JP3218577B2 - 後二軸車のリア・サスペンションに使用される軸重分配装置 - Google Patents
後二軸車のリア・サスペンションに使用される軸重分配装置Info
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Description
【0001】
【発明に関係ある分野】この発明は、後二軸車のリア・
サスペンションに使用される軸重分配方法および装置に
関する。
サスペンションに使用される軸重分配方法および装置に
関する。
【0002】
【背景技術】通常、この種の後二軸車、例えば、後二軸
の大型トラックでは、駆動力に優れ、特に、悪路走破性
が良好であるタンデム・アクスル・トラニオン型リア・
サスペンションが採用されるところである。特に、後一
軸のみが駆動される後二軸車では、そのタンデム・アク
スル・トラニオン型リア・サスペンションは積載量を駆
動後前車軸に多く、そして、従動後後車軸に少なく配分
するところで設計され、すなわち、その駆動後前車軸の
軸重配分がその従動後後車軸のそれよりも多くするとこ
ろで設計され、そして、駆動力を確保するところであ
る。そのような軸重配分では、積載量を多くすると、軸
負担重量がその駆動後前車軸に過度に集中されて軸重オ
ーバを引き起す。
の大型トラックでは、駆動力に優れ、特に、悪路走破性
が良好であるタンデム・アクスル・トラニオン型リア・
サスペンションが採用されるところである。特に、後一
軸のみが駆動される後二軸車では、そのタンデム・アク
スル・トラニオン型リア・サスペンションは積載量を駆
動後前車軸に多く、そして、従動後後車軸に少なく配分
するところで設計され、すなわち、その駆動後前車軸の
軸重配分がその従動後後車軸のそれよりも多くするとこ
ろで設計され、そして、駆動力を確保するところであ
る。そのような軸重配分では、積載量を多くすると、軸
負担重量がその駆動後前車軸に過度に集中されて軸重オ
ーバを引き起す。
【0003】また、このタンデム・アクスル・トラニオ
ン型リア・サスペンションが、その積載量をその駆動後
前車軸および従動後後車軸に均等にかけるところで設計
されると、特に、空車ないし軽積載では、その駆動後前
車軸の軸負担重量、所謂、軸重が減少され、発進や登坂
などでは、駆動輪がスリップを引き起し易くなって駆動
力不足を招く。
ン型リア・サスペンションが、その積載量をその駆動後
前車軸および従動後後車軸に均等にかけるところで設計
されると、特に、空車ないし軽積載では、その駆動後前
車軸の軸負担重量、所謂、軸重が減少され、発進や登坂
などでは、駆動輪がスリップを引き起し易くなって駆動
力不足を招く。
【0004】
【発明の課題】この発明の課題は、後二軸の分担荷重を
許容荷重の範囲で分配して各車軸の軸重オーバを回避
し、そして、駆動車軸の軸重を増加可能にして空車ない
し中積載の状態でその後二軸車の発進や登坂などの際
に、駆動輪のスリップを防止し、そして、安全な走行を
確保するところの後二軸車のリア・サスペンションに使
用される軸重分配方法および装置の提供にある。
許容荷重の範囲で分配して各車軸の軸重オーバを回避
し、そして、駆動車軸の軸重を増加可能にして空車ない
し中積載の状態でその後二軸車の発進や登坂などの際
に、駆動輪のスリップを防止し、そして、安全な走行を
確保するところの後二軸車のリア・サスペンションに使
用される軸重分配方法および装置の提供にある。
【0005】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この発明の後
二軸車のリア・サスペンションに使用される軸重分配方
法は、後後車軸が積載量に応じて調整される圧力を活用
する荷重を持上げ方向にかけられて後前車軸に必要な軸
重を確保可能にするところである。
二軸車のリア・サスペンションに使用される軸重分配方
法は、後後車軸が積載量に応じて調整される圧力を活用
する荷重を持上げ方向にかけられて後前車軸に必要な軸
重を確保可能にするところである。
【0006】また、この発明の後二軸車のリア・サスペ
ンションに使用される軸重分配装置は、下端をフレーム
に支持させて上端に後後車軸のアクスル・ハンガーを支
持する流体袋手段と、その流体袋手段に連通される圧力
ダンパーと、流体圧源からその流体袋手段および圧力ダ
ンパーに供給される加圧流体を調整してその流体袋手段
および圧力ダンパー内の圧力を制御する調圧手段と、荷
重センサから入力される荷重に応じてその調圧手段を動
作させてその流体袋手段内の圧力を制御するコントロー
ラとを含んで後前車軸に必要な軸重を確保可能にすると
ころである。
ンションに使用される軸重分配装置は、下端をフレーム
に支持させて上端に後後車軸のアクスル・ハンガーを支
持する流体袋手段と、その流体袋手段に連通される圧力
ダンパーと、流体圧源からその流体袋手段および圧力ダ
ンパーに供給される加圧流体を調整してその流体袋手段
および圧力ダンパー内の圧力を制御する調圧手段と、荷
重センサから入力される荷重に応じてその調圧手段を動
作させてその流体袋手段内の圧力を制御するコントロー
ラとを含んで後前車軸に必要な軸重を確保可能にすると
ころである。
【0007】
【具体例の説明】以下、この発明の後二軸車のリア・サ
スペンションに使用される軸重分配方法および装置の特
定された具体例について、図面を参照して説明する。図
1および図2は、後二軸に駆動後前車軸34および従動
後後車軸35を使用する大型トラック30のタンデム・
アクスル・トラニオン型リア・サスペンション39に適
用されるところのこの発明の後二軸車のリア・サスペン
ションに使用される軸重分配装置の具体例10を示し、
そして、この軸重分配装置10では、その従動後後車軸
35が積載量に応じて調整される圧力を活用する荷重を
持上げ方向にかけられてその駆動後前車軸34に必要な
軸重を確保可能にするところのこの発明の後二軸車のリ
ア・サスペンションに使用される軸重分配方法が行なわ
れる。一方、そのトラック30では、そのタンデム・ア
クスル・トラニオン型リア・サスペンション39は、左
右のトラニオン・ブラケット41,41で左右のフレー
