き部66に対応させて凹部状のカバー67を設けるとともに、このカバー67に電線64、64挿通用の切り欠き67aを設けて、この切り欠き67aを通して電線64、64を制御装置49に接続するようにしてもよい。
【0155】
取付部材42は、図21に示すように、矩形の枠状に形成しており、取付部材42の短手方向に2つの調節部材41、41を図示において左右方向に移動可能に架け渡している。調節部材41は、図示において、中心付近から端部にかけて上下に2つの長孔41aを開口しており、この長孔41aの長手方向にスライドするように座金43が備えられている。また、取付部材42の両側面には、目盛り(図示せず)を設けており、ビス6の取付位置に対応する位置に調節部材41をビス等の固定金具(図示せず)により取付部材42に固定することができる。尚、42aは、ベース板44を着脱自在に固定するための固定部である。
【0156】
外郭体56を構成する枠体54は、合成樹脂等の軽い材質で形成しており、取付部材42及びベース板44を囲うようにしてベース板44に対して取付けるようになっている。即ち、図22に示すように、枠体54の対向する内側壁側の4個所に取付座68を形成しており、取付座68は、水平壁部68aと、水平壁部68a周りから上方に延出させた延出壁部68bとから構成し、水平壁部68aには雌ねじ部68cを設けている。
【0157】
一方、ベース板44には、取付座68と対応する位置にU字状の固定座69を設けており、固定座69には、雌ねじ部68cと対応する位置に雌ねじ部69aを設けている。従って、ビス等の固定具77により、その雄ねじ部77aを取付座68の雌ねじ部68cと固定座69の雌ねじ部69aに対してねじ込むことで、枠体54がベース板44に対して固定される。この時、取付座68の雌ねじ部68cと固定座69の雌ねじ部69aとは十分な間隔を空けているので、枠体54が天井50に突き当たるまで、枠体54の取付座68をベース板44の固定座69に対して固定具77によりねじ込んでいくことができる。従って、既設の換気扇Cのフランジ部1aの厚みがばらついていても、天井50と枠体54とに隙間を生じさせることなく枠体54をベース板44に対して取付けることができる。尚、取付座68の延出壁部68bは、枠体54をベース板44に固定する際の補強部として機能するものであり、取付座68の水平壁部68aに十分な強度を持たせれば必ずしも設ける必要はない。
【0158】
また、枠体54の取付座68を設けている内側壁以外の対向する内側壁側には、図23に示すように、突起部78を4個所設けており、この突起部78と対応するベース板44の位置に、開口79aを設けた保持部79を立設させている。従って、枠体54をベース板44に固定する際に、保持部79の開口79aに枠体54の突起部78を係合させることで、施工者が手を離しても枠体54が落下することなくベース板44に保持されるので、枠体54のベース板44への取付作業を容易に行うことができる。尚、88aは、枠体54の内周壁に複数設けた補強リブ88を兼用したガイド部であり、枠体54の突起部78を保持部79の開口79aに係合させる際の目安として、また、保持部79の両側部のガイドとして機能するので、容易に開口79aに突起部78を係合させることができる。
【0159】
また、枠体54には、ワイヤレスリモコン89からの操作信号を受信する受信部96が設けられており、受信部96からの配線96aがコネクタ(図示せず)を介して制御装置49に接続されている。一方、ワイヤレスリモコン89には、換気、乾燥、暖房、涼風等の各スイッチ(図示せず)が設けられており、換気スイッチを操作すれば、既設の換気扇Cが駆動して換気運転が行われ、乾燥スイッチを操作すれば、温風循環装置Hの循環用モーター10が駆動するとともにヒーター17に通電して浴室B内に温風を供給するとともに既設の換気扇Cが駆動して浴室B内に干された衣類F等の洗濯物の乾燥運転が行われ、暖房スイッチを操作すれば、温風循環装置Hの循環用モーター10が駆動するとともにヒーター17に通電して浴室Bの暖房運転が行われ、涼風スイッチを操作すれば、温風循環装置Aのヒーター9は通電せずに循環用モーター10と既設の換気扇Cが駆動して涼風運転が行われる。
【0160】
外郭体56を構成する化粧板55は、枠体54と同様に合成樹脂等の軽い材質で形成しており、枠体54に被せるようにしてベース板44に対して取付けるようになっている。即ち、図24に示すように、ベース板44側の左右方向の2個所に設けた支持部材59の長孔59aに、化粧板55に支持部55aを介して設けた2股状のスプリング65を挿通して係支させることで、スプリング65の付勢力により化粧板55をベース板44側に取付けることができる。
【0161】
