JP2957968B2 - 海苔網の酸処理船および海苔の刈取り酸処理船 - Google Patents

海苔網の酸処理船および海苔の刈取り酸処理船

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JP2957968B2
JP2957968B2 JP9012501A JP1250197A JP2957968B2 JP 2957968 B2 JP2957968 B2 JP 2957968B2 JP 9012501 A JP9012501 A JP 9012501A JP 1250197 A JP1250197 A JP 1250197A JP 2957968 B2 JP2957968 B2 JP 2957968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海苔養殖場において海
面部分に展張されている海苔網に効果的な酸処理を施す
海苔網の酸処理船と、前記海苔網から海苔を自動的に刈
取るとともに効果的な酸処理を施す海苔の刈取り酸処理
船に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、海苔養殖は海苔網に浮子を取付
けて海面に浮かすように展張して錨で止める浮き流し方
式や海中に立設した支柱に海苔網を展張した支柱方式に
よって行なわれている。
【0003】このような海苔養殖においては、海苔網か
らの海苔の刈取りを能率良く行なう必要があり、本出願
人は特公昭60−52036号公報により、それまでの
刈取り方式の問題点を解決した海苔刈取り船を提案して
いる。すなわち動力推進機構により自力推進しながら、
先端部が海中に没入している前部案内部材を海面部分に
展張されている海苔網の下方へ入れて、自動的に海苔網
を海面から連続的に掬い上げ、船体に設けた刈取り機構
により海苔網から海苔を刈取ることにより、従来の問題
点を解消して、効率よく海苔の刈取りを行なうとともに
その省力化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、健康な海苔を育
成し、収穫率を向上させるために刈取り後の海苔網に酸
処理を施している。 従来の通常の酸処理方法は、海面
部に展張されている海苔網を、一旦船上に揚げて酸処理
槽中に所定時間浸漬させ、再び海面部に展張するもので
ある。この通常の方法では、海苔網を側綱等に結着して
おく紐等をゆるめたり結んだりしなければならず、作業
性が悪いものであった。
【0005】そのため、従来から船で海苔を刈取った後
に、当該船上で酸処理剤を海苔網に噴射したり、海苔網
を酸処理槽中を通過させたりして、酸処理を施してい
た。
【0006】しかしながら、この船上における従来の酸
処理方法においては、海苔網は酸処理を受けた後に短時
間で海水中に再展張されるため、十分な酸処理時間をか
けられず、前記した浸漬方法に比較して効果的な酸処理
はできなかった。
【0007】また、従来の船においては、その操舵室が
船体の前部または中央部に設けられていたため、海苔網
が案内部材に沿って船尾まで安定的に導かれているかを
確認しつつ操船するのが難しかった。特に、海上におい
て海苔網を支柱方式でなく浮き流し方式で養殖する場合
には、海苔網が船上において側方にずれ易いが、このず
れを確認しつつ海苔網が船体の上方に確実に位置するよ
うに操船するのが難かった。
【0008】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであり、船を利用して海苔を刈取った後の海苔網の酸
処理を自動的に効率よく行うことができ、しかも海苔網
の船上での監視を容易に行ないつつ操船することができ
る海苔網の酸処理船を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、海苔の刈取りを自動的に
効率良く行なうことができるとともに、酸処理も自動的
にしかも極めて効率的に施すことができ、しかも海苔網
の船上での監視を容易に行ないつつ操船することがで
き、省人、省力化をはかることのできる海苔の刈取り酸
処理船を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために請求項1に記載の海苔網の酸処理船の特徴は、動
力推進機構と、海苔網に対して酸処理を施す酸処理機構
と、海面部分に展張されている前記海苔網を前記船体の