ム31,31に支持されるトラニオン・シャフト40
と、そのトラニオン・シャフト40の左右端に固定的に
支持されて前後端にその駆動後前車軸34および従動後
後車軸35を支持する左右のリーフ・スプリング42,
42と、そのトラニオン・シャフト40、駆動後前車軸
34、および従動後後車軸35よりも下方においてその
駆動後前車軸34および従動後後車軸35をそのトラニ
オン・ブラケット41に連結する左右のフロントおよび
リア・ロア・トルク・ロッド43,44と、そのリーフ
・スプリング42,42よりも上方でその左右のフレー
ム31,31間に渡されるクロス・ビーム32に取り付
けてあるアッパ・トルク・ロッド・ブラケット47,4
7にその駆動後前車軸34および従動後後車軸35を連
結するフロントおよびリア・アッパ・トルク・ロッド4
5,46とで組み立てられてある。勿論、その駆動後前
車軸34の両端にはそれぞれ2個づつの駆動輪36,3
6が通常に支持され、一方、その従動後後車軸35の両
端にはそれぞれ2個づつの従動輪37,37が通常に支
持される。また、その駆動後前車軸34は、ディファレ
ンシャル・キャリア38内に組み込まれている差動装置
(図示せず)に通常に連結される。
スペンションに使用される軸重分配方法および装置の特
定された具体例について、図面を参照して説明する。図
1および図2は、後二軸に駆動後前車軸34および従動
後後車軸35を使用する大型トラック30のタンデム・
アクスル・トラニオン型リア・サスペンション39に適
用されるところのこの発明の後二軸車のリア・サスペン
ションに使用される軸重分配装置の具体例10を示し、
そして、この軸重分配装置10では、その従動後後車軸
35が積載量に応じて調整される圧力を活用する荷重を
持上げ方向にかけられてその駆動後前車軸34に必要な
軸重を確保可能にするところのこの発明の後二軸車のリ
ア・サスペンションに使用される軸重分配方法が行なわ
れる。一方、そのトラック30では、そのタンデム・ア
クスル・トラニオン型リア・サスペンション39は、左
右のトラニオン・ブラケット41,41で左右のフレー
ム31,31に支持されるトラニオン・シャフト40
と、そのトラニオン・シャフト40の左右端に固定的に
支持されて前後端にその駆動後前車軸34および従動後
後車軸35を支持する左右のリーフ・スプリング42,
42と、そのトラニオン・シャフト40、駆動後前車軸
34、および従動後後車軸35よりも下方においてその
駆動後前車軸34および従動後後車軸35をそのトラニ
オン・ブラケット41に連結する左右のフロントおよび
リア・ロア・トルク・ロッド43,44と、そのリーフ
・スプリング42,42よりも上方でその左右のフレー
ム31,31間に渡されるクロス・ビーム32に取り付
けてあるアッパ・トルク・ロッド・ブラケット47,4
7にその駆動後前車軸34および従動後後車軸35を連
結するフロントおよびリア・アッパ・トルク・ロッド4
5,46とで組み立てられてある。勿論、その駆動後前
車軸34の両端にはそれぞれ2個づつの駆動輪36,3
6が通常に支持され、一方、その従動後後車軸35の両
端にはそれぞれ2個づつの従動輪37,37が通常に支
持される。また、その駆動後前車軸34は、ディファレ
ンシャル・キャリア38内に組み込まれている差動装置
(図示せず)に通常に連結される。
【0008】その軸重分配装置10は、下端をそのフレ
ーム31,31に支持させて上端にその従動後後車軸3
5のアクスル・ハンガー16を支持する流体袋手段11
と、その流体袋手段11に連通される圧力ダンパー12
と、プロテクション・バルブ17を経て流体圧源(図示
せず)からその流体袋手段11および圧力ダンパー12
に供給される加圧流体を調整してその流体袋手段11お
よび圧力ダンパー12内の圧力を制御する調圧手段13
と、荷重センサ23から入力される荷重と圧力センサ2
4から入力される空気圧との比較に応じてその調圧手段
13を動作させてその流体袋手段11内の圧力を制御す
るコントローラ14とを含み、積載量に応じて調整され
る圧力を活用してその流体袋手段11に荷重を発生さ
せ、その荷重をその従動後後車軸35に持上げ方向にか
け、そして、その荷重分をその駆動後前車軸34に移動
させて負担させ、そして、その駆動後前車軸34に必要
な軸重を確保可能にするところで構成される。
ーム31,31に支持させて上端にその従動後後車軸3
5のアクスル・ハンガー16を支持する流体袋手段11
と、その流体袋手段11に連通される圧力ダンパー12
と、プロテクション・バルブ17を経て流体圧源(図示
せず)からその流体袋手段11および圧力ダンパー12
に供給される加圧流体を調整してその流体袋手段11お
よび圧力ダンパー12内の圧力を制御する調圧手段13
と、荷重センサ23から入力される荷重と圧力センサ2
4から入力される空気圧との比較に応じてその調圧手段
13を動作させてその流体袋手段11内の圧力を制御す
るコントローラ14とを含み、積載量に応じて調整され
る圧力を活用してその流体袋手段11に荷重を発生さ
せ、その荷重をその従動後後車軸35に持上げ方向にか
け、そして、その荷重分をその駆動後前車軸34に移動
させて負担させ、そして、その駆動後前車軸34に必要
な軸重を確保可能にするところで構成される。
【0009】その流体袋手段11は、エア・スプリング
が使用され、そして、そのエア・スプリング11は、そ
の下端にボトム・アンカ・プレート20を、その上端に
トップ・アンカ・プレート21をそれぞれ備えるダイヤ
フラム形に作られ、そして、そのボトム・アンカ・プレ
ート20がその従動後後車軸35の後方に隣接されてそ
の左右のフレーム31,31間に渡されるクロス・ビー
ム・ブラケット15上にねじ止めされてそのクロス・ビ
ーム・ブラケット15に固定的に支持され、一方、その
トップ・アンカ・プレート21がアクスル・ハンガー1
6の先端を載せてその発生する荷重をその従動後後車軸
35にその持上げ方向にかけるところでそのフレーム3
1,31に配置される。勿論、そのボトムおよびトップ
・アンカ・プレート20,21は適宜に変更可能であ
