JP2956773B2 - 光輝性装飾材 - Google Patents

光輝性装飾材

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JP2956773B2 JP21704789A JP21704789A JP2956773B2 JP 2956773 B2 JP2956773 B2 JP 2956773B2 JP 21704789 A JP21704789 A JP 21704789A JP 21704789 A JP21704789 A JP 21704789A JP 2956773 B2 JP2956773 B2 JP 2956773B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鞄、袋物、椅子等の家具の表装材、車輌用
シート、靴の胛被等を装飾するための装飾材であって、
ゴールド、シルバー、パール等の光輝感に富む意匠が付
与されてなる装飾材に関する。
〔従来の技術〕
従来より、光輝性装飾材としては、適宜の基材上に合
成樹脂からなる凹凸模様を形成し、当該凹凸模様の凸部
にアルミニウム等を含有する光輝性顔料を含むインクに
よる印刷を施し、当該凸部に光輝性を付与したものが知
られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記のような方法で光輝性装飾材を得る場
合に、インク中の光輝性顔料の粒径や粒度分布を種々選
定し、調整すると共に、その濃度を高くするなどして十
分な光輝性を発揮させることになるが、インク中に多量
の光輝性顔料を添加すると、インクの粘度上昇による作
業性の悪化や、確実な印刷ができないという新たな問題
が発生してしまうため、インク中の光輝性顔料の濃度に
は限度がある。
従って、上記のような方法で得られた光輝性装飾材
は、十分な光輝性を発揮するものとは言えないものであ
った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、インクの粘度上昇等の問題を発生させずに
十分な光輝性を発揮する光輝性装飾材を提供するもので
ある。
すなわち、本発明の要旨とするところは、基材上に、
光輝性模様部分と非光輝性模様部分とからなる模様層、
及び、模様層の光輝性模様部分の一部に重層する光輝性
模様を形成したことを特徴とする光輝性装飾材にある。
この基材として使用できるものとしては、例えば、
綿、スフ、ポリエステル、ポリアミド、ビニロン等の天
然繊維或いは合成繊維等からなる織布、不織布、編布等
の布帛の他、各種合成樹脂フィルム、シートが挙げられ
る。また、これらの基材上に、例えば非発泡ないし発泡
塩化ビニル系樹脂層などの合成樹脂層を形成した複合素
材を使用することもできる。更に、この基材としては、
合成皮革の製造において使用されている表面が平滑な、
或いは表面に天然皮革調の凹凸シボを形成した離型紙、
ポリエステルフィルム等の離型性フィルムなどの離型性
シートを使用することもできる。
この基材上に形成される装飾要素としての模様層は、
光輝性顔料を含むインクによる光輝性模様部分と光輝性
顔料を含まないインクによる非光輝性模様部分とからな
り、基材の全面或いは部分的に、平滑な模様として、或
いは凹凸状の模様として形成される。
この模様層を形成するインクは、この種装飾材におい
て模様層形成のために使用されているインクが使用で
き、例えば、塩化ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂、アク
リル系樹脂等の合成樹脂を主体とするものが挙げられ
る。かかるインクは、適宜の溶媒によって液状化された
ものの他、ペースト等のゾル化されたものであってもよ
い。また、このインクには、必要に応じ、DOP等の可塑
剤、着色剤、架橋剤、充填剤、安定剤、艶消し剤、艶出
し剤、防黴剤、発泡剤、発泡抑制剤、発泡促進剤等を添
加することもできる。
また、光輝性模様部分を形成するインクには、光輝性
顔料が添加されるが、この光輝性顔料としては、従来よ