船首部の上方へ導びく前部案内部材と、前記海苔網を前
記船体の船首部から後部へ導く上部案内部材と、酸処理
後の前記海苔網をその酸処理に有効な時間だけ空中に浮
上させた後に前記展張位置へ導びいて再び展張させる伸
縮自在な後部案内部材と、前記船体の後尾に設けられた
操舵室とを有する点にある。そして、このような構成を
採用したことにより、後部に位置する操舵室内で制御さ
れる動力推進機構により安定的に推進されて、前部案内
部材により海面部分に展張されている海苔網を船体上に
掬い上げ、操舵室内から船体上方の海苔網を目視しつつ
上部案内部材に沿って後方へ案内させている間に、酸処
理機構により海苔網に酸処理が施され、その後、海苔網
は後部案内部材により酸処理に有効な時間だけ空中に浮
上されて十分な酸処理作用を受けてから、海面部分に再
び展張される。
【0011】請求項2に記載の海苔網の酸処理船は、
求項1において、操舵室内に、動力推進機構と酸処理機
構の制御を行なう制御部を設けた点にある。そして、こ
のような構成を採用したことにより、操舵室内において
各種制御を行なうことができる。
【0012】請求項3に記載の海苔刈取り酸処理船は、
動力推進機構と、船体の上方へ導びかれた海苔網から海
苔を刈取る刈取り機構と、海苔の刈取り後に前記海苔網
に対して酸処理を施す酸処理機構と、海面部分に展張さ
れている前記海苔網を前記船体の船首部の上方へ導びく
前部案内部材と、前記海苔網を前記船体の船首部から後
部へ導く上部案内部材と、酸処理後の前記海苔網をその
酸処理に有効な時間だけ空中に浮上させた後に前記展張
位置へ導びいて再び展張させる伸縮自在な後部案内部材
と、前記船体の後部に設けられた操舵室とを有する点に
ある。そして、このような構成を採用したことにより、
後部に位置する操舵室内で制御される動力推進機構によ
り安定的に推進されて、前部案内部材により海面部分に
展張されている海苔網を船体上に掬い上げ、操舵室内か
ら船体上方の海苔網を目視しつつ上部案内部材に沿って
後方へ案内させている間に、酸処理機構により海苔網に
酸処理が施される。その後、海苔網は後部案内部材によ
り酸処理に有効な時間だけ空中に浮上されて十分な酸処
理作用を受けてから、海面部分に再び展張される。
【0013】請求項4に記載の海苔網の刈取り酸処理船
は、請求項3において、操舵室内に、動力推進機構と酸
処理機構の制御を行なう制御部を設けた点にある。そし
て、このような構成を採用したことにより、操舵室内に
おいて各種制御を行なうことができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の形態に
より説明する。
【0017】図1から図5は本発明の海苔網の酸処理船
の一実施の形態を示している。
【0018】本実施の形態は、浮き流しと称される養殖
方法に用いられる海苔網1に酸処理を施す場合を示して
いる。
【0019】この海苔網1は図示しない錨に繋留されて
いる多数の浮子2,2…に綱3をもって締結されて海面
に浮くようにして展張されている。
【0020】本実施の形態の海苔網の酸処理船は、船体
4に動力推進機構5を備えており、その船体4の上部に
は、パイプ状の案内部材6が設けられている。この案内
部材6は、前部案内部材7、上部案内部材8および後部
案内部材9に分割されている。そして前部案内部材7は
平面形状がU字型に形成されており、このU字型の弯曲
した先端は船首より一定の傾斜で海中に没し、他端は下
向きの脚10により甲板に立脚するとともに、前部案内
部材7の基部は、前記上部案内部材8にボルト11によ
り着脱自在および回動可能に取付けられている。また、
上部案内部材8は、船体4の左右舷側上方に、船体4の
軸線方向と平行に2本に配設されたパイプにより形成さ
れており、それら2本のパイプは、船体4の軸線方向と
直交する数本の桟12により相互に連結されるととも
に、脚13により船体4に固定されている。
【0021】そして、上部案内部材8は、前記前部案内
部材7により掬い上げられた海苔網1が円滑に船体後部
へ導びかれるように前部案内部材7と連続した曲線、も
しくは、直線を形成するように構成されている。
【0022】この上部案内部材8の後端部の左右両側に
は、それぞれ図3に示すような長手方向に伸縮自在な後
部案内部材9が固着されている。この後部案内部材9
は、複数本(本実施の形態では4本)の次第に小径とさ
れるパイプ14a,14b,14c,14dを同軸状に
入子式として伸縮自在に形成されており、最外側のパイ