る。勿論、そのクロス・ビーム・ブラケット15は、図
2に示されたようにその左右のフレーム31,31に両
端を固定的に取り付け、また、そのアクスル・ハンガー
16は、図1に示されたようにその従動後後車軸に固定
的に取り付けられてそのクロス・ビーム・ブラケット1
5よりも上方に先端を伸長し、そして、そのエア・スプ
リング11のそのトップ・アンカ・プレート21上にそ
の先端を載せている。
が使用され、そして、そのエア・スプリング11は、そ
の下端にボトム・アンカ・プレート20を、その上端に
トップ・アンカ・プレート21をそれぞれ備えるダイヤ
フラム形に作られ、そして、そのボトム・アンカ・プレ
ート20がその従動後後車軸35の後方に隣接されてそ
の左右のフレーム31,31間に渡されるクロス・ビー
ム・ブラケット15上にねじ止めされてそのクロス・ビ
ーム・ブラケット15に固定的に支持され、一方、その
トップ・アンカ・プレート21がアクスル・ハンガー1
6の先端を載せてその発生する荷重をその従動後後車軸
35にその持上げ方向にかけるところでそのフレーム3
1,31に配置される。勿論、そのボトムおよびトップ
・アンカ・プレート20,21は適宜に変更可能であ
る。勿論、そのクロス・ビーム・ブラケット15は、図
2に示されたようにその左右のフレーム31,31に両
端を固定的に取り付け、また、そのアクスル・ハンガー
16は、図1に示されたようにその従動後後車軸に固定
的に取り付けられてそのクロス・ビーム・ブラケット1
5よりも上方に先端を伸長し、そして、そのエア・スプ
リング11のそのトップ・アンカ・プレート21上にそ
の先端を載せている。
【0010】その圧力ダンパー12は、サージ・タンク
が使用され、そして、そのサージ・タンク12は、その
クロス・ビーム・ブラケット15に隣接されてその左右
のフレーム31,31間に渡されるクロス・ビーム33
に固定的に支持され、そして、空気圧配管18でそのエ
ア・スプリング11に連通され、そして、途中にそのプ
ロテクション・バルブ17を配置する別の空気圧配管1
9でエア・タンク(図示せず)に接続される。そして、
この場合、そのエア・タンクは、その加圧流体としての
圧縮空気をそのサージ・タンク12に供給可能にするそ
の流体圧源を構成するところであってこのエア・タンク
は、そのトラック30に搭載されるディーゼル・エンジ
ン(図示せず)で運転されるコンプレッサ(図示せず)
から供給される圧縮空気を貯蔵する。勿論、その圧力ダ
ンパー12は、その左右のフレーム31,31の何れか
一方に固定的に支持されてもよい。
が使用され、そして、そのサージ・タンク12は、その
クロス・ビーム・ブラケット15に隣接されてその左右
のフレーム31,31間に渡されるクロス・ビーム33
に固定的に支持され、そして、空気圧配管18でそのエ
ア・スプリング11に連通され、そして、途中にそのプ
ロテクション・バルブ17を配置する別の空気圧配管1
9でエア・タンク(図示せず)に接続される。そして、
この場合、そのエア・タンクは、その加圧流体としての
圧縮空気をそのサージ・タンク12に供給可能にするそ
の流体圧源を構成するところであってこのエア・タンク
は、そのトラック30に搭載されるディーゼル・エンジ
ン(図示せず)で運転されるコンプレッサ(図示せず)
から供給される圧縮空気を貯蔵する。勿論、その圧力ダ
ンパー12は、その左右のフレーム31,31の何れか
一方に固定的に支持されてもよい。
【0011】その調圧手段13は、電磁圧力調整バルブ
が使用され、そして、そのプロテクション・バルブ17
の下流でその別の空気圧配管19に配置されてソレノイ
ド・コイル22をそのコントローラ14の出力回路に電
気的に接続され、そして、そのコントローラ14で動作
されてそのエア・タンクからそのエア・スプリング11
およびサージ・タンク12に供給される圧縮空気を調整
し、そして、そのエア・スプリング11内の圧力をその
トラック30の積載量に応じて制御する。すなわち、こ
の電磁圧力調整バルブ13は、そのコントローラ14で
動作され、そのトラック30の積載量に応じてその供給
される圧縮空気を調節してそのエア・スプリング11内
の圧力を調整し、そして、そのエア・スプリング11に
設定荷重、所謂、設定された力を発生させる。
が使用され、そして、そのプロテクション・バルブ17
の下流でその別の空気圧配管19に配置されてソレノイ
ド・コイル22をそのコントローラ14の出力回路に電
気的に接続され、そして、そのコントローラ14で動作
されてそのエア・タンクからそのエア・スプリング11
およびサージ・タンク12に供給される圧縮空気を調整
し、そして、そのエア・スプリング11内の圧力をその
トラック30の積載量に応じて制御する。すなわち、こ
の電磁圧力調整バルブ13は、そのコントローラ14で
動作され、そのトラック30の積載量に応じてその供給
される圧縮空気を調節してそのエア・スプリング11内
の圧力を調整し、そして、そのエア・スプリング11に
設定荷重、所謂、設定された力を発生させる。
【0012】その設定荷重、すなわち、そのエア・スプ
リング11が発生する荷重は、積載率と駆動軸重との関
係から決定される。勿論、その荷重は、通常のタンデム
・アクスル・トラニオン型リア・サスペンションを使用
する現在のトラックに比べて優れた発進性が得られると
ころで設定される。
リング11が発生する荷重は、積載率と駆動軸重との関
係から決定される。勿論、その荷重は、通常のタンデム
・アクスル・トラニオン型リア・サスペンションを使用
する現在のトラックに比べて優れた発進性が得られると
ころで設定される。
【0013】そのコントローラ14は、予めメモリに荷
重設定パターンを入力したマイクロ・コンピュータを含
んで構成され、入力回路をその荷重センサ23および圧
力センサ24に、出力回路をその電磁圧力調整バルブ1
3のソレノイド・コイル22にそれぞれ電気的に接続
し、そして、その荷重センサ23で得られるそのトラッ
ク30の荷重情報とその圧力センサ24で得られるその
エア・スプリング11およびサージ・タンク12の空気
圧とを入力して比較し、そして、その荷重設定パターン
