JP2959827B2 - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2959827B2
JP2959827B2 JP27805190A JP27805190A JP2959827B2 JP 2959827 B2 JP2959827 B2 JP 2959827B2 JP 27805190 A JP27805190 A JP 27805190A JP 27805190 A JP27805190 A JP 27805190A JP 2959827 B2 JP2959827 B2 JP 2959827B2
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琢也 鈴木
誠 高橋
亘 桑原
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はICソケットに係わり、特に内装抑えカバーが
調動可能に構成されたICソケットに関する。
(従来の技術) 近年、ICチップ等の素子をパッケージ内に気密に封止
し複数の端子(リード)を突設してなる、ICパッケージ
と呼ばれる回路部品が、多用されている。そして、この
IC装置の電気的な試験などを行うために、ICソケットと
呼ばれる装置が使用されている。
従来からのICソケットの構造を、第11図および第12図
にそれぞれ示す。
これらの図において、符号1は、主面にICパッケージ
のようなIC装置2を装着する凹部3が形成されたソケッ
ト本体を示し、このソケット本体1の凹部3の周囲に、
弾性的な機能を有する先端部を備えたコンタクトピン4
群が、それぞれ先端部を中央に向け対向して配設されて
いる。
また、ソケット本体1の主面の片側端部には、軸棒5
が取着されており、この軸棒5には、ソケット本体1の
凹部3を完全に閉合する機能を有する抑えカバー6が、
主面に対して垂直な遊間部を有する軸受け部を介して、
回動可能に軸着されている。またこの抑えカバー6の内
側(閉合時)には、内装抑えカバー7が配置され、抑え
カバー6と同様に、軸棒5に回動可能に取着されてい
る。
そして、この内装抑えカバー7の内側主面の所定の位
置には、それぞれ凸部8が形成されており、抑えカバー
6によりソケット本体1の凹部3が閉合されたとき、こ
れらの凸部8が、コンタクトピン4の弾性的先端部とIC
装置2のリード9との接触部を上から押圧し、所望の弾
性接触が得られるように構成されている。さらに内装抑
えカバー7は、内側部材と外側部材とが中央部の点10で
点支された構造となっており、抑えカバー6の閉合時に
自ら適正に調動し、IC装置2のリード9に対する抑え姿
勢を補正し常に適正な抑え状態が保たれるように構成さ
れている。
またさらに、抑えカバー6の開放を速やかに行い開放
状態を安定的に保持するために、軸棒5の周りには、コ
イルスプリング11が挿かんされており、その端部のフッ
ク12は内装抑えカバー7の主面の軸棒5付近に懸けられ
ている。さらに抑えカバー6の他端には、ロックレバー
13が取着されており、抑えカバー6によりソケット本体
1の凹部3が閉合されたとき、抑えカバー6端部の抑え
片14を係止締結し、閉合状態を保持するように構成され
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこのような従来のICソケットにおいて
は、ソケット本体1の凹部3にIC装置2を装着し抑えカ
バー6を閉じたとき、IC装置2のリード9の変形や横ず
れ等の発生を全面的に防止ないし抑止し、コンタクトピ
ン4とリード9との確実な押圧接触を確保することがで
きるなど、実用上の多くの利点を有する反面、次のよう
な問題があった。
すなわち内装抑えカバー7は、一方では遊間的に回動
可能な形で抑えカバー6の開閉に応動しながら、他方で
は中央部の点を支点として自由に調動するすることがで
きるように構成されている。しかし、抑えカバー6を開
放方向に押圧付勢するコイルスプリング11のフック12
が、内装抑えカバー7主面の軸棒5付近に懸けられてい
るため、抑えカバー6閉合時には、開放方向に持上げよ
うとするコイルスプリング11の弾発力が、常に内装抑え
カバー7の片側(軸棒に近い側)に強く偏って作用す
る。
したがって、コンタクトピン4群の列によってIC装置
2のリード9との弾性接触圧が異なり、長期的には片側
のコンタクトピン4との接触不良を招くおそれがあっ
た。
このような問題の解決策として、コイルスプリング11
の弾発力および内装抑えカバー7における支点の位置を
それぞれ変更することにより、IC装置2のリード9とコ
ンタクトピン4との均一で確実な接触を確保することが
考えられる。
しかしこの場合も、製造上のばらつきのためにコイル
スプリング11の弾発力が変動したとき、接触圧がアンバ
ランスになることがあり、また抑えカバー6の開閉の繰
返しにより、コイルスプリング11にへたりが生じること
があり、これらの場合に接触不良が生じるおそれがあっ
た。さらに内装抑えカバー7は、多品種のIC装置2と対
応できるように着脱可能な機能を備えているが、内装抑
えカバー7における支点を変更させた場合には、多品種
のIC装置2に対応させることが難しくなるという問題が