プ14aを上部案内部材8の後端部に固着されている。
内側の3本のパイプ14b,14c,14dの先端下面
側には、それぞれ下端に浮子15bが固着されている剛
性のあるロッド15aの上端を螺着脱自在とするナット
体16が固着されている。最内側のパイプ14dの先端
には、図4に示すように、各パイプ14b,14c,1
4dを引出す際に海苔網1の側綱等に引掛けるフック1
8が軸19をもって枢着されており、このフック18と
パイプ14dの側面との間には、フック18に過大な力
が作用した時に同図時計方向に回動することを許容する
クリック機構20が介装されている。この後部案内部材
9の各パイプ14b,14c,14dの最大伸長時の全
長は、後述する酸処理機構25の部分において酸処理を
施された海苔網1が、少なくとも船の進行に伴って後部
案内部材9の後端部まで相対移動する間に、十分な酸処
理効果を施す時間だけ空中に浮上させることのできる長
さとされている。
【0023】また、各パイプ14b,14c,14dを
最大伸長状態から引戻すために各パイプ14a,…14
dの中心部にワイヤ17bを挿通させ、そのワイヤ17
bの一端を最内側のパイプ14dに固着し、ワイヤ17
bの他端を引戻し専用のモータ17に連結させている。
【0024】また、前記前部案内部材7、上部案内部材
8および後部案内部材9の幅は海苔網1の幅とほぼ同一
か、それよりも大きくするとよい。
【0025】前記前部案内部材7は前記のように、ボル
ト11部分において分割および回動可能とされている方
が、船の養殖場への往復時に、前部案内部材7を海中よ
り引上げることができ、海水の抵抗を受けることがな
く、また碇泊時における前部案内部材7の損傷、破壊を
防止する意味で好ましいが、分割せずに全てを固定して
おいても、酸処理作業には、本質的に問題はない。ま
た、前部案内部材7の先端形状はU字型に限らずV字型
など海面に浮かんでいる海苔網1を船体4の前進に伴な
い、円滑に掬い上げ得る形状であればよいので、特に限
定されるものではない。
【0026】前記上部案内部材8の船首傾斜部の後方に
は、海苔網1に酸処理を施す酸処理機構25が設けられ
ている。この酸処理機構25は上部案内部材8の幅全体
に亘って横架した酸処理パイプ26の多数の噴射孔27
より、海苔網1の下面側から酸処理液を噴射して酸処理
するように形成されている。この酸処理パイプ26へ
は、図5に示すように、船体4上に設けた酸処理液槽2
8からポンプ29により送給管30を通して酸処理液3
1が圧送されるようになっており、この酸処理液槽28
内の酸処理液31の酸濃度を所定値に保持するために酸
処理液31のpHを検出するpHセンサ32と、pHセンサ3
2の検出値に応じて酸剤を酸処理液槽28内へ供給する
酸剤供給系33と、海水やアルカリ溶液等の希釈液を酸
処理液槽28内へ供給する希釈液供給系34とが設けら
れている。
【0027】両供給系33,34は共に、酸液タンク3
5および希釈液タンク38内の酸および希釈液をポンプ
36,39により送給管37,40を通して酸処理液槽
28内へ必要量供給するようになっている。また、酸と
しては海苔の酸処理に用いられている無機酸、有機酸の
中から適宜に選出して調合したものを用いるとよい。ま
た、アルカリとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等を用いるとよい。また、船体4において、酸処理機
構25の酸処理パイプ26が設置された位置より船の進
行方向前後に亘って甲板を二重甲板として、使用した酸
処理液を回収できるように断面略矩形の槽50が形成さ
れており、必要に応じて循環用のポンプを設置し、酸処
理機構25の送給管30へ配管接続することにより、酸
処理液を循環使用することができるようにされている。
さらに、この槽50へ使用した酸処理液を回収するよう
にすることで、不必要に海へ酸処理液を垂れ流すことが
なく、公害の発生原因となることを防止することもでき
る。そして、船体4の中央部には収穫した海苔等を納め
る収納部24が、少なくとも酸処理液が混入するのを防
止するように酸処理機構25およびそれより船尾部と隔
離して設けられている。
【0028】この酸処理機構25の海苔網1の進行方向
下流位置には、海苔の細胞内への酸処理液31の浸透速
度を速くする浸透促進機構41が設けられている。この
浸透促進機構41は、図2および図6に示すように、上
部案内部材8の幅全体に亘って配設された浸透槽42の