に照合し、その荷重設定パターンから出力電流を読み取
り、その読み取られた出力電流をその電磁圧力調整バル
ブ13に流してその電磁圧力調整バルブ13を開閉し、
そして、絞り制御しあるいは開き制御し、そのエア・ス
プリング11およびサージ・タンク12に供給される圧
縮空気を制御してそのトラック30の積載量に応じてそ
のエア・スプリング11内の圧力を調整し、そして、そ
のエア・スプリング11に荷重を持上げ方向に発生させ
る。
重設定パターンを入力したマイクロ・コンピュータを含
んで構成され、入力回路をその荷重センサ23および圧
力センサ24に、出力回路をその電磁圧力調整バルブ1
3のソレノイド・コイル22にそれぞれ電気的に接続
し、そして、その荷重センサ23で得られるそのトラッ
ク30の荷重情報とその圧力センサ24で得られるその
エア・スプリング11およびサージ・タンク12の空気
圧とを入力して比較し、そして、その荷重設定パターン
に照合し、その荷重設定パターンから出力電流を読み取
り、その読み取られた出力電流をその電磁圧力調整バル
ブ13に流してその電磁圧力調整バルブ13を開閉し、
そして、絞り制御しあるいは開き制御し、そのエア・ス
プリング11およびサージ・タンク12に供給される圧
縮空気を制御してそのトラック30の積載量に応じてそ
のエア・スプリング11内の圧力を調整し、そして、そ
のエア・スプリング11に荷重を持上げ方向に発生させ
る。
【0014】その荷重センサ23は、ひずみゲージが使
用され、その駆動後前車軸34および従動後後車軸35
にそれぞれ接着されてそのコントローラ14の入力回路
に電気的に接続され、そして、それら駆動後前車軸34
および従動後後車軸35の軸重量を検出して電気的信号
でそのコントローラ14に与える。勿論、この荷重セン
サ23は、その駆動輪36および従動輪37のタイヤの
空気圧を検出する圧力センサが活用可能であり、また、
その駆動後前車軸34および従動後後車軸35のそれぞ
れに配置されて車高値から軸重量、すなわち、積載重量
を検出する車高センサが活用可能である。
用され、その駆動後前車軸34および従動後後車軸35
にそれぞれ接着されてそのコントローラ14の入力回路
に電気的に接続され、そして、それら駆動後前車軸34
および従動後後車軸35の軸重量を検出して電気的信号
でそのコントローラ14に与える。勿論、この荷重セン
サ23は、その駆動輪36および従動輪37のタイヤの
空気圧を検出する圧力センサが活用可能であり、また、
その駆動後前車軸34および従動後後車軸35のそれぞ
れに配置されて車高値から軸重量、すなわち、積載重量
を検出する車高センサが活用可能である。
【0015】その圧力センサ24は、その電磁圧力調整
バルブ13の下流でその別の空気圧配管19に配置され
てそのコントローラ14の入力回路に電気的に接続さ
れ、そして、そのエア・シリンダ11およびサージ・タ
ンク12内の空気圧を検出して電気信号でそれをそのコ
ントローラ14に与える。
バルブ13の下流でその別の空気圧配管19に配置され
てそのコントローラ14の入力回路に電気的に接続さ
れ、そして、そのエア・シリンダ11およびサージ・タ
ンク12内の空気圧を検出して電気信号でそれをそのコ
ントローラ14に与える。
【0016】次に、その上述の軸重分配装置10の動作
について説明する。今、そのトラック30が空車で走行
されると、そのコントローラ14は、その荷重センサ2
3で得られるそのトラック30の荷重情報とその圧力セ
ンサ24で得られるそのエア・スプリング11およびサ
ージ・タンク12の空気圧とを電気信号でそれぞれ入力
して比較し、そして、その荷重設定パターンに照合して
その荷重設定パターンから出力電流を読み取り、そし
て、その読み取られた出力電流をその電磁圧力調整バル
ブ13のソレノイド・コイル22に流す。
について説明する。今、そのトラック30が空車で走行
されると、そのコントローラ14は、その荷重センサ2
3で得られるそのトラック30の荷重情報とその圧力セ
ンサ24で得られるそのエア・スプリング11およびサ
ージ・タンク12の空気圧とを電気信号でそれぞれ入力
して比較し、そして、その荷重設定パターンに照合して
その荷重設定パターンから出力電流を読み取り、そし
て、その読み取られた出力電流をその電磁圧力調整バル
ブ13のソレノイド・コイル22に流す。
【0017】そのようにして、その出力電流が、そのソ
レノイド・コイル22に与えられるので、その電磁圧力
調整バルブ13は動作されてそのエア・スプリング11
およびサージ・タンク12間に流れる圧縮空気が調整さ
れ、そして、そのエア・スプリング11には圧力がその
トラック30の積載量、すなわち、空車に相応するとこ
ろに調整されたところの荷重が発生される。
レノイド・コイル22に与えられるので、その電磁圧力
調整バルブ13は動作されてそのエア・スプリング11
およびサージ・タンク12間に流れる圧縮空気が調整さ
れ、そして、そのエア・スプリング11には圧力がその
トラック30の積載量、すなわち、空車に相応するとこ
ろに調整されたところの荷重が発生される。
【0018】そのエア・スプリング11は、その発生荷
重をその従動後後車軸35に持上げ方向にかけ、そし
て、その荷重分をその駆動後前車軸34に移動させて負
担させる。そのようにして、その駆動後前車軸34には
そのエア・スプリング11によって発生されるところの
その荷重によって軸重が増加されて必要な軸重が確保さ
れる。その結果、その駆動後前車軸34および従動後後
車軸35の分担荷重が積載量に適合され、そのトラック
30は、走行条件、道路条件、および路面条件などに適
合され、例えば、滑り易い路面、でこぼこ道路、坂道な
どにおいてその駆動輪36,36のスリップが抑制され
て確実に走行可能になり、また、発進時、駆動力が確保
されて発進が有利になる。
重をその従動後後車軸35に持上げ方向にかけ、そし
て、その荷重分をその駆動後前車軸34に移動させて負
担させる。そのようにして、その駆動後前車軸34には
そのエア・スプリング11によって発生されるところの
その荷重によって軸重が増加されて必要な軸重が確保さ
れる。その結果、その駆動後前車軸34および従動後後
車軸35の分担荷重が積載量に適合され、そのトラック
30は、走行条件、道路条件、および路面条件などに適
合され、例えば、滑り易い路面、でこぼこ道路、坂道な
どにおいてその駆動輪36,36のスリップが抑制され
て確実に走行可能になり、また、発進時、駆動力が確保
されて発進が有利になる。
【0019】また、そのトラック30が、定積の50
%、すなわち、中積載で走行されると、そのコントロー
ラ14は、その荷重センサ23で得られるそのトラック
30の荷重情報とその圧力センサ24で得られるそのエ
ア・スプリング11およびサージ・タンク12内の空気
圧とを電気信号でそれぞれ入力して比較し、そして、そ
の荷重設定パターンに照合してその荷重設定パターンか
ら出力電流を読み取り、そして、その読み取られた出力
電流をその電磁圧力調整バルブ13のソレノイド・コイ
ル22に流す。
%、すなわち、中積載で走行されると、そのコントロー
ラ14は、その荷重センサ23で得られるそのトラック
30の荷重情報とその圧力センサ24で得られるそのエ
ア・スプリング11およびサージ・タンク12内の空気
圧とを電気信号でそれぞれ入力して比較し、そして、そ
の荷重設定パターンに照合してその荷重設定パターンか
ら出力電流を読み取り、そして、その読み取られた出力
電流をその電磁圧力調整バルブ13のソレノイド・コイ
ル22に流す。
【0020】その出力電流がそのソレノイド・コイル2
2に与えられるので、その電磁圧力調整バルブ13は、
前述に同様に動作され、具体的には、給気動作、排気動
作あるいは保持動作の何れかで動作され、そして、その
給気動作および排気動作では絞り動作が伴なわれてその
エア・スプリング11およびサージ・タンク12に供給
され、また、そのエア・スプリング11およびサージ・
タンク12から大気中に排出される圧縮空気を調整し、
そのエア・スプリング11内の圧力をそのトラック30
の中積載に相応するところに調整し、そして、そのエア
・スプリング11にその相応の荷重を発生させる。
2に与えられるので、その電磁圧力調整バルブ13は、
前述に同様に動作され、具体的には、給気動作、排気動
作あるいは保持動作の何れかで動作され、そして、その
給気動作および排気動作では絞り動作が伴なわれてその
エア・スプリング11およびサージ・タンク12に供給
され、また、そのエア・スプリング11およびサージ・
タンク12から大気中に排出される圧縮空気を調整し、
そのエア・スプリング11内の圧力をそのトラック30
の中積載に相応するところに調整し、そして、そのエア
・スプリング11にその相応の荷重を発生させる。
【0021】そのエア・スプリング11は、その発生荷
重をその従動後後車軸35に持上げ方向にかけ、そし
て、その荷重分をその駆動後前車軸34に移動させて負
担させる。そのようにして、その駆動後前車軸34には
そのエア・スプリング11によって発生されるところの
その荷重によって軸重が増加されて必要な軸重が確保さ
れる。その結果、その駆動後前車軸34および従動後後
車軸35の分担荷重が積載量に適合され、そのトラック
30は、走行条件、道路条件、および路面条件などにお
いてその駆動輪36,36のスリップが抑制されて確実
に走行可能になり、また、発進時にも駆動力が確保され
て発進が有利になる。勿論、この中積載時には、そのエ
ア・スプリング11が発生する荷重は、空車時のそれよ
りも大きな値に設定され、そして、車両重量または車両
重量および積載量の和に対する駆動後前車軸34の分担
荷重の比率がほぼ同じ程度に良好に保たれるところであ
る。
重をその従動後後車軸35に持上げ方向にかけ、そし
て、その荷重分をその駆動後前車軸34に移動させて負
担させる。そのようにして、その駆動後前車軸34には
そのエア・スプリング11によって発生されるところの
その荷重によって軸重が増加されて必要な軸重が確保さ
れる。その結果、その駆動後前車軸34および従動後後
車軸35の分担荷重が積載量に適合され、そのトラック
30は、走行条件、道路条件、および路面条件などにお
いてその駆動輪36,36のスリップが抑制されて確実
に走行可能になり、また、発進時にも駆動力が確保され
て発進が有利になる。勿論、この中積載時には、そのエ
ア・スプリング11が発生する荷重は、空車時のそれよ
りも大きな値に設定され、そして、車両重量または車両
重量および積載量の和に対する駆動後前車軸34の分担
荷重の比率がほぼ同じ程度に良好に保たれるところであ
る。
【0022】さらに、そのトラック30が定積で走行さ
れると、そのコントローラ14は、その荷重センサ23
からそのトラック30の荷重情報を、その圧力センサ2
4からそのエア・スプリング11およびサージ・タンク
12内の空気圧をそれぞれ電気信号で入力して比較し、
そして、その荷重設定パターンに照合してその荷重設定
パターンから出力電流を読み取る。この場合、そのエア
・スプリング11に発生させる力、すなわち、荷重の設
定値は、そのエア・スプリング11の耐久性に影響を及
ぼさない範囲で低い圧力に決められ、そして、それがそ
の荷重設定パターンに含められている。したがって、そ
の電磁圧力調整バルブ13はその低い圧力になるまでそ
のソレノイド・コイル22に電流が流れて排気動作を行
なう。
れると、そのコントローラ14は、その荷重センサ23
からそのトラック30の荷重情報を、その圧力センサ2
4からそのエア・スプリング11およびサージ・タンク
12内の空気圧をそれぞれ電気信号で入力して比較し、
そして、その荷重設定パターンに照合してその荷重設定
パターンから出力電流を読み取る。この場合、そのエア
・スプリング11に発生させる力、すなわち、荷重の設
定値は、そのエア・スプリング11の耐久性に影響を及
ぼさない範囲で低い圧力に決められ、そして、それがそ
の荷重設定パターンに含められている。したがって、そ
の電磁圧力調整バルブ13はその低い圧力になるまでそ
のソレノイド・コイル22に電流が流れて排気動作を行
なう。
【0023】そして、そのエア・スプリング11は荷重
を持上げ方向に発生しなくなるので、そのタンデム・ア
クスル・トラニオン型リア・サスペンション39は通常