あった。
本発明は上記事情に対処するためになされたもので、
内装抑えカバーを備えたICソケットにおいて、コイルス
プリングの弾発力によって生じる、IC装置のリードとコ
ンタクトピンとの不均一な接触をなくし、信頼性の高い
ICソケットを提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明のICソケットは、IC装置を装着する凹部を備え
た絶縁性のソケット本体と、前記ソケット本体の凹部の
周りに、弾性的な機能を有する先端部を対向させて配設
されたコンタクトピン群と、前記ソケット本体の主面の
端部に、軸棒を介して回動可能に取着された抑えカバー
と、内側主面の所定の位置に凸部を有し、前記抑えカバ
ーの内側に配置され同様に前記ソケット本体に回動可能
に取着された内装抑えカバーと、前記軸棒の周りに挿か
んされたコイル状スプリングと、前記抑えカバーにより
前記ソケット本体の凹部を閉合したとき、この状態を保
持する係止機構とを備え、前記抑えカバーの閉合時に、
装着されたIC装置のリードと前記コンタクトピンの先端
部とが、弾性接触するように構成されたICソケットにお
いて、前記コイルスプリングの端部を前記内装抑えカバ
ーの主面に接触させず、その弾発付勢力を前記抑えカバ
ーに直接作用させ、かつ前記内装抑えカバーを調動可能
に構成してなることを特徴としている。
(作用) 本発明のICソケットにおいては、コイルスプリングの
端部を内装抑えカバーに接触させず、その弾発力が抑え
カバーに直接作用するように構成されているので、抑え
カバーによりソケット本体の凹部を閉合した状態のと
き、内装抑えカバーの片側だけが強く押圧されることが
ない。そして内装抑えカバーは、コイルスプリングの力
を全く受けない状態で自由に調動することができる。
したがって、IC装置のリードとコンタクトピンとの接
触部には、全体的に均一で垂直な押圧力が加わり、IC装
置のリードずれや接触不良等が発生することがない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は、それぞれ本発明のICソケット
の一実施例を示す平面図および模式的断面図である。こ
れらの図において、第11図および第12図と同じ部分には
同じ符号を付して説明を省略する。
実施例においては、以下に示す構造の抑えカバー15お
よび内装抑えカバー16が、それぞれ主面に対して垂直な
遊間部を有する軸受け部を介して、かつ内装抑えカバー
16を内側(閉合時)にして、軸棒5に回動可能に取着さ
れている。
すなわち、第3図および第4図にそれぞれ示すよう
に、抑えカバー15の主面の軸棒5付近には、ボス17が突
設されており、この内側に配置された内装抑えカバー16
の対応する位置には、このボス17を挿通させる穴18が開
けられている。そして、抑えカバー15に形成されたボス
17の高さは、内装抑えカバー16の対応する部分の厚さよ
り大きく、ボス17の上部が内装抑えカバー16の穴18を挿
通して上方に突出するように構成されている。
次に、第5図を参照してこのICソケットの動作を説明
する。
図に示すように、ソケット本体1の凹部3にIC装置2
を装着しそのリード9をコンタクトピン4の弾性先端部
に対接した後、抑えカバー15と内装抑えカバー16をコイ
ルスプリング11とともに閉合方向へ回動させ、リード9
とコンタクトピン4との接触部を、内装抑えカバー16の
凸部8により押圧するとき、コイルスプリング11のフッ
ク12は、抑えカバー15に形成されたボス17の上面に懸け
られ、内装抑えカバー16にはコイルスプリング11の開放
方向の弾発力が全く加わらない。
また、ボス17の高さが内装抑えカバー16の厚さより大
きい分だけ、内装抑えカバー16には厚さ方向に自由度が
生じているので、調動がより自由になっている。
その結果、抑えカバー15閉合時には、内装抑えカバー
16の凸部8は前方に傾斜した状態となる。またこのよう
な抑えカバー15の閉合動作において、内装抑えカバー16
は抑えカバー15に対して独立して回動し、上方向(主面
に対して垂直方向)に自由な遊間部があり、かつ内側部
材と外側部材とが2点で支持された構造をとっているた
め、水平な状態が保持されやすい。したがって、内装抑
えカバー16には全面的に均一な押圧力が加わり、位置ず
れ等の発生を招くことなく精度良くかつ確実にIC装置2
のリード9と対応することができる。
次に、本発明の別の実施例について説明する。
第6図に示す実施例においては、前記実施例のボスに
代わって、抑えカバー15主面の軸棒5に近い中央部に、
一対の隆起部19を互いに近接して設けるとともに、内装
抑えカバー16の軸棒5近傍に両側から切込みを入れ、こ
の細幅部20が隆起部19の間を通って軸棒5に達するよう
に構成されている。
このように構成される実施例においては、コイルスプ
リング11のフック12が抑えカバー15の隆起部19の間に渡
って懸けられることになり、内装抑えカバー16の主面に
は全く接触しない したがって、抑えカバー15の閉合時に位置ずれ等の発
生を招くことなく、IC装置2のリード9とコンタクトピ
ン4とを精度良くかつ確実に押圧接触させることができ
る。
また、第7図に示す実施例においては、抑えカバー15