浸透液43中に、走行する海苔網1を押えローラ機構4
4をもって上方より押えるようにして浸漬させるように
形成されている。この押えローラ機構44は軸部材45
にローラ46を回転自在に外装したものであり、軸部材
45の基端部を浸透槽42の架台部に枢着させ、起倒自
在に形成されている。浸透液43としては、酸処理液3
1が海苔の細胞膜を透して細胞内へ浸透するのを促進で
きるものであればよい。また、この浸透槽42内には超
音波発振体47が設けられている。この超音波発振体4
7は超音波をもって酸処理液31の海苔の細胞内への浸
透速度をさらに増速させ、かつ、海苔表面に付着してい
る汚れを洗浄する。
【0029】また、浸透促進機構41中にオゾン発生装
置等を配設して、葉体に付着している雑菌を殺菌する殺
菌機構48が設けられている。また、他の殺菌機構とし
ては、紫外線を海苔網1に照射するように形成してもよ
い。
【0030】さらに、船体4の最後尾には操舵室49が
設けられており、この操舵室49の高さは、海苔網1の
上部案内部材8上の走行を妨げないように、上部案内部
材8の高さより低くなっており、操舵室49内には、動
力推進機構5、刈取り機構21、酸処理機構25、超音
波発振体47、殺菌機構48の動作を指令管理する制御
部を備えており、全てこの操舵室49内で操作を行なう
ことが最も好ましいものである。
【0031】次に、本実施の形態による海苔網の酸処理
方法を説明する。
【0032】先ず、一方の前部案内部材7のみを前方に
延出させ、他方の1対の後部案内部材9は最短となるよ
うに収縮させておき、次に船体4を海苔網1の張設延長
方向より動力推進機構5を駆動して自力推進力により進
入させ、先端を海中に没入させた前部案内部材7により
海苔網1を海面から連続的に掬い上げ、船の自力前進に
伴い海苔網1を上部案内部材8に沿って船体後部へ導び
く。このとき、船体4の最後尾に設けられている操舵室
49から船体4の上方に位置している海苔網1を容易に
目視しつつ操船することにより海苔網1を上部案内部材
8に沿って船体後部へ良好に導びくことができる。さら
に、海苔網1の後端部が収縮状態の後部案内部材9の後
端部に達したら、パイプ14dの後端に取付けられてい
るフック18を海苔網1の側綱等に引掛け、海苔網1の
後方への相対移動に伴って後部案内部材9の各パイプ1
4d,14c,14bを順番に後方へ引出して行く。各
パイプ14d,14c,14bが最長に繰出されると、
フック18に過大な力が加わり、クリック機構20が外
れてフック18が軸19を中心として回動して、フック
18と海苔網1との係合が解かれる。以後は、海苔網1
だけが後方へ移動して行き、後部案内部材9の後端部か
ら再び海面に戻される。
【0033】その間に前部案内部材7に沿って移動する
海苔網1に対して酸処理機構25により酸処理を施し、
その後、後部案内部材9の後端部まで相対移動する間に
酸処理剤を海苔の細胞内に十分に浸透させ、また、葉体
に付着している雑菌を殺菌する。
【0034】本実施の形態における酸処理機構25によ
る酸処理は、酸処理パイプ26の各噴射孔27から噴射
される酸処理液が海苔網1の全幅に亘って均一に被着さ
れることとなり、処理むらが発生しない。また、酸処理
効果が極めて高いものとなり、さらにpHセンサ32、酸
剤供給系33および希釈液供給系34により酸処理剤の
pHを所定値に保持するため、常に良好な酸処理を施すこ
とができる。
【0035】さらに、本実施の形態においては、浸透促
進機構41により酸処理剤の海苔の細胞内への浸透速度
を大きくしているため、海苔網1が後部案内部材9の後
端部より海水中へ再没入されるまでの時間をさらに短縮
しても、十分な酸処理効果が発揮されることとなる。ま
た、超音波発振体47による洗浄作用および殺菌機構4
8による殺菌作用により、酸処理効果が一段と高められ
る。
【0036】このように本実施の形態においては、船体
4を推進させるだけで、前部案内部材7によって海水中
に展張されている海苔網1を船上に掬い上げ、効果的な
酸処理を自動的に施して、再び海水中に展張させること
ができ、海苔の収穫率を向上させるとともに、海苔の健
康的な育成を促がすことができ、作業効率を向上させ、
省人、省力化を図ることができる。しかも、操舵室49
が船体4の最後尾に設けられており、案内部材6の前部
案内部材7と上部案内部材8に案内されている海苔網1
の状態を目視しながら、海苔網1がずれないように操船