また、化粧板55には、枠体54に設けた受信部96の外郭が挿入される大きさの窓部55bを開設するとともに、内周壁にストッパー部を兼用する複数の補強リブ55cを設けており、この補強リブ55cの先端部55dが、化粧板55をスプリング65によりベース板44に対して取付けたときに枠体54の端面部54aに突き当たり、化粧板55が枠体54に対して常に一定に位置決めされる。従って、枠体54に設けた受信部96と化粧板55との位置関係も常に一定であるため、ベース板44側に受信部96を設けた場合のように、フランジ部1aの厚みのばらつきにより受信部96と化粧板55との位置がずれることで、ワイヤレスリモコン89からの操作信号を受信部96のセンサー部96bが受信することができないという問題を生じることがない。
【0162】
また、図25に示すように、吹出風路18に連通する化粧板55の収納部55eに、吹出口20cが着脱自在に収納されており、風向案内板97が吹出口20cの中心部から径方向にかけて、空気の流れが徐々に外側へ向かうように吹出口20cに配設している。
【0163】
吹出口20cは、略円筒形に形成しており、図26に示すように、吹出口20cの外周に爪部98を形成しており、この爪部98を、図27に示すように、化粧板55の収納部55eに設けたL状のフック部99に係合させることにより、吹出口20cを化粧板55の収納部55eに保持させている。また、爪部98とフック部99は、90°置きに4個所づつ設けている。従って、吊るされた衣類Fの位置によって、吹出口20cを一旦取り外して90°向きを変えて再度取付けることにより、図25において、温風が左右方向に吹き出されていたのが、今度は温風が前後方向に吹き出すようになるので、温風循環装置Hの設置後であっても衣類Fに対する適切な温風の吹出方向を選択することができ、乾燥効率を向上させることができる。
【0164】
以上の構成において、既設の換気扇Cへの温風循環装置Hの取付方法について、以下に詳述する。
【0165】
天井50への温風循環装置Hの取付けは、まず、既設の換気扇Cに取付けられている化粧板(図示せず)を取り外して、本体ケース1に一体形成されているフランジ部1aを、浴室B側から天井50と補強のための補強木7に対して固定しているビス6の左右方向の取付位置を測定し、その測定寸法に応じた取付部材42の目盛りに調節部材41を合せて、ビス等の固定金具により取付部材42に対して調節部材41を固定する。そして、ビス6の1個所を取り外し、取り外した後のビス6穴を利用して、温風循環装置Hの調節部材41を取付部材42、フランジ部1a、天井50、補強木7とともに、座金43を介してビス6若しくは新たなビス等により、仮固定する。
【0166】
このようにして、順次、ビス6を取り外しながら取付部材42を仮固定していくが、この時、既設の換気扇Cのフランジ部1aが大きかったりしてビス6穴位置が異なっていても、図21に示すように、調節部材41に設けた長孔41aの上下方向の範囲内、取付部材42に対する調節部材41の左右方向の範囲内において対応することができ、取付部材42を仮固定することができる。
【0167】
そして、仮固定が全部終了した時点で、本固定を行い、取付部材42の固定部42aに対して温風循環装置Hのベース板44を取付け、ベース板44に対して取付部材42及びベース板44を囲うように枠体54を天井50に突き当たるまでねじ込んで取付ける。そして、外郭体56を、枠体54に被せるようにしてベース板44に対して取付け、既設の換気扇Cへの温風循環装置Hの取付けが完了する。
【0168】
上述した内容はあくまで本発明の一実施形態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限定されることを意味されるものでない。例えば、図8乃至図11及び図13乃至図17に示す動作フローチャートにおいて設定された時間は、適宜変更されるものであることは言うまでもない。
【0169】
また、脱衣所Eに設けられている既設の操作スイッチ60またはトイレ側に設けられているトイレ用の既設の操作スイッチ70には、浴室衣類乾燥装置Aの運転中を使用者にお知らせする運転中ランプを備えるようにしてもよい。このようにすれば、使用者が誤って操作スイッチ60、70をオフして、例えば、衣類Fの乾燥運転を停止させるという不具合を生じることがなくなる。
【0170】
更に、温風循環装置D、Hを既設の換気扇Cに後付け可能に設けるように説明したが、これに限らず、温風循環装置D、Hを浴室B内に据え置きするようにして、既設の換気扇Cとは独立して設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る浴室衣類乾燥装置の設置例を示す全体構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る浴室衣類乾燥装置の断面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】吹出位置変更手段の変形例を示す部分断面図である。
【図5】吹出位置変更手段の他の変形例を示す部分断面図であり、(A)は吹出口を収納させた状態を示す部分断面図、(B)は吹出口を引き出した状態を示す部分断面図である。
