JP2781872B2 - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2781872B2
JP2781872B2 JP29542489A JP29542489A JP2781872B2 JP 2781872 B2 JP2781872 B2 JP 2781872B2 JP 29542489 A JP29542489 A JP 29542489A JP 29542489 A JP29542489 A JP 29542489A JP 2781872 B2 JP2781872 B2 JP 2781872B2
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JP
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socket
holding cover
cover
lead
socket body
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JP29542489A
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圭一 幅田
道男 山口
誠 高橋
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東芝ケミカル株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はICソケットに係り、特にIC素子のリードをソ
ケット本体に挿着されたコンタクトピンに押圧する構成
を成すICソケットの改良に関する。
(従来の技術) 周知のようにIC素子(IC装置)は、各種の電子機器な
いし電気機器に広く実用に供されている。しかして、前
記IC素子の利用態様の一つとして、第5図に断面的に示
すような構造を成すICソケットが知られている。すなわ
ち、主面にIC素子1を装着する凹部2aを備えたソケット
本体2と、前記ソケット本体凹部2aの所定位置に一端側
をソケット本体2外に導出して挿着されかつ、凹部2a側
先端が弾性的な機能を有するコンタクトピン3群と、前
記ソケット本体凹部2aに対して開閉可能なたとえば回動
的にソケット本体2に装着されかつ、ソケット本体凹部
2aを閉合したとき前記コンタクトピン3に互いに対接す
るIC素子1のリード1aをそれぞれ押圧する凸部4aを内壁
面に備えた抑えカバー4と、前記抑えカバー4がソケッ
ト本体凹部2aを閉合した状態を保持させる係止手段5た
とえばロックレバー5aおよびロックレバー押え5bとを具
備した構成のICソケットが実用に供されている。なお、
上記ICソケットの構成において、ソケット本体凹部2aに
おける先端が弾性的な機能を有するコンタクトピン3群
は、コンタクトピン3の水平部3aが対接するソケット本
体凹部2a底面をさらに凹面化し、コンタクトピン3間の
短絡など起きないよう配慮している。
(発明が解決しようとする課題) 上記構成のICソケットは、内装するIC素子の着脱・交
換が可能なこと、つまりICソケットを反復使用し得た
り、内装するIC素子を他の品種に換え別の用途に供し得
るなど実用上多くの利点を有する反面、次のような不都
合が認められる。すなわち、上記ICソケットに所要のIC
素子1を内装して実用に供する段階で、コンタクトピン
3の上面に対するIC素子リード1aの位置ズレによる接触
不良が起り易いという問題がある。つまり、所要のIC素
子1を用意し、これを対応するリード1aとコンタクトピ
ン3と位置合せして搭載した後、前記抑えカバー4を回
動させて閉合すると、抑えカバー4内壁面に設けられて
いる押圧用凸部4aが、コンタクトピン3の弾性に抗して
リード1a上面を押圧して所要の電気的な接続が達成させ
る。しかして、上記抑えカバー4を回動させ閉合しよう
とすると、先ず回動的に軸支されている側のリード1aが
押圧用凸部4aにより押圧され、次いで自由端側のリード
1aが押圧される。このため、抑えカバー4で閉合すると
きリード1aに偏荷重を与え、リード1aの変形や位置ズレ
(IC素子の位置ズレ)など起り、リード1aとコンタクト
ピン3との接触ないし接続の不良を招くという問題があ
る。
上記問題の改善策としては、前記抑えカバー4内壁面
に内装抑えカバーを調動可に装着した構成のICソケット
が開発されている(特開昭63−17550公報)。しかし、
上記構成の場合、内装抑えカバーの調動ないし揺動によ
り、リード1aに接触する瞬間に僅かながらIC素子1のリ
ード1aをズラす方向に力が働きリード1aの横ズレを生じ
るなどの不都合が認められる。
本発明は上記事情に対処してなされたもので、抑えカ
バーに装着された内装抑えカバーによるリードの押圧
が、位置ズレなど生じることなく容易になし得、もって
信頼性の高い機能発揮に寄与するICソケットの提供を目
的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記ICソケットの構成において、前記内装抑
えカバーが前記抑えカバーを回動的に軸支する軸棒に、
内装抑えカバー面に垂直方向の遊間部を有する軸受け部
を介して調動可能に装着されていることを特徴とする。
(作 用) 本発明によれば、ソケット本体の凹部を閉合する開閉
可能な抑えカバーに、内装抑えカバーが抑えカバーを回
動的に軸支する軸棒へ、内装抑えカバー面に垂直方向の
遊間部を有する軸受け部を介して独立して調動可能に装
着されている。つまり、内装抑えカバーは抑えカバーに
対して独立して調動可能にないし回動可能に装着されて
いるため、IC素子のリード列に対し、垂直な押圧力をも
って、同時に押圧することが可能となる。かくして、IC
ソケットに所要のIC素子を搭載・装着する場合、IC素子
のリードズレやリードとコンタクトピンの接触不良発生
の問題も全面的に回避し得ることになる。
(実施例) 以下本発明に係るICソケットの要部構成例を平面的に
展開して示す第1図および断面的に展開して示す第2図
を参照して本発明の実施例を説明する。
本発明に係るICソケットの構成は、主面にIC素子1を
装着する凹部2aを備えたソケット本体2と、前記ソケッ
ト本体凹部2aの所定位置に一端側をソケット本体2外に
導出して挿着されかつ、凹部2a側先端が弾性的な機能を
有するコンタクトピン3群と、前記ソケット本体凹部2a