することができるし、また、案内部材6の後部案内部材
9に案内されている海苔網1についても近傍から目視し
て操船することができる。
【0037】さらに、本実施の形態においては、モータ
17によってワイヤ17bを巻戻すことにより、後部案
内部材9の各パイプ14b,14c,14dを最外側の
パイプ14a内に収納させることができ安全であり、し
かも各パイプ14b,14c,14dの最大伸長長さを
船体4の船長より自由に長くすることができるため、酸
処理を確実かつ有効に実行することができる。
【0038】また、本実施の形態においては、必要に応
じて適宜の刈取り機構を酸処理機構25の前に設置する
ことにより、海苔の刈取り船および海苔の刈取り酸処理
船として利用することもできる。
【0039】なお、前記実施の形態においては酸処理機
構25として酸処理液を海苔網1に噴射するようにした
が、例えば浸透促進機構41と同様にして海苔網1を酸
処理液中に浸着させるようにしたり、ローラにより酸処
理液を海苔網1に塗布するようにしてもよい。
【0040】つぎに、本発明の海苔の刈取り酸処理船の
実施の形態を図7から図9および図3から図6について
説明する。
【0041】本実施の形態は、浮き流しと称される養殖
方法に用いられる海苔網1から海苔を刈取るとともに酸
処理を施す場合を示しており、図1および図2に示され
る前記実施の形態に、図9に示される海苔の刈取り機構
21を設置して形成されている。
【0042】本実施の形態の刈取り酸処理船は、船体4
に動力推進機構5を備えており、その船体4の上部に
は、パイプ状の案内部材6が設けられている。この案内
部材6は、前部案内部材7、上部案内部材8および後部
案内部材9に分割されている。そして前部案内部材7は
平面形状がU字型に形成されており、このU字型の弯曲
した先端は船首より一定の傾斜で海中に没し、他端は下
向きの脚10により甲板に立脚するとともに、前部案内
部材7の基部は、前記上部案内部材8にボルト11によ
り着脱自在および回動可能に取付けられている。また、
上部案内部材8は、船体4の左右舷側上方に、船体4の
軸線方向と平行に2本に配設されたパイプにより形成さ
れており、それら2本のパイプは、船体4の軸線方向と
直交する数本の桟12により相互に連結されるととも
に、脚13により船体4に固定されている。
【0043】そして、上部案内部材8は、前記前部案内
部材7により掬い上げられた海苔網1が円滑に船体後部
へ導びかれるように前部案内部材7と連続した曲線、も
しくは、直線を形成するように構成されている。
【0044】この上部案内部材8の後端部の左右両側に
は、それぞれ図3に示すような長手方向に伸縮自在な後
部案内部材9が固着されている。この後部案内部材9
は、複数本(本実施の形態では4本)の次第に小径とさ
れるパイプ14a,14b,14c,14dを同軸状に
入子式として伸縮自在に形成されており、最外側のパイ
プ14aを上部案内部材8の後端部に固着されている。
内側の3本のパイプ14b,14c,14dの先端下面
側には、それぞれ下端に浮子15bが固着されている剛
性のあるロッド15aの上端を螺着脱自在とするナット
体16が固着されている。最内側のパイプ14dの先端
には、図4に示すように、各パイプ14b,14c,1
4dを引出す際に海苔網1の側綱等に引掛けるフック1
8が軸19をもって枢着されており、このフック18と
パイプ14dの側面との間には、フック18に過大な力
が作用した時に同図時計方向に回動することを許容する
クリック機構20が介装されている。この後部案内部材
9の各パイプ14b,14c,14dの最大伸長時の全
長は、後述する酸処理機構25の部分において酸処理を
施された海苔網1が、少なくとも船の進行に伴って後部
案内部材9の後端部まで相対移動する間に、十分な酸処
理効果を施す時間だけ空中に浮上させることのできる長
さとされている。
【0045】また、各パイプ14b,14c,14dを
最大伸長状態から引戻すために各パイプ14a,…14
dの中心部にワイヤ17bを挿通させ、そのワイヤ17
bの一端を最内側のパイプ14dに固着し、ワイヤ17
bの他端を引戻し専用のモータ17に連結させている。
【0046】また、前記前部案内部材7、上部案内部材
8および後部案内部材9の幅は海苔網1の幅とほぼ同一
か、それよりも大きくするとよい。
【0047】前記前部案内部材7は前記のように、ボル
ト11部分において分割および回動可能とされている方