【図6】ダンパーにより換気風量を制御する別の実施例を示す要部の部分断面図である。
【図7】既設の操作スイッチにより、既設の換気扇と温風循環装置を作動させる説明図である。
【図8】既設の操作スイッチにより、運転モードを切り替える動作フローチャートである。
【図9】既設の操作スイッチにより、運転モードを切り替える動作フローチャートである。
【図10】既設の操作スイッチにより、運転モードを切り替える動作フローチャートである。
【図11】既設の操作スイッチにより、運転モードを切り替える動作フローチャートである。
【図12】人体検出手段を用いて、既設の換気扇と温風循環装置を作動させる説明図である。
【図13】人体検出手段を用いて、運転モードを切り替える動作フローチャートである。
【図14】人体検出手段を用いて、運転モードを切り替える動作フローチャートである。
【図15】人体検出手段を用いて、運転モードを切り替える動作フローチャートである。
【図16】人体検出手段を用いて、運転モードを切り替える動作フローチャートである。
【図17】人体検出手段を用いて、運転モードを切り替える動作フローチャートである。
【図18】制御装置の他の制御形態を示す説明図である。
【図19】本発明の浴室衣類乾燥装置の他の実施形態を示す断面図である。
【図20】図19のY−Y線断面図である。
【図21】取付部材を示す平面図である。
【図22】枠体のベース板への取付状態を示す部分断面図である。
【図23】枠体のベース板に対する保持状態を示す部分断面図である。
【図24】化粧板のベース板への取付状態を示す部分断面図である。
【図25】吹出位置変更手段の更に他の変形例を示す部分断面図である。
【図26】吹出口を示す側面図である。
【図27】化粧板の吹出口の収納部を示す部分断面図である。
【符号の説明】
A…浴室衣類乾燥装置
B…浴室
C…既設の換気扇
D、H…温風循環装置
E…脱衣所
F…衣類
G…ダンパー駆動手段
1…既設の換気扇の本体ケース
1a…フランジ部
2…換気用モーター
3…既設の換気扇の羽根車
6…ビス
6a…ビス取付穴
8…取付基板
9…吸込風路
10…循環用モーター
11…羽根車
12…循環用送風機用ケーシング
13…ダンパー
14…吸込口
15…温風循環装置の本体ケース
16…風向案内板
17…ヒーター(加熱手段)
18…吹出風路
20、20A、20B、20C…吹出口
30、49、130、230…制御装置
41…調節部材
42…取付部材
44…ベース板
46…循環用送風機
50…天井
54…枠体
55…化粧板
55c…補強リブ(ストッパー部)
56…外郭体
60、70…既設の操作スイッチ
61…ジョイントボックス
68…取付座(進退調整手段)
69…固定座(進退調整手段)
71…ダンパー
72…引張りコイルばね
73…形状記憶合金製ばね
75…防火用ダンパー
77…固定具(進退調整手段)
78…突起部(保持手段)
79…保持部(保持手段)
80、180、280…中央演算処理部
81…既設の換気扇の出力制御部
82…ヒーターの出力制御部
83…循環用モーターの出力制御部
84…赤外投受光センサ
85…検知距離調整部
86…検知距離調整操作部
88…補強リブ
88a…ガイド部
89…ワイヤレスリモコン
90…記憶部
91…時刻計時部
92…入出力インターフェイス部
93…操作部
94…電路の遮断を検出する回路
95…電路
96…受信部

Claims (3)

  1. 浴室の天井に設置される浴室衣類乾燥装置において、
    前記浴室内の空気を吸引し、該空気を加熱して前記浴室内へ戻す温風循環装置と、
    前記浴室の天井に設けられた開口部内に配設され、前記開口部の周縁に前記浴室内から当接するフランジ部が形成されたケーシングを有し、前記開口部から前記浴室内の空気を吸引し屋外へ排出する換気扇と、を備え、
    前記温風循環装置は、前記浴室内から空気を吸引し前記浴室内へ空気を吹き出す循環用送風機と、前記循環用送風機が吹き出す空気を加熱するヒーターと、前記循環用送風機及びヒーターが固定されるベース板とを有し、
    前記ベース板は、前記開口部を開放させた状態で前記浴室内から前記フランジ部に対し固定され、前記循環用送風機及びヒーターが前記浴室内に位置するよう固定することを特徴とする浴室衣類乾燥装置。
  2. 前記換気扇及び前記温風循環装置が、いずれも前記フランジ部に挿通される共通のビスにて前記浴室の天井に対し固定されることを特徴とする請求項1記載の浴室衣類乾燥装置。
  3. 前記ベース板を前記浴室内から覆い前記ベース板に固定される外郭体を有し、前記外郭体が前記ベース板に対し垂直方向の固定位置を調節可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の浴室衣類乾燥装置。
