JP2959351B2 - 後輪2軸車エアサスペンション構造 - Google Patents

後輪2軸車エアサスペンション構造

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JP2959351B2 JP21550193A JP21550193A JP2959351B2 JP 2959351 B2 JP2959351 B2 JP 2959351B2 JP 21550193 A JP21550193 A JP 21550193A JP 21550193 A JP21550193 A JP 21550193A JP 2959351 B2 JP2959351 B2 JP 2959351B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は後輪2車軸がそれぞれ
エアサスペンションによって車体に支持された後輪2軸
車エアサスペンション構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、トラックにおいては、その使
用目的などに応じて種々の形式のものがあり、その1つ
に長距離走行向きで、積載量が大きくとれる、6×2ト
ラック(3車軸1軸駆動方式)が知られている。この方
式においては、後2車軸のうち、一方が駆動車軸で、他
方が従動車軸となっている。
【0003】一方、トラックは、空車時と積車時との重
量差が大きいので、その重量差を吸収するためにエアサ
スペンションが用いられることがある。図3と図4は後
輪2車軸のトラックのエアサスペンション構造を示し、
同図中1はトラックの車体である。この車体1の後部に
は前後方向に第1のブラケット2と第2のブラケット3
とが垂設されている。第1のブラケット2には第1のエ
アサスペンションXを構成する第1のリ−フスプリング
4の一端部が回動自在に連結されている。この第1のリ
−フスプリング4の他端部は第1のエアスプリング5を
介して車体1に連結されている。上記第1のリ−フスプ
リング4の中途部には前側駆動後輪6が設けられた後駆
動車軸7が支持されている。
【0004】上記第2のブラケッット3には第2のエア
サスペンションYを構成する第2のリ−フスプリング8
の一端部が回動自在に連結されている。この第2のリ−
フスプリング8の他端部は第2のエアスプリング9を介
して車体1に連結されている。上記第2のリ−フスプリ
ング8の中途部には後側従動後輪11が設けられた後従
動車軸12が支持されている。
【0005】上記第2のエアスプリング9には車高応動
型流量制御手段としてのレベリングバルブ14が接続さ
れている。このレベリングバルブ14にはエアタンク1
5に連通したエア配管16が接続されている。また、第
1のエアスプリング5と第2のエアスプリング9とは連
通管18によって連通接続されている。
【0006】上記レベリングバルブ14は車体1と後従
動車軸12の相対的な上下変位に連動するレバ−14a
が設けられている。そして、上記レバ−14aの回動角
度に応じて上記エアタンク15から第1、第2のエアス
プリング5、9への圧縮空気の供給および第1、第2の
エアスプリング5、9からの圧縮空気の排出が制御され
るようになっている。
【0007】ところで、このような構造において、図3
に示すように後従動車軸12に設けられた後側従動後輪
11が道路17の段差部17aに乗上げた場合、後側従
動後輪11を支持した後従動車軸12に加わる軸重が増
大し、後駆動車軸7に加わる軸重が減少するため、走行
が困難になる虞がある。したがって、このような場合に
は、圧縮空気が第2のエアスプリング9側から第1のエ
アスプリング5側へ速やかに移動することが望ましく、
そのためには一対のエアスプリング5、9を連通する連
通管18を大径化することが要求される。
【0008】一方、車体1を後退させる場合、図4に示
すように前側駆動後輪6の駆動トルクAによる反力Bが
発生するから、この反力Bによって第1のエアスプリン
グ5が圧縮される。それによって、前側駆動後輪6と道
路17の路面との接触力が減少し、後退が困難になるこ
とがある。つまり、後駆動車軸7に加わる軸重が減少す
る。したがって、このような場合には第1のエアスプリ
ング5から第2のエアスプリング9への圧縮空気の流れ
をある程度規制した方がよいが、そのためには上記連通
管18を小径化しなければならない。
【0009】すなわち、後側従動後輪11が段差部17
aに乗り上げた場合と後退時とではエア配管18におけ
る圧縮空気の流れに対する要求が相反するから、これら
両者の現象に対して良好に対処することができないとい
うことがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は圧
縮空気が第2のエアスプリングから第1のエアスプリン