が、船の養殖場への往復時に、前部案内部材7を海中よ
り引上げることができ、海水の抵抗を受けることがな
く、また碇泊時における前部案内部材7の損傷、破壊を
防止する意味で好ましいが、分割せずに全てを固定して
おいても、酸処理作業には、本質的に問題はない。ま
た、前部案内部材7の先端形状はU字型に限らずV字型
など海面に浮かんでいる海苔網1を船体4の前進に伴な
い、円滑に掬い上げ得る形状であればよいので、特に限
定されるものではない。
【0048】前記上部案内部材8の船首傾斜部の下方に
は、従来公知の刈取り機構21が設けられている。この
刈取り機構21は、例えば図9に示すように、電動機
(図示せず)などによって回転される軸22に、ほぼ前
部案内部材7と同一の幅を有するL字型の刃23を放射
状に取付け、そのL字型の刃23を回転させることによ
り海苔網1から垂れ下がる海苔を刈取るものである。こ
の刈取り機構21としては、他に2枚の円盤の外周間に
ピアノ線などの線材を張設したものを回転させることに
より、張設された線材で海苔を刈取っても良く、連続し
て刈取る機構であれば前記に限定されるものではない。
【0049】そして、船体4の中央部には収穫された海
苔を収穫する収納部24が後述する酸処理液が混入する
のを防止するように、酸処理機構25およびそれより船
尾部の甲板と隔離して設けられており、前記刈取り機構
で刈取られた海苔は、収納部24に納められる。
【0050】また、刈取り機構21の直後には海苔を刈
取られて水切り状態にある海苔網1に酸処理を施す酸処
理機構25が設けられている。この酸処理機構25は上
部案内部材8の幅全体に亘って横架した酸処理パイプ2
6の多数の噴射孔27より、海苔網1の下面側から酸処
理液を噴射して酸処理するように形成されている。この
酸処理パイプ26へは、図5に示すように、船体4上に
設けた酸処理液槽28からポンプ29により送給管30
を通して酸処理液31が圧送されるようになっており、
この酸処理液槽28内の酸処理液31の酸濃度を所定値
に保持するために酸処理液31のpHを検出するpHセンサ
32と、pHセンサ32の検出値に応じて酸剤を酸処理液
槽28内へ供給する酸剤供給系33と、海水やアルカリ
溶液等の希釈液を酸処理液槽28内へ供給する希釈液供
給系34とが設けられている。
【0051】両供給系33,34は共に、酸液タンク3
5および希釈液タンク38内の酸および希釈液をポンプ
36,39により送給管37,40を通して酸処理液槽
28内へ必要量供給するようになっている。また、酸と
しては海苔の酸処理に用いられている無機酸、有機酸の
中から適宜に選出して調合したものを用いるとよい。ま
た、アルカリとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等を用いるとよい。また、船体4において、酸処理機
構25の酸処理パイプ26が設置された位置より船の進
行方向前後に亘って甲板を二重甲板として、使用した酸
処理液を回収できるように断面略矩形の槽50が形成さ
れており、必要に応じて循環用のポンプを設置し、酸処
理機構25の送給管30へ配管接続することにより、酸
処理液を循環使用することができるようにされている。
さらに、この槽50へ使用した酸処理液を回収するよう
にすることで、不必要に海へ酸処理液を垂れ流すことが
なく、公害の発生原因となることを防止することもでき
る。
【0052】この酸処理機構25の海苔網1の進行方向
下流位置には、海苔の細胞内への酸処理液31の浸透速
度を速くする浸透促進機構41が設けられている。この
浸透促進機構41は、図6に示すように、上部案内部材
8の幅全体に亘って配設された浸透槽42の浸透液43
中に、走行する海苔網1を押えローラ機構44をもって
上方より押えるようにして浸漬させるように形成されて
いる。この押えローラ機構44は軸部材45にローラ4
6を回転自在に外装したものであり、軸部材45の基端
部を浸透槽42の架台部に枢着させ、起倒自在に形成さ
れている。浸透液43としては、酸処理液31が海苔の
細胞膜を透して細胞内へ浸透するのを促進できるもので
あればよい。また、この浸透槽42内には超音波発振体
47が設けられている。この超音波発振体47は超音波
をもって酸処理液31の海苔の細胞内への浸透速度をさ
らに増速させ、かつ、海苔表面に付着している汚れを洗
浄する。
【0053】また、浸透促進機構41中にオゾン発生装
置等を配設して、葉体に付着している雑菌を殺菌する殺