JP27465099A 1998-09-28 1999-09-28 浴室衣類乾燥装置 Expired - Fee Related JP4352440B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27465099A JP4352440B2 (ja) 1998-09-28 1999-09-28 浴室衣類乾燥装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-291446 1998-09-28
JP29144698 1998-09-28
JP27465099A JP4352440B2 (ja) 1998-09-28 1999-09-28 浴室衣類乾燥装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000167297A JP2000167297A (ja) 2000-06-20
JP2000167297A5 JP2000167297A5 (ja) 2006-11-16
JP4352440B2 true JP4352440B2 (ja) 2009-10-28

Family

ID=26551130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27465099A Expired - Fee Related JP4352440B2 (ja) 1998-09-28 1999-09-28 浴室衣類乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4352440B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6914794B2 (ja) * 2017-09-27 2021-08-04 東芝キヤリア株式会社 空気調和機
CN108679717A (zh) * 2018-05-31 2018-10-19 宁波鄞州义旺电子科技有限公司 一种吸顶式空调装置
CN108800320A (zh) * 2018-05-31 2018-11-13 宁波鄞州义旺电子科技有限公司 吸顶式空调器
CN110793121A (zh) * 2018-08-01 2020-02-14 苏州三星电子有限公司 空调烘干卷帘系统
CN112853708B (zh) * 2021-01-13 2023-06-09 刘子兵 一种多功能家用烘干柜
CN115597149B (zh) * 2022-10-24 2024-05-28 珠海格力电器股份有限公司 一种加湿器的风道组件及加湿器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000167297A (ja) 2000-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008061733A (ja) 衣類乾燥システム
JP4352440B2 (ja) 浴室衣類乾燥装置
JP2006300363A (ja) 浴室換気乾燥機
JP2010019519A (ja) 浴室用乾燥機
JP2002081858A (ja) 乾燥装置
JP2013057474A (ja) 浴室暖房乾燥機
JP2004003722A (ja) 浴室乾燥機
JP3942972B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
WO2015072634A1 (ko) 신발 살균 및 건조장치
JP2007120855A (ja) 浴室空調装置
JP3157494B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
JPH05240487A (ja) 空気調和機
JP3674462B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
JP3640166B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
JP4244369B2 (ja) 設備機器の取付構造
JP2000084295A (ja) 衣類乾燥機
JP3965730B2 (ja) 浴室暖房乾燥装置
JP3801826B2 (ja) 浴室空調装置
JP2002102597A (ja) 浴室衣類乾燥機
JP4542219B2 (ja) 空調装置
JP3129996B2 (ja) 他室暖房機能付き浴室暖房装置
JP2019017899A (ja) ベランダ取付用送風装置、及びベランダ取付用ミストシャワー付き送風装置
JP2000274790A (ja) 換気装置
JP2002089879A (ja) 浴室空調装置
JP3398577B2 (ja) 浴室暖房乾燥装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140807

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees