JP2957268B2 - シートカバー成形装置 - Google Patents

シートカバー成形装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、座席における立体形状のクッション材を
包着あるいは一体発泡成形するシートカバーを成形する
成形装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種のシートカバー1は第8図および第9図
に示すように、合成樹脂シート、ファブリック、レザー
等の表皮3にスラブウレタンパッド4と裏基布あるいは
ウレタンシート5とからなる複合体の表皮材2を所定の
形状に裁断した中央ピース2aとサイドピース2bと左右の
框ピース2cと後部ピース2dとが縫製6a,6b,7a,7b,8され
て同各縫製部6a,6b,7a,7b,8に意匠溝を有する所定形状
のシートカバー1に形成され、このシートカバー1を立
体形状のクッション材の密着状に包着あるいは一体発泡
成形することで、例えばシートクッション、シートバッ
ク等が形成されていた。
(解決しようとする課題) しかしながら、このシートカバー1は各ピース2a,2b,
2c,2dの裁断精度とこれらの縫製6a,6b,7a,7b,8の精度が
要求されるものであるが、手作業による部分が多いので
精度がだし難く、縫製精度が出ていないと、クッション
材に包着あるいは一体発泡成形したときにダブツキや意
匠溝のズレ等を生じて外観を悪化する問題点があり、複
雑な形状の縫製となるため人手に頼らざるを得ないので
熟練者を要する等の問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたも
ので、形状精度を均一化することのできるシートカバー
の成形装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記技術課題を解決するため、所定形状に
裁断された複数の表皮ピースを結合して同結合部に装飾
溝を有して所定形状のクッション材を包着あるいは一体
発泡成形するカバーシートの成形装置であって、前記ク
ッション材とほぼ同形状で中空部を有し、前記結合部の
パターンに沿ってスリット状の挿入溝を形成して同挿入
溝間に表皮ピースの載置部を区画形成したカバー成形型
と、前記カバー成形型の載置部と対向配設されて前記表
皮ピースを押圧固定可能に配設された押え部材を備えた
ピース押え機構と、前記挿入溝と対向配設されて前記表
皮ピースの接合代を同挿入溝へ挿入する挿入部材を備え
た表皮端末木目込み機構と、前記カバー成形型の中空部
内で前記挿入溝に沿って対向配設されて前記表皮ピース
の接合代を挾着溶融して結合する対をなす電極を備えた
ウエルド機構とより構成したシートカバー成形装置に存
する。
(作 用) 上記構成としたことにより各表皮ピースの接合代の部
分を一定した位置で溶融結合することができて、均一な
形状のシートカバーを成形することができる。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。なお、本実施例においては上記従来と同様の形状の
シートカバー11について説明する。
すなわち、このシートカバー11を構成する各表皮ピー
スは従来と同様に合成樹脂シート、ファブリック、レザ
ー等の表側にスラブウレタンパッドと裏基布あるいはウ
レタンシートとからなる複合体の表皮材を所定の接合代
sを有する所定の形状に裁断した中央ピース12と左右の
サイドピース13a,13bと左右の框ピース14a,14bと後部ピ
ース15とにより所定形状のシートカバー11に形成され、
これら各ピース12,13a,13b,14a,14b,15はその接合代s
が所定のパターンの接合部11a,11b,11a,11d,11eにおい
てカバー成形装置16により接合されて同接合部に沿って
装飾溝を有するシートカバー11が形成される。
このカバー成形装置16は、カバー成形型17とピース押
え機構22と表皮端末木目込み機構24と高周波ウエルド機
構26とより構成されている。
このカバー成形型17はシートカバー11により包着ある
いは一体発泡成形するクッション材の外形形状とほぼ同
形状で、図示水平状の主座部18、左右のサイド隆起部19
a,19bと同隆起部19a,19bに連続する框部20a,20bと主座
部18の後部には後部隆起部18aが形成されて図示下方に
開口する中空部17aを有する中空状台形状に形成され、
この各部18,18a,19a,19b,20a,20bの境となる各ピース1
2,13a,13b,14a,14b,15の接合部11a,11b,11c,11d,11eの
パターンに相当する部位に沿って所定の幅、すなわち接
合相互の接合代sを挿通可能とする幅を有するスリット
状の挿入溝21a,21b,21c,21d,21eが貫設されている。こ
の挿入溝21の上面側開口縁は第7図に示すように断面が
大きなR面21fに形成されて接合代sの挿入を容易に形
成されるとともに、これに連続して図示略垂直面21gが
形成されている。このように形成されたカバー成形型17
の主座部18、左右のサイド隆起部19a,19b、框部20a,20b
および後部隆起部18aに対応する上部および側部にはピ
ース押え機構22の押え部材23a,23b,23c,23d,23e(後部
隆起部18aに対応する押え部材は省略)が配設されると
ともに、押え部材23b,23cの押え面は隆起部19a,19bに倣
う凸曲面に形成され、他の部材23a,23d,23eの押え面は
主座部18および框部20a,20bに対応する水平状に設けら
れている。このように設けられた押え部材23a,23b,23c,
23d,23eは図示はしないが作動手段を介して各ピース12,
13a,13b,14a,14b,15の押え位置と待機位置とに移動可能
に設けられている。
また、25a,25b,25c,25d,25eは表皮端末木目込み機構2
4の挿入部材(挿入溝21eに対応する挿入部材は省略)で
あって、各ピース12,13a,13b,14a,14b,15の接合代sを
挿入溝21a,21b,21c,21d,21eに挿入するもので、各先端
は所定の長さ挿入可能に図示先細状に形成されて、図示
はしないが作動手段により各挿入溝21a,21b,21c,21d,21
eへの挿入位置と待機位置とに移動可能に配設されてい
る。
また、カバー成形型17の内部には高周波ウエルド機構
26が配設されている。この高周波ウエルド機構26はカバ
ー成形型に形成された各挿入溝21a,21b,21c,21d,21eに
沿って配設されるもので、各挿入溝21の中心としてそれ
ぞれ同各溝21に沿う所定長さの電極27a,27bが対向状に
して図示はしないが作動手段により、接離可能に設けら
れ手、挿入溝21より挿入された接合相互の接合代sを挾
持して溶着するもので、各電極27a,27bは高周波電源に
接続されている。
次に、上記のように設けられたカバー成形装置16によ
りシートカバー11を成形する場合について説明する。
このカバー成形装置16の運転初期にはピース押え機構
22の押え部材23a,23b,23c,23d,23e、表皮端末木目込み
機構24の挿入部材25a,25b,25c,25dおよび高周波ウエル
ド機構26の電極27a,27bは後退待機されている(第3図
参照)。この状態で各ピース各ピース12,13a,13b,14a,1
4b,15はそれぞれカバー成形型17の所定の位置に載置す
るとともに、各ピースに形成された隣接相互の接合代s
は図示のように挿入溝21a,21b,21c,21d,21eの部分に対
して重合状にして載置する。そして、同装置16を作動す
ると、先ず、押え部材23a,23b,23c,23d,23eが降下され
て対象とする各ピース12,13a,13b,14a,14b,15がそれぞ
れ押圧固定される(第4図参照)。これにより表皮端末
木目込み機構24の挿入部材25a,25b,25c,25dが作動降下
されて各ピース12,13a,13b,14a,14b,15の重合した接合
代sを押圧して同接合代sを挿入溝21a,21b,21c,21d,21
eに挿入する(第5図参照)。この接合代sはフラット
状の重合状態より第7図に示すように略T字形状に挿入
される。そして挿入部材25が上動退避されると同時に高
周波ウエルド機構26の各電極27a,27bが対向作動されて
挿入された各接合代sを両側より挾着し、通電されるこ
とでピースの例えば合成樹脂シートを発熱させて軟化溶
着され、電極27a,27bが後退することで所定形状に溶着
接合されたシートカバー11を取出すことができる(第6
図参照)。以下、上記の一連の作動により順次シートカ
バー11を成形することができる。この様にして成形され
たシートカバー11には接合部に沿って初期パターンの意
