JP2958559B2 - 針状体移送装置 - Google Patents

針状体移送装置

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JP2958559B2
JP2958559B2 JP8875697A JP8875697A JP2958559B2 JP 2958559 B2 JP2958559 B2 JP 2958559B2 JP 8875697 A JP8875697 A JP 8875697A JP 8875697 A JP8875697 A JP 8875697A JP 2958559 B2 JP2958559 B2 JP 2958559B2
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正明 後藤
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PYASU GOSHIGAISHA
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科治療用のクレ
ンザーもしくはブローチ等の針状体製造ラインに於い
て、1本ずつ迅速かつ正確に針状体を包装工程等所要の
次工程へ移送することができる針状体移送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、歯科治療に用いられるクレンザー
もしくはブローチ等の針状体を1本ずつ自動的に包装す
る工程にあっては、多数本の針状体の中から1本ずつに
取り分けられた針状体が斜面を転がる等の方法により、
次の包装工程へと移送されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た針状体が斜面を転がる移送方法にあっては、針状体は
所望する位置に正確に到達し得なかった。これは、クレ
ンザーやブローチ等の針状体は単なる円筒形ではなく、
先端に向かって徐々に径が狭まる形状でかつ鬚と称され
る微細な突起を多く備えていることから、斜面を転がる
際に一定の転がり方をしないためであり、さらにクレン
ザーやブローチ等の針状体を転がすことは、歯科治療に
必要な突起が磨滅、損傷する虞れもあって決して好まし
いことではなかった。
【0004】そこで本発明にあっては、これらの課題を
解決すべく、歯科治療用のクレンザーもしくはブローチ
等の針状体を損傷させることなく、1本ずつ迅速かつ正
確に次工程へ移送することができる針状体移送装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の針状体移送装置は、回転する円板の周
部に基端部が回動自在に軸支される第1の作用杆、該第
1の作用杆の先端部に基端が軸方向に移動可能な隙間を
形成して回動自在に連結されるとともに軸受部材により
軸方向に往復動自在に支持されてなる第2の作用杆、該
第2の作用杆の先端に配設されてなり1本の針状体を挟
持すべく相対向する2枚の板体の先端の間隙が前記針状
体の直径よりも大径でかつ前記板体の基端部に向かって
板体間の間隙が前記針状体の直径よりも小径となるよう
にテーパー形状としてなる針状体挟持部材、該針状体挟
持部材における往復動の一方の死点に位置し上端部に1
本の針状体を載置して上下動することで前記針状体挟持
部材の2枚の板体間に前記針状体を持ち上げて挿入する
針状体押し上げ部材、前記針状体挟持部材における往復
動の他方の死点に位置し上下動して前記針状体挟持部材
が挟持する針状体に上方から当接して該針状体を下方に
離脱させる針状体離脱部材とからなり、前記第1の作用
杆が第2の作用杆を往復動付勢する死点において前記第
1の作用杆が前記軸方向の隙間分の距離を移動する間に
前記第2の作用杆を前記針状体挟持部材とともに停止さ
せ、その間に前記針状体押し上げ部材の上端部は前記針
状体挟持部材の先端部に針状体を挿入しかつ該先端部か
ら抜け出ることを特徴とするものである。
【0006】また、回転する円板と針状体押し上げ部材
と針状体離脱部材とは1個の駆動部材により連動させて
もよい。
【0007】また、針状体を歯科治療用のクレンザーも
しくはブローチとしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の針状体移送装置
1を示し、2はモータ等の回転駆動部材(図示せず)に
より一方向に連続して回転する円板、3は円板2の周部
に基端部が回動自在に軸支される第1の作用杆、4は第
1の作用杆3の先端部に基端が回動自在に連結されると
ともに、基台に固定された軸受部材5により軸方向に往
復動自在に支持される第2の作用杆、6は歯科治療に用
いられるクレンザーもしくはブローチ等の針状体、7は
第2の作用杆4の先端に配設され、1本の針状体6を挟
持すべく相対向する2枚の板体8の先端の間隙が針状体
6の直径よりも大径で、かつ板体8の基端部に向かって
板体8間の間隙が針状体6の直径よりも小径となるよう
にテーパー形状としてなる針状体挟持部材、9は針状体
挟持部材7における往復動の一方の死点に対応して位置
し、V溝を形成してなる上端部9aに1本の針状体6を
載置して上下動する針状体押し上げ部材、10は針状体
挟持部材7における往復動の他方の死点に対応して位置
し、上下動して針状体挟持部材7が挟持する針状体6に