菌機構48が設けられている。また、他の殺菌機構とし
ては、紫外線を海苔網1に照射するように形成してもよ
い。
【0054】さらに、船体4の最後尾には操舵室49が
設けられており、この操舵室49内には、動力推進機構
5、刈取り機構21、酸処理機構25、超音波発振体4
7、殺菌機構48の動作を指令管理する制御部を備えて
おり、全てこの操舵室49内で操作を行なうことが最も
好ましいものである。
【0055】また、刈取った海苔を収納する収納部24
と酸処理機構25以後の各機構等との間は、図示しない
隔離板等により完全に隔離されている。
【0056】次に、本実施の形態による海苔の刈取り酸
処理方法を説明する。
【0057】先ず、一方の前部案内部材7のみを前方に
延出させ、他方の1対の後部案内部材9は最短となるよ
うに収縮させておき、次に船体4を海苔網1の張設延長
方向より動力推進機構5を駆動して自力推進力により進
入させ、先端を海中に没入させた前部案内部材7により
海苔網1を海面から連続的に掬い上げ、船の自力前進に
伴い海苔網1を上部案内部材8に沿って船体後部へ導び
く。このとき、船体4の最後尾に設けられている操舵室
49から船体4の上方に位置している海苔網1を容易に
目視しつつ操船することにより海苔網1を上部案内部材
8に沿って船体後部へ良好に導びくことができる。さら
に、海苔網1の後端部が収縮状態の後部案内部材9の後
端部に達したら、パイプ14dの後端に取付けられてい
るフック18を海苔網1の側綱等に引掛け、海苔網1の
後方への相対移動に伴って後部案内部材9の各パイプ1
4d,14c,14bを順番に後方へ引出して行く。各
パイプ14d,14c,14bが最長に繰出されると、
フック18に過大な力が加わり、クリック機構20が外
れてフック18が軸19を中心として回動して、フック
18と海苔網1との係合が解かれる。以後は、海苔網1
だけが後方へ移動して行き、後部案内部材9の後端部か
ら再び海面に戻される。
【0058】その間に前部案内部材7に沿って移動する
海苔網1から垂れ下がった海苔の葉体を刈取り機構21
により連続して刈取り収穫し、船体4の収納部24内に
収納し、続いて酸処理機構25により刈取り後の海苔網
1へ酸処理を施し、その後後部案内部材9の後端部まで
相対移動する間に酸処理剤を海苔の細胞内に十分に浸透
させ、また、葉体に付着している雑菌を殺菌する。
【0059】本実施の形態における酸処理機構25によ
る酸処理は、刈取り機構21による刈取りの直後である
ため、海苔網1は水切り状態にあり、酸処理パイプ26
の各噴射孔27から噴射される酸処理液が海苔網1の全
幅に亘って均一に被着されることとなり、処理むらが発
生しない。また、刈取り直後に酸処理を行なうものであ
るから、酸処理効果が極めて高いものとなり、さらにpH
センサ32、酸剤供給系33および希釈液供給系34に
より酸処理剤のpHを所定値に保持するため、常に良好な
酸処理を施すことができる。
【0060】さらに、本実施の形態においては、浸透促
進機構41により酸処理剤の海苔の細胞内への浸透速度
を大きくしているため、海苔網1が後部案内部材9の後
端部より海水中へ再没入されるまでの時間をさらに短縮
しても、十分な酸処理効果が発揮されることとなる。ま
た、超音波発振体47による洗浄作用および殺菌機構4
8による殺菌作用により、酸処理効果が一段と高められ
る。
【0061】このように本実施の形態においては、船体
4を推進させるだけで、前部案内部材7によって海水中
に展張されている海苔網1を船上に抄い上げ、海苔を自
動的に刈取り、さらに効果的な酸処理を自動的に施し
て、再び海水中に展張させることができ、海苔の収穫率
を向上させるとともに、海苔の健康的な育成を促がすこ
とができ、作業効率を向上させ、省人、省力化を図るこ
とができる。しかも、操舵室49が船体4の最後尾に設
けられており、案内部材6の前部案内部材7と上部案内
部材8に案内されている海苔網1の状態を目視しなが
ら、海苔網1がずれないように操船することができる
し、また、案内部材6の後部案内部材9に案内されてい
る海苔網1についても近傍から目視して操船することが
できる。
【0062】さらに、本実施の形態においては、モータ
17によってワイヤ17bを巻戻すことにより、後部案
内部材9の各パイプ14b,14c,14dを最外側の
パイプ14a内に収納させることができ安全であり、し
かも各パイプ14b,14c,14dの最大伸長長さを
船体4の船長より自由に長くすることができるため、酸