匠溝が形成されている。
本例シートカバー11は上記のように成形されるもので
あるから、各ピース12,13a,13b,14a,14b,15の裁断精度
が比較的ラフに裁断されたとしても、その接合代sが挿
入溝21のパターンに沿って配設された電極27a,27bによ
り接合するに足りる寸法を有すれば、電極27a,27bによ
りその所定の位置を溶着接合し得るものであるから、例
えば複雑な接合部パターンであっても常に安定した所定
形状のシートカバー11を成形することができたので、ク
ッション材に包着あるいは一体発泡成形した際にはシー
トカバー11がダブついたり、また、接合部11a,11b,11c,
11d,11eに沿って形成される装飾溝のズレ等の外観の不
具合を著減することができる。また、同装置16によるこ
とにより、縫製等の熟練者を必要とすること無く、省力
化および生産性の向上を計ることができる。
なお、上記実施例における高周波ウエルド機構26の電
極27a,27bの接合代sに対する接合位置を調整可能とす
ることで、深溝の装飾溝を成形することができる。ま
た、表皮ピースの表皮が発熱しにくい素材の場合には、
発熱し易い材料、例えば塩化ビニル、低融点ポリエステ
ル、ナイロン等からなるフイルム状あるいはパウダー状
の補助材を接合代s間に適宜手段により介在することで
発熱を助成して溶着することができる。また、表皮ピー
スの溶着は高周波溶着で例示したが、これに限定するも
のではなく、例えばホットメルト超音波溶着による構成
であってもよい。
(発明の効果) さて、本発明は上記構成としたことにより、表皮ピー
スの裁断精度が比較的ラフに裁断されたとしても、その
接合代が挿入溝のパターンに沿って配設された電極によ
り接合するに足りる寸法を有すれば、電極によりその所
定の位置を溶着接合し得るものであるから、例えば複雑
な接合部パターンであっても常に安定した所定形状のシ
ートカバーを成形することができたので、クッション材
に包着あるいは一体発泡成形した際にはシートカバーが
ダブついたり、また、接合部に沿って形成される装飾溝
のズレ等の外観の不具合を著減することができる。ま
た、同装置によることにより、縫製等の熟練者を必要と
すること無く、省力化および生産性の向上を計ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示し、第1図はシートカバ
ーの斜視図、第2図はカバー成形型の斜視図、第3図は
カバー成形装置の略体断面図、第4図ないし第6図は作
用説明図、第7図は挿入溝に部分の一部拡大断面図、第
8図および第9図は従来例である。 11……シートカバー 11a,11b,11c,11d,11e……接合部 12……中央ピース 13a,13b……サイドピース 14a,14b……框ピース 15……後部ピース 16……カバー成形装置 17……カバー成形型 17a……中空部 21a,21b,21c,21d,21e……挿入溝 22……ピース押え機構 23a,23b,23c,23d,23e……押え部材 24……表皮端末木目込み機構 25a,25b,25c,25d……挿入部材 26……高周波ウエルド機構 27a,27b……電極

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状に裁断された複数の表皮ピースを
    結合して同結合部に装飾溝を有して所定形状のクッショ
    ン材を包着あるいは一体発泡成形するシートカバーの成
    形装置であって、 前記クッション材とほぼ同形状で中空部を有し、前記結
    合部のパターンに沿ってスリット状の挿入溝を形成して
    同挿入溝間に表皮ピースの載置部を区画形成したカバー
    成形型と、 前記カバー成形型の載置部と対向配設されて前記表皮ピ
    ースを押圧固定可能に配設された押え部材を備えたピー
    ス押え機構と、 前記挿入溝と対向配設されて前記表皮ピースの接合代を
    同挿入溝へ挿入する挿入部材を備えた表皮端末木目込み
    機構と、 前記カバー成形型の中空部内で前記挿入溝に沿って対向
    配設されて前記表皮ピースの接合代を挾着溶融して結合
    する対をなす電極を備えたウエルド機構と、 とより構成したシートカバー成形装置。
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