上方から当接して針状体7を放下させる逆L字形状から
なる針状体離脱部材である。
【0009】図2は、第1の作用杆3と第2の作用杆4
の連結部11を示しており、第2の作用杆4の基端部に
設けた係合片4aには軸方向に長い長穴4bが穿設され
ている。第1の作用杆3には、この係合片4aを間隙を
設けて挟み込むように係合する溝部3aと、この溝部3
aを上下方向に貫通する穴部3bが設けられている。そ
して、第1の作用杆3の溝部3aに第2の作用杆4の係
合片4aを差し込み、ネジ11aを穴部3bと長穴4b
を挿通させナット11bに螺着させる。この状態におい
て、ネジ11aは長穴4bに対して軸方向に移動可能な
隙間を設けて遊嵌状態にて係合しており、これにより第
1の作用杆3により軸方向に往復駆動される第2の作用
杆4は、往復動の死点、すなわち往動から復動、及び復
動から往動に変化する点において、長穴4bの一端に位
置していたネジ11aが他端まで移動する間、停止する
ものである。
【0010】前記針状体押し上げ部材9は、図示しない
カム機構等の駆動部材を下方に備えて上下方向に往復動
を行い、針状体挟持部材7が最も円板2に接近する一方
の死点に対応する位置に設置される。そして、図4に示
すごとく、針状体挟持部材7がこの死点に位置するとき
に、針状体押し上げ部材9は上下動の上死点となるよう
にタイミングが設定されている。
【0011】針状体離脱部材10は、針状体挟持部材7
が最も円板2から離れる他方の死点に対応する位置に設
置され、前記針状体押し上げ部材9と同様にカム機構等
の駆動部材(図示せず)を下方に備えて上下方向に往復
動を行う。図1に示すごとく、針状体離脱部材10の上
部中央には、針状体挟持部材7が入り込むように凹欠さ
れるとともに、針状体6が当接する当接部分の下面には
手前から奥に向かって下降するテーパー面10aを形成
している。そして、図6に示すごとく、針状体挟持部材
7が前記他方の死点に位置するときに、針状体離脱部材
10は上下動の下死点、若しくは下死点の寸前となるよ
うにタイミングが設定されている。
【0012】このような構成からなる本発明の針状体移
送装置1について、一連の動作を図3〜図8に基づいて
以下に説明する。まず図3は、円板2の回転により第1
の作用杆3が右方向に牽引付勢され、この第1の作用杆
3に連結した第2の作用杆4も右方向に移動している。
このとき、1本の針状体6を上端部9aに載置した針状
体押し上げ部材9と、針状体離脱部材10は上方向に上
昇している。
【0013】図4は、円板2に軸支される第1の作用杆
3の基端部が、最も右方向に位置する状態、すなわち第
2の作用杆4の先端に配設された針状体挟持部材7が、
その往復動における右端の死点に位置する状態を示して
いる。そして、針状体挟持部材7が右端の死点に到達し
た直後に、図7(A)に示すごとく、針状体押し上げ部
材9は保持してなる針状体6を針状体挟持部材7の2つ
の板体8間の間隙に挿入し挟持させる。この際、第1の
作用杆3と第2の作用杆4の連結部11にあっては、図
7(B)に示すごとく、ネジ11aは第2の作用杆4の
長穴4bの右端に当接している。
【0014】つぎに、図7(B)の状態から円板2が少
し回転すると、第1の作用杆3は左方向へと移動する
が、図8(B)に示すごとく、ネジ11aは前記長穴4
bの左端に当接するまでの間、第2の作用杆4はネジ1
1aに押動付勢されることがなく、したがって針状体挟
持部材7は、図7(A)と同じ往復動における右端の死
点に位置し続ける。その間に針状体押し上げ部材9は、
図8(A)に示すごとく下降することにより、針状体挟
持部材7は針状体押し上げ部材9とぶつかることなく針
状体6を保持したまま移送することができる。
【0015】図5は、円板2の回転により第1の作用杆
3が左方向に押動付勢され、これにより針状体6を挟持
した針状体挟持部材7が左方向へと移動している。この
状態では、針状体押し上げ部材9はつぎの針状体を載置
係合すべく下降するとともに、針状体離脱部材10もこ
れと同様に下降している。そして、図6に示すごとく、
針状体挟持部材7が往復動における左端の死点に到達し
たとき、若しくはその直後に針状体離脱部材10が針状
体6を下方に押し下げて、下方に位置する受台12、若
しくはその上を走行する2つ折れ状の包装紙上に落下さ
せることで、包装工程等の次工程へと移行するものであ
る。
【0016】なお、針状体離脱部材10における針状体
6が当接する当接部分の下面を手前から奥に向かって下
降するテーパー面10aとした場合には、針状体6と針
状体離脱部材10の当接タイミングの設定に余裕ができ
る。すなわち、停止している針状体6を針状体離脱部材
10が上から押し下げる方法のみならず、ほぼ停止状態
の針状体離脱部材10における前記テーパー面10aに
対して針状体6が右から左へと当接することで、針状体
6がテーパー面10aに沿って押し下げられる方法とし
てもよいものである。
【0017】なお、上述した実施例にあっては、針状体
移送装置1における円板2と針状体押し上げ部材9と針
状体離脱部材10を、それぞれ別個の駆動部材を用いて
駆動させることも可能であるが、その場合には円板2、
針状体押し上げ部材9、針状体離脱部材10のそれぞれ
について位置、速度、起動・停止の連動等の各種設定・