グへ流れ易くすることが要求されたり、その流れとは相
反する第1のエアスプリングから第2のエアスプリング
へは流れずらくすることが要求されるため、これら両者
の要求を満足することができなかった。
【0011】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、圧縮空気を第2のエアス
プリングから第1のエアスプリングへは流れ易くし、第
1のエアスプリングから第2のエアスプリングへは流れ
づらくした後輪2軸車エアサスペンション構造を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、第1のエアスプリングを有する第1のエ
アサスペンションと、前記第1のエアサスペンションに
よって車体に支持された後駆動車軸と、第2のエアスプ
リングを有する第2のエアサスペンションと、前記第2
のエアサスペンションによって車体に支持された後従動
車軸と、圧縮空気を供給するエア供給源と、前記第1の
エアスプリングまたは第2のエアスプリングのいずれか
一方と前記エア供給源とを接続するエア配管と、前記エ
ア配管の中途部に設けられ車高の変化に応じて圧縮空気
の給排を制御する車高応動型流量制御手段と、前記第1
のエアスプリングと前記第2のエアスプリングとを連通
する連通部分と、前記連通部分の中途部に設けられると
ともに前記第1のエアスプリングから前記第2のエアス
プリングへ流れる圧縮空気の流量よりも前記第2のエア
スプリングから前記第1のエアスプリングへ流れる圧縮
空気の流量を大とする流量制御手段とを具備したことを
特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成によれば、流量制御手段によって圧縮
空気は第1のエアスプリングから第2のエアスプリング
へは流れづらく、上記第2のエアスプリングから第1の
エアスプリングへは流れ易くなるから、種々の現象に対
して後駆動車軸が受ける軸重が減少するのを防止でき
る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例を図1を参照
して説明する。なお、図3と図4に示す従来構造と同一
の部分には同一記号を付して説明を省略する。すなわ
ち、図1に示すこの発明の構造は、第1のエアスプリン
グ5と第2のエアスプリング9とを連通した連通管18
aに、第1のエアスプリング5側から第2のエアスプリ
ング9側へだけ圧縮空気を流す第1のチェックバルブ2
1が設けられている。
【0015】上記連通管18aは図3と図4に示す従来
の連通管18に比べて細い管が用いられ、圧縮空気が流
れずらく設定されている。この連通管18aにはバイパ
ス管22が並列に接続されている。このバイパス管22
は、上記連通管18aに比べて圧縮空気が流通し易いよ
う大径に設定されているとともに、その中途部には上記
第1のチェクバルブ21と流れ方向を逆向きにした第2
のチェックバルブ23が設けられている。それによっ
て、バイパス管22は第2のエアスプリング9側から第
1のエアスプリング5へのみ、圧縮空気を流すようにな
っている。
【0016】つまり、上記バイパス管22と上記連通管
18aとは、上記第1のエアスプリング5と第2のエア
スプリング9とを連通する連通部分20を形成してい
る。このような構造のエアサスペンション構造におい
て、後側従動後輪11が図3に示すように道路17の段
差部17aに乗り上げると、後駆動車軸7に加わる軸重
が減少しようとする。しかしながら、上記バイパス管2
2が連通管18aに比べて大径で、しかも上記バイパス
管22の第2のチェックバルブ23は、第2のエアスプ
リング9側から第1のエアスプリング5側へ圧縮空気を
流すように設けられているから、圧縮空気は第2のエア
スプリング9側から第1のエアスプリング5側へ速やか
に流れ、上記第1のエアスプリング5を伸長させる。そ
れによって、後駆動車軸7を下方へ変位させ、前側駆動
後輪6を路面に押し付け、後駆動車軸7の軸重が減少す
るのを防止するから、良好な走行状態が維持される。
【0017】また、車体1を後退させる場合には、図4
に示す従来例で説明したように、前側駆動後輪6の駆動
トルクAによる反力Bで第1のエアスプリング5が圧縮
されようとする。その際、圧縮空気はエア配管の連通管
18aを第1のチェックバルブ21を押し開けて第2の
エアスプリング9へと流れなければならない。
【0018】しかしながら、この発明の連通管18aは
従来の連通管18に比べて細径に設定され、それによっ
て圧縮空気は第1のエアスプリング5から第2のエアス
プリング9へは流れずらくなっている。したがって、前
側駆動後輪6に駆動トルクAが発生しても、その反力B
によって第1のエアスプリング5が大きく圧縮されずら
いから、後駆動車軸7の軸重が減少するのが防止され、
後退が困難になることがない。