り一般に使用されている光輝性顔料を使用することがで
き、例えば、アルミニウム粉末等を含有するゴールド、
シルバー、パール等の光輝感を有するもの、或いはこれ
に蛍光剤等が配合されたものが使用できる。
尚、この模様層を形成するに先立ち、基材表面に一層
ないし二層以上のいわゆるベタ層といわれる層を形成し
てもよい。このベタ層は、基材の隠蔽、模様の背景、凹
凸のある基材表面の平滑化等を目的として設けられるも
のであり、上記のインクを基材全面に塗布することによ
り得られるものである。
上記の模様層及びベタ層の形成は、グラビア印刷機、
スクリーン印刷機、ロータリースクリーン印刷機等の印
刷機やドクターナイフコーター、スクイズロールコータ
ー、リバースロールコーター等のコーターを用いて、上
記のインクを複数回印刷或いは塗布することにより行な
われるが、模様層の形成については特に、版深度の深い
グラビアロールを用いてのグラビア印刷、スクリーン印
刷機やロータリースクリーン印刷機を用いてのスクリー
ン印刷等により盛り上がりがあり、凹凸感にも富む模様
を形成するのが望ましい。
上記のようにして形成された模様層の上には、上記し
た模様層の光輝性模様部分を形成するのと同様の光輝性
顔料を含むインクによる光輝性模様が形成される。この
光輝性模様は、上記した模様層の光輝性模様部分の一部
に重層するが、完全には一致しないように、上記した印
刷機等を用いて形成されるものである。また、この光輝
性模様は、一層に限らず複数層形成させてもよい。
上記のようにして形成された模様層等は、その形成工
程中或いは形成後に、メカニカルエンボスを施したり、
発泡抑制剤や発泡促進剤を含むインクを利用したケミカ
ルエンボスを施したものであってもよい。
尚、基材として伸縮性を有するもの、例えば、メリヤ
スなどの編布を用いる場合には、上記のようにして直接
印刷すると、印刷の柄ずれが発生することが懸念され
る。このような印刷の柄ずれの発生を抑制するために
は、上記したような離型性シート上に模様層及び光輝性
模様を形成した転写シート(すなわち、基材として離型
性シートを使用した本発明の装飾材)を用い、この離型
性シート上に形成した模様層及び光輝性模様を、メリヤ
スなどの編布の上に転写するのが望ましい。
具体的には、離型性シート上に、上記したコーターや
印刷機を用いてベタ層を形成し、この上に上記のように
して模様層及び光輝性模様を形成して転写シートを作製
したのち、離型性シートを剥離してベタ層の裏面を外部
露出させ、メリヤスなどの編布の上に接着剤を用いるな
どして積層させる。
この接着剤としては、代表的な二液反応型などのウレ
タン系接着剤をはじめ、アクリル、酢酸ビニル、PVA、S
BR、NBR、CR、NR等の各種合成樹脂系や合成ゴム系の溶
剤型接着剤、エマルジョン型接着剤等が使用できる。
但し、耐熱性のない基材を使用する場合や、熱伸縮し
易いような基材を用いる場合には、接着剤の接着力を引
き出すために高温に加熱することを必要とする接着剤の
使用は避ける必要がある。例えば、塩化ビニル系樹脂の
発泡層が形成されたメリヤスを基材として使用する場
合、二次発泡によって発泡セルが潰れ、その結果厚みが
減少してしまうようなことを抑制するために、加熱を13
0℃以下に抑えるのが望ましい。また、このような条件
下でも十分な接着力を有する接着剤としては、二液反応
型のウレタン系接着剤が挙げられる。上記の塩化ビニル
系樹脂の発泡層が形成されたメリヤスを基材として使用
する場合においては、この二液反応型のウレタン系接着
剤の乾燥温度は80℃以下、特に好ましくは50℃以下で行
なうのが望ましく、更に、貼り合わせた後、50〜60℃程
度の温度で24時間以上熟成させて二液反応型のウレタン
系接着剤の反応を促進させるようにするのが望ましい。
〔作用〕
以上のような本発明の光輝性装飾材は、光輝性模様部
分に重層するようにして光輝性模様を形成した箇所が、
光輝性模様と重層していない光輝性模様部分等に比べて
輝度が著しく増大する。
〔実施例〕