処理等を確実かつ有効に実行することができる。
【0063】また、本実施の形態においては、刈取り機
構21と酸処理機構25とを有しているために、必要に
応じていずれか一方の機構のみを稼働させて、海苔の刈
取り船または海苔網の酸処理船として利用することがで
き、一船で3役を果たすことができ、利用価値の高いも
のとなる。
【0064】なお、前記実施の形態においては酸処理機
構25として酸処理液を海苔網1に噴射するようにした
が、例えば浸透促進機構41と同様にして海苔網1を酸
処理液中に浸着させるようにしたり、ローラにより酸処
理液を海苔網1に塗布するようにしてもよい。
【0065】また、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明の海苔網の酸
処理船によれば、船を利用して海苔網への酸処理を自動
的にしかも極めて効率的に施すことができ、省人、省力
化を図ることができる。特に、操舵室が船体の後部に設
けられているので、案内部材に案内されている船体上方
の海苔網を目視しながら操船することができ、海苔網を
正規の位置に良好に導くことができる。
【0067】また、本発明の海苔の刈取り酸処理船によ
れば、船を利用して海苔の刈取りを自動的に効率良く行
なうことができるとともに、酸処理も自動的にしかも極
めて効率的に施すことができ、省人、省力化を図ること
のできる等という優れた効果を奏することができる。特
に、操舵室が船体の後部に設けられているので、案内部
材に案内されている船体上方の海苔網を目視しながら操
船することができ、海苔網を正規の位置に良好に導くこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の海苔網の酸処理船の一実施の形態を
示す側面図
【図2】 図1の平面図
【図3】 後部案内部材の拡大図
【図4】 パイプに取付けられたフックを示す分解斜視
【図5】 酸処理機構の構成図
【図6】 浸透促進機構の構成図
【図7】 本発明の海苔の刈取り酸処理船の一実施の形
態を示す側面図
【図8】 図7の平面図
【図9】 刈取り機構の縦断側面図
【符号の説明】
1 海苔網 4 船体 5 動力推進機構 6 案内部材 7 前部案内部材 8 上部案内部材 9 後部案内部材 21 刈取り機構 25 酸処理機構 41 浸透促進機構 47 超音波発振体 48 殺菌機構 49 操舵室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 44/02 A01G 33/02 101 A23L 1/337 103

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力推進機構と、海苔網に対して酸処理
    を施す酸処理機構と、海面部分に展張されている前記海
    苔網を前記船体の船首部の上方へ導びく前部案内部材
    と、前記海苔網を前記船体の船首部から後部へ導く上部
    案内部材と、酸処理後の前記海苔網をその酸処理に有効
    な時間だけ空中に浮上させた後に前記展張位置へ導びい
    て再び展張させる伸縮自在な後部案内部材と、前記船体
    の後部に設けられた操舵室とを有することを特徴とする
    海苔網の酸処理船。
  2. 【請求項2】 前記操舵室内には、前記動力推進機構と
    酸処理機構の制御を行なう制御部が設けられている請求
    項1に記載の海苔網の酸処理船。
  3. 【請求項3】 動力推進機構と、船体の上方へ導びかれ
    た海苔網から海苔を刈取る刈取り機構と、海苔の刈取り
    後に前記海苔網に対して酸処理を施す酸処理機構と、海
    面部分に展張されている前記海苔網を前記船体の船首部
    の上方へ導びく前部案内部材と、前記海苔網を前記船体
    の船首部から後部へ導く上部案内部材と、酸処理後の前
    記海苔網をその酸処理に有効な時間だけ空中に浮上させ
    た後に前記展張位置へ導びいて再び展張させる伸縮自在
    な後部案内部材と、前記船体の後部に設けられた操舵室
    とを有することを特徴とする海苔の刈取り酸処理船
  4. 【請求項4】 前記操舵室内には、前記動力推進機構と
    酸処理機構の制御を行なう制御部が設けられている請求
    項3に記載の海苔の刈取り酸処理船。
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