制御を行う制御装置が必要となり、このためには多大な
費用や微妙な設定操作を要するものである。しかしなが
ら、本発明の針状体移送装置1にあっては、円板2、針
状体押し上げ部材9、針状体離脱部材10を各種ギヤと
カム等で連結し、これを1個のモータ等の回転駆動部材
により連動する構成とすることが可能となり、これによ
り一旦設定した各部材の位置、速度が相互に変化するこ
とがなく、起動・停止の連動がスムースに行える信頼性
の高い針状体移送装置が容易に得られるものである。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の針状体移送
装置によれば、従来のように針状体を転がして移送する
のではなく、1本ずつ針状体を保持して移送することが
できることから、歯科治療に用いられるクレンザーもし
くはブローチ等の針状体であっても、それらの先端に多
数形成された重要な微細な突起を磨滅、損傷させること
なく、針状体を包装工程等の次工程の所望する位置に迅
速かつ正確に移送することができ、これにより、針状体
を扱う作業工程における作業効率と品質の向上が一層図
られるものである。
【0019】また、回転する円板と針状体押し上げ部材
と針状体離脱部材とは1個の駆動部材により連動させる
ことで、一旦設定した円板、針状体押し上げ部材及び針
状体離脱部材についての位置、速度が相互に変化するこ
とがなく、起動・停止の連動がスムースに行える信頼性
の高い針状体移送装置が容易に得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の針状体移送装置の斜視図である。
【図2】本発明の針状体移送装置における第1の作用杆
と第2の作用杆の連結部を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の針状体移送装置の動作を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の針状体移送装置の動作を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の針状体移送装置の動作を示す説明図で
ある。
【図6】本発明の針状体移送装置の動作を示す説明図で
ある。
【図7】本発明の針状体移送装置の要部を示し、(A)
は針状体押し上げ部材における上下動の上死点の状態を
示す説明図、(B)は(A)の状態における第1の作用
杆と第2の作用杆の連結部を示す説明図である。
【図8】本発明の針状体移送装置の要部を示し、(A)
は針状体押し上げ部材における上下動の上死点から少し
下降した状態を示す説明図、(B)は(A)の状態にお
ける第1の作用杆と第2の作用杆の連結部を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 針状体移送装置 2 円板 3 第1の作用杆 4 第2の作用杆 4b 長穴 5 軸受部 6 針状体 7 針状体挟持部材 8 板体 9 針状体押し上げ部材 10 針状体離脱部材 11 連結部 11a ネジ 12 受台

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する円板の周部に基端部が回動自在
    に軸支される第1の作用杆、該第1の作用杆の先端部に
    基端が軸方向に移動可能な隙間を形成して回動自在に連
    結されるとともに軸受部材により軸方向に往復動自在に
    支持されてなる第2の作用杆、該第2の作用杆の先端に
    配設されてなり1本の針状体を挟持すべく相対向する2
    枚の板体の先端の間隙が前記針状体の直径よりも大径で
    かつ前記板体の基端部に向かって板体間の間隙が前記針
    状体の直径よりも小径となるようにテーパー形状として
    なる針状体挟持部材、該針状体挟持部材における往復動
    の一方の死点に位置し上端部に1本の針状体を載置して
    上下動することで前記針状体挟持部材の2枚の板体間に
    前記針状体を持ち上げて挿入する針状体押し上げ部材、
    前記針状体挟持部材における往復動の他方の死点に位置
    し上下動して前記針状体挟持部材が挟持する針状体に上
    方から当接して該針状体を下方に離脱させる針状体離脱
    部材とからなり、前記第1の作用杆が第2の作用杆を往
    復動付勢する死点において前記第1の作用杆が前記軸方
    向の隙間分の距離を移動する間に前記第2の作用杆を前
    記針状体挟持部材とともに停止させ、その間に前記針状
    体押し上げ部材の上端部は前記針状体挟持部材の先端部
    に針状体を挿入しかつ該先端部から抜け出ることを特徴
    とする針状体移送装置。
  2. 【請求項2】 回転する円板と針状体押し上げ部材と針
    状体離脱部材とは1個の駆動部材により連動させてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の針状体移送装置。
  3. 【請求項3】 針状体は歯科治療用のクレンザーもしく
    はブローチからなることを特徴とする請求項1記載の針
    状体移送装置。
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