以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
表面が平滑な離型性シート1上に、表1に示す配合の
ポリ塩化ビニルペーストからなるインクAを、ロータリ
ースクリーン印刷機を用いてベタ印刷し、加熱オーブン
中でゲル化させ、厚さ150μmのベタ層2を形成した。
次いで、インクA中の顔料を他の色相に替えて得たイ
ンクBを、ロータリースクリーン印刷機にて、ベタ層2
の一部が露出するような模様状に盛り上げ印刷し、加熱
オーブン中でゲル化させて、模様層3の一部となる非光
輝性模様部分4を形成した。
次に、表2に示す配合のポリ塩化ビニルペーストから
なるインクCを、ロータリースクリーン印刷機にて、非
光輝性模様部分4と同調させるが、完全には一致しない
ように盛り上げ印刷し、加熱オーブン中にてゲル化させ
て、模様層3の一部となる光輝性模様部分5を形成し
た。
更に、上記のインクCを、ロータリースクリーン印刷
機にて、光輝性模様部分5に同調させる(一部重層)
が、完全には一致しないように盛り上げ印刷し、加熱オ
ーブン中にてゲル化させて、光輝性模様部分5の一部に
重層した光輝性模様6を形成した。
このようにして得られた、離型性シート1上に、ベタ
層2、非光輝性模様部分4及び光輝性模様部分5とから
なる模様層3、光輝性模様部分5の一部に重層する光輝
性模様6を形成した転写シート7を、離型性シート1を
剥離しながら巻き取った。
一方、表3に示す配合からなる発泡性ポリ塩化ビニル
組成物を混練りした後、逆L字カレンダーに投入し、分
出しした厚さ0.2mmのシートを、伸縮性のあメリヤス布8
0上にトッピングした後、200℃の発泡炉中にて、トッピ
ングしたポリ塩化ビニルシートを発泡させ、巻き取っ
て、メリヤス布80上に発泡ポリ塩化ビニル層81を形成し
た基材8を作製した。
上記のようにして得られた基材8上に、架橋剤を配合
した樹脂固形分25重量%のトルエン−メチルエチルケト
ン混合溶媒溶液(トルエン/メチルエチルケトン=50/5
0)からなる二液反応型ウレタン系接着剤9をグラビア
印刷機を用いて塗布量が20g/m2となるように塗布し、50
℃で一分間乾燥した後、先の転写シート7から離型性シ
ート1を剥離したもののベタ層2の裏面を貼り合わせ、
更に、120℃の熱ドラムと圧着ラバーロールの間を通し
て、本発明の装飾材を得た。
得られた装飾材は、模様の歪みや柄ずれがなく、光輝
性模様部分5と光輝性模様6とが重層している部分は、
光輝性模様部分5及び光輝性模様6の重層していない箇
所に比べ、輝度が著しく増大(目視判断)していた。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明の装飾材は、光輝性模様部
分の一部に重層するようにして光輝性模様を形成させた
ことにより、この重層した箇所の輝度が著しく増大し、
極めて装飾効果に優れたものである。
しかも、光輝性模様部分や光輝性模様を形成するため
に使用するインクの粘度が上昇するなどといった製造上
の不都合もないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装飾材の製造に使用する転写シートの
例を示す断面図、第2図は、本発明の第1図に示す転写
シートを用いて製造した本発明装飾材を示す断面図であ
る。 1……離型性シート 2……ベタ層 3……模様層 4……非光輝性模様部分 5……光輝性模様部分 6……光輝性模様 7……転写シート 8……基材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に、光輝性顔料を含むインクによる
    光輝性模様部分と光輝性顔料を含まないインクによる非
    光輝性模様部分とからなる模様層、及び、模様層の光輝
    性模様部分の一部に重層する光輝性顔料を含むインクに
    よる光輝性模様を形成してなる光輝性装飾材。
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