に対して開閉可能にソケット本体2に装着されかつ、ソ
ケット本体凹部2aを閉合する抑えカバー4と、前記抑え
カバー4内に調動可に配置されかつ、抑えカバー4でソ
ケット本体凹部2aを閉合したとき前記コンタクトピン3
に互いに対接するIC素子1のリード1aをそれぞれ押圧す
る凸部6aを備えた内装抑えカバー6と、前記抑えカバー
4がソケット本体凹部2aに閉合した状態に保持する係止
手段5たとえばロックレバー5aおよびロックレバー抑え
5bとを具備した構成を成している。しかして、本発明に
おいては、第3図に要部構成例を断面的に示すように、
前記内装抑えカバー6は前記抑えカバー4を回動的に軸
支する軸棒7に、内装抑えカバー6面に対し垂直方向の
遊間部8aを有する軸受け部8を介して回動可能に装着さ
れているとともに、内装抑えカバー6はその中央部の面
で点支10され調動可能になっている。
なお、第1図および第2図において9a,9bは軸棒7お
よびロックレバー5a用の軸棒7′にそれぞれ装着され抑
えカバー4および内装抑えカバー6またはロックレバー
5aにそれぞれ開放方向の力を与えるバネである。
次に第4図(a)〜(c)を参照して上記ICソケット
の動作ないし使用について説明する。第4図(a)〜
(c)はソケット本体2に挿着されているコンタクトピ
ン3に、IC素子1のリード1aを前記内装抑えカバー6に
より押圧する状態を模式的に示したもので、先ずIC素子
1のリード1aをコンタクトピン3に位置合せしてIC素子
1を搭載した後、抑えカバー4をバネ9aに抗して閉合方
向へ回動させる。この抑えカバー4の閉合方向への回動
に伴い内装抑えカバー6もともに閉合方向へ回動する
(第4図(a))。この閉合動作において前記内装抑え
カバー6は、抑えカバー4に対して独立な回動を行い、
しかもその際回動する軸棒7に対して上下方向(内装抑
えカバー6面に対して垂直方向)に遊間部8aないし自由
度があるため、支点10されていることの作用と相俟って
比較的水平な状態を呈し易く、内装抑えカバー6の押圧
用凹部6aは内装抑えカバー6の自由端側のリード1a面か
ら順次垂直に押圧(押接)する(第4図(b))。つま
り、押圧(押接)されたリード1aに対応するコンタクト
ピン3の反撥力が前記支点10に集中し全体的に一様に垂
直な押圧ないし力がリード1aに加わり、もって位置ズレ
などの発生を招くことなく、精度よくかつ、確実にリー
ド1aと対応するコンタクトピンとの所要の接触を達成し
得る(第4図(c))。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係るICソケットにおい
ては、ソケット本体に対する抑えカバー閉合時、内装抑
えカバーが自らかつ、適正に調動してICリードに対する
不良抑え姿勢を容易に吸収・矯正して常に適正な抑え姿
勢で前記リードをコンタクトピンに押圧し得る。つま
り、前記内装抑えカバーは、一方では遊間的に回動可能
な形で抑えカバーの開閉に応動しながら、他方では抑え
カバーを支点として調動する構成を成しているため、抑
えカバーの閉合時ICリードの変形や横ズレなどの発生も
全面的に防止ないし抑制し、コンタクトピンとICリード
との確実な押圧接触を確保する。すなわち、本発明のIC
ソケットによれば、IC素子を装着した場合コンタクトピ
ンとIC素子のリードとの信頼性の高い接触を容易に持続
確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るICソケットの構成例を展開して示
す平面図、第2図は同じく展開して示す断面図、第3図
は本発明に係るICソケットの要部構成例を示す断面図、
第4図(a),(b),(c)は本発明に係るICソケッ
トの動作を説明するための模式図、第5図は従来のICソ
ケットの構成例を示す断面図である。 1……IC素子 1a……IC素子のリード 2……ソケット本体 2a……ソケット本体凹部 3……コンタクトピン 3a……コンタクトピン水平部 4……抑えカバー 4a……押圧用凸部 5……係止手段 5a……ロックレバー 5b……ロックレバー抑え 6……内装抑えカバー 6a……押圧用凸部 7……軸棒 8……軸受部 8a……軸受遊間部 9a,9b……バネ 10……内装抑えカバー点支(支点)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−17550(JP,A) 実開 昭63−186084(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 33/76

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主面にIC素子を装着する凹部を備えたソケ
    ット本体と、 前記ソケット本体凹部の所定位置に一端側をソケット本
    体外に導出して挿着されかつ、凹部側先端が弾性的な機
    能を有するコンタクトピン群と、 前記ソケット本体凹部に対して開閉可能にソケット本体
    に回動的に装着された抑えカバーと、 前記抑えカバーに支点により調動可に配置されかつ、抑
    えカバーをソケット本体凹部に閉合したとき前記コンタ
    クトピンに互いに対接するIC素子のリードをそれぞれ押
    圧する凸部を備えた内装抑えカバーと、 前記抑えカバーがソケット本体凹部を閉合した状態を保
    持する係止手段とを具備して成り、 前記内装抑えカバーが前記抑えカバーを回動的に軸支す
    る軸棒に、内装抑えカバー面に垂直方向の遊間部を有す
    る軸受け部を介して回動可能に装着されていることを特
    徴とするICソケット。
JP29542489A 1989-11-14 1989-11-14 Icソケット Expired - Lifetime JP2781872B2 (ja)

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JP29542489A JP2781872B2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 Icソケット

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JPH03155081A JPH03155081A (ja) 1991-07-03
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