に機能する。しかし、この定積で走行されるところのそ
のトラックは、その駆動後前車軸34に必要な軸重が確
保される。そのように、積載量に応じて調整される圧力
を活用する荷重をその従動後後車軸35に持上げ方向に
かけ、そして、その荷重分をその駆動後前車軸34に移
動させて負担させることによってその駆動後前車軸34
および従動後後車軸35の分担荷重が積載量に適合され
るので、そのタンデム・アクスル・トラニオン型リア・
サスペンション39が、その積載量をその駆動後前車軸
34および従動後後車軸35に均等にかけるところで設
計可能になり、その結果、そのタンデム・アクスル・ト
ラニオン型リア・サスペンション39は、そのトラック
30に車両総重量を増加可能にする。
を持上げ方向に発生しなくなるので、そのタンデム・ア
クスル・トラニオン型リア・サスペンション39は通常
に機能する。しかし、この定積で走行されるところのそ
のトラックは、その駆動後前車軸34に必要な軸重が確
保される。そのように、積載量に応じて調整される圧力
を活用する荷重をその従動後後車軸35に持上げ方向に
かけ、そして、その荷重分をその駆動後前車軸34に移
動させて負担させることによってその駆動後前車軸34
および従動後後車軸35の分担荷重が積載量に適合され
るので、そのタンデム・アクスル・トラニオン型リア・
サスペンション39が、その積載量をその駆動後前車軸
34および従動後後車軸35に均等にかけるところで設
計可能になり、その結果、そのタンデム・アクスル・ト
ラニオン型リア・サスペンション39は、そのトラック
30に車両総重量を増加可能にする。
【0024】先に図面を参照して説明されたところのこ
の発明の特定された具体例から明らかであるように、こ
の発明の属する技術の分野における通常の知識を有する
者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(na
ture)および本質(substance)に由来
し、そして、それらを内在させると客観的に認められる
その他の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の
内容は、その発明の課題に相応してその発明の成立に必
須である。
の発明の特定された具体例から明らかであるように、こ
の発明の属する技術の分野における通常の知識を有する
者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(na
ture)および本質(substance)に由来
し、そして、それらを内在させると客観的に認められる
その他の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の
内容は、その発明の課題に相応してその発明の成立に必
須である。
【0025】
【発明の便益】上述から理解されるように、この発明の
後二軸車のリア・サスペンションに使用される軸重分配
方法は、加圧流体が積載量に応じて調整される圧力で圧
力ダンパーを経て供給される流体袋手段に発生される荷
重が、アクスル・ハンガーを経て後後車軸に持上げ方向
にかけられるので、この発明の後二軸車のリア・サスペ
ンションに使用される軸重分配方法では、後二軸の分担
荷重が許容荷重の範囲において積載量に適合されて分担
可能になり、その場合に、駆動車軸に軸重が増加可能に
なり、そして、空車ないし中積載時に、駆動力が確保さ
れて発進が有利になり、滑り易い路、でこぼこ道路、坂
道などにおいて駆動輪のスリップおよびそのスリップに
よるその駆動輪の空転が抑えられて発進および走行が確
実になり、そして、安全な走行が確保され、また、重積
載時に、その後二軸の分担荷重が各車軸に軸重オーバー
を回避して均等化可能になり、それに伴って、定積載量
が増加可能になり、さらに、その圧力ダンパーによって
その流体袋手段のばね定数が下げられて加圧流体がその
流体袋手段に給排される際、圧力変動が小さくでき、そ
して、それに伴ってサスペンションに影響する振動の発
生が抑制され、またさらに、流体昇降手段に発生する荷
重がばねの目玉部にかけられて荷重分担割合を変更する
方法に比べて荷重がそのばねの目玉部の強度による制限
から解放されてその後後車軸に持上げ方向に作用可能に
なって軸重分配が広い範囲で可能になり、また、固定軸
と車体との間に空気圧ばね手段を配置する軸重分散方法
に比べてその流体袋手段がその後後車軸とそのフレーム
との間の間隔に高さを制限されずに配置可能になってサ
スペンション・ストロークが、充分に吸収可能になり、
その結果、後二軸車にとって非常に有用で実用的であ
る。
後二軸車のリア・サスペンションに使用される軸重分配
方法は、加圧流体が積載量に応じて調整される圧力で圧
力ダンパーを経て供給される流体袋手段に発生される荷
重が、アクスル・ハンガーを経て後後車軸に持上げ方向
にかけられるので、この発明の後二軸車のリア・サスペ
ンションに使用される軸重分配方法では、後二軸の分担
荷重が許容荷重の範囲において積載量に適合されて分担
可能になり、その場合に、駆動車軸に軸重が増加可能に
なり、そして、空車ないし中積載時に、駆動力が確保さ
れて発進が有利になり、滑り易い路、でこぼこ道路、坂
道などにおいて駆動輪のスリップおよびそのスリップに
よるその駆動輪の空転が抑えられて発進および走行が確
実になり、そして、安全な走行が確保され、また、重積
載時に、その後二軸の分担荷重が各車軸に軸重オーバー
を回避して均等化可能になり、それに伴って、定積載量
が増加可能になり、さらに、その圧力ダンパーによって
その流体袋手段のばね定数が下げられて加圧流体がその
流体袋手段に給排される際、圧力変動が小さくでき、そ
して、それに伴ってサスペンションに影響する振動の発
生が抑制され、またさらに、流体昇降手段に発生する荷
重がばねの目玉部にかけられて荷重分担割合を変更する
方法に比べて荷重がそのばねの目玉部の強度による制限
から解放されてその後後車軸に持上げ方向に作用可能に
なって軸重分配が広い範囲で可能になり、また、固定軸
と車体との間に空気圧ばね手段を配置する軸重分散方法