の主面の軸棒5近傍に、第8図に示すようなコの字形の
棒状のストッパ21が、内装抑えカバー16を跨いで取付け
られている。
この実施例においても、コイルスプリング11のフック
12は内装抑えカバー16に接触せず、ストッパ21の上面に
懸かっており、このストッパ21を介して抑えカバー15を
押圧付勢している。
したがって、IC装置2のリード9とコンタクトピン4
との均一で確実な押圧接触が図られる。
また、ストッパ21がコの字形をしており若干の高さの
脚部を有しているので、ストッパ21の下面と内装抑えカ
バー16の主面との間に隙間ができ、内装抑えカバー16の
調動が妨げられることがない。
さらに第9図に示す実施例においては、第10図に拡大
して示すように、フック12の先端が90度下側に屈折され
た形状のコイルスプリング11が使用されており、このフ
ック12が、内装抑えカバー16の主面に穿設されたスリッ
ト状の透孔22を挿通して、下側の抑えカバー15に直接接
触しこれを押圧している。
このような構造の実施例においても、前述の実施例と
同様に、コイルスプリング11のフック12が抑えカバー15
の主面に当接されており、その開放方向の弾発力が内装
抑えカバー16に直接加えられていない。また、内装抑え
カバー16の自由な調動が確保されている。したがって、
このような内装抑えカバー16により、IC装置2のリード
9とコンタクトピン4との接触部に、全体に均一で垂直
な押圧力が加えられており、接続の信頼性が高い。
なお、本発明は以上の実施例に限定されず、他の態様
でも実施することができる。
[発明の効果] 以上の説明したように、本発明に係るICソケットにお
いては、抑えカバーによりソケット本体の凹部を閉合し
たとき、コイルスプリングの弾発力が内装抑えカバーに
直接かかることがなく、調動可能で自由な状態に保たれ
ているため、適正に調動しIC装置のリードに対する不良
抑え姿勢を補正し、常に均一な抑え姿勢を保つ。
したがって、IC装置のリードとコンタクトピンとの接
触部に均一で垂直の押圧力が加えられ、接続の信頼性が
高く、安定した試験結果等が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本発明のICソケットの
一実施例を示す平面図および模式的断面図、第3図は、
第1図の実施例の抑えカバーを取出して示した平面図、
第4図は、同じく実施例の内装抑えカバーを取出して示
した平面図、第5図は、実施例のICソケットの動作を説
明するための模式的断面図、第6図、第7図、および第
9図は、それぞれ本発明の別の実施例を示す平面図、第
8図は、第7図の実施例に使用するストッパの斜視図、
第10図は、第9図の実施例に使用するコイルスプリング
の正面図、第11図および第12図は、それぞれ従来のICソ
ケットを示す平面図および断面図である。 1……ソケット本体 2……IC装置 4……コンタクトピン 5……軸棒 9……リード 11……コイルスプリング 12……フック 13……ロックレバー 15……抑えカバー 16……内装抑えカバー 17……ボス 18……穴 19……隆起部 21……ストッパ 22……透孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−17550(JP,A) 特開 平3−155081(JP,A) 実開 平3−104986(JP,U) 実開 平3−117781(JP,U) 実開 昭60−6238(JP,U) 特許2514459(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 33/74 H01L 23/32 G01R 31/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IC装置を装着する凹部を備えた絶縁性のソ
    ケット本体と、前記ソケット本体の凹部の周りに、弾性
    的な機能を有する先端部を対向させて配設されたコンタ
    クトピン群と、前記ソケット本体の主面の端部に、軸棒
    を介して回動可能に取着された抑えカバーと、内側主面
    の所定の位置に凸部を有し、前記抑えカバーの内側に配
    置され同様に前記ソケット本体に回動可能に取着された
    内装抑えカバーと、前記軸棒の周りに挿かんされたコイ
    ル状スプリングと、前記抑えカバーにより前記ソケット
    本体の凹部を閉合したとき、この状態を保持する係止機
    構とを備え、前記抑えカバーの閉合時に、装着されたIC
    装置のリードと前記コンタクトピンの先端部とが、弾性
    接触するように構成されたICソケットにおいて、前記コ
    イルスプリングの端部を前記内装抑えカバーの主面に接
    触させず、その弾発付勢力を前記抑えカバーに直接作用
    させ、かつ前記内装抑えカバーを調動可能に構成してな
    ることを特徴とするICソケット。
JP27805190A 1990-10-17 1990-10-17 Icソケット Expired - Lifetime JP2959827B2 (ja)

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