【0019】図2はこの発明の第2の実施例を示す。こ
の発明は、第1のエアスプリング5と第2のエアスプリ
ング9とを連通する連通部分20の連通管18bを、上
記第1の実施例の連通管18aと同様、細径にするとと
もに、この連通管18bには上記第1の実施例のように
第1のチェックバルブ21を設けずに、バイパス管22
だけにチェックバルブ23を設けるようにした。
【0020】このような構造によれば、後側従動後輪1
1が道路17の段差部17aに乗り上げた場合、圧縮空
気は連通管18bとバイパス管22の両方を通って第2
のエアスプリング9から第1のエアスプリング5へと流
れるから、後駆動車軸7の軸重が減少するのを迅速に防
止できる。また、後退する場合に、前側駆動後輪6の駆
動トルクAによる反力Bが生じると、圧縮空気は連通管
18bを通って流れるが、この連通管18bは細径に設
定されている。そのため、上記第1の実施例と同様、圧
縮空気は第1のエアスプリング5から第2のエアスプリ
ング9へ流れずらいため、後駆動車軸7の軸重が減少す
るのを防止できる。
【0021】上記実施例では、いずれの場合も車高応動
型流量制御弁としてレベリングバルブを用いているが、
これを公知の車高センサとその出力に応じて制御される
電磁弁に置き換えても全く問題がない。
【0022】また、上記実施例ではいずれの場合も流量
制御手段としてチェックバルグを用いているが、その他
の構成でも、第1のエアスプリングから前記第2のエア
スプリングへの圧縮空気の流れよりも第2のエアスプリ
ングから第1のエアスプリングへの圧縮空気の流れを大
とするものであれば全く問題ない。
【0023】そして、本願発明の趣旨とは直接関係ない
が、いずれの場合においても、第1のエアスプリングと
第2のエアスプリングとの関係は各車軸にかかる荷重に
よって適宜設定されることはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、後駆動車
軸を支持した第1のエアサスペンションの第1のエアス
プリングと、後従動車軸を支持した第2のエアサスペン
ションの第2のエアスプリングとを連通する連通部分
に、圧縮空気が上記第1のエアスプリングから第2のエ
アスプリングへ流れるよりも、上記第2のエアスプリン
グから第1のエアスプリングへ流れ易くする流量制御手
段を設けるようにした。
【0025】そのため、種々の状況において、上記流量
制御手段によって第1のエアスプリングと第2のエアス
プリングとの間における圧縮空気の流れが制御されるこ
とで、後駆動車軸に加わる軸重が大きく減少するのを防
止できるから、走行状態の安定化が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す車体後部の第
1、第2のエアサスペンション部分の側面図。
【図2】この発明の第2の実施例を示す車体後部の第
1、第2のエアサスペンション部分の側面図。
【図3】従来構造において後側従動後輪が路面の段差部
に乗り上げた状態の側面図。
【図4】同じく後退発進する場合の側面図。
【符号の説明】
1…車体、5…第1のエアススプリング、7…後駆動車
軸、9…第2のエアスプリング、12…後従動車軸、1
5…エアタンク(エア供給源)、16…エア配管、1
8,18a、18b…連通管、21…第1のチェックバ
ルブ(流量制御手段)、22バイパス管(流量制御手
段)、23…第2のチェックバルブ(流量制御手段)、
X…第1のエアサスペンション、Y…第2のエアサスペ
ンション。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のエアスプリングを有する第1のエ
    アサスペンションと、前記第1のエアサスペンションに
    よって車体に支持された後駆動車軸と、第2のエアスプ
    リングを有する第2のエアサスペンションと、前記第2
    のエアサスペンションによって車体に支持された後従動
    車軸と、圧縮空気を供給するエア供給源と、前記第1の
    エアスプリングまたは第2のエアスプリングのいずれか
    一方と前記エア供給源とを接続するエア配管と、前記エ
    ア配管の中途部に設けられ車高の変化に応じて圧縮空気
    の給排を制御する車高応動型流量制御手段と、前記第1
    のエアスプリングと前記第2のエアスプリングとを連通
    する連通部分と、前記連通部分の中途部に設けられると
    ともに前記第1のエアスプリングから前記第2のエアス
    プリングへ流れる圧縮空気の流量よりも前記第2のエア
    スプリングから前記第1のエアスプリングへ流れる圧縮
    空気の流量を大とする流量制御手段とを具備したことを
    特徴とする後輪2車軸エアサスペンション構造。
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