に比べてその流体袋手段がその後後車軸とそのフレーム
との間の間隔に高さを制限されずに配置可能になってサ
スペンション・ストロークが、充分に吸収可能になり、
その結果、後二軸車にとって非常に有用で実用的であ
る。
【0026】また、この発明の後二軸車のリア・サスペ
ンションに使用される軸重分配装置は、後後車軸の後方
に隣接されて左右のフレーム間に固定的に取り付けられ
るクロス・ビーム・ブラケットと、その後後車軸に固定
的に取り付けられてそのクロス・ビーム・ブラケットよ
りも上方に先端を伸長するアクスル・ハンガーと、その
クロス・ビーム・ブラケット上に支持されてそのアクス
ル・ハンガーのその先端を載せ、そして、その後後車軸
に荷重を持上げ方向に作用する流体袋手段と、その流体
袋手段に連通される圧力ダンパーと、流体圧源からその
流体袋手段および圧力ダンパーに供給される加圧流体を
調整してその流体袋手段および圧力ダンパー内の圧力を
制御する調圧手段と、荷重センサから入力される荷重に
応じてその調圧手段を動作させてその流体袋手段内の圧
力を制御するコントローラとを含むので、この発明の後
二軸車のリア・サスペンションに使用される軸重分配装
置では、後二軸の分担荷重が許容荷重の範囲において積
載量に適合されて分配可能になり、その場合に、駆動車
軸に軸重が増加可能になり、そして、空車ないし中積載
時に、駆動力が確保されて発進が有利になり、滑り易い
路、でこぼこ道路、坂道などにおいて駆動輪のスリップ
およびそのスリップによるその駆動輪の空転が抑えられ
て発進および走行が確実になり、そして、安全な走行が
確保され、また、重積載時に、その後二軸の分担荷重が
各車軸に軸重オーバーを回避して均等化可能になり、そ
れに伴って、定積載量が増加可能になり、さらに、その
圧力ダンパーによってその流体袋手段のばね定数が下げ
られて加圧流体がその流体袋手段に給排される際、圧力
変動が小さくでき、そして、それに伴ってサスペンショ
ンに影響する振動の発生が抑制され、またさらに、流体
昇降手段に発生する荷重がばねの目玉部にかけられて荷
重分担割合を変更する装置に比べて荷重がそのばねの目
玉部の強度による制限から解放されてその後後車軸に持
上げ方向に作用可能になって軸重分配が広い範囲で可能
になり、また、固定軸と車体との間に空気圧ばね手段を
配置する軸重分散装置に比べてその流体袋手段がその後
後車軸とそのフレームとの間の間隔に高さを制限されず
に配置可能になってサスペンション・ストロークが、充
分に吸収可能になり、その結果、後二軸車にとって非常
に有用で実用的である。
ンションに使用される軸重分配装置は、後後車軸の後方
に隣接されて左右のフレーム間に固定的に取り付けられ
るクロス・ビーム・ブラケットと、その後後車軸に固定
的に取り付けられてそのクロス・ビーム・ブラケットよ
りも上方に先端を伸長するアクスル・ハンガーと、その
クロス・ビーム・ブラケット上に支持されてそのアクス
ル・ハンガーのその先端を載せ、そして、その後後車軸
に荷重を持上げ方向に作用する流体袋手段と、その流体
袋手段に連通される圧力ダンパーと、流体圧源からその
流体袋手段および圧力ダンパーに供給される加圧流体を
調整してその流体袋手段および圧力ダンパー内の圧力を
制御する調圧手段と、荷重センサから入力される荷重に
応じてその調圧手段を動作させてその流体袋手段内の圧
力を制御するコントローラとを含むので、この発明の後
二軸車のリア・サスペンションに使用される軸重分配装
置では、後二軸の分担荷重が許容荷重の範囲において積
載量に適合されて分配可能になり、その場合に、駆動車
軸に軸重が増加可能になり、そして、空車ないし中積載
時に、駆動力が確保されて発進が有利になり、滑り易い
路、でこぼこ道路、坂道などにおいて駆動輪のスリップ
およびそのスリップによるその駆動輪の空転が抑えられ
て発進および走行が確実になり、そして、安全な走行が
確保され、また、重積載時に、その後二軸の分担荷重が
各車軸に軸重オーバーを回避して均等化可能になり、そ
れに伴って、定積載量が増加可能になり、さらに、その
圧力ダンパーによってその流体袋手段のばね定数が下げ
られて加圧流体がその流体袋手段に給排される際、圧力
変動が小さくでき、そして、それに伴ってサスペンショ
ンに影響する振動の発生が抑制され、またさらに、流体
昇降手段に発生する荷重がばねの目玉部にかけられて荷
重分担割合を変更する装置に比べて荷重がそのばねの目
玉部の強度による制限から解放されてその後後車軸に持
上げ方向に作用可能になって軸重分配が広い範囲で可能
になり、また、固定軸と車体との間に空気圧ばね手段を
配置する軸重分散装置に比べてその流体袋手段がその後
後車軸とそのフレームとの間の間隔に高さを制限されず
に配置可能になってサスペンション・ストロークが、充
分に吸収可能になり、その結果、後二軸車にとって非常
に有用で実用的である。
【図1】後二軸に駆動後前車軸および従動後後車軸を使
用する大型トラックのタンデム・アクスル型リア・サス
ペンションに適用されるところのこの発明の後二軸車の
リア・サスペンションに使用される軸重分配装置の具体
例を一部断面して示した側面図である。
用する大型トラックのタンデム・アクスル型リア・サス
ペンションに適用されるところのこの発明の後二軸車の
リア・サスペンションに使用される軸重分配装置の具体
例を一部断面して示した側面図である。
【図2】図1に示されたその軸重分配装置を一部断面し
て後方から見た部分後面図である。
て後方から見た部分後面図である。
11 エア・スプリング 12 サージ・タンク 13 電磁圧力調整バルブ 14 コントローラ 15 クロス・ビーム・ブラケット 16 アクスル・ハンガー 17 プロテクション・バルブ 18 空気圧配管 19 空気圧配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−136605(JP,U) 実開 平4−131509(JP,U) 特公 平1−34164(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 1/00 - 25/00
Claims (8)
- 【請求項1】 後後車軸(35)の後方に隣接されて左
右のフレーム(31,31)間に固定的に取り付けられ
るクロス・ビーム・ブラケット(15)と、その後後車
軸(35)に固定的に取り付けられてそのクロス・ビー
ム・ブラケット(15)よりも上方に先端を伸長するア
クスル・ハンガー(16)と、そのクロス・ビーム・ブ
ラケット(15)上に支持されてそのアクスル・ハンガ
ー(16)のその先端を載せ、そして、その後後車軸
(35)に荷重を持上げ方向に作用する流体袋手段(1
1)と、その流体袋手段(11)に連通される圧力ダン
パー(12)と、流体圧源からその流体袋手段(11)
および圧力ダンパー(12)に供給される加圧流体を調
整してその流体袋手段(11)および圧力ダンパー(1
2)内の圧力を制御する調圧手段(13)と、荷重セン
サ(23)から入力される荷重に応じてその調圧手段
(13)を動作させてその流体袋手段(11)内の圧力
を制御するコントローラ(14)とを含む後二軸車のリ
ア・サスペンションに使用される軸重分配装置。 - 【請求項2】 その流体袋手段(11)が、エア・スプ
リングである請求項1に記載の後二軸車のリア・サスペ
ンションに使用される軸重分配装置。 - 【請求項3】 その圧力ダンパー(12)が、サージ・
タンクである請求項1に記載の後二軸車のリア・サスペ
ンションに使用される軸重分配装置。 - 【請求項4】 その流体袋手段(11)が、エア・スプ
リングであり、そして、その圧力ダンパー(12)が、
サージ・タンクである請求項1に記載の後二軸車のリア
・サスペンションに使用される軸重分配装置。 - 【請求項5】 後後車軸(35)の後方に隣接されて左
右のフレーム(31,31)間に固定的に取り付けられ
るクロス・ビーム・ブラケット(15)と、その後後車
軸(35)に固定的に取り付けられてそのクロス・ビー
ム・ブラケット(15)よりも上方に先端を伸長するア
クスル・ハンガー(16)と、そのクロス・ビーム・ブ
ラケット(15)上に支持されてそのアクスル・ハンガ
ー(16)のその先端を載せ、そして、その後後車軸
(35)に荷重を持上げ方向に作用する流体袋手段(1
1)と、その流体袋手段(11)に連通される圧力ダン
パー(12)と、流体圧源からその流体袋手段(11)
および圧力ダンパー(12)に供給される加圧流体を調
整してその流体袋手段(11)および圧力ダンパー(1
2)内の圧力を制御する調圧手段(13)と、空車時か
ら中積載時に荷重センサ(23)から入力される荷重に
応じてその調圧手段(13)を動作させてその流体袋手
段(11)内の圧力を制御するコントローラ(14)と
を含む後二軸車のリア・サスペンションに使用される軸
重分配装置。 - 【請求項6】 その流体袋手段(11)が、エア・スプ
リングである請求項5に記載の後二軸車のリア・サスペ
ンションに使用される軸重分配装置。 - 【請求項7】 その圧力ダンパー(12)が、サージ・
タンクである請求項5に記載の後二軸車のリア・サスペ
ンションに使用される軸重分配装置。 - 【請求項8】 その流体袋手段(11)が、エア・スプ
リングであり、そして、その圧力ダンパー(12)が、
サージ・タンクである請求項5に記載の後二軸車のリア
・サスペンションに使用される軸重分配装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32628193A JP3218577B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 後二軸車のリア・サスペンションに使用される軸重分配装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32628193A JP3218577B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 後二軸車のリア・サスペンションに使用される軸重分配装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07149133A JPH07149133A (ja) | 1995-06-13 |
JP3218577B2 true JP3218577B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=18186018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32628193A Expired - Fee Related JP3218577B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 後二軸車のリア・サスペンションに使用される軸重分配装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3218577B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100836395B1 (ko) * | 2006-12-08 | 2008-06-09 | 현대자동차주식회사 | 차량의 프론트 서스펜션 좌우 중량차 보정장치 |
KR100839159B1 (ko) * | 2007-05-14 | 2008-06-17 | 황필승 | 대형화물자동차의 축에 가해지는 하중 분배 시스템 |
CN107584981A (zh) * | 2017-09-07 | 2018-01-16 | 中国第汽车股份有限公司 | 一种重型商用车后平衡悬架系统车桥举升机构 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP32628193A patent/JP3218577B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07149133A (ja) | 1995-06-13 |
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